JP2002245564A - トンネル防災設備 - Google Patents

トンネル防災設備

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JP2002245564A
JP2002245564A JP2001038321A JP2001038321A JP2002245564A JP 2002245564 A JP2002245564 A JP 2002245564A JP 2001038321 A JP2001038321 A JP 2001038321A JP 2001038321 A JP2001038321 A JP 2001038321A JP 2002245564 A JP2002245564 A JP 2002245564A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源線の断線に対する電源バックアップと電源
線の短絡に対する切り離しを電圧低下の検出に基づいて
行うことで中継増幅盤の回路構成を簡単してコストを低
減する。 【解決手段】トンネル防災設備の中継増幅盤に、受信盤
側となる上り側電源線の電源電圧を監視して電圧低下を
検出する電圧低下検出回路10と、上り側電源線に盤内
蔵電源を接続する折返し接点a1,a2を閉成することに
より上り側の電源線に電源を供給するバックアップ回路
と、電圧低下検出回路10の検出出力が得られた際に,
バックアップ回路の折返し接点a1,a2を閉成して上り
側電源線に電源を供給し、折返し接点a1,a2の閉成に
より電圧低下検出回路の検出出力が停止したら折返し接
点a1,a2の閉成を維持し,所定時間を経過しても電圧
低下検出回路10の検出出力が継続している場合は折返
し接点a1,a2を開成して上り側の電源線に対する電源
供給を停止する信号処理部8とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防災受信盤から引
き出された電源線および信号線含む伝送路にトンネル内
に設置した検出器や制御機器を接続すると共に所定間隔
毎に中継増幅盤を接続してトンネル内を監視制御するト
ンネル防災設備に関する。
【0002】
【従来技術】従来、自動車専用道路のトンネルに使用さ
れる防災設備として、防災受信盤からトンネル内に引き
出された伝送路に接続している複数の端末機器にアドレ
スを割当て、アドレスを指定した各種のコマンドの送信
により火災検知器の情報収集による火災監視や、火災を
判断した際の水噴霧ヘッドからの放水制御等を行う所謂
R型伝送方式をとっている。
【0003】このようなR型伝送方式を採用したトンネ
ル防災設備では、例えば図9のように、防災受信盤10
1からトンネル内に引き出された伝送路102に対し例
えば火災検知器105を接続している。また伝送路10
2での電圧低下を防止するため、トンネル内の約800
メートルといった一定間隔毎に中継増幅盤107を配置
している。
【0004】ここで伝送路102は、電源線SV、コモ
ン線SC、端末側に電圧モードで信号を送る下り信号線
SA、端末から電流モードで信号を送り返す上り信号線
SBから構成されている。また中継増幅盤107は電源
を内蔵しており、各中継増幅盤107より端末側となる
下り電源線SVとコモン線SC間に電源を供給してい
る。尚、最初の中継増幅盤107までの間は防災受信盤
101からの電源供給となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
R型伝送方式を採用したトンネル防災設備では、線路で
の電圧低下を防止する目的で、一定間隔(約800m)
で中継増幅盤を配置しており、中継増幅盤は、平常時は
防災受信盤から端末側の下り方向に電源を供給してお
り、線路断線時には逆方向となる端末から防災受信盤側
の上り方向にも電源を供給し、バックアップ動作を行
う。
【0006】つまり、図9において、通常は各中継増幅
盤107は下り側の電源線SVに電源を供給すると共
に、上り側の電源線SVの電圧を監視している。そして
例えば電源線SVのa点で線路異常が発生すると、a点
以降の検知器には電源が供給されなくなる。この電源異
常は、a点の下り側の中継増幅盤107が電源線SVの
電圧低下を監視することで検出する。電圧低下を検出し
た中継増幅盤107は、下り側の電源線SVへの電源供
給に加えて上り側の電源線SVにも電源を供給して、a
点以降の検知器105に電源を供給するバックアップ動
作を行う。
【0007】この場合、電源線の断線の検出には、供給
されている電源電圧の低下を検出しているが、電源線の
短絡時にも同様に電源電圧が低下するため、電源線の断
線か短絡かの識別が困難である。特に短絡時に電源線の
バックアップ動作を行うと、短絡電流がバックアップ動
