JP2002243668A - X線異物検出装置 - Google Patents

X線異物検出装置

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JP2002243668A
JP2002243668A JP2001041918A JP2001041918A JP2002243668A JP 2002243668 A JP2002243668 A JP 2002243668A JP 2001041918 A JP2001041918 A JP 2001041918A JP 2001041918 A JP2001041918 A JP 2001041918A JP 2002243668 A JP2002243668 A JP 2002243668A
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Takayuki Seki
隆行 関
Keiji Yasuda
圭次 安田
Takeshi Kimura
剛 木村
Masahiro Yagi
将博 八木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査物の検査状態を印字出力に基づき容易
に解析、確認できること。 【解決手段】 項目設定部18には、被検査物Wの搬送
ラインの番号、品種番号が設定される。計時手段20
は、検査日時、検査時刻を計時出力する。処理手段13
はX線検出器3から出力されるX線透過データのX線透
過量に基づき被検査物W内の異物混入の有無を判断す
る。画像処理部16は、被検査物Wの検査毎にX線透過
データからX線透過量を示す平面的に展開した静止画像
として生成する。処理手段13が異物混入と判断したと
き、項目設定部18から搬送ラインの番号、品種番号を
読み出し、計時手段20から異物検出時の検査日時、検
査時刻を取り込んでこれら画像情報Fを画像処理部16
に出力する。印字部17からは、被検査物の静止画像と
共に画像情報Fが印字出力され、異物混入時の詳細を知
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば生肉、魚、
加工食品、医薬などの各品種の被検査物に対し、X線を
曝射したときのX線の透過量から被検査物中の異物を検
出するX線異物検出装置に関し、特に被検査物の不良品
を正確に検出できるX線異物検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線異物検出装置は、搬送ライン上を順
次搬送されてくる各品種の被検査物(生肉、魚、加工食
品、医薬など)にX線を曝射し、この曝射したX線の透
過量から被検査物中に金属、ガラス、石、骨などの異物
が混入しているか否かを検出する装置である。
【0003】図5はこの種の従来のX線異物検出装置を
示す斜視図である。図示のようにコンベア50上を被検
査物Wが搬送されて行く途中位置にX線発生器51と、
X線検出器52が対向配置される。X線発生器51は搬
送中の被検査物WにX線を曝射し、X線検出器52は被
検査物Wを透過したX線の透過量に応じた電気信号(X
線透過データ)を出力する。装置内部に設けられる処理
手段はこのX線の透過量に基づき、異物の混入の有無を
判断する。
【0004】また、得られたX線透過データは、平面的
な画像に展開されて表示部上に画像表示される。この際
の被検査物Wの画像は、X線透過量別に濃度が異なり、
異物検出箇所は別色、識別しやすいよう例えば赤色等で
表示される。
【0005】表示部上に表示される画像データは、別途
印刷指示によって印刷部から印刷出力可能である。印刷
画像も表示部同様の画像データで印刷出力できる。装置
はコンベア50によって被検査物Wを順次検査していく
ため、表示部上の画像は常に新たな被検査物Wが表示さ
れる。このため、異物混入と判定された被検査物は、印
刷部から印刷出力させて、証拠として解析判断したり、
異物混入検出が正常に行われているか確認するために用
いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
X線異物検出装置は、被検査物Wの異物混入時にこの被
検査物WのX線透過画像が印刷出力されるだけであった
ため、異物混入に関する詳細な情報をこの印刷出力から
得ることができなかった。製造ラインが複数有る場合
や、被検査物の品種が時間毎に異なる場合、印刷出力さ
れた画像がどのラインでその品種のものか容易に特定で
きない場合があり、異物混入状態を印刷出力しても上記
