JP3446718B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP3446718B2
JP3446718B2 JP2000124175A JP2000124175A JP3446718B2 JP 3446718 B2 JP3446718 B2 JP 3446718B2 JP 2000124175 A JP2000124175 A JP 2000124175A JP 2000124175 A JP2000124175 A JP 2000124175A JP 3446718 B2 JP3446718 B2 JP 3446718B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の中には、例えば特開平9−99
858号公報に示されているように、車両の前面衝突時
の対策としてキャビンの前部に隣接したフロントコンパ
ートメントに複数の前後方向骨格メンバを配設して、前
面衝突時の衝突入力をこれら前後方向骨格メンバからキ
ャビンの上下方向骨格メンバであるフロントピラーに荷
重伝達させるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両の前面衝突時にお
ける衝突エネルギー吸収効果を高めるためには、フロン
トコンパートメントの潰れ変形による衝突エネルギー吸
収量を増加させることが望まれる。
【0004】このフロントコンパートメントの潰れ変形
を良好に行わせるためには、該フロントコンパートメン
トに設けた前後方向骨格メンバの前後方向変形ストロー
クを大きくすることが求められるが、前記従来の構造で
は前後方向骨格メンバに前後方向変形ストロークを大き
くし得るような特別な工夫がなされていないため、該前
後方向骨格メンバの軸圧潰が途中で終って潰れ残りが生
じ、フロントコンパートメントの潰れ可能領域が狭めら
れてしまう可能性がある。
【0005】また、前述のように前後方向骨格メンバが
潰れ残ってしまうと、この潰れ残りが剛体となってキャ
ビン側へ荷重伝達し、キャビン減速度(車体発生反力)
が大きくなってしまう可能性がある。
【0006】そこで、本発明はキャビンの前部又は後部
に隣接したコンパートメントに設けられた前後方向骨格
メンバの前後方向変形ストロークを拡大でき、前記コン
パートメントの潰れ変形を良好に行わせて衝突エネルギ
ー吸収量を増大することができると共に、キャビン減速
度を低減することができる自動車の車体構造を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、キャビンの前部又は後部に隣接したコンパートメン
トの左右側部に設けられた前後方向骨格メンバに、該前
後方向骨格メンバの車両前後方向衝突時における入力端
側から少くとも柔−超剛−剛の順に前後方向の剛性を異
ならせた3つの領域を設けると共に、この剛性剛領域に
車幅方向の剛性を車幅方向外側よりも車幅方向内側を小
さくした領域を設けたことを特徴としている。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】請求項の発明にあっては、請求項1に
載の前後方向骨格メンバが、フロントコンパートメント
の上側部に前下がりに傾斜して設けられたフードリッジ
メンバであることを特徴としている。
【0012】請求項の発明にあっては、請求項1に
載の前後方向骨格メンバが、フロントコンパートメント
の下側部に設けられたフロントサイドメンバであること
を特徴としている。
【0013】請求項の発明にあっては、請求項1に
載の前後方向骨格メンバが、フロントコンパートメント
の上側部に前下がりに傾斜して設けられたフードリッジ
メンバと、該フロントコンパートメントの下側部に設け
られたフロントサイドメンバであって、これらフードリ
ッジメンバとフロントサイドメンバとを、車両前面衝突
時における前後方向変形の同期をとる連結メンバで上下
方向に連結したことを特徴としている。
【0014】請求項の発明にあっては、請求項1〜
に記載の前後方向骨格メンバの車幅方向の剛性を車幅方
向外側よりも車幅方向内側を小さくする手段が、板厚変
化,切欠き設定,ビード設定等の剛性低下手段であるこ
とを特徴としている。
