JP2002255062A - 自動車用フロアの製造方法及び自動車用フロア - Google Patents

自動車用フロアの製造方法及び自動車用フロア

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JP2002255062A JP2001059583A JP2001059583A JP2002255062A JP 2002255062 A JP2002255062 A JP 2002255062A JP 2001059583 A JP2001059583 A JP 2001059583A JP 2001059583 A JP2001059583 A JP 2001059583A JP 2002255062 A JP2002255062 A JP 2002255062A
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floor
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Yasuhiko Kitano
泰彦 北野
Yasuhiro Nosaka
泰弘 野阪
Hirotatsu Kanda
寛達 神田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C23/00Extruding metal; Impact extrusion
    • B21C23/02Making uncoated products
    • B21C23/04Making uncoated products by direct extrusion
    • B21C23/14Making other products
    • B21C23/142Making profiles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を抑えることができ、かつ製造の手
間を省くことができる自動車用フロアの製造方法及び自
動車用フロアを提供する。 【解決手段】 自動車用フロアの製造方法は、先ずV字
形に屈曲した第1〜第6曲がり部15a〜15fを有す
るように押出材31を押出し成形し、次に押出材31の
うちの第1〜第6曲がり部15a〜15fを補強リブと
するために、第1〜第6曲がり部15a〜15fを屈曲
した状態に保ちながら押出材31を展開する。加えて、
第1〜第6曲がり部15a〜15fの肉厚を第1〜第7
パネル16a〜16gより厚くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のフロアパ
ネルを押出し成形で製造する自動車用フロアの製造方法
及び自動車用フロアに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用フロアの製造方法として、例え
ば特開平7−144661号公報「自動車用フロアおよ
びその製造方法」が知られている。この技術は自動車用
フロアを押出し成形で製造することにより、自動車用フ
ロアを容易に製造することができるようにしたものであ
る。この技術内容を次図で詳しく説明する。
【0003】図10(a),(b)は従来の自動車用フ
ロアの製造方法を示す説明図である。(a)において、
自動車用フロア100の押出材をフロアトンネル101
の左右の折曲部102a,102b、103a,103
bで折り曲げた状態で押出し成形する。次に、それぞれ
の折曲部102a,102b、103a,103bを平
坦に展開して、左右のサイドシル104,105を矢印
の如く広げる。
【0004】(b)において、左右の折曲部102a,
102b,103a,103b(右側の折曲部103
a,103bは図示しない)を延ばすことにより、左右
のパネル106a,106b,107a,107b(右
側のパネル107a,107bは図示しない)を平坦に
配置する。
【0005】次に、平坦に延ばした折曲部102a,1
02bにそれぞれブラケット108a,108bを矢印
の如く結合して、各々の屈曲部102a,102bをブ
ラケット108a,108bで補強することにより自動
車用フロア100の剛性を確保する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、自動車用
フロア100の剛性を確保するために、各々の屈曲部1
02a,102bをそれぞれブラケット106a,10
6bで補強する必要があり、部品点数が多くなる。加え
て、各々の屈曲部102a,102bにそれぞれブラケ
ット106a,106bを組付ける作業工程が必要であ
