JP2002256010A - 粒子複合材に基づくフィラー - Google Patents

粒子複合材に基づくフィラー

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JP2002256010A JP2002043996A JP2002043996A JP2002256010A JP 2002256010 A JP2002256010 A JP 2002256010A JP 2002043996 A JP2002043996 A JP 2002043996A JP 2002043996 A JP2002043996 A JP 2002043996A JP 2002256010 A JP2002256010 A JP 2002256010A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さい重合収縮および良好な他の特性(例え
ば、透明度および研磨性)を有する重合可能組成物を調
製すること。 【解決手段】 粒子複合材料であって、20〜50μm
の平均粒径を有し、そして10μmより小さいサイズを
有する最大10重量%の粒子を含むことを特徴とする、
粒子複合材料。少なくとも1つの重合可能モノマーおよ
び/またはプレポリマー、少なくとも1つの重合開始
剤、および少なくとも1つの請求項1〜15に記載の粒
子複合材料を含む、組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子形状の複合材
料に基づくフィラーに関し、これは規定された粒径分布
を有し、そして小さな割合の微粒子のみを含む。
【0002】一般的に、現在の歯科材料は、必須成分と
して、モノマーまたはモノマー混合物の形態の液体の重
合可能な結合剤を含む。このような結合剤の重合の間、
通常、より激しいかまたはそれほど激しくない著しい容
量の収縮が起こることが知られている(R.R.Sad
hir,R.M.Lluck,ExpandingMo
nomers−Synthesis,Characte
rizationand Application;C
RC Press,Boca Raton1992,3
ff頁を参照のこと)。この収縮は、重合の間にモノマ
ー分子間の共有結合が生成し、これにより分子間の距離
が減少することに起因する。重合されていない状態にお
いて、分子はファンデアワールス力によって大部分が結
合され、このことはより大きな分子間距離を生じる。
【0003】予備成形された部分の予備調製の間、重合
収縮は、成形体の寸法安定性および機械的性質に対して
非常に不利な影響を有する。接着剤および接着化合物の
場合、重合収縮は、接着特性および結合強度に悪影響を
与え、このことは修復材料と歯科材料の本来の歯の物質
との間の接着を低下させる。二次う食の発生を促進する
ひび割れが形成される。
【0004】歯科材料の重合収縮を減少させるために、
高分子量モノマーまたはプレポリマーの使用、開環重合
により重合され得るモノマーの使用、不活性な多孔性フ
ィラーもしくは膨張フィラーの添加、または気体放出シ
ステムが記載された。
【0005】適切な充填材料を選択する場合、粒径は特
定の重要性を呈する。大きな粒子直径は、乏しい研磨性
(polishability)および受容不可能な摩
耗を有する材料を生成し、一方、小さな粒径を有するフ
ィラー材料は強い肥厚効果を示し、その結果モノマーの
必要性が増大し、この結果として重合収縮が増大する。
さらにフィラーの組み込みは、高粘性によってより困難
になり、そしてフィラーの最大量は制限される。
【0006】
【従来の技術】歯科用充填組成物は、DE−OS 14
92 040から公知であり、これはフィラーとし
て、5〜100μmの範囲の粒径を有するガラスビーズ
を含む。ガラスファイバは、中間の空間を充填するため
にさらに使用される。これらの球形状のため、このビー
ズは、最適な破壊強度および低い摩耗硬化を保証すると
記載されている。組成物の色は、硬化の際、本来の歯の
物質の色と自動的に一致すると記載されている。
【0007】DE 24 03 211 A1は、歯科
材料を開示し、ここで二酸化ケイ素に基づく微細な無機
フィラー(マイクロフィラー)が独占的に使用され、こ
の粒径は700nmより小さい。特に好ましいバージョ
ンによると、少なくとも50重量%のフィラーは、10
〜400nmの粒径を有する。驚くべきことに、良好な
透明度および研磨性、ならびに優れた物理特性を有する
フィラー量が得られる。
【0008】DE 27 05 220 A1は、高い
圧縮強度を有する透明な歯科材料を提案し、ここで、7
0〜95%の粒子が0.7〜25μmの粒径を有し、そ
して5〜30%の粒子が0.2〜0.7μmの粒径を有
するような粒子分布を有する微粒子フィラーが使用され
る。さらに、このフィラーは、0.2μmより小さい直
径を有する粒子を、5重量%までの量で含み得る。微粒
子フィラーの平均粒径は、1〜5μmと規定される。例
によると、原料のままのα石英が加熱され、そして特定
の方法を使用して粒子化される。
【0009】EP 0 475 239 A2は、歯科
材料を開示し、これはフィラーとして、二酸化ケイ素お
よび20モル%までの周期表のI、II,IIIおよび
IV属の少なくとも1つの元素の酸化物の非晶質球形粒
子(1.50〜1.58の屈折率、および0.1〜1.
