JP2002249039A - マスタシリンダ - Google Patents

マスタシリンダ

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JP2002249039A
JP2002249039A JP2001051127A JP2001051127A JP2002249039A JP 2002249039 A JP2002249039 A JP 2002249039A JP 2001051127 A JP2001051127 A JP 2001051127A JP 2001051127 A JP2001051127 A JP 2001051127A JP 2002249039 A JP2002249039 A JP 2002249039A
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貴人 荻原
Kenji Sano
健次 佐野
Naganori Koshimizu
長典 輿水
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高昇圧時においても、十分なファーストフィ
ル性能を得ることができるマスタシリンダを提供する。 【解決手段】 段付ピストン16に、段付シリンダ15
内を大径ピストン部46側の大径与圧室56と小径ピス
トン部46側の小径液圧室49とに区画するとともに、
弁体200が移動することで開閉し大径与圧室56側か
ら小径液圧室49側へのブレーキ液の流れのみを許容す
る逆止弁201を設けることで、段付ピストン16の小
径液圧室49側への摺動により大径与圧室56の体積減
少が生じると、逆止弁201の弁体200が移動して流
路を完全に開放し、十分な流路断面積で大径与圧室56
側から小径液圧室49側へ液補給を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のブレーキ
装置等にブレーキ液を供給するマスタシリンダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のマスタシリンダとして、実願昭5
5−152602号(実開昭57−73248号)のマ
イクロフィルムに記載されているように、ディスクブレ
ーキやドラムブレーキ等のブレーキ装置に対してブレー
キ液を供給する際、作動初期に大容量のブレーキ液を供
給する、いわゆるファーストフィルを行うことで、スト
ローク初期の無効液量分を補い、その結果、ペダルスト
ロークを短縮可能なものがある。
【0003】このマスタシリンダは、大径シリンダ部お
よび小径シリンダ部を有する段付シリンダと、該段付シ
リンダの大径シリンダ部内に摺動可能に挿入される大径
ピストン部および小径シリンダ部内に摺動可能に挿入さ
れる小径ピストン部を有する段付ピストンとを有し、段
付シリンダに、段付シリンダ内を大径ピストン側の大径
与圧室と小径ピストン側の小径液圧室とに区画するとと
もに大径与圧室側から小径液圧室側へのブレーキ液の流
れのみを許容するカップシールを備え、段付ピストンの
小径液圧室側への摺動による大径与圧室の体積減少によ
りカップシールを変形させて流路を開いて大径与圧室側
から小径液圧室側へ液補給を行うことにより、上記ファ
ーストフィルを行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマスタ
シリンダには、以下の問題があった。上記マスタシリン
ダでは、切欠を設けているため、低昇圧時に大径与圧室
の液がリザーバに流入してしまうため、ファーストフィ
ルを充分に行えないという問題があった。また、上記マ
スタシリンダでは、カップシールが変形することで流路
を開いて大径与圧室側から小径液圧室側へ液補給を行う
ものであるため、流路抵抗が大きく、その結果、特に高
昇圧時においては、大径与圧室の液圧のみが上昇して小
径液圧室への液補給が遅れるという、上記ファーストフ
ィル性能を十分に得ることができないケースがあった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、高昇圧時においても、十
分なファーストフィル性能を得ることができるマスタシ
