JP2000324492A - 画像復号化装置 - Google Patents

画像復号化装置

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JP2000324492A
JP2000324492A JP13477899A JP13477899A JP2000324492A JP 2000324492 A JP2000324492 A JP 2000324492A JP 13477899 A JP13477899 A JP 13477899A JP 13477899 A JP13477899 A JP 13477899A JP 2000324492 A JP2000324492 A JP 2000324492A
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JP13477899A
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Tomohiro Fukuoka
智博 福岡
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分的な領域の復号画像を生成することがで
き、プリンタ等の外部装置の負荷を低減できる画像復号
化装置を提供する。 【解決手段】スキップMCUカウンタ51と出力MCU
カウンタ52はハフマン復号部31が1つのMCUを復
号するごとに出力されるディクリメント信号CPに基づい
て減算動作する。ハフマン復号部31は、出力MCUカ
ウンタ52の内容N2が「0」になるまでJPEG方式に
て圧縮された符号データをMCU毎に復号する。逆DC
T/逆量子化部32は、そのハフマン復号部31にて復
号されたMCUの復号データについてスキップMCUカ
ウンタ51の内容N1が「0」になるまで逆量子化及び逆
DCT演算をしない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データの圧縮
/伸長を目的した画像符号復号装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】JPEG(Joint Photographic Coding
Experts Group)による画像データ圧縮/伸長は、画質
の劣化が小さく、大きな圧縮率が得られることから、デ
ジタルカメラやデジタルビデオ等の画像データ圧縮/伸
長システムに広く採用されている。
【0003】例えば、デジタルカメラでとった原画像の
画像データはJPEGによって圧縮されて符号化され
る。そして、用紙にプリントしたり、液晶表示装置に表
示する際にはその符号化された圧縮データ(符号列)を
復号画像データに復号し、その復号画像データに基づい
てプリントされたり、表示されたりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルカ
メラでとった原画像の画像データを加工して種々の形態
に編集してプリントしたり、表示したりすることが行な
われている。例えば、320×240画素のデジタルカ
メラでとった横長のサイズの画像を縦長のハガキにプリ
ントする際に、画像(復号画像)を90度回転させて該
画像を横方向をハガキの縦方向に合わせてハガキにプリ
ントする場合がある。
【0005】この種のプリンタはラインプリンタであっ
て、一般にハガキが縦長であることから、ハガキを縦方
向に搬送しながらラインプリントする。詳述すると、ラ
インプリンタは、縦方向に搬送したハガキをその搬送方
向と直交するハガキの横方向の1印字ライン毎に印字し
ながらプリントする。この1印字ラインの印字は復号し
た復号画像の画像データに基づいて作成された印字デー
タに基づいて行なわれる。この1印字ライン分の印字デ
ータは、復号画像の縦方向の画像データに基づいて作成
されることになる。
【0006】320×240画素のデジタルカメラで
は、その320×240画素の原画像の画像データのJ
PEGによるDCT(Discrete Cosine Tansform;離散
コサイン変換)符号化はシーケンシャル符号化であっ
て、画像入力された順序、即ち、左上から右下に向かっ
てブロック・ライン毎に符号化される。
【0007】従って、符号化された符号列を復号して復
号画像に伸長させた後に該復号画像の1印字ライン分の
印字データに相当する縦方向の復号画像の画像データを
読み出し1印字ライン分の印字データを作成することに
なる。
【0008】つまり、1印字ライン分の印字データのた
めの部分的な復号画像のみが必要な場合であっても、必
要でない部分までを含んで全ての復号を事前に行ない、
その結果から必要な部分の復号画像を抜き出して行なわ
れる。
【0009】従って、処理時間を要するとともに、全て
の復号画像(320×240画素分の画像データ)を格
納する大容量のメモリをプリンタに備える必要がある。
その結果、大容量のメモリを備える分だけプリンタのコ
スト高となり、プリンタのコスト低減を図る上で問題と
なる。
【0010】このことは、デジタルカメラでとった画像
をハガキにプリントする他に、デジタルカメラでとった
画像の所定の領域を取り出して種々加工する機能を備え
たプリンタや表示装置等の場合にも同様にコスト高とな
る問題がある。
【0011】又、部分的な領域の復号画像を得るために
事前に符号化する際にリスタートマーカーを一定のイン
ターバルを挿入し、そのインターバルの単位での復号す
ることが考えられる。しかしながら、この場合にはリス
タートマーカーが挿入されていることが前提となり、リ
スタートマーカーが挿入された符号列について復号でき
ない復号化装置では部分的な復号画像のみ復号すること
はできない。
【0012】本発明の目的は、リスタートマーカーが挿
入されていなくても部分的な領域の復号画像を生成する
ことができ、プリンタ等の外部装置の負荷を低減できる
画像復号化装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、ハフマン復号手段は第1カウンタが指示するM
CUの数だけJPEG方式にて圧縮された符号データを
復号する。逆DCT/逆量子化手段はそのハフマン復号
手段にて復号されたMCUの復号データについて第2カ
ウンタが指示するMCUの数だけ逆量子化及び逆DCT
演算をしない。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、第1及び
第2カウンタはカウント信号生成手段からのカウント信
号にてハフマン復号手段が復号処理したMCUの数をカ
ウントする。保持手段は、前記ハフマン復号手段が1つ
のMCUの復号処理が完了するごとに、次の復号対象の
MCUに対する復号処理ために必要な復号開始情報を保
持する。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、第1カウ
ンタが停止信号を出力すると、ハフマン復号手段及び逆
DCT/逆量子化手段は動作を停止する。又、停止信号
に基づいて設定手段は第1及び第2カウンタに対して新
たなMCUの数を設定する。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、第1記憶
手段は前記停止信号に基づいてその時の前記保持手段が
保持している復号開始情報を記憶する。本発明によれ
ば、制御手段は、前記第1記憶手段に記憶された復号開
始情報を読み出し、該復号開始情報に基づく復号対象の
MCUから復号処理を開始させる。
【0017】本発明によれば、ハフマン復号手段は第1
カウンタが指示するMCUの数だけJPEG方式にて圧
縮された符号データを復号する。逆DCT/逆量子化手
段はそのハフマン復号手段にて復号されたMCUの復号
データについて第2カウンタが指示するMCUの数だけ
逆量子化及び逆DCT演算をしない。又、第1及び第2
カウンタは、該第1カウンタが予め設定された復号処理
するMCUの数をカウントした時、それぞれ第2記憶手
段に予め記憶された新たなMCUの数をセットする。
【0018】本発明によれば、第1及び第2カウンタは
カウント信号生成手段からのカウント信号にてハフマン
復号手段が復号処理したMCUの数をカウントする。保
持手段は、前記ハフマン復号手段が1つのMCUの復号
処理が完了する毎に、次の復号対象のMCUに対する復
号処理ために必要な復号開始情報を保持する。第3記憶
手段は、第1カウンタが予め設定された復号処理するM
CUの数をカウントした時、その時の前記保持手段が保
持している復号開始情報を記憶する。制御手段はその第
3記憶手段に記憶された復号開始情報を読み出し、該復
号開始情報に基づく復号対象のMCUから復号処理を開
始させる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
【0020】図1は画像復号化装置としてのJPEG復
号装置のブロック回路図を示す。JPEG復号装置は、
中央処理装置(CPU)11、ROM12、作業用メモ
リ13、入出力インタフェース部14、JPEG復号部
15及びJPEG制御部16を備えている。
【0021】[CPU11及びROM12]設定手段及
び制御手段を構成するCPU11は、ROM12に記憶
された圧縮データを復号するための制御プログラムに基
づいてRAM13、入出力インタフェース部14、JP
EG復号部15及びJPEG制御部16を統括制御す
る。
【0022】[作業用メモリ13]第1記憶手段を構成
するRAMよりなる作業用メモリ13は、320×24
0画素の原画像の画像データがJPEG(Joint Photog
raphic Coding Experts Group)のアルゴリズムで圧縮