作によって流れ、中継増幅盤全体の電源及び回路に影響
を及ぼす。
【0008】このため、短絡時のバックアップ動作を避
けるために電源線の断線と短絡を正確に判断する必要が
ある。しかし、短絡を検出するためには過電流検出回路
等が別途必要となり、その分、中継増幅盤の回路が複雑
になるという問題があった。
【0009】本発明は、電源線の断線に対する電源バッ
クアップと電源線の短絡に対する切り離しを電圧低下の
検出に基づいて行うことで中継増幅盤の回路構成を簡単
にしてコストを低減するトンネル防災設備を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。本発明は、防災受信盤か
ら引き出された電源線及び信号線を含む伝送路にトンネ
ル内に設置した検出器や制御機器などの端末機器を接続
すると共に所定間隔毎に中継増幅盤を接続し、各中継増
幅盤は端末側となる下り側線路に電源を供給してトンネ
ル内を監視制御するトンネル防災設備を対象とする。
【0011】このようなトンネル防災設備につき本発明
は、中継増幅盤に、受信盤側となる上り側電源線の電源
電圧を監視して電圧低下を検出する電圧低下検出回路
と、上り側電源線に盤内蔵電源を接続する折返し接点を
閉成することにより上り側の電源線に電源を供給するバ
ックアップ回路と、電圧低下検出回路の検出出力が得ら
れた際に、バックアップ回路の折返し接点を閉成して上
り側電源線に電源を供給し、折返し接点の閉成により電
圧低下検出回路の検出出力が停止したら折返し接点の閉
成を維持し、所定時間を経過しても電圧低下検出回路の
検出出力が継続している場合は折返し接点を開成して上
り側の電源線に対する電源供給を停止する信号処理部と
を備えたことを特徴とする。
【0012】ここで信号処理部は、電圧低下検出回路の
検出出力が第1設定時間T1、例えば0.3sec継続した
時に出力する第1遅延タイマ回路と、電圧低下検出回路
の検出出力が第1設定時間T1より長い第2設定時間T
2、例えば0.6sec継続した時に出力する第2遅延タイ
マ回路と、第1遅延タイマ回路の出力によりバックアッ
プ回路の折返し接点を閉成させ、第2遅延タイマ回路の
出力により第1遅延タイマ回路の出力を禁止してバック
アップ回路の折返し接点を開成させる論理回路とを備え
る。
【0013】このように本発明は、電源線の電圧低下を
検出すると、折返し接点を閉成して電源線のバックアッ
プ動作を行い、バックアップ動作の結果から電源線の断
線か短絡か判断して対応して動作を行う。即ち断線であ
れば、電源線のバックアップ動作により電圧低下が回復
することから、これを検出してバックアップ動作を継続
する。
【0014】これに対し電源線の短絡であれば、電源線
のバックアップ動作を行っても電圧低下は回復せず、例
えば電源線の電圧低下が0.6sec継続していたら、短絡
と判断してバックアップ動作を解除し、短絡した電源線
を切り離す。このため同じ電源線の電圧低下の検出によ
って、電源線の断線と短絡を正確に検出して伝送路の異
常に適切に対応でき、そのための回路構成も簡単にでき
る。
【0015】更に、前記バックアップ回路の折返し接点
を閉成した際に上り側電源線に流れる電流を制限する電
流制限回路を設ける。この電流制限により、線路短絡時
の一時的な電源バックアップ動作で流れる短絡電流によ
り中継増幅盤全体の電源がダウンすることを防ぐ。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるトンネル防災
設備の設備構成の説明図である。
【0017】図1において、防災受信盤1はトンネル設
備の監視室に設置されており、防災受信盤1から上りト
ンネルに対し上りトンネル伝送路2aが引き出され、ま
た下りトンネルに対し下りトンネル伝送路2bが引き出
されている。なお図1にあっては、上りトンネル伝送路
2a側を示している。
【0018】上りトンネル伝送路2aとしては、防災受
信盤1より検知器ライン3aと中継器ライン3bが引き
出されている。検知器ライン3a及び中継器ライン3b
は、トンネル内の道路の路肩となるトンネル壁根元部分
に構築した監視員通路のダクト内などに配線されてい
る。
【0019】検知器ライン3aには所定間隔で火災検知
器5が接続され、また中継器ライン3bには所定間隔で
水噴霧用ヘッドからの水噴霧制御を行うための中継器6
を接続している。更に検知器ライン3a及び中継器ライ
ン3bに対しては、一定間隔例えば800mごとに中継
増幅盤7−1,7−2,・・・7−nが設けられてい
る。
【0020】更に防災受信盤1に対してはポンプ制御盤
20が設けられ、水噴霧用ヘッドの放水制御の際にはポ
ンプ制御盤20により図示しない消火ポンプを運転して
加圧消火用水をトンネル内のヘッドに供給し、水噴霧制
御を行うようにしている。