の解析や確認に有効利用できない場合があった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、被検査物の検査状態を画像出力に基づき容易
に解析、確認できるX線異物検出装置の提供を目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のX線異物検出装置は、被検査物(W)にX
線を曝射し、このX線の曝射に伴って前記被検査物を透
過してくるX線透過量をX線検出器(9)で検出し、前
記被検査物中の異物の有無を判断処理するX線異物検出
装置(1)において、前記X線検出器が出力するX線透
過データに基づき被検査物内部の異物の有無を判断する
処理手段(13)と、前記X線検出器が出力するX線透
過データを画像展開し、被検査物のX線透過量を平面的
に示す静止画像(Wp)を生成するとともに、前記処理
手段により異物混入と判断された時期における静止画像
の内容を示す画像情報(F)を前記静止画像に添付して
出力する画像処理部(16)と、を備えたことを特徴と
する。
【0009】また、X線異物検出装置が設置される製造
ライン、被検査物の品種等の検査項目を設定する設定項
目部(18)を備え、前記処理手段(13)は、異物検
出時の日時と前記検査項目を読み出して前記画像情報
(F)として出力する構成としても良い。
【0010】また、前記画像処理部(16)から出力さ
れる静止画像及び画像情報を表示出力する表示部(1
5)を備えた構成にもできる。
【0011】また、前記画像処理部(16)から出力さ
れる静止画像及び画像情報を印字出力する印字部(1
7)を備えた構成にもできる。
【0012】上記構成によれば、被検査物Wの異物混入
時には表示部15や印字部17にこの被検査物WのX線
透過量を示す静止画像Wpが出力される。この際、画像
情報Fが同時に出力される。画像情報Fは被検査物の製
造ライン、品種、日時等であり、表示部15や印字部1
7の画像情報に基づき異物混入時の詳細を把握できるよ
うになる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はX線異物検出装置の外観を
示す斜視図である。X線異物検出装置1は、被検査物W
の製造工程中の搬送ラインの一部に設けられ、所定間隔
をおいて順次搬送されてくる被検査物W中(表面も含
む)に混入される異物の有無を検出する。このX線異物
検出装置1は、搬送部3と異物検出部4とが装置本体1
a内部に設けられ、表示器7が装置本体1aの前面上部
に設けられている。
【0014】搬送部3は、例えば生肉、魚、加工食品、
医薬などの各品種の被検査物Wを搬送する。この搬送部
3は、装置本体1aに対して水平に配置されたベルトコ
ンベアで構成される。搬送部3は、駆動モータ6の駆動
により予め設定された所定の搬送速度で搬入口3aから
搬入された被検査物Wを搬出口3b側(図中搬送方向
X)に向けて搬送させる。
【0015】異物検出部4は、搬送される被検査物Wを
搬送路途中において異物を検出するもので、搬送部3の
上方に所定高さ離れて設けられるX線発生器8と、搬送
部3内にX線発生器8と対向して設けられるX線検出器
9を備えて構成される。
【0016】X線発生器8は、金属製の箱体11内部に
設けられる円筒状のX線管12を不図示の絶縁油により
浸漬した構成であり、X線管12の陰極からの電子ビー
ムを陽極ターゲットに照射させてX線を生成している。
X線管12は、その長手方向が被検査物Wの搬送方向X
と直交する方向(Y方向)に設けられている。X線管1
2により生成されたX線は、下方のX線検出器9に向け
て、長手方向に沿った不図示のスリットにより略三角形
状のスクリーン状にして曝射するようになっている。
【0017】X線検出器9は、被検査物Wに対してX線
が曝射されたときに、被検査物Wを透過してくるX線を
検出し、この検出したX線の透過量に応じた電気信号を
出力している。このX線検出器9は、搬送部3上を搬送
される被検査物Wの搬送方向Xと直交するY方向に沿っ
て設けられる。このX線検出器9には、ライン状に配列
された複数のフォトダイオードと、フォトダイオード上
に設けられたシンチレータとを備えたアレイ状のライン
センサが用いられる。
【0018】このような構成によるX線検出器9では、
被検査物Wに対してX線発生器8からX線が曝射された
ときに、被検査物Wを透過してくるX線をシンチレータ
で受けて光に変換する。さらにシンチレータで変換され
た光は、その下部に配置されるフォトダイオードによっ
て受光される。そして、各フォトダイオードは、受光し
た光を電気信号に変換して出力する。このX線検出器9
は、受けたX線の強さに対応したレベルを有した電気信
