JP2002253144A - 粥類の製造法 - Google Patents

粥類の製造法

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JP2002253144A
JP2002253144A JP2001053333A JP2001053333A JP2002253144A JP 2002253144 A JP2002253144 A JP 2002253144A JP 2001053333 A JP2001053333 A JP 2001053333A JP 2001053333 A JP2001053333 A JP 2001053333A JP 2002253144 A JP2002253144 A JP 2002253144A
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JP
Japan
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porridge
rice
rice gruel
production method
weight
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JP2001053333A
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English (en)
Inventor
Hidemichi Murayama
秀道 村山
Kayo Yamada
華楊 山田
Yutaka Shirai
裕 白井
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Nisshin Foods Inc
Original Assignee
Nisshin Foods Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粥類をレトルト処理しても米粒の液部への溶
け出しがなく、かつ優れた食感を有する粥類を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 粥類をレトルト処理した後0〜7℃で4
8〜72時間冷蔵することからなる、粥類の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粥類の製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、粥類の代表的なものとして全粥が
知られている。この全粥は通常、米に対して5倍容量の
水を加えて炊くが、米と水の割合により七分粥、五分
粥、三分粥等がある。これらの白粥以外に牛乳粥、茶
粥、大和粥、七草粥、あずき粥、清粥(中国料理)、リ
ーンプーロ(フィンランド料理)、カーシャ(ロシア料
理)等の粥、かに雑炊に代表される雑炊等が知られてい
る。
【0003】これらの粥類を商業的に生産する場合、流
通過程において腐敗しないように殺菌処理が行われる。
この殺菌処理手段としてレトルト処理が行われるが、粥
類をレトルト処理すると保存する際経時的に米粒が液部
に溶け出す欠点があった。
【0004】本発明者等の知見によればこれらの欠点を
解決する技術は未だ見出されていない。しかしながら、
処理的手段から検討すると、水漬け後水切りした米を蒸
煮し、炊飯終了後該炊飯に調味液を混ぜ合わせた後これ
を袋に肉詰し、殺菌した製品を0〜10℃の温度、4〜
7日間冷蔵して飯粒を老化させ、冷蔵後の製品をその飯
粒をばらし製品とする、即席カップ茶漬の製造法(特公
昭63−51667号公報参照)がある。
【0005】しかしながら、特公昭63−51667号
公報に開示された技術は炊飯に調味液を混ぜ合わせて冷
蔵することによって炊飯同志の付着を防止することを目
的とするものであり、本発明の目的とはその技術的課題
を異にするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は粥類をレ
トルト処理することによって米粒が液部に溶け出すこと
のない製造方法について種々研究を重ねた結果、本発明
を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、粥
類をレトルト処理した後、0〜7℃で、48〜72時間
冷蔵することを特徴とする粥類の製造法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の粥類の調製法としては、
例えば粥類の代表的な白粥について記載すれば、まず米
を洗米した後に、粥の種類により米に対し3〜5倍の水
を加えて沸騰する迄強火で炊き、その後、ふきこぼれな
い程度の弱火で50〜60分間炊くことにより得ること
ができる。
【0009】また粥類の一種である雑炊のリゾットの調
製法としては、例えば刻んだたまねぎと米を炒め、これ
に米の約3倍量のブイヨンを加えて加熱することにより
得られるが、副材料として、魚介類、肉類、野菜類、き
のこ類を加えたり、また多くの場合パルメザンチーズを
混ぜ込み仕上げることにより得ることができる。
【0010】得られた粥類は、レトルトパウチに所定量
を入れ、例えば105〜140℃でF値=10〜20設
定でレトルト殺菌する。
【0011】レトルト殺菌した粥類は常温まで冷やした
後、0〜7℃、好ましくは4〜6℃で48〜72時間、
好ましくは64〜72時間冷蔵する。前記冷蔵温度が0
℃より低くなると製品が冷凍され解凍時に品質の劣化が
起こるので好ましくない。また、7℃より高くなると米
粒の充分な老化を行うことができない。また冷蔵時間が
48時間未満であると米粒の老化が充分でなく、反面7
2時間を超えると米粒の食感が硬くなるので好ましくな
い。本発明における冷蔵処理は連続して前記処理時間行
うことが好ましいが、断続的に行うこともできる。
【0012】本発明方法は、七分粥、五分粥、三分粥等
の白粥、牛乳粥、茶粥、大和粥、七草粥、あずき粥、清
粥、リーンプーロ、カーシャ等の粥、かに雑炊、かき雑
炊、たまご雑炊、リゾット等の雑炊類からなる粥類の製
造に好適に適用することができる。
【0013】
【実施例】次に本発明をさらに具体的に説明するために
実施例を掲げるが、本発明は以下の実施例のみに限定さ
れるものではない。
【0014】実施例1〜4、比較例1〜3 バター1.0重量部を加熱したところに、米14.0重
量部を加えて炒める。少し焦げ目がついたところでベー
コン4.0重量部、チーズ粉末5.0重量部、牛乳1.
0重量部、乳化油脂3.0重量部、グルタミン酸ソーダ
0.3重量部、食塩0.3重量部、白こしょう0.1重
量部、チキンブイヨン0.5重量部および水69.8重
量部を入れて煮立てた。火を止めた後白ワイン1.0重
量部を加えチーズリゾットを得た。得られたチーズリゾ
ットをレトルトパウチに150gずつ詰め130℃でF
値=18設定でレトルト処理した。次にレトルト処理し
たチーズリゾットを5℃においてそれぞれ所定時間冷蔵
保管した。冷蔵保管後室温で1週間保存した後、熱水中
で加温して10名のパネラーにより下記表1に示す評価
基準に従って米粒の溶け出し具合および食感について評
価した。また比較のために冷蔵時間を変えた以外前記の
方法と同様に実施した結果を比較例として示す。前記各
評価結果を示せば表2のとおりである。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】前記表2の結果から明らかなように、本発
明方法は冷蔵処理により米粒が老化していることから、
常温流通過程において米粒が液部に溶け出さないため優
れた食感の粥類を得ることができる。一方比較例に示す
ように冷蔵時間が24時間未満では老化が不十分でリゾ
ットらしい食感が得られず、また96時間を超えると食
するときに米粒の食感が硬くなりすぎ、いずれの場合も
所望する粥類を得ることができない。
【0018】
【発明の効果】本発明方法によれば、殺菌手段としてレ
トルト処理を行っても米粒が液部に溶け出すことなく、
かつ優れた食感の粥類を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 裕 東京都中央区日本橋小網町19番12号 日清 製粉株式会社食品開発研究所内 Fターム(参考) 4B023 LC05 LE19 LP10 LP15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粥類をレトルト処理した後、0〜7℃で
    48〜72時間冷蔵することを特徴とする、粥類の製造
    法。
  2. 【請求項2】 粥類が粥または雑炊である請求項1記載
    の粥類の製造法。
JP2001053333A 2001-02-28 2001-02-28 粥類の製造法 Pending JP2002253144A (ja)

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