され符号化された圧縮データ(符号データ)を記憶す
る。この符号化された圧縮データは、シーケンシャル符
号化方式であって画像が入力された順序、即ち、左上か
ら右下に向かってブロック・ライン毎に符号化されたも
のである。つまり、原画像の画像データは、8×8画素
のブロックに分割され、その分割した8×8画素のブロ
ックに対してDCT(Discrete CosineTansform;離散
コサイン変換)演算する。そのDCTで求めたDCT係
数をDC成分(直流値)とAC成分(交流値)のそれぞ
れを独立して量子化する。量子化は量子化テーブルを用
いて行われ、その量子化した係数は符号化される。符号
化はハフマン符号テーブルを用いて行なわれ、その符号
化順序はインターリブ方式で行なわれる。従って、復号
する場合には1つのMCU(Minimum Coded Unit;最小
符号化単位)ごとに復号画像を生成することができる。
そして、このように符号化された符号データが作業用メ
モリ13に記憶される。
【0023】又、作業用メモリ13は、JPEG復号部
15がその時々で復号した各種のパラメータ(バイトア
ドレスCADR、ビットアドレスOFSO)及びコンポーネント
(直流値DCO)を復号開始情報として記憶するととも
に、図示しない外部装置からの各種データ等を記憶する
ようになっている。
【0024】[入出力インタフェース部14]入出力イ
ンタフェース部14は、スキップMCU数レジスタ2
1、出力MCU数レジスタ22、符号レジスタ23、バ
イトアドレスレジスタ24、ビットアドレス出力レジス
タ25、ビットアドレス入力レジスタ26、DC値出力
レジスタ27、DC値入力レジスタ28、コマンドレジ
スタ29を備えている。
【0025】スキップMCU数レジスタ21は、JPE
G復号部15において1MCU毎にハフマン復号された
復号データを逆量子化及び逆DCT演算動作させないM
CUの数(スキップMCU数)SKPMが保持される。この
スキップMCU数SKPMは、CPU11にて書き込まれ、
JPEG復号部15にロードされる。
【0026】出力MCU数レジスタ22は、JPEG復
号部15において1MCU毎にハフマン復号された復号
データを逆量子化及び逆DCT演算させるMCUの数
(出力MCU数)OUTMが保持される。この出力MCU数
OUTMは、CPU11にて書き込まれ、JPEG復号部1
5にロードされる。
【0027】符号レジスタ23は、JPEG復号部15
にて復号される符号データ(符号列)CODEが保持され
る。符号レジスタ23に保持される符号データCODEは、
CPU11にて作業用メモリ13に記憶された圧縮デー
タ(符号列)が順番にバイト単位で読み出され書き込ま
れ、JPEG復号部15にバイト単位でロードされる。
【0028】バイトアドレスレジスタ24は、JPEG
復号部15(ハフマン復号部31)において符号データ
CODEに基づいて1つのMCUについてハフマン復号を完
了した際に次の復号対象となる先頭の符号データCODEの
バイトアドレスCADRが保持される。このバイトアドレス
CADRは、1つ後の復号対象となる符号データCODEをハフ
マン復号するための情報(復号開始情報)であって、J
PEG復号部15(ハフマン復号部31)にて書き込ま
れて作業用メモリ13にロードされる。
【0029】ビットアドレス出力レジスタ25は、JP
EG復号部15(ハフマン復号部31)において符号デ
ータCODEに基づいて1つのMCUについてハフマン復号
を完了した際、次の復号対象となる先頭の符号データCO
DEのバイトアドレス中のビットアドレスOFSOが保持され
る。このビットアドレスOFSOは、1つ後の復号対象とな
る符号データCODEをハフマン復号するための情報(復号
開始情報)であって、JPEG復号部15(ハフマン復
号部31)にて書き込まれて作業用メモリ13にロード
される。
【0030】ビットアドレス入力レジスタ26は、JP
EG復号部15(ハフマン復号部31)にて符号データ
CODEをハフマン復号化する際の最初の復号対象となる符
号データCODEのバイトアドレス中のビットアドレスOFSI
が保持される。このビットアドレスOFSIは、次の復号対
象となる符号データCODEをハフマン復号するための情報
(復号開始情報)であって、CPU11にて書き込まれ
てJPEG復号部15(ハフマン復号部31)にロード
される。
【0031】DC値出力レジスタ27は、JPEG復号
部15(ハフマン復号部31)にて符号データCODEをハ
フマン復号した際のその復号対象となったMCUから求
められた直流値DCOが保持される。この直流値DCOは、1
つ後の復号対象となる符号データCODEをハフマン復号す
るための情報(復号開始情報)であって、JPEG復号
部15(ハフマン復号部)にて書き込まれて作業用メモ
リ13にロードされる。
【0032】DC値入力レジスタ28は、JPEG復号
部15(ハフマン復号部)にて符号データCODEをハフマ
ン復号する際のその復号対象となった1つ前の復号対象
の符号データCODEから求められた直流値DCIが保持され
る。この直流値DCIは、次の復号対象となる符号データC
ODEをハフマン復号するための情報(復号開始情報)で
あって、作業用メモリ13に記憶されていてCPU11
にてDC値入力レジスタ28に書き込まれてJPEG復
号部15(ハフマン復号部)にロードされる。
【0033】コマンドレジスタ29は、CPU11がJ
PEG制御部16を介してJPEG復号部15に対して
各種動作を実行させるための各種コマンドCMDが保持さ
れる。コマンドCMDは、CPU11にて書き込まれてJ
PEG制御部16にロードされる。
【0034】[JPEG復号部15]JPEG復号部1
5は、入出力インタフェース部14からの符号データCO
DEを復号するハフマン復号手段としてのハフマン復号部
31、そのハフマン復号部31にて復号した復号データ
を逆量子化した後、逆DCT演算して復号画像の画像デ
ータを生成する逆DCT/逆量子化手段としての逆DC
T/逆量子化部32、その逆DCT/逆量子化部32に
対してMCU単位で逆量子化及び逆DCT演算動作を実
行するか否か指示する第1カウンタとしてのカウンタ部
33を備えている。
【0035】ハフマン復号部31は、入出力インタフェ
ース部14の符号レジスタ23に保持された符号データ
CODEをバイト単位で入力し復号する。ハフマン復号部3
1は、入力バッファ41、シフトレジスタ42、DCレ
ジスタ43、MCU/バイトカウンタ44を備えてい
る。
【0036】入力バッファ41は、前記符号レジスタ2
3から読み出された符号データCODEを入力し、シフトレ
ジスタ42に出力する。そして、保持手段としてのシフ
トレジスタ42に入力された符号データCODEから1つの
MCUを検索しハフマン復号処理が行われる。
【0037】保持手段としてのDCレジスタ43は、1
つのMCUに対してハフマン復号部15が復号した時に
得られた直流値DCOが保持される。又、DCレジスタ4
3は前記DC値入力レジスタ28に保持された直流値DC
Iが保持される。
【0038】保持手段及びカウント信号生成手段として
のMCU/バイトカウンタ44は、ハフマン復号部15
が復号したMCUの数をカウントする。そして、1つの
MCUについて復号処理が完了しその復号した復号デー
タを次段の逆DCT/逆量子化部32に出力するたび毎
にカウント信号としてのデクリメント信号CPをカウンタ
部33に出力するようになっている。又、MCU/バイ
トカウンタ44は、取り込んだ符号データCODEに基づい
て1つのMCUについて復号処理が完了すると、次の復
号対象となる符号データCODEの先頭ビットが属するバイ
トのアドレスをカウントする。そして、そのMCU/バ
イトカウンタ44がカウントしたバイトアドレスCADR
は、入出力インタフェース部14のバイトアドレスレジ
スタ24に出力される。
【0039】次に第1カウンタを構成するカウンタ部3
3について説明する。カウンタ部33は、スキップMC
Uカウンタ51と出力MCUカウンタ52とを備えてい
る。第2カウンタを構成するスキップMCUカウンタ5
1は、前記入出力インタフェース部14のスキップMC
U数レジスタ21に保持されているスキップMCU数SK
PMがロードされセットされる。スキップMCUカウンタ
51は、セットされたスキップMCU数SKPMを前記MC
U/バイトカウンタ44からのデクリメント信号CPに応
答し1つ減算するようになっている。尚、スキップMC
Uカウンタ51は、カウント値(内容N1)が「0」の状
態でデクリメント信号CPを入力した時には「0」の値を
保持するようになっている。
【0040】そして、図3に示すように、スキップMC
Uカウンタ51は、内容N1が「0」になった時にはHレ
ベルの信号を、内容N1が「0」以外の時にはLレベルと
なる信号(以下、スキップ制御信号という)XSKIPを逆
DCT/逆量子化部33を出力する。
【0041】出力MCUカウンタ52は、前記入出力イ
ンタフェース部14の出力MCU数レジスタ22に保持
されている出力MCU数OUTMがロードされセットされ
る。出力MCUカウンタ52は、前記スキップMCUカ
ウンタ51の内容N1が「0」の時、セットされた出力M
CU数OUTMを前記MCU/バイトカウンタ44からのデ
クリメント信号CPに応答し1つ減算するようになってい
る。従って、出力MCUカウンタ52は、スキップMC
Uカウンタ51の内容N1が「0」以外の値の時には、図
3に示すように、デクリメント信号CPに応答し減算動作
することはない。尚、出力MCUカウンタ52は、カウ
ント値(内容N2)が「0」の状態でデクリメント信号CP
