JPH10128213A - 建材の製造方法および装置 - Google Patents
建材の製造方法および装置Info
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- JPH10128213A JPH10128213A JP28415196A JP28415196A JPH10128213A JP H10128213 A JPH10128213 A JP H10128213A JP 28415196 A JP28415196 A JP 28415196A JP 28415196 A JP28415196 A JP 28415196A JP H10128213 A JPH10128213 A JP H10128213A
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高粘度の塗料でも高い速度で吐出することがで
き、凸凹模様を有する建築用板状材表面にインク滴がダ
レることなく高精細なパターンを描くことができる建材
の製造方法および装置を提供する。 【解決手段】板状材を搬送し、該板状材の表面に塗料タ
ンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから吐出して
塗装する建材の製造方法において、前記吐出ノズルに至
る塗料流路に設けた該流路を開閉するバルブと、該バル
ブと吐出ノズル孔との間の流路に設けた該流路を加圧す
る加圧装置とにより、上記バルブが閉のときに上記流路
を加圧して吐出ノズルより塗料を吐出することを特徴と
する建材の製造方法。
き、凸凹模様を有する建築用板状材表面にインク滴がダ
レることなく高精細なパターンを描くことができる建材
の製造方法および装置を提供する。 【解決手段】板状材を搬送し、該板状材の表面に塗料タ
ンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから吐出して
塗装する建材の製造方法において、前記吐出ノズルに至
る塗料流路に設けた該流路を開閉するバルブと、該バル
ブと吐出ノズル孔との間の流路に設けた該流路を加圧す
る加圧装置とにより、上記バルブが閉のときに上記流路
を加圧して吐出ノズルより塗料を吐出することを特徴と
する建材の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凹凸面を有する板
状材に柄模様を塗装する建材の製造方法および装置に関
する。
状材に柄模様を塗装する建材の製造方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】建物の外壁材や内装材などに使用する建
材には、意匠性や耐侯性などの商品価値を向上する目的
で種々の塗装が施されている。このような建材に対する
塗装作業は、表面が平坦な建材の場合は比較的容易であ
るが、表面に2〜10mm程度の凹凸を有する建材の場
合は凹凸に応じて塗装量を変えることが必要であり、例
えば複数色を塗装する場合は、第1色をカーテンコーテ
ィング法またはスプレーコーティング法などにより全面
塗装し、その後、他の色をローラーコーティング法によ
り凸面に塗装する方法が用いられるため面倒がある。
材には、意匠性や耐侯性などの商品価値を向上する目的
で種々の塗装が施されている。このような建材に対する
塗装作業は、表面が平坦な建材の場合は比較的容易であ
るが、表面に2〜10mm程度の凹凸を有する建材の場
合は凹凸に応じて塗装量を変えることが必要であり、例
えば複数色を塗装する場合は、第1色をカーテンコーテ
ィング法またはスプレーコーティング法などにより全面
塗装し、その後、他の色をローラーコーティング法によ
り凸面に塗装する方法が用いられるため面倒がある。
【0003】しかるに、上記塗装手段のうち、特にスプ
レーコーティング法は噴射の制御によって塗装量を任意
に調節することができるため、濃淡のぼかし塗装や微細
な絵柄模様の塗装などの高度な塗装が行えるという特長
があり、そのため上記のように凹凸面を有する建材に対
する塗装手段として非常に有効なものである。しかしな
がら、従来のスプレーコーティング法では、噴射による
塗装量の制御を開閉バルブによって行っており、頻繁な
開閉操作を行う必要があるため開閉バルブの劣化が激し
く、かつ保守管理を頻繁に行わなければならないため作
業性が低下し、非常にコスト高になるという欠点があっ
た。
レーコーティング法は噴射の制御によって塗装量を任意
に調節することができるため、濃淡のぼかし塗装や微細
な絵柄模様の塗装などの高度な塗装が行えるという特長
があり、そのため上記のように凹凸面を有する建材に対
する塗装手段として非常に有効なものである。しかしな
がら、従来のスプレーコーティング法では、噴射による
塗装量の制御を開閉バルブによって行っており、頻繁な
開閉操作を行う必要があるため開閉バルブの劣化が激し
く、かつ保守管理を頻繁に行わなければならないため作
業性が低下し、非常にコスト高になるという欠点があっ
た。
【0004】また、板状材に柄模様を塗装するに際し、
意匠性を高くするために、上記スプレーコーティング法
以外に、バルブジェット方式、インクジェット方式があ
る。図4は、従来のバルブジェット方式を示す概略図で
ある。
意匠性を高くするために、上記スプレーコーティング法
以外に、バルブジェット方式、インクジェット方式があ
る。図4は、従来のバルブジェット方式を示す概略図で
ある。
【0005】21は塗料タンクであり、該塗料タンク2
1に圧空ライン22からの圧空により圧力をかけて、フ
ィルター23を介して塗料を送液するようになってい
る。送液された塗料は、ソレノイドバルブ24の駆動・
制御回路26によってソレノイドバルブ24に駆動パル
ス29のON−OFFを与え、ノズル25から塗料を吐
出させ、塗装基板28上に塗装インク27を塗装するよ
うになっている。なお、ノズル25は矢印の方向に移動
している。上記のバルブジェット方式においては、圧空
ライン22からの圧空は、例えば0.1〜1.0kg/
cm2 と非常に低い圧力である。したがって、以下のよ
うな欠点を有する。
1に圧空ライン22からの圧空により圧力をかけて、フ
ィルター23を介して塗料を送液するようになってい
る。送液された塗料は、ソレノイドバルブ24の駆動・
制御回路26によってソレノイドバルブ24に駆動パル
ス29のON−OFFを与え、ノズル25から塗料を吐
出させ、塗装基板28上に塗装インク27を塗装するよ
うになっている。なお、ノズル25は矢印の方向に移動
している。上記のバルブジェット方式においては、圧空
ライン22からの圧空は、例えば0.1〜1.0kg/