号を処理手段13に出力する。
【0019】図2は、同装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。処理手段13は、CPU等及びメモリ等で
構成され、X線検出器9からX線透過のデータが入力さ
れる。このX線透過のデータは図示しないA/D変換部
でA/D変換された後、データメモリ14に格納され
る。データメモリ14には、1ライン(Y方向)あたり
上記640個のX線透過のデータが、少なくとも搬送さ
れる被検査物Wの搬送方向Xの長さ(前端Wa〜後端W
bまでの検出期間)に対応した所定ライン数(例えば4
80ライン)が格納される。処理手段13は、このデー
タに基づき被検査物Wに対する異物混入を検査処理す
る。
【0020】搬送部3には被検査物Wを検出する投受光
センサ等の位置検出器10が設けられる。処理手段13
は、この位置検出器10の出力を受けて被検査物Wの先
端が投受光位置を遮蔽した時期の出力を開始トリガとし
て用い、遮蔽している期間が被検査物Wの長さ(検出期
間)であると判断し、データメモリ14に各被検査物W
単位のX線透過のデータを取り込むようになっている。
【0021】検査処理内容としては、被検査物Wを透過
したX線の透過レベルに応じた電気信号に基づいて被検
査物W中に金属、ガラス、石、骨などの異物が混入され
ているか否かの判別を行う。基本原理としては、異物に
よりX線が透過しない状態が生じた場合、即ち、X線透
過量の値が低い場合に異物混入と判別し選別信号等を外
部出力する。また、入力データを直接画像展開した画像
データを画像処理部16を介して表示器7の表示部15
に出力する。
【0022】画像処理部16は、搬送部3を搬送する被
検査物Wについて、X線曝射位置に位置した際の被検査
物WのX線透過画像を停止画像として画像展開し、上記
異物検出用として用いる。この停止画像は、次の被検査
物WがX線曝射位置に達する迄の周期(タイミング)で
表示部15に停止画像として表示される。
【0023】印字部17は、被検査物Wの画像データを
印字出力する。処理手段13は、所望する時期に画像処
理部16で画像展開された被検査物Wの展開画像を静止
状態で画像変換して表示部15に表示させる。また、異
物混入が検出された時には、表示部15への出力と共
に、この静止画像を画像変換して印字部17に出力し所
定の印刷用紙に表示部15と同等の展開画像を印字出力
させる。この画像変換は、所定形式(例えば汎用の画像
形式であるBMPファイル)の静止画像が用いられる。
【0024】表示部15、及び印字部17に出力される
静止画像は、被検査物Wの異物混入検出時に限らない。
他に、被検査物WがX線曝射位置に位置したときや(位
置調整用)、装置の校正時に基準構成物がX線曝射位置
に位置したとき等があり、これらは設定操作により変更
可能である。なお、詳細には図示しないが、表示部15
の表示画像と、印字部17の印字画像は、X線透過量に
対応して表示濃度が異なる。また、異物部分は、X線透
過量が極端に低いため、この領域は識別しやすいように
所定色、例えば赤色等で表示されるようになっている。
【0025】項目設定部18には、X線検出時の各種設
定項目が設定記憶されている。操作部19の操作によ
り、設定項目として、このX線異物検出装置1が設置さ
れた搬送ラインの番号、X線検査中の被検査物Wの品種
番号等が設定される。
【0026】処理手段13には、検査日時を検出するタ
イマ等の計時手段20が設けられており、この処理手段
13は、上記被検査物Wの静止画像を印字部17から印
字出力する制御指令の出力時に、画像情報を付随して印
字出力させる。この画像情報は、タイマ20から読み出
した検査日時と、設定項目部18から読み出した設定項
目(搬送ラインの番号、品種番号)である。画像処理部
16は、印字指令の入力時に上記した被検査物Wの静止
画像と、画像情報を所定のレイアウトで印刷用紙上に印
字出力する。
【0027】図3は印字部17の印字出力状態を示す図
である。図示のように、印刷用紙Pの略中央部には、被
検査物WのX線透過状態を示す静止画像Wpが印字出力
される。また、印刷用紙Pの下部位置には、処理手段1
3により異物混入と判断された時期における静止画像の
内容を示す画像情報Fとして搬送ラインの番号(L:0
00X)、品種番号(P:00X)、検査日時(XX/
XX/XX)、検査時刻(異物検出時刻XX:XX)の
英数字データがそれぞれ印字出力される。なお、図中斜
線で示した部分が異物Gに相当する。
【0028】次に、上記構成によるX線異物検出動作に
ついて説明する。上記のように構成されるX線異物検出
