JP2002240738A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JP2002240738A JP2001041317A JP2001041317A JP2002240738A JP 2002240738 A JP2002240738 A JP 2002240738A JP 2001041317 A JP2001041317 A JP 2001041317A JP 2001041317 A JP2001041317 A JP 2001041317A JP 2002240738 A JP2002240738 A JP 2002240738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面衝突の途中で、フロントサイドフレーム
の変形モードを確実に切り換えて、狙い通りに車体減速
度を降下させることにより、乗員に作用する衝撃荷重を
低減する。 【解決手段】 フロントサイドフレーム11,11の下
方にペリメータフレーム30を設け、そのペリメータフ
レーム30の各サイドメンバ部33,33の前側及び後
側をそれぞれ各フロントサイドフレーム11,11及び
ダッシュロアレインフォースメント22,22に固定す
る。該各サイドメンバ部33,33を、衝突の際に、そ
の中間部分が下方へ屈曲するように構成し、該それぞれ
の中間部分を各フロントサイドフレーム11,11に連
結する連結部材50,50を設ける。連結部材50に
は、衝突時に、乗員を拘束するシートベルトの伸びが最
大となる直前に破断するように切り欠き部50aを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロントサイドフ
レームの下方にペリメータフレームを配設した車体前部
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の自動車の前部車体構
造として、例えば、特開2000−53022号公報に
開示されるように、自動車の前面衝突の際にフロントサ
イドフレームの変形モードを潰れ変形から屈曲変形へ切
り換えることにより、衝突初期に車体に対し相対的に大
きい減速度を生じさせ、その後、一旦、車体減速度を降
下させるようにしたものが知られている。
【0003】すなわち、図8及び図9に示すように、車
体前部の左右両側にそれぞれ設けられるフロントサイド
フレーム80,80の前端に、車幅方向に延びるバンパ
ーレインフォースメント81の左側及び右側がそれぞれ
取り付けられ、さらに、該両フロントサイドフレーム8
0,80の前後方向の中央部から前方へ向かって、車体
外方へ傾斜して延びる斜方向ビーム82,82がそれぞ
れ設けられている。その斜方向ビーム82,82のそれ
ぞれの前端部は、前記バンパーレインフォースメント8
1に対して前後方向に所定距離離れた状態で、かつ、車
体前後方向から見て、該バンパーレインフォースメント
81の車幅方向の両端部とそれぞれ重複するように位置
付けられている。
【0004】そして、この構造では、前面衝突時の衝撃
は、まず、バンパーレインフォースメント81からフロ
ントサイドフレーム80,80に伝達されて、図9に示
すように、該フロントサイドフレーム80,80の前端
側が比較的、変形荷重の大きい潰れ変形を起こす。続い
て、バンパーレインフォースメント81の車幅方向の両
端部が前記斜方向ビーム82,82の前端部に当接し
て、該斜方向ビーム82,82を介して側方荷重が加え
られることによって、前記フロントサイドフレーム8
0,80の中央部が車体内方へ屈曲変形し、それ以降の
変形荷重が比較的、小さなものとなる。このことによ
り、衝突初期に車体減速度を急峻に立ち上がらせて、そ
の後、車体減速度を降下させることができる。
【0005】ここで、衝突時の乗員には、該乗員を拘束
するシートベルト等の拘束手段からの反力によって減速
度が作用するため、衝突の初期のようにシートベルトの
伸びが少ない状態では乗員減速度は極めて小さい。その
一方で、車体には衝突初期から大きな減速度が作用して
いるため、前記乗員と車体との相対移動距離は次第に大
きくなって、シートベルトの伸びが最大に達した時点で
乗員がシートベルトから受ける反力も最大となり、大き
な衝撃荷重を受けることになる。
【0006】前記従来例では、この乗員への衝撃荷重を
低減させるべく、衝突後にシートベルトの伸びが最大と
なる直前に、フロントサイドフレームの変形モードを切
