JP2002247677A - ヘッドホン装置 - Google Patents

ヘッドホン装置

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JP2002247677A
JP2002247677A JP2001043876A JP2001043876A JP2002247677A JP 2002247677 A JP2002247677 A JP 2002247677A JP 2001043876 A JP2001043876 A JP 2001043876A JP 2001043876 A JP2001043876 A JP 2001043876A JP 2002247677 A JP2002247677 A JP 2002247677A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドホン装置のバンドを被覆したチューブ
の端部が、簡単な構成で露出しないようにする。また、
バンドを被覆したチューブに、オーディオ信号などを伝
送するコードを通したとき、そのコードがバンドに巻き
つかないようにする。 【解決手段】 ドライバが直接又は間接的に取付けられ
る左右の筐体を接続する弾性体で構成されたバンド51
と、バンドを被覆するチューブ30とを備えたヘッドホ
ン装置において、それぞれの筐体12に、バンド及びチ
ューブが挿入される透孔12bを設け、この透孔に挿入
されたチューブの端部31に挿入されてバンドの端部を
透孔に圧接させる固定部材13を備えた構成とした。ま
た、バンドを被覆するチューブ30として、内部の空間
が長手方向に2つの空間30b,30cに仕切られた構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ信号源
などに接続してオーディオ又は音声を聴取するヘッドホ
ン装置に関し、特に左右のドライバが取付けられた筐体
の間が、バンドで接続される形態のヘッドホン装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図11に示す構成のヘッド
ホン装置が製品化されている。図11は、聴取者が装着
した状態を正面から見た図である。このヘッドホン装置
は、聴取者の左の耳介を覆う位置に配置されるハウジン
グ110と、聴取者の右の耳介を覆う位置に配置される
ハウジング120と、各ハウジング110,120を回
動自在に支持するハンガー160,160′と、それぞ
れのハンガー160,160′の上部に取付けられたス
ライダ180,180′とを備えて、左右のスライダ1
80,180′をバンドで接続して構成される。図11
では、バンドに樹脂製のチューブ131,132を被覆
させてあり、バンドそのものは外部から見えないように
なっている。また、チューブ131,132で被覆され
たバンドの両端部は、接続部材140,140′を介し
てスライダ180,180′と接続させてある。
【0003】図12は、側面から見た図である。図12
では、左耳に装着される側だけを示してあるが、反対側
の構成についても基本的には同じである。ハウジング1
10は、支点161,162で回動できるようにハンガ
ー160に取付けてあり、ハンガー160の中央部16
3に、スライダ180の一端が取付けてある。ここで
は、スライダ180は、金属線をU字型に曲げて形成さ
せてある。このスライダ180の途中には、樹脂製の接
続部材140が取付けてある。この接続部材140は、
スライダ180に沿って平行に移動できるように構成し
てあり、ユーザがヘッドホン装置を装着させたときに、
バンドの位置を調整できるようにしてある。
【0004】接続部材140には、2本のチューブ13
1,132で被覆されたバンドの端部が固定させてあ
る。また、一方のチューブ131には、左右のハウジン
グ110,120の間でオーディオ信号を伝送させるた
めのコード170を挿通させてある。このコード170
は、図12に示すように、接続部材140とハンガー1
60との間では、外側に露出している。ハンガー160
からハウジング110までの間は、ハンガー160の内
部を通過させる構成としてある。
【0005】図13は、図12と同じ側から見た各部品
の内部の構成を示した図である。なお、ハウジング11
0については、図12に示した状態から90°回動させ
た位置で示してある。ハウジング110の内部には、オ
ーディオ信号の供給で音を出力するドライバ111が配
置してある。また、この例ではドライバ111の前面側
に、装着者の耳介が入る空間112を設けてある。
【0006】ハウジング110内のドライバ111から
引き出されたコード170は、ハンガー160の支点1
62から、ハンガー160の内部を通過して、中央部1
63から外部に引き出される。その引き出されたコード
170は、接続部材140の内部に取り込まれる。
【0007】接続部材140は、4つのネジ孔141が
設けてあり、図示しない蓋部材がネジで取付けられる。
図13では、蓋部材を外して接続部材140の内部を示
してある。本例の接続部材140は、一端がハンガー1
60に固定されたU字状のスライダ180の途中に平行
移動可能に取付けてあり、チューブ131,132で被
覆されたバンド133,134の一端が固定されてい
る。バンド133,134は、例えば弾力性のある金属
線で構成されて、先端部が90°曲折させてある。そし
