JP2002254555A - 耐食性に優れる表面処理金属材 - Google Patents

耐食性に優れる表面処理金属材

Info

Publication number
JP2002254555A
JP2002254555A JP2001056671A JP2001056671A JP2002254555A JP 2002254555 A JP2002254555 A JP 2002254555A JP 2001056671 A JP2001056671 A JP 2001056671A JP 2001056671 A JP2001056671 A JP 2001056671A JP 2002254555 A JP2002254555 A JP 2002254555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
corrosion resistance
rust
metal material
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001056671A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Ueda
浩平 植田
Hiroshi Kanai
洋 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2001056671A priority Critical patent/JP2002254555A/ja
Publication of JP2002254555A publication Critical patent/JP2002254555A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐食性に優れる表面処理金属材を提供する。 【解決手段】 Si、Si化合物、pH−電位平衡線図
のpH11〜13の領域での溶解度が10-4mol/l
以上で酸化物イオンもしくは水酸化物イオンとして安定
に存在できる化合物の1種または2種以上を、防錆剤と
して含有する防錆皮膜層を、表面に有することを特徴と
する耐食性に優れる表面処理金属材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐食性に優れた表
面処理金属材に関するものであり、詳しくは、家電用、
建材用、土木用、機械用、自動車用、家具用、容器用な
どにおいて、有毒とされている6価クロムを含有しない
耐食性に優れた表面処理金属材に関するものである
【0002】
【従来の技術】防錆剤を含む皮膜層を金属表面に被覆す
ることで、金属材の腐食を防止する技術が従来ある。こ
れら防錆材には多くの種類のものがあるが、代表的なも
のとして、クロム系防錆顔料が広く知られている。クロ
ム系防錆剤に含まれる6価のクロムは水溶性であり、こ
れが溶出することによって、被膜に発生した皮膜の傷を
補修する性質がある。従って、耐食性付与として今日ま
で使用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クロム
系防錆剤を含む皮膜層から溶出する可能性のある6価の
クロムの毒性問題から、最近ではノンクロム防錆剤に対
する要望が高まっている。そこで、本発明においては、
このような要望に答え、ノンクロム系防錆剤を被覆した
耐食性に優れる表面処理金属材を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者らは、種々の化合
物もしくは金属について調査した結果、SiもしくはS
i化合物を含む防錆皮膜層を被覆した金属化合物は耐食
性に優れることを知見した。ここで、塗料などを被覆し
た金属材の塗膜下腐食の場合、腐食先端部がpH12程
度のアルカリ領域になることが知られている。更なる調
査を進めた結果、Siは、pH12前後のアルカリ領域
で溶解し、安定な酸化物イオンもしくは水酸化物イオン
となることが判明し、これらのイオンが防触の役割を果
たす一因であることを知見した。
【0005】本発明は、かかる知見に基づき完成された
ものであって、その要旨とするところは以下の通りであ
る。 (1)Si、Si化合物、pH−電位平衡線図のpH1
1〜13の領域での溶解度が10-4mol/l以上で酸
化物イオンもしくは水酸化物イオンとして安定に存在で
きる化合物の1種または2種以上を、防錆剤として含有
する防錆皮膜層を、表面に有することを特徴とする耐食
