JPS6031350Y2 - 収音再生機器システム - Google Patents

収音再生機器システム

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Publication number
JPS6031350Y2
JPS6031350Y2 JP1980118097U JP11809780U JPS6031350Y2 JP S6031350 Y2 JPS6031350 Y2 JP S6031350Y2 JP 1980118097 U JP1980118097 U JP 1980118097U JP 11809780 U JP11809780 U JP 11809780U JP S6031350 Y2 JPS6031350 Y2 JP S6031350Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ear
microphone
speaker
sound
unit
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980118097U
Other languages
English (en)
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JPS5741380U (ja
Inventor
秀司郎 東
敏 吉田
敏和 好美
Original Assignee
パイオニア株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複数の使用者相互間の同時会話を可能にする
収音再生機器システムに関するものである。
従来の斯かるシステムでは、使用者相互間の同時会話を
行なうため第1図a乃至eに示すようなスピーカ・マイ
クロホンが使用されているが、その代表的なものはa及
びbの一般に1インーカムヨと称されるヘッドセットで
、接話マイク1とヘッドホン2或いはイヤホン3との組
合せからなり、TV1ラジオのスタジオ内や野球中継等
で業務連絡用に使用される。
ところで、このヘッドセットはいずれもヘッドバンド4
をもち、このバンド4により耳や側頭部への押圧力を得
る構造のため、装着感が良好でない上に装着性も不安定
で、接話マイク1がヘッドバンド4から顔の口元まで延
びたアーム5の先端に取付けられていて煩わしい他、そ
の着脱も行ない難いものである。
特に、bのようにスピーカユニット前部の音響管を外耳
道孔に挿入してイヤホンの保持を行なうものでは、音響
管が外耳道から抜は易く、またその使用感も良くない。
なお、6はコード、7はヘッドパッドである。
一方、第1図C及びdに示されるように、スピーカ10
とマイクロホン11を同一筐体12に内蔵したハンドセ
ットでは、構造上、送話、受話切換スイッチ13を片手
で操作しなければならず、両手を使用しなければならな
い状況下では不便である。
なお、14はコードである。更に第1図eに示されるよ
うに、圧電素子20の一端に重錘21を取付けてなる振
動ピックアップ型外耳道マイクロホンと発音体22から
なるスピー力とを音孔23aを有するイヤープラグ23
に内蔵し、これらをコード24が引出されているケース
25に取付けたスピーカ内蔵型外耳道マイクロホンは、
高騒音下という特殊な状況のもとで使用されるもので、
イヤープラグ23を外耳道に挿入して骨導音を収音する
ようになされているため使用感が良くなく、また圧電素
子20を駆動する電源の他、インピーダンス変換回路を
要し、構成上も複雑なものである。
上述したヘッドセット、ハンドセット及びスピーカ内蔵
型マイクロホンのいずれも、特殊で専門的な用途に使用
されるものであるため、ラジオカセットなどの収音再生
機器で聴取している一般のユーザの立場からすると、聴
取者相互間で会話をしたいという状況下では上述したも
のは取り扱いが難しい。
要スるに、従来のものでは、イヤースピーカの保持を、
イヤースピーカをバンドの押圧力又は引掛力で耳に押付
けたり或いは引掛けて行なうか、又は耳孔へのイヤープ
ラグの挿入保持力を利用して行なっているが、前者の場
合には押圧力又は引掛力が耳に加わり、後者の場合には
局部的な外圧が挿入部分に加わるため、いずれの場合に
も装着に当っての不快感は避けられず、またノ1ンドセ
ットの場合には上述のような装着時の不快感はないが、
片手がふさがるという不便さがあった。
本考案は上述した点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、装着時の不快感がなく、しかも片手が
ふさがるという不便さのないイヤースピーカ・マイクロ
ホンを用いた収音再生システムを提供することにある。
以下本考案の実施例を第2図乃至第8図について説明す
る。
第2図は本収音再生機器システムで使用されるイヤース
ピーカ・マイクロホンを示し、30はスピーカユニット
又はマイクロホンユニットとして選択的に動作される動
電型ユニットで、スピーカユニットとして動作させると
きは、磁気回路の磁気ギャップ内に配したコイルに交流
信号を流してコイルとこれに連結した振動板とを振動さ
せて音を発生し、マイクロホンユニットとして動作させ
るときは、外部からの音により振動板とそれに連結され