【0021】防災受信盤1と火災検知器5の間、また防
災受信盤1と中継器6及び中継増幅盤7−1〜7−nと
の間の制御信号及び応答信号の伝送は、それぞれに固有
のアドレスが予め割り当てられており、制御対象または
応答先を指定したアドレスを含む制御信号または応答信
号を検知器ライン3a及び中継器ライン3bを介して伝
送し、受信側にあっては自己アドレスに一致するアドレ
スの制御信号または応答信号を受けて必要な処理を行う
ようになる。
【0022】この防災受信盤1と火災検知器5、中継器
6及び中継増幅盤7−1〜7−nとの間の伝送は、処理
要求が発生した際にアドレスを含む制御信号または応答
信号を送出する伝送方式以外に、防災受信盤1から一定
間隔でポーリングコマンドを端末側に送信し、ポーリン
グコマンドによる制御とポーリングコマンドに対する応
答コマンドによる応答信号の返送を行うようにしてもよ
い。
【0023】図2は図1の中継増幅盤7−1,7−2の
部分を取り出して示した本発明による中継増幅盤の実施
形態の回路ブロック図である。
【0024】図2において中継増幅盤7−1には、防災
受信盤1側より検知器ライン3aと中継器ライン(信号
変換器ライン)3bが接続されている。検知器ライン3
a側を例にとると、防災受信盤1からは電源線SV、コ
モン線SC、電圧モードで防災受信盤1側から端末側に
信号を伝送する下り信号線SA、電流モードで端末側か
ら防災受信盤1側に信号を伝送する上り信号線SBの4
本を接続している。
【0025】この点は中継器ライン3bについても同様
であり、電源線SV、コモン線SC、下り信号線SA、
上り信号線SBの4線で構成される。中継増幅盤7−1
には電源部16が設けられ、AC100Vの商用交流電
源などからDC48Vを作り出している。
【0026】検知器ライン3a側について説明すると、
電源部16からのDC48Vの電源出力はダイオードD
2を介して端末側となる下り側の電源線SVとコモン線
SC間に供給されている。電源部16に対する上り側の
電源線SB及びコモン線SCに対しては、信号処理部8
に接続しているバックアップリレーA1の折り返し接点
として機能するリレー接点a1,a2が挿入され、更に
電源線SV側にはダイオードD1が接続される。
【0027】バックアップリレーA1とそのリレー接点
a1,a2によりバックアップ回路9−1が構成され
る。バックアップリレーA1は通常時、非作動であり、
このためリレー接点a1,a2は図示のように開いてお
り、電源部16は上り側の電源線SVとコモン線SC間
に電源供給は行っていない。
【0028】上り側の電源線SVとコモン線SCの間に
は電圧低下検出回路10−1が設けられる。電圧低下検
出回路10−1は、上り側の電源線SVとコモン線SC
間の電源電圧を監視しており、電源電圧が規定電圧以下
もしくは0V付近に低下すると電圧低下検出信号を信号
処理部8に出力し、バックアップリレーA1を作動して
上り側電源線SVとコモン線SCに対する電源バックア
ップ動作を行う。
【0029】ここで電圧低下検出回路10−1が電圧低
下検出信号を出力するのは、上り側の電源線SVとコモ
ン線SCについて断線が起きた場合と短絡が起きた場合
のいずれかとなる。このような上り側電源線SVとコモ
ン線SCの断線または短絡による電圧低下検出回路10
−1からの電圧低下検出信号に対し、信号処理部8はバ
ックアップリレーA1の作動によりリレー接点a1,a
2を閉じて上り側の電源線SVとコモン線SC間に電源
を供給することでバックアップを行う。
【0030】このリレー接点a1,a2を閉じて電源バ
ックアップを行った状態で、電圧低下検出回路10−1
から出力されている電圧低下検出信号がなくなって電源
異常が復旧すると、信号処理部8は上り側電源線SVと
コモン線SCの断線と判断し、バックアップリレーA1
の作動を継続し、リレー接点a1,a2の閉成状態を維
持する。
【0031】これに対しリレー接点a1,a2を閉じて
バックアップ動作を行っても電圧低下検出回路10−1
からの電圧低下検出信号がそのまま出力されている場合
には、信号処理部8は上り側の電源線SVとコモン線S
C間に短絡が起きたものと判断し、この場合には電源線
SVに過電流が流れて中継増幅盤7−1の電源及び回路
に悪影響を及ぼすことからバックアップリレーA1を非
作動状態に復旧してリレー接点a1,a2を開き、バッ
クアップ動作を停止させる。
【0032】中継増幅盤7−1の信号処理部8に対して
は、検知器ライン3aの下り信号線SAが電圧バッファ
アンプ12aを介して入力接続され、その出力は電圧バ
ッファアンプ12bを介して下り側の下り信号線SAに
接続されている。また下り側の上り信号線SBは電流バ
ッファアンプ13aを介して信号処理部8に接続され、
その出力は電流バッファアンプ13bを介して上り側の
