JP2004338419A - 車両骨格構造 - Google Patents

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JP2004338419A JP2003133682A JP2003133682A JP2004338419A JP 2004338419 A JP2004338419 A JP 2004338419A JP 2003133682 A JP2003133682 A JP 2003133682A JP 2003133682 A JP2003133682 A JP 2003133682A JP 2004338419 A JP2004338419 A JP 2004338419A
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Yuichi Kitagawa
裕一 北川
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Abstract

【課題】ピラー部材の上下両端部を、天井面を車幅方向に延在する部材や床面を車幅方向に延在する部材にそれぞれ強度的に連続性をもって接続し、ピラー部材に側方から入力した荷重の分散効果を高めてピラー部材がキャビン内に大きく変位するのを抑制するようにした車両骨格構造の提供を図る。
【解決手段】第1骨格部材群10のルーフクロス部材11およびピラー部材12と、第2骨格部材群20のルーフフレーム部材21と、の交差結合部分X1に強度調整手段Kを設けて、ピラー部材12とルーフクロス部材11との間の曲げ強度の連続性よりも、ピラー部材12とルーフフレーム部材21との間の捩り強度の連続性を相対的に低くすることにより、ピラー部材12への入力荷重は、ルーフクロス部材11の曲げ変形およびルーフフレーム部材21との間の捩れ変形として効率よく分散される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両骨格構造に関し、とりわけ、キャビン部を左右方向断面で連続的に囲繞する第1骨格部材群と、キャビン部を前後方向断面で連続的に囲繞する第2骨格部材群と、を備えた車両骨格構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両骨格構造としては断面矩形の中空形材を骨格部材として用いたものがあり、各パーツを形成するそれぞれの中空形材を結合部材を介して結合するようにしており、この結合部材には中空形材の中空部に差し込まれる結合部を有し、それぞれの結合部を接続しようとする中空形材に嵌合して溶接するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−258765号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の車両骨格部材にあっては、前記結合部材を介した接続構造をピラー部材の上下両端部に適用した場合、ピラー部材が結合部材の結合部と重なる境界線近傍で強度的に不連続となり、このピラー部材に荷重が入力された場合、例えば、側面衝突によりピラー部材に衝突荷重が入力された場合には、前記ピラー部材両端部の強度的不連続部分で折れ曲がり変形してしまう恐れがある。
【0005】
そこで、本発明は、ピラー部材の上下両端部を、天井面を車幅方向に延在する部材や床面を車幅方向に延在する部材にそれぞれ強度的に連続性をもって接続し、ピラー部材に側方から入力した荷重の分散効果を高めてピラー部材がキャビン内に大きく変位するのを抑制することができる車両骨格構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、車両の天井面および床面に沿ったクロス部材と車両の側面に沿ったピラー部材とを連結した第1骨格部材群と、天井面と床面に沿ったフレーム部材とキャビン部の前部および後部に配置したピラー部材と連結した第2骨格部材群と、を相互に交差結合して、その交差結合部分に、ピラー部材とクロス部材との間の曲げ強度の連続性よりも、ピラー部材とフレーム部材との間の捩り強度の連続性を相対的に低くする強度調整手段を設けたことを特徴としている。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、強度調整手段によってピラー部材とクロス部材との間の曲げ強度の連続性よりも、ピラー部材とフレーム部材との間の捩り強度の連続性が相対的に低くなっているので、側面衝突等によりピラー部材にキャビン部内方に向かう荷重が入力した際に、ピラー部材に発生する曲げモーメントは、曲げ強度の高い連続性をもって結合したクロス部材に効率よく伝達して、このクロス部材に曲げ変形を発生させるとともに、捩り強度の低い連続性をもって結合したフレーム部材との間で捩れ変形を発生させる。