0μmの平均一時粒径を有する)と、石英、ガラスセラ
ミック、もしくはガラス粉末、またはそれらの混合物
(1.50〜1.58の屈折率および0.5〜5.0μ
mの平均粒径を有する)との混合物を含む。この材料
は、高い透明度および良好な研磨性によって特徴付けら
れる。
【0010】US 5,356,951は、歯科材料を
開示し、これはフィラーとして、5〜50μmの平均粒
径を有する有機−無機複合フィラー、10μmの最大粒
径および0.1〜5μmの平均粒径を有するガラス粉
末、ならびに0.01〜0.04μmの粒径を有する微
粒子フィラーの混合物を含む。複合フィラーは、それ自
体は10μmの最大粒径および0.1〜5μmの平均粒
径を有するガラス粉末で充填される。この材料は、滑ら
かな表面、小さい重合収縮および改良された物理特性に
よって特徴付けられることが記載されている。
【0011】DE 198 23 530 A1は、歯
科材料を開示し、これはフィラーとして、有機−無機複
合材料を含み得、この複合材料は、5〜50μmの平均
粒径を有し、そしてそれ自体は、0.01〜0.04μ
mの平均粒径を有する超微細な無機フィラーで充填され
る。この歯科材料は、圧力および熱を付与して重合さ
れ、次いでミリングによって歯科用修復物にさらに加工
される。これらは、良好な機械特性および重合されてい
ないモノマーを含まないことによって特徴付けられると
記載されている。
【0012】EP 0 983 762 A1は、歯科
材料を開示し、これはフィラーとして、5〜50μmの
平均粒径を有する有機−無機複合フィラー、20nm以
下の平均粒径を有する特定のフィラー、および必要に応
じて、5μmの最大粒径および0.5〜2μmの平均粒
径を有するガラス粉末の混合物を含む。この複合フィラ
ーは、20nm以下の平均粒径を有する特定のフィラ
ー、および60cP以上の粘度を有するメタクリル酸モ
ノマーまたはアクリル酸モノマーの混合物を硬化し、そ
してこの硬化した混合物を粉砕することによって調製さ
れる。この材料は、良好な研磨性および良好な機械特性
によって特徴付けられ、そして本来の歯に相当する滑ら
かさおよび透明度を有する。
【0013】従来技術において記載される多数の歯科材
料にもかかわらず、そして特定の材料特性に関して達成
された時折の有意な改良にもかかわらず、従来の歯科材
料はほとんど、2.3〜2.8%の重合収縮を未だ有す
る。従って、他の特性に悪影響を与えることなく、歯科
材料の重合収縮をさらに減少する必要性がなお存在す
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、小さい重合収縮および良好な他の特性(例えば、透
明度および研磨性)を有する重合可能組成物を調製する
ことである。
【0015】本発明の目的は、重合可能な組成物により
達成される。この組成物は、粒子複合材材料を基礎とす
る新規の型のフィラーを含む。この複合材料フィラー
は、20〜50μmの平均粒径を有し、そして10μm
未満の粒径を有する粒子を最大10重量%含む。この割
合は、複合材料フィラーの質量に関係する。複合材材料
とは、重合可能な有機結合剤および無機フィラーを基礎
とする材料を意味する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、粒子複合材料
であって、20〜50μmの平均粒径を有し、そして1
0μmより小さいサイズを有する最大10重量%の粒子
を含むことを特徴とする、粒子複合材料である。このこ
とにより上記目的が達成される。
【0017】好適な実施形態においては、上記粒子複合
材料は、70μmの最大粒径を有する。
【0018】好適な実施形態においては、上記粒子複合
材料は、(a)10〜80重量%の有機結合剤;(b)
0.01〜5重量%の重合開始剤;(c)20〜90重
量%の無機フィラー、の混合物を硬化することによって
調製され、(a)から(c)の各々の重量%は、硬化さ
れていない混合物の全重量に関する。
【0019】好適な実施形態においては、上記混合物は
10〜30重量%の有機結合剤を含む。
【0020】好適な実施形態においては、上記混合物は
0.5〜2重量%の重合開始剤を含む。
【0021】好適な実施形態においては、上記混合物は
60〜88重量%の無機フィラーを含む。
【0022】好適な実施形態においては、上記粒子複合
材料は、フィラーとして、石英、ガラスセラミック、ガ
ラス粉末、またはそれらの混合物を含む。
【0023】好適な実施形態においては、上記粒子複合
材料は、ガラス粉末を含む。
【0024】好適な実施形態においては、上記粒子複合
材料は、バリウムガラス粉末および/またはストロンチ
ウムガラス粉末を含む。
【0025】好適な実施形態においては、上記石英、ガ
ラスセラミック、および/またはガラス粉末が、0.4
〜1.5μmの平均粒径を有する。
【0026】好適な実施形態においては、上記石英、ガ
ラスセラミック、および/またはガラス粉末が、0.7
〜1.0μmの平均粒径を有する。
【0027】好適な実施形態においては、上記粒子複合
材料は、10〜50重量%のX線不透明フィラーを含
む。
【0028】好適な実施形態においては、上記粒子複合
材料は、20〜30重量%のX線不透明フィラーを含
む。
【0029】好適な実施形態においては、上記粒子複合
材料は、フッ化イッテルビウムを含む。
【0030】好適な実施形態においては、上記粒子複合
材料は、沈殿混合酸化物を含む。
【0031】本発明はまた、少なくとも1つの重合可能
モノマーおよび/またはプレポリマー、少なくとも1つ
の重合開始剤、および少なくとも1つの請求項1〜15
に記載の粒子複合材料を含む、組成物である。
【0032】好適な実施形態においては、上記組成物
は、(i)10〜80重量%の有機結合剤;(ii)
0.01〜5重量%の重合開始剤;(iii)20〜9
0重量%の請求項1〜15のいずれか1項に記載の粒子