上り信号線SBに接続されている。
【0033】このような検知器ライン3a側の電圧低下
検出回路、バックアップ回路及び信号処理部8の機能は
信号変換器ライン3b側についても同様であり、電圧低
下検出回路10−2、バックアップリレーA2とそのリ
レー接点a3,a4を備えたバックアップ回路9−2、
及び電圧低下検出回路10−2からの電圧低下検出信号
に基づく信号処理部8の回路機能で構成される。
【0034】また中継増幅盤7−1の下り側に接続して
いる中継増幅盤7−2においても同じ回路構成が設けら
れている。
【0035】中継増幅盤7−1と7−2の間の検知器ラ
イン3aには火災検知器5が接続され、また信号変換器
ライン3bには中継器6が接続されている。中継器6は
電動弁18を制御負荷として接続しており、防災受信盤
1からの制御信号に基づき電導弁18を開制御し、水噴
霧ヘッド17から加圧消火用水を噴霧できるようにして
いる。
【0036】図3は図2の中継増幅盤7−1を例にとっ
て、その検知器ライン3a側に設けている電圧低下検出
回路10−1、バックアップ回路9−1の回路構成の実
施形態を信号処理部8と共に示している。
【0037】図3において、電圧低下検出回路10−1
はコンパレータ21とフォトカプラ22を備える。コン
パレータ21のプラス入力端子には抵抗R3とツェナダ
イオードZD1の分圧により基準電圧Vrefが入力さ
れ、マイナス入力端子には電源線SVとコモン線SC間
の電圧を抵抗R1,R2を分圧した電圧Vinが入力し
ている。
【0038】コンパレータ21は入力電圧Vinが基準
電圧Vref以上であればLレベル出力を生じ、フォト
カプラ22のLED22aを発光駆動し、フォトトラン
ジスタ2bをオンしている。このフォトカプラ22から
の出力信号が電源異常信号E1として信号処理部8の入
力端子8aに供給されている。
【0039】この電源異常信号E1は、電源線SVとコ
モン線SC間の電源電圧が正常であればLレベルであ
り、断線または短絡により電圧低下が起きて基準電圧V
refより小さくなると、電源異常信号E1はHレベル
となる。
【0040】信号処理部8は電源異常信号E1が入力す
る入力端子8aに加え、復旧信号E2が入力する入力端
子8b、リレー制御信号E5を出力する出力端子8c、
断線表示信号E4を出力する出力端子8d、及び短絡表
示信号E7を出力する出力端子8eを備えている。リレ
ー制御信号E5を出力する出力端子8cは、バックアッ
プ回路を構成するフォトカプラ23のLED23a側を
接続している。
【0041】信号処理部8は、電圧低下検出回路10−
1により断線または短絡による電圧低下が検出される
と、電源異常信号E1がHレベルとなり、これに基づき
リレー制御信号E5を通常時のHレベルからLレベルと
することでフォトカプラ23のLED23aを発光駆動
し、フォトトランジスタ23bのオンによりバックアッ
プリレーA1を作動する。
【0042】バックアップリレーA1が作動すると、そ
のリレー接点a1,a2が閉じ、電圧低下を起こした上
り側の電源線SVとコモン線SC間に電源を供給するバ
ックアップ動作を行う。このバックアップ動作により、
電圧低下検出回路10−1からの電圧異常信号E1がH
レベルからLレベルに戻り、電圧低下が回復すると電源
線SVの断線と判断し、リレー制御信号E5のLレベル
状態が維持される。
【0043】これに対しバックアップ動作を行っても電
源異常信号E1がLレベルに復旧しない場合には、上り
側電源線SVとコモン線SC間の短絡と判断し、この場
合にはリレー制御信号E5をHレベルとし、フォトカプ
ラ23によるバックアップリレーA1の作動を停止し、
リレー接点a1,a2を開いて電源バックアップを停止
するようになる。信号処理部8で電源バックアップ後に
電源異常信号E1が回復した場合の断線時には断線表示
信号E6が出力され、LEDを用いた断線表示灯24を
点灯する。
【0044】これに対し電源バックアップを行っても電
源異常信号E1が回復しない場合には、上り側の電源線
SVとコモン線SC間の短絡と判断し、バックアップリ
レーAを復旧させると同時に、短絡表示信号E7を出力
し、短絡表示灯25を点灯するようにしている。
【0045】更にバックアップリレーAのリレー接点a
1,a2の手前には電流制限回路11を設けている。電
流制限回路11はトランジスタTR1,TR2、抵抗R
6,R7を備える。この電流制限回路11は、上り側の
電源線SVとコモン線SC間が短絡した状態でバックア
ップリレーA1の作動によりリレー接点a1,a2を閉
じて、電源バックアップを行った際に流れる電流を制限
する。
【0046】即ち電源バックアップにより上り側に流れ
る電流が例えば(0.6/R7)で決まる所定電流に達
すると、トランジスタTR2がオンし、これによりトラ
