JPH09298670A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JPH09298670A
JPH09298670A JP8109696A JP10969696A JPH09298670A JP H09298670 A JPH09298670 A JP H09298670A JP 8109696 A JP8109696 A JP 8109696A JP 10969696 A JP10969696 A JP 10969696A JP H09298670 A JPH09298670 A JP H09298670A
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JP8109696A
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Masami Kato
政美 加藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝度・色差色空間で表現される画像データを
パレット処理してRGB表示する際に、入力された画像
データの全てに対して色空間変換処理を施す必要があ
り、処理速度が遅かった。 【解決手段】 まずパレット作成部107において、R
GBデータとパレットIDとを対応づけるRGBパレッ
トテーブル106を色空間変換することにより、YUV
データをパレットIDとを対応づけるYUVパレットテ
ーブル108を作成する。そしてパレット変換部103
において、YUVパレットテーブル108を参照してY
UVデータをパレットIDに変換し、パレット逆変換部
105において該パレットIDを、RGBパレットテー
ブル106を参照してRGBデータに変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法に関し、例えば、ID情報と画像データとを対応
させるテーブルを用いた処理を行う画像処理装置及びそ
の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の画像処理技術の発達に伴って、フ
ルカラー画像を処理可能な画像処理装置が普及してい
る。しかしながら、画像処理装置に接続された画像表示
装置の表現色数の制限や、該画像表示装置を制御するコ
ントローラのビデオメモリ量の制限等により、画像処理
装置においてフルカラー画像をパレット化し、表現色数
を制限して取り扱う場合がある。例えば、パーソナルコ
ンピュータ等においては、RGB各色8ビットのカラー
画像(所謂24ビットカラー画像)を8ビットのパレッ
ト値によって表現する場合が多い。
【0003】このようなパレット処理が必要な従来の画
像処理装置において、例えばJPEG等の圧縮方法によ
って輝度・色差色空間で圧縮された画像データを展開・
表示する場合、図8で示す構成により処理を行ってい
た。
【0004】図8において、77がRGBパレットテー
ブルであり、フルカラーのRGB画素値を、所定色数の
パレットIDのいずれかに対応づける。即ちRGBパレ
ットテーブル77は、それぞれ異なる所定色数分のパレ
ットIDを有している。
【0005】符号データ保持部70はメモリやハードデ
ィスク等より構成され、例えばJPEG法により符号化
された輝度・色差画像データが格納されている。復号処
理部71では、符号データ保持部70よりJPEG符号
データを読み出し、ハフマンデコード及び逆DCT変換
処理等を施すことにより、YUV色空間の画像データを
得る。そして色空間変換部72においてYUV画像デー
タに対してマトリクス演算を施し、RGB色空間の画像
データに変換する。
【0006】そして、変換されたRGB画像データは、
パレット変換部73において不図示の主制御部によって
指示されたRGBパレットテーブル77を参照すること
により、パレットIDに変換される。変換後のパレット
IDは、画像メモリ74に一旦保持される。このよう
に、表示すべきRGBの画像データをパレットIDとし
て保持することにより、より少ないデータ量で表示画像
データを保持することができる。
【0007】そして画像表示時に、パレット逆変換部7
5は画像メモリ74に保持されたパレットIDを読み出
し、RGBパレットテーブル77を参照することによ
り、該パレットIDをRGB画像データに戻すことがで
きる。そして、RGB画像データはCRT等の画像表示
部76において表示される。
【0008】以上説明した様に従来の画像処理装置にお
いては、輝度・色差信号に対してパレット処理を行って
表示用データを生成する場合、原データである輝度・色
差信号を一旦RGB信号に色空間変換した後、パレット
テーブルに基づいた変換を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理装置におけるパレット処理においては、入
力された輝度・色差信号であるYUVデータを、表示可
能なRGBデータへ変換するための色空間変換処理が必
要であった。この色空間変換処理は、入力された全ての
画素に対して施す必要がある。従って、該色空間変換処
理をソフトウェアによって実現する場合には処理時間が
かかってしまい、一方、ハードウェアによって実現する
場合には回路規模が増大してしまい、コスト高を誘因し
てしまう等の問題があった。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ID情報と画像データとを対応させるテーブ
