JP5616284B2 - 基地局装置、移動端末装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents

基地局装置、移動端末装置、通信システム及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、次世代移動通信システムにおける基地局装置、移動端末装置、通信システム及び通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が検討されている(非特許文献1)。LTEではマルチアクセス方式として、下り回線(下りリンク)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用い、上り回線(上りリンク)にSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いている。
また、LTEからの更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システムも検討されている(例えば、LTEアドバンスト又はLTEエンハンスメントと呼ぶこともある(以下、「LTE−A」という)。LTE(Rel.8)やLTE−A(Rel.9、Rel.10)においては、複数のアンテナでデータを送受信し、周波数利用効率を向上させる無線通信技術としてMIMO(Multi Input Multi Output)技術が検討されている。MIMOシステムにおいては、送受信機に複数の送信/受信アンテナを用意し、異なる送信アンテナから同時に異なる送信情報系列を送信する。
ところで、LTEの後継システム(例えば、Rel.9、Rel.10)では、異なる送信アンテナから同時に異なるユーザに送信情報系列を送信するマルチユーザMIMO(MU−MIMO:Multiple User MIMO)が規定されている。このMU−MIMO伝送は、Hetnet(Heterogeneous network)やCoMP(Coordinated Multi-Point)伝送にも適用することが検討されている。このため、将来のシステムでは、基地局装置に接続されるユーザ数が増加することが想定され、従来の無線リソースの割当構成ではMU−MIMO伝送等の将来のシステムの特性を十分に発揮できないおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ユーザ数の増加に対応した基地局装置、移動端末装置、通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明の基地局装置は、下り制御信号用のリソース領域と下りデータ信号用のリソース領域とを用いて下りの信号を受信する移動端末装置に対し、下り制御信号を生成する生成部と、下りデータ信号用のリソース領域において周波数方向に並んだ複数の物理リソースに下り制御信号用の複数の仮想リソースを設定し、当該仮想リソースに対し下り制御信号を割り当てる割当部と、前記割当部に割り当てられた下り制御信号を送信する送信部とを備え、前記仮想リソースの多重法がCDMまたはInterleaved FDM/TDMの場合に、前記下り制御信号の復調に用いられる復調用参照信号のアンテナポート番号をユーザ毎に割り当てることを特徴とする。
本発明によれば、基地局装置は、下りデータ信号用のリソース領域を用いて、ユーザ数の増加に対応できる
MU−MIMOが適用されるHetnetの概略図である。 CoMPを適用したHetNetの概略図である。 下りリンクのMU−MIMO伝送が行われるサブフレームの一例を示す図である。 拡張PDCCH(FDM型PDCCH)の説明図である。 拡張PDCCHにおける仮想リソースの設定の一例を示す図である。 without cross interleavingの説明図である。 周波数ホッピングを用いる第1のマッピング法の一例を示している。 周波数ホッピングを用いる第2のマッピング法の一例を示している。 周波数ホッピングを用いる第3のマッピング法の一例を示している。 周波数ホッピングを用いる第4のマッピング法の一例を示している。 VRBの多重法の一例を示す説明図である。 VRBの多重法においてDM−RSの割り当ての一例を示す説明図である。 VRBの多重法において送信ダイバーシチを適用したDM−RSの割り当ての一例を示す説明図である。 無線通信システムのシステム構成の説明図である。 基地局装置の全体構成の説明図である。 移動端末装置の全体構成の説明図である。 基地局装置が有するベースバンド信号処理部及び一部の上位レイヤの機能ブロック図である。 移動端末装置が有するベースバンド信号処理部の機能ブロック図である。
図1は、MU−MIMOが適用されるHetnetの概略図である。図1に示すシステムは、基地局装置eNB(eNodeB)のセル内に局所的なセルを有する小型基地局装置RRH(Remote Radio Head)が設けられて、階層的に構成されている。このようなシステムにおける下りリンクのMU−MIMO伝送では、基地局装置eNBの複数のアンテナから複数の移動端末装置UE(User Equipment)に対するデータを同時に送信するだけでなく、小型基地局装置RRHの複数のアンテナから複数の移動端末装置UEに対するデータを同時に送信することも想定される。
図2は、CoMPを適用したHetNetの概略図である。図2に示すシステムでは、ダイナミックにcell range expansionが行われる場合がある。この場合、小型基地局装置RRHのセル端近傍に位置する移動端末装置UEは、基地局装置eNBから下り制御信号を受信し、小型基地局装置RRHから下りデータ信号を受信する。このため、基地局装置eNBは、セル端近傍の移動端末装置UEに対する下り制御チャネルを追加する必要がある。小型基地局装置RRHから下り制御信号を送信する構成も考えられるが、小型基地局装置RRHは下り制御チャネルの容量が少ない。
図3は、下りリンクのMU−MIMO伝送が行われるサブフレームの一例を示す図である。サブフレーム内において、下りデータチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)で送信される下りデータと下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)で送信される下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)とは時分割多重されて送信される。先頭から最大3つのOFDMシンボルは、下り制御信号用のリソース領域(PDCCH領域)として確保される。
PDCCH領域には、各移動端末装置UEに対する下り制御情報が割り当てられる。この場合、サブフレームの先頭から最大3つのOFDMシンボルから構成されるPDCCH領域のみでは、全ての移動端末装置UEに対して下り制御情報を割り当てることができない場合がある。例えば、図1、図2に示すように、MU−MIMO伝送にHetnetやCoMPを適用した場合には、下り制御チャネルの容量が不足することが想定される。図3に示す例では、下り制御情報の増加によってPDCCH領域が不足し、移動端末装置UE#5、#6に対する下り制御情報用の割当リソースを確保できない。このように、MU−MIMOによって周波数利用効率が改善されるものの、PDCCH領域が不足することが想定され、MU−MIMO伝送のスループット特性に対する影響が問題となっている。
このようなPDCCH領域の不足を解決するために、下りデータ信号用のリソース領域(PDSCH領域)にPDCCH領域を拡張することが考えられる。図4に示すように、PDSCH領域の所定の周波数帯域を拡張PDCCH領域として使用するFDM型PDCCHが検討されている。この拡張PDCCH領域は、DM−RS(Demodulation-Reference Signal)を用いて復調される。DM−RSは、UE個別の参照信号として規定されており、UEに対して個別にビームフォーミングできるので十分な受信品質が得られる。このため、アグリゲーションレベルを下げることができ、容量の増大に有効である。なお、拡張PDCCHは、UE−PDCCHと呼ばれてもよい。