り換えて、車体減速度を降下させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
構造では、一対のフロントサイドフレームの間に搭載さ
れるパワープラントが、該各フロントサイドフレームの
車体内方への屈曲変形を阻害することがあり、この場合
には、上述したように車体減速度を降下させることがで
きないため、乗員減速度の最大値、即ち衝撃荷重を狙い
通りに低減できないという問題がある。
【0008】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、主にフロントサイド
フレームの構造に工夫を凝らし、衝突の途中で確実に変
形モードを切り換えて、狙い通りに車体減速度を降下さ
せることにより、乗員に作用する衝撃荷重を低減するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の解決手段では、フロントサイドフレームと
その下方に配設したペリメータフレームとを連結部材に
より連結し、自動車の前面衝突時にフロントサイドフレ
ームの変形の途中で該連結部材を分離させることによ
り、該フロントサイドフレームの変形モードを切り換え
るようにした。
【0010】具体的には、請求項1の発明では、車体前
部の左右両側において各々車体前後方向に延びるように
一対のフロントサイドフレームを設けるとともに、該各
フロントサイドフレームの下方においてそれぞれ車体前
後方向に延びる一対のサイドメンバ部を有するペリメー
タフレームを配設し、その各サイドメンバ部の前端側を
各フロントサイドフレームの前端側に設けられた前端側
固定部に固定する一方、各サイドメンバ部の後端側を各
フロントサイドフレームの後端側ないしその近傍の車体
構成部材に設けられた後端側固定部に固定した自動車の
前部車体構造を前提とする。そして、前記ペリメータフ
レームの各サイドメンバ部を、それぞれ、前記前端側及
び後端側固定部の中間部分において各フロントサイドフ
レームに連結する連結部材を設け、前記各サイドメンバ
部を、前記フロントサイドフレームが圧縮荷重を受けて
変形するときに、前記中間部分において下方へ折れ曲が
るように構成し、前記連結部材には、前記各サイドメン
バ部の折れ曲がりによって作用する引張荷重が設定値よ
りも大きくなったときに分離する分離起点部を設ける構
成とする。
【0011】この構成によれば、例えば、自動車の前面
衝突時には、まず、フロントサイドフレームが圧縮荷重
を受けて潰れ変形を開始する。この際、該フロントサイ
ドフレームとペリメータフレームとが連結部材により連
結されていて、全体として高い剛性を有するので、衝突
の初期には車体減速度が急峻に立ち上がり、シートベル
トが早期に伸びて乗員を強く拘束するようになる。
【0012】また、前記フロントサイドフレームの潰れ
変形に伴い、ペリメータフレームのサイドメンバ部が下
方へ折れ曲がることになり、これにより連結部材に引張
荷重が作用する。そして、前記シートベルトの伸びが最
大となる前に、連結部材に作用する引張荷重が設定値よ
りも大きくなって、該連結部材が分離起点部から分離
し、このことを契機として、フロントサイドフレームが
屈曲変形を開始する。
【0013】つまり、フロントサイドフレームの変形の
途中で前記連結部材を分離させることにより、変形モー
ドを狙い通りのタイミングで潰れ変形から屈曲変形に切
り換えて、その変形荷重を減少させることができ、これ
により、シートベルトが延びきるときに車体減速度を低
下させて、該シートベルトの反力による乗員への衝撃荷
重を十分に低減することができる。
【0014】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記各フロントサイドフレームの前端側固定部よ
りも前側に、圧縮荷重を受けて潰れ変形することにより
連結部材に作用する引張荷重を設定値以下に保つ衝撃吸
収部を設けるものとする。
【0015】このことで、フロントサイドフレームの前
端側固定部よりも前側に、衝突初期に潰れ変形すること
により連結部材に作用する荷重を設定値以下に保つ衝撃
吸収部を設けたので、衝突初期の車体減速度を急峻に立
ち上げながら、かつ該衝突初期に連結部材に作用する過
大な衝撃荷重を吸収して該連結部材の破断を防止でき
る。
【0016】請求項3の発明では、請求項1又は2のい
ずれかの発明における連結部材の分離起点部を、切り欠
き部とする。このことにより、連結部材の分離起点部を
