JP2002247378A - 圧縮画像データ用ビデオメモリの制御方法 - Google Patents

圧縮画像データ用ビデオメモリの制御方法

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JP2002247378A
JP2002247378A JP2001042673A JP2001042673A JP2002247378A JP 2002247378 A JP2002247378 A JP 2002247378A JP 2001042673 A JP2001042673 A JP 2001042673A JP 2001042673 A JP2001042673 A JP 2001042673A JP 2002247378 A JP2002247378 A JP 2002247378A
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JP
Japan
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video memory
data
image data
area
memory
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JP2001042673A
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English (en)
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Mikio Miura
幹夫 三浦
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ビデオメモリを有効活用するこ
と、更には、処理時間を短縮することのできる圧縮画像
データ用ビデオメモリの制御方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 本発明は、ビデオメモリに蓄積された画
像データのうち、編集の対象となる画像データのみを複
合化・編集・複合化処理し、ビデオメモリの空き領域に
転送して、ビデオメモリ内のデータを並べ換える。ビデ
オメモリの占有領域に増減が無い場合はもとのメモリ領
域に戻す。また、編集のためのアクセス対象外のライン
データのDMA転送を先行して開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CRTやLCD
などを使用した画像表示装置に係り、更に詳しくは圧縮
画像データ用ビデオメモリの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表示用の画像データを蓄積するビデオメ
モリは、表示データをビットマップデータとして格納す
ると、エントロピー的冗長度の影響でビデオメモリを浪
費する場合が起こり得る。例えば、640×480ドッ
トのVGA画面のモノクロ表示であれば、背景色となる
白あるいは黒データが何ラインも続く場合に、そのまま
ビットマップデータとして格納すると、640×ライン
数のビデオメモリを占有してしまう。
【0003】表示用に限らず、一般に画像データは情報
量が膨大であり、そのままの状態で取り扱おうとする
と、画像データを格納するときには格納する量が膨大と
なり、多くのビデオメモリを必要とするのでコスト的に
負担が大きなものになる。そこで、画像データを格納す
る場合は、符号化圧縮してデータ量を削減し、その符号
化した状態で取り扱う事が行われる。例えばMH符号化
方式またはMMR符号化方式や自然画像用としてJPE
G、JBIG等の変換符号化方式や算術符号化方式を含
んだ圧縮方式があった。
【0004】しかしながら、従来の符号化圧縮方式は符
号化の処理が複雑であり、判断処理や演算処理を行うの
で、符号化あるいは複合化の際に多くの処理時間を必要
としていた。例えば、算術符号化方式であるQM−Co
derはプロセスが複雑で処理速度が遅い。
【0005】更にこれらの符号化圧縮方式は、ファクシ
ミリ等で画像を伝送する分野で発展して来たので、圧縮
率を改善する為にページ単位の処理を前提としている傾
向がある。従って、格納した画像データを部分的に取り
出して復号化したり、あるいは更に編集し格納するとき
に、目的の画像データ以外に他の多くの画像データを復
号化する必要があり、無駄な時間を浪費する結果になっ
ていた。従って、任意の部分を復号化したり、編集する
には適していなかった。
【0006】従来の冗長度を改善する符号化方式では、
ランレングスを逐次計数して符号化していた。そのた
め、たとえハードウェア化した装置であっても、1つの
ランレングスを出力するのに、数クロックあるいは数十
クロックもの時間を必要としていた。従って、そのよう
な従来の符号化複合化方式をビデオメモリへの表示デー
タの格納に適用すると、ビットマップデータとして格納
し、編集する従来の方式に比べると何十倍あるいは何千
倍もの処理時間が必要となり、描画速度を遅らせる要因
となっていた。
【0007】また、従来より、2値化された画像データ
を対象とする表示装置の符号化複合化装置において、画
像データを固定長データごとに分割して、パターン一致
比較処理を並列処理し、一致比較結果からランレングス
を判定してエントロピー符号化する即時符号化方式で、
