JPH11283167A - 伝送線路断線補償装置およびトンネル防災システム - Google Patents

伝送線路断線補償装置およびトンネル防災システム

Info

Publication number
JPH11283167A
JPH11283167A JP8696698A JP8696698A JPH11283167A JP H11283167 A JPH11283167 A JP H11283167A JP 8696698 A JP8696698 A JP 8696698A JP 8696698 A JP8696698 A JP 8696698A JP H11283167 A JPH11283167 A JP H11283167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
disconnection
transmission line
control
absence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8696698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3883285B2 (ja
Inventor
Toshihiko Shino
敏彦 志野
Munehiro Onchi
宗大 恩智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP08696698A priority Critical patent/JP3883285B2/ja
Publication of JPH11283167A publication Critical patent/JPH11283167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3883285B2 publication Critical patent/JP3883285B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送システムの伝送線路断線時に、その断線
の検出と補償を行うことにより断線障害を除去すると共
に、システムのコストの低廉化、小型化を図ることがで
きる伝送線路断線補償装置を得る。 【解決手段】 各系統毎の伝送制御をモニタ受信する上
位伝送モニタ手段(1)と、該上位伝送モニタ手段の出
力に基づいて各伝送系統の断線判定を行い、断線検出時
系統混在回路を動作させる断線判定制御手段(2)と、
断線確認のため伝送有無を上位側に確認する伝送有無確
認送信手段(3)と、複数系統の伝送線路を結合する系
統混在回路(4)と、下位側からの伝送有無確認を受信
する伝送有無確認受信手段(5)と、伝送状況を下位側
に通知する下位伝送有無通知手段(6)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伝送システムの
伝送線路断線時に、その断線の検出と補償を行うことに
より断線障害を除去する伝送線路断線補償装置およびこ
の伝送線路断線補償装置を用いたトンネル防災システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトンネル防災システムでは、伝送
線路の断線に対しては予備線路を設置し、短絡時にはそ
の予備線路により伝送制御補償(ループバック伝送制御
等)を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のトンネル防災システムでは、以下のような問題
点があった。即ち、トンネル防災システムにおいては、
複数の伝送線路を使用しており、各線路毎に予備線路を
設けることは、システムとしてのコストアップの要因と
なっていた。また、予備装置は各制御機能を内蔵し装置
寸法が大きくなってしまうため、トンネル内設置の場
合、その設置スペースに問題があった。
【0004】この発明は、上述のような従来の問題点を
解決するためになされたもので、システムのコストの低
廉化、小型化を図ることができる伝送線路断線補償装置
およびこの伝送線路断線補償装置を用いたトンネル防災
システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る伝
送線路断線補償装置は、複数系統の伝送線路を設置した
伝送システムにおいて、上位側伝送線路の断線を検出す
る断線検出手段と、断線検出時、他の正常系統を利用し
た伝送制御を行う系統混在補償制御手段とを備えたもの
である。
【0006】請求項2の発明に係る伝送線路断線補償装
置は、請求項1の発明において、上記断線検出手段が、
複数系統の伝送制御の中から伝送未受信を検出し、上位
側伝送制御状況を確認の上、上位側断線判定を行うもの
である。
【0007】請求項3の発明に係る伝送線路断線補償装
置は、請求項1の発明において、上記系統混在補償制御
手段が、断線発生した系統外の他の正常伝送線路を利用
し、系統混在させた伝送により下位側伝送の補償を行う