ルを備えた画像処理装置において、所定色空間の画像デ
ータを色変換する際に、全ての画素に対して色空間変換
処理を行なわないようにすることで処理量を軽減してよ
り高速な色変換を実現する画像処理装置及びその方法を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構成を
備える。
【0012】即ち、所定色数のID情報と第1の色空間
画像データとを対応させた第1のテーブルを有し、該第
1のテーブルに基づいて、画像データを所定色数で表現
する画像処理装置であって、前記第1のIDテーブルに
基づいて、前記所定色数のID情報と第2の色空間画像
データとを対応させた第2のIDテーブルを作成するI
Dテーブル作成手段と、第2の色空間画像データを入力
する入力手段と、前記入力された第2の色空間画像デー
タを前記第2のIDテーブルを参照してID情報に変換
する第1の変換手段と、前記第1の変換手段によって変
換されたID情報を保持するID保持手段と、前記ID
保持手段に保持されたID情報を、前記第1のIDテー
ブルを参照して第1の色空間画像データに変換する第2
の変換手段とを有することを特徴とする。
【0013】また、上記目的を達成するための一手法と
して、本発明の画像処理方法は以下の工程を備える。
【0014】即ち、所定色数のID情報と第1の色空間
画像データとを対応させた第1のテーブルに基づいて、
画像データを所定色数で表現する画像処理装置における
画像処理方法であって、前記第1のIDテーブルに基づ
いて、前記所定色数のID情報と第2の色空間画像デー
タとを対応させた第2のIDテーブルを作成するIDテ
ーブル作成工程と、第2の色空間画像データを入力する
入力工程と、前記入力された第2の色空間画像データを
前記第2のIDテーブルを参照してID情報に変換する
第1の変換工程と、前記第1の変換手段によって変換さ
れたID情報を保持するID保持工程と、前記保持され
たID情報を、前記第1のIDテーブルを参照して第1
の色空間画像データに変換する第2の変換工程とを有す
ることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】<第1実施形態>図1は本実施形態の画像
処理装置を用いた基本的なシステム構成を示すブロック
図であり、画像処理装置100がホストコンピュータ2
00及びディスプレイ300と接続されている様子を示
す。
【0017】本実施形態のパレット処理において原画像
となる画像データは、ホストコンピュータ200におい
てJPEG符号化され、符号データの形式で画像処理装
置100内の画像メモリA101に転送され、保持され
る。画像メモリA101は例えば半導体メモリである
が、ハードディスク等の記憶装置であっても良い。ま
た、フロッピーディスク等の外部記憶装置に該符号デー
タを記憶させ、画像処理装置100に装填することによ
って、画像メモリA101を構成することも可能であ
る。
【0018】102は復号処理部であり、画像メモリA
101内に符号データとして保持されている輝度・色差
色空間の画像データを読み出して伸張し、後段のパレッ
ト変換部103に出力する。ここで、復号処理部102
の詳細構成を図2に示し、その動作を説明する。
【0019】図2において、画像メモリA101に保持
されている符号データは符号データ取出部22で順次取
り出される。取り出された符号データは、先ずハフマン
デコード部23でハフマンデコード処理され、DCT係
数が得られる。該DCT係数は逆DCT変換部24で逆
DCT変換されることにより、輝度・色差信号であるY
UV色空間の画像データとして再現され、出力される。
【0020】図1に戻って、106がRGBパレットテ
ーブルであり、フルカラーのRGB画素値と、所定色数
のパレットIDとの対応関係を保持している。即ちRG
Bパレットテーブル106は、それぞれ異なる所定色数
分のパレットIDを有している。このRGBパレットテ
ーブル106はRAM等に保持されており、この内容
は、不図示の操作部からの操作者の指示によって適宜変
更可能である。
【0021】107はパレット作成部であり、画像表示
実行時にRGBパレットテーブル106に基づいて、後
述するパレット変換部103において使用する形式のパ
レットテーブルを生成する。即ち、RGB画素値とパレ
ットIDとを対応づけるためのRGBパレットテーブル
106に基づいて、YUV画素値とパレットIDとを対
応づけるためのYUVパレットテーブル108を生成す
る。
【0022】図3に、パレット作成部107におけるパ
レット作成の具体例を示す。図3の(a)は、操作者に
よって指示されたRGBパレットテーブル106、
(b)は、(a)に基づいて生成されたYUVパレット
テーブル108の例である。両図においては、パレット
IDによりその対応関係が明示されている。例えば、
(a)においてパレットID「1」で示される(R,
G,B)=(0,0,0)の画素値に基づいて、(b)
においてパレットID「1」で示される(Y,U,V)
=(0,0,0)が生成されることを示す。尚、パレッ
トIDを表現するためのビット数は、画素値を示すビッ
ト数よりももちろん小さい。
【0023】このテーブル値の変換は、例えば以下の演
算式に従う。
【0024】 Y= 0.2990×R+0.5870×G+0.1140×B U=−0.1684×R−0.3316×G+0.5000×B ・・・(1) V= 0.5000×R−0.4187×G−0.0813×B 例えばRGBパレット106が256色パレット、即ち
