JP2002245780A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002245780A
JP2002245780A JP2001044670A JP2001044670A JP2002245780A JP 2002245780 A JP2002245780 A JP 2002245780A JP 2001044670 A JP2001044670 A JP 2001044670A JP 2001044670 A JP2001044670 A JP 2001044670A JP 2002245780 A JP2002245780 A JP 2002245780A
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Tamaki Tsuruta
環 鶴田
Yoshio Fudeyasu
吉雄 筆保
Kozo Ishida
耕三 石田
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのチップ構成で複数種類の記憶容量/ア
ドレス空間を有する半導体記憶装置を実現する。 【解決手段】 モード切換回路(8)に従って、所定の
内部列アドレス信号ビット(CA<9:8>)の状態を
選択的に固定し、またモード切換回路(8)の制御の下
に、列アドレス信号ビット(CA<9>)に代えて特定
の行アドレス信号ビット(RA<12>)を伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、特に、アドレス空間の構成を内部で変更すること
のできる半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置は、小型で記憶容量が大
きくまたアクセス時間も短いため、広い範囲において広
く用いられている。このような半導体記憶装置において
は、アドレス入力ピン端子に与えられるアドレス信号の
ビット数により、アドレス空間の大きさ(サイズ)が決
定されており、各用途に応じて、アドレス空間に対応す
る記憶容量が選択されて使用される。ここで、記憶容量
は、アドレス空間のサイズと語構成のビット数とにより
決定される。
【0003】このような半導体記憶装置においては、各
用途に応じて処理すべきデータのビット数(語構成)が
異なるため、応じて、たとえば×1ビット構成、×4ビ
ット構成、および×8ビット構成などの語構成を有する
半導体記憶装置が製造され、各用途に応じてこれらの語
構成の異なる半導体記憶装置が選択されて利用される。
【0004】一般に、語構成が異なる半導体記憶装置
を、別々の設計仕様に従って製造した場合、設計効率が
悪く、また半導体記憶装置の種類の数も大きくなり、各
製品の品種ごとの管理も煩瑣となるため、同一のチップ
構成で異なる語構成に対応するように、半導体記憶装置
は構成される。このような複数の語構成に対してチップ
構成を共通化する場合、その内部構成が複数の語構成に
対して共通化され、マスク配線またはボンディングワイ
ヤにより特定のパッドの電位を固定することにより、必
要な語構成が実現される。
【0005】また、DRAM(ダイナミック・ランダム
・アクセス・メモリ)のように、リフレッシュが必要な
半導体記憶装置においては、システムの消費電力などに
応じて、リフレッシュサイクルが決定されるように、異
なるリフレッシュサイクルの半導体記憶装置が同一の内
部構成で製造され、語構成の場合と同様、マスク配線ま
たはボンディングオプション(ボンディングワイヤによ
るパッド電位固定)により必要なリフレッシュサイクル
が決定される。
【0006】この語構成の変更の場合、内部の列アドレ
ス信号ビットを縮退して、データビット数を大きくする
ことが通常行なわれる。また、リフレッシュサイクルの
変更の場合には、行アドレス信号ビットの縮退または所
定の行アドレス信号ビットと所定の列アドレス信号ビッ
トとの内部での交換などが行なわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなパッドオ
プションの場合、内部構成は同一であり、同時に活性化
されるたとえば入出力回路などの内部回路の数が語構成
に応じて変更される。これにより、複数の仕様(語構成
およびリフレッシュサイクル等)に対応することができ
る。しかしながら、これらの半導体記憶装置において
は、使用されるアドレス空間は、この半導体記憶装置内
に設けられるメモリアレイの記憶容量に応じた全アドレ
ス空間である。たとえば、1Mビットの半導体記憶装置
において、1Mワード×1ビット構成の場合、アドレス
信号は20ビットであり、一方、256Kワード×4ビ
ット構成の場合、アドレス信号は18ビットである。こ
れらの半導体記憶装置を用いて、1Mワード×4ビット
のメモリシステムを構築する場合、いずれの半導体記憶
装置を4個利用するかは、消費電流およびシステムサイ
ズなどの、適用されるシステムの条件に応じて決定され
る。
【0008】しかしながら、アドレス空間の最小値は、
1個の半導体記憶装置の記憶容量および語構成により決
定されている。たとえば256Kビット×4ビットの半
導体記憶装置を利用する場合、メモリシステムのアドレ
スの数は、最低2の18乗となる。小規模の処理システ
ムにおいて、メモリシステムのアドレス空間が不必要に
大きくならないように、用途に適したアドレス空間を有
する半導体記憶装置が採用される。したがって、語構成
が同一でアドレス空間のサイズが異なる半導体記憶装置
を多種類製造する必要が生じ、前述の語構成およびリフ
レッシュサイクルの場合と同様、各仕様に応じて半導体
記憶装置を設計する場合、設計効率が悪く、また多種類
の製品を管理する必要が生じ、品種の管理が煩瑣となる
という問題が生じる。
【0009】また、このような半導体記憶装置のアドレ
ス空間のサイズの種類が増大した場合、アドレス信号ビ
ットの数も異なり、使用されるテストプログラムを、各
品種に応じて準備する必要が生じ、結果として半導体記
憶装置のコスト増の要因となる。
【0010】この場合、単に、アドレス信号入ピン端子
の電圧を外部で固定して、使用するアドレス空間を固定
することが考えられる。しかしながら、たとえばDRA
Mの場合、行アドレス信号と列アドレス信号とが時分割
的に共通のピン端子に与えられるため、システム実装時
において、特定のアドレス信号入力ピン端子の電圧を固
定することはできない。また、使用されるアドレス空間
のサイズによっては、行アドレス信号ビットおよび列ア
ドレス信号ビットの構成の他品種との互換性を維持する
ことができなくなることが考えられる。
【0011】特に、最近においては、複数の半導体記憶
装置を1つのモジュール内に実装して、データビット数
を大きくすることにより、データ転送速度を速くするこ
とが図られる。このようなメモリモジュールにおいて
は、実装される半導体記憶装置の数がこのモジュールパ
ッケージにより固定されており、製品の種類の数の観点
からは、語構成の変換よりも、アドレス空間のサイズの
共通化が大きな問題となる。
【0012】それゆえ、この発明の目的は、複数種類の
アドレス空間のサイズに対応することのできる半導体記
憶装置を提供することである。
【0013】この発明の他の目的は、異なるサイズのア
ドレス空間を有するメモリモジュールを、容易に実現す
ることのできる半導体記憶装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、所定のサイズのアドレス空間を有するメモリ
アレイと、このアドレス空間のサイズを、語構成を維持
しつつアドレスモード指定信号に従って変更するための
アドレス設定回路とを備える。
【0015】好ましくは、メモリアレイは、行列状に配
列されるメモリセルを有する。アドレス設定回路は、好
ましくは、アドレスモード指定信号に従って、メモリア
レイの行を指定する多ビット行アドレス信号の特定のビ
ットをメモリアレイの列を指定する多ビット列アドレス
信号のビットとして伝達する回路を含む。
【0016】これに代えて、好ましくは、メモリアレイ
は、行列状に配列されるメモリセルを含む。アドレス設
定回路は、好ましくは、メモリアレイの列を指定する内
部多ビット列アドレス信号の特定のビットを、アドレス
モード指定信号に従って、選択的に無効状態に設定する
回路を含む。
【0017】これに代えて、アドレス設定回路は、好ま
しくは、メモリアレイの行選択を行なう行アクセス指示
に応答して、メモリアレイの行を指定する多ビット行ア
ドレス信号の特定のビットをラッチするラッチ回路と、
メモリアレイの列選択を行なう列アクセス時、アドレス
モード指定信号に従ってラッチ回路にラッチされた特定
の行アドレス信号ビットをメモリアレイの列を指定する
列アドレス信号を構成するビットとして伝達するアドレ
ス伝達回路とを含む。
【0018】これに代えて、メモリアレイは、各々が互
いに独立に選択状態へ駆動される複数のバンクに分割さ
れる。各バンクへは、メモリセル行を選択する行アクセ
スとメモリセル列を選択する列アクセスとが時分割態様
で行なわれる。この構成において、アドレス設定回路
は、好ましくは、各バンクに対応して配置され、対応の
バンクへの行アクセス時、多ビット行アドレス信号の特
定のビットをラッチする複数のラッチ回路と、これら複
数のバンクに共通に配置され、第1のバンクへの列アク
セス時、アドレスモード指定信号に従って第1のバンク
に対応して設けられたラッチ回路にラッチされた行アド
レス信号ビットを第1のバンクに対する列アドレス信号
を構成するビットとして伝達するアドレス伝達回路とを
含む。
【0019】このアドレス伝達回路は、上記多ビット行
アドレス信号の最上位ビットを列アドレス信号の最上位
ビットとして伝達する。
【0020】また、これに代えて、メモリアレイが行列
状に配列される複数のメモリセルを含む。アドレス設定
回路は、好ましくは、行アクセス時に、特定の行アドレ
スビットをラッチするラッチ回路と、列アクセス時に、
アドレスモード指定信号に従ってラッチされた特定の行
アドレス信号ビットと列アクセス時の外部からの多ビッ
ト列アドレス信号の所定のビット一方を選択して列アド
レス信号のビットとして伝達するアドレス伝達回路と、
列アクセス時、このアドレス伝達回路からのビットと多
ビット列アドレス信号の残りのビットとを受け、アドレ
スモード指定信号に従って多ビット列アドレス信号の特
定ビットを選択的に固定状態に設定するための回路とを
含む。
【0021】また、アドレスモード指定信号は、好まし
くは複数の制御信号を含む。これら複数の制御信号は、
個々に電圧レベルが固定される。
【0022】また、これに代えて、この半導体記憶装置
はモジュールに実装される。この構成の場合、アドレス