性に優れる表面処理金属材。 (2)前記Si化合物が、Siを含有する金属、合金、
金属間化合物もしくはそれら2種以上の混合物であるこ
とを特徴とする前記(1)に記載の耐食性に優れる表面
処理金属材。
【0006】(3)前記Si化合物におけるSi含有量
が、40質量%以上であることを特徴とする前記(1)
または(2)に記載の耐食性に優れる表面処理金属材。 (4)前記Si化合物が、pH−電位平衡線図のpH1
1〜13の領域での溶解度が10-4mol/l以上で酸
化物イオンもしくは水酸化物イオンとして安定に存在で
きる化合物であることを特徴とする前記(1)乃至
(3)のいずれか1項に記載の耐食性に優れる表面処理
金属材。 (5)前記Si化合物が、フェロシリコンであることを
特徴とする前記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載
の耐食性に優れる表面処理金属材にある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の耐食性に優れる表面処理
金属材は、Si、Si化合物、pH−電位平衡線図のp
H11〜13の領域での溶解度が10-4mol/l以上
で酸化物イオンもしくは水酸化物イオンとして安定に存
在できる化合物の1種または2種以上を、防錆剤として
含有する防錆皮膜層を、表面に有することを特徴とす
る。Si化合物は、Siを含む金属もしくは合金もしく
は金属間化合物であることが望ましい。また、Si化合
物中のSi含有量は高いほど耐食性がより向上するた
め、Si化合物中のSi含有量は40重量%以上である
ことが耐食性の点好適である。ここで、Si化合物中の
Si含有量は、公知の分析方法によって求めることもで
きるし、化合物の分子式より計算により求めることもで
きる。
【0008】また、耐食性に対して好適な防錆皮膜中の
Si化合物の添加量やSi化合物を含む防錆皮膜層の厚
みは、添加する化合物のSi含有量によっても異なるた
め規定することはできないが、添加量が少ないもしくは
防錆皮膜層の膜厚が薄いと耐食性に効果が少なく、添加
量が多いもしくは防錆皮膜層の膜厚が厚いとより効果が
発揮される。そのため、Si化合物の添加量もしくは防
錆皮膜層の膜厚は必要に応じて適宜選定することができ
る。
【0009】ここで、塗料などを被覆した金属材の塗膜
下腐食の場合、腐食先端部がpH12程度のアルカリ領
域になることが知られている。発明者らは、さらなる調
査を進めた結果、SiはpH12前後のアルカリ領域で
溶解し、安定な酸化物イオンもしくは水酸化物イオンと
なることが判明し、これらのイオンが防触の役割を果た
す一因であることを知見した。
【0010】この知見に基づけば、本発明の表面処理金
属板の防錆処理層は、Si、Si化合物、pH−電位平
衡線図のpH11〜13の領域での溶解度が10-4mo
l/l以上で酸化物イオンもしくは水酸化物イオンとし
て安定に存在できる化合物の1種または2種以上を含有
することにより耐食性を発揮でき、また、pH−電位平
衡線図のpH11〜13の領域での溶解度が10-4mo
l/l以上で酸化物イオンもしくは水酸化物イオンとし
て安定に存在できるSi化合物は耐食性のうえで非常に
好ましいといえる。
【0011】Si化合物のなかでも、フェロシリコン
は、pH−電位平衡線図のpH11〜13の領域での溶
解度が10-4mol/l以上で酸化物イオンもしくは水
酸化物イオンとして安定に存在できるSi化合物である
場合が多く、発明者らの現在までの調査では、本発明の
防錆剤として最も適したものであるといえる。上記防錆
剤の粒径は、化合物の性質にもよるが、平均粒径10〜
30μm、最大粒径50μm以下が塗料への分散性や粉
末としての取扱い易さの観点から好ましく、325me
shフィルターにてふるいをかけることにより、平均粒
径20μm、最大粒径40μm程度のものが得られる。
【0012】本発明の防錆皮膜層は有機被膜層でも無機
皮膜層でも良い。ただし、予め塗料中に、本発明の防錆
剤を含ませ、これを金属材料表面に被覆させると取り扱
いや塗布が容易であり好適である。ここで、塗料とは塗
布物が水や有機溶剤中に溶解もしくは分散しているもの
で、塗布後に乾燥もしくは焼付を行うことで被膜を形成
するものを指す。これらの例としては有機溶剤系塗料、
水系塗料、電着塗料、常温乾燥型塗料、熱硬化型塗料、
無機系塗料、1液型塗料、2液型塗料などがが挙げら
れ、いずれの塗料形態であってもこられに本発明の化合
物が含まれると耐食性の効果を発揮する。
【0013】また、一般的には塗料とは呼ばれなくても