り、自動車用フロアの製造に手間がかかる。このよう
に、部品点数が多いことや、製造に手間がかかること
が、自動車用フロアのコストを抑える妨げになってい
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、部品点数を抑え
ることができ、かつ製造の手間を省くことができる自動
車用フロアの製造方法及び自動車用フロアを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、少なくとも1つのV字形又はU
字形の屈曲した曲がり部を有するように、押出材を押出
し成形する工程と、この押出材のうちの曲がり部を補強
部位とするために、曲がり部を屈曲した状態に保ちなが
ら前記押出材を展開する工程とからなる。
【0009】押出材にV字形又はU字形に屈曲した曲が
り部を備え、この曲がり部を屈曲した状態に保ちながら
押出材を展開する。よって、曲がり部を補強部位として
自動車用フロアに一体形成することができる。このた
め、自動車用フロアを補強するための補強部材を不要に
することができ、かつ自動車用フロアに補強部材を取付
ける工程を省くことができる。
【0010】請求項2は、曲がり部の肉厚をその他の部
位より厚くしたことを特徴とする。曲がり部の肉厚をそ
の他の部位より厚くすることで、押出材を展開する際
に、曲がり部を屈曲した状態に確実に保つことができ
る。加えて、曲がり部の肉厚を厚くすることで、補強部
位としての剛性を高めることができる。
【0011】請求項3は、フロアパネルを補強するため
に、少なくとも1つのV字形又はU字形の屈曲した曲が
り部を備えた自動車用フロアであって、前記曲がり部を
その他の部位より肉厚に構成したことを特徴とする。
【0012】フロアパネルに曲がり部を備え、曲がり部
をその他の部位より肉厚に構成した。よって、曲がり部
で自動車用フロアを補強することができるので、従来の
ように補強部材を用意して、その補強部材を自動車用フ
ロアに取付ける必要はない。このため、自動車用フロア
の部品点数を減らすことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る自動車用フロア(第1
実施形態)の斜視図である。自動車用フロア10は、左
・右側フロア11,21をそれぞれ左右対称に形成し、
左側フロア11のフロアパネル14を右側フロア21の
フロアパネル24に接合したものである。
【0014】左側フロア11は、車体フレームのうちの
左側フレームを構成する左側サイドシル12と、この左
側サイドシル12の右側壁12aから車体中央まで延ば
した左側フロアパネル14とからなる。左側サイドシル
12は、略六角形の筒体に形成し、この筒体の上・下陵
部12b,12cにそれぞれ上下の補強リブ13a,1
3bを備える。
【0015】左側フロアパネル14は、表面14aを平
坦に形成するとともに、裏面14bに略V字形に屈曲し
た曲がり部(第1〜第6曲がり部15a〜15f(図4
参照))をそれぞれ所定間隔をおいて補強リブ(補強部
位)として複数(6個)備え、第1〜第6曲がり部15
a〜15fをその他の部位(すなわち、第1〜第7パネ
ル16a〜16g)より肉厚に構成したパネルである。
【0016】右側フロア21は、車体フレームのうちの
右側フレームを構成する右側サイドシル22と、この右
側サイドシル22の左側壁22aから車体中央まで延ば
すとともに、左側フロアパネル14の右側部11aに段
部21aを接合した右側フロアパネル24とからなる。
右側サイドシル22は、左側サイドシル12と同様に、
略六角形の筒体に形成し、この筒体の上・下側陵部22
b,22cにそれぞれ上下の補強リブ23a,23bを
備える。
【0017】右側フロアパネル24は、表面24aを平
坦に形成するとともに、裏面24bに略V字形に屈曲し
た曲がり部(第1〜第6曲がり部25a〜25f(25
a,25bのみ図示する))をそれぞれ所定間隔をおい
て補強リブ(補強部位)として複数(6個)備え、第1
〜第6曲がり部25a〜25fをその他の部位(すなわ
ち、第1〜第7パネル26a〜26g(26d〜26f
は図示しない)より肉厚に構成したパネルである。
【0018】第1実施形態の自動車用フロア10によれ
ば、左右側のフロアパネル14,24にそれぞれ第1〜
第6曲がり部15a〜15f,25a〜25fを備え、
これら第1〜第6曲がり部15a〜15f,25a〜2
5fを第1〜第7パネル16a〜16g,26a〜26
gより肉厚に構成した。よって、第1〜第6曲がり部1
5a〜15f,25a〜25fで左右側のフロアパネル
14,24を補強することができるので、従来のように