相対的に脆弱な切り欠き部として、該分離起点部を確実
に分離させることができる。また、切り欠き部の形状や
大きさを変更するだけで前記設定値の変更を行えるた
め、分離タイミングの設定を容易に行うことができる。
【0017】請求項4の発明では、請求項1又は2のい
ずれかの発明における連結部材の分離起点部を、孔部と
する。このことにより、前記請求項3と同様の作用効果
を得ることができる。すなわち、前記連結部材の分離起
点部を確実に分離させることができ、また、分離タイミ
ングの設定を容易に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0019】図1〜図4は、本発明の実施形態に係る自
動車の前部車体構造を示すものである。尚、図1及び図
2は、それぞれ垂直方向の断面図及び下面図であり、図
3及び図4は、それぞれ車体上方及び車体下方から見た
斜視図である。
【0020】この車両は、図1に示すように、前側にエ
ンジンルーム1が設けられ、該エンジンルーム1内にエ
ンジン2及びミッションケース(変速装置等を収容す
る)3からなるパワープラント4を搭載し、該パワープ
ラント4によって前輪(図示しない)を駆動するように
している。前記エンジンルーム1の後側はダッシュパネ
ル5によって仕切られており、このダッシュパネル5の
後側が車室6とされ、その車室6の下側はフロアパネル
7によって仕切られている。このフロアパネル7は、ダ
ッシュパネル5下端縁部から、後方へ向かって下方へ傾
斜して車体の下端部まで達した後に、そこから略水平に
後方へ延びるように形成され、その車幅方向両端縁部に
は、図2に示すように、該縁部に沿って延びる閉断面の
サイドシル10がそれぞれ設けられている。
【0021】また、前記エンジンルーム1の車幅方向両
側には、前記ダッシュパネル5からそれぞれ前方へ突出
して延びる一対のフロントサイドフレーム11,11が
設けられている。この一対のフロントサイドフレーム1
1,11は、それぞれ略矩形状の閉断面を有し、前記車
体の下端部からフロアパネル7の傾斜部に沿って前方へ
延び、エンジンルーム1の上下方向の中央部近傍まで達
してそこから略水平方向へ屈曲して、パワープラント4
の前端部よりも前方へ延びるように形成されている。
【0022】前記パワープラント4のエンジン2は、図
示しないが、クランク軸が延びる方向に複数のシリンダ
が直線的に並ぶように構成されている。また、このエン
ジン2は、クランク軸が略車幅方向を向くように車体に
対して横置きとされ、ミッションケース3の車体右側の
側面がエンジン2のシリンダブロックの車体左側の側面
に締結されている。尚、図1に示す符号12は、ミッシ
ョンケース3の出力軸と前輪とを回転一体に連結するド
ライブシャフトである。
【0023】このように構成されたパワープラント4
は、図3及び図4に示すように、エンジンルーム1にお
いて該パワープラント4の車幅方向の両端部近傍をそれ
ぞれ前記フロントサイドフレーム11,11に対して、
一対のマウント部材13、14を介して弾性支持されて
いる。
【0024】この一対のマウント部材13、14のうち
の車体左側に位置するマウント部材13は、ミッション
ケース3の上面に固定されるミッション側ブラケット1
5と、車体左側のフロントサイドフレーム11の上面及
び車体内方の側面に固定される車体側ブラケット16
と、該ミッション側及び車体側ブラケット15、16の
間に介在され、例えばゴム等の振動を減衰する部材とを
備えるものである。一方、車体右側に位置するマウント
部材14は、エンジン2に固定されるエンジン側ブラケ
ット17と、右側のフロントサイドフレーム11の上部
に固定される車体側ブラケット18と、該エンジン側及
び車体側ブラケット17、18の間に介在され、振動を
減衰する部材とを備えるものである。
【0025】前記一対のフロントサイドフレーム11,
11は、車体上下方向から見て、その後端部から前方へ
向かって略中央部までは前側ほど互いに離れるように形
成される一方、該中央部から前端部までは互いに略平行
となるように形成されている。さらに、図3に示すよう
に、このフロントサイドフレーム11,11の車体外方
の側面は、その後端部から前後方向の略中央部に亘っ
て、車体内方側へ向かって窪んだ凹部が形成され、前記
前輪の操舵時における該前輪との干渉を防ぐようになっ
ている。このため、フロントサイドフレーム11,11
の後側は、前側に比べて小さい断面を有することにな
り、若干、脆弱である。