ているコイルとを振動させ音に対応する交流信号をコイ
ルに発生させる。
31は前部音孔31aと後部音孔31bとを有するケー
スで、このケース31内には、前部音孔31a側に固定
された上記動電型ユニット30と、後部音孔31b側に
固定された吸音材32とが収容されている。
上記ケース31の前面には前部音孔31aを閉ぐように
発泡弾性体などからなるカバー33が覆されており、ケ
ース31の側面からは動電型ユニット30に接続されて
いるコード34が引出されている。
このイヤースピーカ・マイクロホンは、第3図に示す耳
介の外耳道aの入口の直前の、耳珠すと対珠Cとの間の
耳甲介腔dのくぼみ部へ装着され得、かつ上記くぼみ部
への装着状態を耳介の上記耳珠すと対珠Cとの弾性力と
摩擦力とによって保持され得る形状、大きさに形成され
、実施例の場合には径が15mm、高さが1017E+
1の偏平な円柱状になされている。
上述した構成のイヤースピーカ・マイクロホンを耳甲介
腔dのくぼみ部にケース31ごと嵌め込んで装着したと
き、ケース31の前面のカバー33は第4図に示すよう
に外耳道aの入口に当接されて耳甲介腔dの形状に倣っ
て変形され、耳介の装着部に対するクッションとして働
く。
第2図について説明したイヤースピーカ・マイクロホン
が第4図に示すように耳介に装着された状態でイヤース
ピーカとして働いているときには、ケース31内のユニ
ットの振動板の振動により発生される音は、カバー33
を通じて外耳道aに導びかれて外耳道aの奥にある鼓膜
eを振動させることにより聴取される。
これに対し、マイクロホンとして働いているときには、
装着者の口から発した音声は、第4図にA、B及びCで
示す経路でケース内の振動板に伝えられ、この振動板と
共に振動するコイルによって電気信号に変換される。
Aの経路では、音声は一旦頭部の外側を空気伝搬により
伝わり、Bの経路では頭部の内側から鼓膜を経て外耳道
内に伝わり、Cの経路では頭蓋骨の振動が固体伝搬によ
り骨導音として伝わる。
第5図は、本考案による収音再生機器システムの回路を
示し、該システムは第2図について上述した複数対のイ
ヤースピーカ・マイクロホン401〜40nを有し、各
対のイヤースピーカ・マイクロホン40a、40bはこ
のシステムで会話に加わる使用者の両方の耳に第6図に
示すようにそれぞれ装着される。
このシステムでは、各対イヤースピーカ・マイクロホン
の一方40aはイヤースピーカとして働くように一方の
イヤースピーカ駆動アンプ41aの出力にボリューム抵
抗VR□を介して接続され、他方40bはイヤースピー
カ又はマイクロホンとして選択的に働くように、イヤー
スピーカ・マイクロホン切換機構42のスイッチ42a
によって他方のイヤースピーカ駆動アンプ41bの出力
又はマイクアンプ43の入力に選択的に接続される。
上記一方のスピーカ駆動アンプ41aの入力は、上記切
換機構42のスイッチ42aと連動されているスイッチ
42bによって、一方のプリアンプ44aの出力とマイ
クアンプ43の出力に選択的に接続され、他方のスピー
カ駆動アンプ41bの入力は他方のプリアンプ44bの
出力に直接接続され、かつ両プリアンプ44a及び44
bの入力はテープ、テレビ、ラジオ、レコードなどの音
源45に接続されている。
なお、VH2及びVH3はスピーカ駆動アンプ41b及
びマイクアンプ43の出力にそれぞれ挿入されたボリュ
ーム抵抗である。
上述のシステムでは、両スイッチ42a及び42bの可
動接点が図示のように固定接点S側にあるとき、各対の
両イヤースピーカ・マイクロホン40a及び40bがイ
ヤースピーカとして働くようになっていて、両方の耳に
装着したイヤースピーカ・マイクロホン40a及び40
bによって音源45からのステレオ音を聞くことができ
る。
両スイッチ42a及び42bが図示の固定接点Sから固
定接点M側に切換えられると、両イヤースピーカ・マイ
クロホン40a及び40bには音源45からの電気信号
が印加されることがなくなり、一方のイヤースピーカ・
マイクロホン40aには、他の対のイヤースピーカ・マ
イクロホンを装着している使用者が話すことによって他
方のイヤースピーカ・マイクロホン40bに発生される
電気信号マイクアンプ43及びスピーカ駆動アンプ41
aで適当なレベルに増巾されて印加されるようになる。
従って、複数の使用者相互間の同時会話を可能にする。
ところで、第2図のイヤースピーカ・マイクロホンは、
耳甲介腔に装着した状態でイヤースピーカとして働らか
せてHiFi再生を行なう場合には、耳に接近していて
出力音圧周波数特性が鼓膜面上で得られることが望まし
いが、マイクロホンとして働らかせた場合には、音声の
収音の際の外耳道の閉鎖効果による低音域のこもり、高
域の減衰による音声の子音部分の聴き取り難さなどによ
り、明瞭度が低下し、イヤースピーカの出力音圧周波数
特性の面で好ましくないことが生じる。
このような問題を解消するためには、第7図に示すよう
に、第8図に示すような周波数レスポンス特性を有する
イコライザアンプ50をマイクアンプ43の前段に挿入
すればよい。
本考案は上述したように構成されているため、以下に示
す多くの効果が得られるものである。
(1)イヤースピーカ・マイクロホンは小型、軽量で携
帯性に優れる。
(2)イヤースピーカ・マイクロホンを耳甲介腔に装着