て接続部材140には、それぞれのバンド133,13
4の先端部が挿入される孔146,147が設けてあ
り、曲折されたバンド133,134の先端部が挿入さ
れることで、バンド133,134の端部が接続部材1
40に係止される。
【0008】図14は、バンド133が接続部材140
に固定される状態を拡大して示す図である。接続部材1
40には、ネジ191を使用して蓋部材150がネジ止
めされる構成としてある。先端部が90°曲折したバン
ド133の先端が、孔146に挿入されて、バンド13
3の先端が接続部材140に係止され、さらに蓋部材1
50がネジ止めされることで、孔146から外れないよ
うになり、バンド133,134が接続部材140に確
実に固定されることになる。
【0009】バンド133が接続部材140に固定され
た状態では、バンド133を被覆したチューブ131の
端部131aが、接続部材140の凹部142に嵌まっ
た状態になっている。従って、通常の状態では、接続部
材140からバンド133が見えないようになってい
る。即ち、接続部材140へのバンド133及びチュー
ブ131の取付け状態を図15に示すと、チューブ13
1の端部131aは、溝部142に嵌まった状態となっ
て、バンド133やコード170が見えないようになっ
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バンドを被
覆したチューブは、合成樹脂で形成されて柔軟性を有
し、多少伸縮する素材である。従って、チューブをバン
ドに沿って引っ張るような力が働いたとき、チューブ1
31の先端部131aが、接続部材140から外れてし
まって、内部のバンドやコードが露出してしまうことが
あった。図16は、チューブ131の先端部131a
が、接続部材140から外れた状態の例を示した図であ
る。この図16に示すように、チューブ131をバンド
に沿って引っ張るような力が働くと、チューブ131の
先端部131aが、接続部材140の凹部142から比
較的簡単に外れてしまう。このような状態は、ヘッドホ
ン装置をユーザが持つときの持ち方などにより発生する
ことがある。
【0011】このようにチューブ131が外れてしまう
と、チューブ131で被覆されたバンド133やコード
170が露出してしまい、ヘッドホン装置としての見栄
えが悪くなる。また、図16に示すように、チューブ1
31の端部を収納する凹部142の中で、バンド133
やコード170が遊びを持った状態で配置されることな
り、チューブ131が左右に動かしたとき(例えば図1
6に示すx方向やy方向)、バンド133やコード17
0が接続部材140内で左右に動いてしまい、コードの
断線しやすくなってしまう。
【0012】なお、図15に示すように、チューブ13
1の端部131aが挿入される凹部142の長さL1を
十分に長くすることで、チューブ131の端部131a
が露出しにくくすることは可能であるが、このように長
さL1を十分に長くすると、それだけ接続部材などの部
品が大型化して、ヘッドホン装置が大型になってしまう
問題があり、携帯用などの用途で小型化が必要なヘッド
ホン装置には適用できない。また、接着剤などでチュー
ブ131の端部を接続部材140の内部に固定させるこ
とも可能であるが、この場合でも、接着剤を塗布する面
積を確保するために、接続部材140の中にチューブ1
31が比較的長く配置させる必要があり、やはり小型化
の点から好ましくなく、また接着剤を塗布する作業が組
み立て時に必要になり、組み立て作業性が悪くなってし
まう。
【0013】また、このようにチューブ131の端部1
31aからコードとバンドが露出するようなことがある
と、コードとバンドを装着者が触れることができる状態
となり、コードを触れるようなことがあると、使用状態
によっては最悪の場合、バンドの周りにコードが巻きつ
いてしまって、チューブ内でのコードの配置状態が乱れ
たものになって、好ましくない状態になる問題があっ
た。
【0014】なお、ここまで説明した構成のヘッドホン
装置は、バンドが接続部材を介してハウジングに取付け
られる構造のものとしたが、左右の耳介に装着されるハ
ウジングが、チューブで被覆されたバンドで直接接続さ
れる構成のヘッドホン装置の場合にも、同様の問題があ
る。
【0015】第1の発明は、ヘッドホン装置の左右の筐
体を接続するバンドを被覆したチューブの端部が、簡単
な構成で露出しないようにすることを目的とする。
【0016】第2の発明は、ヘッドホン装置の左右の筐
体を接続するバンドを被覆したチューブに、オーディオ
信号などを伝送するコードを通したとき、そのコードが
バンドに巻きつくようなことがないようにすることを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、オーディ
オ信号に対応した音が出力されるドライバが直接又は間
接的に取付けられて、聴取者の左右の耳介の近傍に装着
される2つの筐体と、2つの筐体を接続する弾性体で構
成されたバンドと、バンドを被覆するチューブとを備え
たヘッドホン装置において、それぞれの筐体に、バンド
及びチューブが挿入される透孔を設け、この透孔に挿入
されたチューブの端部に挿入されてチューブの端部を透
孔に圧接させる固定部材を備えたものである。
【0018】かかる第1の発明のヘッドホン装置による
と、固定部材をチューブの端部から挿入させるだけで、
この部材と透孔とでチューブの端部を挟むようになり、