この拡張PDCCHでは、周波数方向に並んだ複数の物理リソースに対して複数の仮想リソースを設定(マッピング)し、この仮想リソースに対して下り制御情報が割り当てられる。ここで、図5を参照して、拡張PDCCHにおける仮想リソースの設定例について説明する。なお、図5では、物理リソースとしての25個の物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)で構成される帯域幅に対して、仮想リソースとしての8個の仮想リソースブロック(VRB:Virtual Resource Block)セットを設定する場合を示している。もちろん、本発明はこれに限定されない。
PRBには、上位レイヤによってリソース割当タイプ(Resource allocation type 0,1,2)に基づいてNVRB個のVRBセットが設定される。リソース割当タイプ0と1は周波数領域で非連続周波数配置をサポートし、リソース割当タイプ2は周波数領域で連続周波数配置のみをサポートする。リソース割当タイプ0は、周波数領域中の個々のリソースブロック単位ではなく、隣接するリソースブロックのグループ単位によって示される。図5では、帯域幅が25個のリソースブロックで構成されるため、リソースブロックグループ(RBG)のサイズが2となっている。8個のVRBは、2個単位でRBG#1、#3、#7、#8にマッピングされる。
VRBセットは、上位レイヤ信号で移動端末装置に通知される。VRBには、下り制御情報として、前半スロットにDL assignmentが割り当てられ、後半スロットにUL Grantが割り当てられる。なお、VRBに割り当てられる情報は、これに限定されない。また、拡張PDCCHフォーマットとして、PRB内で拡張PDCCHをインタリーブする方法(with cross interleaving)と、PRB内で拡張PDCCHをインタリーブしない方法(without cross interleaving)が考えられる。
移動端末装置は、with cross interleavingの場合には、CCEインデックス(制御チャネル要素インデックス)で規定されたサーチスペース内でブラインドデコーティングする。また、移動端末装置は、without cross interleavingの場合には、VRBインデックスで規定されたサーチスペース内でブラインドデコーティングする。以下、without cross interleavingについて説明する。
without cross interleavingでは、下り制御情報がPRB単位で割り当てられる。この場合、移動端末装置から通知された受信品質に基づいてアグリゲーションレベル(aggregation level Λ=1、2、4、8)が決定される。各アグリゲーションレベルに対するVRBインデックスnVRBは、次式によって求められる。
Figure 0005616284
図6に示すように、リソース割当タイプ0の場合、周波数方向に並んだ25個のPRBに対して、8個のVRBが割り当てられる。各VRBには、PRBインデックス(RBGインデックス)の小さい方から順番にVRBインデックスがナンバリングされる。各アグリゲーションレベル1、2、4、8では、それぞれブラインドデコード数(サーチスペース数)を6、6、2、2にすることができる。これらVRBには、VRBインデックスの若番から順番にサーチスペースが設定される。
アグリゲーションレベル1では、VRB#0−#5に6つのサーチスペースが設定される。アグリゲーションレベル2では、VRB#0−#7に2VRB単位で4つのサーチスペースが設定される。アグリゲーションレベル4では、VRB#0−#7に4VRB単位で2つのサーチスペースが設定される。アグリゲーションレベル8では、VRB#0−#7に8VRB単位で1つのサーチスペースが設定される。なお、アグリゲーションレベル2、8では、VRB数の不足によってサーチスペースがオーバラップする。
そして、移動端末装置において、アグリゲーションレベルに応じてサーチスペースがブラインドデコーティングされ、VRBに割り当てられた下り制御情報が取得される。このように、without cross interleavingでは、各ユーザの下り制御情報がPRB単位で割り当てられ、VRBインデックスで規定されたサーチスペースでブラインドデコーティングされる。
しかしながら、このように規定した拡張PDCCHでは、移動端末装置が移動することによって生じるフェージング変動や他セル干渉に対して十分に考慮されていない。そこで、本発明者らは、拡張PDCCHをフェージング変動等に対してロバストに設計するために、本発明に至った。すなわち、本発明の骨子は、周波数方向に並んだ複数のPRBにおいて相対的に低周波帯域側のPRB(VRB)と相対的に高周波帯域側のPRB(VRB)とに下り制御情報を分散して割り当てることである。
ここで、図7から図10を参照して、本実施の形態における周波数ダイバーシチについて説明する。図7は、周波数ホッピングを用いる第1のマッピング法の一例を示している。第1のマッピング法は、VRB設定用の各PRBに対してVRBを複数に分割してマッピングする方法である。ここでは、リソース割当タイプ0、VRB2分割の場合を例示するが、これに限定されない。VRB設定用のPRBは、相対的に低周波数帯域側であるRBG#1、#3(PRB#2、#3、#6、#7)と、相対的に高周波数帯域側であるRBG#7、#8(PRB#14−#17)に設定されている。
図7Aに示すように、VRB設定用の各PRBには、2分割されたVRBが多重されてマッピングされている。また、分割された各VRBには、VRBインデックスがナンバリングされている。第1のマッピング法では、相対的に低周波数帯域側のVRBと相対的に高周波数帯域側のVRBに対して、それぞれの周波数方向における一端から昇順にVRBインデックスがナンバリングされている。すなわち、低周波数帯域側の各VRBと高周波数帯域側の各VRBが周波数方向において一方向に向かって対応付けられている。具体的には、低周波帯域側のPRB#2、#3、#6、#7が、それぞれ高周波帯域側のPRB#14、#15、#16、#17に対応付けられている。
これらVRBには、VRBインデックスの若番から順番に下り制御情報の割当候補(サーチスペース)が設定される。アグリゲーションレベル1では、低周波帯域側及び高周波帯域側のVRB#0−#5に下り制御情報の割当候補が設定される。この場合、下り制御情報が2分割されて低周波帯域側のVRBと高周波帯域側のVRBに分散して割り当てられる。例えば、下り制御情報は、2分割された低周波帯域側及び高周波帯域側のVRB#0にそれぞれ割り当てられる。これにより、移動端末装置の移動によって生じるフェージング変動や他セル干渉の影響を低減できる。
アグリゲーションレベル2では、低周波帯域側及び高周波帯域側のVRB#0−#7に2VRB単位で下り制御情報の割当候補が設定される。アグリゲーションレベル4では、低周波帯域側及び高周波帯域側のVRB#0−#7に4VRB単位で下り制御情報の割当候補が設定される。アグリゲーションレベル8では、低周波帯域側及び高周波帯域側のVRB#0−#7に8VRB単位で下り制御情報の割当候補が設定される。アグリゲーションレベル2、4、8においても、下り制御情報が分散して割り当てられるため、フェージング変動等の影響を低減できる。