cm2 と非常に低い圧力である。したがって、以下のよ
うな欠点を有する。
【0006】(1) 圧力が低いので、高粘度インクが使え
ない。通常数cp程度までである。 (2) 粘度が高いと高速な吐出滴を発生するのが困難にな
る。
ない。通常数cp程度までである。 (2) 粘度が高いと高速な吐出滴を発生するのが困難にな
る。
【0007】(3) 粘度が高いと吐出速度が低いので、吐
出滴の直線性が悪くなる。
出滴の直線性が悪くなる。
【0008】(4) 粘度が高いとインクがノズルに付着し
やすくなり、ノズル詰まりを生じる。
やすくなり、ノズル詰まりを生じる。
【0009】(5) 吐出圧が低いため、微小吐出滴が得ら
れ難い。
れ難い。
【0010】(6) 吐出圧が低いため、ノズル径が大きく
なると、吐出滴速度が遅くなる。
なると、吐出滴速度が遅くなる。
【0011】このように、バルブジェット方式は一般的
に使われてはいるが、吐出径を小さくできないために、
高速生産できず、また高粘度インクが使えないという欠
点がある。
に使われてはいるが、吐出径を小さくできないために、
高速生産できず、また高粘度インクが使えないという欠
点がある。
【0012】次にインクジェット方式について説明す
る。
る。
【0013】図5は、従来のインクジェット方式を示す
概略図であり、図6はノズルの拡大模式図である。
概略図であり、図6はノズルの拡大模式図である。
【0014】塗料は塗料タンク31からフィルター32
を介して圧電体ジェットノズル33にインクを送液する
ようになっている。圧電体ジェットノズル33は、図6
に示すように、インク流路37を有するノズル38のま
わりに圧電体39を被覆し、該圧電体39に駆動・制御
回路34からの駆動電圧(駆動パルス)を加えることに
より、圧電体を収縮させて、インク流路を収縮させるこ
とにより吐出滴40を発生させ、塗装基板36上に塗装
インク35を塗装するものである。この塗料ジェット方
式においては、高い圧力で一瞬にしてノズルが加圧さ
れ、絞られるので、吐出滴のスピードは早くなる。
を介して圧電体ジェットノズル33にインクを送液する
ようになっている。圧電体ジェットノズル33は、図6
に示すように、インク流路37を有するノズル38のま
わりに圧電体39を被覆し、該圧電体39に駆動・制御
回路34からの駆動電圧(駆動パルス)を加えることに
より、圧電体を収縮させて、インク流路を収縮させるこ
とにより吐出滴40を発生させ、塗装基板36上に塗装
インク35を塗装するものである。この塗料ジェット方
式においては、高い圧力で一瞬にしてノズルが加圧さ
れ、絞られるので、吐出滴のスピードは早くなる。
【0015】また、インクジェット方式においては、イ
ンクの供給ポンプがなく、インク供給流路が負圧になる
ことによってインクを供給するものである。すなわち、
インク供給流路を圧縮した後、膨脹させる時に、インク
流路が負圧になるので、これによりインクを供給するよ
うになっている。逆に外から圧力を加えるとインクがボ
トボト落ちて滴にはならない。
ンクの供給ポンプがなく、インク供給流路が負圧になる
ことによってインクを供給するものである。すなわち、
インク供給流路を圧縮した後、膨脹させる時に、インク
流路が負圧になるので、これによりインクを供給するよ
うになっている。逆に外から圧力を加えるとインクがボ
トボト落ちて滴にはならない。
【0016】このようなインクジェット方式において
は、以下のような欠点を有する。
は、以下のような欠点を有する。
【0017】(1) 高粘性インクが使えない。通常数cp
程度までである。
程度までである。
【0018】(2) 大きな吐出滴が得られない。
【0019】(3) インクを加圧送液するとノズルから液
ダレを生じる。
ダレを生じる。
【0020】(4) ノズル径を大きくすると、大きな駆動
圧が得られないので、吐出しない。
圧が得られないので、吐出しない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来のバルブジェット、インクジェット方式の欠点を解
消し、高粘度の塗料でも高い速度で吐出することがで
き、凸凹模様を有する建築用板状材表面にインク滴がダ
レることなく高精細なパターンを描くことができる建材
の製造方法および装置を提供することにある。
従来のバルブジェット、インクジェット方式の欠点を解
消し、高粘度の塗料でも高い速度で吐出することがで
き、凸凹模様を有する建築用板状材表面にインク滴がダ
レることなく高精細なパターンを描くことができる建材
の製造方法および装置を提供することにある。
【0022】
(1)板状材を搬送し、該板状材の表面に塗料タンクか
ら供給される塗料を塗料吐出ノズルから吐出して塗装す
る建材の製造方法において、前記吐出ノズルに至る塗料
流路に設けた該流路を開閉するバルブと、該バルブと吐
出ノズル孔との間の流路に設けた該流路を加圧する加圧
装置とにより、上記バルブが閉のときに上記流路を加圧
して吐出ノズルより塗料を吐出することを特徴とする建
材の製造方法。
ら供給される塗料を塗料吐出ノズルから吐出して塗装す
る建材の製造方法において、前記吐出ノズルに至る塗料
流路に設けた該流路を開閉するバルブと、該バルブと吐
出ノズル孔との間の流路に設けた該流路を加圧する加圧
装置とにより、上記バルブが閉のときに上記流路を加圧
して吐出ノズルより塗料を吐出することを特徴とする建
材の製造方法。
【0023】(2)板状材を搬送し、該板状材の表面に
塗料タンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから吐
出して塗装する建材の製造方法において、前記板状材の
幅方向に沿って複数の塗料吐出ノズルを配設して1ライ
ンを構成するとともに、このラインを板状材の搬送方向
に複数配設し、かつ少なくとも1つのラインと他のライ
ンとで異種の塗料を吐出することを特徴とする建材の製
造方法。
塗料タンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから吐
出して塗装する建材の製造方法において、前記板状材の
幅方向に沿って複数の塗料吐出ノズルを配設して1ライ
ンを構成するとともに、このラインを板状材の搬送方向
に複数配設し、かつ少なくとも1つのラインと他のライ
ンとで異種の塗料を吐出することを特徴とする建材の製
造方法。
【0024】(3)前記(2)に記載の建材の製造方法
において、前記吐出ノズルに至る塗料流路に設けた該流
路を開閉するバルブと、該バルブと吐出ノズル孔との間
の流路に設けた該流路を加圧する加圧装置とにより、上
記バルブが閉のときに上記流路を加圧して吐出ノズルよ
