JP2003027618A - 外断熱建築工法 - Google Patents
外断熱建築工法Info
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Abstract
高く、高い防水性能を発揮することが可能な、外断熱の
鉄筋コンクリート建築物の建築工法を提供することであ
る。 【解決手段】 板状の断熱材2の両面に平網で形成する
溶接金網3を配し、断熱材2を厚さ方向に貫通するラチ
ス線4によって、両面側の溶接金網3を断熱材2に一体
化した断熱立体金網1を、建築物の外壁面を覆うように
配置し、断熱立体金網1の外壁面側に溶接金網3を埋設
するようにモルタル層10を形成し、鉄筋コンクリート
建築物の躯体部分にコンクリートを打設する際、断熱立
体金網1を躯体部分の外壁面側の堰板として用いる。
Description
網を用いた鉄筋コンクリート建築物の外断熱建築工法に
関する。
は、合板等を堰板として用いて型枠を形成し、躯体部分
にコンクリートを打設することにより鉄筋コンクリート
建築物を形成する。(本明細書を通じて、この工法を合
板型枠工法という。)合板型枠工法においては、コンク
リートを所定の厚さ(または、高さ)で均一に施工する
ため、フォームタイ(R)と呼ばれる型枠締付部材や、
セパレータと呼ばれる間隔保持部材を用いて、相対する
堰板の間隔を一定に保ち、コンクリートを打設してい
る。
いられる外断熱建築工法においては、セメントボードに
断熱ボードを接着した複合ボードを型枠の一部として利
用する工法がある。(本明細書を通じて、この工法を複
合ボード打ち込み工法という。) 複合ボード打ち込み工法においては、複合ボードは型枠
合板より強度が小さいので、合板型枠工法に比べて多数
のフォームタイが使用され、フォームタイ外端には定着
処理が行われる。また、複合ボードは手作業で取り付け
られるため、小サイズのものとならざるを得ず、また、
外壁面に凹凸がある場合は、コーナー複合ボードと組み
合わせて使用する必要があり、これらの継ぎ目(目地と
いう。)が極めて多くなり、防水上、意匠上の難点とな
る。更に、複合ボードがずり下がるという懸念もある。
法においては、多数のフォームタイが使用されるため、
合板型枠工法に比べて施工手間がかかる上、フォームタ
イの使用数が増加した分だけ、ヒートブリッジ(断熱ラ
インがとぎれたところ。熱橋ともいう。)の数も増加す
ることになり、断熱性を低下させてしまう。また、長期
の使用によって、フォームタイにゆるみが生じ、複合ボ
ードがずり下がるおそれがある。更に、多数の複合ボー
ドを使用するので、それらの継ぎ目は多数の目地とな
り、見た目も悪く、コーキング材による目地処理を施し
ても、一体に施工された壁に比べると防水性能が劣って
しまう、という問題がある。
熱性が高く、強度が高く、高い防水性能を発揮すること
が可能な、鉄筋コンクリート建築物の外断熱建築工法を
提供することである。
め、請求項1記載の発明は、板状の断熱材2の両面に間
隔を開けて覆うように金網(具体的には、溶接金網3)
を配し、前記断熱材を厚さ方向に対して斜めに貫通する
ラチス線4によって前記金網同士を繋ぐとともに、前記
金網に前記断熱材2を固定した断熱材内蔵立体金網(具
体的には、断熱立体金網1)を用いて、外断熱の鉄筋コ
ンクリート建築物を構築する外断熱建築工法であって、
前記建築物の外壁面を覆うように前記断熱材内蔵立体金
網を配置するとともに、前記断熱材内蔵立体金網の外壁
面側に前記金網を埋設するようにモルタル等の硬化材層
(具体的には、モルタル層10)を形成し、かつ、前記
鉄筋コンクリート建築物の躯体部分にコンクリートを打
設する際に、前記躯体部分の外壁面側の堰板として、前
記建築物の外壁面を覆うように配置される前記断熱材内
蔵立体金網を用いること、を特徴とする。
立体金網は、図1〜図4に示すように、金網と断熱材が
ラチス線によって堅固に固定されているため、ずり下が
る懸念がない。鉄筋コンクリート建築物の外壁面側は、
硬化材層によって一体に形成されるため、目地を設ける
必要がないので、防水目地の施工コストを節約できる
上、見た目にもよい。鉄筋コンクリート建築物を柱や梁
等の構造体と力学的に分離して非耐力壁とするための構
造スリットを設けることも容易である。また、鉄筋コン
クリート建築物に設けた開口部に、サッシおよび窓枠を
取り付ける場合、サッシおよび窓枠を設置してから、硬