なお、VRBを2分割する場合に限らず、VRBを3つ以上に分割して1つのPRBに3つ以上のVRBを多重して設定する構成としてもよい。また、VRBのナンバリングは、上記構成に限らず、図7Bに示すように、セル固有のパターン等でインタリーブする構成としてもよい。また、VRB設定用の各PRBの配置パターンは上記構成に限らず、適宜変更が可能である。また、VRBインデックスは、上記構成とは逆に、一端から降順にナンバリングされてよい。
図8は、周波数ホッピングを用いる第2のマッピング法の一例を示している。第2のマッピング法は、VRB設定用の各PRBに対してVRBを2分割してPUCCH(Physical Uplink Control Channel)的にマッピングする方法である。ここでは、リソース割当タイプ0、VRB2分割の場合を例示するが、これに限定されない。VRB設定用のPRBは、相対的に低周波数帯域側であるRBG#1、#3(PRB#2、#3、#6、#7)と、相対的に高周波数帯域側であるRBG#7、#8(PRB#14−#17)に設定されている。
VRB設定用の各PRBには、2分割されたVRBが多重されてマッピングされている。また、分割された各VRBには、VRBインデックスがナンバリングされている。第2のマッピング法では、相対的に低周波数帯域側のVRBに対しては周波数方向の一端から昇順にVRBインデックスがナンバリングされ、相対的に高周波数帯域側のVRBに対しては周波数方向の一端から降順にVRBインデックスがナンバリングされている。すなわち、低周波数帯域側の各VRBと高周波数帯域側の各VRBが周波数方向の両端から順番に対応付けられている。具体的には、低周波帯域側のPRB#2、#3、#6、#7が、それぞれ高周波帯域側のPRB#17、#16、#15、#14に対応付けられている。
これらVRBには、VRBインデックスの若番から順番に下り制御情報の割当候補が設定される。アグリゲーションレベル1では、低周波帯域側及び高周波帯域側のVRB#0−#5に下り制御情報の割当候補が設定される。この場合、下り制御情報が2分割されて低周波帯域側のVRBと高周波帯域側のVRBに分散して割り当てられる。例えば、下り制御情報は、2分割された低周波帯域側及び高周波帯域側の両端のVRB#0にそれぞれ割り当てられる。これにより、移動端末装置の移動によって生じるフェージング変動や他セル干渉の影響を低減できる。また、第2のマッピング法は、下り制御情報を周波数帯域の両端に割り当てる場合に有効である。
アグリゲーションレベル2では、低周波帯域側及び高周波帯域側のVRB#0−#7に2VRB単位で下り制御情報の割当候補が設定される。アグリゲーションレベル4では、低周波帯域側及び高周波帯域側のVRB#0−#7に4VRB単位で下り制御情報の割当候補が設定される。アグリゲーションレベル8では、低周波帯域側及び高周波帯域側のVRB#0−#7に8VRB単位で下り制御情報の割当候補が設定される。アグリゲーションレベル2、4、8においても、下り制御情報が分散して割り当てられるため、フェージング変動等の影響を低減できる。
なお、VRB設定用の各PRBの配置パターンは上記構成に限らず、適宜変更が可能である。また、VRBインデックスは、上記構成とは逆に、相対的に低周波数帯域側のVRBに対しては周波数方向の一端から降順にナンバリングされ、相対的に高周波数帯域側のVRBに対しては周波数方向の一端から昇順にナンバリングされてもよい。
図9は、周波数ホッピングを用いる第3のマッピング法の一例を示している。第3のマッピング法は、VRBナンバリングによってPRBに対して不連続なVRBをマッピングする方法である。ここでは、リソース割当タイプ0の場合を例示するが、これに限定されない。VRB設定用のPRBは、相対的に低周波数帯域側であるRBG#1、#3(PRB#2、#3、#6、#7)と、相対的に高周波数帯域側であるRBG#7、#8(PRB#14−#17)に設定されている。
VRB設定用の各PRBには、VRBがマッピングされており、各VRBにはVRBインデックスがナンバリングされている。第3のマッピング法では、相対的に低周波帯域側のVRBと相対的に高周波帯域側のVRBとに対し、交互にVRBインデックスがナンバリングされている。図9では、相対的に低周波帯域側のVRBに偶数インデックスがナンバリングされ、相対的に高周波帯域側のVRBに奇数インデックスがナンバリングされている。具体的には、低周波帯域側のPRB#2、#3、#6、#7にそれぞれVRB#0、#2、#4、#6がマッピングされ、高周波帯域側のPRB#14、#15、#16、#17にそれぞれVRB#1、#3、#5、#7がマッピングされている。
これらVRBには、VRBインデックスの若番から順番に下り制御情報の割当候補が設定される。この第3のマッピング方法は、アグリゲーションレベル2以上において周波数ダイバーシチ効果を得ることが可能である。アグリゲーションレベル2では、低周波帯域側及び高周波帯域側のVRB#0−#7に下り制御情報の割当候補が設定される。この場合、集約された2つの下り制御情報のうち、一方の下り制御情報が低周波帯域側のVRB、他方の下り制御情報が高周波帯域側のVRBに分散して割り当てられる。例えば、一方の下り制御情報が低周波帯域側のVRB#0、他方の下り制御情報が高周波帯域側のVRB#1に割り当てられる。これにより、移動端末装置の移動によって生じるフェージング変動や他セル干渉の影響を低減できる。同様に、アグリゲーションレベル4以上においても、集約された複数の下り制御情報が分散して割り当てられるため、フェージング変動等の影響を低減できる。
この第3のマッピング方法は、第1、第2のマッピング方法と比較して周波数ダイバーシチ効果が劣るが、シンプルな構成にできる。なお、VRBのナンバリングは、上記構成に限らず、相対的に低周波帯域側のVRBに奇数インデックスをナンバリングし、相対的に高周波帯域側のVRBに偶数インデックスをナンバリングしてもよい。また、VRBのナンバリングは、セル固有のパターン等でインタリーブする構成としてもよい。また、VRB設定用の各PRBの配置パターンは上記構成に限らず、適宜変更が可能である。また、第3のマッピング方法は、第1、第2のマッピング方法と併用することが可能である。
図10は、周波数ホッピングを用いる第4のマッピング法の一例を示している。VRB設定位置をサブフレーム毎に周波数ホッピングする方法である。ここでは、リソース割当タイプ0の場合を例示するが、これに限定されない。VRB設定用の各PRBには、VRBがマッピングされており、各VRBにはVRBインデックスがナンバリングされている。このVRBの設定位置が、サブフレーム毎にRBG単位で周波数ホッピングする。
例えば、あるサブフレームにおいて、VRB設定用のPRBがRBG#1、#3、#7、#8に設定されている。次のサブフレームにおいては、VRB設定用のPRBが、RBG#1からRBG#0、RBG#3からRBG#4、RBG#7からRBG#9、RBG#8からRBG#11にそれぞれ周波数ホッピングする。この場合、セル固有のパターンによってRBG単位で周波数ホッピングされてもよい。第4のマッピング法は、第1−第3のマッピング法と組み合わせることによって、より周波数ダイバーシチ効果を得ることが可能である。
なお、第4のマッピング方法は、VRBの設定位置を所定時間単位毎に周波数方向にシフトするものであればよい。例えば、所定時間単位として、VRBの設定位置を複数サブフレーム毎(例えば、2サブフレーム毎)やスロット毎に周波数ホッピングしてもよい。また、周波数方向のシフト量としてPRB単位や複数PRB単位(例えば、3PRB単位)で周波数ホッピングしてもよい。