り塗料を吐出することを特徴とする建材の製造方法。 (4)あらかじめ記録された柄模様のデータをコンピュ
ータに記憶させ、該コンピュータからの指示信号に基づ
き前記バルブと加圧装置の駆動を制御して、塗料をノズ
ルから吐出して塗装すべき位置に塗装することを特徴と
する前記(1)または(3)記載の建材の製造方法。
において、前記吐出ノズルに至る塗料流路に設けた該流
路を開閉するバルブと、該バルブと吐出ノズル孔との間
の流路に設けた該流路を加圧する加圧装置とにより、上
記バルブが閉のときに上記流路を加圧して吐出ノズルよ
り塗料を吐出することを特徴とする建材の製造方法。 (4)あらかじめ記録された柄模様のデータをコンピュ
ータに記憶させ、該コンピュータからの指示信号に基づ
き前記バルブと加圧装置の駆動を制御して、塗料をノズ
ルから吐出して塗装すべき位置に塗装することを特徴と
する前記(1)または(3)記載の建材の製造方法。
【0025】(5)前記(2)または(3)に記載の建
材の製造方法において、板状材の幅方向のドット密度は
ノズルの配置ピッチで決定し、塗装方向に対してはバル
ブと加圧装置の駆動装置の電気的制御により可変的に行
うことを特徴とする建材の製造方法。
材の製造方法において、板状材の幅方向のドット密度は
ノズルの配置ピッチで決定し、塗装方向に対してはバル
ブと加圧装置の駆動装置の電気的制御により可変的に行
うことを特徴とする建材の製造方法。
【0026】(6)前記(1)〜(5)のいずれかに記
載の建材の製造方法において、被塗装時にノズル吐出面
をワイピングすることを特徴とする建材の製造方法。
載の建材の製造方法において、被塗装時にノズル吐出面
をワイピングすることを特徴とする建材の製造方法。
【0027】(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記
載の建材の製造方法において、搬送される板状材の速度
を可変として塗装することを特徴とする建材の製造方
法。
載の建材の製造方法において、搬送される板状材の速度
を可変として塗装することを特徴とする建材の製造方
法。
【0028】(8)前記(1)〜(6)のいずれかに記
載の建材の製造方法によって得られた建材。
載の建材の製造方法によって得られた建材。
【0029】(9)板状材の搬送手段と、塗料タンクか
ら供給される塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有し、
前記塗料吐出ノズルを板状材の被塗装面に対面させ、塗
料を板状材の表面に塗装する建材の製造装置において、
前記吐出ノズルに至る塗料流路に、該流路を開閉するバ
ルブおよび該バルブを駆動する駆動手段を設けるととも
に、該バルブと吐出ノズル孔との間の流路に該流路を加
圧する加圧装置を設け、上記バルブが閉のときに上記加
圧装置を駆動させて流路を加圧することにより吐出ノズ
ルより塗料を吐出する加圧装置の駆動手段を設けたこと
を特徴とする建材の製造装置。
ら供給される塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有し、
前記塗料吐出ノズルを板状材の被塗装面に対面させ、塗
料を板状材の表面に塗装する建材の製造装置において、
前記吐出ノズルに至る塗料流路に、該流路を開閉するバ
ルブおよび該バルブを駆動する駆動手段を設けるととも
に、該バルブと吐出ノズル孔との間の流路に該流路を加
圧する加圧装置を設け、上記バルブが閉のときに上記加
圧装置を駆動させて流路を加圧することにより吐出ノズ
ルより塗料を吐出する加圧装置の駆動手段を設けたこと
を特徴とする建材の製造装置。
【0030】(10)板状材の搬送手段と、塗料タンク
から供給される塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有
し、前記塗料吐出ノズルを板状材の被塗装面に対面さ
せ、塗料を板状材の表面に塗装する建材の製造装置にお
いて、前記板状材の幅方向に沿って複数の塗料吐出ノズ
ルを配設して1ラインを構成するとともに、このライン
を板状材の搬送方向に複数配設したことを特徴とする建
材の製造装置。
から供給される塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有
し、前記塗料吐出ノズルを板状材の被塗装面に対面さ
せ、塗料を板状材の表面に塗装する建材の製造装置にお
いて、前記板状材の幅方向に沿って複数の塗料吐出ノズ
ルを配設して1ラインを構成するとともに、このライン
を板状材の搬送方向に複数配設したことを特徴とする建
材の製造装置。
【0031】(11)前記(10)に記載の建材の製造
装置において、前記吐出ノズルに至る塗料流路に、該流
路を開閉するバルブおよび該バルブを駆動する駆動手段
を設けるとともに、該バルブと吐出ノズル孔との間の流
路に該流路を加圧する加圧装置を設け、上記バルブが閉
のときに上記加圧装置を作動させて流路を加圧すること
により吐出ノズルより塗料を吐出する加圧装置の駆動手
段を設けたことを特徴とする建材の製造装置。
装置において、前記吐出ノズルに至る塗料流路に、該流
路を開閉するバルブおよび該バルブを駆動する駆動手段
を設けるとともに、該バルブと吐出ノズル孔との間の流
路に該流路を加圧する加圧装置を設け、上記バルブが閉
のときに上記加圧装置を作動させて流路を加圧すること
により吐出ノズルより塗料を吐出する加圧装置の駆動手
段を設けたことを特徴とする建材の製造装置。
【0032】(12)前記バルブの駆動手段と加圧装置
の駆動手段とを電気的なタイミング制御を行うタイミン
グ制御装置と、あらかじめ記録された柄模様のデータを
記憶するコンピュータとを備え、該コンピュータからの
指示信号に基づき前記タイミング制御装置を介して、前
記バルブの駆動手段と加圧装置の駆動手段とを制御し
て、塗料をノズルから吐出して塗装すべき位置に塗装す
ることを特徴とする前記(10)または(11)に記載
の建材の製造装置。
の駆動手段とを電気的なタイミング制御を行うタイミン
グ制御装置と、あらかじめ記録された柄模様のデータを
記憶するコンピュータとを備え、該コンピュータからの
指示信号に基づき前記タイミング制御装置を介して、前
記バルブの駆動手段と加圧装置の駆動手段とを制御し
て、塗料をノズルから吐出して塗装すべき位置に塗装す
ることを特徴とする前記(10)または(11)に記載
の建材の製造装置。
【0033】(13)前記(9)〜(12)のいずれか
に記載の建材の製造装置において、被塗装時にノズル吐
出面をワイピングする装置を備えたことを特徴とする建
材の製造装置。
に記載の建材の製造装置において、被塗装時にノズル吐
出面をワイピングする装置を備えたことを特徴とする建