チューブに引っ張る力が働いても、チューブの端部が筐
体から離れるようなことがなくなる。従って、チューブ
で被覆されたバンドなどが露出することがなくなる。
【0019】第2の発明は、オーディオ信号に対応した
音が出力されるドライバが直接又は間接的に取付けられ
て、聴取者の左右の耳介の近傍に装着される2つの筐体
と、2つの筐体を接続する弾性体で構成されたバンド
と、2つの筐体の間を接続する信号線と、バンド及び信
号線を被覆し内部の空間が長手方向に2つに仕切られた
チューブとを備えたヘッドホン装置としたものである。
【0020】かかる第2の発明のヘッドホン装置による
と、ヘッドホン装置を構成する2つの筐体を接続するバ
ンドを被覆したチューブに2つの空間があるので、その
チューブの2つの空間を利用して、バンドや信号線を、
分けて配置することが可能になり、例えばバンドに信号
線が巻きつくのを防止できるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を、図1〜図3を参照して説明する。この図1〜図3に
おいて、従来例で説明した図11以降の図に対応する部
分には同一符号を付す。
【0022】本実施の形態においては、従来例として図
11及び図12に示したヘッドホン装置に適用したもの
である。即ち、図11に示すように、聴取者の左右の耳
介を覆う位置に配置されるハウジング110,120
と、各ハウジング110,120を回動自在に支持する
ハンガー160,160′と、それぞれのハンガー16
0,160′の上部に取付けられたスライダ180,1
80′とを備えて、左右のスライダ180,180′を
バンドで接続して構成されるヘッドホン装置に適用した
ものである。バンドは、樹脂製のチューブで被覆させて
あり、バンドの両端部は、接続部材を介してスライダ1
80,180′と接続させた構成のものである。
【0023】ここで、従来例ではバンド133,134
とスライダ180,180′とを接続させる接続部材と
して、図14〜図16に詳細に示した接続部材140を
使用したが、本実施の形態においては、図1に示した接
続部材200を使用する。図1は、接続部材200の要
部を示した図である。なお、接続部材200の外形など
の基本的な形状については、従来例で説明した接続部材
140と同一としてあり、これから述べるバンド13
3,134を固定する機構だけが、接続部材140と異
なる形状としたものである。接続部材200に取付けら
れる各部材の符号については、従来例で説明した部材と
同一の符号を付与してある。
【0024】図1に示すように、本例の接続部材200
で固定されるバンド133については、チューブ131
で被覆させてあり、このチューブ131にはコード17
0を同時に通してある。チューブ131は、例えば塩化
ビニル、エラストマ、ゴムなどの樹脂で形成させた場合
の他に、繊維などで形成させても良い。バンド133
は、例えば弾性力のある金属線で構成されて、その先端
部は、90°曲折させた形状としてある。コード170
については、図示しないハウジングの内部まで伸ばされ
ている。
【0025】接続部材200は、蓋部材210をネジ2
21,222でネジ止めして蓋をすることで組み立てら
れるものであり、接続部材200にはそのためのネジ孔
201,202が設けてある。図1では蓋部材210を
外した状態として示してある。スライダ180は溝20
6に配置してあり、蓋部材210を取付けることで、接
続部材200にスライダ180が平行移動可能に保持さ
れる。
【0026】接続部材200のバンド133取付け機構
としては、接続部材200に円形のバンド接続用透孔2
03が設けてあり、この透孔203を介してバンド13
3やコード170を、接続部材200の内部に導入する
ようにしてある。そして、接続部材200を組み立てる
際には、透孔203にチューブ131,バンド133,
コード170を通した上で、接続部材200の内側か
ら、固定部材230を挿入するようにしてある。
【0027】図2は、本例の固定部材230の形状を示
した図である。固定部材230は、透孔203の内径よ
りも若干小さな直径のほぼ円柱形の部材で構成され、先
端側がわずかに細くなった、くさび形状としてある。そ
して、透孔203に挿入する方向に沿って、2本の溝2
31,232がほぼ180°対向した位置に設けてあ
る。一方の溝231は、バンド133の直径よりも大き
な深さの溝としてあり、他方の溝232は、コード17
0の直径よりも大きな深さの溝としてある。これらの溝
231,232は、同じ深さとしても良い。また、この
例の固定部材230には、後端部に若干の突起部233
を円周方向に沿って設けてある。但し、溝231,23
2の形成部には、突起部233は設けてない。
【0028】このように構成される固定部材230は、
接続部材230のバンド接続用透孔203に、チューブ
131,バンド133,コード170を通した上で、図
1に示すように、接続部材200の内側から、チューブ
131の端部から内部に挿入する。このとき、溝231
の形成された位置にバンド133を配置させ、溝232
の形成された位置にコード170を配置させる。
【0029】このように固定部材230を挿入すること
で、透孔203の内壁と固定部材230とで、チューブ
131を挟んだ状態となる。但し、バンド133とコー
ド170は、溝231,232の形成位置に配置される
ため、バンド133やコード170が強い力で挟まれる