ンジスタTR1がオフすることで電流を制限する。
【0047】図4は図3の信号処理部8の回路構成を示
した回路ブロック図である。
【0048】図4において、信号処理部8は第1遅延タ
イマ回路26、第2遅延タイマ回路27、アンド回路2
8とインバータ回路29を備えた論理回路、第3遅延タ
イマ回路31、更にドライブ用のインバータ30,3
2,33を備えている。
【0049】第1遅延タイマ回路26には入力端子A1
からの電源異常信号E1が入力される。遅延タイマ回路
26には遅延時間T1が設定されており、電源異常信号
E1が入力すると遅延時間T1後にタイマ信号E3を出
力する。即ち図3の電圧低下検出回路10−1から出力
される電源異常信号E1が電圧低下を検出してHレベル
になると、遅延タイマ26が起動し、遅延時間T1後に
Hレベルとなるタイマ信号E3を出力する。 ここで遅
延時間T1としては例えばT1=0.3secが設定さ
れており、ノイズによる誤動作を防止するようにしてい
る。即ち、遅延タイマ回路26は、電源異常信号E1の
Hレベル状態が遅延時間T1=0.3sec継続したと
きにHレベルとなるタイマ信号E3を出力することで、
電源異常信号E1のノイズによる出力を防いでいる。
【0050】第1遅延タイマ回路26からのタイマ信号
E3は、アンド回路28の一方に入力され、アンド回路
28の他方の入力にはインバータ29で反転された第2
遅延タイマ回路27からのタイマ信号E4が入力されて
いる。
【0051】第2遅延タイマ回路27は遅延時間T2を
設定しており、この遅延時間T2は第1遅延タイマ回路
26の遅延時間T1より長い時間例えばT2=0.6s
ecに設定している。このため第1遅延タイマ回路26
のタイマ信号E3がHレベルなったとき第2遅延タイマ
回路27のタイマ信号E4はLレベルにあり、インバー
タ29の出力はHレベルとなってアンド回路28を許容
状態としている。
【0052】これにより遅延タイマ回路26が電源異常
信号E1のHレベルからT1=0.3sec後にHレベ
ルとなるタイマ信号E3を出力すると、このタイマ信号
E3は許容状態にあるアンド回路28を通ってインバー
タ30に与えられ、インバータ30で反転されてLレベ
ルとなるリレー制御信号E5として出力端子8cより出
力される。
【0053】この出力端子8cには図3のようにフォト
カプラ23のLED23aが接続されており、リレー制
御信号E5がLレベルとなることでLED23aに電流
が流れて発光し、フォトトランジスタ23bのオンによ
りバックアップリレーA1を作動するようになる。
【0054】ここで上り側電源線SVとコモン線SC間
の電圧低下が断線による場合には、Lレベルとなるリレ
ー制御信号E5の出力による電源バックアップで電圧低
下が回復することで電源異常信号E1がHレベルからL
レベルになり、このため第2遅延タイマ回路27のタイ
マ信号E4がHレベルになることはない。
【0055】これに対し上り側の電源線SVとコモン線
SC間の電圧低下が短絡によるものであった場合には、
リレー制御信号E5のLレベル出力で電源バックアップ
動作を行っても電源電圧は回復せず、電源異常信号E1
はHレベルを維持し続ける。
【0056】このため電圧低下検出から遅延時間T2=
0.6secを経過すると、第2遅延タイマ回路27の
タイマ信号E4がHレベルとなり、インバータ29によ
る反転でアンド回路28を禁止し、これによってアンド
回路28の出力がそれまでのHレベルからLレベルに立
ち下がり、インバータ30の出力となるリレー制御信号
5がHレベルに立ち上がり、これによって図3のフォト
カプラ23を介して作動中にあったバックアップリレー
A1を停止し、リレー接点a1,a2を開くことで電源
バックアップ動作を停止する。
【0057】第3遅延タイマ回路31は電源異常信号E
1がHレベルになってから遅延時間T1=0.3sec後
に第1遅延タイマ回路26が出力するタイマ信号E3の
Hレベルへの立ち上がりにより起動し、遅延時間T3後
にHレベル出力を生じ、インバータ32でLレベルに反
転して断線表示信号E6を出力し、図3の断線表示灯2
4を点灯する。 第3遅延タイマ回路31は、電圧低下
が短絡による場合の一時的な断線表示灯24の誤作動を
防止するために設けられている。即ち第3遅延タイマ回
路31を設けていないと、短絡による電圧低下検出時に
は第1遅延タイマ回路26のタイマ信号E3が0.3s
ec後にHレベルとなり、これによって断線表示灯24
が点灯し、その後、第2遅延タイマ回路27が遅延時間
T2=0.6sec後にタイマ信号E4をHレベルとし
てアンド回路28の出力を禁止するまでの0.3sec
の間、断線表示灯24が短絡であるにもかかわらず、誤
って作動する。
【0058】そこで、遅延時間T3=0.5secを持