材の製造装置。
【0034】(14)前記板状材の搬送手段の速度が可
変可能に設けられてなることを特徴とする前記(9)〜
(13)のいずれかに記載の建材の製造装置。
変可能に設けられてなることを特徴とする前記(9)〜
(13)のいずれかに記載の建材の製造装置。
【0035】(15)板状材を搬送し、該板状材の表面
に塗料タンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから
吐出して塗装する方法において、前記吐出ノズルに至る
塗料流路に設けた該流路を開閉するバルブと、該バルブ
と吐出ノズル孔との間の流路に設けた該流路を加圧する
加圧装置とにより、上記バルブが閉のときに上記流路を
加圧して吐出ノズルより塗料を吐出することを特徴とす
る塗装方法。
に塗料タンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから
吐出して塗装する方法において、前記吐出ノズルに至る
塗料流路に設けた該流路を開閉するバルブと、該バルブ
と吐出ノズル孔との間の流路に設けた該流路を加圧する
加圧装置とにより、上記バルブが閉のときに上記流路を
加圧して吐出ノズルより塗料を吐出することを特徴とす
る塗装方法。
【0036】(16)板状材を搬送し、該板状材の表面
に塗料タンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから
吐出して塗装する方法において、前記板状材の幅方向に
沿って複数の塗料吐出ノズルを配設して1ラインを構成
するとともに、このラインを板状材の搬送方向に複数配
設し、かつ少なくとも1つのラインと他のラインとで異
種の塗料を吐出することを特徴とする塗装方法。
に塗料タンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから
吐出して塗装する方法において、前記板状材の幅方向に
沿って複数の塗料吐出ノズルを配設して1ラインを構成
するとともに、このラインを板状材の搬送方向に複数配
設し、かつ少なくとも1つのラインと他のラインとで異
種の塗料を吐出することを特徴とする塗装方法。
【0037】(17)前記(15)に記載の塗装方法に
おいて、前記吐出ノズルに至る塗料流路に設けた該流路
を開閉するバルブと、該バルブと吐出ノズル孔との間の
流路に設けた該流路を加圧する加圧装置とにより、上記
バルブが閉のときに上記流路を加圧して吐出ノズルより
塗料を吐出することを特徴とする塗装方法。
おいて、前記吐出ノズルに至る塗料流路に設けた該流路
を開閉するバルブと、該バルブと吐出ノズル孔との間の
流路に設けた該流路を加圧する加圧装置とにより、上記
バルブが閉のときに上記流路を加圧して吐出ノズルより
塗料を吐出することを特徴とする塗装方法。
【0038】(18)板状材の搬送手段と、塗料タンク
から供給される塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有
し、前記塗料吐出ノズルを板状材の被塗装面に対面さ
せ、塗料を板状材の表面に塗装する装置において、前記
吐出ノズルに至る塗料流路に、該流路を開閉するバルブ
および該バルブを駆動する駆動手段を設けるとともに、
該バルブと吐出ノズル孔との間の流路に該流路を加圧す
る加圧装置を設け、上記バルブが閉のときに上記加圧装
置を駆動させて流路を加圧することにより吐出ノズルよ
り塗料を吐出する加圧装置の駆動手段を設けたことを特
徴とする塗装装置。 (19)板状材の搬送手段と、塗料タンクから供給され
る塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有し、前記塗料吐
出ノズルを板状材の被塗装面に対面させ、塗料を板状材
の表面に塗装する装置において、前記板状材の幅方向に
沿って複数の塗料吐出ノズルを配設して1ラインを構成
するとともに、このラインを板状材の搬送方向に複数配
設したことを特徴とする塗装装置。
から供給される塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有
し、前記塗料吐出ノズルを板状材の被塗装面に対面さ
せ、塗料を板状材の表面に塗装する装置において、前記
吐出ノズルに至る塗料流路に、該流路を開閉するバルブ
および該バルブを駆動する駆動手段を設けるとともに、
該バルブと吐出ノズル孔との間の流路に該流路を加圧す
る加圧装置を設け、上記バルブが閉のときに上記加圧装
置を駆動させて流路を加圧することにより吐出ノズルよ
り塗料を吐出する加圧装置の駆動手段を設けたことを特
徴とする塗装装置。 (19)板状材の搬送手段と、塗料タンクから供給され
る塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有し、前記塗料吐
出ノズルを板状材の被塗装面に対面させ、塗料を板状材
の表面に塗装する装置において、前記板状材の幅方向に
沿って複数の塗料吐出ノズルを配設して1ラインを構成
するとともに、このラインを板状材の搬送方向に複数配
設したことを特徴とする塗装装置。
【0039】(20)前記(19)に記載の塗装装置に
おいて、前記吐出ノズルに至る塗料流路に、該流路を開
閉するバルブおよび該バルブを駆動する駆動手段を設け
るとともに、該バルブと吐出ノズル孔との間の流路に該
流路を加圧する加圧装置を設け、上記バルブが閉のとき
に上記加圧装置を作動させて流路を加圧することにより
吐出ノズルより塗料を吐出する加圧装置の駆動手段を設
けたことを特徴とする塗装装置。
おいて、前記吐出ノズルに至る塗料流路に、該流路を開
閉するバルブおよび該バルブを駆動する駆動手段を設け
るとともに、該バルブと吐出ノズル孔との間の流路に該
流路を加圧する加圧装置を設け、上記バルブが閉のとき
に上記加圧装置を作動させて流路を加圧することにより
吐出ノズルより塗料を吐出する加圧装置の駆動手段を設
けたことを特徴とする塗装装置。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図に示す本発明の実施形態
を参照して具体的に説明する。
を参照して具体的に説明する。
【0041】図1は本発明にかかる塗装装置の一例を示
す概略図である。
す概略図である。
【0042】本発明にかかる塗装装置は、図4に示し
た、従来のバルブジェット方式の構成に類似する。
た、従来のバルブジェット方式の構成に類似する。
【0043】1は塗料タンクであり、該塗料タンク1に
圧空ライン2からの圧空により圧力をかけて、フィルタ
ー3を介して塗料を送液するようになっている。送液さ
れた塗料は、ソレノイドバルブ4の駆動・制御回路6に