【0015】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、車両の
前後方向衝突時に前後方向骨格メンバに軸方向に衝突入
力が作用すると、該前後方向骨格メンバが軸方向に圧壊
変形すると共に、圧壊反力の増大によって車幅方向の剛
性を車幅方向外側よりも車幅方向内側を小さくした領域
を中心として車幅方向内側へ折れ曲がり変形して、前記
軸方向の圧壊変形とこの車幅方向内側への折れ曲がり変
形とによって衝突エネルギーの吸収作用を発揮する。
【0016】そして、このように前後方向骨格メンバの
車幅方向内側への折れ曲がり変形により、該前後方向骨
格メンバの前後方向の変形ストロークが拡大されること
によって、コンパートメントの潰れ可能領域が拡大さ
れ、コンパートメントの潰れ変形を良好に行わせて前記
前後方向骨格メンバの効率的な衝突エネルギー吸収作用
と相俟って衝突エネルギー吸収量を著しく増大すること
ができる。
【0017】しかも、前後方向骨格メンバの折れ曲がり
変形が不規則となることなく車幅方向内側へ規定される
ことによって、コンパートメントの左右側部で変形モー
ドを安定化して衝突エネルギー吸収特性を向上すること
ができる。
【0018】また、前述のように前後方向骨格メンバが
車幅方向内側へ折れ曲がり変形して、該前後方向骨格メ
ンバの前後方向の変形ストロークが拡大することから、
この前後方向骨格メンバが剛体の突張り材となって潰れ
残ってキャビン側に荷重が伝達されるのを回避できてキ
ャビン減速度を低下することができる。
【0019】
【0020】しかも、前後方向骨格メンバの前後方向剛
性の区分領域を、車両の前後方向衝突時における入力端
側から少くとも柔−超剛−剛の順に剛性を異ならせた3
つの領域として設定してあるため、該前後方向骨格メン
バの剛性剛領域がキャビン側に結合されて該前後方向骨
格メンバの支持剛性を確保すると共に、剛性柔領域の圧
壊軸力を剛性超剛領域により支持することから、衝突初
期の圧壊反力の立上がりを大きくでき、かつ、剛性柔領
域を入力端から整然と圧壊変形させることができて、衝
突エネルギー吸収量を増大することができる。
【0021】また、前後方向骨格メンバの中央部分の剛
性超剛領域とその前後に隣接する剛性柔領域および剛性
剛領域との各境界の剛性不連続点に応力が集中して、前
後方向骨格メンバを該剛性不連続点を折れ曲がり変形の
節とした多段の折り畳み状として車幅方向内側への折れ
曲がり変形を整然と行わせることができる。
【0022】特に、前述の前後方向骨格メンバの車幅方
向の剛性を車幅方向外側よりも車幅方向内側を小さくし
た領域を、該前後方向骨格メンバの前後方向剛性の区分
領域の剛性剛領域に設定してあるため、前後方向骨格メ
ンバをこの剛性剛領域を中心にして車幅方向内側へ折れ
曲がり変形させて効率的に衝突エネルギー吸収を行わせ
ると共に、剛性超剛領域を車幅方向内側へ畳み込ませて
該剛性超剛領域が剛性剛領域と共にキャビン手前で突張
り材として潰れ残るのを回避できて、キャビン減速度の
低減化に些かも支障を来すことがない。
【0023】請求項に記載の発明によれば、請求項
発明の効果に加えて、車両の前面衝突時にはフロント
コンパートメント上側部のフードリッジメンバが、軸方
向に圧潰変形すると共に車幅方向内側へ折れ曲がり変形
して効率的に衝突エネルギー吸収を行うと共に、キャビ
ン側へ荷重伝達する剛体部材となって潰れ残るのを回避
できてキャビン減速度を低減することができる。
【0024】請求項に記載の発明によれば、請求項
発明の効果に加えて、車両の前面衝突時にはフロント
コンパートメント下側部のフロントサイドメンバが、軸
方向に圧潰変形すると共に車幅方向内側へ折れ曲がり変
形して効率的に衝突エネルギー吸収を行うと共に、キャ
ビン側へ荷重伝達する剛体部材となって潰れ残るのを回
避できてキャビン減速度を低減することができる。
【0025】請求項に記載の発明によれば、請求項
発明の効果に加えて、車両の前面衝突時にはフロント
コンパートメントの上側部のフードリッジメンバおよび
下側部のフロントサイドメンバが、それぞれ軸方向に圧
潰変形すると共に車幅方向内側へ折れ曲がり変形して効
率的に衝突エネルギー吸収を行うと共に、キャビン側へ
荷重伝達する剛体部材となって潰れ残るのを回避できて
キャビン減速度を低減することができる。
【0026】しかも、連結メンバによって前記フードリ