モード指定信号は、モジュールへの実装時に、電圧レベ
ルが設定されて内部アドレス信号の構成を固定的に設定
する。
【0023】半導体記憶装置内部のアドレス設定回路に
より、アドレス空間のサイズをアドレスモード指定信号
に従って変更することにより、1つの内部構成の半導体
記憶装置で複数の種類のアドレス空間を有する半導体記
憶装置を実現することができる。この半導体記憶装置を
モジュールに実装することにより、複数種類のアドレス
空間を有するメモリモジュールを1種類の半導体記憶装
置により実現することができる。
【0024】また、特定の行アドレス信号ビットを内部
列アドレス信号ビットに変換することにより、外部で、
行アドレスおよび列アドレスの構成が、アドレス空間サ
イズに応じて異なる場合においても、容易に対応するこ
とができる。
【0025】また、この半導体記憶装置と複数の別種類
の半導体記憶装置を1つのモジュールに実装するとき、
この発明にしたがう半導体記憶装置のアドレス空間のサ
イズをアドレスモード指定信号に従って変更させ、アド
レス信号のビット数を他の半導体記憶装置のアドレス信
号のビット数に対応させることで、モジュールの語構成
を維持しつつ、メモリ容量の増加を容易に行なうことが
できる。また、このとき、語構成の変更により、モジュ
ールの転送データビット数を容易に拡張することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明に従う半導体記憶装置の全体の構成の1例を概略的に
示す図である。この図1に示す半導体記憶装置は、クロ
ック信号CLKに同期して動作するクロック同期型半導
体記憶装置であり、最大64Mビットの記憶容量を実現
することが出来、メモリ空間は、デフォルトとして、1
6Mビット×4ビットの構成に設定される。語構成は4
ビットである。
【0027】図1において、半導体記憶装置1は、外部
からのクロックイネーブル信号CKEの活性化時外部か
らのクロック信号CLKに従って内部クロック信号CL
Kiを生成するクロックバッファ2と、クロックバッフ
ァ2からの内部クロック信号CLKiに同期して外部か
らの制御信号/CS、/RAS、/CAS、/WE、お
よびDQM0−DQM3(DQM0−3)を取込み、内
部の制御信号を生成する制御信号バッファ6と、内部ク
ロック信号CLKiに同期して外部からのアドレス信号
ビットA0−A12(A0−12)およびバンクアドレ
ス信号ビットBA0およびBA1を取込んで内部アドレ
ス信号ビットを生成するアドレスバッファ4とを含む。
【0028】制御信号バッファ6へ与えられるチップセ
レクト信号/CSは、この半導体記憶装置1が選択され
たことを示す。このチップセレクト信号/CSが活性状
態(Lレベル)のとき、この半導体記憶装置は有効なコ
マンドが印可されたと判断して、半導体記憶装置1にお
いてこのコマンドにより指定された内部動作が実行され
る。ロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアド
レスストローブ信号/CASおよびライトイネーブル信
号/WEは、コマンドを構成し、内部クロック信号CL
Kiの立上がりにおけるそれらの論理レベルに応じて動
作モードを指定する。信号DQM0−DQM3は、デー
タマスク信号であり、×4ビット構成であるため、各ビ
ット単位で、データの入出力にマスクをかける。ここ
で、コマンドは、各制御信号/RAS、/CAS、およ
び/WEのクロック信号の、例えば、立上がりエッジに
おける論理レベルの組合せにより与えられる。
【0029】この半導体記憶装置1は、さらに、バンク
♯0−♯3にそれぞれ対応して配置されるメモリアレイ
MA0−MA3と、外部からのアドレスモード選択信号
AMS0およびAMS1に従って、アドレスモードを切
換えるモード切換回路8と、この半導体記憶装置1の動
作モードを指定するデータを記憶するモードレジスタ1
0と、モード切換回路8からのアドレスモード指定信号
に従ってアドレスバッファ4から与えられる内部アドレ
ス信号を修飾して、メモリアレイMA0−MA3へ与え
るとともに、制御信号バッファ6からの内部制御信号
(または内部コマンド)に従って指定された動作に必要
な内部制御信号を生成する制御回路12と、メモリアレ
イMA0−MA3と外部との間のデータの入出力を行な
う入出力バッファ14とを含む。
【0030】このモード切換回路8により、アドレス空
間およびアドレス構成を変更する。モードレジスタ10
は、この半導体記憶装置の例えばコラムレイテンシまた
はバースト長などのデータを記憶する。
【0031】入出力バッファ14へは、データマスク信
号DQM0−DQM3が与えられ、4ビットデータDQ
0−DQ3のうち、マスクのかけられたデータビットの
入出力にマスクがかけられる。入出力バッファ14に含
まれる出力バッファ回路へは、出力電源電圧VDDQお
よび出力接地電圧VSSQが与えられる。出力回路は、
大きな負荷を高速で駆動する必要があり、この出力バッ
ファ回路動作時における電源バンプが内部回路動作に悪
影響を及ぼすのを防止する。またこの半導体記憶装置1
に対しては、外部からの電源電圧VDDおよびVSSが
与えられる。この電源電圧VDDおよび出力用電源電圧
VDDQは、電源電圧レベルが異なっていてもよい(出
力用電源電圧VDDQが、電源電圧VDDよりも高い電
圧レベルであってもよい)。
【0032】この図1に示す半導体記憶装置1は、基本
の記憶容量が64Mビットであり、4ビットデータDQ
0−DQ3が、入出力されるため、語構成は×4ビット
である。この×4ビットの語構成を変更することなく、
半導体記憶装置1のアドレス空間をアドレスモード選択
信号MS0およびAMS1に従って変更するとともに、
アドレスの構成を変更する。
【0033】メモリアレイMA0−MA3においては、
メモリセルが行列状に配列されており、またメモリセル
行およびメモリセル列を選択する回路が設けられてい
る。これらのメモリアレイMA0−MA3は、バンク♯
0−♯3として利用されており、それぞれ互いに独立
に、メモリセル行を選択状態へ駆動することができる。
バンク♯0−♯3の指定が、バンクアドレス信号ビット
BA0−BA1により行なわれる。
【0034】図2は、この発明に従って実現されるアド
レスモードと使用されるアドレス信号ビットとの対応関
係を一覧にして示す図である。図2に示すように、アド
レスモードは、外部から与えられるアドレスモード選択
信号AMS0およびAMS1の電圧レベル(論理レベ
ル)の組合せにより指定される。このアドレスモードと
して、4つのアドレスモードMODE_A、MODE_
B、MODE_C、およびMODE_Dが準備される。
バンクアドレス信号ビットBA0、BA1は、各アドレ
スモードにおいて使用される。
【0035】アドレスモードMODE_Aは、アドレス
モード選択信号AMS0およびAMS1をともに接地電
圧VSSに設定することにより指定される。このアドレ
スモードMODE_Aにおいては、行アドレス信号ビッ
トRA0−RA11と列アドレス信号ビットCA0−C
A7が使用される。いずれのアドレスモードにおいても
4バンク構成が採用されるため、バンクアドレス信号ビ
ットBA0およびBA1は、各モードにおいてすべて共
通に有効状態に設定される。
【0036】この構成においては、各バンクに、2^2
0のアドレスが割当てられる。ここで、“^”は冪乗を
示す。したがって、各バンクから、4ビットのデータが
入出力されるため、このアドレスモードMODE_Aに
おいては、半導体記憶装置の記憶容量は4・4・2^2
0=16Mビットとなる。
【0037】アドレスモードMODE_Bは、アドレス
モード選択信号AMS0およびAMS1を、それぞれ電
源電圧VCCおよび接地電圧VSSに設定することによ
り指定される。このアドレスモードMODE_Bにおい
ては、12ビットの行アドレス信号RA0−RA11と
9ビットの列アドレス信号ビットCA0−CA8が用い
られる。バンクアドレス信号ビットBA0およびBA1
はともに有効状態に設定される。したがって、この場
合、アドレス信号のビット数は21であり、語構成は4
ビットであり、各バンクに対し、4・2^21=8Mビ
ットの記憶容量が割当てられる。したがって、この半導
体記憶装置は、アドレスモードMODE_Bにおいて
は、記憶容量は、32Mビット(=8Mビット×4)と
なる。
【0038】アドレスモードMODE_Cは、アドレス
モード選択信号AMS0およびAMS1を、それぞれ接
地電圧VSSおよび電源電圧VCCに設定することによ
り指定される。このアドレスモードMODE_Cにおい
ては、12ビットの行アドレス信号ビットRA0−RA
11と、10ビットの列アドレス信号ビットCA0−C
A9が使用される。バンクアドレス信号ビットBA0お
よびBA1が、また使用される。したがって、この場
合、各バンクは、4・2^22=16Mビットの記憶容
量を有し、この半導体記憶装置は、合計、64Mビット
の記憶容量を有する。アドレス空間は16Mアドレスの
サイズを有し、語構成は、4ビットである。
【0039】アドレスモードMODE_Dは、アドレス
モード選択信号AMS0およびAMS1をともに電源電
圧VCCに設定することにより指定される。この場合、
行アドレス信号ビットRA0−RA12と列アドレス信
号ビットCA0−CA8が使用される。バンクアドレス
信号ビットBA0およびBA1がともに使用される。こ
の場合においても、バンク当りの記憶容量は、アドレス
信号ビットが、22ビットであり、4Mビット×4ビッ
ト=16Mビットとなる。したがって、この半導体記憶
装置1の全体の記憶容量は、64Mビットである。
【0040】同一記憶容量を使用するアドレスモードM
ODE_CおよびMODE_Dが使用されているのは、
この半導体記憶装置へ与えられるアドレス信号の構成の
異なる種類に対応するためである。すなわち、アドレス
モードMODE_Cにおいては、行アドレス信号ビット
RA0−RA11が用いられ、アドレスモードMODE
_Dにおいては、行アドレス信号ビットRA0−RA1
2が使用される。DRAMにおいては、行アドレスと列
アドレスとが、時分割的に与えられる。したがって、半
導体記憶装置の種類に応じて、その内部のアレイ構成に
応じて、アドレス信号ビットの割当てが異なる。このア
ドレス構成の相違に対応するために、同一記憶容量でか
つ同一語構成のアドレスモードMODE_CおよびMO
DE_Dを設け、複数種類のアドレス信号の構成に対応
する。
【0041】図3(A)は、この発明に従う半導体記憶
装置のメモリ空間の1例を概念的に示す図である。図3
(A)においては、1つのバンクのメモリアレイMAの
メモリ空間を示す。図3において、メモリアレイMA