ようなことはない。
【0030】図3は、固定部材230が透孔203に挿
入された状態を示した図である。固定部材230で透孔
203に挟まれたチューブ131の端部131aから伸
びたバンド133は、接続部材200のバンド係止用孔
204に挿入されて、バンド133が外れない状態で固
定される。また、チューブ131の端部131aから伸
びたコード170は、接続部材200のコード用溝20
5から接続部材200の外側に引き出される。
【0031】このようにチューブ131が透孔203の
内部で挟まれた状態になることで、例えばチューブ13
1が透孔203の外側から引っ張られても、チューブ1
31の端部131aが接続部材200の透孔203から
離れるようなことがなくなる。従って、チューブ131
で被覆されたバンド133やコード170が露出するこ
とがなくなり、ヘッドホン装置として見栄えが良くな
る。また、チューブ131の端部131aが接続部材2
00から露出することによる、コード170の断線など
の不具合を解消できる。
【0032】さらに、固定部材230は、接続部材20
0の透孔203の中に挿入できるサイズで良いため、図
3に示すように組み立てられた状態では、固定部材23
0が配置されるスペースを接続部材200側に確保する
必要がほとんどなく、バンド接続用透孔203からバン
ド係止用孔204までの長さL2を短くすることができ
る。即ち、従来の場合には、図15に示すように、チュ
ーブ131の端部131aが固定部材から外側に出ない
ようにするために、チューブ131の端部131aが挿
入される部分(凹部142)の長さL1をある程度長く
する必要があったが、本例の場合にはこのような長さが
必要ない。従って、接続部材200をそれだけ小型に構
成できることになり、ヘッドホン装置の小型化につなが
る。
【0033】なお、図1〜図3の説明では、接続部材2
00で固定される2本のバンド133,134の内のバ
ンド133の固定機構についてだけ説明したが、もう1
本のバンド134の固定機構についても同様に構成す
る。但し、本例のバンド134については、図12,図
13に示すように、コードを通過させる必要がないの
で、透孔に挿入させる固定部材に、バンドを通す溝だけ
を設けて、コードを通す溝は設けない構成としても良
い。或いは、図2に示した構成の固定部材230(即ち
溝が2本のもの)を、もう1本のバンド134を固定す
る側にも共通に使用しても良い。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態を、図4
〜図10を参照して説明する。本実施の形態において
は、聴取者が装着した際に、後頭部にバンドが位置する
いわゆるネックバンド方式のヘッドホン装置に適用した
ものである。また、バンドを被覆したチューブの端部
が、左右のハウジングに直接固定される形式のヘッドホ
ン装置である。
【0035】まず、本例のヘッドホン装置の全体的な構
成について、図4を参照して説明する。図4は、本実施
の形態によるヘッドホン装置の収納時の形状を示した図
である。本例のヘッドホン装置は、左側ハウジング10
と右側ハウジング20とを、円形に巻回されたチューブ
30で接続させた形状としてある。チューブ30の中に
は、金属線で構成されるバンドと、オーディオ信号を伝
送させるコードとを通してある。このバンドは、弾性力
を有する部材で構成させてあり、円形に巻回された状態
からほぼ直線状に引き伸ばすことができるような材質と
してある。
【0036】左側ハウジング10には、オーディオ信号
源と接続するためのプラグ41が一端に取付けられたコ
ード40の他端(ブッシング部42)が接続させてあ
る。このコード40は、チューブ30内のコードを介し
て右側ハウジング20にも接続してある。
【0037】各ハウジング10,20の内部には、オー
ディオ信号の供給で音を出力させるドライバが内蔵させ
てある。内蔵されたドライバは、例えば直径数センチ程
度のもの(例えば9mm〜16mm程度の小径のもの、又は
30mm程度の比較的大型のもの)である。プラグ41を
オーディオ信号源に接続させたとき、そのオーディオ信
号源から供給されるオーディオ信号(音声信号)が、左
右のハウジング10,20内のドライバにコードを介し
て供給される構成としてある。
【0038】各ハウジング10,20に内蔵されたドラ
イバの外側にスポンジ状のイヤーパッド11,21が取
付けてある。ハウジング10,20のドライバ保持部で
ある本体部は、合成樹脂などで構成される。
【0039】ここで、本例の各ハウジング10,20と
チューブ30との位置関係について説明すると、左側ハ
ウジング10のバンド接続部12に、チューブ30の端
部31が接続させてある。このバンド接続部12は、ほ
ぼ円形の左側ハウジング10の中心から偏心した位置に
設けてある。同様に、右側ハウジング20のバンド接続
部22に、チューブ30の端部32が接続させてある
が、このバンド接続部22についても、ほぼ円形の右側
ハウジング20の中心から偏心した位置に設けてある。
バンド接続部12,22でのチューブ30の固定機構に
ついては後述する。
【0040】チューブ30で被覆されたバンドの形状と
しては、約650°(即ち約7/4回転)巻回させた形
状としてあり、図4に示すように左右のハウジング1
0,20が重ならない状態の形状としてある。そして、
左右のハウジング10,20と接続されるチューブ30