【0008】
従って、ピラー部材への入力荷重は、前記各クロス部材の曲げ変形および前記フレーム部材との間の捩れ変形として効率よく分散できるため、ピラー部材がキャビン部内方に大きく変位するのを抑制することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0010】
図1〜図5は本発明にかかる車両骨格構造の第1実施形態を示し、図1は(a)に車両全体の骨格構造と(b)に(a)中A部の交差結合部分の拡大とをそれぞれ示す斜視図、図2は交差結合部分を詳細に示す斜視図、図3は交差結合部分の分解斜視図、図4は側面衝突による荷重入力時における交差結合部分の挙動を示す斜視図、図5は側面衝突による荷重入力時における第1骨格部材群の衝突側の挙動を示す正面図である。
【0011】
この第1実施形態の車両骨格構造は、図1(a)に示すように車両1の天井面2に沿ってその前後方向中央部に左右方向に延在するルーフクロス部材11と、車両1の側面3に沿って上下方向に延在するピラー部材12と、車両1の床面4に沿ってその前後方向中央部に左右方向に延在するフロアクロス部材13とを設け、それぞれの部材11,12,13を連結してキャビン部5を左右方向断面で連続的に囲繞する第1骨格部材群10を構成している。
【0012】
一方、前記天井面2に沿ってその左右方向両側部に前後方向に延在するルーフフレーム部材21と、前記キャビン部5の前部および後部にそれぞれ上下方向に延在する前方ピラー部材22および後方ピラー部材23と、前記床面4に沿ってその左右方向両側部に前後方向に延在するフロアフレーム部材24とを設け、それぞれの部材21,22,23,24を連結してキャビン部5を前後方向断面で連続的に囲繞する第2骨格部材群20を構成している。
【0013】
前記第1骨格部材群10と前記第2骨格部材群20とを相互に交差結合することにより、前記キャビン部5を前後・左右方向に囲繞する構造となり、第1骨格部材群10と第2骨格部材群20との間には上方の交差結合部分X1と下方の交差結合部分X2とが形成される。
【0014】
また、前方ピラー部材22の上・下端部間は、ルーフ前方クロス部材14およびフロア前方クロス部材15によって連結してあるとともに、後方ピラー部材23の上・下端部間は、ルーフ後方クロス部材16およびフロア後方クロス部材17によって連結してある
更に、この実施形態の車両骨格構造では、図1(a)に示すように第1骨格部材群10および第2骨格部材群20の構成部分の車両前方に、例えばエンジンルーム等として用いられるフロントコンパートメントF・Cを構成するとともに、車両後方に、例えばトランクルーム等として用いられるリアコンパートメントR・Cを構成している。
【0015】
ところで、上方の交差結合部分X1は、ピラー部材12とルーフクロス部材11とルーフレーム部材21とが十字状に交差する部分に構成されるとともに、下方の交差結合部分X2は、ピラー部材12とフロアクロス部材13とフロアフレーム部材24とが十字状に交差する部分に構成され、以下、この実施形態では前者の上方の交差結合部分X1に例をとって説明するものとする。
【0016】
この第1実施形態では図2,図3の上方の交差結合部分X1に示すように、ピラー部材12とルーフクロス部材11とを板材をもってプレス成形により一体に形成する一方、ルーフフレーム部材21も同様に板材をもってプレス成形により形成してある。
【0017】
ピラー部材12とルーフクロス部材11は、連続したハット断面のアウターパネル12a,11aと、平板状のインナーパネル12b,11bと、を接合して中空の矩形状閉断面に形成してあり、一方、ルーフフレーム部材21は、上方の交差結合部分X1で前後に分割した変形ハット断面のアウターパネル21a,21aと、平板状のインナーパネル21bと、を接合して中空の五角形閉断面に形成してある。
【0018】
ピラー部材12とルーフクロス部材11のインナーパネル12b,11bと、ルーフフレーム部材21のインナーパネル21bとは、それぞれを一体に形成してクロージング材として構成してある。
【0019】
