JP2002192958A - 自動車のパワーユニット支持構造 - Google Patents

自動車のパワーユニット支持構造

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JP2002192958A
JP2002192958A JP2000396110A JP2000396110A JP2002192958A JP 2002192958 A JP2002192958 A JP 2002192958A JP 2000396110 A JP2000396110 A JP 2000396110A JP 2000396110 A JP2000396110 A JP 2000396110A JP 2002192958 A JP2002192958 A JP 2002192958A
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Sanemare Sano
真希 佐野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車体前後方向の衝突荷重に対して、サイドメ
ンバを有効に軸圧潰させることができると共に、パワー
ユニットの隔壁との干渉を回避して、該隔壁の車室側へ
の変形を抑制できる自動車のパワーユニット支持構造の
提供を図る。 【解決手段】 車両の前面衝突によりフロントサイドメ
ンバ13が軸圧潰を開始するが、この衝突荷重がサブフ
レーム15に作用することにより該サブフレーム15が
変形起点部Pから下向きに折れ変形してパワーユニット
1が下向きの回転挙動を伴って下方移動し、その下方移
動成分によりダッシュパネル11に設けた補強メンバ1
7に引張力が作用して前記フロントサイドメンバ13の
基部13aに入力し、該フロントサイドメンバ13の基
部13aが上方に折れ変形するのを抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のパワーユ
ニット支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のパワーユニット支持構造
の中には、例えば特開平5−338445号公報に開示
されたているように、パワーユニットの上側部をマウン
ト部材を介してフロントサイドメンバの中間部に支持す
ると共に、パワーユニットの下側前後部を、エンジンル
ームの下側中央に配置したセンタメンバに、それぞれマ
ウント部材を介して支持したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のパワーユニット支持構造では、パワーユニットの
上側部をフロントサイドメンバの中間部に支持してある
ため、前面衝突時に、フロントサイドメンバの軸圧潰が
前記パワーユニットを支持した中間部分で規制されてし
まう可能性があり、また、フロントサイドメンバの基部
を上方に押し上げようとするモーメントが働いて、フロ
ントサイドメンバに入力される衝突荷重の作用方向が軸
方向からずれて軸圧潰が阻害されるおそれがある。
【0004】そこで、本発明は、車体前後方向の衝突荷
重に対して、サイドメンバを有効に軸圧潰させることが
できると共に、パワーユニットの隔壁との干渉を回避し
て、該隔壁の車室側への変形を抑制することができる自
動車のパワーユニット支持構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、パワ
ーユニットを車室の前側又は後側に隔成された搭載室に
取り付ける構造であって、前記搭載室の車幅方向両側に
前後方向に配置されるとともに基部が前記隔壁に接合さ
れて、車体の前後方向の衝突荷重に対して軸圧潰してエ
ネルギー吸収するサイドメンバと、前記サイドメンバよ
りも下方位置に配置され、前記衝突荷重により下向きに
折れ変形する変形起点部が設けられるサブフレームと、
前記隔壁に設けられて前記サイドメンバの基部に連なる
補強部と、を備え、前記パワーユニットの下部を、前記
サブフレームの変形起点部、若しくはその近傍に支持す
るとともに、前記パワーユニットの上部を、前記補強部
に回動自在に支持したことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の自動
車のパワーユニット支持構造にあって、前記パワーユニ
ットの上部の支持部を、補強部に車幅方向に複数形成し
たことを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1に記載の自動
車のパワーユニット支持構造にあって、前記補強部を、
前記隔壁に車幅方向両側の各サイドメンバの基部から車
幅方向に接合配置した補強メンバで構成したことを特徴
とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1,2に記載の
自動車のパワーユニット支持構造にあって、前記補強部
が、前記隔壁を構成する車幅方向の閉断面構造部である
ことを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の自動車のパワーユニット支持構造にあって、
前記サイドメンバの基部と前記サブフレームとを、連結
部材を介して連結したことを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項4に記載の自動
車のパワーユニット支持構造にあって、前記隔壁の車幅
方向閉断面構造部と前記サブフレームとを、連結部材を
介して連結したことを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、車両の
前後方向衝突によりサイドメンバに軸方向に衝突荷重が
入力すると、該サイドメンバが軸圧潰するとともに、前
記衝突荷重によりサブフレームは変形起点部から下方に
折れ変形し、これに伴ってこの変形起点部、若しくはそ
の近傍に支持したパワーユニットが下方へと移動する。
【0012】このとき、パワーユニット下部のサブフレ
ーム側の支持部とパワーユニット上部の隔壁側の支持部
との間の距離はパワーユニットを挟んで一定であるた
め、パワーユニット上部を支持した隔壁の補強部には、
パワーユニットの下方移動成分により下方への引張力が
作用する。
【0013】この引張力は補強部からサイドメンバの基
部に入力され、このサイドメンバの基部が上方に折れ変
形するのを抑えることができる。
【0014】従って、サイドメンバは前後方向に配置さ
れた状態を維持して整然と圧潰変形し、前記衝突荷重に
よる軸圧潰ストロークを大きく稼ぐことができ、ひいて
は、入力荷重のエネルギー吸収効率を高めることができ
る。
【0015】また、前記パワーユニットが、前記サブフ
レームの変形起点部からの下向きの折れ変形に伴って下
方に移動することにより、このパワーユニットを隔壁の
下方へと案内して、隔壁と干渉するのを回避して、該隔
壁の車室側への変形を抑制することができる。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、パワーユニット上部の支持部を
隔壁の補強部に車幅方向に複数形成してあるため、パワ
ーユニットの下方移動による引張力を補強部へ適正に作
用させて、サイドメンバ基部の上方への折れ変形を確実
に抑制することができる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、請求項
1,2の発明の効果に加えて、補強メンバを隔壁に接合
配置して、該補強メンバにパワーユニットの上部を支持
すればよいので、車体の大幅な設計変形を伴うことなく
コスト的に有利に得ることができる。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、請求項
1,2の発明の効果に加えて、補強部を隔壁自体で構成
できるため搭載室を前後方向に拡大することができ、パ
ワーユニットの搭載レイアウトを容易に行えるととも
に、衝突時における搭載室の潰れ変形量を大きくして、
衝突エネルギーの吸収効率を高めることができる。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜4の発明の効果に加えて、連結部材によってサブフレ
ームからの引張力をサイドメンバの基部に直接作用させ
ることができるため、このサイドメンバの基部が上方に
折れ曲がるのをより確実に阻止することができる。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、請求項4
の効果に加えて、連結部材によってサブフレームからの
引張力を補強部に直接作用させることができるため、サ
ブフレームの基部が上方に折れ曲がるのをより確実に阻
止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を、
図1,図2によって詳細に説明する。図1はパワーユニ
ット支持構造の要部を示す斜視図、図2は衝突時のパワ
ーユニットの挙動を(a)〜(d)によって順を追って
示す説明図である。
【0022】本実施形態の車両のパワーユニット支持構
造を、図1に示すように、パワーユニット1が車室12
の前方に配置される搭載室としてのフロントコンパート
メント10に搭載されるF・F車やF・R車を例に採っ
て説明する。
【0023】フロントコンパートメント10は隔壁とし
てのダッシュパネル11によって車室12と隔成されて
おり、このフロントコンパートメント10の車幅方向両