【0026】また、前記一対のフロントサイドフレーム
11,11の後端側は、図2に示すように、前記フロア
パネル7の下面に沿って前記サイドシル10と平行に後
方へ延びるように設けられた一対のフロアフレーム2
0,20の前端側にそれぞれ連続している。この各フロ
アフレーム20,20は、上方が開放したコ字状断面を
有し、その上端部が前記フロアパネル7の下面に溶接さ
れている。また、該一対のフロアフレーム20,20に
挟まれた略中央位置に対応するフロアパネル7には、そ
の前端から後端に亘るように車室6側へ向かって膨出し
たフロアトンネル部21が形成され、該フロアトンネル
部21の前端側の部分はその前側ほど大きく膨出してい
る。
【0027】前記フロアトンネル部21と各フロアフレ
ーム20,20との間には、それぞれ該フロアフレーム
20,20の車体内方側からフロアトンネル部21の車
体外方側に亘ってダッシュパネル5下端側とフロアパネ
ル7前端側とに溶接されるダッシュロアレインフォース
メント22,22が設けられている。さらに、左側及び
右側のそれぞれのフロアフレーム20,20の車体外方
側からサイドシル10,10の車体内方側に亘って、前
記ダッシュロアレインフォースメント22,22と同様
に、ダッシュパネル5とフロアパネル7とに溶接される
トルクボックス23,23がそれぞれ設けられている。
【0028】一方、前記フロントサイドフレーム11,
11のそれぞれの前端側には、車幅方向及び上下方向に
それぞれ延出した矩形のフランジ部24,24が設けら
れている。このフランジ部24,24には、後端部にこ
のフランジ部24,24と略同形状のフランジ部25,
25を有するクラッシュボックス26,26(衝撃吸収
部)が取り付けられて、フロントサイドフレーム11,
11の前端部分を構成している。該クラッシュボックス
26,26は、前側ほど小さい矩形断面を有するように
形成され、前面衝突時の衝撃により圧縮荷重を受けて前
後方向に潰れ変形して、このことにより衝撃を吸収する
ものであり、この衝突の際の潰れ変形を確実に起こすよ
うに、その上面及び両側面には、それぞれ車幅方向及び
上下方向に長い略だ円形のビードが形成されている。さ
らに、この左右両側のクラッシュボックス26,26の
前端部には、バンパーレインフォースメント27の車幅
方向両端部がそれぞれ固定されている。このクラッシュ
ボックス26,26の衝撃吸収特性は、詳しくは後述す
る衝突時に、乗員を拘束するシートベルトの伸びが最大
となる前に潰れ変形が終了するように設定されている。
【0029】次に、前記フロントサイドフレーム11,
11の下方に配設されるペリメータフレーム30につい
て説明する。このペリメータフレーム30は、鋼板製と
され、前記パワープラント4や操舵装置(図1に出力軸
31のみを図示する)等を支持するものであり、全体と
して略矩形の枠状をなすように一体構造とされている。
このペリメータフレーム30の前端側は、パワープラン
ト4よりも前方で、左側のフロントサイドフレーム11
の真下位置から右側のフロントサイドフレーム11の真
下位置に亘るように車幅方向に直線的に延びるフロント
メンバ部32とされ、このフロントメンバ部32の左右
両端側には、それぞれ該フロントメンバ部32と略同形
状の断面を有するとともに該両端側から後方へ延びるサ
イドメンバ部33,33が設けられている。
【0030】この各サイドメンバ部33,33は、上下
方向から見て、後端部が前端部よりも若干、車体内方側
に位置するように全体として傾斜して配置され、それぞ
れの後端部から所定距離前方の部位には、前記フロント
メンバ部32の断面よりも大きい断面を有するサスペン
ションクロスメンバ部34が2つのサイドメンバ部3
3,33に架け渡された状態で溶接されている。また、
前記サイドメンバ部33,33は、図1に示すように車
幅方向から見て、その後端部から前後方向の略中央部ま
で略水平に延びるように形成される一方、この中央部分
において上方へ傾斜するように屈曲して、さらにその傾
斜方向に前端まで延びている。
【0031】前記の如く構成されたペリメータフレーム
30をフロントサイドフレーム11,11に取り付けた
状態では、それら両フレーム11、30の中間部分が互
いに上下方向に離間している。すなわち、フロントサイ
ドフレーム11の前側は略水平で後側が後方へ向かって
下方へ傾斜するような形状を有する一方、ペリメータフ
レーム30は後側が略水平で前側が前方へ向かって上方