とともに、断線が発生した上位側線路に対してはループ
バック伝送制御を行うものである。
【0008】請求項4の発明に係る伝送線路断線補償装
置は、請求項1の発明において、上記断線検出手段が、
各系統毎の伝送制御をモニタ受信する上位伝送モニタ手
段と、該上位伝送モニタ手段の出力に基づいて各伝送系
統の断線判定を行う断線判定手段と、断線確認のため伝
送有無を上位側に確認する伝送有無確認送信手段と、下
位側からの伝送有無確認を受信する伝送有無確認受信手
段と、伝送状況を下位側に通知する下位伝送有無通知手
段とを有するものである。
【0009】請求項5の発明に係る伝送線路断線補償装
置は、請求項1の発明において、上記系統混在補償制御
手段が、複数系統の伝送線路を結合する系統混在回路
と、断線検出時上記系統混在回路を動作させる系統混在
制御手段とを有するものである。
【0010】請求項6の発明に係るトンネル防災システ
ムは、防災受信盤と、該防災受信盤に接続され、上位側
伝送線路の断線を検出する断線検出手段、断線検出時、
他の正常系統を利用した伝送制御を行う系統混在補償制
御手段を含む複数台の伝送線路断線補償装置とを備えた
ものである。
【0011】請求項7の発明に係るトンネル防災システ
ムは、請求項6の発明において、上記断線検出手段が、
複数系統の伝送制御の中から伝送未受信を検出し、上位
側伝送制御状況を確認の上、上位側断線判定を行うもの
である。
【0012】請求項8の発明に係るトンネル防災システ
ムは、請求項6の発明において、上記系統混在補償制御
手段が、断線発生した系統外の他の正常伝送線路を利用
し、系統混在させた伝送により下位側伝送の補償を行う
とともに、断線が発生した上位側線路に対してはループ
バック伝送制御を行うものである。
【0013】請求項9の発明に係るトンネル防災システ
ムは、請求項6の発明において、上記断線検出手段が、
各系統毎の伝送制御をモニタ受信する上位伝送モニタ手
段と、該上位伝送モニタ手段の出力に基づいて各伝送系
統の断線判定を行う断線判定手段と、断線確認のため伝
送有無を上位側に確認する伝送有無確認送信手段と、下
位側からの伝送有無確認を受信する伝送有無確認受信手
段と、伝送状況を下位側に通知する下位伝送有無通知手
段とを有するものである。
【0014】請求項10の発明に係るトンネル防災シス
テムは、請求項6の発明において、上記系統混在補償制
御手段が、複数系統の伝送線路を結合する系統混在回路
と、断線検出時上記系統混在回路を動作させる系統混在
制御手段とを有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図を参照して説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す構
成図である。図において、伝送系統をA系統とB系統の
2系統接続とし、A系統として、11,12は上位(例
えば防災受信盤)側から延びる一対の信号伝送線路(1
1は正極、12は負極とする)、11T,12Tはその
伝送線路に接続された入力端子、13,14は下位(例
えば端末器)側に接続された一対の伝送線路、13T,
14Tはその伝送線路と接続される出力端子である。ま
た、B系統として、21,22は上位(例えば防災受信
盤)側から延びる一対の 信号伝送線路(21は正極、
22は負極とする)、21T,22Tはその伝送線路に
接続される入力端子、23,24は下位(例えば端末
器)側に接続される一対の伝送線路、23T,24Tは
その伝送線路と接続される出力端子である。
【0016】1は各系統毎の伝送制御を常にモニタ受信
する上位伝送モニタ手段、2は各伝送系統の断線判定を
行い、断線時は後述の系統混在回路4を動作させる断線
判定制御手段であって、この断線判定制御手段2は実質
的に上位伝送モニタ手段1の出力に基づいて各伝送系統
の断線判定を行う断線判定手段と、断線検出時系統混在
回路4を動作させる系統混在制御手段とからなる。3は
断線確認のため伝送有無を上位側に確認する伝送有無確
認送信手段である。系統混在回路4はA系統伝送線路と
B系統伝送線路を結合するように働く。また、5は下位
側からの伝送有無確認を受信する伝送有無確認受信手
段、6は伝送状況を下位側に通知する下位伝送有無通知
手段である。なお、構成要素1,2,3,5および6は
断線検出手段を構成し、構成要素2および4は系統混在
補償制御手段を構成する。
【0017】次に、動作について説明する。通常平常
時、系統混在回路4は線路切断状態で、各伝送系統毎
(A系統,B系統)に独立して個別伝送制御を行ってい
る。上位伝送モニタ手段1はこの個別伝送制御を常にモ
ニタしており、その内容を断線判定制御手段2で管理し
ている。断線判定制御手段2はある系統で伝送制御が一
定時間受信できない場合は、伝送有無確認送信手段3を
起動し、他の正常な伝送線路を使用して上位側の伝送状
況を確認するための伝送制御を行う。
【0018】上位側からの応答は、他の正常な伝送線路
を用い、上位伝送モニタ手段1を経由して断線判定制御