同様の方法によって塗布し皮膜を形成する処理剤もしく
は表面処理剤も塗料の範疇に含まれ、これに本発明のS
i化合物が含まれると耐食性の効果を発揮する。更に、
粉体塗料やUV効果型塗料、フィルム型塗料の様に塗布
物が水や有機溶剤中に溶解もしくは分散していなくて
も、一般的に塗料と見なされているものも塗料の範疇に
含まれ、これに本発明の防錆剤が含まれると耐食性の効
果を発揮する。
【0014】塗料の組成についても特に規定するもので
はなく、一般的に公知の組成の塗料組成物、例えば、ポ
リエステル系塗料、ウレタン系塗料、エポキシ系塗料、
メラミン系塗料、アクリル系塗料、フッ素系塗料などが
使用できる。塗料の乾燥、硬化形式も一般に公知のも
の、例えば、メラミン硬化、イソシアネート硬化、ラジ
カル重合型、などが使用できる。また、硬化させずに単
に乾燥させるタイプの塗料でも良い。更に、塗料中には
必要に応じて一般に公知の着色剤やその他の一般に公知
の防錆剤を含んでも良い。必要に応じて一般に公知の添
加剤を添加することもできる。
【0015】本発明の防錆皮膜層の被覆方法は一般に公
知の被覆方法を用いることができる。例えば、浸漬、刷
毛塗り、スプレー塗装、ロールコーター塗装、カーテン
フローコーター塗装、ローラーカーテンコーター塗装、
バーコーター塗装、電着塗装、静電塗装などが挙げられ
る。また、被覆した防錆皮膜層を乾燥もしくは硬化させ
ることを目的として、被覆後に熱を加えることもでき
る。熱を加える場合、一般に公知の方法、例えば熱風加
熱炉、遠赤外線炉、誘導加熱炉、直下炉などを用いるこ
とができる。加熱時の温度条件は、防錆皮膜層の種類に
よっても異なるため、必要に応じて適宜決める必要があ
る。熱を使用せずに常温で乾燥させる方法や、紫外線や
電子線による硬化方法を使用することもできる。
【0016】本発明の耐食性に優れた表面処理金属材の
母材に用いる金属材は、特に限定するものではなく一般
に公知の金属材を用いることができる。本金属材中は合
金でも良い。一般に広く使用されている公知の金属材と
しては鋼が挙げられるが、鋼の場合、Ti,Nb,B等
を添加したIF鋼、Al−k鋼、Cr含有鋼、ステンレ
ス鋼、ハイテン等など一般に公知の鋼を使用することが
できる。また、金属材に他の金属をめっきしたものを母
材として用いても良く、一般に公知のものとしては溶融
亜鉛めっき鋼材、亜鉛−鉄合金化溶融亜鉛めっき鋼材、
電気亜鉛めっき鋼材、アルミ−亜鉛合金化めっき鋼材、
亜鉛−マグネシウム合金めっき鋼材、亜鉛−アルミ−マ
グネシウム合金めっき材、アルミめっき材、錫めっき
材、ティンフリースチールなどが挙げられる。
【0017】本発明の表面処理金属材の母材表面には、
防錆皮膜層の前処理としてクロメート処理、リン酸亜鉛
処理などの化成処理皮膜を必要に応じて被覆することも
できる。近年、開発が進んでいるノンクロメート処理を
防錆皮膜の前処理として用いると人体に対する有毒性も
少なく好適である。鋼材の形状は特に限定するものでは
なく、型材、線材、管材、帯材など一般に公知のものを
用いることができる。帯材においては本発明の防錆皮膜
層が少なくとも片面に被覆されていれば効果を発揮する
が、両面に被覆されているほうが耐食性の効果が大きく
好適である。また、本発明の表面処理金属材は、塗装端
面で金属地が露出するプレコート金属材に用いると大い
に効果的である。本発明の表面処理金属材上には、さら
に着色塗料などの一般に公知の皮膜層を被覆しても良
い。
【0018】
【実施例】防錆剤として表1記載のものを準備した。こ
れらの防錆剤を粉砕機で粉砕し、粉砕したものを325
meshフィルターにてふるいをかけ、平均粒径20μ
m、最大粒径40μmの粉末にした。また、比較には一
般に公知で防錆顔料として市販されているストロンチウ
ムクロメートを用いた。なお、Si,Mo,AlはpH
−電位平衡線図のpH11〜13の領域での溶解度が1
-4mol/l以上で酸化物イオンもしくは水酸化物イ
オンとして安定に存在できる化合物の条件を満たすもの
であり、Niはこの条件を満たさない。
【0019】次に、市販の有機溶剤系のクリヤー塗料
に、表1に示す防錆剤を添加し、分散機にて防錆顔料を
塗料中に分散させることで防錆塗料を作製した。防錆剤
の添加量は、クリヤー塗料中の固形分100重量部に対
して100重量部とした。また、防錆剤を全く含まない
クリヤー塗料も比較として用いた。なお、防錆塗料に用
いたクリヤー塗料はエポキシ系塗料、ポリエステル系塗
料、ウレタン系塗料の3種を用いた。
【0020】