256個のパレットIDを有する場合、パレット作成部
107では、RGBパレットテーブル106内の256
個の値に対して上記演算を行なうことにより、YUVパ
レットテーブル108が生成される。
【0025】図1に戻り、103はパレット処理部であ
り、パレット作成部107で作成されたYUVパレット
テーブル108を参照して、復号処理部102から入力
されるYUV画素値をパレットIDに変換する。変換さ
れたパレットIDは、画素データとして画像メモリB1
04に一旦保持される。
【0026】そして逆パレット変換部105において画
像メモリB104に保持されたパレットIDを読み出
し、RGBパレットテーブル106を参照することによ
り対応するRGB画素値に変換する。そして該RGB画
素値はCRT等の画像表示装置300へ出力され、表示
される。これにより即ち、画像表示装置300において
限定した色数によって表示される。
【0027】上述した本実施形態における画像表示処理
は、コントローラ109によって統括的に制御される。
図4に、画像処理装置100における画像処理のフロー
チャートを示す。
【0028】本実施形態において画像表示指示が発生す
ると、コントローラ109はまずステップS1におい
て、パレット作成部107でYUVパレットテーブル1
08を作成する。例えば、上記(1)式で示すマトリク
ス演算により、RGBパレットテーブル106に基づい
てYUVパレットテーブル108を作成換する。尚、該
演算はRGBパレットテーブル106内の全ての値に対
して行う。本実施形態では、YUVパレットテーブル1
08の作成終了後に実際のパレット処理を開始する。
【0029】次にステップS2において、画像メモリA
101からYUVの符号データを読み出す。読み出され
た符号データは、ステップS3でハフマン復号化処理、
及び逆DCT変換処理されることにより復号される。こ
れにより、JPEGの符号データからYUV色空間の画
像データが再生される。
【0030】次に、ステップS4でパレット変換部10
3において、当該YUV色空間の画像データを、ステッ
プS1で作成されたYUVパレットテーブル108を参
照して各画素毎にパレットIDに変換する。
【0031】ここで、本実施形態におけるYUV画素値
のパレットIDへの変換原理を、図5を参照して説明す
る。図5はYUV色空間座標を示し、該空間上○で示す
画素61が注目画素、即ち復号されたYUV画素であ
る。また、●で示す画素61,62,63が、YUVパ
レットテーブル108に保持されているパレットIDに
対応する画素(パレット画素)であるとする。尚、説明
の簡便のために、注目画素60の近傍に3つのパレット
画素61,62,63が存在するとした。
【0032】このような色空間上において、注目画素6
0とパレット画素61,62,63の画素間距離を、そ
れぞれr1,r2,r3とすると、例えばr1<r2<r3の
関係が成り立つ場合、パレット画素61を、注目画素6
0を置き換える先として選択する。即ち、色空間上にお
いて、パレット処理の対象画素値と最も距離の近いパレ
ット画素値を、当該画素のパレット変換先として選択
し、対応するパレットIDに変換する。
【0033】以上のようにして選択,変換されたパレッ
トIDは、ステップS5で画像メモリB104に蓄積さ
れる。
【0034】本実施形態において、原画像のYUV色空
間はRGB色空間と線形の関係にあるため、RGBパレ
ットテーブル106を色空間変換して得られるYUVパ
レットテーブル108を用いて変換されたパレットID
は、従来の画像処理装置において原画像のYUV画素値
をRGB画素値に色変換した後に、RGBパレットテー
ブルにより得られるパレットIDと等しくなる。即ち、
本実施形態においては、YUV画像データについて、上
述した従来例と同様のパレットIDが得られる。
【0035】そしてステップS6において、以上の処理
が、復号されたYUV画像データの全ての画素に対して
処理したか否かを判断し、未終了であればステップS2
に戻って処理を繰り返す。全画素について終了したので
あれば、ステップS7に進む。
【0036】ステップS7では、逆パレット変換部10
5において画像メモリB104に格納されているパレッ
トIDを読み出し、ステップS8でRGBパレットテー
ブル106を参照し、画素毎に対応するRGB画素値に
変換する。そして、得られたRGB画素値はステップS
9で画像表示部300に転送される。以上のステップS
7〜S9の処理を、全画素について実行する(S10)
ことにより、本実施形態の画像表示が実行される。
【0037】尚、ステップS6において、パレット変換
部103によって画像メモリB104に全画素のパター
ンIDが蓄積された後に、逆パレット変換部105にお
ける処理が開始されるとして説明を行った。しかしなが
ら本実施形態においてはもちろん、全画素のパターンI
Dの蓄積を待たずに、逐次処理を行うことも可能であ
る。
【0038】以上説明したように本実施形態によれば、
YUVの輝度・色差色空間で表現された画像データをパ
レット処理して表示する場合、予め用意されたRGBパ
レットテーブルに保持されたRGB画素値に対して色変
換処理を施すことによりYUVパレットテーブルを作成
し、該YUVパレットテーブルを用いて各画素をパレッ
トIDに変換する。従って、表示対象であるYUV画像
データの全画素に対する色変換処理が不要になるため、