そして、ルーフフレーム部材21のアウターパネル21aの接続端部に形成したフランジ部21cを、連続したピラー部材12とルーフクロス部材11のアウターパネル12a,11aにスポット溶接した後、これらアウターパネル12a,11a,21aに、クロージング材とした前記インナーパネル12b,11b,21bをスポット溶接している。
【0020】
ここで、この第1実施形態では上方の交差結合部分X1において、ピラー部材12とルーフクロス部材11との間の曲げ強度の連続性よりも、ピラー部材12とルーフフレーム部材21との間の捩り強度の連続性を相対的に低くする強度調整手段Kを設けてある。
【0021】
強度調整手段Kは、同一の多角形断面として形成したピラー部材12とルーフクロス部材11とのそれぞれの稜線R1,R2を連続させるとともに、前後のルーフフレーム部材21の稜線R3を上方の交差結合部分X1において不連続とすることにより構成している。
【0022】
つまり、この第1実施形態では、ピラー部材12とルーフクロス部材11のアウタープレート12a,11aを連続させて一体に形成したことにより稜線R1,R2を連続させてあり、他方、ルーフフレーム部材21のアウタープレート21を上方の交差結合部分X1で前後に分割したことにより、この交差結合部分X1で稜線R3が不連続となっている。
【0023】
以上の構成によりこの第1実施形態の車両骨格構造によれば、強度調整手段Kによってピラー部材12とルーフクロス部材11との間の曲げ強度の連続性よりも、ピラー部材12とルーフフレーム部材21との間の捩り強度の連続性を相対的に低くしたので、図4,図5に示すように側面衝突等によりピラー部材12にキャビン部5の内方に向かう荷重Fが入力した際に、ピラー部材12に発生する曲げモーメントMは、曲げ強度の高い連続性をもって結合したルーフクロス部材11に効率よく伝達して、このルーフクロス部材11に曲げ変形を発生させるとともに、捩り強度の低い連続性をもって結合したルーフフレーム部材21との間で捩れ変形を発生させる。
【0024】
即ち、ピラー部材12の曲げモーメントMは、図4に示すように、ルーフフレーム部材21の捩りモーメントm1,m2およびルーフクロス部材11の曲げモーメントm3として分散することができる。
【0025】
従って、ピラー部材12の入力荷重は、図5に示すように、前記ルーフクロス部材11の曲げ変形および前記ルーフフレーム部材21との間の捩れ変形として効率よく分散できるため、ピラー部材12がキャビン部5内方に大きく変位するのを抑制することができる。
【0026】
ところで、この第1実施形態の車両骨格構造では、ピラー部材12とルーフクロス部材11とルーフレーム部材21とが十字状に交差する上方の交差結合部分X1に例をとって説明したが、同様の構成はピラー部材12とフロアクロス部材13とフロアフレーム部材24とが十字状に交差する下方の交差結合部分X2にあっても同様に構成することが好ましい。
【0027】
つまり、下方の交差結合部分X2においても強度調整手段Kを設けて、ピラー部材12とフロアクロス部材13との間の曲げ強度の連続性よりも、ピラー部材12とフロアフレーム部材24との間の捩り強度の連続性を相対的に低くすることになる。
【0028】
図6,図7は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図6は交差結合部分の分解斜視図、図7は交差結合部分の組み付け完了状態の斜視図である。
【0029】
この第2実施形態の車両骨格構造が第1実施形態と主に異なる点は、ピラー部材12とルーフクロス部材11とを分割して形成するとともに、ピラー部材12とルーフフレーム部材21とを一体に形成し、分割したルーフクロス部材11の上面からほぼ同一幅でフランジ部11cを延設し、このフランジ部11cを上方の交差結合部分X1で相手部材、つまりピラー部材12の端部上に重ね合わせて結合することにより、ピラー部材12とルーフクロス部材11との稜線R1,R2を連続させてある。
【0030】
つまり、このような骨格構造は一般のモノコック構造に広く採用されており、ピラー部材12とルーフフレーム部材21のアウターパネル12a,21aおよびインナーパネル12b,21bを一体に形成して、それぞれをスポット溶接してT字状の中空体として形成する一方、ルーフクロス部材11のアウターパネル11aおよびインナーパネル11bを別体に形成して、それぞれをスポット溶接した中空体として形成してある。
【0031】
そして、ルーフクロス部材11のアウターパネル11aを延長して形成した前記フランジ部11cを、ピラー部材12のアウターパネル12aの外側に重ね合わせてスポット溶接してある。
