JP3945119B2 - 耳掛け形ヘッドホン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はオーディオ信号を再生聴取するための耳掛け形ヘッドホンの装着性を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯用音響機器の発展に伴い、ヘッドホンが多く用いられるようになった。ヘッドホンには従来からのバンドを用いて頭上に載せるタイプ、耳介腔内に挿入するタイプに加えて、耳介に掛けて用いる耳掛け形も多く用いられるようになってきた。図7は従来の耳掛け形ヘッドホンの構成を示す斜視図で、本体21の上部から突き出た保持部22に耳掛け部23の一端が保持されており、この耳掛け部23は本体21の外周に沿って半円弧状に伸びており、自身の弾性か、または図示しないが、この保持部内部のスプリング等によって、耳掛け部23の先端部23aが本体21に接近するように付勢されている。
【0003】
装着の際には、この先端部23aが本体部21から離れるように指で操作しながら、先端部23aを耳介と頭部との間のくびれた部分に挿入し、耳掛け部23を耳介後部に回して引っ掛けるように装着するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのような装着方法は指先で耳掛け部23の先端部23aを開きながら耳介の後ろ側に持っていくなど器用な操作を必要とし、目視できない場所なので手探りで勘に頼って耳に装着するためにかなり慣れが必要なものであった。
【0005】
本発明は上記従来の問題点を解消し、上手下手なくだれでも装着しやすい耳掛け形ヘッドホンを提供するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の耳掛け形ヘッドホンの請求項1の構成は、電気−音響変換素子を内蔵し一面から前記電気−音響変換素子の音響出力を放射する本体と、前記本体の側部に設けた支軸部と、前記支軸部から前記本体の外周部にほぼ沿いながら略半円弧状に伸び先端部が前記支軸部の支軸を中心に前記電気−音響変換素子の音響出力を放射する一面に向けて付勢付勢力を与えられ、かつ付勢力に抗してこの一面から離れる方向に回動可能で前記先端部に対する前記支軸と反対側に指掛け部を設けた耳掛け部とを備え、前記指掛け部を前記本体方向に押圧することにより前記支軸を中心に前記耳掛け部を前記電気−音響変換素子の音響出力を放射する一面から離れる方向に回動するとともに前記指掛け部への押圧をやめることによって前記耳掛け部が前記付勢力により前記電気−音響変換素子の音響出力を放射する一面に接近することを特徴とするものである。
【0007】
また本発明の耳掛け形ヘッドホンの請求項2の構成は、請求項1の構成において、前記耳掛け部の付勢力は一端を本体内部に固定し他端を指掛け部裏側に当接させたばねによることを特徴とするものである。
【0008】
これらの構成により、指掛け部と、この指掛け部の反対側の本体側部とを片手の二本の指でつまんで押圧し、耳掛け部が電気−音響変換素子の発音を放射する一面から離れる方向に回動させ、耳掛け部の先端を耳介と頭部の間のくびれた部分へ挿入し、そのまま耳掛け部の先端部が耳介後部へ回り込むように押し下げて指を離せば容易に耳に装着できるように作用する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の耳掛けヘッドホンの一実施形態について説明する。図1は本実施形態の耳掛け形ヘッドホンの片耳分の構成を示す図面で図1(a)は側面図、図1(b)は側断面図、図1(c)は同じく耳掛け部を回動させたときの側断面図、図2は同じく支軸部周辺の断面図、図3は同じく外観斜視図、図4は2個を一体として両耳用としたときの構成図、図5は耳に装着しようとする場合の操作説明図、図6は耳介に装着したときの状態を示す説明図である。これらの図では図4を除いてすべて左耳用のもののみの形状を示している。
【0010】
図1において前部ハウジング1内部には電気−音響変換素子であるスピーカユニット2が取り付けられ、詳細は図示しないが、スピーカユニット2の前面(図の左方)に向けてスピーカ2の音響出力を放射するので前部ハウジング1のその前にある部分には多数の音孔1aを設けている。そしてこのスピーカユニット2と前部ハウジング1の前面はたとえば布とか発泡ポリウレタン等の通気性があって肌に柔らかく当接する材料でできたイヤーパッド3で覆われていて、スピーカユニット2から出た音はこの面から放射される。
【0011】