リンダを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のマスタシリンダは、大径シリンダ部および
小径シリンダ部を有する段付シリンダと、該段付シリン
ダの前記大径シリンダ部内に摺動可能に挿入される大径
ピストン部および前記小径シリンダ部内に摺動可能に挿
入される小径ピストン部を有して前記段付シリンダ内を
前記大径ピストン部側の大径与圧室と前記小径ピストン
部側の小径液圧室とに区画する段付ピストンと、前記段
付シリンダ内を前記大径ピストン部側の大径与圧室と前
記小径ピストン部側の小径液圧室とに区画するとともに
前記大径与圧室側から前記小径液圧室側へのブレーキ液
の流れのみを許容する逆止開閉部とを有し、前記段付ピ
ストンには、そのほぼ軸心に前記大径与圧室と前記小径
液圧室とを連通する連通穴と、弁体が移動することで前
記連通穴を開閉し前記大径与圧室側から前記小径液圧室
側へのブレーキ液の流れのみを許容する逆止弁とが設け
られていることを特徴としている。
【0007】このように、段付ピストンに、そのほぼ軸
心に大径与圧室と小径液圧室とを連通する連通穴と、弁
体が移動することで連通穴を開閉し大径与圧室側から小
径液圧室側へのブレーキ液の流れのみを許容する逆止弁
とが設けられているため、段付ピストンの小径液圧室側
への摺動により大径与圧室の体積減少が生じると、逆止
弁の弁体が移動して流路を完全に開放し、十分な流路断
面積で大径与圧室側から小径液圧室側へ液補給を行うこ
とになる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態のマスタシリ
ンダを図面を参照して説明する。
【0009】図1は、本実施形態のマスタシリンダを示
すもので、図1中、符号11は図示せぬブースタを介し
て導入されるブレーキペダルの入力に応じてブレーキ液
圧を発生させるマスタシリンダ本体を、符号12は該マ
スタシリンダ本体11の上部に取り付けられて該マスタ
シリンダ本体11に対しブレーキ液を給排するリザーバ
をそれぞれ示している。
【0010】マスタシリンダ本体11は、横方向に沿う
略有底筒状の段付シリンダ15と、該段付シリンダ15
の開口部側(図における右側)に摺動可能に嵌合された
プライマリピストン(段付ピストン)16と、段付シリ
ンダ15のプライマリピストン16より底部15a側
(図における左側)に摺動自在に嵌合されたセカンダリ
ピストン17とを有している。
【0011】段付シリンダ15は、該段付シリンダ15
の底部15aが形成されるとともに横方向に沿って穴部
20が形成された有底円筒状の第1部材21と、該第1
部材21の穴部20内に底部15a側から順次嵌合され
る略円筒状の第2部材22、第3部材23、第4部材2
4および第5部材25と、第5部材25の底部15aに
対し反対側に該第5部材25を覆うように設けられる第
6部材26と、該第6部材26の底部15aに対し反対
側に設けられるとともに第1部材21に螺合されて第2
部材22〜第6部材26を第1部材21に保持する第7
部材27とを有している。
【0012】第2部材22の内側に、上記セカンダリピ
ストン17が摺動可能に嵌合されている。セカンダリピ
ストン17は一端側から穴部30が形成された有底円筒
状をなしており、該穴部30を第1部材21の底部15
aに対向させるようにして第2部材22に嵌合されてい
る。
【0013】ここで、第1部材21の底部15a側とセ
カンダリピストン17の底部15a側すなわち穴部30
側とで囲まれた部分が、セカンダリ側小径液圧室32と
なっている。
【0014】第2部材22には、一端側が該第2部材2
2の径方向における内周面に開口するとともに他端側が
第1部材21の流路33を介してリザーバ12に常時連
通するポート34が形成されており、セカンダリピスト
ン17には、上記ポート34とセカンダリ側小径液圧室
32とを連通可能なリリーフポート35が形成されてい
る。
【0015】第2部材22と第1部材21との間には、
セカンダリ側小径液圧室32とポート34との連通を遮
断可能なカップシール36が設けられている。このカッ
プシール36はセカンダリ側小径液圧室32の液圧がリ