【0032】
このとき、ルーフフレーム部材21のルーフクロス部材11が接続される部分、つまり、ピラー部材12の延長部分には、ルーフフレーム部材21の稜線R3を上方の交差結合部分X1の前後で不連続とする開口部30を形成してあり、この開口部30はルーフクロス部材11の結合によって閉塞される。
【0033】
以上の構成によりこの第2実施形態の車両骨格構造によれば、上方の交差結合部分X1ではピラー部材12とルーフフレーム部材21とを一体に形成する一方、ピラー部材12とルーフクロス部材11とを分割して形成するようになっているが、これらピラー部材12とルーフクロス部材11とは、ルーフクロス部材11のフランジ部11cをピラー部材12に重ね合わせて結合することにより、ピラー部材12とルーフクロス部材11との稜線R1,R2を連続させたので、第1実施形態と同様にピラー部材12とルーフクロス部材11との間の曲げ強度に高い連続性を持たせることができる。
【0034】
一方、ルーフフレーム部材21は上方の交差結合部分X1に形成した開口部30によって稜線R3を不連続として、第1実施形態と同様にピラー部材12とルーフフレーム部材21との間の捩り強度の連続性を低くすることができ、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0035】
また、この第2実施形態ではプレス成形パネルを用いたモノコック構造となる車体への適用が容易となる。
【0036】
更に、この第2実施形態の車体骨格構造にあっても上方の交差結合部分X1に例をとって説明したが、同様の構成は下方の交差結合部分X2にも同様に構成することが好ましい。
【0037】
つまり、下方の交差結合部分X2では、ピラー部材12とフロアクロス部材13とを分割して形成するとともに、ピラー部材12とフロアフレーム部材24とを一体に形成し、分割したフロアクロス部材13からフランジ部を延設し、このフランジ部を下方の交差結合部分X2でピラー部材12に重ね合わせて結合して、ピラー部材12とフロアクロス部材13との稜線R1,R4(R4は図10を参照)を連続させることになる。
【0038】
また、下方の交差結合部分X2では、フロアフレーム部材24のフロアクロス部材13が接続される部分に、フロアフレーム部材24の稜線を下方の交差結合部分X2の前後で不連続とする開口部を形成する。
【0039】
図8,図9は本発明の第3実施形態を示し、前記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図8は交差結合部分の斜視図、図9は交差結合部分の図8中I方向矢視図である。
【0040】
この第3実施形態の車両骨格構造が前記第1,第2実施形態と主に異なる点は、図8,図9に示すように、ルーフフレーム部材21を上方の交差結合部分X1の近傍で部分的に窪ませることにより、ルーフフレーム部材21の稜線R3を不連続としてある。
【0041】
即ち、この実施形態ではアルミ合金等の軽合金を用いた鋳造により、ピラー部材12とルーフクロス部材11とルーフフレーム部材21とを一体成形してあり、ピラー部材12とルーフフレーム部材21との交差境界部と、ルーフクロス部材11とルーフフレーム部材21との交差境界部と、にそれぞれ凹設部31を形成して窪ませてある。
【0042】
このとき、図9に示すように凹設部31はルーフクロス部材11からピラー部材12への稜線R1,R2を連続させつつ、交差結合部分X1の前後におけるルーフフレーム部材21の稜線R3を不連続にする方向に形成してある。
【0043】
以上の構成によりこの第3実施形態の車両骨格構造によれば、ルーフフレーム部材21を上方の交差結合部分X1の近傍で部分的に窪ませることにより、ルーフフレーム部材21の稜線R3を不連続としたので、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0044】
また、ピラー部材12とルーフクロス部材11とルーフフレーム部材21とを鋳造により一体成形した場合にも本発明を簡単に適用できるようになる。
【0045】
勿論、ピラー部材12、ルーフクロス部材11およびルーフフレーム部材21をプレス成形した場合にあっても、この第3実施形態を適用することができる。
【0046】