【表1】
【0021】0.5mmの冷延鋼板、電気亜鉛めっき鋼
板、溶融亜鉛めっき鋼板の両面に、前処理としてクロム
を含まない樹脂ベースのノンクロメート処理もしくはク
ロメート処理を施した後、これら前処理を施した鋼板上
に先に作成した防錆塗料をバーコーターにて塗装し、熱
風炉にて到達板温が210℃となる条件で焼き付けるこ
とで乾燥、硬化させ、その後、水冷することで表面処理
金属材を得た。被覆した防錆皮膜層の膜厚は表2中に記
載する。また、防錆皮膜層は、鋼板の片面もしくは両面
に被覆された。
【0022】作成した表面処理金属材上には、必要に応
じて、市販のポリエステル系白色塗料を被覆した。ポリ
エステル系白色塗料はバーコーターにて、乾燥後膜厚に
して15μm塗装され、熱風炉にて到達板温が230℃
となる条件で焼き付けることで乾燥、硬化させ、その
後、水冷した。ポリエステル系白色塗料も、鋼板の片面
と両面に被覆された。このようにして作製した表面処理
金属板についてJIS−K5400.9.1記載の方法
で塩水噴霧試験を実施した。本試験では防錆皮膜層を被
覆した面を評価面とし、この面に塩水を吹き付けた。試
験時間は冷延鋼板の場合には72h、電気亜鉛めっき鋼
板の場合には120h、溶融亜鉛めっき鋼板の場合には
240hとした。
【0023】試験後は、塩水を噴霧した平面部の錆の発
生度を目視にて評価した。平面部で全く錆が発生してい
ない場合に◎、平面の一部に点状の錆が発生している場
合○、平面部の錆発生面積率が全平面の50%以下の場
合△、平面部の全面が錆で覆われている場合×と評価し
た。また、塩水噴霧試験を行う際、塗装鋼材のA面に
は、カッターナイフにて塗膜を貫通して素地である金属
に達するクロス状の切傷(以降クロスカットと称する)
を設けてクロスカットからの塗膜の膨れ幅も観察し評価
した。クロスカット部の評価方法は、評価面であるA面
の塗膜のクロスカット片側の最大膨れ幅が1mm未満の
場合に◎、1mm以上3mm未満の場合に○、3mm以
上5mm未満の場合に△、5mm以上の場合に×と評価
した。
【0024】また、本発明の塗装金属板を端面部で金属
部が露出するプレコート鋼板に適用した時を考慮し、切
断機にて塗装金属板を切断し、金属が露出した切断端面
部を設け、切断端面部からの塗膜の膨れ幅を観察し評価
した。端面部の評価方法は評価面であるA面の端面から
の塗膜最大膨れ幅が1mm未満の場合に◎、1mm以上
3mm未満の場合に○、3mm以上5mm未満の場合に
△、5mm以上の場合に×と評価した。
【0025】
【表2】
【0026】以下、評価結果の詳細を説明する。本発明
の表面処理金属材(本発明例−1〜23)は、防錆皮膜
層を被覆しない金属材(比較例−24〜26)と比べる
と耐食性に優れることがわかる。また、同じ皮膜構成で
もSi,Si化合物、pH−電位平衡線図のpH11〜
13の領域での溶解度が10-4mol/l以上で酸化物
イオンもしくは水酸化物イオンとして安定に存在できる
化合物を含む皮膜層を有する表面処理金属材は、これを
含まない表面処理金属材(比較例−32〜35)より耐
食性が優れる。
【0027】更には、同じ皮膜構成でCrを含む皮膜層
を有する表面処理金属材(比較例−27〜31)と同等
の耐食性を有することがわかった。本発明の表面処理金
属材は、防錆皮膜層に含まれるSi化合物中のSiの含
有率が高いもの(例えば、本発明例−5,7,8,9を
比較する)ほど耐食性に優れ、Si含有率が40%以上
のものが好適であることがわかる。
【0028】
【発明の効果】本発明により、環境上有毒である6価ク
ロムを使用せずに、耐食性に優れた表面処理鋼材を提供
することが可能となった。従って、本発明は工業的価値
の極めて高い発明であるといえる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 CA33 DB01 DB02 DB05 DB07 EB16 EB22 EB32 EB33 EB35 EB38 EC08 EC10 4F100 AB01A AB02B AB03 AB11B AK41 AK51 AK53 BA02 BA07 EH46 GB07 GB32 GB41 GB90 JB02 JB02B 4K044 AA02 AB02 BA10 BA14 BA21 BB03 BC02 CA11 CA18 CA53

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si、Si化合物、pH−電位平衡線図
    のpH11〜13の領域での溶解度が10-4mol/l