の端部31,32の近傍は、比較的小さな半径で曲線を
描く形状としてあり、チューブ30の中央部は、比較的
大きな半径で曲線を描く形状としてあり、一方の端部3
1の巻回位置と他方の端部32の巻回位置とが異なる位
置になるようにしてある。この図4に示す収納状態のヘ
ッドホン装置の装着状態については後述する。
【0041】図5は、左側ハウジング10とその近傍を
示した図である。左側ハウジング10のバンド接続部1
2の内部には、チューブ30で被覆されたバンド51の
一端が固定させてある。また、チューブ30内には、オ
ーディオ信号の供給路であるコード52が通してある。
この場合、本例のチューブ30は、図5に切断して示す
ように、長手方向に連続して、内部に隔壁30aが形成
してあり、その隔壁30aで内部の空間が2つに仕切ら
れている。その仕切られた2つの空間の内の第1の空間
30bには、バンド51が通してあり、第2の空間30
cには、コード52が通してある。
【0042】図6は、本例の左側ハウジング10のバン
ド接続部12の内部構造を分解して示す図であり、図7
は組み立てた状態を示した図である。図6,図7に示し
たハウジングのバンド接続部12は、図5とは反対側に
なる面から見た図であり、バンド接続部12に隣接した
円形(但し図6,図7では一部を省略してある)のドラ
イバ取付け部12eに、オーディオ信号の供給で音を出
力するドライバ(図示せず)が配置される。
【0043】バンド接続部12の内部には、円筒形の空
間部12aが設けてある。この空間部12aの表面(図
6で上側になる面)は開けられて、蓋部材14をその上
に取付けることで、円筒形の密閉された空間が完成する
構成としてある。そして、円筒形の空間部12aの上側
に、外側まで貫通したバンド接続用透孔12bが設けて
あり、下側に、外側まで貫通した信号線接続用透孔12
cが設けてある。この信号線接続用透孔12cには、コ
ード40のブッシング部42が挿入されて固定される。
即ち、図6に示すように、ブッシング部42には、段差
部43が設けてあり、ブッシング部42を外側から透孔
12cに圧入させて、透孔12cに段差部43が嵌まる
ようにして、固定させる。このように固定させること
で、コード40の先端から露出した信号線44,45,
46が、バンド接続部12の内部の空間部12aに位置
するようになる。
【0044】また、空間部12aとドライバ取付け部1
2eとの間には、バンド係止用溝12dが設けてある。
なお、空間部12aの上に蓋部材14を取付けたとき、
溝12dの上に蓋部材14が位置して、溝12dが蓋さ
れる構成としてある。
【0045】本例のチューブ30及びその内部のバンド
51を、ハウジング10のバンド接続部12に取付ける
際には、図6に示した固定部材13を使用する。この固
定部材13は、例えば合成樹脂で形成されて、くさび型
の円錐を半分に割った形状としてあり、先端部13b
(図6での上側)が透孔12cの内径よりも小さく、後
端部13c(図6での下側)が透孔12cの内径よりも
大きな形状としてある。但し、先端部13bと後端部1
3cとの径(幅)の差は、比較的小さくしてある。ま
た、半円形であるために円形部の反対側に形成される平
面部に、先端部13bから後端部13cまで連続した溝
13aが設けてある。この溝13aの深さは、少なくと
もバンド51を構成する線材を通すことができる程度と
してある。
【0046】このように構成されるハウジング10のバ
ンド接続部12に、チューブ30及びバンド51が固定
される状態を、図6及び図7を参照して説明すると、既
に説明したように本例のチューブ30は、隔壁30aで
仕切られた第1の空間30bにバンド51が通してあ
り、第2の空間30cにコード52が通してある。チュ
ーブ30の端部31からは、バンド51の端部とコード
52の端部が露出している。バンド51の先端部につい
ては、予め90°曲折させてある。コード52について
は、例えば2本の信号線52a,52bを束ねてある。
【0047】ここで、チューブ30の端部31をハウジ
ング10の外側から透孔12cに挿入し、バンド51の
先端とコード52の先端とが、空間部12aに位置する
ようにする。このバンド51の90°曲がった先端につ
いては、図7に示すように、バンド係止用溝12dに嵌
めて、この溝12dでハンド51を保持させる。コード
52内の信号線52a,52bについては、ハウジング
10のバンド接続部12に取付けられたコード40内の
信号線44,45,46と接続される。この信号線の接
続には、小基板などの回路部品を使用するようにしても
良い。
【0048】そして、このようにチューブ30の端部3
1が透孔12cから空間部12aの内部に若干はみ出た
状態とした上で、空間部12a側から、チューブ30の
端部31の第1の空間30bに、固定部材13の先端部
13bを圧入する。このとき、バンド51が溝13aに
配置されるようにする。
【0049】図7は、固定部材13を圧入させた状態を
示したものである。この状態では、チューブ30の半分
(第1の空間30b側)が、透孔12bの壁部と固定部
材13とで挟まれた状態になり、チューブ30の端部3
1が、バンド接続部12の透孔12bに固定された状態
になる。従って、チューブ30を引っ張る力が働いたと
しても、ハウジング10のバンド接続部12の透孔12
bからチューブ30が離れることが阻止され、チューブ
30で被覆されたバンド51やコード52が露出するこ