補強部材を用意して、左右側のフロアパネル14,24
に取付ける必要はない。
【0019】次に、図2〜図5に基づいて第1実施形態
の自動車用フロア10の製造方法について説明する。な
お、右側フロア21は、左側フロア11と左右対称の形
状なので以下、左側フロア11の製造方法について説明
して右側フロア21の製造方法の説明は省略する。
【0020】図2(a),(b)は本発明に係る第1実
施形態の製造方法を示す第1説明図である。(a)にお
いて、押出型30を使用して押出し成形の準備をする。
この押出型30は押出材を所定形状に押出し成形ための
押出し口30aを備える。(b)において、押出型30
の押出し口30aから押出材31を矢印の如く押出し
成形する。
【0021】図3(a)〜(c)は本発明に係る第1実
施形態の製造方法を示す第2説明図であり、(b)は
(a)のb矢視図である。(a)において、押出し成形
工程が完了することにより、図1に示す左側フロア11
の押出材31を得る。
【0022】押出材31は、六角筒体の左側サイドシル
12を中央に備え、左側サイドシル12の右側壁12a
から第1パネル16aを右側に水平に延ばし、第1パネ
ル16aに第2パネル16bを略90゜に上向きに折曲
げた状態に連続させ、第2パネル16bに第3パネル1
6cを略120゜に上向きに折曲げた状態に連続させ、
第3パネルに第4パネル16dを略120゜に下向きに
折曲げた状態に連続させ、第4パネル16dに第5パネ
ル16eを略120゜に下向きに折曲げた状態に連続さ
せ、第5パネル16eに第6パネル16fを略120゜
に下向きに折曲げた状態に連続させ、第6パネル16f
に第7パネル16gを略120゜に上向きに折曲げた状
態に連続させることにより、第2〜第7パネル16b〜
16gで略六角筒体を構成する。
【0023】この押出材31は、第1、第2パネル16
bで第1曲がり部15aを形成し、第2、第3パネル1
6b,16cで第2曲がり部15bを形成し、第3、第
4パネル16c,16dで第3曲がり部15cを形成
し、第4、第5パネル16d,16eで第4曲がり部1
5dを形成し、第5、第6パネル16e,16fで第5
曲がり部15eを形成し、第6、第7パネル16f,1
6gで第6曲がり部15fを形成する。これら第1〜第
6曲がり部15a〜15fは、V字形に屈曲したもので
ある。
【0024】(b)において、V字形に屈曲した第6曲
がり部15fに陵部17(斜線///で示す部位)を備え
ることで、第6曲がり部15fの肉厚を第6、第7パネ
ル16f,16gの肉厚tより厚く形成した状態を示
す。陵部17は陵線17aを角状に形成したものであ
る。(c)において、第7パネル16gを矢印の如く
展開することにより、第6パネル16f、第5パネル1
6e、第4パネル16d、第3パネル16c及び第2パ
ネル16bを順次展開する。
【0025】図4は本発明に係る第1実施形態の製造方
法を示す第3説明図である。第1〜第7パネル16a〜
16gを平坦に展開することにより、第1〜第7パネル
16a〜16g及び第1〜第6曲がり部15a〜15f
で左側フロアパネル14を形成する。なお、左側フロア
パネル14は第1パネル16aの左側部に左側サイドシ
ル12を一体に備える。
【0026】ここで、第1〜第6曲がり部15a〜15
fにそれぞれ陵部17・・・を備えることにより、第1
〜第6曲がり部15a〜15fをその他の部位(第1〜
第7パネル16a〜16g)より肉厚に形成した。よっ
て、第1〜第7パネル16a〜16gを平坦に展開する
際に、第1〜第6曲がり部15a〜15f、特に陵部1
7・・・を屈曲した状態に保つことができる。よって、
第1〜第6曲がり部15a〜15fの陵部17・・・を
補強リブ(補強部位)として残すことができる。
【0027】図5(a),(b)は本発明に係る第1実
施形態の製造方法を示す第4説明図であり、(a)は図
4の5a矢視図である。(a)において、第6曲がり部
15fに陵部17に備えることで、陵部17を略V字状
に屈曲した状態に保つことができる。よって、陵部17
を左側フロアパネル14の裏面14bに補強リブ(補強
部位)として残すことができる。なお、この陵部17の
陵線17aは角状を保つ。
【0028】(b)において、右側フロア21を左側フ
ロア11と同様に押出し成形した後、展開することによ
り製造し、右側フロア21の左側部に段部21aを形成
し、この段部21aに左側フロア11の右側部11aを
接合する。これにより、自動車用フロア10を得る。
【0029】第1実施形態の製造方法によれば、押出材
31にV字形に屈曲した第1〜第6曲がり部15a〜1