ザーバ12側の液圧以上の場合にこれらの連通を遮断す
るもので、セカンダリ側小径液圧室32の液圧がリザー
バ12側の液圧より低い場合にはこれらを連通させ液補
給を可能とする。
【0016】セカンダリピストン17の穴部30と第1
部材21の底部15aとの間には、図示せぬブレーキペ
ダル側(図における右側)から入力がない初期状態(こ
のときの各部の位置を初期位置と以下称す)でこれらの
間隔を決めるセカンダリピストンスプリング38が設け
られている。この初期位置にあるとき、セカンダリピス
トン17は、リリーフポート35をポート34に連通さ
せており、その結果、セカンダリ側小径液圧室32をリ
ザーバ12に連通させている。
【0017】この状態からセカンダリピストン17が第
1部材21の底部15a側に移動すると、セカンダリ側
小径液圧室32の液圧がリザーバ12側の液圧以上の状
態においては、該セカンダリピストン17はそのリリー
フポート35がカップシール36で閉塞されてポート3
4との連通が遮断され、その結果、セカンダリ側小径液
圧室32とリザーバ12との連通が遮断されることにな
り、これにより、さらにセカンダリピストン17が底部
15a側に移動することでセカンダリ側小径液圧室32
からブレーキ装置にブレーキ液を供給する。
【0018】第4部材24は、底部15a側の小径シリ
ンダ部40と、底部15aに対し反対側の、小径シリン
ダ部40より大径の大径シリンダ部41とを有する段付
形状をなしており、これら小径シリンダ部40および大
径シリンダ部41の内側に、上記プライマリピストン1
6が摺動可能に嵌合されている。
【0019】プライマリピストン16は一端側に、セカ
ンダリピストン17に対向配置される穴部43が形成さ
れるとともに他端側にも図示せぬブースタのロッドが挿
入される穴部44が形成されており、第4部材24の小
径シリンダ部40に摺動可能に挿入される小径ピストン
部46と、第4部材24の大径シリンダ部41に摺動可
能に挿入される大径ピストン部47とを有している。こ
の大径ピストン部47は、第5部材25にも摺動可能に
挿入されている。
【0020】セカンダリピストン17の底部15aに対
し反対側と、プライマリピストン16の底部15a側す
なわち穴部43側と第3部材23とで囲まれた部分が、
プライマリ側小径液圧室(小径液圧室)49となってい
る。
【0021】ここで、第3部材23には、第1部材21
との間に、穴部50を介してプライマリ側小径液圧室4
9に常時連通する小径液圧室連通流路51が形成されて
いる。
【0022】第2部材22と第3部材23とセカンダリ
ピストン17との間には、プライマリ側小径液圧室49
と流路33及びポート34との連通を遮断するカップシ
ール53が設けられている。
【0023】また、第3部材23の小径液圧室連通流路
51より底部15a側と第1部材21との間には、小径
液圧室連通流路51と流路33及びポート34との連通
を常時遮断するOリング54が設けられている。
【0024】プライマリピストン16と第4部材24の
大径シリンダ部41側とで囲まれた部分が、大径与圧室
56となっている。
【0025】第4部材24には、一端側が小径シリンダ
部40の径方向の内周面に開口するとともに他端側が大
径与圧室56に常時連通するポート57が形成されてお
り、プライマリピストン16の小径ピストン部46に
は、上記ポート57と穴部43すなわちプライマリ側小
径液圧室49とを連通可能なリリーフポート58が形成
されている。なお、ポート57は、第3部材23と第4
部材24との間の与圧室連通流路59にも常時連通して
いる。
【0026】第3部材23と第4部材24とプライマリ
ピストン16の小径ピストン部46との間には、プライ
マリ側小径液圧室49と大径与圧室56側との連通を遮
断可能なカップシール61が設けられている。このカッ
プシール61は、プライマリ側小径液圧室49の液圧が
大径与圧室56の液圧以上の場合にこれらの連通を遮断
するもので、逆に大径与圧室56の液圧がプライマリ側
液圧室49の液圧より高い場合には、第3部材23とプ
ライマリピストン16の小径ピストン部46との間であ
ってカップシール61の変形により生じた流路を介し
て、これらを連通可能とする。このカップシール61