複合フィラー、を含むことを特徴とし、(i)〜(ii
i)の各々の重量%は、組成物の全質量に関する。
【0033】好適な実施形態においては、上記組成物
は、さらなる成分として無機フィラーを含む。
【0034】好適な実施形態においては、上記組成物
は、無機フィラーとして、石英、ガラスセラミック、ガ
ラス粉末、またはそれらの混合物を含む。
【0035】好適な実施形態においては、上記組成物
は、ガラス粉末を含む。
【0036】好適な実施形態においては、上記組成物
は、バリウムガラス粉末および/またはストロンチウム
ガラス粉末を含む。
【0037】好適な実施形態においては、上記石英、ガ
ラスセラミック、および/またはガラス粉末が、0.4
〜2μmの平均粒径を有する。
【0038】好適な実施形態においては、上記組成物
は、25〜70重量%の石英、ガラスセラミック、およ
び/またはガラス粉末を含む。
【0039】好適な実施形態においては、上記組成物
は、30〜50重量%の石英、ガラスセラミック、およ
び/またはガラス粉末を含む。
【0040】好適な実施形態においては、上記組成物
は、さらなる成分としてX線不透明フィラーを含む。
【0041】好適な実施形態においては、上記組成物
は、フッ化イッテルビウムを含む。
【0042】好適な実施形態においては、上記組成物
は、1〜10重量%のX線不透明フィラーを含む。
【0043】好適な実施形態においては、上記組成物
は、さらなる成分として層状シリケートを含む。
【0044】好適な実施形態においては、上記組成物
は、0.05〜5重量%の層状シリケートを含む。
【0045】好適な実施形態においては、上記組成物
は、沈殿混合酸化物をさらに含む。
【0046】好適な実施形態においては、上記組成物
は、SiO2/ZrO2混合酸化物を含む。
【0047】好適な実施形態においては、上記混合酸化
物が、200〜300nmの粒径を有する。
【0048】好適な実施形態においては、上記組成物
は、20〜70重量%の混合酸化物を含む。
【0049】好適な実施形態においては、上記組成物
は、0.01〜2重量%の添加剤をさらに含む。
【0050】好適な実施形態においては、上記組成物
は、歯科材料、特に、歯科用充填材料、インレーまたは
アンレーのための材料、歯科用セメント、歯冠およびブ
リッジのための前装材料、義歯のための材料として使用
される。
【0051】
【発明の実施の形態】驚くべきことに、重合可能な組成
物の重合収縮は、上記の粒径分布を有する複合材料フィ
ラーを用いることにより明かに減少され得ることが見出
された。さらに、この組成物は、それらの比較的高い粗
粒子フィラーの含有量をものともしない、硬化後の、良
好な研磨性、表面の滑らかさおよび磨耗性により特徴付
けられる。
【0052】基本的には、可能な限り低い微粒子材料の
比率、詳細には最大8重量%、および特に好ましくは最
大6重量%の10μm未満のサイズを有する粒子を含
む、複合材料フィラーが好ましい。30〜40μmの平
均粒径を有する複合材料フィラーがさらに好ましい。複
合材料フィラーの最大粒径は、好ましくは70μm、す
なわち、材料は5重量%未満、特に好ましくは1重量%
未満の70μmを超えるサイズを有する粒子を含む。
【0053】平均粒径とは、他に述べない限り、数平均
を意味する。これは選別後の頻度分布に起因する。
【0054】本発明に従って、複合材料フィラーに適切
な粒子複合材材料は、例えば、有機結合剤と、フィラー
と、必要に応じて重合開始剤とを混合し、硬化させ、次
いで混合物を粉砕することにより調製され得る。粉砕さ
れた生成物(groundproduct)は、必要な
場合、所望の粒径分布を有するフィラーを得るために選
別される。
【0055】ミリングは、従来のミル(例えば、ボール
ミル、エアジェットミル(air−jet mil
l)、インパクトミル、またはバイブレーションミル
(vibration mill))で行われ得る。複
合材材料は、実際の粉砕の前に、例えば、コニカルクラ
ッシャー(conical crusher)で前もっ
て破壊され得る。
【0056】実施形態は、10μm未満の粒子直径を有
する微粒子材料のかなりの比率が、複合材材料の通常の
粉砕の間に形成されることを示す。これは、本発明に従
って、例えば、選別(例えば、フローソーティング(f
low sorting)、篩分け(screenin
g)、ウィンドシフティング(wind−shifti
ng)、必要に応じて、静電処理(electrost
atic process)、フロテーション、沈殿、
静電分離(electrostatic separa
tion)もしくは磁気分離(magnetic se
paration)、または篩と組合せる)により分離
される。適切な処理は、Ullmanns Encyk
lopedie der Technischen C
hemie、第2巻(1988)、Unit Oper
ationsに記載される。
【0057】粒子複合材の調製のために有機結合剤とし
て適切なものは、重合により硬化可能な全ての結合剤、
特に、エチレン性(ethylenically)の不
飽和の重合可能な結合剤(例えば、単独でかまたは混合
物で使用され得る単官能性メタクリレートまたは多官能
性メタクリレートのようなモノマー)である。これらの
化合物の好ましい例としては、メチルメタクリレート、
イソブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレ
ート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ト
リエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレング
リコールジメタクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、ブタンジオールジメタクリレート、ヘキサンジオー