また、この第3実施形態の車両骨格構造にあっても上方の交差結合部分X1に限ることなく、下方の交差結合部分X2にも同様に構成することが好ましく、この場合は、ピラー部材12とフロアクロス部材13とフロアフレーム部材24とを一体に形成して、ピラー部材12とフロアフレーム部材24との交差境界部、およびフロアクロス部材13とフロアフレーム部材24との交差境界部を、フロアフレーム部材24の稜線R5(図10を参照)を不連続とするようにそれぞれ窪ませることになる。
【0047】
図10は本発明の第4実施形態を示し、前記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図10は交差結合部分の斜視図である。
【0048】
この第4実施形態の車両骨格構造は、図10に示すように下方の交差結合部分X2に適用した場合を例にとって説明するものとし、前記各実施形態と主に異なる点は、フロアフレーム部材24を下方の交差結合部分X2の近傍で部分的に切欠くことにより、フロアフレーム部材24のそれぞれの稜線R5を不連続としてある。
【0049】
即ち、前記下方の交差結合部分X2はピラー部材12とフロアクロス部材13とフロアフレーム部材24とが十字状に交差する部分で、これら各部材12,13,24は軽合金による鋳造により一体成形してあり、この交差結合部分X2は床面4(図1参照)が平坦面として構成されるため、フロアクロス部材13およびフロアフレーム部材24は略直線的な形状となっている。
【0050】
このため、フロアフレーム部材24の稜線R5は起立するピラー部材12を跨いで連続的に直線状となり、また、ピラー部材12からフロアクロス部材13に至る稜線R1,R4は連続的ではあるが、交差結合部分X2では非直線状となっている。
【0051】
そして、フロアフレーム部材24がピラー部材12およびフロアクロス部材13と交差する部分の近傍の稜線R5上、若しくはその近傍に切欠き部分となる透孔31を形成してある。
【0052】
以上の構成によりこの第4実施形態の車両骨格構造によれば、下方の交差結合部分X2ではフロアフレーム部材24の稜線R5は直線状となり、ピラー部材12からフロアクロス部材13に至る稜線R1,R4は非直線状となっている。
【0053】
このため、本来ならば直線状の稜線を有する部材の捩れ剛性は非直線状の稜線を有する部材の曲げ剛性より大きくなるが、直線状の稜線R5を有するフロアフレーム部材24に形成した透孔31により、フロアフレーム部材24の捩れ剛性は少なくとも交差結合部分X2近傍では、ピラー部材12からフロアクロス部材13に至る部分の曲げ剛性よりも低くなる。
【0054】
従って、第1実施形態と同様に側面衝突時の入力荷重Fによりピラー部材12に発生した曲げモーメントを、フロアクロス部材13の曲げ変形とフロアフレーム部材24の捩れ変形とで分散吸収することが可能となる。
【0055】
また、この第4実施形態では捩れ剛性を低下させるためにフロアフレーム部材24に形成した透孔31は、内装部材の取り付け用としてもちいることができ、更には、生産工程での塗料排出用や雨水の排出用のドレン口として用いることができる。
【0056】
ところで、この第4実施形態の車体骨格構造にあっても下方の交差結合部分X2に限ることなく、上方の交差結合部分X1にも同様に構成することができ、この場合は、ピラー部材12とルーフクロス部材11とルーフフレーム部材21とを一体に形成して、ピラー部材12とフロアフレーム部材24との交差境界部、およびフロアクロス部材13とフロアフレーム部材24との交差境界部を、フロアフレーム部材24の稜線R5を不連続とするようにそれぞれ部分的に切欠くことになる。
【0057】
図11,図12は本発明の第5実施形態を示し、前記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図11は交差結合部分の分解斜視図、図12は交差結合部分の結合状態での図11中II方向矢視図である。
【0058】
この第5実施形態の車両骨格構造は、車両骨格部材としてアルミ合金等の軽合金製の押出し材を用いたスペースフレーム車体構造に本発明を適用したもので、図1(a)に示したように第1骨格部材群10を構成したルーフクロス部材11、ピラー部材12、フロアクロス部材13を断面矩形状の中空押出し材で形成するとともに、第2骨格部材群20を構成したルーフフレーム部材21、前方ピラー部材22および後方ピラー部材23、フロアフレーム部材24を同様に断面矩形状の中空押出し材で形成してある。
【0059】
そして、ルーフクロス部材11とピラー部材12とルーフフレーム部材21の交差結合部分X1は、図11に示すように連結部材としてのジョイント33を介して各部材11,12,21を連結してある。
