JP2002248747A - 建築板印刷装置 - Google Patents

建築板印刷装置

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JP2002248747A JP2001048834A JP2001048834A JP2002248747A JP 2002248747 A JP2002248747 A JP 2002248747A JP 2001048834 A JP2001048834 A JP 2001048834A JP 2001048834 A JP2001048834 A JP 2001048834A JP 2002248747 A JP2002248747 A JP 2002248747A
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/145Arrangement thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット技術を利用することで印刷の
ための版を不要にし、小ロット多品種生産に対応できる
ようにした建築板印刷装置を提供する。 【解決手段】 印刷ヘッド1〜M〜Nは、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の各色のインクを噴射するノズルアレイを一列に
配置してなる。各印刷ヘッドは、1色分ずつずらして副
走査方向へ順次配置される。これにより、副走査方向に
隣接する4個の印刷ヘッドによって、4色のインクを順
次印刷することができる。副走査方向において異なる色
の印刷間隔を短くすることができるので、搬送される建
築板に対して色ずれの少ない高品質の印刷を行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築板印刷装置に係
り、詳しくは、インクジェット技術を利用することで印
刷のための版を不要にし、小ロット多品種生産に対応で
きるようにした建築板印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】事務機器分野において、インクジェット
プリント技術は、極めて大きな発展をとげた。分離設置
されたC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)、K(クロ)の各印刷ヘッドを使って、各色インク
を順に刷り重ねて行く従前の多色刷り印刷(グラビア印
刷)から、版を全く使用せずに、CMYKインクの同時
供給ヘッドを使用した極めて解像度の高い同時フルカラ
ー印刷が実現されている。この発展には、インクノズル
の開閉制御面で高速応答性を有するピエゾ振動素子が採
用された点によるところが大きい。
【0003】しかしながら、事務機器分野でのインクジ
ェットプリンタが、テーブル上での紙の印刷を対象とし
ているものであるとはいうものの、その印刷スピードが
かなり遅いという欠点(例えば、A4サイズの用紙のカ
ラー印刷に1〜5分を要するのが現状である)について
は、誰もが感じているところである。
【0004】したがって、解像度の高い印刷品質の高い
同時フルカラー印刷が実現できるというすばらしい利点
はあるものの、建築板の着色分野への応用を考えた場合
には、それをそっくりそのままの形で導入することはは
なはだ困難である。
【0005】建築板の工業印刷を考えた場合、高速(例
えば、24m/分)の生産速度に対応できるようにする
ためには、更には、紙の場合とは比較にならない程度に
印刷面の極めて大きい建築板に対応できるようにするた
めには、インク供給ノズルを建築板の進行方向に直交す
る方向であって、板幅をカバーできるだけの範囲に多数
配列する必要がある。
【0006】ところで、建築板のカラー塗装方法とし
て、ピエゾ振動方式を採用し、個々のノズルからインク
を噴射する方法は、特開平9−201564号公報や特
開平10−128231号公報などに開示されている。
【0007】しかしながら、そこに開示された多数のノ
ズルを配列したインク供給ヘッドは、各ノズルから1色
の塗料を噴出するものであるため、多色印刷を行うため
には、発色させようとする色の数だけの複数ヘッドを別