ビデオメモリに表示画像を描画し、複合化時には画像情
報を上記並列処理と逆変換によって元のデータに複合化
し、表示データを形成することを特徴とする画像表示装
置が提案されている。しかしながら、これらの画像表示
装置においては、部分的に伸張(複合化)し編集後再度
圧縮(符号化)したデータを効率よく格納する方式に関
する具体的な方法は開示されていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる実状
に鑑みてなされたものであり、表示画面に表示する画像
データをビデオメモリに格納し、適宜表示内容を変更し
て使用する画像表示装置において、符号化複合化処理手
段を設け、ビデオメモリを有効活用するときに、符号化
複合化処理を従来方式のように1画面分のデータを伸張
(複合化)せずに部分的に伸張(複合化)・編集・圧縮
(符号化)して再度ビデオメモリに格納するとき、取り
出したメモリ領域に収まりきらなかったり、隙間を生じ
てしまうことのないようにして、ビデオメモリを有効活
用することを第1の目的とする。
【0009】また、編集した結果ビデオメモリの占有領
域に増減が無い場合は、空き領域へのDMA転送を行わ
ないように制御することによって、無駄な転送処理を省
いて処理時間を短縮することを第2の目的とする。
【0010】更には、ホストCPUの出力するアドレス
が確定した時点で編集の対象にならないラインデータを
先行してDMA転送を開始し、処理時間を短縮すること
を第3の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、2値
化された画像データを対象とする画像表示装置で、エン
トロピー符号化する即時符号化方式でビデオメモリに表
示画像を描画し、複合化時は上記ビデオメモリの画像情
報を上記即時符号化処理と逆変換によって元のデータに
複合化し、表示データを形成する画像表示装置の符号化
複合化装置において、ビデオメモリに蓄積された画像デ
ータのうち、編集の対象となる画像データのみを複合化
・編集・符号化処理し、ビデオメモリの空きメモリ領域
に転送して、ビデオメモリ内のデータを並べ替えること
を特徴とする圧縮画像データ用ビデオメモリの制御方法
であり、上記第1の目的が達成される。
【0012】請求項2の発明は、編集した結果、ビデオ
メモリの占有領域に増減が無い場合はもとのメモリ領域
に戻して、空き領域への並べ替えを行わないことを特徴
とする請求項1に記載の圧縮画像データ用ビデオメモリ
の制御方法であり、上記第2の目的が達成される。
【0013】請求項3の発明は、ホストCPUがアドレ
スを確定した時点で、編集のためのアクセス対象外のラ
インデータのDMA転送を先行して開始することを特徴
とする請求項1に記載の圧縮画像データ用ビデオメモリ
の制御方法であり、上記第3の目的が達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の圧縮画像データ用ビデオ
メモリの制御方法は、ビデオメモリに蓄積された画像デ
ータのうち、編集の対象となる画像データのみを複合化
・編集・符号化処理し、ビデオメモリの空きメモリ領域
に転送して、ビデオメモリ内のデータを並べ替えるもの
である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を参照して詳細
に説明する。本発明においては1水平ライン単位の符号
化方式を前提としている。
【0016】表示画面の中に複数の矩形領域を設定し、
複数のイメージを表示させるいわゆるマルチウィンドウ
表示を行う画像表示装置では各ウィンドウに対応したイ
メージを1つの単位として画像データを管理すると都合
が良い。本発明は、1つのイメージを格納するメモリ領
域を1つのレイヤーとして扱う。レイヤーは1水平ライ
ン分のイメージデータを符号化したデータの集合であ
る。
【0017】ホストCPUがビデオメモリの画像データ
を読むときは、目的のデータを含む1水平ライン分の画
像データを伸張(複合化)して対象のデータを取り出せ
ば良いので問題ない。ところが、その取り出したデータ
に新たにデータを書込む場合は再符号化した結果、1水
平ライン分の画像データが元のメモリ領域に入り切らな
い場合や隙間が生じる可能性がある。これは、そのレイ
ヤーに対して上書きする場合でも編集して再度格納する
場合でも同じである。
【0018】本発明では、編集の対象となるレイヤーの
画像データをビデオメモリの空き領域にDMA転送し
て、そのレイヤーの画像データが転送前にあった領域を
空き領域にするものである。
【0019】実施例としてビデオメモリを二つの領域に
分けた場合を説明する。図1に示すようにビデオメモリ
にメモリ領域Aとメモリ領域Bを設ける。各領域には複
数のイメージデータが格納されているが、双方の空き領
域の差が最小となるように各領域に配分する。
【0020】ホストCPU(図示せず)がデータを書込
む場合、対象となるイメージの対象となるラインのみを
伸張(複合化)してラインバッファに展開し編集を行
う。ホストCPUからラインバッファへの書込み動作が
実行された段階でそのラインの符号化処理を行い新しい
メモリ領域に書込む。そのイメージの対象となるライン
以外のデータは複合化せず、そのままDMA転送され対
象となるイメージは全て新しいメモリ領域に移動する。
【0021】図2に示すように、編集前のイメージデー