へ傾斜するような形状を有するため、それぞれの前端部
から後方へ向かってペリメータフレーム30の屈曲部位
までは後側ほど互いに離れるようになる。そして、該ペ
リメータフレーム30の屈曲部位からフロントサイドフ
レーム11,11の屈曲部位までは略同間隔を保ち、こ
の屈曲部位よりも後側はそれぞれの後端部に向かって後
側ほど互いに近接するようになる。
【0032】前記ペリメータフレーム30の取り付けに
ついては、該ペリメータフレーム30の前端が前記一対
のフロントサイドフレーム11,11の前端側の固定部
11a,11aにそれぞれ固定される一方、該ペリメー
タフレーム30の後端が前記パワープラント4よりも後
方側の位置で前記ダッシュロアレインフォースメント2
2,22にそれぞれ固定されている。詳しくは、前記ペ
リメータフレーム30の前側の左右の隅部には、該隅部
の上面から車体外方へかつ前方へ向かって緩やかに傾斜
しながら、上方へ突出するように取付ブラケット36,
36が設けられている。この取付ブラケット36,36
の下端部は前記ペリメータフレーム30に溶接される一
方、上端部には軸線が上下方向に延びる円筒部37,3
7が設けられ、この円筒部37,37の内側には円筒状
のゴムブッシュ(図示せず)が嵌合されている。さら
に、このゴムブッシュには、前記円筒部37,37と同
軸に位置するようにパイプ部材(図示せず)が固着され
ており、そのパイプ部材を軸線方向に貫通するボルト3
8,38によって該パイプ部材の上端部がフロントサイ
ドフレーム11,11の前端側固定部11a,11aに
締結されるようになっている。
【0033】一方、前記ペリメータフレーム30のサイ
ドメンバ部33,33の後端部には、該ペリメータフレ
ーム30を前記ダッシュロアレインフォースメント2
2,22に取り付けるための取付部39,39が、それ
ぞれ設けられている。この取付部39,39にも、前記
したペリメータフレーム30の前側の取付ブラケット3
6,36の上端部と同様に円筒部40,40が設けら
れ、この円筒部40,40の内側にゴムブッシュが嵌合
されている。そして、該ゴムブッシュにパイプ部材が固
着されていて、ボルト41,41によって該パイプ部材
の上端部がダッシュロアレインフォースメント22,2
2の固定部22a,22a(後端側固定部)に締結され
るようになっている。
【0034】前記のようにフロントサイドフレーム1
1,11とペリメータフレーム30とが、それぞれの中
間部分が互いに上下方向に離間するように構成されてい
るため、前面衝突時の衝撃荷重によりフロントサイドフ
レーム11,11の変形が起こると、前記ペリメータフ
レーム30のサイドメンバ部33,33には、その前側
の取付ブラケット36,36と後側の取付部39,39
との中間部分に対し下方へ変位するような曲げ荷重が作
用する。続いて、前記フロントサイドフレーム11,1
1は、その車体外方の側面に形成された凹部近傍を起点
として上方へ大きく変位するように折れ曲がり、一方、
前記ペリメータフレーム30の中間部分は、サイドメン
バ部33,33の屈曲部位近傍を起点として下方へ大き
く変位するように折れ曲がることになる。
【0035】この衝突時のフロントサイドフレーム1
1,11及びペリメータフレーム30の屈曲変形に対
し、この実施形態では、その屈曲変形のタイミングを制
御するために、前記フロントサイドフレーム11,11
及びペリメータフレーム30のそれぞれの中間部分を連
結する連結部材50,50を設けるようにしている。
【0036】この連結構造について、図1に基づいて説
明すると、前記ペリメータフレーム30のサイドメンバ
部33,33における屈曲部位と該サイドメンバ部3
3,33におけるサスペンションクロスメンバ部34の
溶接部位との略中央部を、鋼板からなる連結部材50,
50によって、前記フロントサイドフレーム11,11
に連結するようにしている。該連結部材50,50は、
両者11、33を連結した状態で車幅方向から見て、全
体として上下に長い略矩形状に形成されるとともに、上
端縁部及び下端縁部は略半円形状とされている。また、
該連結部材50の上下方向の略中央部には、車体前後方
向の長さが相対的に短くなるように、前側及び後側にそ
れぞれ同形状の切り欠き部50a,50aが設けられて
いる。また、該連結部材50の上端部近傍にはボルト孔
50bが形成され、このボルト孔50bを貫通するボル
ト51により該連結部材50がフロントサイドフレーム
11へ締結されるようになっている。