々に設置して、順に印刷していく必要がある。
【0008】また、特開平3−13347号公報には、
サーマルジェット方式の紙のフルカラー工業印刷方法が
開示されている。しかしながら、16ドット/mmのノ
ズルピッチで、紙幅216mmの記録印刷を行うもので
あり、建築板のフルカラー工業印刷条件には程遠い装置
構成となっている。すなわち、この方式では、幅広の被
印刷物に対してヘッドを延長した場合のノズルピッチ精
度の面で、製作上の困難性があり、ヘッド製作費が大き
くなってしまう。また、仮に、精度良く製作できたとし
ても、長時間対応には問題を残しており、ヘッドの一部
に色素沈着や電子系統などの不具合が発生した場合に、
ヘッド全体を取り外し、交換又は修理する必要があり、
生産性を大きく損なう原因になる。
【0009】これに対して、所定数のノズルを有する小
規模なインク供給ヘッドを多数配列させることによっ
て、所定ピッチのノズル配列を精度良く実現し、シート
状物の工業印刷を行う方法が、特開平4−99688号
公報に開示されている。しかしながら、この方法につい
ても、1色のインクを供給する1本のヘッドを複数の小
規模ヘッドに分割して、グループヘッド構成としたに過
ぎず、多色印刷を行うためには、やはり発色させようと
する色の数だけのグループヘッドが必要となる。このよ
うに、上記のいずれの方法も、安定な同時フルカラー工
業印刷を実現するには課題を残している。
【0010】ところで、事務機器におけるヘッドは、例
えば特開平9−11509号公報に開示されているよう
に、1つのヘッドに、シアン、マゼンタ、イエロー、ク
ロの4色の各インクを供給する所定数のノズルアレイが
4個設けられている。そして、事務機器におけるインク
ジェットプリンタでは、かかる1つのヘッドが、被印刷
面である紙面上を非接触でトラバースしながら、前記4
色のカラーインクを紙面上に同時供給するようになって
いる。
【0011】また、特開平9−1832号公報に開示さ
れているように、1つのヘッドに1列にシアン、マゼン
タ、イエロー、クロの4色の各インクを供給する個々の
ノズルアレイを並列させたヘッドもある。しかしなが
ら、いずれのヘッド構成も、テーブルレベルの紙の印刷
に過ぎず、そして、被印刷面に対してヘッドをトラバー
スさせるという方式であるため、建築板のフルカラー工
業印刷には到底対応することはできない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】搬送される建築板に対
してインクジェットノズルを搬送方向と直交する方向
(主走査方向)に配置して印刷を行う場合、従来は同一
色を噴射するノズルアレイを主走査方向に配置し、異な
る色を噴射するノズルアレイを副走査方向に比較的大き
な距離だけ離間させて順次配置する構造をとっている。
このため、例えばC,M,Y,Kの4色のインクを用い
てフルカラー印刷を行う場合、建築板上の所定の画素形
成位置がそれら4色の噴射位置を全て通過するまでに建
築板が搬送される距離が長くなる。
【0013】このように、各色のインクを噴射するノズ
ル間の副走査方向距離が長いと、建築板がそのノズル間
距離を搬送される間に建築板が幅方向に位置ずれを起こ
したり、搬送速度の僅かな変動等によって印刷位置がず
れる量が大きくなり、印刷される画像や模様の品質が低
下することがある。逆に印刷位置のずれ量を所定の範囲
内に保つためには、各色インクのノズル間距離に比例し
てより高い建築板の搬送精度が要求される。
【0014】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、副走査方向において異なる色の印刷間
隔を短くし、色ずれの少ない高品質の印刷を行うことの
できる建築板印刷装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係る建築板印刷装置は、複数色のインクジェッ
トのノズルアレイが各色毎に主走査方向に配列されてい
る複数ヘッドが主走査方向に色単位でずれて副走査方向
に配列されている。また、前記ノズルアレイは、主走査
方向に1列にノズルが配列されていることで、少ないノ
ズルで建築板全体を印刷することができる。また、前記