った第3遅延タイマ回路31を設けることで、短絡によ
る電圧低下時の誤った断線表示灯24の点灯を防止する
ようにしている。
【0059】更に第2遅延タイマ回路27からのタイマ
信号E4はインバータ33で反転された後、図3の短絡
表示灯25を短絡検出時に点灯する短絡表示信号E7を
出力する。第1遅延タイマ回路26、第2遅延タイマ回
路27及び第3遅延タイマ回路31のそれぞれに対して
は入力端子8bからの復旧信号E2が与えられており、
この復旧信号E2をHレベルとすることで、一度作動し
た各タイマ回路を初期状態にリセットできるようにして
いる。
【0060】この復旧信号E2は、上り側電源線SVと
コモン線SC間の短絡あるいは断線が復旧した後に、中
継増幅盤における手動操作あるいは防災受信盤1からの
制御信号により与えることができる。
【0061】図5は図4の信号処理部8で使用している
第1遅延タイマ回路26の回路図であり、第2遅延タイ
マ回路27及び第3遅延タイマ回路31も設定時間を決
める回路定数が異なる以外は同じ回路構成をとる。
【0062】第1遅延タイマ回路26は、アンド回路3
4、バッファ回路35、RS−FF36、及び抵抗Rと
コンデンサCの積分回路で構成される。遅延タイマ時間
T1は抵抗RとコンデンサCの時定数τ=CRで決ま
る。例えばR=300kΩ、C=1μFとすれば、τ=
CR=300msとなり、遅延タイマ時間T1=0.3
secを設定できる。
【0063】この第1遅延タイマ回路26は、抵抗Rと
コンデンサCの時定数τで決まる一定時間、入力端子2
6aに対する入力信号が継続したら、出力端子26cか
らの出力信号をオンする回路であり、更に入力端子26
bからの復旧信号により強制リセットできる回路であ
り、デジタル的なノイズフィルタとして機能する。
【0064】次に図6のタイムチャートを参照して、上
り側の電源線SVとコモン線SC間で断線による電圧低
下が起きた場合のバックアップ動作を説明する。
【0065】図2の中継増幅盤7−1,7−2の間の検
知器ライン3a側の電源線SVとコモン線SC間で断線
が起きたとする。この断線により中継増幅盤7−2の電
圧低下検出回路10−1が図6の時刻t1で電圧低下を
検出し、信号処理部8に対する図6(A)の電源異常信
号E1をHレベルとする。
【0066】この電源異常信号E1を受けて図4の信号
処理部8の第1遅延タイマ回路26が起動し、遅延時間
T1=0.3sec後の時刻t2で図6(C)のように
タイマ信号E3をHレベルとし、許容状態にあるアンド
回路28及びインバータ30により図6(E)のように
リレー制御信号E5がLレベルとなり、図3のフォトカ
プラ23を介してバックアップリレーA1を作動し、リ
レー接点a1,a2を閉じることで、中継増幅盤7−2
は断線を起こした上り側の電源線SVとコモン線SC間
に対する電源バックアップ動作を行う。
【0067】この電源バックアップ動作により中継増幅
盤7−2の上り側の電源線SVとコモン線SC間の電源
電圧が回復し、電圧低下検出回路10−1からの電源異
常信号E1は図6(A)の時刻t3でLレベルに復旧す
る。このため、図4の第2遅延タイマ回路27に対する
電源異常信号E1のHレベル状態は0.3secで断た
れ、そのタイマ信号E4は図6(D)のようにLレベル
を維持している。
【0068】図6の時刻t3で電源異常信号E1がLレ
ベルに復旧すると、アンド回路28の出力がHレベルと
なり、これによって第3遅延タイマ回路31が起動し、
遅延時間T3=0.5sec後の時刻t4でHレベル出
力を生じ、インバータ32による反転でLレベルとなり
断線表示信号E6を図6(F)のように出力し、図3の
断線表示灯24を点灯し、断線表示を行うようになる。
【0069】このような上り側電源線SVとコモン線S
C間の断線による電源バックアップ動作の状態で、図6
(B)のように時刻t5で断線が復旧した後の処理とし
ての復旧信号E2の入力によるHレベルの立ち上がり
で、作動状態にある第1遅延タイマ回路26及び第2遅
延タイマ回路27がそれぞれリセットされ、バックアッ
プリレーA及び断線表示灯24の復旧が行われることに
なる。
【0070】次に図7のタイムチャートを参照して図2
の中継増幅盤7−1と中継増幅盤7−2の間の検知器ラ
イン3a側の電源線SVとコモン線SC間に短絡が起き
た場合の電源バックアップ動作を説明する。
【0071】中継増幅盤7−2の上り側の電源線SVと
コモン線SC間に短絡が起きると、電源電圧の低下を電
圧低下検出回路10−1が検出し、図7(A)のように
時刻t1で電源異常信号E1をHレベルとする。これに
より図4の信号処理部8における第1遅延タイマ回路2
6が起動し、遅延時間T1後に図7(C)のようにタイ
マ信号E3を時刻t2でHレベルとする。
【0072】これにより図7(E)のようにリレー制御