設けられたバルブを駆動する手段(図示せず)によって
ソレノイドバルブ4に駆動信号(パルス)9のON−O
FFを与え、ノズル5から塗料を吐出させ、板状材8上
に塗料7を塗装するようになっている。なお、ノズル5
は固定されており、板状材8は矢印Fの方向に移動して
いる。
圧空ライン2からの圧空により圧力をかけて、フィルタ
ー3を介して塗料を送液するようになっている。送液さ
れた塗料は、ソレノイドバルブ4の駆動・制御回路6に
設けられたバルブを駆動する手段(図示せず)によって
ソレノイドバルブ4に駆動信号(パルス)9のON−O
FFを与え、ノズル5から塗料を吐出させ、板状材8上
に塗料7を塗装するようになっている。なお、ノズル5
は固定されており、板状材8は矢印Fの方向に移動して
いる。
【0044】上記のバルブジェット方式において、本発
明においては、ソレノイドバルブ4とノズル5との間に
圧電体加圧装置10を設けた点に特徴を有する。すなわ
ち、本発明は、ソレノイドバルブ4と圧電体加圧装置1
0とを組み合わせることによって高い粘度の塗料でも吐
出させることができるようにした。圧電体加圧装置10
を有するノズルは、図6に示すものが使用できる。駆動
・制御回路6に設けられた圧電体加圧装置を駆動する手
段(図示せず)から圧電体加圧装置10への駆動信号
(パルス)は11に示すように、ソレノイドバルブ4へ
の駆動信号9とはパルスが逆の関係にあり、ソレノイド
バルブ4を開にして、塗料タンク1に圧空ライン2から
の圧空により圧力をかけて、フィルター3を介して塗料
を送液し、ノズル先端まで塗料が送られてきたときにソ
レノイドバルブ4を閉にし、バルブ4を締めた瞬間に、
圧電体加圧装置10に駆動信号を加えて吐出させるよう
になっている。吐出の時点においては、バルブ4は閉に
なっているので、塗料が逆流することなく、圧電体の収
縮によって塗料流路が収縮し、所定の量の塗料が吐出さ
れるようになっている。前記駆動・制御回路6には、こ
れらのバルブ駆動手段と加圧装置の駆動手段とを電気的
なタイミングで制御を行うタイミング制御装置が設けら
れている。
明においては、ソレノイドバルブ4とノズル5との間に
圧電体加圧装置10を設けた点に特徴を有する。すなわ
ち、本発明は、ソレノイドバルブ4と圧電体加圧装置1
0とを組み合わせることによって高い粘度の塗料でも吐
出させることができるようにした。圧電体加圧装置10
を有するノズルは、図6に示すものが使用できる。駆動
・制御回路6に設けられた圧電体加圧装置を駆動する手
段(図示せず)から圧電体加圧装置10への駆動信号
(パルス)は11に示すように、ソレノイドバルブ4へ
の駆動信号9とはパルスが逆の関係にあり、ソレノイド
バルブ4を開にして、塗料タンク1に圧空ライン2から
の圧空により圧力をかけて、フィルター3を介して塗料
を送液し、ノズル先端まで塗料が送られてきたときにソ
レノイドバルブ4を閉にし、バルブ4を締めた瞬間に、
圧電体加圧装置10に駆動信号を加えて吐出させるよう
になっている。吐出の時点においては、バルブ4は閉に
なっているので、塗料が逆流することなく、圧電体の収
縮によって塗料流路が収縮し、所定の量の塗料が吐出さ
れるようになっている。前記駆動・制御回路6には、こ
れらのバルブ駆動手段と加圧装置の駆動手段とを電気的
なタイミングで制御を行うタイミング制御装置が設けら
れている。
【0045】なお、塗料流路を収縮させるための圧電体
材料としてはジルコン・チタン酸鉛(Pb (Ti 、Zr
)O3 )のような圧電セラミックスやポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)、フッ化ビニリデン/三フッ化エチ
レン共重合体P(VDF/TrFE)などの圧電性の高
分子材料で、ノズル5は伸縮自在の、例えばステンレス
鋼の材質から形成されている。また、加圧装置の加圧方
法として圧電体を用いず、機械的に塗料流路を押して収
縮させる方法であってもよい。
材料としてはジルコン・チタン酸鉛(Pb (Ti 、Zr
)O3 )のような圧電セラミックスやポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)、フッ化ビニリデン/三フッ化エチ
レン共重合体P(VDF/TrFE)などの圧電性の高
分子材料で、ノズル5は伸縮自在の、例えばステンレス
鋼の材質から形成されている。また、加圧装置の加圧方
法として圧電体を用いず、機械的に塗料流路を押して収
縮させる方法であってもよい。
【0046】本発明の塗装装置によれば、圧空ライン2
からの圧空により圧力をかけることができるため、高粘
度でも送液できるという効果を奏する。また、ノズルの
近辺がソレノイドバルブで完全に閉にするのである程度
ノズル径が大きくても圧電体の加圧装置で圧力をかけて
やれば逆流することなくノズルから吐出できるという効
果も奏する。
からの圧空により圧力をかけることができるため、高粘
度でも送液できるという効果を奏する。また、ノズルの
近辺がソレノイドバルブで完全に閉にするのである程度
ノズル径が大きくても圧電体の加圧装置で圧力をかけて
やれば逆流することなくノズルから吐出できるという効
果も奏する。
【0047】次に、図2は、本発明にかかるヘッドユニ
ットの構成の一例を示す概略図である。また、図3は本
発明にかかるノズルユニットの構成の一例を示す概略図
である。
ットの構成の一例を示す概略図である。また、図3は本
発明にかかるノズルユニットの構成の一例を示す概略図
である。
【0048】図2、図3の実施例において、板状材8を
矢印の方向に搬送しつつ、最前列(第1行)左端(第1
列)に、ソレノイドバルブ4が幅方向に8個連接されて
いる。また、該ソレノイドバルブ4の下部には、該それ
ぞれのバルブ4に対応するノズル5がノズル板12に幅
方向に間隔をおいて並列に取り付けられている。それぞ
れのバルブ4へは塗料供給ライン13から分岐された配
管14を介して塗料が供給され、さらにバルブ4から配
管15を介してそれぞれのノズル5へ塗料が供給される
ようになっている。
矢印の方向に搬送しつつ、最前列(第1行)左端(第1
列)に、ソレノイドバルブ4が幅方向に8個連接されて
いる。また、該ソレノイドバルブ4の下部には、該それ
ぞれのバルブ4に対応するノズル5がノズル板12に幅
方向に間隔をおいて並列に取り付けられている。それぞ
れのバルブ4へは塗料供給ライン13から分岐された配
管14を介して塗料が供給され、さらにバルブ4から配
管15を介してそれぞれのノズル5へ塗料が供給される
ようになっている。
【0049】図2におけるヘッドユニットの最前列(第
1行)には、これらのソレノイドバルブ、ノズル8個を