ずれは1色ずつのずれであることで、各ヘッドをきれい
な斜め配列とすることができ、製造が容易である。ま
た、前記複数色は4色であることで、印刷品質を高くす
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1
は、本発明に係る建築板印刷装置の印刷ヘッドの配置を
示す図である。本発明に係る建築板印刷装置は、多数の
印刷ヘッドを主走査方向に分散して配列固定し、配列し
た固定の各印刷ヘッドに主走査を分担させると共に、被
印刷物である建築板を一定速度で走行させることで副走
査を行う。なお、建築板は、図示しない搬送コンベア等
によって、等速度vで、印刷ヘッド直下の定位置を走行
させるものとする。
【0017】多数の印刷ヘッド(No.1〜M〜N)に
は、それぞれに、図示しないインクタンクが設けられて
おり(適宜の手段にてインクの補給を可能にしてい
る)、ノズルアレイ部分に比べれば、インクタンクを取
り付ける分だけ印刷ヘッド全体が大きくなっているが、
ヘッド全体を角柱体のハウジングとして形成することに
より、良好な配列精度(ノズルのヘッド間距離=l)を
実現している。なお、図1では各印刷ヘッドを配列固定
するための配列固定治具の図示を省略している。
【0018】建築板の進行(搬送)方向の同一ライン上
に、連続する4個の印刷ヘッドの異なる色のノズルアレ
イが並ぶように固定される。図1に示すように、印刷有
効幅に応じて、使用しないノズルアレイの部分が決めら
れる。図において、ハッチングを施した部分が使用しな
いノズルアレイである。
【0019】印刷有効幅の図示左端側の所定の印刷幅の
領域x1は、No.1のヘッドにおけるK色のインク供
給ノズルアレイ(n個のノズルを有する)と、No.2
のヘッドにおけるC色のインク供給ノズルアレイと、N
o.3のヘッドにおけるM色のインク供給ノズルアレイ
と、No.4のヘッドにおけるY色のインク供給ノズル
アレイとによって印刷が分担される。領域x1に隣接す
る領域x2は、No.2のヘッドにおけるK色のインク
供給ノズルアレイと、No.3のヘッドにおけるC色の
インク供給ノズルアレイと、No.4のヘッドにおける
M色のインク供給ノズルアレイと、No.5のヘッドに
おけるY色のインク供給ノズルアレイとによって印刷が
分担される。
【0020】図2は、各印刷ヘッドの動作タイミングを
示す図である。図2に示すように、各印刷ヘッドはΔt
の時間差をおいて、順に駆動される。ここで、領域x1
を分担するヘッドNo.1〜No.4をヘッドグループ
[1]とすれば、印刷領域x2を分担するヘッドNo.
2〜No.5はヘッドグループ[2]となる。すなわ
ち、多くの場合は1つのヘッドが複数のヘッドグループ
に属することになる。時間差Δtは、副走査方向ノズル
間距離lと建築板の走行(搬送)速度vとから決定され
る。すなわち、Δt=l/v。
【0021】図3は、各ヘッドにおける各色インク供給
ノズルアレイが分担する印刷幅の領域の印刷状態の変化
を模式的に示す図である。各色インクドットは、けっし
て重ならない。各色インクドットの分散配置構成は、密
度制御方法により、予め決められている。例えば、主走
査方向4ドット、副走査方向5ドットで印刷画像の1画
素を形成する場合、その画素の色データに基づいてC,
M,Y,Kの各色ドットの配置が決定される。
【0022】図3において、黒丸印はK(クロ)のイン
クドットを、白丸印はC(シアン)のインクドットを、
三角印はM(マゼンタ)のインクドットを、四角印はY
(イエロー)のインクドットを示している。なお、図3
は印刷状態の変化を模式的に示したもので、各インクド
ットの個数は実際のものとは異なる。
【0023】図4は、建築板の印刷制御概念を模式的に
示す図である。ヘッドグループ[1]は、時刻t0〜t
e1まで駆動される。ヘッドグループ[2]は、時刻t
1〜te2まで駆動される。ヘッドグループ[M−3]
と[N−3]によって、1枚の板の印刷が終了するの
は、時刻teであって、結局、t0〜teまで、各ヘッ
ドグループによって、印刷が分担されて実行される。
【0024】ここで、上記制御内容とその関連事項を整
理してみる。使用するヘッドは、建築板の短手方向の長
さが現状では50cm程度であることに鑑みて、No.