上記の第1、第2のマッピング方法を用いる場合、同一PRB内に分割された複数のVRBを多重する必要がある。ここで、本実施の形態におけるVRBの多重法について説明する。図11から図13は、本実施の形態に係るVRBの多重法の一例を示す説明図である。図11から図13では、リソース割当タイプ0、アグリゲーションレベル1、VRB2分割の場合を例示するが、これに限定されない。VRBの多重法としては、TDM(Time Division Multiplex)、FDM(Frequency Division Multiplex)、Interleaved FDM/TDM、CDM(Code Division Multiplex)が挙げられる。しかしながら、VRBの多重法は、これらに限定されるものではなく、VRBを多重可能であればどのような多重法でもよい。なお、VRBの分割とは、VRBの領域が分割されることに限定されず、VRBとしての役割が分割(複製)されることを含む。
図11に示すように、TDMでは、例えばPRB#2を時間方向に2分割してVRB#0とVRB#1とが多重される。FDMでは、例えばPRB#2を周波数方向に2分割してVRB#0とVRB#1とが多重される。Interleaved FDM/TDMでは、例えばPRB#2を時間方向及び周波数方向に複数分割してVRB#0とVRB#1とが多重される。この場合、VRB#0及びVRB#1は、PRB#2内において時間方向及び周波数方向において交互に配置される。CDMでは、例えばPRB#2内においてVRB#0とVRB#1とが拡散コードによって多重される。
アグリゲーションレベル1では、同一PRB内に多重された複数のVRBに異なるユーザの下り制御情報が割り当てられる場合がある。この場合、それぞれのユーザにチャネル推定用のDM−RSを割り当てる必要がある。例えば、Rel.10にて規定された最大8レイヤ(アンテナポート7−14)のDM−RSが利用されるが、これに限定されない。図12に示すように、TDMでは、PRBを時間方向に2分割した各領域にDM−RSが割り当てられる。例えば、VRB#0に対してアンテナポート7の時間方向における前半のDM−RSが割り当てられ、VRB#1に対してアンテナポート7の時間方向における後半のDM−RSが割り当てられる。FDMでは、PRBを周波数方向に2分割した各領域にDM−RSが割り当てられる。例えば、VRB#0に対してアンテナポート7の周波数方向における低周波数側のDM−RSが割り当てられ、VRB#1に対してアンテナポート7の周波数方向における高周波数側のDM−RSが割り当てられる。なお、これらの場合、DM−RSの送信ウェイトがユーザ毎(領域毎)に変更されている。
Interleaved FDM/TDMでは、PRB全域に複数のVRBが時間方向及び周波数方向に交互に配置されているため、ユーザ毎に異なるアンテナポートが割り当てられる。例えば、VRB#0に対してアンテナポート7のDM−RSが割り当てられ、VRB#1に対してアンテナポート8のDM−RSが割り当てられる。CDMでは、PRB全域に複数のVRBが拡散して配置されているため、ユーザ毎に異なるアンテナポートが割り当てられる。例えば、VRB#0に対してアンテナポート7のDM−RSが割り当てられ、VRB#1に対してアンテナポート8のDM−RSが割り当てられる。Interleaved FDM/TDM及びCDMにおいては、VRB#0の下り制御情報の復調時にアンテナポート7を用い、VRB#1の下り制御情報の復調時にアンテナポート8を用いる。なお、アグリゲーションレベル2以上の場合には、アンテナポート7のみを使用してもよい。なお、説明の便宜上、図12においては、アンテナポート7とアンテナポート8とを時間方向に配置しているが、CDMによって多重されているものとする。
図13に示すように、さらに送信ダイバーシチを使用する場合にはユーザ毎に複数のアンテナポートのDM−RSが必要となる。この場合、オーバヘッドの増加を考慮して、ユーザ毎に2つのアンテナポートに制限してもよい。TDMでは、PRBを時間方向に2分割した各領域にDM−RSが割り当てられる。例えば、VRB#0に対してアンテナポート7、9の時間方向における前半のDM−RSが割り当てられ、VRB#1に対してアンテナポート7、9の時間方向における後半のDM−RSが割り当てられる。FDMでは、PRBを周波数方向に2分割した各領域にDM−RSが割り当てられる。例えば、VRB#0に対してアンテナポート7、9の周波数方向における低周波数側のDM−RSが割り当てられ、VRB#1に対してアンテナポート7、9の周波数方向における高周波数側のDM−RSが割り当てられる。
Interleaved FDM/TDMでは、PRB全域に複数のVRBが時間方向及び周波数方向に交互に配置されているため、ユーザ毎に異なるアンテナポートが割り当てられる。例えば、VRB#0に対してアンテナポート7、9のDM−RSが割り当てられ、VRB#1に対してアンテナポート8、10のDM−RSが割り当てられる。CDMでは、PRB全域に複数のVRBが拡散して配置されているため、ユーザ毎に異なるアンテナポートが割り当てられる。例えば、VRB#0に対してアンテナポート7、9のDM−RSが割り当てられ、VRB#1に対してアンテナポート8、10のDM−RSが割り当てられる。Interleaved FDM/TDM及びCDMにおいては、VRB#0の下り制御情報の復調時にアンテナポート7、9を用い、VRB#1の下り制御情報の復調時にアンテナポート8、10を用いる。なお、アグリゲーションレベル2以上の場合には、アンテナポート7、9のみを使用してもよい。なお、説明の便宜上、図13においては、アンテナポート7−10を時間方向及び周波数方向に配置しているが、CDM及びFDMによって多重されているものとする。
Interleaved FDM/TDMを用いて同一PRB内に複数のVRBを多重する場合、インタリーブパターンの決定法は特に限定されない。例えば、インタリーブパターンとして、基地局装置と移動端末装置との間で予め規定された固定パターンを用いてもよい。また、インタリーブパターンとして、予め用意された複数のパターンから1つを選択してもよい。この場合、基地局装置から移動端末装置に対して選択したインタリーブパターンを通知するか、移動局が複数のパターンを用いてブラインド復号するようにする。また、インタリーブパターンをセルID、サブフレーム番号、PRBインデックス、DM−RSのアンテナポート番号等に基づいて決定してもよい。
CDMを用いて同一PRB内に複数のVRBを多重する場合、直交符号及びスクランブル符号の決定法は特に限定されない。例えば、直交符号として、時間領域拡散、周波数領域拡散、2次元(時間領域・周波数領域)拡散するものを用いてもよい。また、スクランブル符号として、予め用意された複数の符号から1つを選択してもよい。この場合、基地局装置から移動端末装置に対して選択したスクランブル符号を通知するか、移動局が複数のスクランブル符号を用いてブラインド復号するようにする。また、スクランブル符号をセルID、サブフレーム番号、PRBインデックス、DM−RSのアンテナポート番号等に基づいて決定してもよい。また、スクランブル符号を用いずに、直交符号だけを用いる構成としてもよい。その逆に、直交符号を用いずに、スクランブル符号だけを用いる構成としてもよい。
ここで、本実施の形態に係る無線通信システムについて詳細に説明する。図14は、本実施の形態に係る無線通信システムのシステム構成の説明図である。なお、図14に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム或いは、その後継システムが包含されるシステムである。この無線通信システムでは、LTEシステムのシステム帯域を一単位とする複数の基本周波数ブロックを一体としたキャリアアグリゲーションが用いられている。また、この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4Gと呼ばれても良い。