1つのユニットとして板状材8の幅分だけ、例えば幅方
向に8ユニット(8列)、すなわち第1列〜第8列配置
され、これを1ライン(1行)とし、これで1色塗装で
きるようにし、さらに板状材8の走行方向に8ライン
(8行)配置し、これで8色塗装できるようにしてあ
る。したがって、1回の板状材の移動で多色の柄模様塗
装が可能となる。なお、図2の例では、トータル512
個のバルブ、ノズルを設けたことになる。
1行)には、これらのソレノイドバルブ、ノズル8個を
1つのユニットとして板状材8の幅分だけ、例えば幅方
向に8ユニット(8列)、すなわち第1列〜第8列配置
され、これを1ライン(1行)とし、これで1色塗装で
きるようにし、さらに板状材8の走行方向に8ライン
(8行)配置し、これで8色塗装できるようにしてあ
る。したがって、1回の板状材の移動で多色の柄模様塗
装が可能となる。なお、図2の例では、トータル512
個のバルブ、ノズルを設けたことになる。
【0050】なお、図2においては、駆動・制御回路か
らの駆動信号は、ドライバ回路を経由し、それぞれの個
々のバルブ、圧電体加圧装置に送られ、ノズルからの塗
料の吐出がノズル1個ずつまたは複数個ずつ制御される
ことによって、板状材表面に柄模様を付与することがで
きる。
らの駆動信号は、ドライバ回路を経由し、それぞれの個
々のバルブ、圧電体加圧装置に送られ、ノズルからの塗
料の吐出がノズル1個ずつまたは複数個ずつ制御される
ことによって、板状材表面に柄模様を付与することがで
きる。
【0051】板状材8は、例えば、表面に多数のレンガ
のような凸部を形成すると共に、その周囲に縦横に区分
する多数の溝が設けられた被塗装面が凹凸状になってい
るものなどであり、搬送コンベア50により多数の板状
材を一定の間隔に載せて、矢印Fで示す方向に連続的に
搬送されるようになっている。
のような凸部を形成すると共に、その周囲に縦横に区分
する多数の溝が設けられた被塗装面が凹凸状になってい
るものなどであり、搬送コンベア50により多数の板状
材を一定の間隔に載せて、矢印Fで示す方向に連続的に
搬送されるようになっている。
【0052】ノズル5の径は、20〜500μm程度の
ものがよいが、噴出量に応じて径を変更してもよい。圧
空の供給圧力は0.5〜3kg/cm2 程度であれば綺
麗に塗料が吐出される。
ものがよいが、噴出量に応じて径を変更してもよい。圧
空の供給圧力は0.5〜3kg/cm2 程度であれば綺
麗に塗料が吐出される。
【0053】一方、1つのユニットノズルの板状材塗装
方向に対する直角方向(板状材の幅方向)のドット密度
はノズルの配置ピッチで決定し、また塗装方向に対して
はバルブと圧電体加圧装置の電気的制御および搬送コン
ベアの速度制御を可変的に行うことで決定できる。
方向に対する直角方向(板状材の幅方向)のドット密度
はノズルの配置ピッチで決定し、また塗装方向に対して
はバルブと圧電体加圧装置の電気的制御および搬送コン
ベアの速度制御を可変的に行うことで決定できる。
【0054】柄模様は、あらかじめ記録された柄模様の
データをコンピュータからの指示信号として、逐次駆動
・制御回路の電気的タイミング制御装置に送り、バルブ
と圧電体加圧装置の電気的タイミング制御により塗料を
ノズルから噴射して塗装すべき位置に塗装することによ
って作成することができる。
データをコンピュータからの指示信号として、逐次駆動
・制御回路の電気的タイミング制御装置に送り、バルブ
と圧電体加圧装置の電気的タイミング制御により塗料を
ノズルから噴射して塗装すべき位置に塗装することによ
って作成することができる。
【0055】意匠性を要求されない場合は、コンベアの
移動速度を速くすることで高速で塗装することができ
る。したがって、板状材の移動速度を可変できる装置を
コンベアに備えることが好ましい。
移動速度を速くすることで高速で塗装することができ
る。したがって、板状材の移動速度を可変できる装置を
コンベアに備えることが好ましい。
【0056】なお、本発明においては、非塗装時、例え
ば塗装を終えた板状材と次の塗装しようとする板状材の
塗装休止時間に、ノズル吐出面をワイピングする装置5
1を備える。ワイピング装置51は、例えば、塗料をう
すめるシンナーなどの溶剤を含ませたスポンジや樹脂発
泡体、布帛などの幅方向8ヘッドユニットの長さのロー
ル状ワイパーで、板状材の搬送方向に回転しながら移動
し、ヘッドユニットの最前列(第1行)と最後列(第8
行)の間を往復移動し、ノズル板面を拭くことができる
ものである。
ば塗装を終えた板状材と次の塗装しようとする板状材の
塗装休止時間に、ノズル吐出面をワイピングする装置5
1を備える。ワイピング装置51は、例えば、塗料をう
すめるシンナーなどの溶剤を含ませたスポンジや樹脂発
泡体、布帛などの幅方向8ヘッドユニットの長さのロー
ル状ワイパーで、板状材の搬送方向に回転しながら移動
し、ヘッドユニットの最前列(第1行)と最後列(第8
行)の間を往復移動し、ノズル板面を拭くことができる
ものである。
【0057】上述した本発明の塗装方法および装置は、
表面に凹凸を有する板状材の塗装に対して適用可能であ
り、建材をはじめとして、布、フィルム、自動車やコン
テナの側面、上面などの産業資材の全般に適用すること
ができる。これらのなかでも特に建材に対して有効であ
る。
表面に凹凸を有する板状材の塗装に対して適用可能であ
り、建材をはじめとして、布、フィルム、自動車やコン
テナの側面、上面などの産業資材の全般に適用すること
ができる。これらのなかでも特に建材に対して有効であ
る。
【0058】ここで建材とは、木材、石材、金属、セメ
ント、セラミックなどからなる外壁材、内壁材、外装
材、内装材などの建築材料をいう。更には、この建材に
は、瓦、スレート類、セメント類を混合成型した板状の
屋根材、内外装化粧部(破風、幕板)タイル、表札、看
板などの表示部材、窓ガラスなどの透明建材などを含む
ものとする。
ント、セラミックなどからなる外壁材、内壁材、外装
材、内装材などの建築材料をいう。更には、この建材に
は、瓦、スレート類、セメント類を混合成型した板状の
屋根材、内外装化粧部(破風、幕板)タイル、表札、看
板などの表示部材、窓ガラスなどの透明建材などを含む
ものとする。
【0059】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、以下の
ような優れた効果を奏する。
ような優れた効果を奏する。
【0060】イ)50cp程度までの高粘度インクを吐
出させることができる。
出させることができる。
【0061】ロ)高粘度インクを吐出できるので、凹凸
を有する板状材に塗装しても、インク流れを生じない。