を入力した時には「0」の値を保持するようになってい
る。
【0042】そして、図3に示すように、出力MCUカ
ウンタ52は、内容N2が「0」になった時にはHレベル
の信号を、内容N2が「0」以外の時にはLレベルとなる
信号(以下、停止制御信号という)STOPをJPEG制御
部16に出力するようになっている。又、出力MCUカ
ウンタ52は、この停止制御信号STOPを前記入出力イン
タフェース部14を介してCPU11に割込信号として
出力するようになっている。
【0043】逆DCT/逆量子化部32は、ハフマン復
号部31にて1つのMCUの単位で復号された復号デー
タを逆量子化し、その逆量子化したデータを逆DCT演
算して復号画像のデータを生成するようになっている。
逆DCT/逆量子化部32は、スキップ制御信号XSKIP
を入力し、同制御信号XSKIPに基づいて動作制御される
ようになっている。逆DCT/逆量子化部32は、スキ
ップ制御信号XSKIPがHレベルの時、上記1つのMCU
の単位の復号データを逆量子化及び逆DCT演算を実行
し、スキップ制御信号XSKIPがLレベルの時、上記1つ
のMCUの単位の復号データを逆量子化及び逆DCT演
算を行わないようになっている。
【0044】[JPEG制御部16]JPEG制御部1
6は、JPEG復号部15のハフマン復号部31、逆D
CT/逆量子化部32及びカウンタ部33の起動・停止
を制御する回路である。JPEG制御部16は、前記入
出力インタフェース部14のコマンドレジスタ29に書
き込まれた起動開始のコマンドCMDに応答して起動指示
信号STRを生成する。この起動指示信号STRは、ハフマン
復号部31に出力されるとともに、JPEG復号部15
に設けたオア回路34を介してカウンタ部33のスキッ
プMCUカウンタ51及び出力MCUカウンタ52に出
力される。又、JPEG制御部16は、前記入出力イン
タフェース部14のコマンドレジスタ29に書き込まれ
た再起動開始のコマンドCMDに応答して再起動指示信号R
STを生成する。この再起動指示信号RSTは、オア回路3
4を介してスキップMCUカウンタ51及び出力MCU
カウンタ52に出力される。
【0045】又、JPEG制御部16は、前記入出力イ
ンタフェース部14のコマンドレジスタ29に書き込ま
れた復号処理中断のコマンドCMDに応答して中断指示信
号ABTを生成する。この中断指示信号ABTはハフマン復号
部31、逆DCT/逆量子化部32及びカウンタ部33
に出力される。
【0046】さらに、JPEG制御部16は、出力MC
Uカウンタ52からのLレベルの停止制御信号STOPを入
力した時、停止指示信号HLTを生成する。この停止指示
信号HLTは、JPEG復号部15のハフマン復号部3
1、逆DCT/逆量子化部32及びカウンタ部33に出
力されるようになっている。
【0047】次に、上記のように構成したJPEG復号
装置の作用について説明する。図2に示すように、作業
用メモリ13に記憶された320×240画素の原画像
の画像データを圧縮した圧縮データが20×15MCU
の形で記憶されている。そして、圧縮データは、シーケ
ンシャル符号化方式で符号化されているため、図2にお
いて、左上から右下に向かってMCU・ラインに沿って
符号化されている。
【0048】今、図2において、20×15MCUから
なる原画像を圧縮した圧縮データをその横方向に4×1
5MCUからなる第1〜第5領域(以下、第1〜第5復
号領域)Z1〜Z5に区分する。そして、第1復号領域
Z1から順に第5復号領域Z5まで、当該領域に属する
圧縮データを復号して復号画像(部分復号画像)のデー
タを生成した後、次の領域に属する圧縮データを復号し
て復号画像(部分復号画像)のデータを生成して20×
15MCUの圧縮データを復号する場合について説明す
る。
【0049】CPU11は、第1復号領域Z1の復号画
像を生成すべく、スキップMCU数レジスタ21に
「0」、出力MCU数レジスタ22に「4」を書き込
む。つまり、スキップMCU数SKPMは「0」、出力MC
U数OUTMは「4」となる。
【0050】続いて、CPU11は、コマンドレジスタ
29に起動開始のコマンドCMDを出力する。コマンドレ
ジスタ29に書き込まれた起動開始のコマンドCMDに応
答して、JPEG制御部16は起動指示信号STRをJP
EG復号部15に出力する。
【0051】起動指示信号STRに応答して、スキップM
CUカウンタ51及び出力MCUカウンタ52は、それ
ぞれスキップMCU数レジスタ21及び出力MCU数レ
ジスタ22のスキップMCU数SKPMの「0」及び出力M
CU数OUTMの「4」をそれぞれロードしセットする。こ
のとき、スキップMCUカウンタ51は、その内容N1が
「0」であるため、Hレベルのスキップ制御信号XSKIP
を逆DCT/逆量子化部32に出力する。従って、逆D
CT/逆量子化部32は、逆量子化及び逆DCT演算を
行うことができる状態に制御される。
【0052】続いて、CPU11は、作業用メモリ13
に記憶された圧縮データである符号データCODEを図2に
おいて、左上から右下に向かってMCU・ライン毎に読
み出され符号レジスタ23を介してハフマン復号部31
に出力される。つまり、最初は、図2において1段目
(最上段)のMCU・ラインについて左端から右端に向
かって順次符号データが読み出されハフマン復号部31
に出力されていく。
【0053】ハフマン復号部31は、符号データCODEに
基づいて最初の1つのMCUを復号した時、その復号し
た復号データを逆DCT/逆量子化部32に出力する。
この時、その最初に得られたMCUの直流値DCOを次の
MCUの復号のためにDC値入力レジスタ28に保持す
る。又、ハフマン復号部31は、次の復号対象となるM
CUの符号データCODEの先頭バイトのアドレス(バイト
アドレスCADR)をMCU/バイトカウンタ44に保持し
ているとともに、その先頭バイトであって該復号対象と
なる先頭ビットのアドレス(ビットアドレスOFSO)をシ
フトレジスタ42に保持している。そして、このバイト
アドレスCADR、ビットアドレスOFSO及び直流値DCOは、
それぞれバイトアドレスレジスタ24、ビットアドレス
出力レジスタ25及びDC値出力レジスタ27に出力さ
れる。
【0054】さらに、ハフマン復号部31は、最初の1
つ目のMCUの復号が完了すると、デクリメント信号CP
をスキップMCUカウンタ51及び出力MCUカウンタ
52に出力する。スキップMCUカウンタ51はその内
容N1が「0」なので、「0」のままである。又、出力M
CUカウンタ52は、その内容N2が減算されて「4」か
ら「3」となる。
【0055】そして、ハフマン復号部31にて復号され
た復号データは、逆DCT/逆量子化部32に出力され
る。逆DCT/逆量子化部32は、スキップMCUカウ
ンタ51からのスキップ制御信号XSKIPがLレベルなの
で、復号データを逆量子化及び逆DCT演算を行い復号
画像データを出力する。
【0056】続いて、ハフマン復号部31は、後続の符
号データCODEに基づいて次のMCUを復号し、前記と同
様にその復号した復号データを逆DCT/逆量子化部3
2に出力する。そして、DC値入力レジスタ28に保持
した先の直流値DCOを新たに得られたMCUの直流値DCO
に更新するとともに、MCU/バイトカウンタ44及び
シフトレジスタ42が保持している先のバイトアドレス
CADR及びビットアドレスOFSOから新たに得られたバイト
アドレスCADR及びビットアドレスOFSOに更新する。この
時、入出力インターフェース部14のバイトアドレスレ
ジスタ24、ビットアドレス出力レジスタ25及びDC
値出力レジスタ27の内容も更新される。
【0057】同様に、ハフマン復号部31は、デクリメ
ント信号CPを出力して出力MCUカウンタ52の内容N2
を「3」から「2」にする。そして、前記と同様に、そ
の復号データは、逆DCT/逆量子化部32にて逆量子
化及び逆DCT演算されて復号画像データに復号され出
力される。
【0058】やがて、4番目のMCUの復号が完了、つ
まり、第1復号領域Z1の1段目のMCU・ラインにお
ける4個のMCUの復号処理(図2において領域Aの部
分の復号処理)が完了してデクリメント信号CPが出力さ
れると、出力MCUカウンタ52はその内容N2が減算さ
れて「1」から「0」となって、Hレベルの停止制御信
号STOPを出力する。このHレベルの停止制御信号STOPは
JPEG制御部16に出力されるとともに、入出力イン
タフェース部14を介してCPU11に割込信号として
出力される。
【0059】JPEG制御部16は、このHレベルの停
止制御信号STOPに応答して停止指示信号HLTにJPEG
復号部15に出力する。ハフマン復号部31は、停止指
示信号HLTに応答して直ちに復号動作を停止する。従っ
て、次の5番目のMCUの復号処理動作は停止する。
又、逆DCT/逆量子化部32は、4番目のMCUの復
号データの逆量子化及び逆DCT演算動作をして復号画
像データを出力した後、停止指示信号HLTを応答して逆
量子化及び逆DCT演算動作を停止する。
【0060】一方、Hレベルの停止制御信号STOPを割り
込み信号として入力したCPU11は、第1復号領域Z
1中の領域Aの部分(4つのMCU)の復号処理が完了
したことを認識する。そして、CPU11は作業用メモ
リ13から後続の符号データCODEの読み出しを停止す
る。続いて、CPU11は、バイトアドレスレジスタ2
4、ビットアドレス出力レジスタ25及びDC値出力レ
ジスタ27に保持されたその時のバイトアドレスCADR、
ビットアドレスOFSO及び直流値DCOを作業用メモリ13
に記憶する。
【0061】つまり、5番目のMCU(第2復号領域Z