は、言い換えれば、段付シリンダ15内を大径ピストン
部47側の大径与圧室56と小径ピストン部46側のプ
ライマリ側小径液圧室49とに区画するとともに大径与
圧室56側からプライマリ小径液圧室49側へのブレー
キ液の流れのみを許容するものである。
【0027】第3部材23の小径液圧室連通流路51よ
り底部15aに対し反対側と第1部材21との間には、
小径液圧室連通流路51と大径与圧室56側との連通を
常時遮断するOリング62が設けられている。
【0028】セカンダリピストン17とプライマリピス
トン16との間には、図示せぬブレーキペダル側(図1
における右側)から入力がない初期状態でこれらの間隔
を決めるプライマリ初期位置決機構64が設けられてい
る。このプライマリ初期位置決機構64は、セカンダリ
ピストン17に当接する当接部材65と、プライマリピ
ストン16側に延出するように該当接部材65に固定さ
れた軸部材66と、該軸部材66を所定の範囲で移動可
能に保持するとともにプライマリピストン16の穴部4
3の底側に突き当てられる当接部材67と、当接部材6
5,67同士を相反方向に付勢するプライマリピストン
スプリング68とを有している。
【0029】プライマリ初期位置決機構64がプライマ
リピストンスプリング68の付勢力で当接部材65,6
7同士を軸部材66で規定される最も離れた位置に位置
させるとき、プライマリピストン16は、初期位置に配
置され、このとき、リリーフポート58をポート57に
連通させており、プライマリ側小径液圧室49を大径与
圧室56に連通させている。
【0030】初期状態から底部15a側に移動すると、
プライマリ側小径液圧室49の液圧が大径与圧室56の
液圧以上の場合に、プライマリピストン16は、そのリ
リーフポート58がカップシール61で閉塞されてポー
ト57との連通が遮断され、プライマリ側小径液圧室4
9と大径与圧室56側との該リリーフポート58を介し
ての連通を遮断することになり、この状態からさらに底
部15a側に移動すると、プライマリ側小径液圧室49
からブレーキ装置にブレーキ液を供給する。なお、リリ
ーフポート58を閉塞させた状態であっても大径与圧室
56の液圧がプライマリ側小径液圧室49の液圧より大
きいときは、カップシール61を介して大径与圧室56
のブレーキ液がプライマリ側小径液圧室49に流れるよ
うになっている。
【0031】第4部材24は、第1部材21との間に、
第1部材21の流路70を介してリザーバ12に常時連
通する大気圧の液補給室71を形成している。この第4
部材24の液補給室71より底部15a側と第1部材2
1との間には、大径側与圧室56と液補給室71との連
通を常時遮断するOリング72が設けられている。
【0032】第5部材25には、一端側が径方向におけ
る内周面に開口するとともに他端側が液補給室71に常
時連通するポート74が形成されており、プライマリピ
ストン16には、一端側が大径ピストン部47の径方向
における外周面に開口することでポート74すなわち液
補給室71に連通可能であるとともに他端側が大径ピス
トン部47と小径ピストン部46との境界の段部75す
なわち大径与圧室56に常時連通するリリーフポート7
6が形成されている。
【0033】第4部材24と第5部材25とプライマリ
ピストン16の大径ピストン部47との間には、大径与
圧室56と液補給室71との連通を遮断可能なカップシ
ール78が設けられている。このカップシール78は、
大径与圧室56の液圧が液補給室71の液圧以上の場合
にこれらの連通を遮断するもので、逆に液補給室71の
液圧が大径与圧室56の液圧より高い場合にはこれらを
連通させて液補給を行う。
【0034】そして、本実施形態においては、プライマ
リピストン16に、段付シリンダ15内を大径ピストン
部47側の大径与圧室56と小径ピストン部46側のプ
ライマリ側小径液圧室49とに区画するとともに、弁体
200が移動することで開閉し大径与圧室56側からプ
ライマリ側小径液圧室49側へのブレーキ液の流れのみ
を許容するセンタバルブタイプの逆止弁201が設けら
れている。
【0035】すなわち、逆止弁201は、プライマリピ
ストン16の穴部43,44間の底部16aに、該プラ