は、4つのサブメモリアレイSMA0−SMA3に分割
される。サブメモリアレイSMA0−SMA3は、それ
ぞれデータビットDQ0−DQ3に対応して配置され
る。これらのサブメモリアレイSMA0−SMA3に対
し、共通に行アドレス信号ビットRA0−RA11が割
当てられる。したがって、このサブメモリアレイSMA
0−SMA3それぞれにおいては、メモリセルが4・K
行に配列される。図3(A)においては、サブメモリア
レイSMA0およびSMA1に共通に行アドレス信号ビ
ットRA0−RA11(RA0−11)が与えられ、ま
た、サブメモリアレイSMA2およびSMA3に対し共
通に行アドレス信号ビットRA0−11が与えられるよ
うに示す。行選択時、サブメモリアレイSMA0−SM
A3それぞれにおいて1行のメモリセルが選択される。
【0042】これらのサブメモリアレイSMA0−SM
A3それぞれにおいて、列アドレス信号ビットCA0−
CA7(CA0−7)に従って列選択が行なわれ、後に
説明するように、各サブアレイSMA0−3それぞれに
おいて4列が同時に選択される。従って、サブメモリア
レイSMA0−SMA3それぞれにおいては、256・
4=1・K列のメモリセルが配置される。サブメモリア
レイSMA0−SMA3各々は、従って、合計4・K・
1・K=1Mビットの記憶容量を有する。最終的にサブ
メモリアレイそれぞれにおいてさらに列アドレス信号ビ
ットCA<9:8>に従って列選択(IO選択)が行わ
れ、1ビットのメモリセルが選択される。
【0043】図3(B)は、図3(A)に示すサブメモ
リアレイの構成の1例を概略的に示す図である。サブメ
モリアレイSMAは、複数の行ブロックに分割される。
図3(B)においては、1つの行ブロックに関連する部
分の構成を示す。行ブロックにおいては、メモリセルM
Cが行列状に配列され、メモリセルMCの各行に対応し
てワード線WLが配設され、また、メモリセルの各列に
対応してビット線対BLPが配設される。図3(B)に
おいては、ワード線WL0−WL3をワード線の代表と
して示す。ワード線WLには、対応の行のメモリセルM
Cが接続される。ビット線対BLPは、互いに相補なデ
ータを転送するビット線BLおよびZBLを含み、メモ
リセルMCが、対応のビット線BLPのビット線BLお
よびZBLの一方と対応のワード線との交差部に対応し
て配置される。
【0044】1つの行ブロックに含まれるワード線WL
の数は、サブメモリアレイSMAに含まれる行ブロック
の数により変わる。例えば、サブメモリアレイSMAが
8個の行ブロックに分割される場合、1つの行ブロック
において、512行のメモリセルが配設され、応じて5
12本のワード線が配置される。
【0045】1つの行ブロックに含まれるビット線対B
LPの数は、コラムアドレスCA0−CA7のビット数
が8であり、同時に4列が選択されるため、1024個
のビット線対BLPが配置される。
【0046】行ブロックの両側に、活性化時メモリセル
データを検知し、増幅し、かつラッチするセンスアンプ
帯が配置される。このセンスアンプ帯においては、1つ
おきのビット線対に対しセンスアンプ回路SAが配置さ
れる。図3(B)の右側のセンスアンプ帯においては、
センスアンプ回路SAR0SAR1が交互に1つおきの
ビット線対に対応して配置される。一方、図3(B)の
左側のセンスアンプ帯においては、1つおきのビット線
対に対しセンスアンプ回路SAL0およびSAL1が交
互に配置される。このセンスアンプ回路の配置は、「交
互配置型シェアードセンスアンプ」構成と称され、各セ
ンスアンプ回路は、隣接行ブロックにより共有される。
【0047】センスアンプ帯は、対応の行ブロックが選
択行ブロックのとき活性化される。このセンスアンプ帯
の活性/非活性の制御は、行アドレス信号ビットRA0
−RA11に含まれる行ブロック特定用のアドレスビッ
トをデコードすることにより行なわれる。
【0048】サブメモリアレイの行ブロックに共通に、
列アドレス信号ビットCA0−CA7をデコードして列
選択信号を生成する列デコーダCDRが配置される。こ
の列デコーダCDRは、8ビットのコラムアドレスCA
<7:0>をデコードして、256本の列選択線CSL
0−CSL255の1つを選択状態へ駆動する。
【0049】1本の列選択線により、4つのセンスアン
プ回路SAL0、SAL1、SAR0、およびSAR1
が同時に選択され、それぞれ並列に図示しない内部デー
タ線(IO線)に結合される。この列デコーダCDRに
よる列選択までのアドレスビットのメモリ空間に対する
割当は、アドレスモードが変化しても変更されない。
【0050】列アドレス信号ビットCA8およびCA9
に従って、4センスアンプ回路の1つが選択される。列
アドレス信号ビットCA8は、後に説明するように、右
または左のセンスアンプ帯を指定し、列アドレス信号ビ
ットCA9は、偶数のセンスアンプ回路または奇数のセ
ンスアンプ回路を指定する。
【0051】図3(C)は、最終的に4ビットデータか
ら1ビットを選択する部分の構成の1例を概略的に示す
図である。サブメモリアレイSMAから、列デコーダに
より選択された4ビットのデータが、内部データ線IO
0−IO3に伝達される(データ読出時)。これらの内
部データ線IO0―IO3はそれぞれセンスアンプ回路
SAL0、SAL1、SAR0、SAR1に結合され
る。これらの内部データ線に対し列アドレス信号ビット
CA8およびCA9にしたがって選択動作を行なって、
1つの内部データ線IOを選択するIOセレクタIOS
が配置される。このIOセレクタIOSにより内部デー
タ線の選択をするという最終列選択を実行することによ
り1ビットのメモリセルが選択される。
【0052】列アドレス信号ビットCA8が“1”の時
には、右側センスアンプ帯のセンスアンプ回路SAR0
およびSAR1が選択され、列アドレス信号ビットCA
8が“0”の時には、左側のセンスアンプセンスアンプ
帯のセンスアンプ回路SAL0およびSAL1が選択さ
れる。
【0053】列アドレス信号ビットCA9が“1”の時
には、センスアンプ回路SAL1およびSAR1が選択
され、列アドレス信号ビットCA9が“0”の時には、
センスアンプ回路SAR0およびSAL0が選択され
る。
【0054】すなわち、列アドレス信号ビットCA8に
より一方のセンスアンプ帯が指定され、列アドレス信号
ビットCA9により偶数/奇数センスアンプ回路が選択
される。これらの列アドレス信号ビットCA8およびC
A9により1つのセンスアンプ回路、すなわち1つの内
部データ線IOが選択される。このIOセレクタIOS
に与えられる列アドレス信号ビットCA8およびCA9
をアドレスモードに従って、その状態を設定する。した
がって、アドレスモードMODE#Eにおいては、列ア
ドレス信号ビットCA9に代えて行アドレス信号ビット
RA12が用いられる。
【0055】IOセレクタIOSは、実際に選択回路で
あってもよく、また、各内部データ線(対)IOに対し
て設けられるプリアンプ回路またはライトドライバを活
性化するデコード信号を生成するIOデコーダと、この
IOデコーダからのIO選択信号とメインのプリアンプ
イネーブル信号またはメインのライトドライバイネーブ
ル信号とに従って内部データの読出/書込を行なうプリ
アンプ回路およびライトドライバとを含んでいてもよ
い。
【0056】アドレスモードMODE#Cにおいては、
サブモリアレイSMA0−SMA3それぞれにおいて、
1つの列が、2ビットの列アドレス信号CA9およびC
A8により特定される。アドレスモードMODE#Dに
おいては、アドレス信号ビットRA12およびCA8に
よりサブメモリアレイ各々内の列が特定される。ここで
は、アドレスモードMODE#Cにおけるアドレスの割
当について説明する。列アドレス信号ビットCA9によ
り、2つセンスアンプ回路SAR1およびSAL1また
はセンスアンプ回路SAL0およびSAR0が指定され
る。列アドレス信号ビットCA8により、2つのセンス
アンプ帯の1つが選択される。
【0057】サブメモリアレイSMA0−SMA3それ
ぞれにおいては、内部の列が、列アドレス信号ビットC
A0−CA7により指定される。これらの列アドレス信
号ビットCA0−CA7により、4ビットのメモリセル
が同時に指定される。したがって、サブメモリアレイS
MA0−SMA3それぞれにおいて、メモリセルが1K
列にわたって配列され、列アドレスの数が、256とな
る。したがって、サブメモリアレイSMA0−SMA3
のそれぞれは、4Mビットの記憶容量を有し、このメモ
リアレイMAは、合計16Mビットの記憶容量を有す
る。列アドレス信号ビットCA0−CA9により指定さ
れる列により、4ビットのメモリセルが同時に選択さ
れ、4ビットのデータの入出力が行われる。
【0058】このメモリアレイMAがバンク♯0−♯3
それぞれに対応して設けられているため、この半導体記
憶装置が、全体として、記憶容量が64Mビットであ
る。アドレスモードに従って、この使用するサブメモリ
アレイの領域を変更する。
【0059】ここで、図3(C)において、行アドレス
信号ビットRA12が列アドレス信号ビットCA9に代
えて用いられているのは、アドレスモードMODE_D
において、外部からの行アドレス信号ビットRA12
が、内部で列アドレス信号ビットCA9に変更されるた
めである。アドレスモードに応じて、これらの列アドレ
ス信号ビットCA9およびCA8を、外部からの列アド
レス信号ビットに従って変更するか、または、外部の列
アドレス信号ビットの論理レベルにかかわらず、その論
理レベルを固定する。これにより、アドレスモードに応
じて使用されるサブメモリアレイの領域を設定する。ま
た、行アドレス信号ビットRA12を列アドレス信号ビ
ットCA9に内部で変更することにより、外部アドレス
構成の変更にも対処することが出来る。
【0060】図4は、図1に示すアドレスバッファ4お
よび制御回路12の要部の構成を概略的に示す図であ
る。図4において、アドレスバッファ4は、外部からの
アドレス信号ビットEXA<9>をバッファ処理して内
部アドレス信号ビットAD9を生成するA9バッファB
F9と、外部アドレス信号ビットEXA<8>をバッフ
ァ処理して内部アドレス信号ビットAD8を生成するA
8バッファBF8を含む。これらのバッファBF9およ
びBF8は、行アドレス信号ビットおよび列アドレス信
号ビットに対し共通に設けられる。
【0061】制御回路12は、内部アドレス信号ビット
AD9およびAD8を受けて内部行アドレス信号ビット
RA<9>およびRA<8>を生成する内部行アドレス
発生回路15と、内部アドレス信号ビットAD9および
AD8およびA12を受け、モード切換回路8からのア
ドレスモード指定信号に従って、与えられたアドレス信