    以上で酸化物イオンもしくは水酸化物イオンとして安定
    に存在できる化合物の1種または2種以上を、防錆剤と
    して含有する防錆皮膜層を、表面に有することを特徴と
    する耐食性に優れる表面処理金属材。
  2. 【請求項2】 前記Si化合物が、Siを含有する金
    属、合金、金属間化合物もしくはそれら2種以上の混合
    物であることを特徴とする請求項1に記載の耐食性に優
    れる表面処理金属材。
  3. 【請求項3】 前記Si化合物におけるSi含有量が、
    40重量%以上であることを特徴とする請求項1または
    2に記載の耐食性に優れる表面処理金属材。
  4. 【請求項4】 前記Si化合物が、pH−電位平衡線図
    のpH11〜13の領域での溶解度が10-4mol/l
    以上で酸化物イオンもしくは水酸化物イオンとして安定
    に存在できる化合物であることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか1項に記載の耐食性に優れる表面処理金
    属材。
  5. 【請求項5】 前記Si化合物が、フェロシリコンであ
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の耐食性に優れる表面処理金属材。
JP2001056671A 2001-03-01 2001-03-01 耐食性に優れる表面処理金属材 Pending JP2002254555A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001056671A JP2002254555A (ja) 2001-03-01 2001-03-01 耐食性に優れる表面処理金属材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001056671A JP2002254555A (ja) 2001-03-01 2001-03-01 耐食性に優れる表面処理金属材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002254555A true JP2002254555A (ja) 2002-09-11

Family

ID=18916660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001056671A Pending JP2002254555A (ja) 2001-03-01 2001-03-01 耐食性に優れる表面処理金属材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002254555A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005015834A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Nippon Steel Corp 耐食性に優れ溶接可能な高耐食性塗装鋼板

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000129461A (ja) * 1998-10-23 2000-05-09 Sumitomo Metal Ind Ltd 燃料容器用Zn系めっき表面処理鋼板
JP2000319790A (ja) * 1999-05-07 2000-11-21 Sumitomo Metal Ind Ltd 燃料容器用表面処理鋼板とそのための塗料組成物
JP2001003000A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Nippon Steel Corp 防錆塗料及び耐食性に優れる塗装金属板
JP2002053808A (ja) * 2000-08-04 2002-02-19 Nippon Steel Corp 防錆塗料および耐食性に優れる塗装鋼材
JP2002080979A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Nkk Corp 環境調和性と加工部密着性及び加工部耐食性に優れたユズ肌プレコート鋼板及びその製造方法
JP2002172363A (ja) * 2000-12-06 2002-06-18 Sumitomo Metal Ind Ltd 有機被覆表面処理鋼板