化材層を施工するため、従来工法のようなサッシアンカ
ーの接合やサッシ廻りのモルタル詰めの作業を必要とし
ない。
断熱建築工法において、前記断熱材内蔵立体金網を前記
躯体部分の外壁面側の堰板として用いる際に、前記躯体
部分にコンクリートを打設する前に、前記断熱材内蔵立
体金網の外壁面側にフォームタイの定着部を埋設する形
で所定厚さの硬化材層(具体的には、モルタル層10)
を形成すること、を特徴とする。
に示すように、コンクリート打設時にセパレータに作用
する引張力を断熱性の定着コーンで受け止め、かつ、断
熱材(具体的には、断熱材2)に作用するコンクリート
圧力を硬化材層が受け止めることができるので、硬化材
層側にはバタ材やフォームタイを必要としない。
断熱建築工法において、前記躯体部分を挟んで該断熱材
内蔵立体金網に対向して堰板(具体的には、合板5a)
を配置して、前記断熱材内蔵立体金網を前記躯体部分の
外壁面側の堰板として用いる際に、これら断熱材内蔵立
体金網及び堰板の間に配置されて間隔を保持する間隔保
持部材(具体的には、セパレータ12aまたはセパレー
タ12b)と、これら断熱材内蔵立体金網及び堰板を外
側から間隔保持部材に締め付けて固定する型枠締付部材
(具体的には、フォームタイ6a、6b)とを用い、こ
れら断熱材内蔵立体金網及び堰板を所定の間隔を開けた
状態に固定するとともに、前記断熱材内蔵立体金網を前
記型枠締付部材により外側から締め付けて前記間隔保持
部材に固定する際に、前記金網に当接する当接板(具体
的には、当接板7a)と、該当接板から前記金網の網目
を通って前記断熱材に当接する複数の支圧部材(具体的
には、ダボ7b)とを備える断熱材支圧部材7を介して
締め付けること、を特徴とする。
15に示すように、断熱材支圧部材が、金網に当接する
当接板と、当接板から金網の網目を通って、断熱材に当
接する複数の支圧部材とを備えることにより、断熱材と
金網との間隔を一定に保つことができ、型枠締付部材に
よる締め付け力を断熱材に直接伝えることができる。
いずれか一つに記載の外断熱建築工法において、前記躯
体部分を挟んで該断熱材内蔵立体金網に対向して堰板
(具体的には、合板5a)を配置して、前記断熱材内蔵
立体金網を外壁面側の堰板として用いる際に、これら断
熱材内蔵立体金網及び堰板の間に配置されてこれらの間
隔を保持する間隔保持部材(具体的には、セパレータ1
2aまたはセパレータ12b)を用いるとともに、前記
間隔保持部材が前記断熱材内蔵立体金網と前記堰板側の
少なくとも二つの分割部に分割されたものとし、これら
分割部同士を互いに間隔を開けた状態で断熱性を有する
接続部材(具体的には、断熱性のジョイナー11a)に
より接続することを特徴とする。
図15に示すように、断熱材内蔵立体金網側の分割部の
間隔を保持する間隔保持部材と、堰板側の分割部の間隔
を保持する間隔保持部材と、を接続する接続部材が、断
熱性を有することにより、間隔保持部材がヒートブリッ
ジとなって、断熱性が低下するのを防ぐことができる。
法の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明す
る。本発明は、後述する断熱立体金網1を建築物の外壁
面を覆うように配置し、断熱立体金網1の外壁面側に溶
接金網3を埋設するようにモルタル層10を形成し、鉄
筋コンクリート建築物の躯体部分にコンクリートを打設
する際、断熱立体金網1を躯体部分の外壁面側の堰板と
して用いる、外断熱の鉄筋コンクリート建築物を構築す
る外断熱建築工法である。
に、躯体部分の外壁面側の堰板として用いる断熱立体金
網1について説明する。図1の(a)は断熱立体金網1
の斜視図であり、(b)は断熱立体金網1の断面図であ
る。断熱立体金網1は発泡スチレンなどによる板状の断
熱材2の両面に平網で形成する溶接金網3を配し、断熱
材2を厚さ方向に貫通するラチス線4によって、両面側
の溶接金網3を断熱材2に一体化したものであり、これ
は工場などで所要サイズに量産される。両面側の溶接金
網3は、ラチス線4によって一体化しており、断熱材2
には交互に反対方向の傾斜を有するラチス線4が貫通し
ているので、位置がずれるという懸念がない。
て説明する。図2は、梁部および床部にコンクリートを
打設する際の型枠の構成を示したものである。型枠支保
工上に合板5bが据えられ、モルタル層10が形成され
た断熱立体金網1と、断熱立体金網1に対向するように