2の最初のMCU)の符号データCODEの処理開始位置、
即ち、先頭バイトのバイトアドレスCADR、そのバイトア
中の先頭ビットのビットアドレスOFSOが作業用メモリ1
3に記憶される。又、その5番目のMCUをハフマン復
号する際に必要な直流値DCOが作業用メモリ13に記憶
されることになる。
【0062】バイトアドレスCADR、ビットアドレスOFSO
及び直流値DCOのセーブが終了すると、CPU11はス
キップMCU数レジスタ21の内容、即ち、スキップM
CU数SKPMを「0」から「16」を書に書き替える。続
いて、CPU11は、コマンドレジスタ29に再起動の
コマンドCMDを出力する。コマンドレジスタ29に書き
込まれた再起動のコマンドCMDに応答して、JPEG制
御部16は図3に示すように再起動指示信号RSTをJP
EG復号部15に出力する。
【0063】再起動指示信号RSTに応答して、スキップ
MCUカウンタ51及び出力MCUカウンタ52は、そ
れぞれスキップMCU数レジスタ21及び出力MCU数
レジスタ22のスキップMCU数SKPMの「16」及び出
力MCU数OUTMの「4」をそれぞれロードしセットす
る。このとき、スキップMCUカウンタ51は、その内
容N1が「16」となるため、Lレベルのスキップ制御信
号XSKIPを逆DCT/逆量子化部32に出力する。従っ
て、逆DCT/逆量子化部32は、逆量子化及び逆DC
T演算動作を行わない状態に制御される。
【0064】続いて、CPU11は、作業用メモリ13
に記憶された後続の圧縮データである符号データCODEを
符号レジスタ23を介してハフマン復号部31に出力す
る。つまり、図2において1段目のMCU・ラインにお
ける第2復号領域Z2の左端から右端に向かって順次符
号データCODEが読み出されハフマン復号部31に出力さ
れていく。
【0065】ハフマン復号部31は、第2復号領域Z2
における最初の1つのMCUを復号した時、その復号し
た復号データを逆DCT/逆量子化部32に出力する。
この時、前記と同様に、DC値入力レジスタ28に保持
した先の直流値DCOを新たに得られたMCUの直流値DCO
に更新するとともに、MCU/バイトカウンタ44及び
シフトレジスタ42が保持している先のバイトアドレス
CADR及びビットアドレスOFSOから新たに得られたバイト
アドレスCADR及びビットアドレスOFSOに更新する。この
時、入出力インターフェース部14のバイトアドレスレ
ジスタ24、ビットアドレス出力レジスタ25及びDC
値出力レジスタ27の内容も更新される。同様に、ハフ
マン復号部31は、デクリメント信号CPを出力してスキ
ップMCUカウンタ51の内容N1を「16」から「1
5」にする。尚、出力MCUカウンタ52は、スキップ
MCUカウンタ51の内容N1が「0」でないので減算動
作をしないことから、その内容N2は「4」のままであ
る。
【0066】一方、逆DCT/逆量子化部32は、Hレ
ベルのスキップ制御信号XSKIPを入力しているので復号
データについて逆量子化及び逆DCT演算動作を行わな
い。従って、逆DCT/逆量子化部32は復号画像デー
タを出力しない。
【0067】この復号画像データを出力しない動作は、
スキップMCUカウンタ51の内容N1が「0」になるま
で続けられる。つまり、再起動してから、ハフマン復号
部31が16個のMCUを復号するまで行われる。詳述
すると、図2において、第2復号領域Z2から第5復号
領域Z5の1段目のMCU・ラインにおける16個のM
CUの復号処理(図2において領域Bの部分の復号処
理)が完了するまで行われる。
【0068】そして、領域Bの部分の復号処理が完了す
ると(スキップMCUカウンタ51の内容N1が「0」に
なると)、2段目のMCU・ラインの符号データCODEが
左端(第1復号領域Z1)から符号レジスタ23を介し
てハフマン復号部31に出力される。このとき、スキッ
プMCUカウンタ51の内容N1が「0」になるため、ス
キップ制御信号XSKIPがHレベルとなり逆DCT/逆量
子化部32は逆量子化及び逆DCT演算の動作が可能な
状態となっている。又、出力MCUカウンタ52も減算
動作が可能な状態となっている。
【0069】そして、前記した第1復号領域Z1の領域
Aの復号処理と同様な復号処理を、第1復号領域Z1の
2段目のMCU・ラインの部分について行う。つまり、
出力MCUカウンタ52の内容N2が「0」になるまで続
けられる。詳述すると、第1復号領域Z1の2段目のM
CU・ラインの部分(4MCU)の復号画像データが逆
DCT/逆量子化部32から出力される。
【0070】復号領域Z1の2段目のMCU・ラインの
部分の復号処理が完了してデクリメント信号CPが出力さ
れると、前記と同様に、出力MCUカウンタ52の内容
N2が「0」となって、Hレベルの停止制御信号STOPが出
力MCUカウンタ52から出力される。
【0071】このHレベルの停止制御信号STOPに基づい
て、前記と同様に、ハフマン復号部31及び逆DCT/
逆量子化部32は、停止指示信号HLTに基づいて復号処
理動作を停止する。又、CPU11も第1復号領域Z1
中の2段目のMCU・ラインの部分の復号処理が完了し
たことを認識し、同CPU11は、バイトアドレスレジ
スタ24、ビットアドレス出力レジスタ25及びDC値
出力レジスタ27に保持されたその時のバイトアドレス
CADR、ビットアドレスOFSO及び直流値DCOを作業用メモ
リ13に記憶する。
【0072】つまり、第2復号領域Z2における2段目
のMCU・ラインの部分の処理開始位置、即ち、先頭バ
イトのバイトアドレスCADR、そのバイトアドレス中の先
頭ビットのビットアドレスOFSOが作業用メモリ13に記
憶される。又、その2段目のMCU・ラインの部分の最
初のMCUをハフマン復号する際に必要な直流値DCOが
作業用メモリ13に記憶される。
【0073】前記と同様に、そのバイトアドレスCADR、
ビットアドレスOFSO及び直流値DCOのセーブが終了する
と、CPU11は、再びコマンドレジスタ29に再起動
のコマンドCMDを出力する。このとき、スキップMCU
数レジスタ21の内容(スキップMCU数SKPM)は「1
6」、出力MCU数レジスタ22の内容(出力MCU数
OUTM)は「4」になっているため、CPU11は書き替
え動作を行わない。
【0074】以後、この動作が、13回繰り返される。
13回繰り返されると、第1復号領域Z1の圧縮データ
だけが復号処理され、第1復号領域Z1の復号画像デー
タが出力されたことになる。又、第2復号領域Z2の各
段のMCU・ラインにおいて最初に復号対象となるMC
U(先頭のMCU)の復号処理のためのバイトアドレス
CADR、ビットアドレスOFSO及び直流値DCOがそれぞれ求
められ作業用メモリ13に記憶される。
【0075】第1復号領域Z1の復号画像データが出力
されると、CPU11は、第2復号領域Z2の復号処理
を行う。CPU11は、第2復号領域Z2の復号画像を
生成すべく、スキップMCU数レジスタ21に「0」、
出力MCU数レジスタ22に「4」を書き込む。つま
り、スキップMCU数SKPMを「0」、出力MCU数OUTM
を「4」とする。続いて、CPU11は、作業用メモリ
13に記憶した第2復号領域Z2の1段目のMCU・ラ
インの最初に復号対象となるMCUのバイトアドレスCA
DR、ビットアドレスOFSO及び直流値DCOを読み出す。そ
して、CPU11は、その読み出したビットアドレスOF
SOをビットアドレス入力レジスタ26に、直流値DCOを
DC値入力レジスタ28にロードする。又、CPU11
は、MCUのバイトアドレスCADRに基づいて第2復号領
域Z2の1段目のMCU・ラインの最初に復号対象とな
るMCUの先頭バイトアドレスと認識し、該アドレスCA
DRの符号データCODEから読み出す準備をする。
【0076】続いて、CPU11は、第1復号領域Z1
の場合と同様に、コマンドレジスタ29に起動開始のコ
マンドCMDを出力し、同起動開始のコマンドCMDに基づい
てJPEG制御部16からJPEG復号部15に起動指
示信号STRを出力させる。
【0077】起動指示信号STRに応答して、スキップM
CUカウンタ51には、スキップMCU数レジスタ21
のスキップMCU数SKPMの「0」が、出力MCUカウン
タ52には、出力MCU数レジスタ22の出力MCU数
OUTMの「4」がそれぞれロードしセットされる。従っ
て、第1復号領域Z1の場合と同様に、スキップMCU
カウンタ51の内容N1が「0」であるため、逆DCT/
逆量子化部32は、逆量子化及び逆DCT演算を行うこ
とができる状態に制御される。
【0078】又、ハフマン復号部31のシフトレジスタ
42にはビットアドレス入力レジスタ26のビットアド
レスOFSOが、DCレジスタ43にはDC値入力レジスタ
28の直流値DCOがそれぞれビットアドレスOFSI、直流
値DCIとしてロードしセットされる。
【0079】続いて、CPU11は、作業用メモリ13
に記憶された圧縮データである符号データCODEを前記バ
イトアドレスCADRに基づいて、即ち、第2復号領域Z2
の1段目のMCU・ラインの最初に復号対象となるMC
Uの先頭バイトアドレス(アドレスCADR)の符号データ
CODEから読み出し符号レジスタ23を介してハフマン復
号部31に出力される。
【0080】そして、ハフマン復号部31は最初に入力
された符号データCODEについてシフトレジスタ42にセ
ットされたビットアドレスOFSIに基づいて復号対象とな
る符号データCODEの先頭ビットを判断して該先頭ビット
からハフマン復号化を開始する。この時、DCレジスタ
43にセットされた直流値DCIに基づいて復号される。
【0081】ハフマン復号部31は、前記と同様に、第