ッジメンバとフロントサイドメンバが同期的に車幅方向
内側へ折れ曲がり変形するため、フロントコンパートメ
ントの変形モードを安定させることができて、衝突エネ
ルギー吸収特性を向上することができる。
【0027】請求項に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、前後方向骨格メンバの所要
領域における車幅方向の剛性差を、板厚変化や切欠き設
定あるいはビード設定等によって容易に調整することが
できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0029】図12において、キャビンCはフロアメン
バ1,ルーフパネル2,ダッシュクロスメンバ3,リヤ
パーセル4等によってフロントコンパートメントF・C
およびリヤコンパートメントR・Cと隔成されており、
フロントピラー5,センターピラー6,リヤピラー7等
の上下方向骨格メンバ、サイドシル8,リヤサイドメン
バ9等の前後方向骨格メンバ、およびカウルボックス1
1,リヤシートクロスメンバ12等の車幅方向骨格メン
バによって所要のキャビン剛性を確保してある。
【0030】一方、フロントコンパートメントF・Cに
あっては、その左右側部の上側部に前下がりに傾斜して
設けられたフードリッジメンバ13を、および下側部に
フロントサイドメンバ14をそれぞれ閉断面構造の前後
方向骨格メンバとして配設してある。
【0031】フードリッジメンバ13はその後端部をフ
ロントピラー5に結合してあり、左右のフードリッジメ
ンバ13,13の前端部は図外のラジエータコアサポー
トにより連結してある。
【0032】フロントサイドメンバ14はその後端部を
ダッシュクロスメンバ3の下面側に廻り込んで結合して
あり、左右のフロントサイドメンバ14,14の前端部
は前記フードリッジメンバ13の前端とほぼ同位置で図
外のラジエータコアサポートにより連結してあると共
に、該ラジエータコアサポートよりも前方の突出端をバ
ンパーアーマチュア15および図外のファーストクロス
メンバで連結してある。また、フードリッジメンバ13
およびフロントサイドメンバ14はそれらの長さの中間
部分で、フロントコンパートメントF・Cの主要骨格メ
ンバを構成するストラットハウジング16(連結メンバ
ー)により連結してある。
【0033】ここで、図1,2に示すように前記フード
リッジメンバ13の所要の領域、例えばストラットハウ
ジング16を結合した領域Mの後方の領域Rは、図2
(D),(E)に示すように内側の側壁に剛性低下手段
21として閉断面内に膨出するビード21aを形成し
て、車幅方向の剛性Sxを車幅方向外側よりも車幅方向
内側を小さくしてある。
【0034】また、このフードリッジメンバ13は前後
方向の剛性Syを異ならせた前後複数の領域に区分して
あり、例えば前記領域Mはストラットハウジング16の
結合によって、および必要に応じて閉断面内に前後方向
に複数のブレース22を配設して剛性超剛領域としてあ
ると共に、その後方の領域Rは領域Mよりも剛性の低い
剛性剛領域としてあり、更に領域Mの前方の領域Fは前
記後方の領域Rよりも剛性の低い剛性柔領域として、車
両の前面衝突時における入力端側から柔−超剛−剛の順
に前後方向剛性を異ならせてある。
【0035】このフードリッジメンバ13としては、例
えばアルミ合金等の軽量金属材料からなる角筒状の押出
し材を用いることができ、前記領域F,M,Rの前後方
向剛性差は、閉断面積および又は板厚の調整によって容
易に設定することができる。本実施形態にあっては、図
1に示すように領域Fを略前半部領域Faと略後半部領
域Fbとに区分して、領域Faを領域Fbの板厚t2 よ
りも小さな板厚t1に設定して該領域Faの剛性Sy1
を最も低くし、領域Fbは領域Mの板厚t2とほぼ同一
に設定して、該領域Fbの剛性Sy2 の剛性を領域Fa
の剛性Sy1よりも高く、かつ、ストラットハウジング
16を結合して前後方向剛性が高められた該領域Mの剛
性Sy3 よりも低くしてある。
【0036】また、領域Rは領域Mの板厚t2 とほぼ同
一もしくは小さく設定すると共に領域Mよりも閉断面積
を上下方向に大きく設定して剛性超剛領域よりも剛性の
低い剛性剛領域とするが、該領域Rも略前半部Raと略
後半部Rbとに区分して、領域Raの剛性Sy4 を領域