5fを備え、第1〜第6曲がり部15a〜15fを残す
ように押出材31を展開する。よって、第1〜第6曲が
り部15a〜15fを補強部位として左側フロアパネル
14に一体形成することができる。このため、左側フロ
アパネル14を補強するための補強部材を不要にするこ
とができ、かつ左側フロアパネル14に補強部材を取付
ける工程を省くことができる。
【0030】加えて、第1〜第6曲がり部15a〜15
fの肉厚を、第1〜第7パネル16a〜16gより厚く
することで、押出材31を展開する際に、第1〜第6曲
がり部15a〜15fを屈曲した状態に残すことができ
る。加えて、第1〜第6曲がり部15a〜15fの肉厚
を厚くすることで、補強部位としての剛性を高めること
もできる。
【0031】次に、第2〜第4実施形態を図6〜図9に
基づいて説明する。なお、第2〜第4実施形態において
第1実施形態と同一部材については同じ符号を付して説
明を省略する。図6(a),(b)は本発明に係る第2
実施形態の製造方法を示す説明図である。(a)におい
て、第2実施形態の押出材41は、第1実施形態の押出
材31と同様に形成したもので、第1〜第6曲がり部4
2a〜42f(42fのみを図示する)の肉厚を第1〜
第7パネル16a〜16gの肉厚tより厚い略V字形に
形成する。第6曲がり部42fは、陵部43の陵線43
aを円弧状又は湾曲状に形成したものである。
【0032】(b)において、押出材41を、第1実施
形態と同様に展開した際に、略V字形の陵部43を左側
フロアパネル40の裏面40aに補強リブ(補強部位)
として残すことができる。この陵部43は、陵線43a
を円弧状又は湾曲状に形成した点で第1実施形態の陵部
17と異なるだけで、その他の形状は第1実施形態の陵
部17と同じである。
【0033】このように第2実施形態によれば、陵部4
3の陵線43aを円弧状又は湾曲状に形成した補強リブ
(補強部位)を備えることができる。よって、第1実施
形態の補強リブと第2実施形態の補強リブとを、用途に
合せて選択することができるので、適用範囲を広げるこ
とができる。
【0034】図7(a),(b)は本発明に係る第3実
施形態の製造方法を示す第1説明図であり、(b)は
(a)のb矢視図である。(a)において、押出し成形
工程が完了することにより左側フロアパネル50の押出
材51を得る。
【0035】押出材51は、六角筒体の左側サイドシル
12を中央に備え、左側サイドシル12の右側壁12a
から第1パネル16aを右側に水平に延ばし、第1パネ
ル16aに第1曲がり部52aを介して第2パネル16
bを略90゜に上向きに折曲げた状態に連続させ、第2
パネル16bに第2曲がり部52bを介して第3パネル
16cを略120゜に上向きに折曲げた状態に連続さ
せ、第3パネルに第3曲がり部52cを介して第4パネ
ル16dを略120゜に下向きに折曲げた状態に連続さ
せ、第4パネル16dに第4曲がり部52dを介して第
5パネル16eを略120゜に下向きに折曲げた状態に
連続させ、第5パネル16eに第5曲がり部52eを介
して第6パネル16fを略120゜に下向きに折曲げた
状態に連続させ、第6パネル16fに第6曲がり部を介
して第7パネル16gを略120゜に上向きに折曲げた
状態に連続させることにより、第2〜第7パネル16b
〜16gで略六角筒体を構成する。
【0036】(b)において、押出材51の第6曲がり
部52fをU字形の屈曲した状態に形成し、かつ第6曲
がり部52fの肉厚t1を第6、第7パネル16f,1
7gの肉厚t2より厚く形成する。このように形成した
押出材51を矢印の如く展開する。
【0037】図8(a),(b)は本発明に係る第3実
施形態の製造方法を示す第2説明図であり、(b)は
(a)のb矢視図である。(a)において、第1〜第7
パネル16a〜16g(16e〜16gは図示しない)
を平坦に展開することにより、第1〜第7パネル16a
〜16g及び第1〜第6曲がり部52a〜52f(52
c〜52fは図示しない)で左側フロアパネル54を形
成する。なお、左側フロアパネル54は第1パネル16
aの左側部に左側サイドシル12を一体に備える。
【0038】(b)において、第3曲がり部52cの肉
厚t1を第3、第4パネル16c,16dの肉厚t2よ
り厚く成形したので、第3、第4パネル16c,16d
を展開する際に、第3曲がり部52cを、U字形の屈曲
した状態(すなわち、展開しない状態)に保つことがで
きる。よって、U字形の屈曲した第3曲がり部15c
を、補強リブ(補強部位)として残すことができる。
【0039】なお、図7(b)の押出材51では第6曲
がり部15fについて説明したが、第1〜第6曲がり部