側には、1対のフロントサイドメンバ13が車体前後方
向に配置され、それぞれのフロントサイドメンバ13の
後端部はダッシュパネル11に突き当てて接合するとと
もに、フロア下方に回り込んで接合してエクステンショ
ンサイドメンバ14としてある。
【0024】また、1対のフロントサイドメンバ13
は、その前方端部間をファーストクロスメンバ16によ
って相互に連結してある。
【0025】フロントコンパートメント10の下側には
前記フロントサイドメンバ13よりも下方位置にサブフ
レーム15が配置される。このサブフレーム15は、車
幅方向に所定間隔をもって対向配置される1対の前後方
向部材15aと、これら前後方向部材15a間を連結す
る車幅方向部材15bとによってH形に構成される。
【0026】サブフレーム15の前端部は前記ファース
トクロスメンバ16の下面に結合されるとともに、後端
部はダッシュパネル11の下面に設けた突起部16aに
結合される。
【0027】このサブフレーム15の中間部は下方に折
曲形成されて、その折曲部が前方からの衝突荷重Fが入
力された際に下向きに折れ変形する変形起点部Pとなっ
ている。
【0028】ここで、本実施形態では前記1対のフロン
トサイドメンバ13の基部13aからそれぞれ車幅方向
内側に向けて延在する、補強部としての1対の補強メン
バ17をダッシュパネル11に一体に結合してある。
【0029】これら補強メンバ17はダッシュパネル1
1とで閉断面を構成し、各補強メンバ17の対向部分間
には適宜間隔δが設けられている。
【0030】一方、フロントコンパートメント10に搭
載されるパワーユニット1は、その両端部をエンジンマ
ウント2を介して前記サブフレーム15の変形起点部P
近傍に取り付けるとともに、後部上側をエンジンマウン
ト3を介してそれぞれ対応する前記補強メンバ17の車
幅方向内側の先端部に回動自在に取り付けてある。
【0031】エンジンマウント2,3は、いずれも一般
に知られるように、筒状のゴムインシュレータを備えた
ブッシュタイプのマウントとして構成され、このインシ
ュレータを挟んで内,外周に配置される中心部材および
外周部材の一方がパワーユニット1側に、他方が前記補
強メンバ17および前記サブフレーム15側に結合され
る。
【0032】以上の構成により本実施形態のパワーユニ
ット支持構造にあっては、図2(a)に示すように、前
面衝突時に前方から衝突荷重Fが入力されると、図2
(b)に示すように、フロントサイドメンバ13が前方
から軸圧潰を発生するとともに、サブフレーム15が変
形起点部Pから下方に折れ変形を開始する。
【0033】そして、これらフロントサイドメンバ13
の圧潰変形およびサブフレーム15の折れ変形が更に進
行すると、図2(c),(d)に示すように、前記変形
起点部Pの折れ変形による下方移動によりパワーユニッ
ト1はエンジンマウント3を中心とした下向きの回転挙
動を伴って下方移動する。
【0034】このとき、エンジンマウント2とエンジン
マウント3との間の距離は、剛体であるパワーユニット
1を介して一定であるため、エンジンマウント3にはパ
ワーユニット1の下方移動成分により下方への引張力Q
が作用する。
【0035】すると、この下方への引張力Qは補強メン
バ17を介してフロントサイドメンバ13の基部13a
に入力され、このフロントサイドメンバ13が基部13
aから上方に折れ変形するのを抑えることができる。
【0036】従って、フロントサイドメンバ13は前後
方向配置された状態を維持して整然と圧潰変形し、前記
衝突荷重Fによる軸圧潰ストロークを大きく稼ぐことが
できる。これによって、フロントサイドメンバ13の軸
圧潰機能を十分に発揮させて、入力荷重Fのエネルギー
吸収効率を高めることができる。
【0037】また、本実施形態のように前記下方への引
張力Qによってフロントサイドメンバ13の基部13a
の折れ変形が防止されることにより、該フロントサイド
メンバ13の折れ曲がりに起因する車室内への進入を防
止することができる。
【0038】更に、本実施形態ではそれぞれの補強メン
バ17に対応して前記エンジンマウント3が1対設けら
れているので、これらエンジンマウント3によって、パ
ワーユニット1から入力される下方への引張力Qを、そ
れぞれ対応する補強メンバ17に適正に伝達することが
できるため、左右フロントサイドメンバ13の基部13
aの上方への折れ変形を確実に防止することができる。
【0039】しかも、前記パワーユニット1は、前記サ
ブフレーム15の変形起点部Pの下向きの折れ変形によ
りエンジンマウント2とともに下方に移動するため、図
2(d)に示すように、サブフレーム15の折れ変形が
大きく進行した際には、エンジンマウント3を中心とす
る回転挙動を伴ってパワーユニット1を図2(a)に示