ルジメタクリレート、デカンジオールジメタクリレー
ト、ドデカンジオールジメタクリレート、ビスフェノー
ル−A−ジメタクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、2,2−ビス−[4−(2−ヒドロ
キシ−3−メタクリルオキシプロポキシ)−フェニル]
−プロパン(ビス−GMA)、ならびにイソシアネート
類の反応生成物、特にジイソシアネート類および/また
はトリイソシアネート類ならびにOH基含有メタクリレ
ートである。これらの例は、1molのヘキサメチレン
ジイソシアネートと2molの2−ヒドロキシエチレン
メタクリレートとの反応生成物、1molのトリ−(6
−イソシアネートヘキシル)ビウレットと3molの2
−ヒドロキシエチルメタクリレートとの反応生成物、お
よび1molの2,2,4−トリメチルヘキサメチレン
ジイソシアネートと2molの2−ヒドロキシエチルメ
タクリレートとの反応生成物であり、これらを、以下で
ウレタンジメタクリレートと呼ぶ。結合剤含有量は、複
合材材料の質量に対して、10重量%と80重量%との
間、好ましくは10〜30重量%で変化する。
【0058】ウレタンジメタクリレート(UDMA)、
すなわち、1molの2,2,4−トリメチルヘキサメ
チレンジイソシアネートと2molの2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、1,10−デカンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ビスフェノール−A−ジメタクリレ
ート、エトキシル化ビスフェノール−A−ジメタクリレ
ート、およびこれらのモノマーとの反応生成物は、特に
好ましいモノマーである。
【0059】重合を開始させるために、混合物は、重合
開始剤(例えば、ラジカル重合のための開始剤)を含
む。用いられる開始剤の型に依存して、この混合物は、
低温重合、光重合、または好ましくは熱重合され得る。
【0060】公知の過酸化物(例えば、ジベンゾイルペ
ルオキシド、ジラウロイルペルオキシド、tert−ブ
チルペルオクトエート、またはtert−ブチルペルベ
ンゾエート)は、熱重合のための開始剤として用いられ
得るが、α、α’−アゾ−ビス(イソブチロエチルエス
テル)、ベンゾピナコール、および2,2’−ジメチル
ベンゾピナコールもまた、適している。
【0061】光重合のための開始剤として、例えば、ベ
ンゾフェノンおよびその誘導体、ならびにベンゾインお
よびその誘導体が、用いられ得る。さらに好ましい光開
始剤は、α−ジケトン類(例えば、9,10フェナント
レンキノン、ジアセチル、フリル、アニシル、4,4’
−ジクロロベンジル、および4,4’ジアルコキシベン
ジル)である。カンファーキノンは、特に好んで用いら
れる。
【0062】2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェ
ニルホスフィンオキシドは、UV光により開始される重
合のための開始剤として特に適している。UV光開始剤
は、単独、可視光のための開始剤、低温硬化のための開
始剤、および/または熱硬化のための開始剤と組合せ
て、用いられ得る。
【0063】光開始剤は、好ましくは還元剤と共に用い
られる。還元剤の例は、アミン類(例えば、シアノエチ
ルメチルアニリン、トリエチルアミン、トリエタノール
アミン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルジフェ
ニルアミン、N,N−ジメチル−sym−キシリジン、
およびN,N−3,5−テトラメチルアニリン、ならび
に4−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル)であ
る。
【0064】ラジカル送達系(例えば、アミン類(例え
ば、N,N−ジメチル−sym−キシリジンもしくは
N,N−ジメチル−p−トルイジン)を伴う、ベンゾイ
ルペルオキシドまたはラウロイルペルオキシド)は、低
温重合のための開始剤として用いられる。二重硬化(d
ual−curing)系もまた、触媒作用(例えば、
アミン類およびペルオキシド類を有する光開始剤)のた
めに用いられ得る。
【0065】開始剤は、通常、混合物の総質量に対し
て、0.01〜5重量%の量で用いられる。
【0066】無機フィラーとして適切な物は、詳細に
は、石英、ガラスセラミック、ガラス粉末、またはこれ
らの混合物(好ましくは、ガラス粉末)、および極めて
特に好ましくは、バリウムガラス粉末、および/または
ストロンチウムガラス粉末であり、これらの粉末の平均
粒径は、好ましくは、0.4〜1.5μmの範囲内であ
り、そして詳細には、0.7〜1.0μmの範囲内であ
る。石英、ガラスセラミック、および/またはガラス粉
末は、混合物の総質量に対して、好ましくは、10〜8
0重量%、詳細には、40〜85重量%の量で用いられ
る。
【0067】さらに、複合材料フィラーは、増加したX
線不透明度を達成するためのフィラーを含み得る。X線
不透明フィラーの平均粒径は、好ましくは、100〜3
00nm、詳細には、180〜300nmの範囲内であ
る。X線不透明フィラーとして適切なものは、例えば、
DE 35 02 594 A1に記載される希土類金
属のフッ化物、すなわち、57〜71番元素の三フッ化
物である。特に好ましく用いられるフィラーは、フッ化
イッテルビウム、詳細には、約300nmの平均粒径を
有する三フッ化イッテルビウムである。X線不透明フィ
ラーの量は、好ましくは、10〜50重量%、特に好ま
しくは、20〜30重量%である。
【0068】さらに、沈殿混合酸化物(precipi
tated mixed oxide)(例えば、Zr
2/SiO2)が、フィラーとして用いられ得る。20
0〜300nmの粒径、詳細には、約200nmを有す