52a〜52fは同一形状である。よって、押出材51
を展開した際には、第6曲がり部15fも第3曲がり部
15cと同様に、補強リブ(補強部位)として残すこと
ができ、その他の曲がり部15a,15b、15d,1
5eも同様に補強リブ(補強部位)として残すことがで
きる。
【0040】このように、第3実施形態によれば、第1
実施形態と同様の効果を得ることができる。加えて、第
3実施形態によれば、第1〜第6曲がり部52a〜52
fを略U字形とすることで、第1、第2実施形態の曲が
り部より大きく形成することが可能になる。よって、フ
ロアパネルの剛性をさらに高めることができる。加え
て、第3実施形態によれば、第1〜第6曲がり部52a
〜52fの内側を凹ませたので左側フロアパネル54の
軽量化を図ることができる。
【0041】図9(a),(b)は本発明に係る第4実
施形態の製造方法を示す第説明図である。(a)におい
て、押出型60の押出し口60aから押出材61を矢印
の如く押出し成形する。
【0042】押出材61は、六角筒体の左側サイドシル
12の右側壁12aから第1パネル66aを右側に水平
に延ばし、第1パネル16aに第1曲がり部65aを介
して第2パネル66bを略90゜上向きに折曲げた状態
に連続させ、第2パネル16bに第2曲がり部65bを
介して第3パネル66cを下向きに折返した状態に連続
させ、第3パネルに第3曲がり部65cを介して第4パ
ネル66dを上向きい折返した状態に連続させ、第4パ
ネル66dに第4折曲げ部65dを介して第5パネル6
6eを下向きに下向きに折返した状態に連続させ、第5
パネル66eに第5曲がり部65eを介して第6パネル
16fを略90゜折曲げた状態に連続させることによ
り、第1〜第6パネル66b〜66eを蛇腹状に形成す
る。
【0043】第1〜第5曲がり部65a〜65eは、そ
れぞれ略U字形に屈曲し、かつ肉厚t3をその他の部位
(第1〜第6パネル66a〜66f)の肉厚t4より厚
く成形した部位である。
【0044】(b)において、第1〜第6パネル66a
〜66e(66e〜66fは(a)参照)を平坦に展開
することにより、第1〜第6パネル66a〜66e及び
第1〜第5曲がり部65a〜65e(65d〜65eは
(a)参照)で左側フロアパネル64を形成する。な
お、左側フロアパネル44は、第1実施形態と同様に、
第1パネル66aの左側部に左側サイドシル12を一体
に備える。
【0045】ここで、第1〜第5曲がり部65a〜65
e(65d〜65eは(a)参照)の肉厚t3を、その
他の部位(第1〜第6パネル66a〜66f(66e〜
66fは(a)参照)の肉厚より厚く成形した。よっ
て、第1〜第7パネル66a〜66fを平坦に展開する
際に、第1〜第5曲がり部65a〜65eを屈曲した状
態に保つことができる。よって、第1〜第5曲がり部6
5a〜65eを補強リブ(補強部位)として残すことが
できる。
【0046】このように、第4実施形態によれば、第3
実施形態と同様の効果を得ることができる。加えて、第
4実施形態によれば、押出材の第1〜第6パネル66a
〜66fを蛇腹状に形成したので、第1〜第6パネル6
6a〜66fを矢印の如く一方向に引張るだけで簡単に
展開することができる。よって、左側フロアパネル44
を手間をかけないで簡単に製造することができる。
【0047】なお、前記実施形態では、押出材の曲がり
部を複数個(6個または5個)備えた例について説明し
たが、曲がり部の数は1個でもよく、用途に合せて任意
に選択することができる。
【0048】また、前記実施形態では、曲がり部の肉厚
をその他の部位の肉厚と比べて厚くした例について説明
したが、曲がり部の肉厚をその他の部位の肉厚より厚く
しなくてもよい。この場合でも、押出材を局部的にV字
形やU字形に形成することでフロアパネルの補強リブ
(補強部位)とすることが可能である。
【0049】さらに、前記実施形態では、押出成形の際
に、フロアパネルにサイドシルを一体成形する例につい
て説明したが、これに限らないで、フロアパネルのみを
押出成形し、この押出成形した押出材を展開してフロア
パネルとした後に、サイドシルを接合することも可能で
ある。
【0050】加えて、前記実施形態では、左右のサイド
シル12,22を略六角形の筒体に形成する例について
説明したが、これに限らないで、例えば四角形などのそ
の他の多角形に成形することも可能である。
【0051】また、前記実施形態では、図1に示す自動
車用フロア10を左・右側フロア11,21をそれぞれ
個別に押出形成し、これらの部材を接合して製造する例
について説明したが、これに限らないで、左・右側フロ