号を変更して、内部列アドレス信号ビットCA<9>お
よびCA<8>を生成する列アドレス設定回路20を含
む。
【0062】この列アドレス設定回路20は、モード切
換回路8からのアドレスモード指定信号が、アドレスモ
ードMODE_Aを指定するときには、内部列アドレス
信号ビットCA<8>およびCA<9>をともにHレベ
ルに固定する。したがって、この状態においては、図3
(B)においてセンスアンプ回路SAR1が常に選択さ
れる。サブメモリアレイSMA内において全体の1/4
の列が使用される。従ってサブメモリアレイのアクセス
可能なメモリ空間の記憶容量は、1Mビットとなり、1
バンク全体の記憶容量は、1M・4ビットとなる。
【0063】アドレスモードMODE_Bのときには、
この内部列アドレス信号ビットCA<9>をHレベルに
固定し、かつアドレス信号ビットAD8に従って、内部
列アドレス信号ビットCA<8>を生成する。従って、
図3(B)において、センスアンプ回路としては、2つ
のセンスアンプ回路SAR1およびSAL1の一方が列
アドレス信号ビットCA8に従って選択され、センスア
ンプ回路SAR0およびSAL0は選択されない。した
がって、サブメモリアレイSMAにおいて、全体の1/
2の列が使用されるだけである。サブメモリアレイSM
Aのアクセス可能なメモリ空間の記憶容量は、2Mビッ
トとなり、1バンク全体の記憶容量は、2M・4ビット
となる。
【0064】アドレスモードMODE_Cのときには、
列アドレス設定回路20は、内部アドレス信号ビットA
D9およびAD8に従って内部列アドレス信号ビットC
A<9>およびCA<8>を生成する。この場合には、
センスアンプ回路SAR0、SAR1、SAL0、およ
びSAL1がすべて使用される。したがって、サブメモ
リアレイSMAのアクセス可能なメモリ空間の記憶容量
は、4Mビットとなり、1バンク全体の記憶容量は、4
M・4ビットとなる。
【0065】アドレスモードMODE_Dのときには、
この列アドレス設定回路20は、アレイ活性化指示信号
(ロウアクティブコマンドACT)の印加時に与えられ
たアドレス信号ビットAD12を、内部列アドレス信号
ビットCA<9>として出力する。したがって、このア
ドレスモードMODE_Dのときには、語構成はアドレ
スモードMODE#Cと同一であるが、行アドレス信号
ビットRA<12>が、内部列アドレス信号ビットCA
<9>に内部で変更される。ここで、ビットCA8およ
びCA9はそれぞれビットCA<8>およびCA<9>
と同じ信号を示すが、回路動作の説明の時には、ビット
CA<8>およびCA<9>を使用する。
【0066】図5は、図4に示すモード切換回路8の構
成の一例を示す図である。図5において、モード切換回
路8は、外部から与えられるアドレスモード選択信号A
MS1を受けるインバータ8aと、外部からのアドレス
モード選択信号AMS0を受けるインバータ8bと、テ
ストモード指示信号TMとインバータ8aの出力信号を
受けてアドレス設定信号SEL1を生成するNOR回路
8Cと、インバータ回路8aおよび8bの出力信号とテ
ストモード指示信号TMとを受けてアドレス設定信号S
EL0を生成する複合ゲート回路8dを含む。この複合
ゲート回路8dは、等価的に、インバータ8aおよび8
bの出力信号を受けるAND回路と、このAND回路の
出力信号とテストモード指示信号TMとを受けてアドレ
ス設定信号SEL0を生成するNORゲートとを含む。
【0067】インバータ8aおよび8bから、それぞ
れ、行アドレス信号ビットRA<12>を、列アドレス
信号ビットCA<9>として使用するための変換制御信
号ZASM1およびZASM0が生成される。このモー
ド切換回路8からの各信号に従って、列アドレス設定回
路20が、列アドレス信号ビットCA<9>およびCA
<8>の発生モードを制御する。
【0068】この図5に示すモード切換回路8におい
て、テストモード指示信号TMがHレベルに設定される
と、アドレス設定信号SEL0およびSEL1がともに
Lレベルに強制的に設定される。この状態においては、
内部列アドレス信号ビットCA<9>およびCA<8>
が、ともに後に説明するように、Hレベルに強制的に設
定され、アドレスモードMODE_Aで、テストが実行
される。必要最小限の動作領域の信頼性を確保する。し
かしながら、このテストモード指示信号TMの活性化
時、アドレス設定信号SEL0およびSEL1がともに
Hレベルに強制的に設定され、この半導体記憶装置内の
全ビットに対するテストが実行されるように構成されて
もよい。この構成は、NORゲートに代えてテストモー
ド指示信号TMの反転信号を受けるNANDゲートを利
用することにより実現される。
【0069】図6は、図1に示すアドレスバッファ4の
構成を概略的に示す図である。このアドレスバッファ4
は、外部からの13ビットのアドレス信号EXA<1
2:0>に対して設けられる。このアドレスバッファ4
は、外部アドレス信号ビットEXA<12:0>のうち
の下位10ビットを反転してアドレス信号ビットAD<
9:0>を生成するインバータ回路4aと、インバータ
回路4aの生成するアドレス信号ビットAD<9:0>
を反転して内部アドレス信号ビットIWAD<9:0>
を生成するインバータ回路4bと、外部アドレス信号ビ
ットEXA<12:0>の上位3ビット<12:10>
を反転してアドレス信号ビットAD<12:10>を生
成するインバータ回路4cと、インバータ回路4cの出
力するアドレス信号ビットAD<12:10>を反転し
てアドレス信号ビットIWAD<12>、およびIWA
D<11:10>を生成するインバータ回路4dを含
む。これらのインバータ回路4a−4dの各々は、各対
応のアドレス信号ビットに対して設けられるインバータ
を含む。したがって、図4に示すA9バッファBF9お
よびBF8は、インバータ回路4aおよび4bに含まれ
る。
【0070】この図6に示すアドレスバッファ4におい
ては、単に外部から与えられるアドレス信号ビットEX
A<12:0>から、内部アドレス信号ビットIWAD
<12:0>を生成しているだけである。この場合、ア
ドレスバッファ4に対し内部クロック信号CLKiが与
えられ、このクロック信号CLKiの立上がりエッジ
で、外部アドレス信号ビットEXA<12:0>を取込
み、ラッチするようにアドレスバッファ4が構成されて
もよい。
【0071】図7は、図1に示す制御回路の列アドレス
信号ビットに関連する部分の構成を示す図である。この
図7に示す構成は、図4に示す列アドレス設定回路20
の構成に相当する。図7においては、内部列アドレス信
号ビットINTCA<9:0>の全ビットに対する構成
を示す。
【0072】図7において、制御回路12は、バンク♯
0−♯3それぞれに対応するラッチを含み、バンクアレ
イ活性化信号の活性化に応答して活性化されるラッチ指
示信号RAS<3:0>の活性化時外部アドレス信号ビ
ットIWAD<12>をラッチするラッチ回路30と、
このラッチ回路30のラッチそれぞれに対応する転送ゲ
ートを含み、バンク指定信号BK<3:0>に従ってラ
ッチ回路30の対応のラッチのラッチ信号を転送する転
送回路34と、列アクセス指示信号(コマンド)CAC
Tの活性化時インバータ回路4aからのアドレス信号ビ
ットAD<9:0>を取込み、列アドレス信号ビットI
AD<9:0>を生成する列アドレス発生回路32と、
アドレス変換制御信号ZAMS1およびZAMS0に従
って、転送回路34からの転送ビットOPCA9と列ア
ドレス発生回路32からの列アドレス信号ビットIAD
<9>の一方を選択して列アドレス信号ビットNAD<
9>を生成する選択回路36と、アドレス設定信号SE
L0およびSEL1に従って、列アドレス発生回路32
からの列アドレス信号ビットIAD<8:0>および選
択回路36からのアドレス信号ビットNAD<9>を受
けて、これらのアドレス信号ビット<9:8>を所定の
状態に設定して、内部列アドレス信号INTCA<9:
0>を生成する列アドレス変更回路38を含む。
【0073】この列アドレス変更回路38からの内部列
アドレス信号INTCA<9:0>は、バンク♯0−♯
3に共通に伝達され、各バンクにおいて、選択バンクが
この内部列アドレス信号をラッチして、列選択動作を実
行する。ラッチ回路30においては、選択バンクに対し
て、アドレス信号ビットIWAD<12>が対応のラッ
チにそれぞれラッチされる。ラッチ指示信号RAS<
3:0>は、バンクを活性化するロウアクティブコマン
ドが与えられると所定期間活性化される。したがって、
このバンク活性化時には、ロウアクティブコマンドと同
時に行アドレス信号が与えられるため、ラッチ回路32
においては、選択バンクに対する行アドレス信号ビット
RA<12>がラッチされる。
【0074】バンク指定信号BK<3:0>が活性化さ
れると、転送回路34は、ラッチ回路30の選択バンク
に対応するラッチのラッチデータを転送する。したがっ
て、行アクセスが行なわれ、次いで列アクセスが行われ
るバンクに対して、この転送回路34から、行アドレス
信号ビットRA<12>が、ビットOPCA9として伝
達される。したがって、選択回路36により、この列ア
ドレス発生回路32からのアドレス信号ビットIAD<
9>および転送回路34からのビットOPCA9の一方
を選択することにより、アドレスモードMODE_Dの
ときに、行アドレス信号ビットRA<12>を、列アド
レス信号ビットCA<9>に内部で更することができ
る。
【0075】列アドレス変更回路38は、アドレス設定
信号SEL0およびSEL1に従って、列アドレス信号
ビットCA<9:8>の電圧レベルをそれぞれ設定す
る。これにより、各アドレスモードに応じて、内部列ア
ドレス信号ビットCA<9:8>の状態を、外部のアド
レスモード選択信号AMS1およびAMS0に従って設
定することができる。
【0076】図8は、図7に示す列アドレス発生回路3
2の構成を示す図である。図8において、列アドレス発
生回路32は、列アドレス活性化信号φCACTを受け
るインバータ回路32aと、インバータ回路32aの出
力信号がLレベルのとき、図6に示すインバータ回路4
aからのアドレス信号ビットAD<9:0>を列アドレ
ス信号として通過させて列アドレス信号ビットIAD<
9:0>を生成するゲート回路32bを含む。列アドレ
ス活性化信号φCACTは、列アクセス指示信号(列ア
クセスコマンド)CACTの活性化時、所定期間活性化
される。ゲート回路32bは、アドレス信号ビットAD
<9:0>の各ビットに対して設けられる論理ゲートを
含み、インバータ回路32aの出力信号がLレベルのと
きに、その対応のビットを通過させる。このゲート回路
32bは、等価的にAND回路である。列選択活性化信