Mの剛性Sy3 よりも低くし、領域Rbの剛性Sy5を
領域Raの剛性Sy4 とほぼ同一もしくは高くしてあ
る。
【0037】即ち、前述の車幅方向剛性Sxと前後方向
剛性Syの設定により、フードリッジメンバ13には車
両前面衝突に対して、領域Fが前後方向の潰れ変形によ
り衝突エネルギーを吸収し、領域Mが領域Fの圧潰支持
力を高め、そして、領域RがキャビンC側との結合剛性
を高めると共にフードリッジメンバ13の車幅方向内側
への折れ曲がり変形の促進を担うという物理的特性を付
与してある。
【0038】このような本実施形態におけるフードリッ
ジメンバ13の各領域F,M,Rの機能と剛性差とを表
1にまとめて示す。
【0039】
【表1】
【0040】ここで、前記車幅方向剛性Sxに関して、
基本的には領域Mは領域Fと同様に車幅方向の内側と外
側とで剛性差のないノーマルな形態でフードリッジメン
バ13が押出成形されるが、本実施形態ではストラット
ハウジング16を内側の側壁に結合してある関係で、領
域Mにおける車幅方向剛性Sxが車幅方向の外側よりも
内側が大きくなる傾向となるものの、該領域Mの車幅方
向外側の剛性は領域Rのビード21aを設けた車幅方向
内側の剛性よりも大きいため、該領域Rの車幅方向内側
への折れ曲がり作用に影響を与えることはない。
【0041】以上の実施形態の構造によれば、車両の前
面衝突によりフードリッジメンバ13に軸方向に衝突入
力が作用すると、該フードリッジメンバ13が軸方向に
圧壊変形すると共に、圧壊反力の増大によって車幅方向
剛性を車幅方向の外側よりも内側を小さくした領域Rを
中心として該フードリッジメンバ13が車幅方向内側へ
折れ曲がり変形して、前記軸方向の圧壊変形とこの車幅
方向内側への折れ曲がり変形とによって衝突エネルギー
の吸収作用を発揮する。
【0042】具体的には、フードリッジメンバ13は前
後方向剛性を前端の入力端側から柔−超剛−剛の順に剛
性を異ならせた3つの領域F,M,Rに区分してあるた
め、車両前面衝突時には剛性剛領域RがキャビンC側に
結合されてフードリッジメンバ13の支持剛性が確保さ
れると共に、剛性柔領域Fの圧壊軸力が剛性超剛領域M
により支持されることによって、衝突初期の圧壊反力の
立上がりを大きくし、かつ、剛性柔領域Fを入力端側か
ら積極的に整然と圧壊変形させる。
【0043】そして、圧壊反力が増大すると、もともと
フードリッジメンバ13はその前端部が図外のラジエー
タコアサポートによって車幅方向外側への広がりが規制
されていることと併せて、領域Rでは車幅方向内側の剛
性を低めてあることによって、該領域Rを中心として車
幅方向内側へ折れ曲がり変形するが、該フードリッジメ
ンバ13の長さ方向中央部分の剛性超剛領域Mとその前
後に隣接する剛性柔領域Fおよび剛性剛領域Rとの各境
界の剛性不連続点に応力が集中して、このフードリッジ
メンバ13を該剛性不連続点を折れ曲がり変形の節とし
て図3に示すように多段の折り畳み状に車幅方向内側へ
の折れ曲がり変形を整然と行わせて衝突エネルギーを効
率的に吸収する。
【0044】このようにフードリッジメンバ13が車幅
方向内側へ折れ曲がり変形して、該フードリッジメンバ
13の前後方向の変形ストロークが拡大されることによ
って、フロントコンパートメントF・Cの潰れ可能領域
が拡大され、該フロントコンパートメントF・Cの潰れ
変形を良好に行わせて前記フードリッジメンバ13の効
率的な衝突エネルギー吸収作用と相俟って衝突エネルギ
ー吸収量を著しく増大することができる。
【0045】しかも、このフードリッジメンバ13の折
れ曲がり変形が不規則となることなく車幅方向内側へ規
定されることと、前述のように剛性柔領域Fを入力端側
から整然と、かつ、積極的に圧潰変形させることによっ
て、フロントコンパートメントF・Cの左右側部で変形
モードを安定化して衝突エネルギー吸収特性を向上する
ことができる。
【0046】一方、このような衝突エネルギー吸収特性
上の効果と共に、前述のようにフードリッジメンバ13
が車幅方向内側へ折れ曲がり変形して、該フードリッジ
メンバ13の前後方向の変形ストロークが拡大し、とり
わけ、前記剛性剛領域Rを中心にしての折れ曲がり変形
によって剛性超剛領域Mを車幅方向内側へ畳み込ませ
て、該剛性超剛領域Mが剛性剛領域Rと共にキャビンC