粘度が低いと凹凸の斜めのところにインクを吐出させた
ときに、インク流れを生じる。
を有する板状材に塗装しても、インク流れを生じない。
粘度が低いと凹凸の斜めのところにインクを吐出させた
ときに、インク流れを生じる。
【0062】ハ)吐出時に高い圧力を発生するため、直
進性のよい滴が得られ、目的の位置に正確に塗装でき
る。
進性のよい滴が得られ、目的の位置に正確に塗装でき
る。
【0063】ニ)吐出量の大きい高粘性インクを高速で
吐出させることができるので、高速塗装が可能である。
吐出させることができるので、高速塗装が可能である。
【0064】ホ)吐出時に高い圧力が発生するので、バ
ルブ方式に比べてサテライト滴が発生しにくい。
ルブ方式に比べてサテライト滴が発生しにくい。
【0065】ヘ)高圧でインクを送液するので、回路の
詰まりが少なく、安定した吐出が得られる。
詰まりが少なく、安定した吐出が得られる。
【0066】ト)ノズルヘッドの移動がないため、構成
が簡単で故障が少ない。
が簡単で故障が少ない。
【0067】チ)板状材幅のノズルユニットが複数設け
られているので、1回の板状材移動で高速で多色の柄模
様が塗装できる。
られているので、1回の板状材移動で高速で多色の柄模
様が塗装できる。
【0068】リ)意匠性が要求されない場合は、コンベ
アの移動速度を変えることで高速で塗装することができ
る。
アの移動速度を変えることで高速で塗装することができ
る。
【図1】本発明にかかる塗装装置の一例を示す概略図で
ある。
ある。
【図2】本発明にかかるヘッドユニットの構成の一例を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図3】本発明にかかるノズルユニットの構成の一例を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図4】従来のバルブジェット方式を示す概略図であ
る。
る。
【図5】従来のインクジェット方式を示す概略図であ
る。
る。
【図6】図5のノズルの拡大模式図である。
1、21、31:塗料タンク 2、22:圧空ライン 3、23、32:フィルター 4、24:ソレノイドバルブ 5、25:吐出ノズル 6、26、34:駆動・制御回路 7、27、35:塗装塗料 8、28、36:板状材 9:駆動信号 10:圧電体加圧装置 11:駆動信号 12:ノズル板 13:塗料供給ライン 14:配管 15:配管 30、40:吐出滴 33:圧電体ジェットノズル 37:塗料流路 38:ノズル 39:圧電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41J 2/055
Claims (20)
- 【請求項1】板状材を搬送し、該板状材の表面に塗料タ
ンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから吐出して
塗装する建材の製造方法において、前記吐出ノズルに至
る塗料流路に設けた該流路を開閉するバルブと、該バル
ブと吐出ノズル孔との間の流路に設けた該流路を加圧す
る加圧装置とにより、上記バルブが閉のときに上記流路
を加圧して吐出ノズルより塗料を吐出することを特徴と
する建材の製造方法。 - 【請求項2】板状材を搬送し、該板状材の表面に塗料タ
ンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから吐出して
塗装する建材の製造方法において、前記板状材の幅方向
に沿って複数の塗料吐出ノズルを配設して1ラインを構
成するとともに、このラインを板状材の搬送方向に複数
配設し、かつ少なくとも1つのラインと他のラインとで
異種の塗料を吐出することを特徴とする建材の製造方
法。 - 【請求項3】請求項2に記載の建材の製造方法におい
て、前記吐出ノズルに至る塗料流路に設けた該流路を開
閉するバルブと、該バルブと吐出ノズル孔との間の流路
に設けた該流路を加圧する加圧装置とにより、上記バル
ブが閉のときに上記流路を加圧して吐出ノズルより塗料
を吐出することを特徴とする建材の製造方法。 - 【請求項4】あらかじめ記録された柄模様のデータをコ
ンピュータに記憶させ、該コンピュータからの指示信号
に基づき前記バルブと加圧装置の駆動を制御して、塗料
をノズルから吐出して塗装すべき位置に塗装することを
特徴とする請求項1または3記載の建材の製造方法。 - 【請求項5】請求項2または3に記載の建材の製造方法
において、板状材の幅方向のドット密度はノズルの配置
ピッチで決定し、塗装方向に対してはバルブと加圧装置
の駆動装置の電気的制御により可変的に行うことを特徴
とする建材の製造方法。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の建材の製
造方法において、被塗装時にノズル吐出面をワイピング
することを特徴とする建材の製造方法。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の建材の製
造方法において、搬送される板状材の速度を可変として
塗装することを特徴とする建材の製造方法。 - 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の建材の製
造方法によって得られた建材。 - 【請求項9】板状材の搬送手段と、塗料タンクから供給
される塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有し、前記塗
料吐出ノズルを板状材の被塗装面に対面させ、塗料を板
状材の表面に塗装する建材の製造装置において、前記吐
出ノズルに至る塗料流路に、該流路を開閉するバルブお
よび該バルブを駆動する駆動手段を設けるとともに、該
バルブと吐出ノズル孔との間の流路に該流路を加圧する
加圧装置を設け、上記バルブが閉のときに上記加圧装置
を駆動させて流路を加圧することにより吐出ノズルより
塗料を吐出する加圧装置の駆動手段を設けたことを特徴
とする建材の製造装置。 - 【請求項10】板状材の搬送手段と、塗料タンクから供
給される塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有し、前記
塗料吐出ノズルを板状材の被塗装面に対面させ、塗料を
板状材の表面に塗装する建材の製造装置において、前記
板状材の幅方向に沿って複数の塗料吐出ノズルを配設し
て1ラインを構成するとともに、このラインを板状材の
搬送方向に複数配設したことを特徴とする建材の製造装
置。 - 【請求項11】請求項10に記載の建材の製造装置にお
いて、前記吐出ノズルに至る塗料流路に、該流路を開閉
するバルブおよび該バルブを駆動する駆動手段を設ける