【0037】前記のような形状とされた連結部材50,
50は、それぞれ長手方向が前記ペリメータフレーム3
0のサイドメンバ部33,33に対し略直交するよう
に、その下端側が該サイドメンバ部33,33の車体外
方の側面に溶接されている。一方、フロントサイドフレ
ーム11,11の車体内方側の壁部には、図示しない
が、それぞれ前記連結部材50,50のボルト孔50
b,50bに対応する部分に、予め貫通孔が形成され、
かつその裏側にはナットが溶接されている。そして、エ
ンジンルーム1内から連結部材50,50のボルト孔5
0b,50b及びフロントサイドフレーム11,11の
貫通孔にボルト51,51を挿通して該ボルト51,5
1をナットに螺合させることにより、連結部材50,5
0の上端側をフロントサイドフレーム11,11に固定
する。
【0038】前記のように、連結部材50,50の下端
側をペリメータフレーム30に溶接して両者50、30
を一体化しておけば、該連結部材50,50のフロント
サイドフレーム11,11への取り付けを容易に行うこ
とができる。
【0039】そして、前記のようなフロントサイドフレ
ーム11,11とペリメータフレーム30との連結構造
によって、衝突時には前記連結部材50,50に対して
引張荷重が作用することになる。この引張荷重が連結部
材50,50の切り欠き部50a,50aにおける破断
荷重に達すると、連結部材50,50は、該切り欠き部
50a,50aが分離起点部となって該分離起点部より
も上側の部分と下側の部分とに分離し、その後、フロン
トサイドフレーム11,11及びペリメータフレーム3
0がそれぞれ屈曲変形を起こすようになる。すなわち、
前記フロントサイドフレーム11,11及びペリメータ
フレーム30の屈曲変形のタイミングを、前記連結部材
50,50の切り欠き部50a,50aにおける破断荷
重によって設定することができ、この実施形態の場合
は、前記クラッシュボックス26,26の潰れ変形が終
了した直後に連結部材50,50が分離して、両フレー
ム11、30が屈曲変形を開始するように切り欠き部5
0a,50aの破断荷重が設定されている。この破断荷
重の大きさは、前記連結部材50,50の切り欠き部5
0a,50aの大きさ、数並びに形状等によって自由に
設定できる。
【0040】次に、この車両が前面衝突したときのフロ
ントサイドフレーム11やペリメータフレーム30の変
形について、図5に基づいて詳しく説明する。尚、図5
は、衝突後の車体前部の状態を概略的に示すものであ
る。まず、衝突初期では、衝突時の衝撃荷重がバンパー
レインフォースメント27を介してクラッシュボックス
26,26に入力し、該クラッシュボックス26,26
が潰れ変形を開始する。一方、前記フロントサイドフレ
ーム11,11及びペリメータフレーム30は、前記の
如く破断荷重が設定された切り欠き部50a,50aを
有する連結部材50,50により連結されていて、全体
として高い剛性を保っているため、この段階では大きな
変形は起こらず、前記クラッシュボックス26,26の
潰れ変形のみによって相対的に大きい車体減速度が発生
する。つまり、前記クラッシュボックス26,26の衝
撃吸収特性は、衝突初期の車体減速度を急峻に立ち上が
らせながら、かつ該衝突初期の衝撃により前記連結部材
50,50の切り欠き部50a,50aが破断しないよ
うなものとされている。
【0041】そして、前記クラッシュボックス26,2
6の潰れ変形が終了して衝突荷重がさらに上昇すると、
前記連結部材50,50の切り欠き部50a,50aが
破断して前記フロントサイドフレーム11,11及びペ
リメータフレーム30のそれぞれの中間部分が上側及び
下側へ変位するように折れ曲がるようになる。つまり、
クラッシュボックス26を含むフロントサイドフレーム
11の変形モードが潰れ変形から屈曲変形に切り換わっ
て、変形荷重が低下し、このことにより、車体減速度が
一旦、降下する。この際、両フレーム11、30は、そ
れぞれの中間部分が互いに上下方向に離れるように屈曲
変形するため、両フレーム11、30の干渉やエンジン
ルーム1内のパワープラント4との干渉を回避して、十
分な変形ストロークを確保することができる。
【0042】図6は、この実施形態に係る車両の減速度
特性a(実線)及び該車両の乗員減速度特性b(一点鎖
線)と、この前部車体構造を有さない比較例の車両減速
度特性c(破線)及び乗員減速度特性d(二点差線)と
を対比して示す特性図である。尚、この特性図では、横
軸に車体潰れ量をとり、縦軸に減速度をとっている。