【0060】
また、ピラー部材12とフロアクロス部材13とフロアフレーム部材24の交差結合部分X2は、同様に前記ジョイント33と同様の連結部材を介して各部材12,13,24を連結してある。
【0061】
尚、前記車両骨格部材の断面形状は、前記各実施形態と同様にルーフクロス部材11、ピラー部材12、フロアクロス部材13を矩形状に形成し、また、ルーフフレーム部材21、フロアフレーム部材24を五角形状に形成してある。
【0062】
そして、前記ジョイント33は、図11に示すようにルーフクロス部材11とピラー部材12とルーフフレーム部材21の各接続端部内に挿入する挿入突部33a,33b,33cが上下・前後に突出して十字状を成している。
【0063】
上方の挿入突部33aにはルーフクロス部材11を、下方の挿入突部33bにはピラー部材12を、前後の挿入突部33cには分割したルーフフレーム部材21,21をそれぞれ挿入して結合し、ピラー部材12に作用する曲げモーメントをルーフクロス部材11の曲げ変形として伝達するとともに、ルーフフレーム部材21の捩り変形に変換して伝達するようになっている。
【0064】
また、上下の挿入突部33a,33bは、ルーフクロス部材11およびピラー部材12の内側形状に沿った矩形状の断面形状を成し、これらルーフクロス部材11およびピラー部材12の内周全体に密接嵌合させてある。
【0065】
一方、前後の挿入突部33cは、ルーフフレーム部材21の内側形状に沿って形成するとともに、このルーフフレーム部材21の稜線R3に対応したそれぞれの角部に大きな面取り部Cを形成して、挿入突部33cをルーフフレーム部材21に挿入した際に、これら挿入突部33cとルーフフレーム部材21との間に面取り部Cによって部分的な隙間Sを設けてある。
【0066】
以上の構成によりこの第5実施形態の車両骨格構造によれば、ピラー部材12からルーフクロス部材11に延びる稜線R1,R2はジョイント3を跨いで連続しているが、このジョイント3の前後に接続したルーフフレーム材21の稜線R3は、挿入突部33cに形成した面取り部Cによって実質的に不連続となる。
【0067】
従って、第1実施形態と同様にピラー部材12からルーフクロス部材11に亘って曲げ剛性の連続性を確保し、ルーフフレーム材21はジョイント3部分で捩り剛性が不連続となる。
【0068】
従って、側面衝突時に荷重が入力してピラー部材12に曲げモーメントが発生すると、ピラー部材12からルーフクロス部材11へは曲げモーメントが効率よく伝達されてルーフクロス部材11の曲げ変形を誘発するとともに、ルーフフレーム部材21に対しては挿入突部33cとの間の部分的な隙間Sにより、これらルーフフレーム部材21と挿入突部33cとが相対回転して捩られて前記曲げモーメントを吸収し、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0069】
尚、この第5実施形態では第1骨格部材群10の各構成部材11,12,13および第2骨格部材群20の各構成部材21,22,23,24をそれぞれ中空押出し材で形成したが、これに限ることなく第1実施形態に示すようにプレス成形品によって前記各構成部材を形成してもよい。
【0070】
また、この第5実施形態の車体骨格構造にあっても上方の交差結合部分X1に限ることなく、下方の交差結合部分X2も同様に連結部材を用いて構成することが好ましく、この場合は、連結部材の挿入突部をピラー部材12およびフロアクロス部材13の内周全体に密接嵌合させるとともに、挿入突部とフロアフレーム部材24との間に部分的な隙間を設けることになる。
【0071】
図13,図14は本発明の第6実施形態を示し、前記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図13は交差結合部分の分解斜視図、図14(a)は図13中A−A線に沿った拡大断面図、図14(b)は図13中B−B線に沿った拡大断面図である。
【0072】
この第6実施形態の車体骨格構造は、前記第5実施形態と同様に連結部材としてのジョイント34を介して車体骨格部材を結合してあり、図13にアルミ合金等の軽合金製の押出し材を用いたルーフクロス部材11とピラー部材12とルーフフレーム部材21とを交差結合した上方の交差結合部分X1を示してある。
【0073】