信号E5がLレベルとなり、図3のバックアップリレー
A1を作動し、リレー接点a1,a2を閉じて電源バッ
クアップを行う。しかしながら、短絡による電圧低下で
あることから電源バックアップを行っても電源電圧は回
復せず、電源異常信号E1はHレベル状態を継続するこ
とになる。
【0073】このため、時刻t1の電圧低下検出から遅
延時間T3=0.6secを経過した時刻t3で第2遅
延タイマ回路27からのタイマ信号E4が図7(D)の
ようにHレベルとなる。
【0074】Hレベルとなったタイマ信号E4がインバ
ータ29で反転されてアンド回路28を禁止状態とし、
図7(E)のリレー制御信号E5をLレベルからHレベ
ルに復旧し、これによって図3のバックアップリレーA
1が作動を停止し、リレー接点a1,a2を開くこと
で、短絡を起こしている上り側の電源線SVとコモン線
SC間に対する電源バックアップを停止する。同時に図
7(G)の短絡表示信号E7がLレベルとなり、図3の
短絡表示灯25が点灯する。
【0075】また時刻t2で図7(E)のタイマ信号E
3がHレベルになると、図4の第3遅延タイマ回路31
がその遅延時間T3=0.5secに到達する前に第2
遅延タイマ回路27からのタイマ信号E4がHレベルと
なることで第3遅延タイマ回路31に対する入力がHレ
ベルからLレベルとなり、このため第3遅延タイマ回路
31の出力となる断線表示信号E6は図7(F)のよう
にHレベル状態を維持することで断線表示灯24が点灯
することはない。
【0076】このような短絡に対する電源バックアップ
動作の状態で短絡が復旧したならば、図7の時刻t4の
ように図7(B)の復旧信号をHレベルとすることで、
第1遅延タイマ回路26、第2遅延タイマ回路27をリ
セットして初期状態に戻すことができる。
【0077】なお図2の中継増幅盤7−1と中継増幅盤
7−2の間の電源線SVとコモン線SC間に短絡が起き
た場合には、下り側の中継増幅盤7−2における電源バ
ックアップの停止により上り側の電源線SVとコモン線
SCを切り離すと同時に、上り側に位置する中継増幅盤
7−1においては図示しない切離し回路により下り側の
電源線SVとコモン線SC間に対する電源供給を同時に
切り離すことが行われることになる。
【0078】図8は図2の中継増幅盤7−1,7−2に
設けている信号処理部8による電源バックアップのため
の処理機能をMPUなどによるソフトウェアで実現した
場合のフローチャートである。
【0079】この信号処理部8の電源バックアップ処理
にあっては、まずステップS1で電圧低下検出回路から
の電源異常信号である電圧低下検出の有無をチェックし
ており、電圧低下を検出するとステップS2で第1遅延
タイマT11をスタートする。次のステップS3で第1
遅延タイマT11が0.3sec経過すると、ステップ
S4に進み、バックアップリレーの作動により電源バッ
クアップを起動する。
【0080】次にステップS5で第2遅延タイマT12
をスタートする。続いてステップS6で電源バックアッ
プ起動により電源電圧が復旧したか否かチェックする。
電圧低下が線路の断線による場合には電源バックアップ
により電源電圧が復旧することからステップS7に進
み、第2遅延タイマT12が0.5sec経過したこと
を判別すると、ステップS8で断線表示を行う。
【0081】その後、ステップS9で復旧ありが判別さ
れるとステップS10に進み、断線表示をリセットし、
一連の処理を終了する。
【0082】電源電圧の低下が線路の短絡による場合に
は、電源バックアップ動作を行ってステップS6で電源
電圧は復旧しないことから、この場合にはステップS1
1に進み、第1遅延タイマT11が0.6sec経過し
たことを判別すると、ステップS12で電源バックアッ
プリレーの復旧により電源バックアップを停止する。
【0083】続いてステップS13で短絡表示を行う。
その後、ステップS14で復旧ありが判別されると、ス
テップS15で短絡表示をリセットし、一連の処理を終
了する。
【0084】なお上記の実施形態にあっては、バックア
ップ回路としてバックアップリレーそのリレー接点を折
り返し接点として使用した場合を例にとっているが、ト
ランジスタやFETなどの半導体スイッチを使用しても
良い。
【0085】また本発明はその目的と利点を損なわない
適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値に
よる限定は受けない。
【0086】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、中継増幅盤において、上り側電源線の電圧低下を検
出してバックアップ動作を行った際に、電圧の復旧を検
出すれば断線と判断してバックアップ動作を継続し、電
圧が復旧しなければ短絡と判断してバックアップ動作を