した位置よりダッシュパネル11の下方へと案内するこ
とができ、これによってパワーユニット1がダッシュパ
ネル11に干渉するのを回避して該ダッシュパネル11
の車室12側への変形を抑制できるとともに、衝突時の
減速度が急激に上昇するのを防止することができる。
【0040】ところで、本実施形態ではエンジンマウン
ト2をサブフレーム15の前記変形起点部P近傍に配置
したが、勿論、この変形起点部P上に配置しても良いこ
とはいうまでもない。
【0041】前記第1実施形態ではフロントサイドメン
バ13を前後方向に直状に形成したものを示したが、こ
の他、図3に示す第2実施形態のようにフロントサイド
メンバ13の基部13aが前端側に較べて地上高が低く
なるように曲折形成したものに適用して前述と同様の効
果を得ることができる。
【0042】図4は本発明の第3実施形態を示し、前記
各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する
説明を省略して述べる。図4はパワーユニット支持構造
の要部を示す斜視図で、この実施形態が前記各実施形態
と主に異なる点は、補強部として、ダッシュパネル11
を構成するダッシュクロスメンバ18を用いるようにし
たことにある。
【0043】即ち、この実施形態は図4に示すように、
ダッシュパネル11に、車幅方向両側のフロントサイド
メンバ13の基部13a間に跨って閉断面構造部として
のダッシュクロスメンバ18が結合されており、このダ
ッシュクロスメンバ18をフロントサイドメンバ13の
基部13aの補強部としている。このダッシュクロスメ
ンバ18はトーボード部分を含めてアルミ合金等の軽量
金属材料により車幅方向に閉断面構造に押出し成形して
あり、その両端部は前記1対のフロントサイドメンバ1
3に溶接などにより一体に結合され、その結合剛性を高
めてある。また、この実施形態では、1つのエンジンマ
ウント3をダッシュクロスメンバ18の中央部に配置し
てある。
【0044】従って、この実施形態にあっても前記第
1,第2実施形態と同様に、前面衝突時にはエンジンマ
ウント3を介してダッシュクロスメンバ18の中央部に
入力される下方への引張力Qは、両側のフロントサイド
メンバ13の基部13aに伝達されて、その基部13a
側が上方に折れ曲がるのを防止することができる。
【0045】そして、このようにダッシュクロスメンバ
18自体を補強部としていることにより、フロントコン
パートメント10を前後方向に拡大することができて、
パワーユニット1の搭載レイアウトを容易に行えるとと
もに、衝突時におけるフロントコンパートメント10の
潰れ変形量を大きくして、衝突エネルギーの吸収効率を
高めることができる。
【0046】図5は本発明の第4実施形態を示し、前記
各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する
説明を省略して述べる。図5はパワーユニット支持構造
の要部をパワーユニットを省略して示す斜視図で、この
実施形態が前記各実施形態と主に異なる点は、連結部材
19を付加してフロントサイドメンバ13の基部13a
の結合強度を増大するようにしたことにある。
【0047】即ち、この実施形態は図5に示すように、
前記フロントサイドメンバ13の基部13aと、前記サ
ブフレーム15の後端部とを連結部材19によって連結
してある。
【0048】この連結部材19は例えば帯状板に形成さ
れ、上端部を折曲して前記基部13aの上側に結合する
とともに、下端部を若干前方に傾斜させてサブフレーム
15の前後方向部材15aの後端部に結合してある。
【0049】ところで、この実施形態ではパワーユニッ
ト1を便宜上図示省略してあるが、勿論、このパワーユ
ニット1は前記第1〜第3実施形態に示したように、エ
ンジンマウント2,3を介して支持され、その支持構造
としては第1〜第3実施形態のいずれの手法をもって支
持させてもよい。
【0050】従って、この第4実施形態によれば前記第
1〜第3実施形態の効果に加えて、サブフレーム15か
ら引張力Qをフロントサイドメンバ13の基部13aに
直接作用させることができるため、このフロントサイド
メンバ13の基部13aが上方に折れ曲がるのをより確
実に阻止することができる。
【0051】図6は本発明の第5実施形態を示し、本実
施形態にあっては前記図4に示した第3実施形態におけ
るダッシュクロスメンバ18と前記サブフレーム15と
を連結部材20によって連結してある。
【0052】この連結部材20は車幅方向に1対設けら
れ、それぞれが矩形閉断面に構成され、それぞれの連結
部材20の上端部をダッシュクロスメンバ18の中央か
ら車幅方向に振り分けた位置に結合するとともに、下端
部を前方に傾斜させてサブフレーム15の各前後方向部