の手前で該キャビンC側へ荷重伝達する剛体の突張り材
として潰れ残るのを回避できて、キャビン減速度を低下
することができる。
【0047】特に、このフードリッジメンバ13は前下
がりに傾斜配設されていることから、車両の前面衝突時
の前後方向の変形には図5に示すように前端側が下がる
曲げ変形が伴い、従って、フードリッジメンバ13の傾
斜度および又はカウルボックス11の配設地上高の設定
によっては、前記図3に示したようにストラットハウジ
ング16の上端がカウルボックス11と干渉せずに、図
4に示すよう該ストラットハウジング16の上端がカウ
ルボックス11の下側へ潜り込むような変形を行わせる
ことができて、キャビン減速度の低減化をより一層有利
に行わせることができる。
【0048】図6,7は本発明の第2の実施形態を示す
もので、本実施形態にあってはフードリッジメンバ13
を前記第1実施形態と同様の軽量金属材料をもって押出
成形したフロントメンバ13Fとリヤメンバ13R、お
よびこれら両者を連結したジョイントメンバ25とで構
成している。
【0049】フロントメンバ13Fは円筒状に押出成形
してある一方、リヤメンバ13Rはフロントメンバ13
Fよりも閉断面積の大きな角筒状に押出成形してあり、
また、ジョイントメンバ25は一側に設けた円筒状の第
1ソケット部25aと、他側に該第1ソケット部25a
と隔成して設けた角筒状の第2ソケット部25bとを備
えていて、この第1ソケット部25aにフロントメンバ
13Fを挿入嵌合すると共に第2ソケット部25bにリ
ヤメンバ13Rを挿入嵌合し、それらの継目部分を溶接
して一体的に結合してある。
【0050】このようにフロントメンバ13Fとリヤメ
ンバ13Rとをジョイントメンバ25により嵌合連結し
て、ジョイント部分を多重壁構造とすることによって、
この多重壁の領域Mを前後方向剛性Syの最も大きな剛
性超剛領域とし、その前方の領域Fを閉断面積が小さく
前後方向剛性Syが最も低い剛性柔領域に、また、領域
Mの後方の領域Rを閉断面積が大きく前記領域Mよりも
前後方向剛性Syが低い剛性剛領域として区分してあ
る。
【0051】前記領域Mを中間にして前後に連なる領域
Fおよび領域Rは何れも略前半部領域Fa,Raと、略
後半部領域Fb,Rbとに区分し、そして、これら一連
の領域Fa,Fb,M,Ra,Rbに前記第1実施形態
と同様の条件で前後方向剛性Syに差を設けてある。
【0052】また、本実施形態では前記領域Raにおけ
る車幅方向内側の側壁と上,下壁とが連設した上下の稜
線にそれぞれ跨って切欠き21bを設けることによっ
て、該領域Raの車幅方向剛性Sxを車幅方向外側より
も車幅方向内側が小さくなるようにしてある。
【0053】従って、この第2実施形態の場合も前記第
1実施形態と同様に、車両の前面衝突時にはフードリッ
ジメンバ13の剛性柔領域Fが入力端側から軸方向に整
然と圧壊変形すると共に、剛性剛領域Rの前半部領域R
aを中心にして車幅方向内側へ折れ曲がり変形してフロ
ントコンパートメントF・Cの潰れ可能領域を拡大し、
効率的に衝突エネルギー吸収を行うと共に、剛性超剛領
域MがキャビンC側へ荷重伝達する剛体部材となって潰
れ残るのを回避してキャビン減速度を低減することがで
きる。
【0054】図8,9は本発明の第3実施形態を示すも
ので、本実施形態にあっては前記第1実施形態と同様に
フードリッジメンバ13を軽量金属材料をもって角筒状
に押出成形するが、後部の領域Rから中央部の領域Mお
よび前部の領域Fに至るにしたがって段階的に板厚を薄
くすると共に閉断面積を段階的に小さく形成している。
【0055】そして、前記中央部の領域Mの閉断面内に
前後方向に複数のブレース22を配設して該領域Mを前
後方向剛性Syが最も大きな剛性超剛領域とし、その前
方の領域Fを前後方向剛性Syが最も低い剛性柔領域
に、また、領域Mの後方の領域Rを前記領域Mよりも前
後方向剛性Syが低い剛性剛領域として区分してある。
この実施形態の場合も領域Mを中間にして前後に連なる
領域Fおよび領域Rを何れも略前半部領域Fa,Raと
略後半部領域Fb,RBとに区分し、そして、これら一
連の領域Fa,Fb,M,Ra,Rbに前記第1実施形
態と同様の条件で前後方向剛性Syに差を設けてある。
【0056】また、本実施形態では前記領域Raにおけ