図14に示すように、無線通信システム1は、基地局装置20と、この基地局装置20と通信する複数の移動端末装置10とを含んで構成されている。基地局装置20は、上位局装置30と接続され、この上位局装置30は、コアネットワーク40と接続される。また、基地局装置20は、有線接続又は無線接続により相互に接続されている。各移動端末装置10は、セルCにおいて基地局装置20と通信を行うことができる。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されない。
各移動端末装置10は、LTE端末及びLTE−A端末を含むが、以下においては、特段の断りがない限り移動端末装置として説明を進める。また、説明の便宜上、基地局装置20と無線通信するのは各移動端末装置10であるものとして説明するが、より一般的には移動端末装置も固定端末装置も含むユーザ装置(UE:User Equipment)でよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用されるが、上りリンクの無線アクセス方式はこれに限定されない。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、通信チャネルについて説明する。
下りリンクの通信チャネルは、各移動端末装置10で共有される下りデータチャネルとしてのPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH)と、PDCCHを拡張した拡張PDCCHとを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCH(Physical Downlink Control Channel)により、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。
拡張PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。拡張PDCCHは、PDSCHが割り当てられるリソース領域を用いてPDCCHの容量不足をサポートするために使用される。
上りリンクの通信チャネルは、各移動端末装置で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、ACK/NACK等が伝送される。
図15を参照しながら、本実施の形態に係る基地局装置の全体構成について説明する。基地局装置20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(送信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、呼処理部205と、伝送路インターフェース206とを備えている。
下りリンクにより基地局装置20から移動端末装置10に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース206を介してベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部203に転送される。また、下りリンクの制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部203に転送される。
また、ベースバンド信号処理部204は、報知チャネルにより、移動端末装置10に対して、当該セルにおける通信のための制御情報を通知する。当該セルにおける通信のための情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅、移動端末装置10に割当てたリソースブロック情報、移動端末装置10におけるプリコーディングのためのプリコーディング情報、PRACH(Physical Random Access Channel)におけるランダムアクセスプリアンブルの信号を生成するためのルート系列の識別情報(Root Sequence Index)等が含まれる。プリコーディング情報はPHICHのような独立の制御チャネルを介して送信されてもよい。
各送受信部203は、ベースバンド信号処理部204からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
一方、上りリンクにより移動端末装置10から基地局装置20に送信されるデータについては、各送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、各送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204では、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース206を介して上位局装置30に転送される。
呼処理部205は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、基地局装置20の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
次に、図16を参照しながら、本実施の形態に係る移動端末装置の全体構成について説明する。LTE端末もLTE-A端末もハードウエアの主要部構成は同じであるので、区別せずに説明する。移動端末装置10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部(受信部)103と、ベースバンド信号処理部104と、アプリケーション部105とを備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部104でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部105に転送される。アプリケーション部105は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部105に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部105からベースバンド信号処理部104に入力される。ベースバンド信号処理部104では、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部103に転送される。送受信部103は、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
図17は、本実施の形態に係る基地局装置20が有するベースバンド信号処理部204及び一部の上位レイヤの機能ブロック図であり、主にベースバンド信号処理部204の送信処理の機能ブロックを示している。図17には、最大M個(CC#0〜CC#M)のコンポーネントキャリア数に対応可能な基地局構成が例示されている。基地局装置20の配下となる移動端末装置10に対する送信データが上位局装置30から基地局装置20に対して転送される。
制御情報生成部300は、上位レイヤ・シグナリング(例えばRRCシグナリング)する上位制御情報をユーザ単位で生成する。また、上位制御情報は、予め拡張PDCCH(FDM型PDCCH)をマッピングできるリソースブロック(PRB位置)を含むことができる。
データ生成部301は、上位局装置30から転送された送信データをユーザ別にユーザデータとして出力する。コンポーネントキャリア選択部302は、移動端末装置10との無線通信に使用されるコンポーネントキャリアをユーザ毎に選択する。
スケジューリング部310は、システム帯域全体の通信品質に応じて、配下の移動端末装置10に対するコンポーネントキャリアの割当てを制御する。また、スケジューリング部310は、各コンポーネントキャリアCC#1−CC#Mにおけるリソースの割り当てを制御している。LTE端末ユーザとLTE−A端末ユーザとを区別してスケジューリングを行う。スケジューリング部310は、上位局装置30から送信データ及び再送指示が入力されると共に、上りリンクの信号を測定した受信部からチャネル推定値やリソースブロックのCQIが入力される。