全体としての色変換処理が軽減されるため、より小さな
回路規模で、より高速なパレット変換処理が可能とな
る。特に、符号化された画像データに対する処理回数を
減らすことができるため、処理において発生する誤差を
抑制することができ、画質の低下を防ぐことができる。
【0039】尚、本実施形態においては、復号処理部1
01においてJPEG符号データを復号することによ
り、輝度・色差色空間の画像データ(YUV)を得ると
して説明を行なったが、本発明はこの例に限定されるも
のではなく、輝度・色差色空間の画像データが得られれ
ば、例えばYIQデータ等、他の形式のデータであって
も、どのような符号化を用いても良いし、符号化されて
いない画像データを直接入力するような形態であっても
良い。
【0040】また、本実施形態ではパレット処理された
画像データをCRT等の画像表示装置300に表示する
例について説明を行ったが、もちろん、画像通信装置等
に適用することも可能である。この場合、画像メモリB
104に格納されたパレットIDを、画像データとして
通信回線上に送出すればよい。また、同じくパレットI
Dを外部記憶装置等に出力、保持しておくことも可能で
ある。
【0041】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。
【0042】第2実施形態においては、上述した第1実
施形態で説明した画像処理装置におけるパレット変換処
理を、ソフトウェアによって実現するための構成を示
す。
【0043】図6は、上述した第1実施形態において図
1に示した画像処理装置のパレット処理を、ディジタル
信号処理プロセッサ(以下、DSP)を用いてソフトウ
ェアで実現する場合の構成例を示すブロック図である。
【0044】同図において、41は複数のポートを備え
た画像メモリであり、画像データバッファとして使用さ
れる。画像メモリ41は、表示のためのデータを制御す
る表示制御部110、読取り・印刷のためのデータを制
御する読取・印刷制御部111、装置全体を制御するコ
ントローラ109のマイクロプロセッサ(以下「MP
U」)、及びDSP42等からアクセス可能である。4
2はDSPであり、ROM(Read Only Memory)44等に
格納されたプログラムに従って、本発明に関する画像処
理等を行う。尚、RAM(Random Access Memory)43は
DSP42のワークメモリ等として使用される。45は
インターフェイス部(「I/F」)であり、装置のコン
トローラのMPUに対し、DSP42の動作を指示する
コマンド等のやり取りを行う。
【0045】ここで、色変換処理の対象となるRGBパ
レットテーブルは、不図示のハードディスク等の記憶装
置から、コントローラ109により画像メモリ41へ予
め転送されているものとする。
【0046】第2実施形態では、図6に示す構成によ
り、上述した第1実施形態における図4のフローチャー
トに示された処理を実現する。即ち、第1実施形態にお
けるRGBパレットテーブル106,YUVパレットテ
ーブル108,画像メモリA101,画像メモリB10
4が、図6における画像メモリ41内に確保されること
になる。
【0047】以上説明した様に第2実施形態によれば、
本発明のパレット変換処理をソフトウェアによって実現
することにより、従来のソフトウェアによるパレット変
換処理に比べて色変換処理量が削減されるため、より高
速な処理が可能となる。
【0048】また本発明は、上述した第1実施形態に示
す構成において、例えば、パレット作成部107はコン
トローラ109においてソフトウェアでパレットテーブ
ルを変換する構成とし、復号処理部102,パレット変
換部103,逆パレット変換部105等はワイヤードロ
ジックにより実現することもができる。このよに、ソフ
トウェアとハードウェアとを混在させることによって
も、本発明は実現可能である。
【0049】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機
器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0050】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0051】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0052】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0053】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0054】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0055】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図7のメモリマップ例に示す各モジュールを
記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくとも
「YUVパレット作成モジュール」「YUVデータ取得
モジュール」「YUVパレット逆変換モジュール」およ
び「RGBパレット変換モジュール」の各モジュールの
プログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、ID
情報と画像データとを対応させるテーブルを備えた画像
