JPH11229226A - スピーカー付きヘルメット - Google Patents

スピーカー付きヘルメット

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JPH11229226A
JPH11229226A JP10055894A JP5589498A JPH11229226A JP H11229226 A JPH11229226 A JP H11229226A JP 10055894 A JP10055894 A JP 10055894A JP 5589498 A JP5589498 A JP 5589498A JP H11229226 A JPH11229226 A JP H11229226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
helmet
piezoelectric vibrator
speaker
output
speakers
Prior art date
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Pending
Application number
JP10055894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Naito
和見 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
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Publication of JPH11229226A publication Critical patent/JPH11229226A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】軽量化と装着性を改善したスピーカ付きヘルメ
ットを提供する。 【解決手段】ヘルメット1の内側頂部に取り付けられた
圧電振動子(スピーカー)2と、この圧電振動子2に外
部からの音信号を伝送するリード線5を設けて成る。ま
た、ヘルメットに取り付けられたスピーカーとしての圧
電振動子2と、この圧電振動子2に外部からの音信号を
伝送するリード線5と、ヘルメット1に取り付けられた
マイクロホンとを備えて送受信機能を有する。また、ヘ
ルメット1の装着時の圧電振動子2からの出力は、ヘル
メット1を外した時の圧電振動子2からの出力よりも小
さくなるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカー付きヘ
ルメットに関し、特に軽量化と装着性を改善したスピー
カー付きヘルメットに関する。
【0002】
【従来の技術】作業用ヘルメットには、作業者本人に対
して無線機等により音声情報を知らせるためにイヤホン
を耳に入れたり、ヘルメットにスピーカーが取り付けら
れる。図6には、かかるスピーカー付きヘルメットの一
例が示されている。図6を参照すると、ヘルメット51
の下部側部にはクリップ52によりヘッドホン53が取
り付けられており、このヘッドホン53では電磁式スピ
ーカー55がイヤーパッド54で被覆され、作業者の耳
に直接当接されている。
【0003】
【発明が解決しよう とする課題】上述のような音声情
報伝達用のヘルメットのうち、イヤホンを耳に入れる
と、長時間使用時の疲れが生じ、耳から外れ易く、ま
た、他人との共用は衛生上の問題も生ずる。
【0004】一方、スピーカーを取り付けたスピーカー
付きヘルメットは、その構造上、高価であり、軽量化も
困難である。また、ヘルメットからヘッドホン部が突出
してしまい収納時に邪魔になったり、作業の際に邪魔に
なるという問題も有る。更に、イヤーパッドが作業者の
耳に直接当接するので、長時間の使用は疲れの原因にな
る。
【0005】また、イヤホンの使用やスピーカーを取り
付けたスピーカー付きヘルメットのいずれも耳を塞ぐこ
とになるため、外部の音が聞こえにくくなって危険予知
の妨げとなる。
【0006】そして、電磁式のヘッドホンやスピーカー
は磁石を有するため、鉄粉が付着しやすく、音質の劣化
や故障の原因となる。
【0007】更に、スピーカー付きヘルメットは、ヘル
メットの縁にクリップで取り付ける構造であるため、縁
の厚いヘルメット等、異形のヘルメットには取り付けら
れないという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述従来の問題
点を解決し、小型、軽量化を図り装着性を格段に改善し
たスピーカー付きヘルメットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明によるスピーカー付きヘルメットは、次の
ような特徴的な構成を備えている。
【0010】(1)ヘルメットに取り付けられたスピー
カーとしての圧電振動子と、この圧電振動子に外部から
の音信号を伝送するリード線とを備えて成ることを特徴
とするスピーカー付きヘルメット。
【0011】(2)ヘルメットに取り付けられたスピー
カーとしての圧電振動子と、この圧電振動子に外部から
の音信号を伝送するリード線と、前記ヘルメットに取り
付けられたマイクロホンとを備えて送受信機能を有する
ことを特徴とするスピーカー付きヘルメット。
【0012】(3)前記圧電振動子は、前記ヘルメット
の内側頂部に固定されている(1)または(2)のスピ
ーカー付きヘルメット。
【0013】(4)前記ヘルメットの内側頂部に開口穴
を形成し、前記ヘルメットの外側の前記開口穴に向けて
前記圧電振動子の振動面が設けられている(1)または
(2)のスピーカー付きヘルメット。
【0014】(5)前記ヘルメットの内側頂部に前記圧
電振動子が組み込まれている(1)または(2)のスピ
ーカー付きヘルメット。
【0015】(6)前記ヘルメットの内側頂部に前記圧
電振動子が埋め込まれている(1)または(2)のスピ
ーカー付きヘルメット。
【0016】(7)前記ヘルメットの内側頂部に前記圧
電振動子が埋め込まれている(1)または(2)のスピ
ーカー付きヘルメット。
【0017】(8)前記圧電振動子からの出力を調整す
る出力調整手段を有する(1)ないし(7)のいずれか
のスピーカー付きヘルメット。
【0018】(9)前記ヘルメットの装着時の前記圧電
振動子からの出力は、前記ヘルメットを外した時の前記
圧電振動子からの出力よりも小さくなるように設定する
設定手段を有する(1)ないし(8)のスピーカー付き
ヘルメット。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