前記ジョイント34の上下・前後の挿入突部34a,34b,34cは薄肉中空状に形成され、ルーフクロス部材11、ピラー部材12、ルーフフレーム部材21に挿入・結合されるが、この第6実施形態ではそれぞれの挿入突部34a,34b,34cは、挿入するそれぞれの部材11,12,21の内側形状に沿って形成し、これら部材11,12,21の内周全体に密接嵌合させるようにしてある。
【0074】
そして、中空状に形成した前記挿入突部34a,34b,34cのうち、ルーフクロス部材11とピラー部材12に挿入する上下の挿入突部34a,34bの中空部内に補強部としてのリブ35を設けてある。
【0075】
前記リブ35は、図14(a)に示すように、挿入突部34a,34bの中空部内の前後中央部にルーフクロス部材11とピラー部材12の長さ方向に沿って延在し、その中空部内を前後方向に2分割する形態で設けてある。
【0076】
一方、ルーフフレーム部材21に挿入する挿入突部34cは、図14(b)に示すようにリブを設けない中空状となっている。
【0077】
以上の構成によりこの第6実施形態の車両骨格構造によれば、ジョイント34の挿入突部34a,34b,34cは、ルーフクロス部材11、ピラー部材12、ルーフフレーム部材21の内周全体に密接嵌合するため、ピラー部材12からルーフクロス部材11に延びる稜線R1,R2と、ルーフフレーム部材21のジョイント34を挟んだ前後部分の稜線R3とは、それぞれジョイント34を跨いで連続する。
【0078】
しかし、上下の挿入突部34a,34bの中空部内にリブ35を設けてあるため、このリブ35の補強効果によりピラー部材12からルーフクロス部材11に亘る曲げ剛性が、前後のルーフフレーム部材21間の捩り剛性よりも高くなっており、ひいては、ピラー部材12からルーフクロス部材11に亘る稜線R1,R2を連続させる一方、前後のルーフフレーム部材21の稜線R3を不連続にした場合と同等の機能を備える。
【0079】
従って、側面衝突等によりピラー部材12に曲げモーメントが発生すると、ピラー部材12が曲げ変形するとともに、ジョイント34の薄肉中空状となった挿入突部34a,34b,34cにも変形力が作用する。
【0080】
このとき、ピラー部材12およびルーフフレーム部材11に挿入する上下の挿入突部34a,34bは、その中空部内に設けたリブ35により曲げ変形が抑制されるが、前後のルーフフレーム部材21に挿入する挿入突部34cはリブを持たないため捩れ変形が発生し易い。
【0081】
従って、側面衝突時に発生する前記曲げモーメントは、ピラー部材12からルーフクロス部材11に効率よく伝達されて、このルーフクロス部材11の曲げ変形を誘発するとともに、前後のルーフフレーム部材21に挿入する挿入突部34cが捩り変形することにより、前記曲げモーメントを分散・吸収することができる。
【0082】
また、この実施形態では車両骨格部材に局所的な脆弱部を設けることなく、本発明の目的を達成することができる。
【0083】
更に、この第6実施形態のジョイント34を用いた車体骨格構造にあっても、上方の交差結合部分X1に限ることなく下方の交差結合部分X2も同様に構成することが好ましく、この場合は、ピラー部材12およびフロアクロス部材13に挿入する挿入突部に補強部を設けることになる。
【0084】
ところで、本発明の車両骨格構造は前記第1〜第6実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採ることができ、例えば、図1(a)に示したように前方,後方ピラー部材22,23、ルーフ前方,後方クロス部材14,16、フロア前方,後方クロス部材15,17、ルーフフレーム部材21およびフロアフレーム部材24のそれぞれの交差結合部分にあっても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態における車両全体の骨格構造を示す斜視図、(b)は(a)中A部の交差結合部分の拡大斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態における交差結合部分を詳細に示す斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態における交差結合部分の分解斜視図。
【図4】本発明の第1実施形態における側面衝突による荷重入力時における交差結合部分の挙動を示す斜視図。
【図5】本発明の第1実施形態における側面衝突による荷重入力時における第1骨格部材群の衝突側の挙動を示す正面図。
【図6】本発明の第2実施形態における交差結合部分の分解斜視図。