号φCACTは、データ読出を示すリードコマンドが与
えられるかまたはデータ書込を示すライトコマンドが与
えられたときに所定期間活性化される。この列アドレス
活性化信号φCACTは、バンク♯0−♯3に対して共
通な信号である。
【0077】図9は、図7に示すラッチ回路30および
転送回路34の構成を示す図である。図9において、ラ
ッチ回路30は、バンク♯0−♯3それぞれに対応して
設けられるラッチLT0−LT3を含む。これらのラッ
チLT0−LT3は、それぞれ同一構成を有するため、
図9においては、ラッチLT0の具体的構成の一例を示
す。ラッチ回路LT0は、バンク♯0に対するラッチ指
示信号ZRAS<0>の活性化時イネーブルされ、図6
に示すインバータ回路4dからの内部アドレス信号ビッ
トIWAD<12>を内部ノードA12Dに伝達するト
ライステートインバータバッファ40aと、内部ノード
A12Dの信号を反転するインバータ回路40bと、ノ
ードA12Dの信号をラッチするハーフラッチを構成す
るインバータ40cおよびおよび40dを含む。
【0078】このラッチ指示信号ZRAS<0>は、バ
ンク♯0に対するロウアクティブコマンドACTが与え
られると所定期間Lレベルとなり、トライステートイン
バータバッファ40aがイネーブルされ、アドレスバッ
ファからのアドレスビットIWAD<12>を内部ノー
ドA12Dに伝達する。他のラッチLT1−LT3にお
いては、このとき、ラッチ指示信号ZRAS<3:1>
は、すべてHレベルであり、その入力段のトライステー
トインバータバッファは出力ハイインピーダンス状態で
あり、このアドレス信号ビットIWAD<12>の取込
みは行なわれない。ラッチLT0−LT3に取込まれた
アドレス信号ビットIWAD<12>は、対応のバンク
に対するロウアクティブコマンドとともに同時に与えら
れており、対応のバンクに対する行アドレス信号ビット
であり、ビットRA<12>である。
【0079】転送回路34は、ラッチLT0−LT3そ
れぞれに対応して設けられ、対応のバンク指定信号BK
<0>−BK<3>の活性化時イネーブルされ、対応の
ラッチLT0−LT3の出力ラッチ信号を通過させるゲ
ート回路G0−G3と、ゲート回路G0−G3の出力信
号に従ってビットOPCA9を生成するゲート回路GT
を含む。
【0080】ゲート回路G0−G3の各々は、たとえば
NANDゲートで構成され、またゲート回路GTは、A
NDゲートで構成される。バンク指定信号BK<0>−
BK<3>は、バンクアドレス信号ビットBA0および
BA1に従って選択的に活性化される。これらのバンク
指定信号BK<3:0>は、対応のバンクへのロウ/コ
ラムアクセス時に活性化される。バンク指定信号BK<
3:0>がすべてLレベルのときには、これらのゲート
回路G0−G3の出力信号はすべてHレベルであり、ゲ
ート回路GTの出力するビットOPCA9はHレベルと
なる。たとえばバンク指定信号BK<0>がHレベルと
なると、ゲート回路G0がイネーブルされ、残りのゲー
ト回路G1−G3の出力信号はHレベルである。したが
って、ゲート回路GTが、このゲート回路G0の出力信
号に従って、ビットOPCA9をHレベルまたはLレベ
ルに駆動する。したがって、このゲート回路GTは、転
送ゲートとして機能する。
【0081】なお、ビットOPCA9を転送する転送回
路34は、ゲート回路G0−G3およびGTにより構成
されている。しかしながら、ラッチLT0−LT3それ
ぞれに、トランスミッションゲートまたはトライステー
トバッファ回路が設けられてもよい。これらのトランス
ミッションゲートまたはトライステートバッファ回路を
バンク指定信号で選択的に導通状態またはイネーブル状
態とする。ただし、この構成の場合には、ビットOPC
A9がフローティング状態となるのを防止するために転
送回路の出力ノードにプルアップまたはプルダウン抵抗
を設ける必要がある。
【0082】図10は、図9に示すラッチ回路30およ
び転送回路34の動作を示すタイミングチャート図であ
る。図10においては、バンク♯0および♯1に対し、
行アクセスを指示する行アクティブ(アクセス)コマン
ドRACTが与えられ、続いて、バンク♯0に対する列
アクセスコマンド(列選択活性化信号)CACTが与え
られる場合の信号波形を示す。この半導体記憶装置は、
クロック信号CLKの立上がりに同期して外部制御信号
を取込み、内部動作を開始する。
【0083】また、バンク♯0に対し行アクティブコマ
ンドRACTが与えられ、または外部アドレス信号EX
TAとしてアドレス信号ADD0が与えられる。この行
ロウアクティブコマンドRACTに従って、クロック信
号CLKの立上がりに同期して、所定期間ラッチ指示信
号ZRAS<0>がLレベルとなる。応じて図9に示す
ラッチ回路LT0のトライステートインバータバッファ
40aがイネーブルされ、このアドレス信号ADD0の
ビットADD0<12>を内部ノードA12Dに転送す
る。このラッチ指示信号ZRAS<0>がHレベルとな
ると、トライステートインバータバッファ40aが、出
力ハイインピーダンス状態となり、ラッチLT0は、ア
ドレス信号ビットADD0<12>をラッチする。残り
のラッチLT1−LT3においては、対応のラッチ指示
信号ZRAS<3:1>はすべてHレベルであるため、
そのラッチデータは不定である。
【0084】次いで、バンク♯0に対し、ロウアクティ
ブコマンドRACTが与えられる。応じて、ラッチ指示
信号ZRAS<1>が所定期間Lレベルの活性状態とな
り、ラッチLT1が、このアドレス信号ADD1のビッ
トADD1<12>をラッチする。
【0085】次のサイクルで、列アクセスコマンドCA
CTがバンク♯0に対して与えられ、またアドレス信号
ADD2が外部アドレス信号EXTAとして与えられ
る。このとき、バンク指定信号BK<0>がHレベルと
なり、転送回路34においてゲート回路G0がイネーブ
ルされ、ラッチLTのラッチビットADD0<12>を
転送する。したがって、このとき、ビットOPCA9
が、アドレス信号ビットADD0<12>に対応する。
ロウアクティブコマンドRACTの印加時に与えられる
アドレス信号は、行を指定する行アドレス信号RAであ
る。コラムアクセス時に与えられるアドレス信号は、列
を指定する列アドレス信号である。したがって、この列
アクセス時においては、選択バンクにおいて、行アドレ
ス信号ビットRA<12>が、ビットOPCA9として
転送され、次いで、次に説明する選択回路を介して、列
アドレス信号ビットAD<9>として伝達され、行アド
レス信号ビットRA<12>の内部列アドレス信号ビッ
トCA<9>への変換が行なわれる。すなわち、各ラッ
チにおいてロウアクセス時に行アドレス信号ビットをラ
ッチし、このロウアクセスが行なわれた後、同じバンク
に対するコラムアクセスが行なわれる場合に、このラッ
チデータの転送が行なわれるため、各バンクごとに、行
アドレス信号ビットRA<12>を、コラム列アドレス
信号ビットCA<9>に変更することができる。
【0086】なお、この図10に示すタイミングチャー
ト図においてバンク指定信号BK<0>およびBK<1
>は、クロック信号CLKと非同期でバンクアドレス信
号BAとアクティブコマンドRACTまたはCACTに
従って活性状態へ駆動されている。これにより、早いタ
イミングでバンク選択信号を選択状態へ駆動している。
クロック信号に同期してバンクアドレス信号のデコード
が行なわれて、バンク指定信号が生成されてもよい。
【0087】また、このバンク指定信号BK<3:0>
については、ロウアクティブコマンドRACTおよびコ
ラムアクティブコマンドCACTが与えられたときに、
そえぞれ、バンクアドレス信号に従って選択バンクに対
するバンク指定信号が活性状態へ駆動されている。しか
しながら、このラッチアドレスビットの転送を行なうの
は、コラムアクセス時であるため、バンク指定信号BK
<3:0>は、コラムアクセス時にのみ活性されるよう
に構成されてもよい。これは、単にコラムアクセスコマ
ンドCACTとバンクアドレス信号との組合せでバンク
指定信号BK<3:0>を生成することにより容易に実
現される。
【0088】なお、ラッチ指示信号ZRAS<3:0>
は、対応のバンクが選択状態にある間活性状態にされる
アレイ活性化信号ACT<3:0>の活性化に応答して
所定期間Lレベルの活性状態へ駆動される。また、コマ
ンドは、図1に示す各制御信号/CS、/RAS、/C
AS、および/WEの論理レベルの組合せにより与えら
れる。
【0089】また、この半導体記憶装置はクロック信号
CLKの立上がりエッジおよび立下がりエッジ両者に同
期して、動作する半導体記憶装置であってもよい。
【0090】図11は、図7に示す選択回路36の構成
の一例を示す図である。図11において、選択回路36
は、アドレス変換制御信号ZAMS0およびZAMS1
を受けるNOR回路36aと、図9に示す転送回路34
の出力ビットOPCA9を受けるインバータ36bと、
NOR回路36aの出力信号がHレベルのときにイネー
ブルされ、インバータ36bの出力信号を反転するトラ
イステートインバータバッファ36cと、NOR回路3
6aの出力信号がLレベルのときイネーブルされ、列ア
ドレス発生回路32からの内部アドレスビットIAD<
9>(図7参照)を反転するトライステートインバータ
バッファ36dと、トライステートインバータバッファ
36cおよび36dの出力に結合され、これらのトライ
ステートインバータバッファ36cまたは36dの出力
信号を反転して列アドレス信号ビットNAD<9>を生
成するインバータ36eを含む。
【0091】この図11に示す選択回路36の構成にお
いて、アドレス変換制御信号ZAMS0およびZAMS
1がともにLレベルのときに、NOR回路36aの出力
信号がHレベルとなり、トライステートインバータバッ
ファ36cがイネーブルされる。この状態においては、
転送回路34からのビットOPCA9が、列アドレス信
号ビットNAD<9>として伝達される。すなわち、ア
ドレス変換制御信号ZAMS0およびZAMS1がとも
にLレベルとされるアドレスモードMODE_Dのとき
に、ロウアドレス信号ビットRA<12>が列アドレス
信号ビットCA<9>に変換される。
【0092】アドレス変換制御信号ZAMS0およびZ
AMS1の少なくとも一方がHレベルのときには、NO
R回路36aの出力信号はLレベルとなり、内部アドレ
ス信号ビットIAD<9>に従って、列アドレス信号ビ
ットNAD<9>が生成される。
【0093】したがって、アドレスモードMODE_D
が設定されたときのみに、行アドレス信号ビットRA<
12>を、列アドレス信号ビットCA<9>に変換する
処理が実行される。