後部ハウジング4は前部ハウジング1に対して、複数のフック4aと前部ハウジングのロック部1bとで、はめこみによって固定され一体化されている。この固定方法は一例であってねじ止め等他の方法でもよい。後部ハウジング4の上部の側面には支軸部5が突出しており、この支軸部5は図1の右方から見た支軸6を通る断面を示す断面図の図2に見られるように5aと5bとに分かれており、それぞれから支軸6が凸出しており、この2つの部分に挟まれるように耳掛け部7が孔7dで回動可能に軸支されており、耳掛け部7は支軸部5a,5bから図1の左方に向けて少し伸びた後に途中で紙面の裏側に向けて略90度に曲げられ、そのまま前部ハウジング部1の外周部にほぼ沿いながら略半円弧状に伸び、先端部7aは少し丸みを持たせて耳介に装着するときに肌を刺激しないようにしている。支軸6に対して先端部7aの反対側は短い指掛け部7bとなっており、この指掛け部7bの内側7cと後部ハウジング4の凹部4bとの間に略逆U字形のスプリング8が介在し、スプリング8の一端は内側7cに当接し他端は略90度に曲げられて後部ハウジングに設けた突起4cと4dの間に差し込まれ、この部分は長さ方向または幅方向に曲げられていることによりがたつきなく固定されていて、指掛け部7bを外側に向けて付勢し、すなわち先端部7aを前部ハウジング1の、音の出る面に向けて付勢することとなる。
【0012】
指掛け部7bの外側は細かい突起を設けた滑り止め部7cとなっている。スピーカユニットへ2へ接続するコード9はブッシング10で保護されてハウジング4の孔4eから引き出されている。ここではすべて左耳用のものを説明したが、右耳用のものは音の出る面に対して面対称になるように構成すればよい。
【0013】
以上のように構成され、ついでその耳への装着動作を説明する。一般に図4のように両耳に装着するために左右2個で構成され、先端にオーディオ機器などに接続するプラグ11を設けたコード9で接続されているが、ここでは引き続き左耳に装着する場合を説明する。図5のように左手の親指と人差し指を使い、親指をハウジング下方に、人差し指を指かけ部7bに掛け、人差し指を矢印A方向に押し込む。すると耳掛け部7の先端部7aはスプリング8の付勢力に抗して支軸6を中心に図の矢印B方向に回動し、耳掛け部7は前部ハウジング1の前面から離れるようになる。この状態で、図6のように指掛け部7bがすこし前方になるように傾けて耳掛け部7の先端部7aを耳介12の後部と頭部13との間のくびれたところに押し込み、先端部7aを耳介12の後方に回るように矢印C方向に押し下げ、指掛け部7bを押していた人差し指を離せば耳に安定に装着される。右耳用も右手を使って同じように操作すればよい。このように本実施形態の耳掛け形ヘッドホンは容易な操作によって耳にしっかりと装着することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の耳掛け形ヘッドホンは、指掛け部を本体方向に押圧することにより支軸を中心に耳掛け部を電気−音響変換素子の音響出力を放射する一面から離れる方向に回動するとともに前記指掛け部への押圧をやめることによって前記耳掛け部が前記付勢力により前記電気−音響変換素子の音響出力を放射する一面に接近するので、指掛け部と、この指掛け部の反対側の本体側部とを片手の二本の指でつまんで押圧し、耳掛け部が電気−音響変換素子の発音を放射する一面から離れる方向に回動させ、耳掛け部の先端部を耳介と頭部の間のくびれた部分へ挿入し、そのまま耳掛け部の先端部が耳介後部へ回り込むように押し下げて指を離せばだれでも容易に上手下手なく耳に装着できるという優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の耳掛け形ヘッドホンの片耳分の構成を示す図
(a)側面図
(b)側断面図
(c)同じく耳掛け部を回動させたときの側断面図
【図2】同じく支軸部周辺の断面図
【図3】同じく外観斜視図
【図4】2個を一体として両耳用としたときの構成図
【図5】耳に装着しようとする場合の操作説明図
【図6】耳介に装着したときの状態を示す説明図
【図7】従来の耳掛け形ヘッドホンの構成を示す斜視図
【符号の説明】
1 前部ハウジング
2 スピーカユニット
3 イヤーパッド
4 後部ハウジング
5 支軸部
6 支軸
7 耳掛け部
7a 先端部
7b 指掛け部
8 スプリング
9 コード
Claims (2)
- 電気−音響変換素子を内蔵し一面から前記電気−音響変換素子の音響出力を放射する本体と、
前記本体の側部に設けた支軸部と、
前記支軸部から前記本体の外周部にほぼ沿いながら略半円弧状に伸び先端部が前記支軸部の支軸を中心に前記電気−音響変換素子の音響出力を放射する一面に向けて付勢力を与えられ、かつ付勢力に抗してこの一面から離れる方向に回動可能で前記先端部に対する前記支軸と反対側に指掛け部を設けた耳掛け部とを備え、
前記指掛け部を前記本体方向に押圧することにより前記支軸を中心に前記耳掛け部を前記電気−音響変換素子の音響出力を放射する一面から離れる方向に回動するとともに前記指掛け部への押圧をやめることによって前記耳掛け部が前記付勢力により前記電気−音響変換素子の音響出力を放射する一面に接近することを特徴とする耳掛け形ヘッドホン。 - 前記耳掛け部の付勢力は一端を本体内部に固定し他端を指掛け部裏側に当接させたばねによることを特徴とする請求項1記載の耳掛け形ヘッドホン。
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