停止するようにしたため、電圧低下検出のための回路と
電源バックアップのための折り返し接点を持つバックア
ップ回路により電源線の断線と短絡の両方に対し適切に
対応でき、回路を簡単にし、コストの低下及び信頼性の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図
【図2 】図1の中継増幅盤の実施形態を示した回路ブ
ロック図
【図3】図3の電圧低下検出回路、バックアップ回路お
よび信号処理部の実施形態を示した回路図
【図4】図3の信号処理部の実施形態を示した回路ブロ
ック図
【図5】図4で使用している遅延タイマ回路の実施形態
の回路図
【図6 】電源線が断線した場合の本発明によるバック
アップ動作のタイムチャート
【図7】電源線が短絡した場合の本発明によるバックア
ップ動作のタイムチャート
【図8】図2の信号処理部による電源バックアップ処理
のフローチャート
【図9】R型伝送方式をとったトンネル防災設備の説明
【符号の説明】
1:防災受信盤 2a:上りトンネル伝送路 2b:下りトンネル伝送路 3a:検知器ライン 3b:中継器ライン 5:火災検知器 6:中継器 7-1〜7-n:中継増幅盤 8:信号処理部 10,10-1,10-2:電圧低下検出回路 11:電流制限回路 12a,12b,14a,14b:電圧バッファアンプ 13a,13b,15a,15b:電流バッファアンプ 17:電動弁 18:水噴霧ヘッド 16:電源部 20:ポンプ制御盤 21:コンパレータ 22,23:フォトカプラ 24:断線表示灯 25:短絡表示灯 26:第1遅延タイマ回路 27:第2遅延タイマ回路 28:第3遅延タイマ回路 29,30,32,33:インバータ 28,34:アンド回路 35:バッファ 36:RS-FF A1,A2:バックアップリレー 1a,a2,a3,a4:リレー接点(折返し接点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA11 AA23 BB06 CC05 CC06 CC46 CC48 DD04 DD28 FF01 FF03 GG30 GG56 5G405 AA03 AA04 BA01 CA12 CA29 CA38 DA04 DA06 DA07 DA11 DA15 DA16 DA21 EA27 EA31 EA54 FA25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防災受信盤から引き出された電源線及び信
    号線を含む伝送路にトンネル内に設置した検出器や制御
    機器などの端末機器を接続すると共に所定間隔毎に中継
    増幅盤を接続し、各中継増幅盤は端末側となる下り側線
    路に電源を供給してトンネル内を監視制御するトンネル
    防災設備において、 前記中継増幅盤に、 受信盤側となる上り側電源線の電源電圧を監視して電圧
    低下を検出する電圧低下検出回路と、 上り側電源線に盤内蔵電源を接続する折返し接点を閉成
    することにより上り側の電源線に電源を供給するバック
    アップ回路と、 前記電圧低下検出回路の検出出力が得られた際に、前記
    バックアップ回路の折返し接点を閉成して上り側電源線
    に電源を供給し、前記折返し接点の閉成により前記電圧
    低下検出回路の検出出力が停止したら前記折返し接点の
    閉成を維持し、前記電圧低下検出回路の検出出力が継続
    している場合は前記折返し接点を開成して上り側の電源
    線に対する電源供給を停止する信号処理部と、を備えた
    ことを特徴とするトンネル防災設備。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトンネル防災設備におい
    て、前記信号処理部は、 前記電圧低下検出回路の検出出力が第1設定時間継続し
    た時に出力する第1遅延タイマ回路と、 前記電圧低下検出回路の検出出力が前記第1設定時間よ
    り長い第2設定時間継続した時に出力する第2遅延タイ
    マ回路と、 前記第1遅延タイマ回路の出力により前記バックアップ
    回路の折返し接点を閉成させ、前記第2遅延タイマ回路
    の出力により前記第1遅延タイマ回路の出力を禁止して
    前記バックアップ回路の折返し接点を開成させる論理回
    路と、を備えたことを特徴とするトンネル防災設備。
  3. 【請求項3】請求項1記載のトンネル防災設備におい
    て、更に、前記バックアップ回路の折返し接点を閉成し
    た際に前記上り側電源線に流れる電流を制限する電流制
    限回路を設けたことを特徴とするトンネル防災設備。
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