【0094】図12は、図7に示す列アドレス変更回路
38の構成を概略的に示す図である。図12において、
列アドレス変更回路38は、列アドレス発生回路32か
らの列アドレス信号ビットIAD<8:0>と選択回路
36からのビットNAD<9>のうち8ビットの信号a
dd<7:0>を反転して内部列アドレス信号ビットC
A<7:0>を生成するインバータ回路38aと、ビッ
トadd<8>とアドレス設定信号SEL<0>とを受
けて内部列アドレス信号ビットCA<8>を生成するN
ANDゲート38bと、選択回路からのビットNAD<
9>に対応するビットadd<9>とアドレス設定信号
SEL<1>とを受けて内部列アドレス信号ビットCA
<9>を生成するNANDゲート38cを含む。ビット
add<8>は、列アドレス信号発生回路からのビット
IAD<8>に対応する。これらのNANDゲート38
bおよび38cにより、アドレスモードに従って内部列
アドレス信号ビットCA<9:8>の状態を設定する。
【0095】列アドレス変更回路38は、さらに、ビッ
トadd<7:0>をバッファ処理して補の内部列アド
レス信号ビットCAB<7:0>を生成するバッファ回
路38dと、ビットadd<8>とアドレス設定信号S
EL<0>とを受けて内部列アドレス信号ビットCAB
<8>を生成するゲート回路38eと、ビットadd<
9>とアドレス設定信号SEL<1>とを受けて補の内
部列アドレス信号ビットCAB<9>を生成するゲート
回路38fを含む。ゲート回路38eは、アドレス設定
信号SEL<0>がLレベルのときには内部列アドレス
信号ビットCAB<8>をHレベルに固定し、このアド
レス設定得信号SEL<0>がHレベルのときには、ビ
ットadd<8>に従って補の内部列アドレス信号ビッ
トCAB<8>を生成する。
【0096】ゲート回路38fは、アドレス設定信号S
EL<1>がLレベルのときには、補の内部列アドレス
信号ビットCAB<9>をHレベルに固定し、一方、こ
のアドレス設定信号SEL<1>がHレベルのときには
バッファとして動作して、ビットadd<9>に従って
補の内部列アドレス信号ビットCAB<9>を生成す
る。
【0097】内部列アドレス信号ビットCA<7:0
>、CA<8>、CA<9>により、10ビットの内部
列アドレス信号ビットINTCA<9:0>が形成さ
れ、補の内部列アドレス信号ビットCAB<7:0>、
CAB<8>、およびCAB<9>により、補の内部列
アドレス信号ビットINTCAB<9:0>が生成され
る。これらの内部列アドレス信号ビットINTCA<
9:0>およびINTCAB<9:0>は、各バンクに
設けられた列デコード回路へ共通に与えられ、選択バン
クの列デコード回路が活性化されてデコード動作を実行
する。
【0098】図13は、本実施の形態において指定され
るアドレスモードと各制御信号および列アドレス信号ビ
ットCA<8>およびCA<9>の対応関係を一覧にし
て示す図である。以下、図12に示す列アドレス変更回
路38の動作を、図13に示す表を参照して説明する。
【0099】(A) アドレスモードMODE_A:こ
のアドレスモードMODE_Aの場合には、図13に示
すように、アドレス設定信号SEL<1:0>がとも
に、Lレベルに設定される。したがって、図12に示す
列アドレス変更回路38において、ゲート回路38bお
よび38cからの列アドレス信号ビットCA<8>およ
びCA<9>がともにHレベルに固定される。同様、ゲ
ート回路38eおよび38fからの補の列アドレス信号
ビットCAB<8>およびCAB<9>がともにLレベ
ルに固定される。すなわち、図14(A)に示すよう
に、外部のアドレス信号ビットEXA<9>およびEX
A<8>の論理レベルにかかわらず、内部列アドレス信
号ビットCA<9>およびCA<8>はともに、電源電
圧VCCレベルのHレベルに固定される。列アドレス信
号ビットCA<7:0>およびCAB<7:0>は、外
部アドレス信号に従って生成される。したがって、この
アドレスモードMODE_Aにおいては、図3(B)に
示すセンスアンプ回路SAR1の領域のみが使用され、
残りのセンスアンプ回路SAR0、SAL0およびSA
L1に対応する列の領域は使用されない。
【0100】(B) アドレスモードMODE_B:こ
のアドレスモードMODE_Bのときには、アドレス設
定信号SEL<0>はHレベル、アドレス設定信号SE
L<1>がLレベルに設定される。この状態において
は、図12に示す列アドレス変更回路38において、ゲ
ート回路38cからの内部列アドレス信号ビットCA<
9>がHレベル、ゲート回路38fからの補の内部列ア
ドレス信号ビットCAB<9>がLレベルに固定され
る。一方、NANDゲート38bは、インバータバッフ
ァとして動作し、ビットadd<8>に従って、内部列
アドレス信号ビットCA<8>を生成する。同様、AN
Dゲート38eが、ビットadd<8>に従って補の内
部列アドレス信号ビットCAB<8>を生成する。
【0101】したがって、このアドレスモードMODE
_Bにおいては、内部列アドレス信号ビットCAB<9
>がHレベルに固定され、図3(B)に示す2つの奇数
センスアンプ回路SAR1およびSAL1使用され、残
りのセンスアンプ回路SAR0およびSAL0は使用さ
れない。各サブアレイにおいて、列選択およびIO選択
が、列アドレス信号ビットINTCA<8:0>に従っ
て実行される。すなわち、図14(B)に示すように、
このアドレスモードMODE_Bにおいては、外部アド
レス信号ビットEXA<9>にかかわらず、内部列アド
レス信号ビットCA<9>がHレベルに固定され、一
方、内部列アドレス信号ビットCA<8>が、外部アド
レス信号ビットEXA<8>に従って生成される。
【0102】(C) アドレスモードMODE_C:ア
ドレスモードMODE_Cのときには、図13に示すよ
うに、アドレス設定信号SEL<1:0>が、ともにH
レベルに設定される。この場合には、NANDゲート3
8bおよび38cがともにインバータとして動作し、ビ
ットadd<9:8>に従って内部列アドレス信号ビッ
トCA<9:8>が生成される。同様、ANDゲート3
8eおよび38fも、バッファとして動作し、ビットa
dd<9:8>に従って、補の内部列アドレス信号ビッ
トCAB<9:8>を生成する。したがって、この場合
には、図14(C)に示すように、外部アドレス信号ビ
ットEXA<9:8>に従って内部列アドレス信号ビッ
トCA<9:8>が生成され、センスアンプ回路SAR
0、SAR1、SAL0、およびSAL1が全て使用さ
れ、したがって、すべての列アドレス領域が、アドレス
空間として使用される。
【0103】(D) アドレスモードMODE_D:こ
のアドレスモードMODE_Dのときには、図13に示
すように、アドレス設定信号SEL<1:0>はともに
Hレベルであり、同様、これらのビットadd<9:8
>に従って、内部列アドレス信号ビットCA<9:8>
が生成される。しかしながら、アドレスモード選択信号
AMS0およびAMS1から生成されるアドレス変換制
御信号ZAMS0およびZAMS1に従って、行アドレ
ス信号ビットRA<12>が、図11に示す選択回路3
6により選択されて、ビットNAD<9>として伝達さ
れる。したがって、この場合には、図14(D)に示す
ように、外部アドレス信号ビットEXA<9>に代えて
行アドレス信号ビットRA<12>に従って内部列アド
レス信号ビットCA<9>が生成される。一方、列アド
レス信号ビットCA<8>が、外部列アドレス信号ビッ
トEXA<8>に従って生成される。これにより、この
アドレスモードMODE_Dにおいては、行アドレスビ
ットRA<12>の列アドレス信号ビットCA<9>へ
の変更が行なわれ、サブメモリアレイSMAの領域の指
定に、行アドレス信号ビットRA<12>が使用され
る。
【0104】[列アドレス変更回路38の変更例]図1
5は、図7に示す列アドレス変更回路38の変更例を示
す図である。この図15に示す列アドレス変更回路38
は、図12に示す列アドレス変更回路38と以下の点に
おいて異なっている。すなわち、補の列アドレス信号ビ
ットCAB<9:8>を生成するANDゲート38fお
よび38eに代えて、ゲート回路38tおよび38sが
用いられる。ゲート回路38tは、アドレス設定信号S
EL<1>がHレベルのときにはバッファ回路として動
作し、ビットadd<9>に従って補の列アドレス信号
ビットCAB<9>を生成する。一方、アドレス設定信
号SEL<1>がLレベルのときには、このゲート回路
38tは、ビットadd<9>の論理レベルにかかわら
ず、補の列アドレス信号ビットCAB<9>をHレベル
に固定する。
【0105】ゲート回路38sは、アドレス設定信号S
EL<0>がHレベルのときにはバッファ回路として動
作し、ビットadd<8>に従って補の列アドレス信号
ビットCAB<8>を生成する。一方、アドレス設定信
号SEL<0>がLレベルのときには、補の列アドレス
信号ビットCAB<8>をHレベルに固定する。
【0106】この図15に示す列アドレス変更回路38
の構成においては、アドレスモードMODE_Aの場合
には、列アドレス信号ビットCA<9:8>およびCA
B<9:8>がすべてHレベルに固定され、これらの列
アドレス信号ビットCA<9:8>が縮退状態に設定さ
れる。
【0107】したがって、図16(A)に示すように、
この状態においては、列ブロックCB♯0−CB♯3各
々において、並行して、列アクセスが実行される。ここ
で図16(A)においては、1つのサブアレイSMAの
メモリセルの列アドレスによるブロック分割を示す。列
ブロックCB♯0−CB♯3がそれぞれ、列アドレス信
号ビットCA<9:8>により指定される。この列ブロ
ック選択が図3(C)示すIOセレクタにより実行され
る。
【0108】この場合、出力回路に結合される内部デー
タ伝達線において、IOセレクタIOS(図3C参照)
により1つの内部データ線に4ビットのメモリセルデー
タが読出されるため、内部データ線の振幅を大きくする
ことができ、高速読出が可能となる。また、データ書込
時においては、IOセレクタIOSにより、データ入力
回路に結合される1ビットの内部データ伝達線が内部デ
ータ線IOそれぞれに対して設けられた書込ドライバに
結合され、各ライトドライバが対応のメモリセルにセン
スアンプ回路を介してデータを書込む。4ビットのメモ
リセルに同一データが格納され、1ビットのデータ不良
が生じてもデ−タ読出時に、残りのビットによりこのビ
ット不良を救済することができる。
【0109】一方、アドレスモードMODE_Bのとき
には、このゲート回路38tにより、列アドレス信号ビ
ットCA<9>およびCAB<9>がともにHレベルに