装置1では、被検査物Wが搬送部3の搬入口3aより搬
入されると、その搬送過程において被検査物WにX線発
生器8からX線が曝射される。このX線の曝射に伴って
被検査物Wを透過してくるX線はX線検出器9によって
検出される。そして、処理手段13は、X線検出器9に
よって検出されたX線の透過量に応じた電気信号に基づ
いて被検査物W中に異物が混入している否かを判別し、
この判別結果から良品又は不良品を示す選別信号などを
外部出力する。
【0029】具体的には、処理手段13は、このデータ
メモリ14に格納したデータを基準値と比較し、基準値
を超えたデータがいずれか1つのラインに含まれている
場合にNGと判断する。厳密には、基準値よりX線透過
量が低い場合(異物によりX線が透過しない場合)にN
Gであると判断し、基準値よりX線透過量が高い場合に
OKであると判断して、「NG」、あるいは「OK」の
表示を行う。そして、上記検査を終えた被検査物Wは、
処理手段13から出力される選別信号に応じて良品と不
良品とに選別される。
【0030】また、処理手段13の画像処理部16は、
被検査物WがX線曝射位置に位置した時期におけるX線
検出器9が出力したX線透過量を示す画像データを表示
部15に表示出力する。この時期は、被検査物W全体が
X線検出器9を通過した直後、即ち、被検査物Wの後端
が位置検出器10を通過した直後である。この時期に被
検査物W全体のX線透過データが得られ静止画として展
開可能となる。
【0031】表示部15の表示画面により、被検査物W
の平面で見た外形の状態と、この被検査物W内でのX線
の透過具合を確認することができ、異物部分の表示濃度
が他と異なり(濃く、あるいは周囲と他の色)で表示で
き異物の混入位置を把握できるようになる。また、「O
K」,「NG」の良否判定結果や、総検査数、良品数、
NG総数の検査結果を表示する。
【0032】そして、処理手段13は、被検査物Wが
「NG」(異物混入)と判断した場合に、印字部17か
ら静止画像と、画像情報を自動的に印字出力する。図4
は、この印字処理を示すフローチャートである。画像処
理部16は、上記X線検出部9から出力されるX線透過
データを取り込み(S1)、搬送中の被検査物Wの画像
を展開処理して表示部15に画像表示している(S
2)。
【0033】そして、処理手段13が被検査物Wを「N
G」と判別すると(S3−NG)、画像処理部16は、
このときに処理手段13から出力される制御指令に基づ
き、この際の展開画像を静止画像Wpとして印字部15
に出力する(S4)。
【0034】同時に、画像処理部16は、この静止画像
Wpと、画像情報Fとを1フレームの画像データとして
図3記載のレイアウトの画像を生成する(S5)。画像
情報Fは、処理手段13が項目設定部18、計時手段2
0から読み出した搬送ラインの番号、品種番号、検査日
時、検査時刻の英数字データを設定した枠部分(図3中
下部位置)に埋め込む形で画像化する。
【0035】この後、画像処理部16が出力する1フレ
ームの画像データは、印字部17が印刷可能な形式に変
換して印字部17に出力される。印字部17は入力され
た画像データを印刷用紙上に印字出力する(S6)。印
刷用紙P上には、図3記載のように、被検査物の静止画
像Wpと、画像情報Fが印字されており、静止画像Wp
内には異物Gが検出位置上に印字される。装置1の扱者
は、この印刷用紙Pを見るだけで異物Gの混入位置を知
ることができ、また、画像情報Fに基づき、異物G検出
時における搬送ラインの番号(L:000X)、品種番
号(P:00X)、検査日時(XX/XX/XX)、検
査時刻(異物検出時刻XX:XX)を知ることができ
る。
【0036】以上のように、被検査物Wで異物が検出さ
れる都度、印字部17から印字出力することにより、こ
の搬送ラインにおける異物混入の頻度や、品種の特定、
発生日時等を詳細に解析あるいは確認でき、不良品発生
の原因究明を支援できるようになる。また、印字部17
から出力される印刷用紙Pの枚数が多くなり、これが印
字部17に溜められた場合であっても、印刷用紙P上に
は、被検査物Wの静止画像Wpのみならず、画像情報F
が同時に記載されるため、解析作業が後程であってもこ
の解析作業を支援できるようになる。
【0037】上記実施の形態で説明した画像処理部16
は、X線透過データの画像展開後の画像データを印字部
17に出力する構成とした。これに限らず、表示部15
に出力する同展開した画像データを1フレーム分画面キ
ャプチャ処理し、このキャプチャした静止画像Wpと上
記枠位置に埋め込んだ画像情報Fを印字部17に印字出
力する構成としてもよい。上記実施形態で説明した印字