タが格納されていた領域は空き領域となる。このように
イメージデータ間に空き領域が存在するとビデオメモリ
の利用効率が低下するので、図3に示すように離れてし
まったイメージデータを移動する。この移動処理は、ホ
ストCPUのデータアクセスとは無関係なので、ホスト
CPUのアクセスが終わった段階でDMAC(Direct M
emory Access Controller )が高速転送する。
【0022】更に、メモリ領域AとBの空き領域がアン
バランスになると、次回のイメージ転送に支障を来す可
能性が高くなるので、図4に示すように必要に応じて末
尾のイメージデータを他方の領域に移動する。この処理
もホストCPUのアクセスが行われていない間にDMA
Cが実行する。
【0023】また、処理速度を改善する目的の1つとし
て、全てのケースでイメージ転送を行うのでなく、編集
後の符号化データが編集前と同一のデータ量の場合は転
送処理せず元のメモリ領域に再格納して処理を終わるよ
うに制御する。
【0024】もう1つの処理速度改善方法として、ホス
トCPUがアクセスを開始したら書込み動作完了を待た
ずに、たとえそのアクセスがリード動作であっても、ア
ドレスが確定した段階で編集対象となるレイヤー以外の
ラインデータが判明するので、この編集対象となってい
ないラインデータのDMA転送を先行して実施する。そ
のアクセスがリード動作であった場合は、編集対象のラ
インの手前までDMA転送を完了し保留状態とする。引
き続き同じアドレスで書込み動作を実施した場合は、保
留状態としていた転送データを有効とし、対象のライン
データを続けて書込んだ後残りの対象外のラインデータ
をDMA転送する。保留状態から別のアドレスに対する
アクセスになった場合は保留状態を解除し、データを無
効とする。
【0025】以上、この発明を画像表示装置に適用した
実施形態について説明したが、他の画像処理装置にも適
用し得るものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、表示画面に表示する画像データをビデオメモリ
に格納し、表示内容を変更する際は適宜ビデオメモリの
データを編集して使用する画像表示装置において、ビデ
オメモリの空き領域に編集の対象となるレイヤーの画像
データをDMA転送によって並べかえるので、部分的に
複合化、編集、符号化処理して再度ビデオメモリに格納
するとき、取り出したメモリ領域に収まりきらなかった
り、隙間を生じてしまうことが生じない。従って、ビデ
オメモリを有効活用することができる。
【0027】請求項2の発明によれば、転送処理の必要
性を判断した後実行するので、編集した結果メモリの占
有領域に増減が無い場合は、編集対象外のラインのデー
タを空き領域へDMA転送しないように制御する。従っ
て、無駄な転送動作を回避でき、全体的な処理速度を改
善することができる。
【0028】請求項3の発明によれば、ホストCPUの
出力するアドレスが確定した時点で編集の対象にならな
いラインデータのDMA転送を先行して開始するので、
処理時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】編集前のビデオメモリの状態を示す図である。
【図2】編集後のビデオメモリの状態を示す図である。
【図3】編集後の空き領域の処理を示す図である。
【図4】空き領域のバランス処理を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値化された画像データを対象とする画
    像表示装置で、エントロピー符号化する即時符号化方式
    でビデオメモリに表示画像を描画し、複合化時は上記ビ
    デオメモリの画像情報を上記即時符号化処理と逆変換に
    よって元のデータに複合化し、表示データを形成する画
    像表示装置における圧縮画像データ用ビデオメモリの制
    御方法において、 ビデオメモリに蓄積された画像データのうち、編集の対
    象となる画像データのみを複合化・編集・符号化処理
    し、ビデオメモリの空きメモリ領域に転送して、ビデオ
    メモリ内のデータを並べ替えることを特徴とする圧縮画
    像データ用ビデオメモリの制御方法。
  2. 【請求項2】 編集した結果、ビデオメモリの占有領域
    に増減が無い場合は元のメモリ領域に戻して、空き領域
    への並べ替えを行わない請求項1記載の圧縮画像データ
    用ビデオメモリの制御方法。
  3. 【請求項3】 ホストCPUがアドレスを確定した時点
    で、編集のためのアクセス対象外のラインデータのDM
    A転送を先行して開始する請求項1記載の圧縮画像デー
    タ用ビデオメモリの制御方法。
JP2001042673A 2001-02-20 2001-02-20 圧縮画像データ用ビデオメモリの制御方法 Pending JP2002247378A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006023750A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Seiko Epson Corp ディスプレイコントローラにおけるデータ処理方法、ディスプレイコントローラおよび画像処理装置

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