る混合酸化物が好ましい。混合酸化物粒子は、好ましく
は、球形であり、そして均一のサイズを有する。混合酸
化物は、好ましくは、1.52〜1.55の屈折率を有
する。混合酸化物は、単独のフィラーとして、または他
のフィラーとの組み合わせで用いられ得る。沈殿混合酸
化物は、好ましくは、20〜90重量%、特に好ましく
は、25〜75重量%、非常に特に好ましくは、40〜
75重量%の量で用いられる。
【0069】フィラーを、好ましくは、シラン処理し
て、フィラーと無機マトリクスとの間の接着を改善す
る。α−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン
は、接着促進剤として特に適切である。用いられる接着
促進剤の量は、フィラーの型およびBET表面に依存す
る。
【0070】既に列挙した物質に加えて、混合物は、添
加剤(例えば、安定剤および重合阻害剤)を含み得る。
これらは、好ましくは、0.01〜2重量%の量で用い
られる。
【0071】無機フィラーの総量は、複合材料フィラー
の総質量に対して、好ましくは、20〜90重量%、詳
細には、60〜88重量%の範囲内である。
【0072】複合材料フィラーの調製のために好ましい
混合物は、従って、以下の組成を有する: (a) 10〜80重量%、好ましくは、10〜30重
量%の有機結合剤; (b) 0.01〜5重量%、好ましくは、0.03〜
5重量%、および詳細には、0.5〜2重量%の重合開
始剤; (c) 20〜90重量%、好ましくは、60〜88重
量%の無機フィラー。
【0073】フィラー(c)の場合、混合物は、好まし
くは、以下を含む: (c1) 必要に応じて、10〜80重量%、好ましく
は、40〜65重量%のガラス粉末;および/または、
(c2) 必要に応じて、10〜50重量%、好ましく
は、20〜30重量%のX線不透明フィラー;および/
または、(c3) 必要に応じて、20〜90重量%、
好ましくは、25〜75重量%、特に好ましくは、40
〜75重量%の沈殿混合酸化物。
【0074】全ての図は、混合物の総質量の各々の場合
に関係する。組成は、成分(c1)、(c2)、もしく
は(c3)、またはそれらの混合物の1つをフィラーと
して含み得る。組成は、(c1)型のフィラーを、単独
か、または特に好ましくは、(c2)〜(c3)の成分
の1つとの組合せで含むことが好ましい。
【0075】硬化、粉砕、そして選別の後、複合材粒子
は、好ましくは、適切な接着促進剤と処理される。これ
は、複合材料を粉砕する場合に、暴露される複合材材料
のフィラーの自由表面と反応し、これによりフィラーと
有機マトリクスとの間の接着を改善する。上記のシラン
は、接着促進剤として好ましい。
【0076】本発明に従う粒子複合材材料は、フィラー
として、重合可能な組成物(すなわち、粒子複合材材料
と共に、少なくとも1つの重合可能なモノマーおよび/
またはプレポリマー、ならびに少なくとも1つの重合開
始剤を含む組成物)に特に適切である。粒子複合材材料
の比率は、好ましくは、20〜90重量%、特に好まし
くは、25〜70重量%、そして非常に特に好ましく
は、30〜50重量%の範囲である。有機結合剤の量
は、好ましくは、10〜80重量%、特に好ましくは、
10〜30重量%であり、開始剤の量は、0.01〜5
重量%、詳細には、0.1〜1重量%である。
【0077】重合可能な組成物の調製のために、1.5
〜2.5g/cm3、詳細には、1.8〜2.2g/c
3の密度を有する複合材料フィラーが好ましい。比較
的低い密度は、重合可能な組成物中に高いフィラー容積
比を必要とし、そして重合収縮のさらなる減少をもたら
す。
【0078】複合材料フィラーと共に、重合可能な組成
物は、好ましくは、さらなる粒子無機フィラー、詳細に
は、石英、ガラスセラミック、ガラス粉末、もしくはこ
れらの混合物、特に好ましくは、ガラス粉末、非常に特
に好ましくは、バリウムガラス粉末および/またはスト
ロンチウムガラス粉末をさらに含む。石英、ガラスセラ
ミック、および/またはガラス粉末の平均粒径は、好ま
しくは、0.4〜2μm、特に好ましくは、0.4〜
1.5μm、そして非常に特に好ましくは、0.7〜
1.0μmの範囲内である。石英、ガラスセラミック、
および/またはガラス粉末の比率は、組成物の総質量に
対して、好ましくは、20〜70重量%、特に好ましく
は、25〜50重量%、そして非常に特に好ましくは、
30〜40重量%である。
【0079】組成物は、さらに、上記に列挙した沈殿混
合酸化物の1つおよび/またはX線不透明度を増加させ
るための上記に列挙したフィラーの1つ(例えば、三フ
ッ化イッテルビウム)を含み得る。混合酸化物は、好ま
しくは、20〜70重量%の量で用いられ、X線不透明
フィラーの比率は、好ましくは、1〜10重量%、特に
好ましくは、1〜5重量%の範囲内である。X線不透明
フィラーの粒径は、好ましくは、100〜300nm、
詳細には、180〜300nmの範囲内である。好まし
い混合酸化物は、沈殿SiO2/ZrO2混合酸化物であ
り、これは、好ましくは、200〜300nm、および
詳細には、約200nmの粒径を有する。
【0080】さらに、これらの組成物は、流動性挙動の
確立のために、有機的に改変された層状シリケートを含
み得る。この層状シリケートは、好ましくは0.05〜
5重量%、特に好ましくは0.1〜1重量%の量で使用
される。X線不透明フィラーおよび層状シリケートの割
合の合計は、好ましくは最大5重量%である。
【0081】重合可能組成物のさらなる無機フィラーの
総量は、好ましくは0.05〜85重量%の範囲、特に
0.1〜56重量%の範囲である。特に好ましい見解
(version)に従って、重合可能組成物は、本質
的に100nm未満の粒径を有するフィラーを含まな
い。無機フィラーは、好ましくは接着促進剤で処理さ
れ、従って例えばシラン処理される。
【0082】さらに、重合可能組成物は、通常の添加剤