ア11,21を一体の状態で押出成形することも可能で
ある。
【0052】具体的には、図9(a)に示すように折曲
げたフロアパネルで左右のサイドシルを一体につないだ
状態に押出成形し、押出成形の後に、折曲げた状態のフ
ロアパネルを平坦に延ばして自動車用フロア10を製造
する。なお、押出成形の際のフロアパネルの折曲げ状態
は図9(a)の形状に限らないで、任意の形状に折り曲
げることが可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、押出材にV字形又はU字形に屈曲し
た曲がり部を備え、この曲がり部を屈曲した状態に保ち
ながら押出材を展開する。このため、曲がり部を補強部
位として自動車用フロアに一体形成することができるの
で、自動車用フロアを補強するために、自動車用フロア
に補強部材を取付ける必要はない。従って、自動車用フ
ロアの部品点数を減らすことができる。
【0054】加えて、自動車用フロアに補強部材を取付
ける組付け工程を省くことができるので、自動車用フロ
アを手間をかけないで簡単に製造することができる。こ
のように、部品点数を減らすことができ、かつ組付け工
程を簡素化できるので、自動車用フロアのコストを抑え
ることができる。
【0055】請求項2は、曲がり部の肉厚をその他の部
位より厚くすることで、押出材を展開する際に、曲がり
部を屈曲した状態に確実に残すことができる。加えて、
曲がり部の肉厚を厚くすることで、補強部位としての剛
性を高めることができる。このように、曲がり部を屈曲
した状態に保ち、かつ曲がり部の肉厚を厚くすること
で、自動車用フロアを高品質に維持することができる。
【0056】請求項3は、フロアパネルに曲がり部を備
え、この曲がり部をその他の部位より肉厚に構成した。
このため、曲がり部で自動車用フロアを補強することが
できるので、従来のように補強部材を用意して、自動車
用フロアに取付ける必要はない。従って、自動車用フロ
アの部品点数を減らすことができるので、自動車用フロ
アのコストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用フロア(第1実施形態)
の斜視図
【図2】本発明に係る第1実施形態の製造方法を示す第
1説明図
【図3】本発明に係る第1実施形態の製造方法を示す第
2説明図
【図4】本発明に係る第1実施形態の製造方法を示す第
3説明図
【図5】本発明に係る第1実施形態の製造方法を示す第
4説明図
【図6】本発明に係る第2実施形態の製造方法を示す説
明図
【図7】本発明に係る第3実施形態の製造方法を示す第
1説明図
【図8】本発明に係る第3実施形態の製造方法を示す第
2説明図
【図9】本発明に係る第4実施形態の製造方法を示す第
説明図
【図10】従来の自動車用フロアの製造方法を示す説明
【符号の説明】
10…自動車用フロア、15a〜15f,25a〜25
f,52a〜52f…第1〜第6曲がり部、16a〜1
6g,26a〜26g…第1〜第7パネル(その他の部
位)、31,41,51,61…押出材、42f…第6
曲がり部、65a〜65e…第1〜第5曲がり部、66
a〜66f…第1〜第6パネル(その他の部位)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 寛達 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA01 AA04 AA10 BB01 CA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのV字形又はU字形の屈
    曲した曲がり部を有するように、押出材を押出し成形す
    る工程と、 この押出材のうちの曲がり部を補強部位とするために、
    曲がり部を屈曲した状態に保ちながら前記押出材を展開
    する工程とからなる自動車用フロアの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記曲がり部の肉厚をその他の部位より
    厚くしたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用フ
    ロアの製造方法。
  3. 【請求項3】 フロアパネルを補強するために、少なく
    とも1つのV字形又はU字形の屈曲した曲がり部を備え
    た自動車用フロアであって、 前記曲がり部をその他の部位より肉厚に構成したことを
    特徴とする自動車用フロア。
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