【図7】本発明の第2実施形態における交差結合部分の組み付け完了状態の斜視図。
【図8】本発明の第3実施形態における交差結合部分の斜視図。
【図9】本発明の第3実施形態における交差結合部分の図8中I方向矢視図。
【図10】本発明の第4実施形態における交差結合部分の斜視図。
【図11】本発明の第5実施形態における交差結合部分の分解斜視図。
【図12】本発明の第5実施形態における交差結合部分の結合状態での図11中II方向矢視図。
【図13】本発明の第6実施形態における交差結合部分の分解斜視図。
【図14】(a)は図13中A−A線に沿った拡大断面図、(b)は図13中B−B線に沿った拡大断面図。
【符号の説明】
1 車両
2 天井面
3 側面
4 床面
5 キャビン部
10 第1骨格部材群
11 ルーフクロス部材(クロス部材)
12 ピラー部材
13 フロアクロス部材(クロス部材)
20 第2骨格部材群
21 ルーフフレーム部材(フレーム部材)
22 前方ピラー部材
23 後方ピラー部材
24 フロアフレーム部材(フレーム部材)
31 凹設部(窪み)
32 透孔(切欠き部分)
33 ジョイント(連結部材)
33a,33b,33c 挿入突部
34 ジョイント(連結部材)
34a,34b,34c 挿入突部
35 リブ(補強部)
X1 上方の交差結合部分
X2 下方の交差結合部分
K 強度調整手段
R1,R2,R3,R4,R5 稜線

Claims (9)

  1. 車両の天井面および床面に沿ってそれぞれ左右方向に延在したクロス部材と、車両の側面に沿って上下方向に延在したピラー部材と、をそれぞれ連結してキャビン部を左右方向断面で連続的に囲繞する第1骨格部材群と、
    前記天井面および床面に沿ってそれぞれ前後方向に延在したフレーム部材と、前記キャビン部の前部および後部にそれぞれ上下方向に延在したピラー部材と、をそれぞれ連結してキャビン部を前後方向断面で連続的に囲繞する第2骨格部材群と、を設けるとともに、
    第1骨格部材群と第2骨格部材群とを相互に交差結合し、その交差結合部分に、ピラー部材とクロス部材との間の曲げ強度の連続性よりも、ピラー部材とフレーム部材との間の捩り強度の連続性を相対的に低くする強度調整手段を設けたことを特徴とする車両骨格構造。
  2. 強度調整手段は、ピラー部材とクロス部材をそれぞれ同一の多角形断面に形成する一方、フレーム部材を多角形断面に形成し、ピラー部材とクロス部材の稜線を連続させるとともに、フレーム部材のそれぞれの稜線を前記交差結合部分において不連続としたことを特徴とする請求項1に記載の車両骨格構造。
  3. 強度調整手段は、ピラー部材とフレーム部材とを連結し、ピラー部材に作用する曲げモーメントをクロス部材の曲げ変形として伝達するとともに、フレーム部材の捩り変形に変換して伝達する連結部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両骨格構造。
  4. ピラー部材とクロス部材とを一体成形して、それぞれの部材の稜線を連続させたことを特徴とする請求項2に記載の車両骨格構造。
  5. 互いに結合するピラー部材またはクロス部材の一方からフランジ部を延設し、このフランジ部を前記交差結合部分で相手部材に重ね合わせて結合することにより、ピラー部材とクロス部材との稜線を連続させたことを特徴とする請求項2に記載の車両骨格構造。
  6. フレーム部材を前記交差結合部分の近傍で部分的に窪ませることにより、フレーム部材のそれぞれの稜線を不連続としたことを特徴とする請求項2に記載の車両骨格構造。
  7. フレーム部材を前記交差結合部分の近傍で部分的に切欠くことにより、フレーム部材のそれぞれの稜線を不連続としたことを特徴とする請求項2に記載の車両骨格構造。
  8. 連結部材は、ピラー部材、クロス部材およびフレーム部材の接続端部にそれぞれ挿入して結合する挿入突部を有し、ピラー部材およびクロス部材への挿入突部はそれぞれの部材に密接嵌合させる一方、フレーム部材への挿入突部はそれぞれの部材との間に部分的な隙間を設けたことを特徴とする請求項3に記載の車両骨格構造。
  9. 連結部材は、ピラー部材、クロス部材およびフレーム部材にそれぞれ挿入して結合する中空状の挿入突部を有し、ピラー部材およびクロス部材への挿入突部の中空部内に補強部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の車両骨格構造。
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