イマリピストン16の軸線上に形成された段付形状の弁
穴部202,203を有しており、これら弁穴部20
2,203は、リリーフポート76すなわち大径与圧室
56と、穴部43すなわちプライマリ側小径液圧室49
とを連通可能となっている。弁穴部202は、穴部43
に開口する大径のもので、弁穴部203は、弁穴部20
2の穴部43に対し反対側に形成された、弁穴部202
より小径のものである。
【0036】また、逆止弁201の上記弁体200は、
弁穴部203に隙間をもって挿入可能なステム205
と、該ステム205の先端側に固定されるとともに弁穴
部202,203の境界の段部からなる着座部206に
着座することで弁穴部202,203間の連通を遮断す
る弁頭部207とを有している。
【0037】そして、逆止弁201は、穴部43に挿入
されて底部15aと当接部材67との間に挟持されたス
プリング保持部材209と、該スプリング保持部材20
9と弁体200の弁頭部207との間に介装されたバル
ブスプリング210とを有している。
【0038】この逆止弁201は、上記したカップシー
ル61と同じように、プライマリ側小径液圧室49の液
圧が大径与圧室56の液圧以上の場合に、バルブスプリ
ング210の付勢力で弁体200が着座部206に着座
し、弁穴部202,203間を遮断して、これら弁穴部
202,203およびリリーフポート76を介してのプ
ライマリ側小径液圧室49と大径与圧室56との連通を
遮断する。
【0039】逆に大径与圧室56の液圧がプライマリ側
液圧室49の液圧より高い場合には、該液圧差によって
弁体200がバルブスプリング210の付勢力に抗して
プライマリピストン16の軸線方向に沿ってプライマリ
側液圧室49側に移動し、着座部206から離座して、
弁穴部202,203と弁体200との間の流路および
リリーフポート76を介してプライマリ側小径液圧室4
9と大径与圧室56とを連通させる。このときの逆止弁
201の流路断面積は、φ4(mm)程度が確保され
る。なお、逆止弁201としては、球状の弁体の移動で
開閉するボール弁タイプのものを用いてもよい。
【0040】ここで、初期位置にあるとき、プライマリ
ピストン16は、リリーフポート76をポート74に連
通させており、大径与圧室56を液補給室71に連通さ
せている。そして、プライマリピストン16が、初期状
態から底部15a側すなわちプライマリ側小径液圧室4
9側に摺動すると、大径与圧室56側の液圧が液補給室
71の液圧以上の場合、そのリリーフポート76がカッ
プシール78で閉塞されてポート74との連通が遮断さ
れ、大径与圧室56と液補給室71との該リリーフポー
ト76を介しての連通を遮断することになり、さらにプ
ライマリ側小径液圧室49側に摺動すると、プライマリ
ピストン16は大径ピストン部47が大径与圧室56の
体積を減少させることで、大径与圧室56の液圧を高
め、該大径与圧室56とプライマリ側小径液圧室49と
の間に設けられたカップシール61および逆止弁201
を開いて、大径与圧室56側からプライマリ側小径液圧
室49へ液補給を行うことになる。すなわち、大径与圧
室56の液圧がプライマリ側液圧室49の液圧より高く
なると、上記カップシール61と逆止弁201とが両方
開状態となって、これら両方を介して大径与圧室56か
らプライマリ側液圧室49に液補給がなされる。
【0041】第5部材25と第6部材26とプライマリ
ピストン16の大径ピストン部47との間には、カップ
シール79が設けられ、第1部材21と第6部材26と
の間にはOリング80が設けられている。
【0042】なお、リリーフポート35,58,76
は、液流通抵抗を抑えるためすべて直径がφ2(mm)
と大きくされかつそれぞれ数箇所設けられている。ま
た、セカンダリピストン17のリリーフポート35近傍
のカップシール36と接触する周囲部分、プライマリピ
ストン16のリリーフポート58近傍のカップシール6
1と接触する周囲部分、およびプライマリピストン16
のリリーフポート76近傍のカップシール78と接触す
る周囲部分には、本出願人が先に出願を行った特願平1
0−294502号に記載されたテーパ面が形成されて
いる。これらにより、トラクションコントロール装置と