1〜Mの斜めに配列したヘッドラインと、これと平行な
No.M+1〜Nの斜めに配列したヘッドラインを組と
して構成する。図示されているのはN=2Mの場合であ
るが、これに限られない。生産性を上げるため、建築板
を2枚以上同時走行させるような場合には、単純に、か
かるヘッドライン組を必要数増設すれば良い。
【0025】分担させる副走査方向の印刷ラインを受け
持つヘッドグループを決める。例えば、印刷ラインx1
は、ヘッドグループ[1]が受け持つ。各ヘッドグルー
プは、組となる平行に並ぶ斜めに配列したヘッドライン
の対応するヘッドグループと対で同時に駆動される。各
ヘッドグループは、それぞれの動作開始時刻と動作終了
時刻が決められる。
【0026】各ヘッドグループは、連続して配置された
4色のヘッドから構成され、更に、その4つの各色ヘッ
ドについて、動作開始時刻と動作終了時刻が決められ
る。各ヘッドは、1〜n個のインク供給ノズルが、所定
のノズルピッチで並列されている。ヘッドの動作時間内
における各ノズルの開閉動作は、カラー原稿の色分解計
算結果を基に計算した密度制御法による各色ドットの配
列データから決められる。
【0027】それでは、具体的数値を使って以上の制御
内容をシミュレーションしてみる。いま、1ドットのイ
ンクを噴出するためのノズル開閉周波数を10000回
/秒とすれば、副走査方向の1スパン4mmに100ド
ットを打つようにするためには、すなわちドットピッチ
を0.04mmとするためには、距離4mmを0.01秒
で板を走行させれば良い。これにより、400mm/
秒、すなわち、24m/分のラインスピード(コンベア
スピード)を実現できることになる。
【0028】主走査方向の解像度を上記副走査方向の解
像度に合わせると、分担される印刷ラインの幅を4mm
として、それに対応する1ヘッドのノズル数が100個
となる。ここで、副走査方向のヘッド間距離を4cmと
してヘッドを形成すると、建築板がこの4cmを走行す
る時間(Δt)は0.1秒である。1つのヘッドグルー
プには4つのヘッドがあるので、建築板の長さを180
0mmとすれば、各ヘッドグループの動作時間Tは、1
800mm÷400mm/秒+0.3秒=4.8秒とな
る。
【0029】具体的な実行動作は次のようになる。 (1)光電スイッチなどの印刷開始位置検出センサを使
用して、建築板の印刷開始横ラインが印刷開始位置に到
達したことを確認したとき(t0)、 (2)ヘッドグループ[1]と[M+1]がインク噴射
動作を開始する。
【0030】具体的には、ヘッドグループ[1]では、
先ずヘッドNo.1が、その決められたノズル開閉制御
パターンに従って、インク噴射供給動作を開始する。続
いて、Δt(0.1秒)時間後に、ヘッドNo.2が、
その決められたノズル開閉制御パターンに従って、イン
ク噴射供給動作を開始する。続いて、Δt時間後に、ヘ
ッドNo.3が、その決められたノズル開閉制御パター
ンに従って、インク噴射供給動作を開始する。更に、Δ
t時間後に、ヘッドNo.4が、その決められたノズル
開閉制御パターンに従って、インク噴射供給動作を開始
する。
【0031】また、ヘッドNo.1は、T−3×Δt
(=4.8−0.3秒)時間経過後に、その動作を終了す
る。ヘッドNo.2は、T−2×Δt(=4.8−0.2
秒)時間経過後に、その動作を終了する。ヘッドNo.
3は、T−Δt(=4.8−0.1秒)時間経過後に、そ
の動作を終了する。ヘッドNo.4は、T(=4.8
秒)時間経過後に、その動作を終了する。同じ動作がヘ
ッドグループ[M+1]でも同時に併行して行われる。 (3)ヘッドグループ[2]と[M+2]が、時刻t0
よりΔt時間経過後に、同様にして、インク噴射供給動
作を開始する。 (4)以降、ヘッドグループ[M−3]と[N−3]が
共に、それぞれの動作を終了するまで各ヘッドグループ
の固有の動作が時間差をとって行われる。
【0032】次に具体的な制御方法について説明する。
図5は、本発明に係る建築板印刷装置のブロック構成図
である。本実施の形態では、斜めヘッドライン毎に斜め
ヘッドラインシーケンスコントローラ15,16をそれ
ぞれ設け、それらをメインコントローラ13で制御する
分散制御システム構成をとる。印刷開始位置検出センサ
11が建築板の印刷開始位置を検出すると、各斜めヘッ
ドラインシーケンスコントローラ15,16は、各ノズ
ル開閉制御用ピエゾ素子駆動回路17,18を介して各
インク噴射ノズル19毎に設けられたピエゾ素子(図示
しない)を駆動し、各インク噴射ノズル19からインク
ドットを噴射させる。
【0033】なお、メインコントローラ13は、生産ス
ケジューラ14からの指示によって、1生産ロットで使
用するノズル開閉制御パターンを決定し、該当する生産
ロットに対する制御シーケンスを形成し、それを各斜め
ヘッドラインシーケンスコントローラ15,16に伝送
し、制御を指示する。
【0034】ノズル開閉制御パターン記録メモリ12に