よるスピーカー付きヘルメットの好適実施形態を詳細に
説明する。
【0020】図1は、本発明によるスピーカー付きヘル
メットを装着したときの一実施形態の側面図である。
【0021】ヘルメット1と装着者(作業者)の頭部3
間にはハンモック4が設けられ、空間が設定されてい
る。この空間には圧電振動子(スピーカー)2が取付け
られている。この圧電振動子2にはリード線5が接続さ
れ、ヘルメット1の内面上部に粘着テープで固定されて
後部下端で無線機等との接続用コネクタ6に接続されて
いる。
【0022】圧電振動子2から発せられた音は、ヘルメ
ット1内の共鳴、反射によって作業者の耳7に導かれ
る。この音の振動は、直接及びヘルメットを伝わって装
着者の頭部3に伝達される。
【0023】以上のように、本発明では、非常に薄い圧
電型の振動子を用いてスピーカー自体を薄く軽量化し、
この圧電型振動子をヘルメット1の内側に取付けること
により、ヘルメット1に共鳴箱や反射板の効果をもたせ
て音をヘルメット装着者の耳へ伝達している。
【0024】本発明の他の実施形態例を図2〜図5に示
す。図2に示す実施形態では、ヘルメット1の天頂部に
穴11を開け、この穴11の外側のヘルメット1に圧電
振動子2を取付けた例である。
【0025】図3に示す実施形態では、ヘルメット1の
天頂部に圧電振動子2を組み込んだ例である。
【0026】図4に示す実施形態では、ヘルメット1の
天頂部に圧電振動子2を埋め込んだ例である。
【0027】図5に示す実施形態では、マイクロホン2
0をも取り付け、送受信可能な構成とし、無線機30を
ハウリング防止回路40を内蔵させたコネクタ6に接続
して同時通話をも可能とするものである。
【0028】尚、上記実施形態において、圧電振動子2
からの出力を調整する出力調整手段を設け、使用時のス
ピーカーとしての圧電振動子2からの出力を可変調整で
きるようにすれば、周囲環境(雑音の大きさ等)に応じ
て適切な音量出力が得ることができる。
【0029】また、ヘルメットの装着時の圧電振動子2
からの出力を、ヘルメットを外した時よりも小さくなる
ように設定する設定手段を設けることにより、ヘルメッ
ト装着時は装着者のみが適当な音量出力で聴け、装着を
外した状態では、通常のスピーカーとして広い範囲で聴
けるようにして使用性を拡張することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスピーカ
ー付きヘルメットによれば、次のような顕著な効果が得
られる。 (a)圧電型振動子によるスピーカーをヘルメットに取
付けているので、薄型、軽量化が可能で、いかなる形状
のヘルメットでも簡単に粘着テープ等により取り付ける
ことができる。 (b)圧電型スピーカーからの音は共鳴や反射により装
着者に伝わるので、装着者の耳に直接当接せず、疲れが
生じないだけでなく衛生的であり、外部の音を確実に聞
くことができるので安全面での効果もある。 (c)スピーカーは圧電型振動子であるので、省電力
で、且つ磁石がないので鉄粉を吸着せず音質の劣化や故
障の原因が排除できる。 (d)圧電スピーカーからの音は共鳴、反射により装着
者の耳と頭部に伝達されるので、騒音の中でもスピーカ
ーからの音を確実に聞き取れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るスピーカー付きヘ
ルメットの構成を示す側面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るスピーカー付きヘ
ルメットの構成を示す側面図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係るスピーカー付きヘ
ルメットの構成を示す側面図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係るスピーカー付きヘ
ルメットの構成を示す側面図である。
【図5】本発明の第5実施形態に係るスピーカー付きヘ
ルメットの構成を示す側面図である。
【図6】従来のスピーカー付きヘルメットの構成を示す
正面図である。
【符号の説明】
1、51 ヘルメット 2 圧電振動子(スピーカー) 3 頭部 4 ハンモック 5 リード線 6、31 コネクタ 7 耳 11 穴 20 マイクロホン 30 無線機 40 ハウリング防止回路 52 クリップ 53 ヘッドホン 54 イヤーパッド 55 電磁式スピーカー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘルメットに取り付けられたスピーカーと
    しての圧電振動子と、この圧電振動子に外部からの音信
    号を伝送するリード線とを備えて成ることを特徴とする
    スピーカー付きヘルメット。
  2. 【請求項2】ヘルメットに取り付けられたスピーカーと
    しての圧電振動子と、この圧電振動子に外部からの音信
    号を伝送するリード線と、前記ヘルメットに取り付けら
    れたマイクロホンとを備えて送受信機能を有することを
    特徴とするスピーカー付きヘルメット。
  3. 【請求項3】前記圧電振動子は、前記ヘルメットの内側
    頂部に固定されている請求項1または2に記載のスピー
    カー付きヘルメット。
  4. 【請求項4】前記ヘルメットの内側頂部に開口穴を形成
    し、前記ヘルメットの外側の前記開口穴に向けて前記圧
    電振動子の振動面が設けられている請求項1または2に
    記載のスピーカー付きヘルメット。
  5. 【請求項5】前記ヘルメットの内側頂部に前記圧電振動
    子が組み込まれている請求項1または2に記載のスピー
    カー付きヘルメット。
  6. 【請求項6】前記ヘルメットの内側頂部に前記圧電振動
    子が埋め込まれている請求項1または2に記載のスピー
    カー付きヘルメット。
  7. 【請求項7】前記ヘルメットの内側頂部に前記圧電振動
    子が埋め込まれている請求項1または2に記載のスピー
    カー付きヘルメット。
  8. 【請求項8】前記圧電振動子からの出力を調整する出力
    調整手段を有する請求項1ないし7のいずれかに記載の
    スピーカー付きヘルメット。
  9. 【請求項9】前記ヘルメットの装着時の前記圧電振動子
    からの出力は、前記ヘルメットを外した時の前記圧電振
    動子からの出力よりも小さくなるように設定する設定手
    段を有する請求項1ないし8のいずれかに記載のスピー
    カー付きヘルメット。
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