組み合わせ、該トラクションコントロール装置がプライ
マリ側小径液圧室49およびセカンダリ側小径液圧室3
2から強制的にブレーキ液を吸入する際に、ブレーキ液
をトラクションコントロール装置に大きな流量で流すこ
とができるようになっている。
【0043】そして、本実施形態では、第1部材21
に、小径液圧室連通流路51を介してプライマリ側小径
液圧室49に常時連通する小径液圧室連通ポート82
と、与圧室連通流路59を介して大径与圧室56に常時
連通する与圧室連通ポート83と、液補給室71に常時
連通する液補給室連通ポート84とが形成されており、
これらポート82,83,84には、それぞれ外部配管
からなる連結流路85a〜85cを介して該マスタシリ
ンダ本体11とは別体の制御弁86が連結されている。
【0044】制御弁86は、有底円筒状のバルブシリン
ダ87と、該バルブシリンダ87内に摺動可能に嵌合さ
れるバルブピストン88と、該バルブピストン88をバ
ルブシリンダ87の底部87a方向に押圧するバルブス
プリング89と、バルブシリンダ87の開口側を閉塞さ
せるとともにバルブピストン88との間にバルブスプリ
ング89を保持する蓋部材90と、バルブシリンダ87
に蓋部材90を固定するCリング91とを有している。
【0045】バルブピストン88は、先端側に第1軸部
93が形成され、該第1軸部93に隣り合ってこれより
大径の第2軸部94が形成され、また、該第2軸部94
に隣り合ってこれより小径の第3軸部95が形成され、
さらに、該第3軸部95に隣り合って第2軸部94より
大径の第4軸部96が形成され、最後に、該第4軸部9
6に隣り合ってこれより小径でバルブスプリング89内
に挿入される第5軸部97が形成されている。そして、
第1軸部93の先端にはシール部材99が設けられてい
る。また、第2軸部94と第4軸部96とには、バルブ
シリンダ87の内面との隙間を常時シールするOリング
100,101が設けられている。
【0046】バルブシリンダ87の底部87aには、バ
ルブピストン88のシール部材99で開閉されるポート
102が形成されており、該ポート102が連結流路8
5bを介して与圧室連通ポート83に連通されている。
また、バルブシリンダ87の側部87bの底部87a側
には、バルブシリンダ87、バルブピストン88の第1
軸部93、第2軸部94およびシール部材100で囲ま
れた液室104に常時連通するポート105が形成され
ており、該ポート105が連結流路85cを介して液補
給室連通ポート84に連通されている。さらに、バルブ
シリンダ87の側部87bには、バルブシリンダ87、
バルブピストン88の第2軸部94、第3軸部95、第
4軸部96、シール部材100およびシール部材101
で囲まれた液室106に常時連通するポート107が形
成されており、該ポート107が連結流路85aを介し
て小径液圧室連通ポート82に連通されている。
【0047】そして、制御弁86は、バルブピストン8
8を、ポート102に導入される大径与圧室56の液圧
と液室106に導入されるプライマリ側小径液圧室49
の液圧とバルブスプリング89の付勢力でバランスさせ
る。このときのバランスは次式で表される。
【0048】すなわち、図2に示すように、Oリング1
01によるシール断面積をA1、Oリング100による
シール断面積をA2(ただし、A2<A1)、シール部
材99によるシール断面積をA3とし、プライマリ側小
径液圧室49の液圧をPa、大径与圧室56の液圧をP
b、バルブスプリング89のセット荷重をFとすると、 Pa×(A1−A2)+Pb×A3=F となる。
【0049】そして、図3に示すように、大径与圧室5
6の液圧が上昇を開始すると(p1点)、プライマリ側
小径液圧室49もカップシール61が開かれることで該
大径与圧室56の液圧と同圧で上昇する(p1点〜p2
点)。そして、Pa×(A1−A2)+Pb×A3>F
となると(p2点。この点の液圧を与圧室解除液圧と称
す)、制御弁86のバルブピストン88がバルブスプリ
ング89の付勢力に抗して微小に移動してポート102
を微小に開き、大径与圧室56の液圧解除を開始させ
る。このとき、Pa×(A1−A2)+Pb×A3=F
の式を満足させるようにプライマリ側小径液圧室49の