手段2で受信し、上位側正常伝送で、かつ、一定時間伝
送無しとなった場合、伝送線路の断線と判定する。断線
と判定時は、系統混在回路4により線路結合処理を行
い、断線系統の伝送制御を他の正常な系統を使って伝送
制御を行うことが可能となる。
【0019】例えば、A系統の上位側伝送線路11と1
2側で断線が発生した場合、上位伝送モニタ手段1で伝
送受信できなくなる。断線判定制御手段2はこの状態が
ある一定時間継続しても復旧しない場合、伝送有無確認
送信手段3より上位側に対してB系統伝送路を使用し、
伝送有無確認をパルスコードや特定周波数によりアドレ
スを指定して送信する。上位側の例えば図示しない伝送
線路断線補償装置内の伝送有無確認受信手段5で伝送有
無確認通知を受信し、A系統の伝送制御は正常のため、
再びB系統伝送線路を用い上位側の例えば図示しない伝
送線路断線補償装置内の下位伝送有無通知手段6より正
常応答を本装置へ返送する。
【0020】返送伝送は本装置内の上位伝送モニタ手段
1で受け、断線判定制御手段2では上位正常伝送でかつ
A系統伝送受信なしであるから、断線と判断し、系統混
在回路4によりA系統伝送線路とB系統伝送線路を結合
させる。この結合により、B系統伝送制御によるA系統
伝送制御の伝送制御補償が可能となる。つまり、この場
合、系統混在回路4が動作することによりB系統伝送線
路の情報は系統混在回路4を通ってA系統の伝送線路1
3および14側に伝送されると共にA系統の伝送線路1
1および12側の断線した手前まで伝送(ループバック
伝送制御)される。
【0021】このように本実施の形態では、伝送線路に
断線が発生した場合はその断線箇所の上位側との情報の
やり取りで断線を検出し、予備線路を使用せず断線発生
した系統以外の伝送系統を利用し、断線によって発生し
た下位側正常伝送線路の伝送制御と、断線が発生した上
位側線路の伝送制御を補償することができる。よって、
本装置を設置することにより、もともと設置される複数
系統を利用し断線障害を補償することが可能になり、予
備線路が不要となり、コスト面等の問題が改善される。
さらに、本装置は簡易的回路で構成が可能で、大がかり
な予備装置に比べ小型化が可能となる。
【0022】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す構成図である。本実施の形態では上述の伝送
線路断線補償装置を複数設置した場合である。図におい
て、T1,T2はA系統とB系統の2系統を接続する伝
送線路断線補償装置、T11,T21は上位伝送モニタ
手段、T12,T22は断線判定制御手段、T13,T
23は伝送有無確認送信手段、T14,T24は系統混
在回路、T15,T25は伝送有無確認受信手段、T1
6,T26は下位伝送有無通知手段でる。
【0023】次に、動作について、特に、本装置を複数
設置した場合における伝送線路断線の補償原理について
説明する。平常通常時、A系統は伝送AHのように、ま
た、B系統は伝送BHに示すように伝送制御する。次に
断線発生時、例えば符号Cで示す箇所で断線が発生した
場合、伝送制御は伝送AT1で示すようにC箇所までの
伝送制御は可能であるが、C箇所以降の伝送制御は不可
となり、伝送線路断線補償装置T2内の上位伝送モニタ
手段T21で伝送受信できなくなる。断線判定制御手段
T22はこの状態がある一定時間継続しても復旧しない
場合、伝送有無確認送信手段T23より上位側の伝送線
路断線補償装置T1に対してB系統伝送路を使用し、伝
送有無確認を送信する。
【0024】上位側の伝送線路断線補償装置T1内の伝
送有無確認受信手段T15で伝送有無確認通知を受信
し、A系統の伝送制御は正常のため、再びB系統伝送線
路を用い下位伝送有無通知手段T16より正常応答を伝
送線路断線補償装置T2へ返送する。返送伝送は伝送線
路断線補償装置T2内の上位伝送モニタ手段T21で受
け、断線判定制御手段T22では上位正常伝送でかつA
系統伝送受信なしであるから、断線と判断し、系統混在
回路T24によりA系統伝送線路とB系統伝送線路を結
合させる。この結合により、B系統伝送制御による伝送
AT2に示すような伝送制御補償が可能となる。
【0025】このように本実施の形態では、伝送線路上
に伝送線路断線補償装置を複数台設置することにより、
伝送線路に断線が発生した場合はその断線箇所の両端に
設置した装置で断線を検出し、予備線路を使用せず断線
発生した系統以外の伝送系統を利用し、断線によって発
生した下位側正常伝送線路の伝送制御と、断線が発生し
た上位側線路の伝送制御を補償することができる。よっ
て、本装置を複数台設置することにより、もともと設置
される複数系統を利用し断線障害を補償することが可能
になり、予備線路が不要となり、コスト面等の問題が改
善される。さらに、本装置は簡易的回路で構成が可能
で、大がかりな予備装置に比べ小型化が可能となる。
【0026】実施の形態3.図3は図1の伝送線路断線
補償装置を複数台一例としてトンネル防災システムの伝