また、スケジューリング部310は、入力された再送指示、チャネル推定値及びCQIを参照しながら、上下制御情報及び上下共有チャネル信号のスケジューリングを行う。移動通信における伝搬路は、周波数選択性フェージングにより周波数毎に変動が異なる。そこで、スケジューリング部310は、各移動端末装置10へのユーザデータについて、サブフレーム毎に通信品質の良好なリソースブロック(マッピング位置)を指示する(適応周波数スケジューリングと呼ばれる)。適応周波数スケジューリングでは、各リソースブロックに対して伝搬路品質の良好な移動端末装置10を選択する。そのため、スケジューリング部310は、各移動端末装置10からフィードバックされるリソースブロック毎のCQIを用いてリソースブロック(マッピング位置)を指示する。
同様に、スケジューリング部310は、適応周波数スケジューリングによって拡張PDCCHで送信される制御情報等について、サブフレーム毎に通信品質の良好なリソースブロック(マッピング位置)を指示する。このため、スケジューリング部310は、各移動端末装置10からフィードバックされるリソースブロック毎のCQIを用いてリソースブロック(マッピング位置)を指示する。
また、スケジューリング部310は、移動端末装置10との間の伝搬路状況に応じてアグリゲーション数を制御する。PDCCHの場合にはCCEアグリゲーション数、拡張PDCCHの場合にはVRBアグリゲーション数を制御する。セル端ユーザに対してはCCEアグリゲーション数及びVRBアグリゲーション数を上げることになる。また、割り当てたリソースブロックで所定のブロック誤り率を満たすMCS(符号化率、変調方式)を決定する。スケジューリング部310が決定したMCS(符号化率、変調方式)を満足するパラメータがチャネル符号化部303、308、312、変調部304、309、313に設定される。
ベースバンド信号処理部204は、1コンポーネントキャリア内での最大ユーザ多重数Nに対応したチャネル符号化部303、変調部304、マッピング部305を備えている。チャネル符号化部303は、データ生成部301から出力されるユーザデータ(一部の上位制御信号を含む)で構成される下り共有データチャネル(PDSCH)を、ユーザ毎にチャネル符号化する。変調部304は、チャネル符号化されたユーザデータをユーザ毎に変調する。マッピング部305は、変調されたユーザデータを無線リソースにマッピングする。
また、ベースバンド信号処理部204は、ユーザ固有の下り制御情報である下り共有データチャネル用制御情報を生成する下り制御情報生成部(生成部)306と、ユーザ共通の下り制御情報である下り共通制御チャネル用制御情報を生成する下り共通チャネル用制御情報生成部307とを備えている。
下り制御情報生成部306は、下り共有データチャネル(PDSCH)を制御するための下り共有データチャネル用制御情報(DL assignment等)を生成する。当該下り共有データチャネル用制御情報は、ユーザ毎に生成される。
ベースバンド信号処理部204は、1コンポーネントキャリア内での最大ユーザ多重数Nに対応したチャネル符号化部308、変調部309を備えている。チャネル符号化部308は、下り制御情報生成部306及び下り共通チャネル用制御情報生成部307で生成される制御情報をユーザ毎にチャネル符号化する。変調部309は、チャネル符号化された下り制御情報を変調する。
また、ベースバンド信号処理部204は、上り制御情報生成部(生成部)311と、チャネル符号化部312と、変調部313とを備える。上り制御情報生成部311は、上り共有データチャネル(PUSCH)を制御するための上り共有データチャネル用制御情報(UL Grant等)を生成する。当該上り共有データチャネル用制御情報は、ユーザ毎に生成される。
上記変調部309、313でユーザ毎に変調された制御情報は制御チャネル多重部314で多重される。PDCCH用の下り制御情報は、サブフレームの先頭3OFDMシンボルに多重され、インタリーブ部315でインタリーブされる。一方、拡張PDCCH(FRM型PDCCH)用の下り制御情報は、サブフレームのデータ領域に多重され、マッピング部(割当部)319でリソースブロック(PRB)にマッピングされる。この場合、マッピング部319は、スケジューリング部310からの指示に基づき、上記した第1−第4のマッピング法を用いてマッピングする。
第1のマッピング法では、VRBが複数に分割され、相対的に低周波帯域側と相対的に高周波帯域側の各VRBに対して、それぞれ周波数方向における一端から順番にナンバリングされる。これにより、低周波数帯域側の各VRBと高周波数帯域側の各VRBとが周波数方向において一方向に向かって対応付けられる。マッピング部319は、スケジューリング部310で決定されたアグリゲーションレベルとマッピング位置(VRBインデックス)とに基づいて、対応付けられたVRBに下り制御情報をマッピングする。この結果、相対的に低周波帯域側と相対的に高周波帯域側とに分散して下り制御情報がマッピングされる。
第2のマッピング法では、VRBが2分割され、相対的に低周波帯域側の各VRBに対しては周波数方向における一端から順番にナンバリングされると共に相対的に高周波帯域側の各VRBに対しては周波数方向における他端から順番にナンバリングされる。これにより、低周波数帯域側の各VRBと高周波数帯域側の各VRBとが周波数方向の両端から順番に対応付けられる。マッピング部319は、スケジューリング部310で決定されたアグリゲーションレベルとマッピング位置(VRBインデックス)とに基づいて、対応付けられたVRBに下り制御情報をマッピングする。この結果、相対的に低周波帯域側と相対的に高周波帯域側とに分散して下り制御情報がマッピングされる。
第3のマッピング法では、相対的に低周波帯域側の各VRBと相対的に高周波帯域側の各VRBとに対し、交互にVRBインデックスがナンバリングされる。マッピング部319は、スケジューリング部310で決定されたアグリゲーションレベルとマッピング位置(VRBインデックス)とに基づいて、下り制御情報をマッピングする。アグリゲーションレベル2以上の場合には、集約された下り制御情報が2つに分けられて、相対的に低周波帯域側と相対的に高周波帯域側とに分散してマッピングされる。
第4のマッピング法の場合には、VRB設定位置がサブフレーム毎に周波数ホッピングされる。マッピング部319は、スケジューリング部310で決定されたアグリゲーションレベルとマッピング位置(VRBインデックス)とに基づいて、下り制御情報をマッピングする。この場合、第4のマッピング法は、上記第1−第3のマッピング法を組み合わせて利用することが可能である。
なお、第1、第2のマッピング方法を用いる場合、マッピング部319は、VRBの多重法を用いて同一PRB内に分割された複数のVRBを多重する。この場合、マッピング部319は、TDM、FDM、Interleaved FDM/TDM、CDMを用いて複数のVRBを多重する。このように、マッピング部319は、相対的に低周波帯域側と相対的に高周波帯域側との間で、下り制御情報を分散して割り当てることができ、周波数ダイバーシチ効果及び送信ダイバーシチ効果を得ることが可能となっている。なお、マッピング部319は、without cross interleavingだけでなく、with cross interleavingを用いてマッピングしてもよい。
参照信号生成部318は、チャネル推定、シンボル同期、CQI測定、モビリティ測定等の様々な目的に使用されるセル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal)を生成する。また、参照信号生成部318は、ユーザ個別の下りリンク復調用参照信号であるDM−RSを生成する。DM−RSは、ユーザデータの復調だけでなく、拡張PDCCHで送信される下り制御情報の復調に用いられる。この下り制御情報は、例えばアンテナポート7−10のDM−RSを用いて復調される。