る車幅方向内側の略半部の板厚を車幅方向外側の略半部
の板厚よりも薄くした板厚変化部21cを形成して、該
領域Raの車幅方向剛性Sxを車幅方向外側よりも車幅
方向内側が小さくなるようにしてある。
【0057】従って、この第3実施形態にあっても前記
第1実施形態と同様に、車両の前面衝突時にはフードリ
ッジメンバ13の剛性柔領域Fが入力端側から軸方向に
整然と圧壊変形すると共に、剛性領域Rの前半部領域R
aを中心にして車幅方向内側へ折れ曲がり変形してフロ
ントコンパートメントF・Cの潰れ可能領域を拡大し、
効率的に衝突エネルギー吸収を行うと共に、剛性超剛領
域MがキャビンC側へ荷重伝達する剛体部材となって潰
れ残るのを回避してキャビン減速度を低減することがで
きる。
【0058】図10は本発明をフロントサイドメンバ1
4に適用した第4実施形態を示している。
【0059】フロントサイドメンバ14はアルミ合金等
の軽量金属材料をもって押出成形したフロントメンバ1
4Fとリヤメンバ14R、およびこれら両者を連結した
ジョイントメンバ26とで構成している。
【0060】フロントメンバ14Fは円筒状に押出成形
してある一方、リヤメンバ14Rはフロントメンバ14
Fよりも閉断面積の大きな角筒状に押出成形してあり、
その前端に円筒状のジョイントメンバ26を接合固定し
てあって、このジョイントメンバ26にフロントメンバ
14Fを挿入嵌合し、その継目部分を溶接して一体的に
結合してある。
【0061】このようにフロントメンバ14Fとジョイ
ントメンバ26とを嵌合連結して、ジョイント部分を多
重壁構造とすることによって、およびジョイントメンバ
26にエンジンマウント27を結合固定することによっ
て、この多重壁のジョイント領域Mを前後方向剛性Sy
の最も大きな剛性超剛領域とし、その前方の領域Fを閉
断面積が小さく前後方向剛性Syが最も低い剛性柔領域
に、また、領域Mの後方の領域Rを閉断面積が大きく前
記領域Mよりも前後方向剛性Syが低い剛性剛領域とし
て区分してある。
【0062】前記領域Fは略前半部領域Faと略後半部
領域Fbとに区分してあると共に、領域Rを略前半部領
域Raと後端側の閉断面積を上下方向に漸増させた略後
半部領域Rbとに区分し、そして、領域Mを中間にして
前後に連なるこれら領域Fa,Fb,M,Ra,Rbに
前記第1実施形態と同様の条件で前後方向剛性Syに差
を設けてある。
【0063】また、前記領域Rの例えば領域RaとRb
との境界部分に前記第1〜第3実施形態と同様の剛性低
下手段21を用いて、該部分の車幅方向剛性Sxを車幅
方向外側よりも車幅方向内側が小さくなるようにしてあ
る。
【0064】従って、この第4実施形態の構造によれ
ば、車両の前面衝突によりフロントサイドメンバ14に
軸方向に衝突入力が作用すると、該フロントサイドメン
バ14は前後方向剛性を前端の入力端側から柔−超剛−
剛の順に剛性を異ならせた3つの領域F,M,Rに区分
してあるため、この剛性剛領域RがキャビンC側に結合
されてフロントサイドメンバ14の支持剛性が確保され
ると共に、剛性柔領域Fの圧壊軸力が剛性超剛領域Mに
より支持されることによって、衝突初期の圧壊反力の立
上がりを大きくし、かつ、剛性柔領域Fを入力端側から
整然と圧壊変形させる。
【0065】そして、圧壊反力が増大すると、もともと
フロントサイドメンバ14はその前端部がバンパーアー
マチュア15や図外のファーストクロスメンバおよびラ
ジエータコアサポートパネルによって車幅方向外側への
広がりが規制されていることと併せて、領域Rにおける
RaとRbとの境界部分で車幅方向内側の剛性を低めて
あることによって、該境界部分を中心として車幅方向内
側へ折れ曲がり変形するが、該フロントサイドメンバ1
4の長さ方向中央部分の剛性超剛領域Mとその前後に隣
接する剛性柔領域Fおよび剛性剛領域Rとの各境界の剛
性不連続点に応力が集中して、図3,4に示したフード
リッジメンバ13と同様の形態でこのフロントサイドメ
ンバ14を該剛性不連続点を折れ曲がりの節として多段
の折り畳み状に車幅方向内側への折れ曲がり変形を整然
と行わせて衝突エネルギーを効率的に吸収する。
【0066】このようにフロントサイドメンバ14が車
幅方向内側へ折れ曲がり変形して、該フロントサイドメ
ンバ14の前後方向の変形ストロークが拡大されること