2復号領域Z2の1段目のMCU・ライン上にある4M
CUを復号化する。そして、ハフマン復号部31にて復
号化された復号データは、前記と同様に次段の逆DCT
/逆量子化部32にて逆量子化及び逆DCT演算がなさ
れて復号画像データとなって出力される。
【0082】第2復号領域Z2の最上段のMCU・ライ
ン上にある4MCUの復号が完了すると、出力MCUカ
ウンタ52はその内容N2が「0」となって、Hレベルの
停止制御信号STOPを出力する。このHレベルの停止制御
信号STOPは前記と同様にJPEG制御部16に出力され
るとともに、入出力インタフェース部14を介してCP
U11に割込信号として出力される。
【0083】JPEG制御部16は、このHレベルの停
止制御信号STOPに応答して停止指示信号HLTをJPEG
復号部15に出力する。ハフマン復号部31は、前記と
同様に停止指示信号HLTを応答して復号動作を停止す
る。
【0084】一方、Hレベルの停止制御信号STOPを割り
込み信号として入力したCPU11は、第2復号領域Z
2の1段目のMCU・ライン上の4つのMCUの復号処
理が完了したことを認識し、前記した第1復号領域Z1
の復号処理とは相違して、コマンドレジスタ29を介し
て復号処理を中断さるためのコマンドCMDをJPEG復
号部15に出力する。JPEG復号部15はこの復号処
理を中断さるためのコマンドCMDに応答してJPEG復
号部15の各部31〜33に中断指示信号ABTを出力す
る。JPEG復号部15の各部31〜33は、中断指示
信号ABTに応答して前記4つのMCU以後の復号処理を
行うのを中断する。
【0085】又、CPU11は、バイトアドレスレジス
タ24、ビットアドレス出力レジスタ25及びDC値出
力レジスタ27に保持されたその時のバイトアドレスCA
DR、ビットアドレスOFSO及び直流値DCOを作業用メモリ
13に記憶する。つまり、第3復号領域Z3における1
段目のMCU・ライン上の最初のMCUの符号データCO
DEの処理開始位置、即ち、先頭バイトのバイトアドレス
CADR、そのバイトア中の先頭ビットのビットアドレスOF
SOが作業用メモリ13に記憶される。又、その第3復号
領域Z3の最初のMCUをハフマン復号する際に必要な
直流値DCOが作業用メモリ13に記憶されることにな
る。
【0086】次に、CPU11は第2復号領域Z2の2
段目のMCU・ライン上の4つのMCUを復号するため
に第1復号領域Z1の復号処理とは相違する処理を行
う。つまり、CPU11はスキップMCU数レジスタ2
1及び出力MCU数レジスタ22の内容はそのままにす
る。即ち、スキップMCU数SKPMは「0」、出力MCU
数OUTMは「4」のままとなる。
【0087】又、CPU11は、作業用メモリ13に記
憶した第2復号領域Z2の2段目のMCU・ラインの最
初に復号対象となるビットアドレスOFSO及び直流値DCO
を読み出し、それぞれのレジスタ26,28にロードす
る。又、CPU11は、MCUのバイトアドレスCADRに
基づいて第2復号領域Z2の2段目のMCU・ラインの
最初に復号対象となるMCUの先頭バイトアドレスと認
識し、該アドレスCADRの符号データCODEから読み出す準
備をする。
【0088】続いて、CPU11は、コマンドレジスタ
29に起動開始のコマンドCMDを出力する。コマンドレ
ジスタ29に書き込まれた起動開始のコマンドCMDに応
答して、JPEG制御部16は起動指示信号STRをJP
EG復号部15に出力する。
【0089】起動指示信号STRに応答して、スキップM
CUカウンタ51には、スキップMCU数SKPMの「0」
が、出力MCUカウンタ52には、出力MCU数OUTMの
「4」がそれぞれロードしセットされる。従って、前記
した第2復号領域Z2の1段目のMCU・ライン上の4
MCUの場合と同様に、逆DCT/逆量子化部32は、
逆量子化及び逆DCT演算を行うことができる状態に制
御される。
【0090】又、ハフマン復号部31のシフトレジスタ
42にはビットアドレス入力レジスタ26のビットアド
レスOFSOが、DCレジスタ43にはDC値入力レジスタ
28の直流値DCOがそれぞれビットアドレスOFSI、直流
値DCIとしてロードしセットされる。
【0091】続いて、CPU11は、作業用メモリ13
に記憶された符号データCODEを前記バイトアドレスCADR
に基づいて、即ち、第2復号領域Z2の2段目のMCU
・ライン上の最初に復号対象となるMCUの先頭バイト
アドレス(アドレスCADR)の符号データCODEから読み出
し符号レジスタ23を介してハフマン復号部31に出力
される。
【0092】そして、ハフマン復号部31は最初に入力
された符号データCODEについてシフトレジスタ42にセ
ットされたビットアドレスOFSIに基づいて復号対象とな
る符号データCODEの先頭ビットを判断して該先頭ビット
からハフマン復号化を開始する。この時、DCレジスタ
43にセットされた直流値DCIに基づいて復号される。
従って、ハフマン復号部31は、前記と同様に、第2復
号領域Z2の2段目のMCU・ライン上にある4MCU
の復号化を開始する。そして、ハフマン復号部31にて
復号化された復号データは、前記と同様に次段の逆DC
T/逆量子化部32にて逆量子化及び逆DCT演算がな
されて復号画像データとなって出力される。
【0093】第2復号領域Z2の2段目のMCU・ライ
ン上にある4MCUの復号が完了すると、出力MCUカ
ウンタ52はHレベルの停止制御信号STOPを出力する。
このHレベルの停止制御信号STOPは前記と同様にJPE
G制御部16に出力されるとともに、入出力インタフェ
ース部14を介してCPU11に割込信号として出力さ
れる。
【0094】そして、CPU11は、第2復号領域Z2
の2段目のMCU・ライン上の4つのMCUの復号処理
が完了したことを認識し、該2段目のMCU・ライン上
の4つのMCUの復号処理と同様な、コマンドレジスタ
29を介して復号処理を中断さるためのコマンドCMDを
JPEG復号部15に出力する。JPEG復号部15は
同様にJPEG復号部15の各部31〜33に中断指示
信号ABTを出力してJPEG復号部15の各部31〜3
3の復号処理を中断させる。
【0095】又、同様に、CPU11は、バイトアドレ
スレジスタ24、ビットアドレス出力レジスタ25及び
DC値出力レジスタ27に保持されたその時のバイトア
ドレスCADR、ビットアドレスOFSO及び直流値DCOを作業
用メモリ13に記憶する。つまり、第3復号領域Z3に
おける2段目のMCU・ライン上の最初のMCUの符号
データCODEの処理開始位置、即ち、先頭バイトのバイト
アドレスCADR、そのバイトア中の先頭ビットのビットア
ドレスOFSOが作業用メモリ13に記憶される。又、その
第3復号領域Z3の最初のMCUをハフマン復号する際
に必要な直流値DCOが作業用メモリ13に記憶されるこ
とになる。
【0096】そして、CPU11は第2復号領域Z2の
3段目のMCU・ライン上の4つのMCUを復号するた
めに前記した第2復号領域Z2の3段目のMCU・ライ
ン上の4つのMCUの復号処理と同様な処理を行う。以
後、第2復号領域Z2の15段目(最下段)のMCU・
ライン上の4つのMCUの復号処理まで同様な動作を繰
り返す。
【0097】そして、第2復号領域Z2の圧縮データの
復号処理されると、第3復号領域Z3の各段のMCU・
ラインにおいて最初に復号対象となるMCU(先頭のM
CU)の復号処理のためのバイトアドレスCADR、ビット
アドレスOFSO及び直流値DCOがそれぞれ求められ作業用
メモリ13に記憶される。
【0098】つまり、第1復号領域Z1の復号処理の場
合には、各MCU・ラインにおいて他の復号領域Z2〜
Z5の16のMCUを逆DCT/逆量子化部32にて逆
量子化及び逆DCT演算させないようにスキップさせる
ようにした。これに対して、第2復号領域Z2の復号処
理の場合には、各MCU・ラインにおいて他の復号領域
Z1,Z3〜Z5の16のMCUを逆DCT/逆量子化
部32にて逆量子化及び逆DCT演算させないようにス
キップさせる動作はない。
【0099】従って、第2復号領域Z2の復号処理の場
合には、その分だけ復号処理時間が短縮される。第2復
号領域Z2の圧縮データにおける復号画像データが出力
されると、CPU11は、以後、第2復号領域Z2の復
号処理と同様の方法にて、第3復号領域Z3、第4復号
領域Z4、第5復号領域Z5の順で復号処理を行う。
【0100】つまり、第3復号領域Z3の復号処理は、
第2復号領域Z2の復号処理の時に求めた第3復号領域
Z3の復号処理のためのバイトアドレスCADR、ビットア
ドレスOFSO及び直流値DCOに基づいて復号処理が行われ
る。第4復号領域Z4の復号処理は、第3復号領域Z3
の復号処理の時に求めた第4復号領域Z4の復号処理の
ためのバイトアドレスCADR、ビットアドレスOFSO及び直
流値DCOに基づいて復号処理が行われる。第5復号領域
Z5の復号処理は、第4復号領域Z4の復号処理の時に
求めた第5復号領域Z5の復号処理のためのバイトアド
レスCADR、ビットアドレスOFSO及び直流値DCOに基づい
て復号処理が行われる。
【0101】次に上記のように構成したJPEG復号装
置の特徴を以下に記載する。 (1)本実施形態では、JPEG復号部15に、ハフマ
ン復号部31が符号データCODEから1つのMCUを復号
する毎にカウント動作をするスキップMCUカウンタ5
1及び出力MCUカウンタ52よりなるカウンタ部33
を設けた。
【0102】スキップMCUカウンタ51は内容N1が
「0」になるまでハフマン復号部31が1つのMCUを
復号する毎にカウント動作を行う。出力MCUカウンタ