固定される。一方、列アドレス信号ビットCA<8>お
よびCAB<8>は、それぞれビットadd<8>に従
って生成される。この状態においては、列アドレス信号
ビットCA<9>が縮退状態にあるため、図16(B)
に示すように、アドレスモードMODE_Bにおいて
は、列ブロックCB♯0−CB♯3において2つの列ブ
ロックに対し同時に列アクセスが実行される。たとえば
図16(B)において、同時に列ブロックCB♯0およ
びCB♯2に対しデータアクセスが行なわれるか、また
は、列ブロックCB♯1およびCB♯3に対し同時にデ
ータアクセスが行なわれる。2つの列ブロックの指定
は、列アドレスビットCA<8>に従って行なわれ、列
ブロックの選択が、図3(C)に示すIOセレクタによ
り行なわれる。この場合においても、データ読出時の内
部データ線の振幅を大きくすることが可能となる。
【0110】この図15に示す列アドレス変更回路を使
用する場合、列アドレス空間は小さくなるものの、すべ
てのメモリセルを使用することができる。
【0111】なお、図12に示す列アドレス変更回路3
8を使用する構成の場合、使用されるサブメモリアレイ
の領域は固定されるものの各サブメモリアレイにおいて
列を選択する回路は全てのアドレスモードにおいて動作
している。
【0112】しかしながら、メモリアレイの構成とし
て、1つのサブアレイが選択され、選択されたサブメモ
リアレイに対し4ビットのデータアクセスが行なわれる
構成の場合であっても、本発明は適用可能である。この
構成は、例えば図16(A)において、列ブロックCB
♯0−CB♯3それぞれを4ビット単位であっくせ退れ
るサブメモリアレイにおきかえる構成に対応する。この
場合、列アクセス時において、これらのサブメモリアレ
イの列系回路は、列アドレス信号ビットCA<9:8>
に従ってブロック分割動作を行なう。アドレスモードに
応じて使用されないサブメモリアレイに対して設けられ
る列選択回路の動作を、これらのアドレス設定信号SE
L<1:0>に従って強制的に停止させるように構成し
てもよい。これにより、消費電流を低減することができ
る(ダイナミック動作を禁止することにより充放電電流
が低減される)。
【0113】図17は、内部行アドレス信号ビットを発
生する回路の構成の一例を示す図である。図17におい
て、行アドレス信号発生回路50は、行アドレス活性化
信号φRACTを受けるインバータ回路50aと、図6
に示すアドレスバッファ4に含まれるインバータ回路4
bおよび4dからの内部アドレス信号ビットIWAD<
11:0>とインバータ回路50aの出力信号とを受け
て内部行アドレス信号ビットINTRA<11:0>を
生成するAND回路50bを含む。行アドレス活性化信
号φRACTは、ロウアクティブコマンドRACTが与
えられると所定期間Hレベルの活性状態となる。したが
って、ロウアクティブコマンド(ロウアクセスコマン
ド)RACTが与えられると、AND回路50bがイネ
ーブルされ、アドレスバッファ4からの内部アドレス信
号IWAD<11:0>を通過させて内部行アドレス信
号ビットINTRA<11:0>を生成する。
【0114】したがって、内部においては、いずれのア
ドレスモードにおいても、12ビットの行アドレス信号
INTRA<11:0>に従って選択バンクにおいて行
選択動作が行なわれ、また10ビットの列アドレス信号
INTCA<9:0>に従って列選択動作(IO選択動
作を含む)が実行される。
【0115】図18は、この発明に従う半導体記憶装置
の全体の構成をより具体的に示す図である。図18にお
いては、1つのバンク♯iの構成を示す。図18におい
て、中央の制御回路として、外部からのコマンドCMD
を受けてこのコマンドが指定する動作モード指示信号生
成するコマンドデコーダ60と、バンクアドレス信号ビ
ットBA0およびBA1に従ってバンク指定信号BK<
3:0>を生成するバンクデコーダ62と、アドレスモ
ード選択信号AMS0およびAMS1に従ってアドレス
発生モードが規定されて、この規定されたアドレス発生
モードに従って外部からのアドレス信号ビットEXTA
<12:0>に基づいて内部行アドレス信号ビットIN
TRA<11:0>および内部列アドレス信号ビットI
NTCA<9:0>を生成するアドレス系回路65と、
バンク指定信号BK<3:0>およびロウアクティブコ
マンド(アレイ活性化指示信号)RACTに従ってラッ
チ指示信号ZRAS<3:0>を生成してアドレス系回
路65へ与えるラッチ制御信号発生回路64を含む。
【0116】このコマンドデコーダ60へ与えられるコ
マンドCMDは、図1に示す各制御信号/CS、/RA
S、/CAS、および/WEを含む。これらの各制御信
号の立上がりエッジにおける論理レベルに応じて内部動
作モードを指定する動作モード指示信号が発生される。
図18においては、このコマンドデコーダ60からの、
ロウアクティブコマンド印加時活性化されるアレイ活性
化指示信号RACTと、コラムアクセスコマンド(リー
ドコマンドまたはライトコマンド)の印加時活性化され
る列選択動作活性化信号CACTを代表的に示す。
【0117】アドレス系回路65は、図1に示すアドレ
スバッファ4および行アドレス信号および列アドレス信
号を発生する回路部分を含み、ラッチ指示信号ZRAS
<3:0>に従った行アドレス信号ビットRA<12>
のラッチおよびバンク指定信号BK<3:0>に従った
転送と、アドレスモード選択信号AMS0およびAMS
1による内部列アドレス信号ビットINTCA<9:0
>のモード設定とを実行する。
【0118】ラッチ制御信号発生回路64は、アレイ活
性化指示信号RACTの活性化時、バンク指定信号BK
<3:0>に従って、ラッチ指示信号ZRAS<3:0
>を活性状態へ駆動する。
【0119】これらのコマンドデコーダ60、バンクデ
コーダ62、ラッチ制御信号発生回路64およびアドレ
ス系回路65は、中央の回路部分において、複数のバン
ク♯0−♯3に対し共通に設けられる。
【0120】バンク♯iは、複数のメモリセルを有する
メモリアレイMAと、内部行アドレス信号ビットINT
RA<11:0>をデコーダしてメモリアレイMAの行
を選択する行系回路71と、アドレス信号ビットINT
CA<9:0>に従ってメモリアレイMAの列を選択す
る列系回路72を含む。バンク♯iに対して、バンク制
御回路70が設けられる。このバンク制御回路70は、
バンク指定信号BK<i>が活性状態のときイネーブル
され、コマンドデコーダ60からの各種動作モード指示
信号に従って指定された動作を実現するための各種制御
をする。
【0121】この図18に示す構成においては、アドレ
ス系回路65からの内部行アドレス信号ビットINTR
A<11:0>および内部列アドレス信号ビットINT
CA<9:0>が、バンク♯0−♯3に共通に発生され
ている。しかしながら、内部行アドレス信号を内部列ア
ドレス信号に変更する回路部分が、各バンクごとに設け
られてもよい。すなわち、たとえば列アドレス信号ビッ
トINTCA<9:0>を発生する回路において、行ア
ドレス信号ビットRA<12>をラッチする回路および
転送回路と列アドレス変更回路を各バンクそれぞれに配
置し、また内部行アドレス信号ビットINTRA<1
1:0>も、それぞれバンクごとに発生してラッチす
る。これは、図8に示す列選択動作活性化信号φCAC
Tおよび図17に示すアレイ活性化指示信号φRACT
を、バンク個々に発生させ、各選択バンクにおいて、内
部行/列アドレス信号ビットを発生するように構成する
ことにより容易にこの構成は実現される。
【0122】また、内部列アドレス信号ビットINTC
A<9:0>が、バンクに共通にプリデコードされ、選
択バンクにおいてIO選択動作を含む列選択動作が実行
されてもよい。行アドレス信号ビットINTRA<1
1:0>についても同様である。
【0123】図19は、アドレスモード選択信号AMS
j(j=0,1)を発生する部分の構成を概略的に示す
図である。このアドレスモード選択信号AMSj(AM
S0,AMS1)を発生する対応の端子80が、チップ
外配線82aまたは82bを介して電源電圧VCCレベ
ルまたは接地電圧VSSレベルに固定される。この半導
体記憶装置がモジュール実装時において、フリップチッ
プでマルチチップモジュールを構成する場合、この端子
80はパッドに対応し、パッド80が、モジュール実装
時、ボンディングワイヤ82aまたは82bを介して電
源線または接地線に結合される。
【0124】一方、図20に示すように、パッケージ実
装後のチップ(半導体記憶装置)がメモリモジュールM
M内に実装される場合、これらのチップCH0−CHn
の各々は、メモリモジュールMM内のソケット内に挿入
される。このときには、メモリモジュールMM内におい
ては、外部電源電圧EXVCCおよび外部接地線EXV
SSに結合される電源線80および接地線86が配設さ
れる。これらのチップのモジュール実装時、チップ外配
線87aおよび87bを用いて、アドレス選択信号を発
生する端子を、このモジュールMM内を延在して配置さ
れる電源線84および接地線86に選択的に結合する。
これにより、アドレスモード選択信号AMS0およびA
MS1を設定するピン端子は、外部から隠れるため、メ
モリモジュールMMにおいてはアドレスモード選択用の
ピン端子が不必要となり、メモリモジュールMMのサイ
ズを低減することができる。
【0125】[他の適用例]上述の説明においては、ク
ロック信号に同期して動作するクロック同期型DRAM
が半導体記憶装置として示されている。しかしながら、
この発明は、メモリセルのアドレス指定のために、行ア
ドレスと列アドレスとが用いられる半導体記憶装置に対
しすべて適用することができる。特に、行アドレスと列
アドレスとが同時に与えられる構成においても、同様の
構成を用いて、行アドレス信号ビットRA<12>を、
列アドレス信号ビットCA<9>に内部で変更すること
ができ、同様の効果を得ることができる。
【0126】また、半導体記憶装置は、その最大記憶容
量は64Mビットに限定されず、256Mビットなどの
他の記憶容量を有していてもよい。また、指定されるア
ドレスモードは、4つのアドレスモードに限定されず、
各記憶容量に応じてアドレスの構成が異なる場合、各ア
ドレス構成に応じて、アドレスモードの数が設定されれ
ばよい。
【0127】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、外部
信号により、使用されるアドレス空間を変更できるよう
に構成しているため、1つのチップ構成を複数種類の記
憶容量のメモリ装置として使用することができ、製品管
理が容易となり、また設計効率も改善される。また、内
部で、所定のロウアドレス信号ビットをコラムアドレス