およびアジュバントを、好ましくは0.01〜2重量%
の量で含み得る。
【0083】複合フィラーの成分としての上記の物質
は、有機結合剤、重合開始剤、さらなるフィラーおよび
添加剤として適切である。重合可能組成物の調製のため
の好ましいモノマーは、ベンジルメタクリレート、エト
キシル化ビスフェノール−A−ジメタクリレート、テト
ラヒドロフリルメタクリレートであり、そして特にビス
フェノール−A−ジメタクリレート、式(1)(n=1
およびm=2)に従うエトキシル化ビスフェノール−A
−ジメタクリレート、および2molのヒドロキシエチ
ルメタクリレート(HEMA)と1molのヘキサメチ
レンジイソシアネートとの反応生成物である。
【0084】
【化1】 急結剤、色素、染料、UV吸収剤、蛍光増白剤(opt
ical whitener)および潤滑剤は、上記の
名前を挙げた材料に加えて添加剤とみなされる。光開始
剤(photoinitiator)を含む組成物が好
ましい。
【0085】本発明に従う重合可能組成物は、好ましく
は以下の組成を有する: (i)10〜80重量%、好ましくは10〜30重量%
の有機結合剤; (ii)0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜1重
量%の重合開始剤; (iii)20〜90重量%、好ましくは25〜75重
量%の複合フィラー;および (iv)必要に応じて20〜70重量%、好ましくは2
5〜50重量%の石英、ガラスセラミック、ガラス粉末
またはこれらの混合物; (v)必要に応じて1〜10重量%、好ましくは1〜5
重量%のX線不透明な特定のフィラー; (vi)必要に応じて20〜70重量%の沈殿混合酸化
物; (vii)必要に応じて0.05〜5重量%、好ましく
は0.1〜1重量%の層状シリケート; (viii)必要に応じて0.01〜2重量%のさらな
る添加剤。
【0086】重合可能組成物は、特に歯科材料として適
切である。用語歯科材料は、歯の充填材料、インレーま
たはアンレー、歯のセメント、歯冠およびブリッジ用の
仕上げ材、義歯用材料または補てつ学、保存(pres
ervative)歯科および予防歯科のための他の材
料を意味するとみなされる。
【0087】本発明に従う歯科材料は、好ましくは歯の
充填材として役立つ。歯の充填材はまた、混合後に常温
で(cold)硬化する2成分材料として調製される。
この組成物は、光硬化材料と同様であるが、光触媒の代
わりに、例えば、過酸化ベンゾイルは一方のペーストに
入れられ、そして例えば、N,N−ジメチル−p−トル
イジンが他方のペースト中に入れられる。およそ等量部
のこれら2つのペーストの混合の結果は、数分で完全に
硬化する歯の充填材料である。
【0088】アミンが直前で名前を挙げた材料から除か
れ、そして例えば過酸化ベンゾイルのみが触媒として使
用される場合、インレーまたは義歯の調製のために使用
され得る熱硬化歯科材料が得られる。インレーの調製に
ついては、患者の口内の窩洞の型穴がとられ、そして焼
石膏モールドが調製される。このペーストは、焼石膏模
型の窩洞に導入され、そして全体が圧力ポット中で加熱
下で重合される。このインレーは、取り出され、後処理
され、次いで患者の口内の窩洞中に接着される。
【0089】本発明は、歯科材料だけでなく、これから
調製される完成部品(例えば、義歯、外皮(shel
l)、インレーなど)にも関連する。
【0090】本発明は、実施例を用いて以下により詳細
に説明される。
【0091】
【実施例】(実施例1) (粒子複合材料(複合フィラー)の調製)粒子複合材料
の調製のために、以下の成分を記述された量で一緒に混
合し、そしてその混合物を100℃で24時間硬化さ
せ、次いで粗くこな粉々に分解し、次いで最後にボール
ミルで粉砕した。平均粒径は21μmであった。細かい
(10μm未満)粒および粗い(70μmより大きい)
粒を、篩い分けにより除去した。篩い分けの結果とし
て、平均粒径は、37μmにシフトした。篩分け前の粒
径分布を図1に示し、篩い分け後の粒径分布を図2に示
す。次いで材料の半分を水中5重量%のメタクリルオキ
シプロピルトリメトキシシランおよび2重量%でシラン
処理した。
【0092】 (複合フィラーの調製のためのモノマー混合物) 1,10−デカンジオール−ジメタクリレート 30重量% ビスフェノール−A−ジメタクリレート 39.95重量% ウレタンジメタクリレート(UDMA) 27重量% 過酸化ベンゾイル(50%) 3重量% 2,6−ジ−tert−ブチル−パラ−クレゾール 0.05重量% (複合フィラー) モノマー混合物 20.5重量% バリウムガラス粉末 54.5重量% (平均粒径1.0μm) フッ化イッテルビウム 25.0重量% (実施例2) (複合フィラーに基づく光硬化歯科材料(コンポジッ
ト))実施例1に従う39.5重量%の粒子複合材料
を、1.5μmの平均粒径を有する39.5重量%のバ
リウムガラス粉末、以下に述べる組成を有する15.5
重量%のモノマー混合物および2.5重量%のベントナ
イトペーストを含む均一なペーストに混合した。このベ
ントナイトペーストは、12.5重量%のベントナイト
(層状シリケート)および87.5重量%のモノマー混
合物を含む。膨張計を使用して重合収縮を測定するため
に、0.1gのペーストを、小さいガラスプレートに固
定し、水銀でコーティングし、そして距離記録計を水銀
上に浮かせて配置した。このペーストを、光重合装置
(500mW/cm2)で小ガラスプレートを通して6
0秒間光照射した。1.6%の重合収縮を測定した。