材15aの後端部に結合してある。
【0053】また、この実施形態では前記図5と同様に
パワーユニット1を便宜上図示省略してあるが、勿論、
このパワーユニット1は前記第3実施形態に示したよう
に、エンジンマウント2,3を介してダッシュクロスメ
ンバ18とサブフレーム15との間に支持される。
【0054】従って、この第5実施形態によれば前記第
3実施形態の効果に加えて、サブフレーム15から引張
力Qをダッシュクロスメンバ18に直接作用させること
ができるため、フロントサイドメンバ13の基部13a
が上方に折れ曲がるのをより確実に阻止することができ
る。
【0055】なお、前記各実施形態では搭載室をフロン
トコンパートメントに設定したものを示したが、リヤコ
ンパートメントに設定したものに適用して後面衝突対策
として有効性を発揮させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパワーユニット支持構造の第1
実施形態を示す要部斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態における前面衝突時のパ
ワーユニットの挙動を(a)〜(d)によって順を追っ
て示す説明図である。
【図3】本発明にかかるパワーユニット支持構造の第2
実施形態を示す要部斜視図である。
【図4】本発明にかかるパワーユニット支持構造の第3
実施形態を示す要部斜視図である。
【図5】本発明にかかるパワーユニット支持構造の第4
実施形態をパワーユニットを省略して示す要部斜視図で
ある。
【図6】本発明にかかるパワーユニット支持構造の第5
実施形態をパワーユニットを省略して示す要部斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 パワーユニット 2 エンジンマウント(支持部) 3 エンジンマウント(支持部) 10 フロントコンパートメント(搭載室) 11 ダッシュパネル(隔壁) 12 車室 13 フロントサイドメンバ 13a 基部 15 サブフレーム 17 補強メンバ(補強部) 18 ダッシュクロスメンバ(閉断面構造部) 19 連結部材 20 連結部材 P 変形起点部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーユニットを車室の前側又は後側に
    隔成された搭載室に取付ける構造であって、 前記搭載室の車幅方向両側に前後方向に配置されるとと
    もに基部が前記隔壁に接合されて、車体の前後方向の衝
    突荷重に対して軸圧潰してエネルギー吸収するサイドメ
    ンバと、 前記サイドメンバよりも下方位置に配置され、前記衝突
    荷重により下向きに折れ変形する変形起点部が設けられ
    たサブフレームと、 前記隔壁に設けられて前記サイドメンバの基部に連なる
    補強部と、を備え、 前記パワーユニットの下部を、前記サブフレームの変形
    起点部、若しくはその近傍に支持するとともに、 前記パワーユニットの上部を、前記補強部に回動自在に
    支持したことを特徴とする自動車のパワーユニット支持
    構造。
  2. 【請求項2】 パワーユニットの上部の支持部を、補強
    部に車幅方向に複数形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の自動車のパワーユニット支持構造。
  3. 【請求項3】 前記補強部を、前記隔壁に車幅方向両側
    の各サイドメンバの基部から車幅方向に接合配置した補
    強メンバで構成したことを特徴とする請求項1,2に記
    載の自動車のパワーユニット支持構造。
  4. 【請求項4】 前記補強部は、前記隔壁を構成する車幅
    方向の閉断面構造部であることを特徴とする請求項1,
    2に記載の自動車のパワーユニット支持構造。
  5. 【請求項5】 前記サイドメンバの基部と前記サブフレ
    ームとを、連結部材を介して連結したことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の自動車のパワーユニッ
    ト支持構造。
  6. 【請求項6】 前記隔壁の車幅方向閉断面構造部と前記
    サブフレームとを、連結部材を介して連結したことを特
    徴とする請求項4に記載の自動車のパワーユニット支持
    構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015214218A (ja) * 2014-05-09 2015-12-03 日産自動車株式会社 車両のパワープラント
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