とがなくなる。本例の場合には、固定部材13でチュー
ブ30の約半分である第1の空間30b側だけを押さえ
る構成として、第2の空間30c側には、何も固定部材
を配置しないが、チューブの固定機構として十分に機能
する。
【0050】このように本実施の形態の構成の場合に
も、上述した第1の実施の形態で説明したヘッドホン装
置と同様に、チューブで被覆されたバンドやコードが露
出することがなくなり、ヘッドホン装置として見栄えが
良くなると共に、チューブの端部がハウジングから露出
することによる、コードの断線などの不具合を解消でき
る。さらに、透孔内のチューブに固定部材13を挿入す
るだけで良いため、固定のためのスペースが必要なく、
バンド接続部を小型に構成でき、それだけヘッドホン装
置の小型化につながる。
【0051】また本例の場合には、チューブ30の形状
として、第1の空間30bと第2の空間30cとに仕切
られたものとして、それぞれの空間30b,30cに個
別にバンド51とコード52を通すようにしたので、半
円形状の固定部材13で止める際に、固定部材13でコ
ード52を挟むことが確実に阻止される。即ち、固定部
材13には、バンドを通すための溝13aが設けてあ
り、同様の溝でコード52も通すようにすれば、コード
52の挟み防止が可能であるが、組み立て作業時に確実
にコード52を溝に通す必要があり、組み立て作業時に
コードの位置を慎重に決める必要がある。これに対して
本例の場合には、チューブ30の内部が第1の空間30
bと第2の空間30cとに分かれているので、固定部材
13を第1の空間30bに挿入させる作業を行うだけ
で、自動的に第2の空間30c内のコード52を挟むこ
とのない位置が選定され、ヘッドホン装置の組み立て作
業性が良い効果を有する。
【0052】また本例のような第1の空間30bと第2
の空間30cとに仕切られたチューブ30を使用したこ
とで、チューブ30の内部でバンド51にコード52が
巻きつくようなことがなく、この点からもコード52の
断線を確実に阻止できる。
【0053】ここで、本実施の形態で説明した図4〜図
7に示すヘッドホン装置を、聴取者が装着する際の装着
状態を、図8〜図10を参照して説明する。本例のヘッ
ドホン装置を聴取者が装着する際には、まず図8に示す
ように、左右のハウジング10,20の表面側(ドライ
バから音声が出力される面とは反対側の面)を上にした
状態で、左右のハウジング10,20を左右の手で個別
に持って、左右上方に開かせる。このように開かせなが
ら、チューブ30(及びチューブ内のバンド)を引き伸
ばして、図9に示すように、左側ハウジング10の音声
出力面11aと、右側ハウジング20の音声出力面21
aとが、約20cm程度の間隔で対向するような位置とな
るようにする。
【0054】この図9に示すような状態にチューブ30
を引き伸ばしたとき、そのチューブ30内のバンドが元
の形状に戻ろうとする力が働く。このとき作用する力
は、図9に矢印P1 ,P2 ,P3 として示すように、主
として左右のハウジング10,20が元の方向に戻ろう
とする力P1 ,P2 と、チューブ30の中央部33が伸
びた状態から元の曲がった位置に戻ろうとする力P3
分けることができる。
【0055】また、図9に示すようにバンドを引き伸ば
したとき、比較的小さな半径で曲線を描く形状とされた
チューブ30の一方の端部31と左側ハウジング10と
の間に、装着者(聴取者)の左の耳介が入る程度の隙間
1 が生じ、同様にチューブ30の他方の端部32と右
側ハウジング20との間に、装着者の右の耳介が入る程
度の隙間E2 が生じる。
【0056】この図9に示すように引き伸ばされた状態
のままで、装着者の後頭部にヘッドホン装置を持ってい
き、上述した隙間E1 に装着者の左の耳介の上部を入
れ、隙間E2 に装着者の右の耳介の上部を入れて、左右
の耳介の上部後方に、チューブ30の両端部31,32
が入るようにして、左右の耳介の前面にハウジング1
0,20が位置した状態で、ヘッドホン装置が保持され
るようにする。
【0057】図10は、このようにして聴取者の頭部に
ヘッドホン装置を装着させた状態を、三面で示した図で
ある。図10Aに示すように、正面から見たとき、聴取
者の左の耳介e1 の前面に、左側ハウジング10が位置
し、聴取者の右の耳介e2 の前面に、右側ハウジング2
0が位置している。そして、図10B及び図10Cに示
すように、その位置の保持が、耳介e1 ,e2 の上部と
頭部との間に位置するチューブ30の端部31,32に
より行われている。
【0058】この図10に示すように聴取者の頭部に装
着した状態では、図10に示す状態から引き伸ばされた
バンドが戻ろうとする力(図9に示したP1 ,P2 ,P
3 )が作用するために、頭部にジャストフィットする。
即ち、上面から見た図10Cに示すように、図9に示し
た力P1 が、左側ハウジング10を頭部中央方向に押し
つける力として働いて、左側ハウジング10が耳介e1
に圧接する。同様に、図9に示した力P2 が、右側ハウ
ジング20を頭部中央方向に押しつける力として働いて
耳介e2 に圧接するようになる。さらに、図10B及び
Cに示すように、図9に示したチューブ30の中央部3
3に働く力P3 が、装着時に後頭部h1を押す力として
作用し、チューブ30の中央部33と後頭部h1 との間
に隙間が発生しない。
【0059】なお、図10に示すように装着されたヘッ
ドホン装置を聴取者の頭部から外すことで、チューブ3