据えられた合板5aが、フォームタイ6b、断熱性の定
着コーン11a、断熱性のジョイナー11b等により保
持されて、梁部の型枠を形成している。床部の型枠は、
合板5cによって形成される。合板5bと断熱材2の間
には、溶接金網3よって隙間が生じるため、その隙間を
モルタル等によって塞いでから、躯体部分のコンクリー
ト打設部9にコンクリートを打設する。こうすることに
より、隙間からコンクリートが漏れるのを防ぐことがで
きる。
の型枠の構成を示したものである。モルタル層10が形
成された断熱立体金網1と、断熱立体金網1に対向する
ように据えられた合板5aが、フォームタイ6b、断熱
性の定着コーン11a、断熱性のジョイナー11b等に
より保持され、断熱立体金網1に垂直に据えられた合板
5bと合板5bが、フォームタイ6c、6c、コーン2
0、20等により保持されて、梁部の型枠を形成してい
る。合板5bが断熱材2に直に接するように、合板5b
の厚さに合わせて、溶接金網1の一部を切断してから、
躯体部分のコンクリート打設部9にコンクリートを打設
する。こうすることにより、隙間からコンクリートが漏
れるのを防ぐことができる。
部材の構成について、図4を用いて詳細に説明する。ま
ず、セパレータ12aを取り付ける位置に、断熱立体金
網1の断熱材2を貫通してセパレータ12aを設け、外
面側に断熱性の定着コーン11a、内側に断熱性のジョ
イナー11bをねじ止めする。そしてモルタルを吹き付
けて、モルタル層10を完成させる。
後、断熱性のジョイナー11bに躯体部分の間隔を保持
するためのセパレータ12bを接続する。断熱性の定着
コーン11a、断熱性のジョイナー11bを用いること
により、断熱立体金網1を貫通するセパレータ12aが
ヒートブリッジとなって、断熱性が低下するのを防ぐこ
とができる。
に対向して合板5aを配置して、合板5aの外側から、
合板5aを貫通するように、フォームタイ6bを取り付
け、フォームタイ6bと合板5aとの間に端太材8bを
設けて、フォームタイ6bをコーン20によって締め付
ける。ここで、合板5aは、鋼板等、他の材料により作
成された型枠用の板であってもよい。
にコンクリートを打設する。コンクリート硬化後、合板
5aやフォームタイ6b、端太材8b等の支保工を取り
外す。モルタル層10は一括施工できるため、目地を設
ける必要がなく、防水目地の施工コストを節約できる
上、見た目にもよい。
鉄筋コンクリート建築物(即ち、非耐力壁)における構
造スリット13の設置箇所を示した図である。鉄筋コン
クリート建築物を構造体と力学的に分離して非耐力壁と
するため、柱および床と接する部分に構造スリット13
を設けている。図6に柱部の構造スリットの水平断面図
を、図7に床部の構造スリットの鉛直断面図を示す。図
6および図7において、コンクリート打設部9と、鉄筋
コンクリート建築物の内側モルタル層15との間に断熱
材(例えば、ロックウール等を材料とした板状の断熱
材)を設けることにより、構造スリット13を形成す
る。このようにして、容易に構造スリットを設けること
ができる。
鉄筋コンクリート建築物(即ち、非耐力壁)におけるひ
びわれ誘発目地16の設置箇所を示した図である。鉄筋
コンクリート建築物表面には、ひび割れの発生が懸念さ
れるため、柱および床と接する部分にひびわれ誘発目地
16を設けている。図9に柱部のひびわれ誘発目地16
の水平断面図を、図10に床部のひびわれ誘発目地16
の鉛直断面図を示す。図9および図10において、内面
側に設けられた構造スリット13に相対する鉄筋コンク
リート建築物の外壁面側に目地16を形成し、コーキン
グ材を充填することにより防水を施す。
サッシを取り付けた場合を示し、図12は、開口部14
に内付サッシを取り付けた場合を示す。断熱立体金網1
の端部には、補強材19またはサッシアンカーを設け、
サッシ17および窓枠18を設置した後、モルタル層1
0および内側モルタル層15を施工する。
について説明する。図13は、梁部および床部にコンク
リートを打設する際の型枠の構成を示したものである。
型枠支保工上に合板5bが据えられ、断熱材支圧部材7
と、断熱立体金網1と、断熱立体金網1に対向するよう
に据えられた合板5aが、フォームタイ6a、6b、断
熱性のジョイナー11a、11b等により保持されて、
梁部の型枠を形成している。床部の型枠は、合板5cに
よって形成される。合板5bと断熱材2の間には、溶接