によって、フロントコンパートメントF・Cの潰れ可能
領域が拡大され、該フロントコンパートメントF・Cの
潰れ変形を良好に行わせて前記フロントサイドメンバ1
4の効率的な衝突エネルギー吸収作用と相俟って衝突エ
ネルギー吸収量を著しく増大することができる。
【0067】しかも、このフロントサイドメンバ14の
折れ曲がり変形が不規則となることなく車幅方向内側へ
規定されることと、前述のように剛性柔領域Fを入力端
側から整然と、かつ、積極的に圧潰変形させることによ
って、フロントコンパートメントF・Cの左右側部で変
形モードを安定化して衝突エネルギー吸収特性を向上す
ることができる。
【0068】また、前述のようにフロントサイドメンバ
14が車幅方向内側へ折れ曲がり変形して、該フロント
サイドメンバ14の前後方向の変形ストロークが拡大
し、とりわけ、前記剛性剛領域Rにおける領域RaとR
bの境界部分を中心にしての折れ曲がり変形によって剛
性超剛領域Mを車幅方向内側へ畳み込ませて、該剛性超
剛領域Mが領域Raと共にキャビンCの手前で該キャビ
ンC側へ荷重伝達する剛体の突張り材として潰れ残るの
を回避できて、キャビン減速度を低下することができ
る。
【0069】図11は本発明の第5実施形態を示すもの
で、本実施形態にあっては、フードリッジメンバ13と
して前記図1〜5に示した第1実施形態のフードリッジ
メンバ、即ち、前後方向剛性を前端の入力端側から柔−
超剛−剛の順に剛性を異ならせた3つの領域F,M,R
に区分すると共に、領域Rの車幅方向剛性を剛性低下手
段21によって車幅方向外側よりも車幅方向内側を小さ
くしたフードリッジメンバ13を用いると共に、フロン
トサイドメンバ14として前記図10に示した第4実施
形態のフロントサイドメンバ、即ち、前後方向剛性を前
端の入力端側から柔−超剛−剛の順に剛性を異ならせた
3つの領域F,M,Rに区分すると共に、領域Rにおけ
る領域RaとRbの境界部分の車幅方向剛性を剛性低下
手段21によって車幅方向外側よりも車幅方向内側を小
さくしたフロントサイドメンバ14を用いている。
【0070】そして、フードリッジメンバ13の領域M
に結合したストラットハウジング16を連結メンバとし
て有効利用して、該ストラットハウジング16の下端を
フロントサイドメンバ14の領域M又は領域Ra(本実
施形態では領域Ra)に結合して、車両の前面衝突時に
おけるこれらフードリッジメンバ13とフロントサイド
メンバ14の前後方向変形の同期をとるようにしてあ
る。
【0071】従って、この実施形態の構造によれば、車
両の前面衝突時にはフロントサイドメンバ14がフード
リッジメンバ13よりも前方に突出しているため、該フ
ロントサイドメンバ14の剛性柔領域の軸方向への圧
壊変形が若干先行するが、衝突入力はストラットハウジ
ング16を介してフードリッジメンバ13にも分散負担
されて該フロントサイドメンバ14の圧壊反力が高めら
れる。
【0072】このフロントサイドメンバ14の剛性柔領
の圧壊変形がフードリッジメンバ13の前端位置ま
で進行して、直接フードリッジメンバ13にも軸方向に
衝突入力が作用することによって該フードリッジメンバ
13の剛性柔領域も軸方向に圧壊変形して、両メンバ
13,14の剛性柔領域の圧壊変形が同期的に整然と
行われて衝突エネルギーを吸収する。
【0073】そして、フロントサイドメンバ14もしく
はフードリッジメンバ13の何れか一方が、領域の車
幅方向内側の剛性を小さくした部分を中心にして車幅方
向内側への折れ曲がり変形を開始すると、直ちにこの回
転モーメントがストラットハウジング16を介して他方
のメンバに作用して該他方のメンバの車幅方向内側への
折れ曲り変形を誘引し、両メンバ13,14の車幅方向
内側への折れ曲がり変形を同期的に行わせる。
【0074】このようにフードリッジメンバ13および
フロントサイドメンバ14のそれぞれの軸方向の圧壊変
形と車幅方向内側への折り曲がり変形を伴った整然とし
た前後方向変形によって、フロントコンパートメントF
・Cの衝突エネルギー吸収量を著しく増大できることは
勿論、これらフードリッジメンバ13およびフロントサ
イドメンバ14が同期的に車幅方向内側へ折れ曲がり変
形することによって、フロントコンパートメントF・C
の変形モードを安定化させることができて、衝突エネル
ギー吸収特性を向上することができる。