送線路中に使用した場合を示すブロック図である。図に
おいて、100は防災受信盤、10Aおよび20Aは防
災受信盤100から延びた伝送信号の一対のA系統伝送
線路であって、伝送線路10Aは正極側、伝送線路20
Aは負極側である。また、10Bおよび20Bは防災受
信盤100から延びた伝送信号の一対のB系統伝送線路
であって、伝送線路10Bは正極側、伝送線路20Bは
負極側である。200は伝送線路10Aおよび20Aと
伝送線路10Bおよび20Bの末端側に接続された伝送
線路断線補償装置である。
【0027】30Aおよび40Aは伝送線路断線補償装
置200からの伝送信号の一対のA系統伝送線路であっ
て、伝送線路30Aは正極側、伝送線路40Aは負極側
である。また、30Bおよび40Bは伝送線路断線補償
装置200からの伝送信号の一対のB系統伝送線路であ
って、伝送線路30Bは正極側、伝送線路40Bは負極
側である。201は伝送線路30Aおよび40Aと伝送
線路30Bおよび40Bの末端側に接続された伝送線路
断線補償装置である。
【0028】また、伝送線路断線補償装置201からの
A系統伝送線路を50A〜,60A〜、B系統伝送線路
を50B〜,60B〜とし、以下同様に伝送線路と伝送
線路断線補償装置が接続、最終段で伝送線路短絡補償装
置20q、A系統出力伝送線路をo0A,p0A、B系
統出力伝送線路をo0B,p0Bとする。各伝送線路区
間には、端末器(火災センサ、消火装置または中継器な
どの従属局)301A〜30rA,401A〜40s
A,t01A〜t0uA、301B〜30rB,401
B〜40sB,t01B〜t0uBが接続される。
【0029】次に、動作を説明する。防災受信盤100
は通常時、A系統伝送路およびB系統伝送路を使用し、
各端末器との伝送制御を実施しているが、断線発生時、
例えば伝送線路30Aと伝送線路40A間の伝送線路が
断線した場合、伝送線路断線補償装置201で断線を判
定し、伝送線路30Bと伝送線路50Aを、また、伝送
線路40Bと伝送線路60Aを接続し、伝送線路30
A,40A以前と伝送線路50A,60A以降での伝送
制御を可能する。
【0030】このように本実施の形態では、トンネル防
災システムの伝送線路上に伝送線路断線補償装置を複数
台設置することにより、伝送線路に断線が発生した場合
はその断線箇所の両端に設置した装置で断線を検出し、
予備線路を使用せず断線発生した系統以外の伝送系統を
利用し、断線によって発生した下位側正常伝送線路の伝
送制御と、断線が発生した上位側線路の伝送制御を補償
することができる。よって、本装置を複数台設置するこ
とにより、もともと設置される複数系統を利用し断線障
害を補償することが可能になり、予備線路が不要とな
り、コスト面等の問題が改善される。さらに、本装置は
簡易的回路で構成が可能で、大がかりな予備装置に比べ
小型化が可能でトンネル内設置スペースの問題が解決さ
れる。
【0031】なお、上述の実施の形態3では、実施の形
態1および2による伝送線路断線補償装置を一例として
トンネル防災システムに適用した場合に付いて説明した
が、これに限定されることなく、同様の機能を要するそ
の他の信号伝送システムにも同様に適用でき、同様の効
果を奏する。また、上述の実施の形態3では、伝送線路
断線補償装置内の伝送有無確認受信手段と下位伝送有無
通知手段は前段まで伝送の有無を確認しに行く場合につ
いて説明したが、防災受信盤まで確認しに行くようにし
てもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、伝送線路に断線が発生した場合はその断線箇所の上
位側との情報のやり取り或いはその断線箇所の両端に設
置した装置で断線を検出し、予備線路を使用せず断線発
生した系統以外の伝送系統を利用し、断線によって発生
した下位側正常伝送線路の伝送制御と、断線が発生した
上位側線路の伝送制御を補償することができ、以て、も
ともと設置される複数系統を利用し断線障害を補償する
ことが可能になり、予備線路が不要となり、回路構成の
簡略化、小型化、コストの低廉化を図ることができる伝
送線路断線補償装置が得られるという効果がある。
【0033】また、この発明によれば、トンネル防災シ
ステムの伝送線路上に本装置を複数台設置することによ
り、伝送線路に断線が発生した場合はその断線箇所の両
端に設置した装置で断線を検出し、予備線路を使用せず
断線発生した系統以外の伝送系統を利用し、断線によっ
て発生した下位側正常伝送線路の伝送制御と、断線が発
生した上位側線路の伝送制御を補償することができ、以
て、もともと設置される複数系統を利用し断線障害を補
償することが可能になり、予備線路が不要となり、コス
ト面等の問題が改善され、また、簡易的回路で構成が可
能であるので、大がかりな予備装置に比べ小型化が行
え、トンネル内設置スペースの問題も解決されるトンネ