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000129461A (ja) * 1998-10-23 2000-05-09 Sumitomo Metal Ind Ltd 燃料容器用Zn系めっき表面処理鋼板
JP2000319790A (ja) * 1999-05-07 2000-11-21 Sumitomo Metal Ind Ltd 燃料容器用表面処理鋼板とそのための塗料組成物
JP2001003000A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Nippon Steel Corp 防錆塗料及び耐食性に優れる塗装金属板
JP2002053808A (ja) * 2000-08-04 2002-02-19 Nippon Steel Corp 防錆塗料および耐食性に優れる塗装鋼材
JP2002080979A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Nkk Corp 環境調和性と加工部密着性及び加工部耐食性に優れたユズ肌プレコート鋼板及びその製造方法
JP2002172363A (ja) * 2000-12-06 2002-06-18 Sumitomo Metal Ind Ltd 有機被覆表面処理鋼板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005015834A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Nippon Steel Corp 耐食性に優れ溶接可能な高耐食性塗装鋼板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8025965B2 (en) Paint for highly corrosion-resistant zinc-alloy coated steels and steel structure having coated film of said paint
KR101725231B1 (ko) 도장 강판 및 외장 건재
US20020160180A1 (en) Metal sheet with anticorrosive coating
JP4145016B2 (ja) 亜鉛系メッキ鋼板用防錆処理剤および亜鉛系メッキ鋼板
TWI646220B (zh) Coating steel plate and exterior building materials
JP5380033B2 (ja) 耐食性と塗料密着性に優れた塗装金属材
JP4598703B2 (ja) クロムフリープレコート鋼板
JP2002254555A (ja) 耐食性に優れる表面処理金属材
JPH0751620A (ja) 耐食性に優れかつ無害性のプレコート鋼板
JP2006263597A (ja) プレコート鋼板の切断端面防食方法
JP5372305B2 (ja) 防錆塗料および耐食性に優れる塗装鋼材
JP2001131443A (ja) 防錆コーティング剤、防錆コーティング方法及び防錆処理鋼材
JPS59166569A (ja) メツキ鋼板用高耐食性下塗塗料
JP4392079B2 (ja) 防錆塗料及び耐食性に優れる塗装金属板
JP2001348673A (ja) 耐食性に優れる有機被覆表面処理金属材およびその製造方法
JP2001081578A (ja) 非クロム系塗装金属板
JP3217420B2 (ja) 食品衛生上好ましい耐食性塗装鋼板
JP3845441B2 (ja) 表面処理鋼板およびその製造方法
JPS5856850A (ja) 塗装アルミメツキ鋼板
JP2015108173A (ja) 塩害環境下での耐食性に優れた塗装鋼材の製造方法
JPH07233337A (ja) 塗料組成物
JPS59159335A (ja) 塗装Al−Zn合金メツキ鋼板
JP2024080188A (ja) 塗装鋼板
JP2001303264A (ja) 表面処理鋼板およびその製造方法
JP2011000745A (ja) 塗装鋼板およびそれを用いた外装部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101008

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101008

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110329