した状態のままでマイクロホンとしても使用でき、新に
別のマイクロホンを必要とせず体裁がよい。
(3)イヤースピーカ・マイクロホンを耳介の一部の自
然な弾性力により保持しているため、装着部分に無理な
力がかからず使用感が良好である。
(4)イヤースピーカ・マイクロホンのユニットが耳孔
に非常に近い位置にあるため、外部への音の逃げが少な
く能率がよく、また外耳道内の空気を振動させるだけで
よいため、従来の耳介を覆う型のヘッドホンに比べ能率
がよい。
(5)イヤースピーカ・マイクロホンがマイクロホンと
して働くときは、耳孔に非常に近く、また外部への音の
漏れが少なく、気導音を有効にピックアップでき、更に
マイクロホンユニットが耳介部分の皮膚を介して軟骨に
直接触れて保持されているため固体伝搬音も有効にピッ
クアップできる。
特に、動電型のユニットを使用した場合には、電源やイ
ンピーダンス変換回路も不要になる。
(6)ケース外部にはコードが接続されるだけであり、
装着保持が確実に行ないうる。
(7)最後に、収音再生機器に録音機能があれば、録音
後プレイバックして会話内容を聴取できる。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至Cは従来例を示し、at b及びCは正面
図、dは斜視図、並びにeは断面図、第2図は本考案の
システムに使用するイヤースピーカ・マイクロホンを示
す断面図、第3図は耳介を示す斜視図、第4図は耳介へ
の第2図のイヤースピーカ・マイクロホンの装着状態を
顔の一部を破断して示す図、第5図は本考案による収音
再生機器システムを示す回路図、第6図は第5図のシス
テムの一対のイヤースピーカ・マイクロホンを両方の耳
に装着した状態を示す図、第7図は第5図の回路の一部
分の変形例を示す回路図、並びに第8図は第7図中のイ
コライザアンプの特性を示すグラフである。 30・・・・・・動電型ユニット、31・曲・ケース、
401〜40n・・・・・・イヤースピーカ・マイクロ
ホン、40a、40b・・・・・・イヤースピーカ・マ
イクロホン、42・・・・・・イヤースピーカ・マイク
ロホン切換機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スピーカユニット又はマイクロホンユニットとして選択
    的に動作可能なユニットと、このユニットを内蔵するケ
    ースとを備え、耳介の外耳道の入口の直前の、耳珠と対
    珠との間の耳甲介腔のくぼみ部へ装着され得、かつ前記
    くぼみ部への装着状態を耳介の前記耳珠と対珠との弾性
    力と摩擦力とによって保持され得る形状、大きさに形成
    したイヤースピーカ・マイクロホンを複数対有し、前記
    各対のイヤースピーカ・マイクロホンの一方をイヤース
    ピーカとして働かせ、他方を切換機構の切換えによって
    イヤースピーカ又はマイクロホントして選択的に働らか
    せるようになしたことを特徴とする収音再生機器システ
    ム。
JP1980118097U 1980-08-22 1980-08-22 収音再生機器システム Expired JPS6031350Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980118097U JPS6031350Y2 (ja) 1980-08-22 1980-08-22 収音再生機器システム

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JP1980118097U JPS6031350Y2 (ja) 1980-08-22 1980-08-22 収音再生機器システム

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Publication Number Publication Date
JPS5741380U JPS5741380U (ja) 1982-03-05
JPS6031350Y2 true JPS6031350Y2 (ja) 1985-09-19

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ID=29478817

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JP1980118097U Expired JPS6031350Y2 (ja) 1980-08-22 1980-08-22 収音再生機器システム

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014143582A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 通話装置
WO2016204045A1 (ja) * 2015-06-17 2016-12-22 第一精工株式会社 イヤホン

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JPS5741380U (ja) 1982-03-05

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