液圧Paの上昇に応じて徐々に大径与圧室56の液圧P
bが下がるように、言い換えれば、プライマリ側小径液
圧室49の液圧上昇に相関して大径与圧室56の液圧P
bが低下するように、大径与圧室56の液圧Pbを液補
給室71を介してリザーバ12側に逃がすことになる
(p2点〜p3点)。
【0050】ここで、高昇圧時すなわちブレーキペダル
を比較的速い速度で踏圧する操作時においては、ブレー
キブースタからの入力はリニアに上昇することになり、
プライマリ側小径液圧室49の液圧Paは一定割合で上
昇することになるため、制御弁86は、大径与圧室56
の液圧Pbを設定した勾配に沿って徐々に低下するよう
にリザーバ12側に逃がすことになる。この勾配は任意
に設定可能であり、車両に合わせたチューニングが可能
である。
【0051】そして、大径与圧室56の液圧が解除され
大気圧になると(p3点以降)、バランス式は、 Pa×(A1−A2)>F となり、制御弁86は開状態が維持されるため、プライ
マリ側小径液圧室49のみでブレーキ液圧を制御するこ
とになる。
【0052】次に、上記マスタシリンダの作動について
説明する。ブレーキペダルに連結されたブースタのロッ
ドによりプライマリピストン16が底部15a方向に押
されると、プライマリピストンスプリング68を介して
セカンダリピストン17も同時に移動する。そして、プ
ライマリピストン16のリリーフポート58がカップシ
ール61により閉じられた時点で大径与圧室56が液圧
を上昇させ、セカンダリピストン17のリリーフポート
35がカップシール36により閉じられた時点でセカン
ダリ側小径液圧室32が液圧を上昇させる。プライマリ
側小径液圧室49については、リリーフポート58,7
6のいずれか一方が閉じた時点で液圧を上昇させること
になる(設計上は、リリーフポート58,76は同時に
閉じられるようになっているが、寸法バラツキ等により
前後することがある)。
【0053】そして、液圧が上昇すると、プライマリ側
小径液圧室49については、プライマリピストン16の
ストローク量×(大径与圧室56の外径−プライマリ側
小径液圧室49の外径)分の液量が、カップシール61
を変形させて開くとともに弁体200を着座部206か
ら離間させ逆止弁201を開いて、図4に矢印で示すよ
うに、第3部材23とプライマリピストン16との間の
カップシール61の変形により生じた流路と、逆止弁2
01の弁穴部202,203と弁体200との間の流路
とを介して、大径与圧室56からプライマリ側小径液圧
室49に送り込まれ、ストローク初期の無効液量分(主
にキャリパロールバック分)を補う。その後、プライマ
リ側小径液圧室49の小径化に伴う液量不足を補うた
め、大径与圧室56からプライマリ側小径液圧室49に
ブレーキ液が送り込まれつつ、大径与圧室56とプライ
マリ側小径液圧室49とが同圧で与圧室解除液圧まで上
昇する(p1点〜p2点)。
【0054】そして、与圧室解除液圧まで上昇すると、
制御弁86が大径与圧室56の液圧を解除する。このと
き、制御弁86は、上記したようにプライマリ側小径液
圧室49の液圧Paの上昇に応じて徐々に大径与圧室5
6の液圧Pbが下がるように、大径与圧室56の液圧P
bを液補給室71を介してリザーバ12側に逃がすこと
になる(p2点〜p3点)。
【0055】そして、大径与圧室56の液圧が解除され
大気圧になると、制御弁86は開状態が維持され、プラ
イマリ側小径液圧室49のみでブレーキ液圧を制御する
ことになる。
【0056】以上に述べた実施形態によれば、プライマ
リピストン16に、段付シリンダ15内を大径ピストン
部47側の大径与圧室56と小径ピストン部46側のプ
ライマリ側小径液圧室49とに区画するとともに、弁体
200が移動することで開閉し大径与圧室56側からプ
ライマリ側小径液圧室49側へのブレーキ液の流れのみ
を許容する逆止弁201が設けられているため、プライ
マリピストン16のプライマリ側小径液圧室49側への
摺動により大径与圧室56の体積減少が生じると、逆止
弁201の弁体200が移動して流路を完全に開放し、
十分な流路断面積で大径与圧室56側からプライマリ側
小径液圧室49側へ液補給を行うことになる。