信号ビットに変更することにより、アドレス構成の異な
るメモリシステムに対しても、容易に同一のチップ構成
で適用することができる。
【0128】すなわち、アドレス空間サイズを、アドレ
スモード指定信号に従って語構成を維持しつつ変更する
アドレス設定回路を設けることにより、1つのチップ構
成で複数種類の記憶容量を有する半導体記憶装置を実現
することができ、製品管理を容易化し、かつ設計効率を
改善することができる。
【0129】また、行アドレス信号の特定のビットを列
アドレス信号ビットとして伝達することにより、アドレ
ス構成の変更に対しても容易に適用することができる。
【0130】また、列アドレス信号の特定のビットはア
ドレスモード指定信号に従って選択的に無効状態とする
ことにより、容易に使用されるアドレス空間の領域を固
定することができる。
【0131】また、行アドレス信号の特定のビットをラ
ッチし、列アクセス時このラッチした行アドレス信号ビ
ットを列アドレス信号ビットとして伝達することによ
り、容易に内部で、行アドレス信号ビットを列アドレス
信号ビットに変換して出力することができる。
【0132】また複数のバンクが存在する場合には各バ
ンクごとに、特定の行アドレス信号ビットをラッチする
ラッチ回路を設け、対応のバンクへの列アクセス時にこ
の対応の行アドレス信号ビットを列アドレス信号ビット
として伝達することにより、容易にマルチバンク構成の
半導体記憶装置においても、特定の行アドレス信号ビッ
トを列アドレス信号ビットとして伝達することができ
る。
【0133】また、行アドレス信号の最上位ビットをデ
ータ信号の最上位ビットとして伝達することにより、ア
ドレス信号ビットの変更に対しても容易に対応してメモ
リセルの選択を行なうことができる。
【0134】また、列アクセス時、このラッチした特定
の行アドレス信号ビットと外部のアドレス信号ビットの
一方を選択するとともに、選択されたビットおよび外部
アドレス信号ビットをアドレスモードに応じて固定状態
に設定することにより、アドレス構成が異なり、また記
憶容量が異なる半導体記憶装置を、同一チップ構成で容
易に実現することができる。
【0135】またアドレスモード指定信号を複数の制御
信号で構成することにより、複数のアドレスモードに対
応することができる。
【0136】また、このアドレスモード指定信号は、モ
ジュール実装時その電圧レベルを固定することにより、
内部でのマスク配線によるレベル設定などを行なう必要
がなく、製造工程を増加させることなく、容易に記憶容
量およびアドレス構成の変更を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に従う半導体記憶装置の全体の構成
を概略的に示す図である。
【図2】 この発明により実現されるアドレスモードの
構成を一覧にして示す図である。
【図3】 (A)−(C)は、この発明に従う半導体記
憶装置の1つのバンクにおけるメモリ空間の構成を概略
的に示す図である。
【図4】 この発明に従う半導体記憶装置の要部の構成
を概略的に示す図である。
【図5】 図4に示すモード切換回路の構成の一例を示
す図である。
【図6】 図1に示すアドレスバッファの構成を概略的
に示す図である。
【図7】 図1に示す制御回路の列アドレス信号発生部
の構成を概略的に示す図である。
【図8】 図7に示す列アドレス発生回路の構成の一例
を示す図である。
【図9】 図7に示す回路および転送回路の構成を示す
図である。
【図10】 図9に示す転送回路およびラッチ回路の動
作を示すタイミングチャート図である。
【図11】 図7に示す選択回路の構成を示す図であ
る。
【図12】 図7に示す列アドレス変更回路の構成を示
す図である。
【図13】 各アドレスモード時における内部列アドレ
ス信号ビットの状態を一覧にして示す図である。
【図14】 (A)−(D)は、各アドレスモードにお
ける内部列アドレス信号と外部アドレス信号ビットの対
応を概念的に示す図である。
【図15】 図7に示す列アドレス変更回路の変更例を
示す図である。
【図16】 (A)および(B)は、図15に示す列ア
ドレス変更回路による選択列列ブロックの構成を概略的
に示す図である。
【図17】 この発明に従う半導体記憶装置の行アドレ
ス信号ビット発生回路の構成を概略的に示す図である。
【図18】 この発明に従う半導体記憶装置の全体の構
成をより具体的に示す図である。
【図19】 この発明に従うアドレスモード選択信号の
プログラム手法を示す図である。
【図20】 この発明に従うアドレスモード選択信号の
プログラム手法の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体記憶装置、MA0−MA3 メモリアレイ、
SMA0−SMA3サブメモリアレイ、10 内部行ア
ドレス発生回路、20 列アドレス設定回路、30 ラ
ッチ回路、32 列アドレス発生回路、34 転送回
路、36 選択回路、38 列アドレス変更回路、60
コマンドデコーダ、62 バンクデコーダ、64 ラ
ッチ制御信号発生回路、65 アドレス系回路、70
バンク制御回路、71 行系回路、72 列系回路、8
0 ピン端子、82a,82b配線、0−CHn チッ
プ、84 電源線、86 接地線、87a,87b チ
ップ外配線。
フロントページの続き (72)発明者 石田 耕三 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5M024 AA74 BB05 BB28 BB30 BB34 DD33 DD39 DD40 DD83 GG20 JJ02 JJ20 JJ55 PP01 PP02 PP07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のサイズのアドレス空間を有するメ
    モリアレイ、および前記アドレス空間の語構成を維持し
    つつアドレス空間のサイズを、アドレスモード指定信号
    に従って変更するためのアドレス設定回路を備える、半
    導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリアレイは、行列状に配列され
    るメモリセルを有し、 前記アドレス設定回路は、 前記アドレスモード指定信号に従って、前記メモリアレ
    イの行を指定する多ビット行アドレス信号の特定のビッ
    トを前記メモリアレイの列を指定する多ビット列アドレ
    ス信号のビットとして伝達する回路を含む、請求項1記
    載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリアレイは、行列状に配列され
    るメモリセルを含み、 前記アドレス設定回路は、 前記メモリアレイの列を指定する多ビット列アドレス信
    号の特定のビットを前記アドレスモード指定信号に従っ
    て、選択的に固定状態に設定するための回路を含む、請
    求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリアレイは、行列状に配列され
    るメモリセルを含み、 前記アドレス設定回路は、 前記メモリアレイの行選択を指示する行アクセス指示に
    応答して、前記メモリアレイの行を指定する多ビット行
    アドレス信号の特定のビットをラッチするラッチ回路
    と、 前記メモリアレイの列選択を行なう列アクセス時、前記
    アドレスモード指定信号に従って前記ラッチ回路にラッ
    チされた特定の行アドレス信号ビットを前記メモリアレ
    イの列を指定する列アドレス信号を構成するビットとし
    て伝達するためのアドレス伝達回路とを含む、請求項1
    記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリアレイは、各々が互いに独立
    に選択状態へ駆動される複数のバンクに分割され、かつ
    各バンクに対しては、メモリセル行を選択する行アクセ
    スとメモリセル列を選択する列アクセスとが時分割態様
    で行なわれ、前記アドレス設定回路は、 各前記バンクに対応して配置され、対応のバンクへの行
    アクセス時、多ビット行アドレス信号の特定のビットを
    ラッチするための複数のラッチ回路と、 前記複数のバンクに共通に配置され、第1のバンクへの
    列アクセス時、前記アドレスモード指定信号に従って前
    記第1のバンクに対応するラッチ回路にラッチされた行
    アドレス信号ビットを前記第1のバンクに対する列アド
    レス信号を構成するビットとして伝達するアドレス伝達
    回路とを備える、請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記アドレス伝達回路は、前記多ビット
    行アドレス信号の最上位ビットを前記列アドレス信号の
    最上位ビットとして伝達する、請求項4または5記載の
    半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記メモリアレイは、行列状に配列され
    る複数のメモリセルを含み、 前記アドレス設定回路は、 前記メモリアレイの行を選択する行アクセス時に、特定
    の行アドレスビットをラッチするラッチ回路と、 前記メモリアレイの列を選択する列アクセス時に、前記
    アドレスモード指定信号に従って前記特定の行アドレス
    ビットと列アクセス時の外部からの多ビット列アドレス
    信号の所定のビットの一方を選択して前記列アドレス信
    号のビットとして伝達するアドレス伝達回路と、 前記列アクセス時、前記アドレス伝達回路からのビット
    と前記多ビット列アドレス信号の残りのビットとを受
    け、前記アドレスモード指定信号に従って前記多ビット
    列アドレス信号の特定ビットを選択的に固定状態に設定
    するための回路とを含む、請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 前記アドレスモード指定信号は、所定数
    の制御信号を含み、 前記所定数の制御信号は、個々に電圧レベルが固定され
    る、請求項1記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体記憶装置は、モジュールに実
    装され、前記アドレスモード指定信号は、前記モジュー
    ルへの実装時に電圧レベルが設定されて内部アドレス信
    号の構成を固定的に設定する、請求項1記載の半導体記
    憶装置。
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