【0093】 (歯科材料の調製のためのモノマー混合物) 重合可能モノマー: UDMA 45重量% ビスフェノール−A−ジメタクリレート 33.32重量% エトキシル化ビスフェノール−A ジメタクリレート 20重量% 開始材混合物/安定化剤: カンファーキノンDL(光開始剤) 0.33重量% 4−ジメチルアミノ−安息香酸− エチルエステル(急結剤) 0.6重量% 2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル− ホスフィンオキシド (共開始剤(coinitiator)) 0.4重量% 2,2,6,6−テトラメチルピペリジン −N−オキシド 0.012重量% 添加剤: 青色蛍光色素 0.04重量% (Lumilux Flu blue) 2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)− ベンゾトリアゾール(UV安定剤) 0.3重量% コンポジット: モノマー混合物 15.5重量% バリウムガラス粉末 39.5重量% (平均粒径1.5μm) 複合フィラー 39.5重量% 層状シリケートペースト 2.5重量% (モノマー混合物中12.5重量%分散) 三フッ化イッテルビウム 3.0重量% (実施例3)実施例1に従うフィラーに基づく光硬化歯
科材料を、実施例2と同様に調製したが、このフィラー
は、篩い分けによって細かい粒子および粗い粒子を除か
れなかった。同じバッチのフィラーを使用した。重合収
縮は1.9%であった。
【0094】本発明は、20〜50μmの平均粒径、お
よび10μm未満のサイズを有する粒子の10重量%の
最大含有量を有する粒子複合材料、ならびに歯科材料を
調製するためのその使用を提供する。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、小さい重合収縮および
良好な他の特性(例えば、透明度および研磨性)を有す
る重合可能組成物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ふるい分け前の実施例1の複合フィラ
ーの粒径分布である。
【図2】図2は、ふるい分け後の実施例1の複合フィラ
ーの粒径分布である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 6/027 A61C 13/00 E (71)出願人 501151539 Bendererstr.2 FL−9494 Schaan Liechtenste in (72)発明者 ローランド ノイベルト オーストリア国 アー−6806 フェルドキ ルヒ−トステルス, イム ブリュール 29 (72)発明者 ウルリッヒ ザルツ ドイツ国 88131 リンダオ, グシュト イドヴェーグ 55 (72)発明者 フォルカー ラインベルガー リヒテンシュタイン国 エフエル−9490 ヴァドゥツ, マーレーシュトラーセ 34 Fターム(参考) 4C089 AA06 AA10 BA14 BD01 BE03 CA02 4J011 PA15 PB06 PB22 PC02 PC08

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子複合材料であって、20〜50μm
    の平均粒径を有し、そして10μmより小さいサイズを
    有する最大10重量%の粒子を含むことを特徴とする、
    粒子複合材料。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の粒子複合材料であっ
    て、70μmの最大粒径を有することを特徴とする、粒
    子複合材料。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の粒子複合材料
    であって、以下: (a)10〜80重量%の有機結合剤; (b)0.01〜5重量%の重合開始剤; (c)20〜90重量%の無機フィラー、の混合物を硬
    化することによって調製され、(a)から(c)の各々
    の重量%は、硬化されていない該混合物の全重量に関す
    る、粒子複合材料。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の粒子複合材料であっ
    て、前記混合物が10〜30重量%の有機結合剤を含む
    ことを特徴とする、粒子複合材料。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の粒子複合材料であっ
    て、前記混合物が0.5〜2重量%の重合開始剤を含む
    ことを特徴とする、粒子複合材料。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の粒子複合材料であっ
    て、前記混合物が60〜88重量%の無機フィラーを含
    むことを特徴とする、粒子複合材料。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の粒子複合材料であっ
    て、フィラーとして、石英、ガラスセラミック、ガラス
    粉末、またはそれらの混合物を含むことを特徴とする、
    粒子複合材料。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の粒子複合材料であっ
    て、ガラス粉末を含むことを特徴とする、粒子複合材
    料。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の粒子複合材料であっ
    て、バリウムガラス粉末および/またはストロンチウム
    ガラス粉末を含むことを特徴とする、粒子複合材料。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれか1項に記載の
    粒子複合材料であって、前記石英、ガラスセラミック、
    および/またはガラス粉末が、0.4〜1.5μmの平
    均粒径を有することを特徴とする、粒子複合材料。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の粒子複合材料であ