金網3よって隙間が生じるため、その隙間をモルタル等
によって塞いでから、躯体部分のコンクリート打設部9
にコンクリートを打設する。こうすることにより、隙間
からコンクリートが漏れるのを防ぐことができる。
際の型枠の構成を示したものである。断熱材支圧部材7
と、断熱立体金網1と、断熱立体金網1に対向するよう
に据えられた合板5aが、フォームタイ6a、6b、断
熱性のジョイナー11a、11b等により保持され、断
熱立体金網1に垂直に据えられた合板5bと合板5b
が、フォームタイ6c、6c、コーン20、20等によ
り保持されて、柱部の型枠を形成している。合板5bが
断熱材2に直に接するように、合板5bの厚さに合わせ
て、溶接金網3の一部を切断してから、躯体部分のコン
クリート打設部9にコンクリートを打設する。こうする
ことにより、隙間からコンクリートが漏れるのを防ぐこ
とができる。
部材の構成について、図15を用いて詳細に説明する。
まず、溶接金網3に当接する当接板7aと、当接板7a
から溶接金網3の網目を通って、断熱材2に当接する複
数のダボ7bとを備える断熱材支圧部材7と、断熱材2
とを密着させる。これにより、断熱材2と溶接金網3と
の間隔を一定に保つことができ、フォームタイ6aによ
る締め付け力を断熱材2に直接伝えることができる。
断熱性のジョイナー11aおよび11bでねじ止めす
る。次いで、当接板7を外壁面側からセパレータ12a
に嵌合し、端太材8aを介して、フォームタイ6aを当
接板7aに密着させ、断熱性のジョイナー11aを介し
て、フォームタイ6aとセパレータ12aを接続する。
次いで、断熱性のジョイナー11bに躯体部分の間隔を
保持するためのセパレータ12bを接続する。断熱性の
ジョイナー11a、11bを用いることにより、断熱立
体金網1を貫通するセパレータ12aがヒートブリッジ
となって、断熱性が低下するのを防ぐことができる。
分を挟んで断熱立体金網1に対向して合板5aを配置し
て、合板5aの外側から、フォームタイ6bを取り付
け、フォームタイ6bと合板5aとの間に端太材8bを
設けて、フォームタイ6bをコーン20によって締め付
ける。
にコンクリートを打設する。コンクリート硬化後、合板
5a、断熱材支圧部材7やフォームタイ6a、6b、端
太材8a、8b等の支保工を取り外し、断熱立体金網1
の外壁面側にモルタル層10を一括施工する。モルタル
層10は一括施工できるため、目地を設ける必要がな
く、防水目地の施工コストを節約できる上、見た目にも
よい。なお、図15において、当接板7aの左側に示さ
れる破線は、モルタル層10の仕上げ面を示している。
7bの配置例を示す。図16(a)は、丸ダボを使用し
た例であり、図16(b)は、角ダボを使用した例であ
る。図16において、点線で示される溶接金網3によっ
て形成される網目の中央にくるようにダボを配置するこ
とにより、当接板7aに配置されたダボ7bと、断熱材
2とを密着させることができる。
て説明した複合ボード打ち込み工法と比較して得られる
効果について述べる。断熱立体金網1の両面側の溶接金
網3は、ラチス線4によって一体化しているため、モル
タル層10の自重によるずり下がりを防止することがで
きる。また、モルタル層10は厚くて十分な強度を有す
るので、多くのフォームタイを使用する必要がない。従
って、使用するフォームタイの数を節約することがで
き、その分、施工手間を減らすことができる。
熱建築工法の施工手順は、同様の効果が得られる限り、
変更は可能である。
両面の金網と断熱材がラチス線によって堅固に固定され
ているため、硬化材が自重や地震時荷重によってずれる
懸念がない。鉄筋コンクリート建築物の外壁面側は、硬
化材層によって一体に形成されるため、目地を設ける必
要がないので、防水目地の施工コストを節約できる上、
見た目にもよい。鉄筋コンクリート建築物を柱や梁等の
構造体と力学的に分離して非耐力壁とするための構造ス
リットを設けることも容易である。また、鉄筋コンクリ
ート建築物に設けた開口部に、サッシおよび窓枠を取り
付ける場合、サッシおよび窓枠を設置してから、硬化材
層を施工するため、従来工法におけるサッシアンカーの
溶接やサッシ廻りのモルタル詰めの作業が不要となる。
立体金網の外面の硬化材層が形成されることにより、該
硬化材層に埋設された定着コーンにセパレータを接続す
ることにより型枠が形成される。硬化材層側には、フォ