【0075】なお、前記各実施形態ではフロントコンパ
ートメントF・Cに本発明を適用した例を示したが、リ
ヤコンパートメントR・Cに適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す略示的斜視図。
【図2】(A),(B),(C),(D),(E)はそ
れぞれ図1のA−A線,B−B線,C−C線,D−D
線,E−E線に沿う断面図。
【図3】本発明の第1実施形態の変形状態を示す略示的
斜視図。
【図4】本発明の第1実施形態の変形状態の異なる例を
示す略示的斜視図。
【図5】本発明の第1実施形態の変形状態を示す略示的
側面図。
【図6】本発明の第2実施形態を示す略示的斜視図。
【図7】(A),(B),(C),(D),(E)はそ
れぞれ図6のA−A線,B−B線,C−C線,D−D
線,E−E線に沿う断面図。
【図8】本発明の第3実施形態を示す略示的斜視図。
【図9】(A),(B),(C),(D),(E)はそ
れぞれ図8のA−A線,B−B線,C−C線,D−D
線,E−E線に沿う断面図。
【図10】本発明の第4実施形態を示す略示的斜視図。
【図11】本発明の第5実施形態を示す略示的斜視図。
【図12】本発明の対象とする自動車の外観斜視図。
【符号の説明】
13 フードリッジメンバ(前後方向骨格メンバ) 14 フロントサイドメンバ(前後方向骨格メンバ) 16 ストラットハウジング(連結メンバ) 21 剛性低下手段 21a ビード 21b 切欠き 21c 板厚変化部 C キャビン F・C フロントコンパートメント R・C リヤコンパートメント F 剛性柔領域 M 剛性超剛領域 R 剛性剛領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−26133(JP,A) 特開 平10−244955(JP,A) 特開 平7−149261(JP,A) 特開 平10−287269(JP,A) 特開 平4−310477(JP,A) 実開 平4−67577(JP,U) 実開 昭60−122279(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08 B62D 25/20 B62D 21/15

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビンの前部又は後部に隣接したコン
    パートメントの左右側部に設けられた前後方向骨格メン
    バに、該前後方向骨格メンバの車両前後方向衝突時にお
    ける入力端側から少くとも柔−超剛−剛の順に前後方向
    の剛性を異ならせた3つの領域を設けると共に、この剛
    性剛領域に車幅方向の剛性を車幅方向外側よりも車幅方
    向内側を小さくした領域を設けたことを特徴とする自動
    車の車体構造。
  2. 【請求項2】 前後方向骨格メンバが、フロントコンパ
    ートメントの上側部に前下がりに傾斜して設けられたフ
    ードリッジメンバであることを特徴とする請求項1に
    載の自動車の車体構造。
  3. 【請求項3】 前後方向骨格メンバが、フロントコンパ
    ートメントの下側部に設けられたフロントサイドメンバ
    であることを特徴とする請求項1に記載の自動車の車体
    構造。
  4. 【請求項4】 前後方向骨格メンバが、フロントコンパ
    ートメントの上側部に前下がりに傾斜して設けられたフ
    ードリッジメンバと、該フロントコンパートメントの下
    側部に設けられたフロントサイドメンバであって、これ
    らフードリッジメンバとフロントサイドメンバとを、車
    両前面衝突時における前後方向変形の同期をとる連結メ
    ンバで上下方向に連結したことを特徴とする請求項1に
    記載の自動車の車体構造。
  5. 【請求項5】 前後方向骨格メンバの車幅方向の剛性を
    車幅方向外側よりも車幅方向内側を小さくする手段が、
    板厚変化,切欠き設定,ビード設定等の剛性低下手段で
    あることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の自
    動車の車体構造。
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