処理装置において、所定色空間の画像データを色変換す
る際に、全ての画素に対して色空間変換処理を行なわな
いようにすることで処理量を軽減し、より簡易な手段で
より高速な色変換を実現することができる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態における画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の復号処理部の構成を示すブロック
図である。
【図3】本実施形態におけるパレットテーブルの具体例
を示す図である。
【図4】本実施形態におけるパレット処理を示すフロー
チャートである。
【図5】本実施形態におけるパレット変換処理の原理を
説明するための図である。
【図6】本発明に係る第2実施形態において、本発明を
ソフトウェアにより実現するための構成例を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明を記憶媒体に適用した場合のメモリマッ
プを示す図である。
【図8】従来のパレット処理を行う画像処理装置の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 画像メモリA 102 復号処理部 103 パレット変換部 104 画像メモリB 105 逆パレット変換部 106 RGBパレットテーブル 107 パレット作成部 108 YUVパレットテーブル 109 コントローラ

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定色数のID情報と第1の色空間画像
    データとを対応させた第1のテーブルを有し、該第1の
    テーブルに基づいて、画像データを所定色数で表現する
    画像処理装置であって、 前記第1のIDテーブルに基づいて、前記所定色数のI
    D情報と第2の色空間画像データとを対応させた第2の
    IDテーブルを作成するIDテーブル作成手段と、 第2の色空間画像データを入力する入力手段と、 前記入力された第2の色空間画像データを前記第2のI
    Dテーブルを参照してID情報に変換する第1の変換手
    段と、 前記第1の変換手段によって変換されたID情報を保持
    するID保持手段と、 前記ID保持手段に保持されたID情報を、前記第1の
    IDテーブルを参照して第1の色空間画像データに変換
    する第2の変換手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のIDテーブルはパレ
    ットテーブルであることを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記IDテーブル作成手段は、前記第1
    のIDテーブルにおける前記第1の色空間画像データを
    前記第2の色空間画像データに変換することにより、前
    記第2のIDテーブルを作成することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段は、第2の色空間画像デー
    タを符号化データとして入力し、 前記符号化された第2の色空間画像データを復号する復
    号手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、第2の色空間画像デー
    タをJPEGによる符号化データとして入力することを
    特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記第2の変換手段によって変換
    された第1の色空間画像データを出力する出力手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段は表示手段であることを特
    徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のIDテーブルは変更可能であ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の色空間はRGB色空間である
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画
    像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の色空間は輝度・色差色空間
    であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記
    載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の色空間はYUV色空間であ
    ることを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 所定色数のID情報と第1の色空間画
    像データとを対応させた第1のテーブルに基づいて、画
    像データを所定色数で表現する画像処理装置における画
    像処理方法であって、 前記第1のIDテーブルに基づいて、前記所定色数のI
    D情報と第2の色空間画像データとを対応させた第2の
    IDテーブルを作成するIDテーブル作成工程と、 第2の色空間画像データを入力する入力工程と、 前記入力された第2の色空間画像データを前記第2のI
    Dテーブルを参照してID情報に変換する第1の変換工