0内のバンドが元の巻回された形状に戻り、図4に示す
ような円形の形状に自動的に戻る。
【0060】このように聴取者が良好に装着でき、収納
時にも小型に収納できるヘッドホン装置において、バン
ド接続部を上述した図6,図7に示す構成としたこと
で、バンドを被覆したチューブの固定が簡単かつ良好に
行える。特に本例のヘッドホン装置の場合には、ハウジ
ングに直接バンドが取付けられる小型形状のものとして
あり、バンド固定機構を上述した構成としたことで、ハ
ウジングのバンド接続部を非常に小型化でき、ヘッドホ
ン装置の小型化に貢献している。
【0061】なお、上述した各実施の形態で説明したヘ
ッドホン装置のハウジングやバンドなどの各種部材の形
状については、一例を示したものであり、その他の形状
のものを適用しても良い。即ち、上述した第1の実施の
形態では、バンドの両端を、樹脂で形成された筐体であ
る接続部材に固定し、その接続部材とスライダを介し
て、ドライバが収納されたハウジングに間接的に接続さ
せる構成とし、第2の実施の形態では、バンドを、ドラ
イバが収納されたハウジングに直接的に接続させる構成
としたが、その他の構成で、チューブで被覆されたバン
ドが取付けられるようになったヘッドホン装置にも本発
明の構成が適用できるものである。
【0062】また、上述した各実施の形態で示した固定
部材は、一例を示したものであり、図2や図6に示した
形状のものに限定されるものではない。即ち、チューブ
の端部から挿入(圧入)して、透孔の内壁にチューブを
圧接させて、チューブの外れ止として機能するものであ
れば、各種形状のものが通用できる。
【0063】また、上述した第2の実施の形態では、チ
ューブの端部を固定部材で固定する機構の場合に、チュ
ーブ30の内部を隔壁30aで第1の空間30bと第2
の空間30cとに区切って、それぞれの空間に個別にバ
ンド51とコード52を配置するようにしたが、このよ
うな固定機構を使用しないヘッドホン装置の左右のハウ
ジングなどを接続するチューブに、同様の構成のものを
適用しても良い。このチューブを適用することで、ヘッ
ドホン装置の左右のハウジングの間を接続するいわゆる
渡り線と称されるコード(信号線)が、チューブの内部
でバンドなどに巻きつくようなことを確実に防止でき
る。
【0064】また、この2つの空間が形成されたチュー
ブを使用する場合、上述した例では一方の空間にバンド
を配置、他方の空間にコードを配置したが、その他の配
置例としても良い。例えば、チューブを通すコードが複
数本ある場合には、チューブの一方の空間に、バンドを
構成する線材と1本のコードを通し、チューブの他方の
空間に、残りのコードを通すようにしても良い。このよ
うにすることで、複数本通すコード相互間のチューブの
途中での絡みつきなどを確実に防止できるようになる。
【0065】
【発明の効果】請求項1に記載したヘッドホン装置によ
ると、固定部材をチューブの端部から挿入させるだけ
で、この部材と透孔とでチューブの端部を挟むようにな
り、チューブに引っ張る力が働いても、チューブの端部
が筐体から離れるようなことがなくなる。従って、チュ
ーブで被覆されたバンドなどが露出することがなくな
り、ヘッドホン装置として見栄えが良いと共に、チュー
ブの端部が露出することによる、コードの断線などの不
具合を解消できる。
【0066】請求項2に記載したヘッドホン装置による
と、請求項1記載のヘッドホン装置において、固定部材
には、透孔への挿入方向に沿って、1つ又は複数の溝を
設けたことで、この溝にバンドや信号線を通すことで、
バンドなどを押さえることなく、チューブだけを筐体に
圧接させることが可能になり、チューブの外れ止めとし
て有効に機能するようになる。
【0067】請求項3に記載したヘッドホン装置による
と、請求項1記載のヘッドホン装置において、ドライバ
にオーディオ信号を供給する信号線を、チューブに挿通
させ、固定部材は、チューブの一部だけを透孔に圧接さ
せる形状とし、その圧接しない位置に、コードを挿通さ
せるようにしたことで、コードを押圧させることなく、
チューブだけを筐体に圧接させることが可能になり、バ
ンドと信号線を挿通させたチューブの外れ止めとして有
効に機能するようになる。
【0068】請求項4に記載したヘッドホン装置による
と、ヘッドホン装置を構成する2つの筐体を接続するバ
ンドを被覆したチューブに2つの空間があるので、その
チューブの2つの空間を利用して、バンドや信号線など
を、分けて配置することが可能になり、例えばバンドに
信号線が巻きつくのを防止できるようになる。
【0069】請求項5に記載したヘッドホン装置による
と、請求項4記載のヘッドホン装置において、チューブ
内の一方の空間にバンドを挿通し、他方の空間に信号線
を挿通するようにしたことで、バンドに信号線が巻きつ
くのを効果的に防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるヘッドホン装
置のバンド固定部の構成例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるヘッドホン装
置が使用する固定部材の例を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態によるヘッドホン装
置のバンド固定部を組み立てた状態の内部を平面図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるヘッドホン装