    って、前記石英、ガラスセラミック、および/またはガ
    ラス粉末が、0.7〜1.0μmの平均粒径を有するこ
    とを特徴とする、粒子複合材料。
  12. 【請求項12】 請求項3〜11のいずれか1項に記載
    の粒子複合材料であって、10〜50重量%のX線不透
    明フィラーを含むことを特徴とする、粒子複合材料。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の粒子複合材料であ
    って、20〜30重量%のX線不透明フィラーを含むこ
    とを特徴とする、粒子複合材料。
  14. 【請求項14】 請求項12または13に記載の粒子複
    合材料であって、フッ化イッテルビウムを含むことを特
    徴とする、粒子複合材料。
  15. 【請求項15】 請求項3〜14のいずれか1項に記載
    の粒子複合材料であって、沈殿混合酸化物を含むことを
    特徴とする、粒子複合材料。
  16. 【請求項16】 少なくとも1つの重合可能モノマーお
    よび/またはプレポリマー、少なくとも1つの重合開始
    剤、および少なくとも1つの請求項1〜15に記載の粒
    子複合材料を含む、組成物。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の組成物であって、
    該組成物が、以下: (i)10〜80重量%の有機結合剤; (ii)0.01〜5重量%の重合開始剤; (iii)20〜90重量%の請求項1〜15のいずれ
    か1項に記載の粒子複合フィラー、を含むことを特徴と
    し、(i)〜(iii)の各々の重量%は、該組成物の
    全質量に関する、組成物。
  18. 【請求項18】 請求項16または17に記載の組成物
    であって、さらなる成分として無機フィラーを含むこと
    を特徴とする、組成物。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の組成物であって、
    無機フィラーとして、石英、ガラスセラミック、ガラス
    粉末、またはそれらの混合物を含むことを特徴とする、
    組成物。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の組成物であって、
    ガラス粉末を含むことを特徴とする、組成物。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の組成物であって、
    バリウムガラス粉末および/またはストロンチウムガラ
    ス粉末を含むことを特徴とする、組成物。
  22. 【請求項22】 請求項19〜21のいずれか1項に記
    載の組成物であって、前記石英、ガラスセラミック、お
    よび/またはガラス粉末が、0.4〜2μmの平均粒径
    を有することを特徴とする、組成物。
  23. 【請求項23】 請求項18〜22のいずれか1項に記
    載の組成物であって、25〜70重量%の石英、ガラス
    セラミック、および/またはガラス粉末を含むことを特
    徴とする、組成物。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の組成物であって、
    30〜50重量%の石英、ガラスセラミック、および/
    またはガラス粉末を含むことを特徴とする、組成物。
  25. 【請求項25】 請求項18〜24のいずれか1項に記
    載の組成物であって、さらなる成分としてX線不透明フ
    ィラーを含むことを特徴とする、組成物。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の組成物であって、
    フッ化イッテルビウムを含むことを特徴とする、組成
    物。
  27. 【請求項27】 請求項25〜26のいずれか1項に記
    載の組成物であって、1〜10重量%のX線不透明フィ
    ラーを含むことを特徴とする、組成物。
  28. 【請求項28】 請求項18〜27のいずれか1項に記
    載の組成物であって、さらなる成分として層状シリケー
    トを含むことを特徴とする、組成物。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の組成物であって、
    0.05〜5重量%の層状シリケートを含むことを特徴
    とする、組成物。
  30. 【請求項30】 請求項16〜29のいずれか1項に記
    載の組成物であって、沈殿混合酸化物をさらに含むこと
    を特徴とする、組成物。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の組成物であって、
    SiO2/ZrO2混合酸化物を含むことを特徴とする、
    組成物。
  32. 【請求項32】 請求項30〜31のいずれか1項に記
    載の組成物であって、前記混合酸化物が、200〜30
    0nmの粒径を有することを特徴とする、組成物。
  33. 【請求項33】 請求項30〜32のいずれか1項に記
    載の組成物であって、20〜70重量%の混合酸化物を
    含むことを特徴とする、組成物。
  34. 【請求項34】 請求項16〜33のいずれか1項に記
    載の組成物であって、0.01〜2重量%の添加剤をさ
    らに含むことを特徴とする、組成物。
  35. 【請求項35】 歯科材料、特に、歯科用充填材料、イ
    ンレーまたはアンレーのための材料、歯科用セメント、
    歯冠およびブリッジのための前装材料、義歯のための材
    料として使用するための、請求項16〜34に記載の組
    成物。
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