    程と、 前記第1の変換手段によって変換されたID情報を保持
    するID保持工程と、 前記保持されたID情報を、前記第1のIDテーブルを
    参照して第1の色空間画像データに変換する第2の変換
    工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2のIDテーブルはパ
    レットテーブルであることを特徴とする請求項12記載
    の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記IDテーブル作成工程において
    は、前記第1のIDテーブルにおける前記第1の色空間
    画像データを前記第2の色空間画像データに変換するこ
    とにより、前記第2のIDテーブルを作成することを特
    徴とする請求項12記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記入力工程においては、第2の色空
    間画像データを符号化データとして入力し、 前記符号化された第2の色空間画像データを復号する復
    号工程を更に有することを特徴とする請求項12記載の
    画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記入力工程においては、第2の色空
    間画像データをJPEGによる符号化データとして入力
    することを特徴とする請求項15記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 更に、前記第2の変換工程において変
    換された第1の色空間画像データを出力する出力工程を
    有することを特徴とする請求項12記載の画像処理方
    法。
  18. 【請求項18】 前記出力工程においては、前記第1の
    色空間画像データを表示出力することを特徴とする請求
    項17記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記第1のIDテーブルは変更可能で
    あることを特徴とする請求項12記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記第1の色空間はRGB色空間であ
    ることを特徴とする請求項12乃至19のいずれかに記
    載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記第2の色空間は輝度・色差色空間
    であることを特徴とする請求項12乃至20のいずれか
    に記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 前記第2の色空間はYUV色空間であ
    ることを特徴とする請求項21記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 所定色数のID情報と第1の色空間画
    像データとを対応させた第1のテーブルに基づいて、画
    像データを所定色数で表現する画像処理のプログラムコ
    ードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、 前記第1のIDテーブルに基づいて、前記所定色数のI
    D情報と第2の色空間画像データとを対応させた第2の
    IDテーブルを作成するIDテーブル作成工程のコード
    と、 第2の色空間画像データを入力する入力工程のコード
    と、 前記入力された第2の色空間画像データを前記第2のI
    Dテーブルを参照してID情報に変換する第1の変換工
    程のコードと、 前記第1の変換手段によって変換されたID情報を保持
    するID保持工程のコードと、 前記保持されたID情報を、前記第1のIDテーブルを
    参照して第1の色空間画像データに変換する第2の変換
    工程のコードと、を有することを特徴とするコンピュー
    タ可読メモリ。
  24. 【請求項24】 ID情報と第1の色空間画像データと
    を対応させた第1のテーブルを記憶する記憶手段と、 前記第1のテーブルに基づきID情報と第2の色空間画
    像データとを対応させた第2のテーブルを生成する生成
    手段と、 第2の色空間画像データを入力する入力手段と、 前記第2のテーブルを用いて前記入力された第2の色空
    間画像データを変換する変換手段と、を有することを特
    徴とする画像処理装置。
  25. 【請求項25】 前記入力手段は、符号化された画像デ
    ータを入力し、該符号化された画像データを復号して、
    前記第2の色空間画像データを得ることを特徴とする請
    求項24記載の画像処理装置。
  26. 【請求項26】 ID情報と第1の色空間画像データと
    を対応させた第1のテーブルを記憶している画像処理装
    置における画像処理方法であって、 前記第1のテーブルに基づきID情報と第2の色空間画
    像データとを対応させた第2のテーブルを生成する生成
    工程と、 第2の色空間画像データを入力する入力工程と、 前記第2のテーブルを用いて前記入力された第2の色空
    間画像データを変換する変換工程と、を有することを特
    徴とする画像処理方法。
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