ル防災システムが得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す構成図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態3を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
11,12,13,14,21,22,23,24,1
0A,20A,30A,40A,50A,60A,o0
A,p0A,10B,20B,30B,40B,50
B,60B,o0B,p0B 伝送線路、1,T1,
T2 上位伝送モニタ手段、2,T11,T21
断線判定制御手段、 3,T13,T23伝送有無確認
送信手段、4,T14,T24 系統混在回路、5,
T15,T25 伝送有無確認受信手段、6,T1
6,T26 下位伝送有無通知手段、100 防災
受信盤、T1,T2,200〜20q 伝送線路断線
補償装置。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数系統の伝送線路を設置した伝送シス
    テムにおいて、 上位側伝送線路の断線を検出する断線検出手段と、 断線検出時、他の正常系統を利用した伝送制御を行う系
    統混在補償制御手段とを備えたことを特徴とする伝送線
    路短絡補償装置。
  2. 【請求項2】 上記断線検出手段は、複数系統の伝送制
    御の中から伝送未受信を検出し、上位側伝送制御状況を
    確認の上、上位側断線判定を行うことを特徴とする請求
    項1記載の伝送線路断線補償装置。
  3. 【請求項3】 上記系統混在補償制御手段は、断線発生
    した系統外の他の正常伝送線路を利用し、系統混在させ
    た伝送により下位側伝送の補償を行うとともに、断線が
    発生した上位側線路に対してはループバック伝送制御を
    行うことを特徴とする請求項1記載の伝送線路断線補償
    装置。
  4. 【請求項4】 上記断線検出手段は、各系統毎の伝送制
    御をモニタ受信する上位伝送モニタ手段と、該上位伝送
    モニタ手段の出力に基づいて各伝送系統の断線判定を行
    う断線判定手段と、断線確認のため伝送有無を上位側に
    確認する伝送有無確認送信手段と、下位側からの伝送有
    無確認を受信する伝送有無確認受信手段と、伝送状況を
    下位側に通知する下位伝送有無通知手段とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の伝送線路断線補償装置。
  5. 【請求項5】 上記系統混在補償制御手段は、複数系統
    の伝送線路を結合する系統混在回路と、断線検出時上記
    系統混在回路を動作させる系統混在制御手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の伝送線路断線補償装
    置。
  6. 【請求項6】 防災受信盤と、 該防災受信盤に接続され、上位側伝送線路の断線を検出
    する断線検出手段、断線検出時、他の正常系統を利用し
    た伝送制御を行う系統混在補償制御手段を含む複数台の
    伝送線路断線補償装置とを備えたことを特徴とするトン
    ネル防災システム。
  7. 【請求項7】 上記断線検出手段は、複数系統の伝送制
    御の中から伝送未受信を検出し、上位側伝送制御状況を
    確認の上、上位側断線判定を行うことを特徴とする請求
    項6記載のトンネル防災システム。
  8. 【請求項8】 上記系統混在補償制御手段は、断線発生
    した系統外の他の正常伝送線路を利用し、系統混在させ
    た伝送により下位側伝送の補償を行うとともに、断線が
    発生した上位側線路に対してはループバック伝送制御を
    行うことを特徴とする請求項6記載のトンネル防災シス
    テム。
  9. 【請求項9】 上記断線検出手段は、各系統毎の伝送制
    御をモニタ受信する上位伝送モニタ手段と、該上位伝送
    モニタ手段の出力に基づいて各伝送系統の断線判定を行
    う断線判定手段と、断線確認のため伝送有無を上位側に
    確認する伝送有無確認送信手段と、下位側からの伝送有
    無確認を受信する伝送有無確認受信手段と、伝送状況を
    下位側に通知する下位伝送有無通知手段とを有すること
    を特徴とする請求項6記載のトンネル防災システム。
  10. 【請求項10】 上記系統混在補償制御手段は、複数系
    統の伝送線路を結合する系統混在回路と、断線検出時上
    記系統混在回路を動作させる系統混在制御手段とを有す
    ることを特徴とする請求項6記載のトンネル防災システ
    ム。