とともに、該バルブと吐出ノズル孔との間の流路に該流
路を加圧する加圧装置を設け、上記バルブが閉のときに
上記加圧装置を作動させて流路を加圧することにより吐
出ノズルより塗料を吐出する加圧装置の駆動手段を設け
たことを特徴とする建材の製造装置。 - 【請求項12】前記バルブの駆動手段と加圧装置の駆動
手段とを電気的なタイミング制御を行うタイミング制御
装置と、あらかじめ記録された柄模様のデータを記憶す
るコンピュータとを備え、該コンピュータからの指示信
号に基づき前記タイミング制御装置を介して、前記バル
ブの駆動手段と加圧装置の駆動手段とを制御して、塗料
をノズルから吐出して塗装すべき位置に塗装することを
特徴とする請求項10または11に記載の建材の製造装
置。 - 【請求項13】請求項9〜12のいずれかに記載の建材
の製造装置において、被塗装時にノズル吐出面をワイピ
ングする装置を備えたことを特徴とする建材の製造装
置。 - 【請求項14】前記板状材の搬送手段の速度が可変可能
に設けられてなることを特徴とする請求項9〜13のい
ずれかに記載の建材の製造装置。 - 【請求項15】板状材を搬送し、該板状材の表面に塗料
タンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから吐出し
て塗装する方法において、前記吐出ノズルに至る塗料流
路に設けた該流路を開閉するバルブと、該バルブと吐出
ノズル孔との間の流路に設けた該流路を加圧する加圧装
置とにより、上記バルブが閉のときに上記流路を加圧し
て吐出ノズルより塗料を吐出することを特徴とする塗装
方法。 - 【請求項16】板状材を搬送し、該板状材の表面に塗料
タンクから供給される塗料を塗料吐出ノズルから吐出し
て塗装する方法において、前記板状材の幅方向に沿って
複数の塗料吐出ノズルを配設して1ラインを構成すると
ともに、このラインを板状材の搬送方向に複数配設し、
かつ少なくとも1つのラインと他のラインとで異種の塗
料を吐出することを特徴とする塗装方法。 - 【請求項17】請求項15に記載の塗装方法において、
前記吐出ノズルに至る塗料流路に設けた該流路を開閉す
るバルブと、該バルブと吐出ノズル孔との間の流路に設
けた該流路を加圧する加圧装置とにより、上記バルブが
閉のときに上記流路を加圧して吐出ノズルより塗料を吐
出することを特徴とする塗装方法。 - 【請求項18】板状材の搬送手段と、塗料タンクから供
給される塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有し、前記
塗料吐出ノズルを板状材の被塗装面に対面させ、塗料を
板状材の表面に塗装する装置において、前記吐出ノズル
に至る塗料流路に、該流路を開閉するバルブおよび該バ
ルブを駆動する駆動手段を設けるとともに、該バルブと
吐出ノズル孔との間の流路に該流路を加圧する加圧装置
を設け、上記バルブが閉のときに上記加圧装置を駆動さ
せて流路を加圧することにより吐出ノズルより塗料を吐
出する加圧装置の駆動手段を設けたことを特徴とする塗
装装置。 - 【請求項19】板状材の搬送手段と、塗料タンクから供
給される塗料を吐出する塗料吐出ノズルとを有し、前記
塗料吐出ノズルを板状材の被塗装面に対面させ、塗料を
板状材の表面に塗装する装置において、前記板状材の幅
方向に沿って複数の塗料吐出ノズルを配設して1ライン
を構成するとともに、このラインを板状材の搬送方向に
複数配設したことを特徴とする塗装装置。 - 【請求項20】請求項19に記載の塗装装置において、
前記吐出ノズルに至る塗料流路に、該流路を開閉するバ
ルブおよび該バルブを駆動する駆動手段を設けるととも
に、該バルブと吐出ノズル孔との間の流路に該流路を加
圧する加圧装置を設け、上記バルブが閉のときに上記加
圧装置を作動させて流路を加圧することにより吐出ノズ
ルより塗料を吐出する加圧装置の駆動手段を設けたこと
を特徴とする塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28415196A JPH10128213A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 建材の製造方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28415196A JPH10128213A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 建材の製造方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10128213A true JPH10128213A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17674846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28415196A Pending JPH10128213A (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 建材の製造方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10128213A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6688725B2 (en) | 2001-02-23 | 2004-02-10 | Nichiha Corporation | Building board printing apparatus |
JP2009132070A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Kishu Giken Kogyo Kk | ノズルヘッド |
JP2009214097A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-09-24 | Jfe Steel Corp | 表面処理鋼板の製造設備および製造方法 |
JP2009233554A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | インクジェット塗装方法 |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP28415196A patent/JPH10128213A/ja active Pending
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