52は、スキップMCUカウンタ51にセットされる内
容N1が「0」になった時にハフマン復号部31が1つの
MCUを復号する毎にカウント動作を行い、そのカウン
ト動作は出力MCUカウンタ52の内容N2が「0」にな
るまで行うようにした。
【0103】そして、出力MCUカウンタ52にセット
された内容N2(出力MCU数OUTM)が「0」になるま
で、順次入力される符号データCODEを1つのMCU毎に
復号するハフマン復号部31の復号動作を制御するよう
にした。
【0104】一方、JPEG復号部15の逆DCT/逆
量子化部32を、スキップMCUカウンタ51にセット
される内容N1が「0」になるまで非動作にし、「0」に
なった時にはじめて動作を可能にするようにした。
【0105】従って、1つの原画像の圧縮データをMC
U・ラインに従って復号する際に、スキップMCUカウ
ンタ51及び出力MCUカウンタ52の内容N1,N2をそ
の時々で変更することによって、本実施形態のように1
つの原画像の圧縮データに対して第1復号領域Z1の復
号データだけといった所望の部分の復号データ(部分復
号画像)を出力することができる。
【0106】その結果、1つの原画像の圧縮データから
その原画像の一部分の復号画像を得てプリンタにてプリ
ントする場合には、プリンタは、1つの原画像の圧縮デ
ータを全て復号した復号データを記憶する必要が無く、
その一部分の復号画像の復号データを記憶するだけの小
さな容量のメモリを備えればよいことになる。
【0107】また、所望の部分の復号データ(部分復号
画像)が得られることから、プリンタ内において、全て
復号した復号データからその所望の部分の復号データを
編集処理する必要性がなくなり、プリンタの負荷は軽減
されるとともに、プリンタのコストダウンに寄与するこ
とができる。
【0108】(2)本実施形態では、1つの原画像の圧
縮データをMCU・ラインに従って所望の部分を復号す
る際に、その復号部分における各MCU・ラインのMC
Uが復号される毎に、その復号を完了した際に得られる
該復号部分に隣接する非復号部分の最初に復号対象とな
るMCUの復号に必要な復号開始情報(バイトアドレス
CADR、ビットアドレスOFSO及び直流値DCO)を作業用メ
モリ13に保持するようにした。
【0109】つまり、ハフマン復号部31はシフトレジ
スタ42、DCレジスタ43及びMCU/バイトカウン
タ44を設け、これら復号開始情報としてのバイトアド
レスCADR、ビットアドレスOFSO及び直流値DCOを保持す
るように構成した。又、その時々の復号開始情報として
のバイトアドレスCADR、ビットアドレスOFSO及び直流値
DCOを記憶する作業メモリ13を設けた。CPU11
は、各MCU・ラインのMCUが復号される毎に、その
復号開始情報としてのバイトアドレスCADR、ビットアド
レスOFSO及び直流値DCOを作業用メモリ13に記憶させ
る。
【0110】そして、該所望の部分を復号が完了したと
き(所望の部分の復号画像が出力されたとき)、次の新
たな部分の復号を行うとき、作業メモリ13に記憶した
先の各MCU・ラインのMCU毎の復号開始情報として
のビットアドレスOFSO及び直流値DCOを読み出し、ハフ
マン復号部31のシフトレジスタ42及びDCレジスタ
43にロードし、バイトアドレスCADRに基づいて先の復
号部分に隣接する非復号部分の最初に復号対象のMCU
から復号処理が開始されるようにした。
【0111】従って、本実施形態のように第1復号領域
Z1から第5復号領域Z5を順番に復号処理を行う場
合、各領域Z1〜Z5を復号処理する毎に原画像の圧縮
データを再び一から読み出して復号処理をする必要がな
い。その結果、連続して複数の部分の部分復号画像を復
号する際にはその復号処理速度は、その分速くなる。
【0112】また、本実施形態のように、第1復号領域
Z1から第5復号領域Z5を順番に復号処理、即ち、こ
れら第1復号領域Z1から第5復号領域Z5の部分復号
データは、ラインプリンタにおける1印字ライン分の印
字データに対応する。従って、縦長のハガキにプリント
する際に、画像(復号画像)を90度回転させて該画像
を横方向をハガキの縦方向に合わせてハガキにプリント
する場合、直ちにプリントすることができる。従って、
プリンタの負荷は軽減されその分だけプリンタのコスト
を低減されることができる。
【0113】(3)本実施形態では、スキップMCUカ
ウンタ51の内容N1を「0」、出力MCUカウンタ52
の内容N2を「300(=20×15)」にすれば、20
×15MCUからなる原画像を圧縮した全圧縮データを
通常の通りに復号することができる。
【0114】(第2実施形態)次に、画像復号化装置と
してのJPEG復号装置の第2実施形態について図4に
従って説明する。
【0115】尚、説明の便宜上、第1実施形態と同一の
構成についてはその詳細な説明は省略し特徴のある点に
ついて詳細に説明する。図4において、JPEG復号部
14は、第2記憶手段としてのスキップ及び第3記憶手
段としての出力MCU用メモリ61と復号開始情報用メ
モリ62を備えている。
【0116】スキップ及び出力MCU用メモリ61はR
AMよりなり、ステップMCUカウンタ51及び出力M
CUカウンタ52に対して、1つの原画像の圧縮データ
から部分復号画像データを出力するための全てのスキッ
プMCU数SKPM、出力MCU数OUTMが予めCPU11に
よって入出力インターフェース部14を介して記憶され
るようになっている。詳述すると、例えば、図2に示す
ように第1復号領域Z1から第5復号領域Z5まで順番
に部分復号画像データを作成する際の、その時々で変更
されるスキップMCU数SKPM、出力MCU数OUTMが予め
各アドレスに順番に記憶される。つまり、第1復号領域
Z1の場合、1段目のMCU・ラインの復号処理につい
てはスキップMCU数SKPMは「0」、出力MCU数OUTM
は「4」となる。2段目から15段目のMCU・ライン
の復号処理については、スキップMCU数SKPMは「1
6」、出力MCU数OUTMは「4」となる。因みに、第2
復号領域Z2〜第5復号領域の場合、それぞれ1段目〜
15段目のMCU・ラインの復号処理についてはスキッ
プMCU数SKPMは「0」、出力MCU数OUTMは「4」と
なる。
【0117】又、スキップ及び出力MCU用メモリ61
はインクリメンタ61aを備えている。インクリメンタ
61aは、前記出力MCUカウンタ52の停止制御信号
STOPを入力する。インクリメンタ61aは停止制御信号
STOPがLレベルからHレベルに立ち上がる毎に、スキッ
プ及び出力MCU用メモリ61のアドレスをインクリメ
ントする。インクリメンタ61aにてインクリメントさ
れると、そのインクリメントされたアドレスに記憶され
たスキップMCU数SKPMと出力MCU数OUTMが指定され
る。そして、指定されたスキップMCU数SKPMと出力M
CU数OUTMは、再起動指示信号RSTに応答してそれぞれ
ステップMCUカウンタ51及び出力MCUカウンタ5
2にセットされる。
【0118】復号開始情報用メモリ62はRAMよりな
り、前記停止制御信号STOPのHレベルへの立ち上がり応
答してその時のハフマン復号部31のシフトレジスタ4
2、DCレジスタ43及びMCU/バイトカウンタ44
の内容を保持するようになっている。つまり、シフトレ
ジスタ42のビットアドレスOFSO、DCレジスタ43の
直流値DC及びMCU/バイトカウンタ44のバイトアド
レスCADRを保持するようになっている。
【0119】又、復号開始情報用メモリ62はインクリ
メンタ62aを備えている。インクリメンタ62aは、
前記JPEG制御部16の再起動指示信号RSTを入力す
る。インクリメンタ62aは、再起動指示信号RSTを入
力する毎に復号開始情報用メモリ62のアドレスをイン
クリメントする。インクリメンタ62aにてインクリメ
ントされると、そのインクリメントされたアドレスに前
記停止制御信号STOPに応答してシフトレジスタ42のビ
ットアドレスOFSO、DCレジスタ43の直流値DCO及び
MCU/バイトカウンタ44のバイトアドレスCADRが記
憶されるようになっている。
【0120】この復号開始情報用メモリ62に記憶され
たその時々の復号開始情報としてのビットアドレスOFS
O、直流値DCO及びバイトアドレスCADRのうちビットアド
レスOFSOと直流値DCOは、第1実施形態と同様にCPU
11によって読み出され、それぞれ入出力インターフェ
ース部14のビットアドレス入力レジスタ26、DC値
入力レジスタ28にロードされ保持されるようになって
いる。
【0121】尚、本実施形態では、JPEG復号部15
にスキップ及び出力MCU用メモリ61と復号開始情報
用メモリ62を設けため、入出力インターフェース部1
4には、スキップMCU数レジスタ21、出力MCU数
レジスタ22、バイトアドレスレジスタ24、ビットア
ドレス出力レジスタ25及びDC値出力レジスタ27は
設けられていない。
【0122】次に、上記のように構成したJPEG復号
装置の作用について説明する。説明の便宜上、前記第1
実施形態と同様に図2に示す作業用メモリ13に記憶さ
れた20×15MCUからなる原画像を圧縮した圧縮デ
ータを第1復号領域Z1から順に第5復号領域Z5まで
復号する場合について説明する。
【0123】今、スキップ及び出力MCU用メモリ61
と復号開始情報用メモリ62のクリアされた状態にあ
る。CPU11は、第1復号領域Z1〜第5復号領域Z
5の全てについて復号画像を順番に生成するために必要
なスキップMCU数SKPMと出力MCU数OUTMを復号処理
する順番にスキップ及び出力MCU用メモリ61に記憶
する。