JP08696698A 1998-03-31 1998-03-31 トンネル防災システム Expired - Lifetime JP3883285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08696698A JP3883285B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 トンネル防災システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08696698A JP3883285B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 トンネル防災システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11283167A true JPH11283167A (ja) 1999-10-15
JP3883285B2 JP3883285B2 (ja) 2007-02-21

Family

ID=13901625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08696698A Expired - Lifetime JP3883285B2 (ja) 1998-03-31 1998-03-31 トンネル防災システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3883285B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002245564A (ja) * 2001-02-15 2002-08-30 Hochiki Corp トンネル防災設備
JP2019036180A (ja) * 2017-08-18 2019-03-07 ホーチキ株式会社 トンネル非常用設備
CN111677555A (zh) * 2020-06-17 2020-09-18 广州镐达科技有限公司 一种矿场开采用可快速更换和提前指示的检波器设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002245564A (ja) * 2001-02-15 2002-08-30 Hochiki Corp トンネル防災設備
JP2019036180A (ja) * 2017-08-18 2019-03-07 ホーチキ株式会社 トンネル非常用設備
JP2021168222A (ja) * 2017-08-18 2021-10-21 ホーチキ株式会社 非常用設備
CN111677555A (zh) * 2020-06-17 2020-09-18 广州镐达科技有限公司 一种矿场开采用可快速更换和提前指示的检波器设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3883285B2 (ja) 2007-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5387902A (en) Data networks
EP0494695B1 (en) Loop mode transmission system with bus mode backup and a method of maintaining continuity thereof
US20060087975A1 (en) Methods and systems for providing redundancy protection in a Y-cable-based signal transmitter arrangement
JPH11283167A (ja) 伝送線路断線補償装置およびトンネル防災システム
JPH10241086A (ja) 防災用監視システムにおける短絡検出方法及びこれを用いた防災用監視方法、防災用監視システム
JP2001357481A (ja) トンネル防災設備
JP3883286B2 (ja) トンネル防災システム
JP2938495B2 (ja) ネットワーク監視装置
KR100439370B1 (ko) 통합 액세스 장비의 유-링크 장애 처리 방법 및 시스템
JP3069813B2 (ja) 監視制御方式
JP2970591B2 (ja) 伝送二重化監視システム
JPS63285041A (ja) マスタ/スレ−ブ切替方式
JP2933471B2 (ja) 監視装置
JPS6124345A (ja) 信号出力ゲ−ト制御方式
JPH01227544A (ja) 中継器
JPH0787065A (ja) データ切替え器
JPH05191435A (ja) Atm伝送のアラーム転送方式
JPS6030235A (ja) 自動ル−プバツク方式
JPH0389739A (ja) 受信部二重化回路
JPS5923503B2 (ja) ル−プ伝送方式
JP2003124945A (ja) データ通信システム
JP2003179612A (ja) 高信頼化伝送線路制御方式
JPH06332825A (ja) 自動障害検出システム
JPH05260093A (ja) パケット通信用ターミナルアダプタ
JPH10290240A (ja) デ−タ伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term