ームタイやバタ材等、型枠支保工を行う必要がない。
部材が、金網に当接する当接板と、当接板から金網の網
目を通って、断熱材に当接する複数の支圧部材とを備え
ることにより、断熱材と金網との間隔を一定に保つこと
ができ、型枠締付部材による締め付け力を断熱材に直接
伝えることができる。
立体金網側の分割部の間隔を保持する間隔保持部材と、
堰板側の分割部の間隔を保持する間隔保持部材と、を接
続する接続部材が、断熱性を有することにより、間隔保
持部材がヒートブリッジとなって、断熱性が低下するの
を防ぐことができる。
を説明する図である。
築工法を適用した場合の鉛直断面図である。
平断面図である。
る。
物における構造スリットの設置箇所を示した図である。
図である。
図である。
物におけるひびわれ誘発目地の設置箇所を示した図であ
る。
断面図である。
直断面図である。
た場合の鉄筋コンクリート建築物の開口部の鉛直断面図
である。
コンクリート建築物の開口部の鉛直断面図である。
建築工法を適用した場合の鉛直断面図である。
した場合の鉛直断面図である。
る。
置例を示した図である。
部 10 モルタル層 11a、11b 断熱性のジョイナーまたは断
熱性の定着コーン 12a、12b セパレータ 13 構造スリット 14 開口部 15 内側モルタル層 16 ひびわれ誘発目地 17 サッシ 18 窓枠 19 補強材 20 コーン
Claims (4)
- 【請求項1】板状の断熱材の両面に間隔をあけて覆うよ
うに金網を配し、前記断熱材を厚さ方向に対して斜めに
貫通するラチス線によって前記金網同士を繋ぐととも
に、前記金網に前記断熱材を固定した断熱材内蔵立体金
網を用いて、外断熱の鉄筋コンクリート建築物を構築す
る外断熱建築工法であって、 前記建築物の外壁面を覆うように前記断熱材内蔵立体金
網を配置するとともに、前記断熱材内蔵立体金網の外壁
面側に前記金網を埋設するようにモルタル等の硬化材層
を形成し、 かつ、前記鉄筋コンクリート建築物の躯体部分にコンク
リートを打設する際に、前記躯体部分の外壁面側の堰板
として、前記建築物の外壁面を覆うように配置される前
記断熱材内蔵立体金網を用いること、 を特徴とする外断熱建築工法。 - 【請求項2】請求項1記載の外断熱建築工法において、 前記断熱材内蔵立体金網を前記躯体部分の外壁面側の堰
板として用いる際に、前記躯体部分にコンクリートを打
設する前に、前記断熱材内蔵立体金網の外壁面側にフォ
ームタイの定着部を埋設する形で所定厚さの硬化材層を
形成すること、 を特徴とする外断熱建築工法。 - 【請求項3】請求項1記載の外断熱建築工法において、 前記躯体部分を挟んで該断熱材内蔵立体金網に対向して
堰板を配置して、前記断熱材内蔵立体金網を前記躯体部
分の外壁面側の堰板として用いる際に、 これら断熱材内蔵立体金網及び堰板の間に配置されて間
隔を保持する間隔保持部材と、これら断熱材内蔵立体金
網及び堰板を外側から間隔保持部材に締め付けて固定す
る型枠締付部材とを用い、これら断熱材内蔵立体金網及
び堰板を所定の間隔を開けた状態に固定するとともに、 前記断熱材内蔵立体金網を前記型枠締付部材により外側
から締め付けて前記間隔保持部材に固定する際に、前記
金網に当接する当接板と、該当接板から前記金網の網目
を通って前記断熱材に当接する複数の支圧部材とを備え
る断熱材支圧部材を介して締め付けること、 を特徴とする外断熱建築工法。 - 【請求項4】請求項1から3のいずれか一つに記載の外
断熱建築工法において、 前記躯体部分を挟んで該断熱材内蔵立体金網に対向して
堰板を配置して、前記断熱材を外壁面側の堰板として用
いる際に、 これら断熱材内蔵立体金網及び堰板の間に配置されてこ
れらの間隔を保持する間隔保持部材を用いるとともに、 前記間隔保持部材が前記断熱材内蔵立体金網と前記堰板
側の少なくとも二つの分割部に分割されたものとし、こ
れら分割部同士を互いに間隔を開けた状態で断熱性を有
する接続部材により接続することを特徴とする外断熱建
築工法。
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---|---|---|---|
JP2001215478A JP4746784B2 (ja) | 2001-07-16 | 2001-07-16 | 外断熱建築工法 |
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