は、板表面形状別に数種類のカラーデザインが用意され
たカラー原稿を色分解し、それを元に密度制御方式によ
って、ノズル開閉制御パターンデータ(図3参照)に変
換したものが多数記録されている。
【0035】例えば、1ロットで同一表面形状の板をa
〜dの4つのカラーデザインに仕上げるものとし、aカ
ラーデザインの板を40枚、bカラーデザインの板を3
0枚、cカラーデザインの板を40枚、dカラーデザイ
ンの板を10枚、その順に生産するものと、生産スケジ
ューラ14によって指示されたとすれば、メインコント
ローラ13では、a〜dの4つのノズル開閉制御パター
ンを読み込み、aパターンの繰り返し回数を20回と
し、引き続いて、bパターンの繰り返し回数を30回と
し、引き続いて、cパターンの繰り返し回数を40回と
し、引き続いて、dパターンの繰り返し回数を10回と
する制御シーケンスを組む。この制御シーケンスを各斜
めヘッドラインシーケンスコントローラ15,16に伝
送し指示する。もちろん、1生産ロット内において、2
種以上の板表面形状を有する板に印刷を施すことも可能
である。
【0036】本発明は、従来の大量生産型の生産システ
ム(連続塗装システム)を、小ロット多品種型の生産シ
ステムに切り替えていくための有効な手段となりうるも
のである。具体的には、種々の意匠面を有する原板(タ
イル柄やレンガ積み柄のような目地部や溝部を含む建築
板をも含む)を計画量、常に在庫しておき、そのときそ
のときの注文量に応じて、所定の着色模様を印刷すると
いう生産形態をとることで、製品在庫を減らすことが可
能となる。印刷品質(階調表現)は良好であり、高速印
刷にも対応できる。なお、本発明は上記実施の形態に限
定されるものではない。
【0037】ノズルアレイは主走査方向に1列あれば十
分であるが、副走査方向に複数列に設けることで、ノズ
ルの開閉制御を遅くすることができる。上記実施の形態
では4色の場合を説明しているが、3色の場合でもよい
し、これらに限られない。上記実施の形態では各ヘッド
が1色ずつずれて配列される場合を説明しているが、最
初に2色ずらして、次に1色戻すようにずらす等、きれ
いに斜めにずらす必要はない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る建築板
印刷装置は、物理的な版を用いずに、建築板に対してグ
ラビア印刷又はグラビアオフセット印刷に近い品質の印
刷を行うことができる。本発明に係る建築板印刷装置
は、物理的な版が不要であるので、小ロット多品種生産
に柔軟に対応することができる。また、本発明に係る建
築板印刷装置は、4色印刷の場合、副走査方向に隣接す
る4個の印刷ヘッドによって、4色のインクを順次印刷
することができる。そして、副走査方向において異なる
色の印刷間隔を短くし、色ずれの少ない高品質の印刷を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築板印刷装置の印刷ヘッドの配
置を示す図である。
【図2】各印刷ヘッドの動作タイミングを示す図であ
る。
【図3】各ヘッドにおける各色インク供給ノズルアレイ
が分担する印刷幅の領域の印刷状態の変化を模式的に示
す図である。
【図4】建築板の印刷制御概念を模式的に示す図であ
る。
【図5】本発明に係る建築板印刷装置のブロック構成図
である。
【符号の説明】
1〜M〜N 印刷ヘッド 11 印刷開始位置検出センサ 12 ノズル開閉制御パターン記録メモリ 13 メインコントローラ 14 生産スケジューラ 15,16 斜めヘッドラインシーケンスコントローラ 17,18 各ノズル開閉制御用ピエゾ素子駆動回路 19 インク噴射ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月26日(2001.2.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色のインクジェットのノズルアレイ
    が各色毎に主走査方向に配列されている複数ヘッドが主
    走査方向に色単位でずれて副走査方向に配列されている
    ことを特徴とする建築板印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルアレイは、主走査方向に1列
    にノズルが配列されていることを特徴とする請求項1記
    載の建築板印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記ずれは1色ずつのずれであることを
    特徴とする請求項1記載の建築板印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記複数色は4色であることを特徴とす
    る請求項1記載の建築板印刷装置。
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