置の収納状態の例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるヘッドホン装
置の片側のハウジングの近傍を拡大して示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態によるヘッドホン装
置のハウジングのバンド固定部の近傍を分解して示す斜
視図である。
【図7】図6に示すバンド固定部を組み立てた状態を示
す斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態によるヘッドホン装
置の装着時の持ち方の例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態によるヘッドホン装
置を装着のために引き伸ばした例を示す斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態によるヘッドホン
装置の装着例を示す三面の平面図である。
【図11】ヘッドホン装置の一例を装着した状態で示す
平面図である。
【図12】図11の例のヘッドホン装置の側面から見た
側面図である。
【図13】図12に示すヘッドホン装置の従来の内部構
成例を示した側面図である。
【図14】図13のA部を拡大して分解した状態で示す
分解斜視図である。
【図15】図13のA部を拡大して内部を示す平面図で
ある。
【図16】図12に示すヘッドホン装置のバンドを被覆
したチューブの端部が露出した例を示した平面図であ
る。
【符号の説明】
10…左側ハウジング、11…イヤーパッド、11a…
音声出力面、12…バンド接続部、12a…空間部、1
2b…バンド接続用透孔、12c…信号線接続用透孔、
12d…バンド係止用溝、12e…ドライバ取付け部、
13…固定部材、13a…溝、13b…先端部、13c
…後端部、14…蓋部材、20…右側ハウジング、21
…イヤーパッド、21a…音声出力面、22…バンド接
続部、30…チューブ、30a…隔壁、30b…第1の
空間、30c…第2の空間、31…端部、40…コー
ド、41…プラグ、42…ブッシング部、110…左側
ハウジング、120…左側ハウジング、131,132
…チューブ、131a,132a…端部、133,13
4…バンド、140,140′…接続部材、141…ネ
ジ孔、142,143…チューブ配置用凹部、144,
145…バンド配置用溝、146,147…バンド係止
用孔、148…コード配置用溝、150…蓋部材、16
0,160′…ハンガー、170…コード、180,1
80′…スライダ、200…接続部材、201,202
…ネジ孔、203…バンド接続用透孔、204…バンド
係止用孔、205…コード用溝、211,212…ネジ
孔、221,222…ネジ、230…固定部材、23
1,232…溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 信行 群馬県多野郡鬼石町大字鬼石918−1 ト クミ電子工業株式会社内 Fターム(参考) 5D005 BB14 BD03 BD09 BD11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号に対応した音が出力され
    るドライバが直接又は間接的に取付けられて、聴取者の
    左右の耳介の近傍に装着される2つの筐体と、 上記2つの筐体を接続する弾性体で構成されたバンド
    と、 上記バンドを被覆するチューブとを備えたヘッドホン装
    置において、 上記それぞれの筐体に、上記バンド及びチューブが挿入
    される透孔を設け、 上記透孔に挿入されたチューブの端部に挿入されて、チ
    ューブの端部を上記透孔に圧接させる固定部材を備えた
    ヘッドホン装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヘッドホン装置におい
    て、 上記固定部材には、上記透孔への挿入方向に沿って、1
    つ又は複数の溝を設けたヘッドホン装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のヘッドホン装置におい
    て、 上記ドライバにオーディオ信号を供給する信号線を、上
    記チューブに挿通させ、 上記固定部材は、チューブの一部だけを上記透孔に圧接
    させる形状とし、 その圧接しない位置に、上記信号線を挿通させるように
    したヘッドホン装置。
  4. 【請求項4】 オーディオ信号に対応した音が出力され
    るドライバが直接又は間接的に取付けられて、聴取者の
    左右の耳介の近傍に装着される2つの筐体と、 上記2つの筐体を接続する弾性体で構成されたバンド
    と、 上記2つの筐体の間を接続する信号線と、 上記バンド及び上記信号線を被覆し、内部の空間が長手
    方向に2つに仕切られたチューブとを備えたヘッドホン
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のヘッドホン装置におい
    て、 上記チューブ内の一方の空間に上記バンドを挿通し、他
    方の空間に上記信号線を挿通するようにしたヘッドホン
    装置。
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