部は、汎用のインクジェット等のカラープリンタで構成
でき、画面キャプチャ出力の場合の印字部17は、映像
信号の印字データを取り込む映像入力端子を有するビデ
オプリンタ等で構成できる。
【0038】また、上記実施形態では、被検査物Wが
「NG」判定された不良品検出時に自動的に印字出力す
る構成としたが、これに限らず設置時や保守時の操作設
定で、被検査物WがX線曝射位置に位置したときや(位
置調整用)、装置の校正時に基準構成物がX線曝射位置
に位置したとき等に印字出力する事も可能である。ま
た、印字出力の画像データを図示しない記憶部に蓄積記
憶させる構成とすれば、後程に一括して印字出力した
り、複製を印字出力することも可能となる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、被検査物の異物混入時
に被検査物WのX線透過量を示す静止画像と共に被検査
物の製造ライン、品種、日時等の画像情報を添付出力す
ることができる。これら被検査物の静止画像と画像情報
により異物混入時の詳細を把握できるようになる。ま
た、この静止画像と画像情報に基づいて異物混入の原因
を解析することもできるようになる。これら静止画像と
画像情報は、表示部への表示出力あるいは印字部からの
印字出力が可能であり、所望する用途別に選択して出力
して解析用等に有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるX線異物検出装置の外観を示す斜
視図。
【図2】本発明によるX線異物検出装置の電気的構成を
示すブロック図。
【図3】印字部の印字出力状態を示す図。
【図4】印字出力処理を示すフローチャート。
【図5】X線異物検出装置の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1…X線異物検出装置、3…搬送部、8…X線発生器、
9…X線検出部、13…処理手段、16…画像処理部、
17…印字部、18…項目設定部、19…操作部、20
…計時手段、F…画像情報、G…異物、P…印刷用紙、
W…被検査物、Wp…静止画像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 剛 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)発明者 八木 将博 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 DA01 DA02 DA08 FA06 HA13 HA15 JA09 JA13 JA16 JA20 KA03 LA01 LA02 LA06 PA03 PA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物(W)にX線を曝射し、このX
    線の曝射に伴って前記被検査物を透過してくるX線透過
    量をX線検出器(9)で検出し、前記被検査物中の異物
    の有無を判断処理するX線異物検出装置(1)におい
    て、 前記X線検出器が出力するX線透過データに基づき被検
    査物内部の異物の有無を判断する処理手段(13)と、 前記X線検出器が出力するX線透過データを画像展開
    し、被検査物のX線透過量を平面的に示す静止画像(W
    p)を生成するとともに、前記処理手段により異物混入
    と判断された時期における静止画像の内容を示す画像情
    報(F)を前記静止画像に添付して出力する画像処理部
    (16)と、を備えたことを特徴とするX線異物検出装
    置。
  2. 【請求項2】 X線異物検出装置が設置される製造ライ
    ン、被検査物の品種等の検査項目を設定する設定項目部
    (18)を備え、 前記処理手段(13)は、異物検出時の日時と前記検査
    項目を読み出して前記画像情報(F)として出力する請
    求項1記載のX線異物検出装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理部(16)から出力される
    静止画像及び画像情報を表示出力する表示部(15)を
    備えた請求項1、2のいずれか一つに記載のX線異物検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理部(16)から出力される
    静止画像及び画像情報を印字出力する印字部(17)を
    備えた請求項1〜3のいずれか一つに記載のX線異物検
    出装置。
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