IFFT部316には、インタリーブ部315及びマッピング部319から制御信号が入力され、マッピング部305からユーザデータが入力され、参照信号生成部318から参照信号が入力される。IFFT部316は、下りチャネル信号を逆高速フーリエ変換して周波数領域の信号から時系列の信号に変換する。サイクリックプレフィックス挿入部317は、下りチャネル信号の時系列信号にサイクリックプレフィックスを挿入する。なお、サイクリックプレフィックスは、マルチパス伝搬遅延の差を吸収するためのガードインターバルとして機能する。サイクリックプレフィックスが付加された送信データは、送受信部203に送出される。
図18は、移動端末装置10が有するベースバンド信号処理部104の機能ブロック図であり、LTE−AをサポートするLTE−A端末の機能ブロックを示している。まず、移動端末装置10の下りリンク構成について説明する。
基地局装置20から受信データとして受信された下りリンク信号は、CP除去部401でCPが除去される。CPが除去された下りリンク信号は、FFT部402へ入力される。FFT部402は、下りリンク信号を高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)して時間領域の信号から周波数領域の信号に変換し、デマッピング部403へ入力する。デマッピング部403は、下りリンク信号をデマッピングし、下りリンク信号から複数の制御情報が多重された多重制御情報、ユーザデータ、上位制御情報を取り出す。なお、デマッピング部403によるデマッピング処理は、アプリケーション部105から入力される上位制御情報に基づいて行われる。デマッピング部403から出力された多重制御情報は、デインタリーブ部404でデインタリーブされる。なお、拡張PDCCHの制御情報については、デインタリーブ部404を介さずに制御情報復調部405に入力される。
また、ベースバンド信号処理部104は、制御情報を復調する制御情報復調部405、下り共有データを復調するデータ復調部406及びチャネル推定部407を備えている。制御情報復調部405は、多重制御情報から下り共通制御チャネル用制御情報を復調する共通制御チャネル用制御情報復調部(復調部)405aと、多重制御情報から上り共有データチャネル用制御情報を復調する上り共有データチャネル用制御情報復調部(復調部)405bと、多重制御情報から下り共有データチャネル用制御情報を復調する下り共有データチャネル用制御情報復調部405cとを備えている。データ復調部406は、ユーザデータ及び上位制御信号を復調する下り共有データ復調部406aと、下り共通チャネルデータを復調する下り共通チャネルデータ復調部406bとを備えている。
共通制御チャネル用制御情報復調部405aは、下りリンク制御チャネル(PDCCH)の共通サーチスペースのブラインドデコーディング処理、復調処理、チャネル復号処理などによりユーザ共通の制御情報である共通制御チャネル用制御情報を取り出す。共通制御チャネル用制御情報は、下りリンクのチャネル品質情報(CQI)を含んでおり、マッピング部415に入力され、基地局装置20への送信データの一部としてマッピングされる。
上り共有データチャネル用制御情報復調部405bは、下りリンク制御チャネル(PDCCH)のユーザ個別サーチスペースのブラインドデコーディング処理、復調処理、チャネル復号処理などにより上り共有データチャネル用制御情報(例えば、UL Grant)を取り出す。この場合、通常のPDCCHの場合には、複数のCCE候補についてブラインドデコーディング処理が行われる。また、without cross interleavingを用いた拡張PDCCHの場合には、複数のVRB候補についてブラインドデコーディング処理が行われる。復調された上り共有データチャネル用制御情報は、マッピング部415に入力されて、上り共有データチャネル(PUSCH)の制御に使用される。
下り共有データチャネル用制御情報復調部405cは、下りリンク制御チャネル(PDCCH)のユーザ個別サーチスペースのブラインドデコーディング処理、復調処理、チャネル復号処理などにより下り共有データチャネル用制御情報(例えば、DL assignment)を取り出す。この場合、通常のPDCCHの場合には、複数のCCE候補についてブラインドデコーディング処理が行われる。また、without cross interleavingを用いた拡張PDCCHの場合には、複数のVRB候補についてブラインドデコーディング処理が行われる。復調された下り共有データチャネル用制御情報は、下り共有データ復調部406aへ入力されて、下り共有データチャネル(PDSCH)の制御に使用され、下り共有データ復調部406aに入力される。
下り共有データ復調部406aは、下り共有データチャネル用制御情報復調部405cから入力された下り共有データチャネル用制御情報に基づいて、ユーザデータや上位制御情報を取得する。上位制御情報に含まれる拡張PDCCHがマッピング可能なPRB位置(VRB位置)は、下り共有データチャネル用制御情報復調部405cに出力される。下り共通チャネルデータ復調部406bは、上り共有データチャネル用制御情報復調部405bから入力された上り共有データチャネル用制御情報に基づいて、下り共通チャネルデータを復調する。
チャネル推定部407は、ユーザ固有の参照信号(DM−RS)、またはセル固有の参照信号(CRS)を用いてチャネル推定する。通常のPDCCHを復調する場合には、セル固有の参照信号を用いてチャネル推定する。一方、拡張PDCCH(FDM型PDCCH)及びユーザデータを復調する場合には、DM−RS及びCRSを用いてチャネル推定する。推定されたチャネル変動を、共通制御チャネル用制御情報復調部405a、上り共有データチャネル用制御情報復調部405b、下り共有データチャネル用制御情報復調部405c及び下り共有データ復調部406aに出力する。これらの復調部においては、推定されたチャネル変動及び復調用の参照信号を用いて復調処理を行う。
また、拡張PDCCHにおいて同一PRB内に異なるユーザの複数のVRBがTDM又はFDMによって多重される場合、アンテナポート7を用いて制御情報が復調される。この場合、ユーザ毎(VRB毎)に異なるDM−RSの送信ウェイトにより、同一PRB内のDM−RSをユーザ毎に区別している。拡張PDCCHにおいて同一PRB内に異なるユーザの複数のVRBがInterleaved FDM/TDM又はCDMによって多重される場合、アンテナポート7、8を用いて制御情報が復調される。この場合、ユーザ毎(VRB毎)に異なるアンテナポートを用いることで、同一PRB内のDM−RSをユーザ毎に区別している。さらに、送信ダイバーシチを適用する場合には、アンテナポート及び送信ウェイトにより、同一PRB内のDM−RSをユーザ毎に区別している。
なお、同一PRBに複数のVRBがInterleaved FDM/TDMにて多重される場合、移動端末装置10は、インタリーブパターンが必要である。インタリーブパターンは、移動端末装置10と基地局装置20との間で予め決められた固定パターンでもよい。また、インタリーブパターンは、基地局装置20において複数のパターンの中から選択されたパターンでもよい。選択されたパターンは、基地局装置20から移動端末装置10に通知される。また、インタリーブパターンは、セルID、サブフレーム番号、PRB番号に基づいて決定されてもよい。