【0043】まず、比較例の車体及び乗員の減速度特性
c、dについて説明すると、車体減速度特性cは衝突初
期に立ち上がって略一定の減速度を保った状態で車体の
潰れ変形が進行し、衝突終盤にパワープラント4がダッ
シュパネル5に底付きすることで急激に上昇して、その
後、車体の潰れ変形が終了して減速度は0となる。この
比較例における乗員減速度特性dについては、車体減速
度特性cよりも緩やかに立ち上がり、徐々に上昇度合い
が高くなる。そして、乗員を拘束するシートベルトの伸
びが最大に達して乗員減速度が最大となる領域でも、車
体減速度が前記の如く高いため、シートベルトによる乗
員への反力が極めて大きなものとなる。
【0044】これに対し、本実施形態の車体及び乗員の
減速度特性a、b場合、車体減速度特性aは、前記の如
くクラッシュボックス26,26の潰れ変形が開始され
ると急峻に立ち上がり、このことで、比較的早期にシー
トベルトが伸ばされて、乗員減速度も車体減速度にあま
り遅れずに上昇する(乗員減速度特性b参照)。そし
て、該シートベルトの伸びが最大となる直前に、前記し
たようにクラッシュボックス26,26の潰れ変形が終
了し、連結部材50,50が破断して両フレーム11、
30の屈曲変形が開始されることで、車体減速度が一
旦、降下することになり、この車体減速度の降下する領
域においてシートベルトの伸びが最大となることで、乗
員が受けるシートベルトからの反力を前記比較例と比べ
て大幅に減少させることができる。
【0045】以上、説明したように、この実施形態で
は、自動車の前面衝突初期に連結部材によってフロント
サイドフレーム11とペリメータフレーム30とを連結
しつつ、クラッシュボックス26,26の潰れ変形によ
って車体減速度を安定的にかつ急峻に立ち上がらせ、そ
の潰れ変形の終了直後に連結部材50を破断させて、前
記両フレーム11、30が屈曲変形を開始するようにし
たので、衝突時にシートベルトからの反力によって乗員
減速度が過度に大きくなることを確実に防止できる。
【0046】(他の実施形態)尚、本発明は前記実施形
態に限定されるものではなく、その他の種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、
連結部材50の分離起点部として該連結部材50の前後
方向の長さが相対的に短くなるような切り欠き部50a
を形成しているが、これに限らず、例えば、該連結部材
50を拡大して示す図7の(a)のように、車幅方向に
相対的に薄くなるような切り欠き部50cを形成しても
よい。また、同図(b)に示すように、連結部材50の
上下方向の略中央部に、車幅方向に貫通するような孔部
50dを形成してもよい。
【0047】また、図示しないが、連結部材50上端側
を固定するボルト51に、該連結部材50へ作用する引
張荷重が設定値よりも大きくなったときに、該ボルト5
1の頭部が軸部から分離するような脆弱部を予め設けて
おき、この部位を前記分離起点部とするようにしてもよ
い。
【0048】また、同図(c)に示すように、前記連結
部材50の分離起点部としては、該連結部材50の上端
縁部から下方へ向かって、前後方向の長さが前記ボルト
孔50bと同寸法となるような溝部50eを形成して、
この溝部50e近傍をボルト51によってフロントサイ
ドフレーム11に締結するようにしてもよい。このもの
では、ボルト51の締結力によって、分離時の荷重を自
由に設定することができる。
【0049】また、前記実施形態では、連結部材50を
鋼板製としているが、これに限らず、例えば、樹脂製と
してもよく、また、ワイヤ等の可撓性を有する部材でも
よい。
【0050】また、前記実施形態では、連結部材50の
固定手段として上端側及び下端側をそれぞれ締結具51
による固定及び溶接による固定としているが、これに限
らず、例えば両方を締結固定もしくは溶接固定としても
よい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る自動車の前部車体構造によると、フロントサイドフ
レームに対してペリメータフレームの前後方向の中間部
分を連結する連結部材を設けるとともに、ペリメータフ
レームをフロントサイドフレームが圧縮荷重を受けて変
形するときにその中間部分が下方に折れ曲がるように構
成し、そのペリメータフレームの折れ曲がりによって連
結部材に作用する引張荷重が設定値よりも大きくなった
ときに該連結部材を分離させるようにしたので、自動車