【0124】この時、スキップ及び出力MCU用メモリ
61及び復号開始情報用メモリ62のインクリメンタ6
1a,62aは、先頭アドレス(0番地)となってい
る。続いて、CPU11は、コマンドレジスタ29に起
動開始のコマンドCMDを出力する。コマンドレジスタ2
9に書き込まれた起動開始のコマンドCMDに応答して、
JPEG制御部16は起動指示信号STRをJPEG復号
部15に出力する。
【0125】起動指示信号STRに応答して、スキップM
CUカウンタ51及び出力MCUカウンタ52は、それ
ぞれスキップ及び出力MCU用メモリ61の先頭アドレ
スに記憶されたスキップMCU数SKPMの「0」及び出力
MCU数OUTMの「4」をそれぞれロードしセットする。
つまり、第1復号領域Z1の1段目のMCU・ラインの
4MCUの復号処理が可能な状態にセットされる。
【0126】続いて、CPU11は、図2において1段
目のMCU・ラインについて左端から右端に向かって順
次符号データCODEを読み出しハフマン復号部31に出力
する。
【0127】ハフマン復号部31は、符号データCODEに
基づいてMCU毎に復号し、その復号した復号データを
逆DCT/逆量子化部32に順次出力する。この時、そ
の時々に得られたMCUの直流値DCOを次のMCUの復
号のためにDC値入力レジスタ28に保持する。又、ハ
フマン復号部31は、次の復号対象となるMCUのバイ
トアドレスCADRをMCU/バイトカウンタ44に保持し
ているとともに、その先頭バイトであって該復号対象と
なるビットアドレスOFSOをシフトレジスタ42に保持し
ている。
【0128】又、ハフマン復号部31のMCU/バイト
カウンタ44は、1つのMCUの復号が完了する毎に、
デクリメント信号CPをスキップMCUカウンタ51及び
出力MCUカウンタ52に出力する。この時、スキップ
MCUカウンタ51の内容N1が「0」なので、出力MC
Uカウンタ52の内容N2はデクリメント信号CPに基づい
て減算されていく。
【0129】一方、ハフマン復号部31にて復号された
復号データは、逆DCT/逆量子化部32に出力され
る。逆DCT/逆量子化部32は、スキップMCUカウ
ンタ51からのスキップ制御信号XSKIPがLレベルなの
で、復号データを逆量子化及び逆DCT演算を行い復号
画像データを出力する。
【0130】やがて、第1復号領域Z1の1段目のMC
U・ラインにおける4個のMCUの復号処理が完了して
デクリメント信号CPが出力されると、出力MCUカウン
タ52はその内容N2が「0」となって、Hレベルの停止
制御信号STOPを出力する。
【0131】この停止制御信号STOPに応答してスキップ
及び出力MCU用メモリ61のアドレスがインクリメン
トされ、次の第1復号領域Z1の2段目のMCU・ライ
ンにおける4個のMCUの復号処理のためのスキップM
CU数SKPM及び出力MCU数OUTMが指定される。
【0132】又、この停止制御信号STOPに応答して復号
開始情報用メモリ62は、その時のビットアドレスOFS
O、直流値DCO及びバイトアドレスCADRを先頭アドレスに
記憶する。つまり、復号開始情報用メモリ62の先頭ア
ドレスには、第2復号領域Z2の1段目の最初のMCU
を復号するための復号開始情報が記憶される。
【0133】さらに、この停止制御信号STOPは、JPE
G制御部16に出力される。従って、JPEG復号部1
5は第1復号領域Z1の1段目のMCU・ラインにおけ
る4個のMCUの復号処理が完了すると一時復号処理動
作を停止する。
【0134】続いて、JPEG制御部16は再起動指示
信号RSTをJPEG復号部15に出力する。再起動指示
信号RSTに応答して、スキップMCUカウンタ51及び
出力MCUカウンタ52は、それぞれスキップ及び出力
MCU用メモリ61の先頭アドレスの次のアドレスに記
憶されたスキップMCU数SKPMの「16」及び出力MC
U数OUTMの「4」をそれぞれロードしセットする。つま
り、第1復号領域Z1の2段目のMCU・ラインの4M
CUの復号処理が可能な状態にセットされる。
【0135】又、復号開始情報用メモリ62は再起動指
示信号RSTに応答してアドレスを1つインクリメントす
る。つまり、第2復号領域Z2の2段目の最初のMCU
を復号するための復号開始情報を記憶するアドレスが指
定される。
【0136】従って、スキップMCUカウンタ51は、
その内容N1が「16」となるため、Lレベルのスキップ
制御信号XSKIPを逆DCT/逆量子化部32に出力す
る。その結果、逆DCT/逆量子化部32は、逆量子化
及び逆DCT演算動作を行わない状態に制御される。つ
まり、第1復号領域Z1の2段目の4MCUの復号処理
が行われる。
【0137】以後、第1復号領域Z1の各段目の4MC
Uの復号処理される毎に停止制御信号STOPされて次段の
4MCUの復号処理のためのスキップMCU数SKPM及び
出力MCU数OUTMが指定され、該スキップMCU数SKPM
及び出力MCU数OUTMに基づいて復号処理が行われる。
又、第1復号領域Z1の各段目の4MCUの復号処理が
完了する毎に、復号開始情報用メモリ62の各アドレス
には、第2復号領域Z2の各段目の最初のMCUを復号
するための復号開始情報が記憶される。
【0138】第1復号領域Z1の復号画像データが出力
されると、第2復号領域Z2の復号処理を行う。この場
合、復号開始情報用メモリ62において、第2復号領域
Z2の各段目の復号処理を実行する前に、先に記憶され
た対応する段のアドレスに記憶されたビットアドレスOF
SO、直流値DCOが、CPU11によって読み出され、ビ
ットアドレスOFSI、直流値DCIとしてそれぞれビットア
ドレス入力レジスタ26及びDC値入力レジスタ28に
出力される。そして、ビットアドレス入力レジスタ26
及びDC値入力レジスタ28に出力されたビットアドレ
スOFSI、直流値DCIはそれぞれシフトレジスタ42及び
DCレジスタ43にセットされる。
【0139】一方、スキップ及び出力MCU用メモリ6
1も第2復号領域Z2の各段のMCU・ラインについて
復号画像を生成するために必要なスキップMCU数SKPM
と出力MCU数OUTMが記憶されたアドレスにインクリメ
ントされている。
【0140】そして、JPEG復号部15とJPEG制
御部16において、第1復号領域Z1の復号処理と同様
にスキップ及び出力MCU用メモリ61の内容に基づい
て第2復号領域Z2の各段のMCU・ラインについて復
号処理が行われるとともに、次の第3復号領域Z3を復
号処理する際に必要なビットアドレスOFSO、直流値DCO
及びバイトアドレスCADRを復号開始情報用メモリ62に
記憶する。
【0141】第2復号領域Z2の圧縮データにおける復
号画像データが出力されると、JPEG復号部15とJ
PEG制御部16は、以後、第2復号領域Z2の復号処
理と同様の方法にて、第3復号領域Z3、第4復号領域
Z4、第5復号領域Z5の順で復号処理を行う。
【0142】次に上記のように構成したJPEG復号装
置の特徴を以下に記載する。 (1)本実施形態では、第1実施形態の(1)と同様に
JPEG復号部15に、ハフマン復号部31が符号デー
タCODEから1つのMCUを復号する毎にカウント動作を
するスキップMCUカウンタ51及び出力MCUカウン
タ52よりなるカウンタ部33を設けた。
【0143】従って、1つの原画像の圧縮データをMC
U・ラインに従って復号する際に、スキップMCUカウ
ンタ51及び出力MCUカウンタ52の内容N1,N2をそ
の時々で変更することによって、本実施形態のように1
つの原画像の圧縮データに対して第1復号領域Z1の復
号データだけといった所望の部分の復号データ(部分復
号画像)を出力することができる。
【0144】その結果、1つの原画像の圧縮データから
その原画像の一部分の復号画像を得てプリンタにてプリ
ントする場合には、プリンタは、1つの原画像の圧縮デ
ータを全て復号した復号データを記憶する必要が無く、
その一部分の復号画像の復号データを記憶するだけの小
さな容量のメモリを備えればよいことになる。
【0145】また、所望の部分の復号データ(部分復号
画像)が得られることから、プリンタ内において、全て
復号した復号データからその所望の部分の復号データを
編集処理する必要性がなくなり、プリンタの負荷は軽減
されるとともに、プリンタのコストダウンに寄与するこ
とができる。
【0146】(2)本実施形態では、第1実施形態の
(2)と同様に復号を完了した際に得られる該復号部分
に隣接する非復号部分の最初に復号対象となるMCUの
復号に必要な復号開始情報(バイトアドレスCADR、ビッ
トアドレスOFSO及び直流値DCO)を復号開始情報用メモ
リ62に保持するようにした。
【0147】従って、第1実施形態の(2)と同様に第
1復号領域Z1から第5復号領域Z5を順番に復号処理
を行う場合、各領域Z1〜Z5を復号処理する毎に原画
像の圧縮データを再び一から読み出して復号処理をする
必要がない。その結果、連続して複数の部分の部分復号
画像を復号する際にはその復号処理速度は、その分速く
なる。
【0148】また、縦長のハガキにプリントする際に、
画像(復号画像)を90度回転させて該画像を横方向を
ハガキの縦方向に合わせてハガキにプリントする場合、
直ちにプリントすることができる。従って、プリンタの
負荷は軽減されその分だけプリンタのコストを低減され
ることができる。
【0149】(3)本実施形態では、JPEG復号部1
5にスキップ及び出力MCU用メモリ61を設けた。そ
して、スキップ及び出力MCU用メモリ61に、ステッ
プMCUカウンタ51及び出力MCUカウンタ52に対
して、1つの原画像の圧縮データから部分復号画像デー
タを出力するために必要な全てのスキップMCU数SKP