【0057】したがって、高昇圧時においても、大流量
で液補給を行うことができ、十分なファーストフィル性
能を得ることができる。
【0058】なお、以上の実施形態のマスタシリンダで
は、大径与圧室56の液圧がプライマリ側液圧室49の
液圧より高くなると、カップシール61と逆止弁201
とが両方開状態となって、これら両方を介して大径与圧
室56からプライマリ側液圧室49に液補給がなされる
場合を例にとり説明したが、逆止弁201で十分な流路
断面積が確保できれば、カップシール61を介しては液
補給をしないようにしてもよい。しかしながら、上記の
ようにカップシール61と逆止弁201の両方で液補給
を行う方が、ファーストフィル性能を一層高めることが
できるため好ましい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマスタシ
リンダによれば、段付ピストンに、そのほぼ軸心に大径
与圧室と小径液圧室とを連通する連通穴と、弁体が移動
することで連通穴を開閉し大径与圧室側から小径液圧室
側へのブレーキ液の流れのみを許容する逆止弁とが設け
られているため、段付ピストンの小径液圧室側への摺動
により大径与圧室の体積減少が生じると、逆止弁の弁体
が移動して流路を完全に開放し、十分な流路断面積で大
径与圧室側から小径液圧室側へ液補給を行うことにな
る。
【0060】したがって、高昇圧時においても、大流量
で液補給を行うことができ、十分なファーストフィル性
能を得ることができる。また、ペダルによる昇圧速度の
影響を受けないため、どのような昇圧動作時にも安定し
てファーストフィルを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のマスタシリンダの構成
を示す側断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態のマスタシリンダの制御
弁のバルブピストンのシール部分の断面積を示す断面図
である。
【図3】 本発明の一実施形態のマスタシリンダのプラ
イマリ側小径液圧室の液圧と大径与圧室の液圧との関係
を示す特性線図である。
【図4】 本発明の一実施形態のマスタシリンダの構成
を示す側断面図であって大径与圧室からプライマリ側小
径液圧室への液補給時のブレーキ液の流れを矢印で示す
ものである。
【符号の説明】
11 マスタシリンダ本体 15 段付シリンダ 16 プライマリピストン(段付ピストン) 40 小径シリンダ部 41 大径シリンダ部 46 小径ピストン部 47 大径ピストン部 49 プライマリ側小径液圧室(小径液圧室) 56 大径与圧室 200 弁体 201 逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 輿水 長典 山梨県中巨摩郡櫛形町吉田1000番地 トキ コ株式会社山梨工場内 Fターム(参考) 3D047 BB15 CC11 CC13 CC15 CC28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径シリンダ部および小径シリンダ部を
    有する段付シリンダと、 該段付シリンダの前記大径シリンダ部内に摺動可能に挿
    入される大径ピストン部および前記小径シリンダ部内に
    摺動可能に挿入される小径ピストン部を有して前記段付
    シリンダ内を前記大径ピストン部側の大径与圧室と前記
    小径ピストン部側の小径液圧室とに区画する段付ピスト
    ンと、 前記段付シリンダ内を前記大径ピストン部側の大径与圧
    室と前記小径ピストン部側の小径液圧室とに区画すると
    ともに前記大径与圧室側から前記小径液圧室側へのブレ
    ーキ液の流れのみを許容する逆止開閉部とを有し、 前記段付ピストンには、そのほぼ軸心に前記大径与圧室
    と前記小径液圧室とを連通する連通穴と、弁体が移動す
    ることで前記連通穴を開閉し前記大径与圧室側から前記
    小径液圧室側へのブレーキ液の流れのみを許容する逆止
    弁とが設けられていることを特徴とするマスタシリン
    ダ。
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