同一PRBに複数のVRBがCDMにて多重される場合、移動端末装置10は、直交符号及びスクランブル符号が必要である。直交符号は、時間領域拡散、周波数領域拡散又は2次元(時間・周波数領域)拡散に対応した符号が用いられる。直交符号は、移動端末装置10と基地局装置20との間で予め決められてもよいし、基地局装置20から移動端末装置10に通知されてもよい。また、スクランブル符号は、基地局装置20において複数の符号の中から選択された符号でもよい。選択されたスクランブル符号は、基地局装置20から移動端末装置10に通知されてもよい。また、スクランブル符号は、セルID、サブフレーム番号、PRB番号に基づいて決定されてもよい。さらに、複数のVRBがスクランブル符号なしで多重された場合には、移動端末装置10は、スクランブル符号が不要である。
ベースバンド信号処理部104は、送信処理系の機能ブロックとして、データ生成部411、チャネル符号化部412、変調部413、DFT部414、マッピング部415、IFFT部416、CP挿入部417を備えている。データ生成部411は、アプリケーション部105から入力されるビットデータから送信データを生成する。チャネル符号化部412は、送信データに対して誤り訂正等のチャネル符号化処理を施し、変調部413はチャネル符号化された送信データをQPSK等で変調する。
DFT部414は、変調された送信データを離散フーリエ変換する。マッピング部415は、DFT後のデータシンボルの各周波数成分を、基地局装置20に指示されたサブキャリア位置へマッピングする。IFFT部416は、システム帯域に相当する入力データを逆高速フーリエ変換して時系列データに変換し、CP挿入部417は時系列データに対してデータ区切りでサイクリックプレフィックスを挿入する。
以上のように、本実施の形態に係る基地局装置20によれば、下り共有データチャネル(PDSCH)用のリソース領域の中で、相対的に低周波帯域側のVRBと相対的に高周波帯域側のVRBとに対応するPRBに下り制御情報を分散して割り当てることができる。よって、基地局装置20は、下り共有データチャネル(PDSCH)用のリソース領域を用いて下り制御チャネルの容量の不足に対応できる。また、下り制御情報が相対的に低周波帯域側と相対的に高周波帯域側とに分散されるため、移動端末装置の移動によって生じるフェージング変動や他セル干渉の影響を低減できる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、様々変更して実施することが可能である。例えば、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、上記説明におけるVRBの割り当て、VRBの分割数、処理部の数、処理手順、RBGサイズについては適宜変更して実施することが可能である。その他、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することが可能である。
1 無線通信システム
10 移動端末装置
20 基地局装置
101 送受信アンテナ
103 送受信部(受信部)
104 ベースバンド信号処理部
201 送受信アンテナ
203 送受信部(送信部)
204 ベースバンド信号処理部
300 制御情報生成部
301 データ生成部
305 マッピング部
306 下り制御情報生成部(生成部)
307 下り共通チャネル用制御情報生成部
310 スケジューリング部
311 上り制御情報生成部(生成部)
314 制御チャネル多重部
315 インタリーブ部
318 参照信号生成部
319 マッピング部(割当部)
403 デマッピング部
404 デインタリーブ部
405 制御情報復調部(復調部)
405a 共通制御チャネル用制御情報復調部
405b 上り共有データチャネル用制御情報復調部(復調部)
405c 下り共有データチャネル用制御情報復調部(復調部)
406 データ復調部
406a 下り共有データ復調部
406b 下り共通チャネルデータ復調部
407 チャネル推定部

Claims (8)

  1. 下り制御信号用のリソース領域と下りデータ信号用のリソース領域とを用いて下りの信号を受信する移動端末装置に対し、下り制御信号を生成する生成部と、
    下りデータ信号用のリソース領域において周波数方向に並んだ複数の物理リソースに下り制御信号用の複数の仮想リソースを設定し、当該仮想リソースに対し下り制御信号を割り当てる割当部と、
    前記割当部に割り当てられた下り制御信号を送信する送信部とを備え、
    前記仮想リソースの多重法がCDMまたはInterleaved FDM/TDMの場合に、前記下り制御信号の復調に用いられる復調用参照信号のアンテナポート番号をユーザ毎に割り当てることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記復調用参照信号のアンテナポート番号は、前記仮想リソースの番号に対応づけられたアンテナポート番号をユーザ毎に割り当てることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記復調用参照信号がユーザ毎に2つのアンテナポートで送信されることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  4. 前記物理リソースに前記複数の仮想リソースが時間方向及び周波数方向に分散して割り当てられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の基地局装置。
  5. 送信ダイバーシチが適用されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の基地局装置。
  6. 下り制御信号用のリソース領域と下りデータ信号用のリソース領域とを用いて下りの信号を送信する基地局装置から、下りデータ信号用のリソース領域において周波数方向に並んだ複数の物理リソースに設定された複数の仮想リソースに下り制御信号が分散して割り当てられた下り制御信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された下り制御信号を復調する復調部とを備え、
    前記下り制御信号の復調に復調用参照信号が用いられ、前記仮想リソースの多重法がCDMまたはInterleaved FDM/TDMの場合に、前記仮想リソースの番号に対応づけられたアンテナポート番号がユーザ毎に割り当てられることを特徴とする移動端末装置。
  7. 下り制御信号用のリソース領域と下りデータ信号用のリソース領域とを用いて下りの信号を送信する基地局装置が、下りデータ信号用のリソース領域において周波数方向に並んだ複数の物理リソースに下り制御信号用の複数の仮想リソースに下り制御信号を分散して割り当てて移動端末装置に下り制御信号を送信し、
    前記移動端末装置が、前記基地局装置から受信した下り制御信号を復調し、
    前記下り制御信号の復調に復調用参照信号が用いられ、前記仮想リソースの多重法がCDMまたはInterleaved FDM/TDMの場合に、前記仮想リソースの番号に対応づけられたアンテナポート番号がユーザ毎に割り当てられることを特徴とする通信システム。
  8. 下り制御信号用のリソース領域と下りデータ信号用のリソース領域とを用いて下りの信号を送信する基地局装置が、下りデータ信号用のリソース領域において周波数方向に並んだ複数の物理リソースに下り制御信号用の複数の仮想リソースに下り制御信号を分散して割り当てるステップと、移動端末装置に下り制御信号を送信するステップとを有し、
    前記移動端末装置が、前記基地局装置から下り制御信号を受信するステップと、受信した下り制御信号を復調するステップとを有し、
    前記下り制御信号の復調に復調用参照信号が用いられ、前記仮想リソースの多重法がCDMまたはInterleaved FDM/TDMの場合に、前記仮想リソースの番号に対応づけられたアンテナポート番号がユーザ毎に割り当てられることを特徴とする通信方法。
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