M、出力MCU数OUTMを予め記憶させた。
【0150】従って、最初に全てのスキップMCU数SK
PM及び出力MCU数OUTMを設定した後には、本実施形態
のCPU11は第1実施形態のようにその時々でスキッ
プMCU数SKPM及び出力MCU数OUTMを設定する処理動
作をしない。その結果、CPU11の負荷は軽減される
とともに復号処理時間の短縮を図ることができる。
【0151】(4)本実施形態では、JPEG復号部1
5に復号開始情報用メモリ62を設けた。そして、復号
開始情報用メモリ62に記憶したビットアドレスOFSO、
直流値DCOをビットアドレスOFSI、直流値DCIとしてそれ
ぞれビットアドレス入力レジスタ26及びDC値入力レ
ジスタ28を介してシフトレジスタ42及びDCレジス
タ43にセットするようにした。
【0152】従って、本実施形態のCPU11は、第1
実施形態のようにその時々で作業用メモリ13からビッ
トアドレスOFSO、直流値DCOを読み出して設定する動作
をしない。その結果、CPU11の負荷は軽減されると
ともに復号処理時間の短縮を図ることができる。
【0153】尚、発明の実施の形態は上記各実施形態に
限定されるものではなく、以下のように実施してもよ
い。 ○前記各実施形態では、出力MCUカウンタ52は、ス
キップMCUカウンタ51の内容N1が「0」になった時
に減算動作を開始したが、これを独立して減算動作を行
なわせるようにしてもよい。
【0154】この場合、出力MCUカウンタ52の内容
N2を、スキップMCUカウンタ51にセットされる内容
N1を加算した値にセットすればよい。従って、第1実施
形態のようにスキップMCUカウンタ51が「0」にな
った時に出力MCUカウンタ52をカウント動作させる
ための特別な回路構成はなくなる。
【0155】○前記各実施形態では、作業用メモリ13
に復号画像を得るための圧縮データ(符号データCODE)
を記憶させていたが、該圧縮データ(符号データCODE)
は外部記憶装置に記憶されているものでもよい。この場
合、CPU11が外部記憶装置に対して直接読み出すた
め、作業用メモリ13の容量は小さくすることができ
る。
【0156】○前記第2実施形態では、復号開始情報用
メモリ62の記憶されたビットアドレスOFSO、直流値DC
Oは、それぞれビットアドレス入力レジスタ26及びD
C値入力レジスタ28を介してシフトレジスタ42及び
DCレジスタ43にセットするようにした。これを、1
つの復号領域が完了する毎に、バイトアドレスCADRとと
もに作業用メモリ13に記憶するようにし、該作業用メ
モリ13からビットアドレスOFSO、直流値DCOをビット
アドレスOFSI、直流値DCIとして読み出すように実施し
てもよい。
【0157】○前記各実施形態では、図2に示すように
第1復号領域Z1から第5復号領域Z5についての復号
処理について説明した。これを例えば、スキップMCU
カウンタ51の内容N1を予め定めた数に固定するととも
に、出力MCUカウンタ52の内容N2を「0」に固定し
て、全圧縮データについて復号処理を行う。つまり、最
初から復号画像データを作らないで、まず、スキップM
CUカウンタ51で設定したスキップMCU数SKPMの間
隔で全ての復号開始情報(バイトアドレスCADR、ビット
アドレスOFSO及び直流値DCO)を作業用メモリ13(復
号開始情報用メモリ62)に記憶させるようにする。
【0158】そして、作業用メモリ13(復号開始情報
用メモリ62)に記憶した復号開始情報(バイトアドレ
スCADR、ビットアドレスOFSO及び直流値DCO)を使用す
るとともに、スキップMCUカウンタ51の内容N1及び
出力MCUカウンタ52の内容N2を適宜設定して復号処
理を行うようにして実施してもよい。この場合、任意領
域の復号が高速で行うことができるとともに、リスター
トマーカーが予め多数含まれた符号データを復号する場
合と同様な部分復号画像処理が可能となり、各領域毎の
位置関係やオーバーラップ等の部分復号画像を自由に設
定することができる。
【0159】○前記第2実施形態では、復号開始情報用
メモリ62に記憶されたその時々の復号開始情報として
のビットアドレスOFSO、直流値DCO及びバイトアドレスC
ADRのうちビットアドレスOFSOと直流値DCOは、CPU1
1によって読み出され、それぞれ入出力インターフェー
ス部14のビットアドレス入力レジスタ26、DC値入
力レジスタ28にロードされ保持されるように構成し
た。
【0160】これを、復号開始情報用メモリ62に記憶
されたビットアドレスOFSOと直流値DCOを、CPU11
によらず、それぞれ入出力インターフェース部14のビ
ットアドレス入力レジスタ26、DC値入力レジスタ2
8に直接ロードさせるように構成して実施してもよい。
【0161】
【発明の効果】請求項1〜4に記載の発明によれば、1
つの原画像の圧縮データに対して所望の部分の部分復号
画像を出力することができ、プリンタ等の外部装置の負
荷を低減することができる。
【0162】加えて請求項2〜4に記載の発明によれ
ば、所望の部分の復号が完了したとき、その復号部分に
隣接する非復号部分の最初に復号対象となるMCUから
復号処理を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のJPEG復号装置のブロック回
路図
【図2】圧縮データの復号処理順序を説明するための模
式図
【図3】再起動から停止までの動作概要を説明するため
のタイムチャート
【図4】第2実施形態のJPEG復号装置のブロック回
路図
【符号の説明】
11 中央処理装置(CPU) 12 ROM 13 作業用メモリ 15 JPEG復号部 16 JPEG制御部 31 ハフマン復号部 32 逆DCT/逆量子化部 33 カウンタ部 42 シフトレジスタ 43 DCレジスタ 44 MCU/バイトカウント 51 スキップMCUカウンタ 52 出力MCUカウンタ 61 スキップ及び出力MCU用メモリ 62 復号開始情報用メモリ SKPM スキップMCU数 OUTM 出力MCU数 CODE 符号データ CADR バイトアドレス OFSO,OFSI ビットアドレス DCO,DCI 直流値 N1,N2 内容 CP デクリメント信号 STOP 停止制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 LA00 MA00 MA23 MC14 ME02 SS15 SS28 UA05 UA38 5C078 BA21 BA57 CA14 DA00 DA02 DB05 9A001 EE04 EE05 JJ35 KK42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 JPEG方式にて圧縮された符号データ
    をMCU毎に復号するハフマン復号手段と、 そのハフマン復号手段にて復号されたMCU毎の復号デ
    ータを逆量子化した後に逆DCT演算して復号画像デー
    タを出力する逆DCT/逆量子化手段とを有した画像復
    号化装置において、 前記ハフマン復号手段において復号処理するMCUの数
    を指示する第1カウンタと、 前記逆DCT/逆量子化手段において復号データから復
    号画像データへの演算を規制するMCUの数を指示する
    第2カウンタとを備えたことを特徴とする画像復号化装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像復号化装置におい
    て、 前記ハフマン復号手段は、1つのMCUの復号処理が完
    了する毎に、次の復号対象のMCUに対する復号処理た
    めに必要な復号開始情報を保持する保持手段と、 1つのMCUの復号処理が完了する毎に、前記第1及び
    第2カウンタにカウント動作させるカウント信号を出力
    するカウント信号生成手段とを備えたことを特徴とする
    画像復号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像復号化装置におい
    て、 前記第1カウンタは、該第1カウンタが指示した数のM
    CUをハフマン復号手段が復号処理した時、前記ハフマ
    ン復号手段及び逆DCT/逆量子化手段の動作を停止さ
    せる停止信号を出力するものであり、 その停止信号に基づいて前記第1カウンタが指示するM
    CUの数及び前記第2カウンタが指示するMCUの数を
    新たに設定する設定手段を備えたことを特徴とする画像
    復号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像復号化装置におい
    て、 前記停止信号に基づいてその時の前記保持手段が保持し
    ている復号開始情報を記憶する第1記憶手段を備えこと
    を特徴とする画像復号化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016005206A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法
JP2016005205A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法

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JP2016005206A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法
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