の衝突時の車体減速度を狙い通りに変化させて、乗員へ
の衝撃荷重を確実に低減することができる。
【0052】請求項2記載の発明によると、衝突初期に
おいて連結部材に作用する荷重を設定値以下に保つ衝撃
吸収部を設けたので、衝突初期の車体減速度を安定的に
かつ急峻に立ち上げながら、このときの連結部材の破断
を防止することができる。
【0053】請求項3記載の発明によると、連結部材の
分離起点部を相対的に脆弱な切り欠き部としたので、該
分離起点部を確実に分離させることができ、また、分離
タイミングの設定を容易に行うことができる。
【0054】請求項4記載の発明によると、前記請求項
3と同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車体前部の断面図であ
る。
【図2】車体前部の構造を示す下面図である。
【図3】車体前部の構造を示す上方から見た斜視図であ
る。
【図4】車体前部の構造を示す下方から見た斜視図であ
る。
【図5】前面衝突後の車体前部の状態を示す図1相当図
である。
【図6】車体潰れ量に対する車体減速度の変化を示す特
性図である。
【図7】他の実施形態に係る連結部材の拡大図である。
【図8】従来の自動車の車体前部構造を示す平面図であ
る。
【図9】前面衝突後の車体前部の状態を示す図8相当図
である。
【符号の説明】
11 フロントサイドフレーム 11a 前端側固定部 22 ダッシュロアレインフォースメント(車体構成
部材) 22a 後端側固定部 26 クラッシュボックス(衝撃吸収部) 30 ペリメータフレーム 33 サイドメンバ部 50 連結部材 50a 切り欠き部(分離起点部) 50d 孔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 栄 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 花田 裕 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA05 BB01 CA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前部の左右両側において各々車体前
    後方向に延びるように一対のフロントサイドフレームが
    設けられるとともに、該各フロントサイドフレームの下
    方においてそれぞれ車体前後方向に延びる一対のサイド
    メンバ部を有するペリメータフレームが配設され、その
    各サイドメンバ部の前端側が各フロントサイドフレーム
    の前端側に設けられた前端側固定部に固定される一方、
    各サイドメンバ部の後端側が各フロントサイドフレーム
    の後端側ないしその近傍の車体構成部材に設けられた後
    端側固定部に固定された自動車の前部車体構造におい
    て、 前記ペリメータフレームの各サイドメンバ部を、それぞ
    れ、前記前端側及び後端側固定部の中間部分において各
    フロントサイドフレームに連結する連結部材が設けら
    れ、 前記各サイドメンバ部は、前記フロントサイドフレーム
    が圧縮荷重を受けて変形するときに、前記中間部分にお
    いて下方へ折れ曲がるように構成され、 前記連結部材には、前記サイドメンバ部の折れ曲がりに
    よって作用する引張荷重が設定値よりも大きくなったと
    きに分離する分離起点部が設けられていることを特徴と
    する自動車の前部車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記各フロントサイドフレームの前端側固定部よりも前
    側には、圧縮荷重を受けて潰れ変形することにより連結
    部材に作用する引張荷重を設定値以下に保つ衝撃吸収部
    が設けられていることを特徴とする自動車の前部車体構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかにおいて、 前記連結部材の分離起点部は、切り欠き部とされている
    ことを特徴とする自動車の前部車体構造。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2のいずれかにおいて、 前記連結部材の分離起点部は、孔部とされていることを
    特徴とする自動車の前部車体構造。
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