JP2009085627A - X線ラインセンサモジュール及びx線異物検査装置 - Google Patents

X線ラインセンサモジュール及びx線異物検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】2mm以上の異物が主たる検出対象異物の1つであるX線異物検査装置において、異物の検査精度を向上させる。
【解決手段】X線ラインセンサモジュール14は、2mm以上の異物が主たる検出対象異物の1つであるX線異物検査装置において、異物を含む物品を透過してきた透過X線の強度を検出するためのモジュールであり、複数のフォトダイオード14aを備える。複数のフォトダイオード14aは、コンベア12の搬送方向に直交する第1方向に沿って並んでおり、透過X線の強度に応じた検出信号を出力する。フォトダイオード14aの第1方向に沿った長さである素子幅は、異物の大きさ以上である。
【選択図】図2

Description

本発明は、X線異物検査装置及びX線ラインセンサモジュール、特に、2mm以上の異物が主たる検出対象異物の1つであるX線異物検査装置に関する。
食品などの商品の生産ラインにおいては、商品への異物混入がある場合にそのような商品を出荷しないために、X線異物検査装置によって検査が為されることがある。このX線異物検査装置では、搬送されてくる物品(商品)に対してX線を照射し、そのX線の透過状態をX線検出部で検出して、物品中に異物が混入していないかを判別する。
このようなX線異物検査装置として、例えば特許文献1に示すようなものが提案されている。この装置では、異物の組成や厚さによって異物検出が困難になるという問題点に対して、2つの検出器(透過X線データを検出するもの)を設けている。そして、それぞれの検出器で検出された透過X線データを基準物質の厚さに変換し、2つの変換データを比較することで被検査物と異物との識別を行っている。
特開平10−318943号公報
X線異物検査装置において、物品を透過してきた透過X線の強度を検出するためのX線検出器として、多数の素子が一直線上に並ぶX線ラインセンサモジュールがよく用いられている。X線ラインセンサモジュールは、例えば、受光部にシンチレータを備えており、受光したX線の強さに応じて発光するシンチレータからの光を、多数のフォトダイオードが検出する。これにより、物品の各部位を透過してきた透過X線の強度を検出することができる。
このX線ラインセンサモジュールとして、従来のX線異物検査装置では、0.3mm程度の小さな異物から2mm,3mm,10mmといった大きなサイズの異物までを検出するために、検出が必要な最小のサイズの異物に合った素子幅および素子ピッチのものが用いられている。検出対象異物のうち最小の異物の直径が0.3mmのときには、例えば、素子幅が0.3mmで素子ピッチが0.4mmのものが選ばれ、検出対象異物のうち最小の異物の直径が0.8mmのときには、例えば、素子幅が0.7mmで素子ピッチが0.8mmのものが選ばれる。すなわち、X線ラインセンサモジュールの選択においては、最小の検出対象異物のサイズに合わせて素子幅の小さなものを選び、サイズの大きな異物については、「素子幅の小さなものであれば、サイズの大きな異物についても問題なく検出できる」という技術思想を用いるだけで詳細な最適設計の検討を行っていない。
しかし、本発明の発明者は、従来のX線ラインセンサモジュールを採用しているX線異物検査装置において、特に2mm以上の異物の検査精度が思っていたよりも低いことを見いだした。
本発明の課題は、2mm以上の異物が主たる検出対象異物の1つであるX線異物検査装置において、異物の検査精度を向上させることにある。
第1発明に係るX線ラインセンサモジュールは、2mm以上の異物が主たる検出対象異物の1つであるX線異物検査装置において、異物を含む物品を透過してきた透過X線の強度を検出するためのモジュールである。このX線ラインセンサモジュールは、複数の素子を備えている。複数の素子は、第1方向に沿って並んでおり、透過X線の強度に応じた検出信号を出力する。そして、素子の第1方向に沿った長さである素子幅は、異物の大きさ以上である。
ここでは、複数の素子について、それらが並ぶ方向である第1方向に沿った長さである素子幅を、異物の大きさ以上にしている。例えば、直径2.5mmの球形異物が主たる検出対象異物である場合には、素子幅が2.5mm以上の素子を採用する。
その理由は、以下のとおりである。
異物が存在しない場合、物品だけを透過してきた透過X線が、X線ラインセンサモジュールで受光される。この場合、素子幅の違う素子では、素子幅の比と出力(検出信号)の大きさの比とが一致する。
次に、異物が存在する場合の、その異物の影響を受ける素子について考える。素子幅を異物の大きさ以上にした素子では、その出力は、物品および異物を透過してきた透過X線(比較的強度が小さいもの)と物品だけを透過してきた透過X線(比較的強度が大きいもの)との両方に基づくものになる。一方、素子幅を異物の大きさ未満にした素子では、その出力は、物品および異物を透過してきた透過X線だけに基づくものになる。したがって、異物が存在する場合において、素子幅を異物の大きさ以上にしたものの素子出力は、素子幅を異物の大きさ未満にしたものの素子出力に較べて、素子幅の比以上に大きくなる。
このため、異物が存在しない場合の素子出力と異物が存在する場合の素子出力との差を取って、その差の大きさに基づいて異物有無の判定を行うX線異物検査装置においては、素子幅を異物の大きさ以上にした素子を備えたX線ラインセンサモジュールを採用することが望ましいと言える。
しかしながら、従来においては、2mm以上の異物が主たる検出対象異物であっても、0.5mmの異物も検出対象物の1つとなっている場合には、例えば、各素子の素子幅が0.3mmであるX線ラインセンサモジュールを選択している。
これに対し、第1発明に係るX線ラインセンサモジュールでは、異物の大きさ以上の素子幅を持つ素子を並べているため、2mm以上の異物であっても精度良く検査することができる。
このように、第1発明では、従来のような「素子幅の小さなものであれば、サイズの小さな異物を検出でき、サイズの大きな異物については言うまでもなく検出できる」という技術思想ではなく、「異物のサイズよりも素子幅を大きくするほうが異物検査の精度が向上する」という新たな技術思想に基づいてX線ラインセンサモジュールを構成しているため、異物の検査精度を向上させることができる。
第2発明に係るX線ラインセンサモジュールは、第1発明のモジュールであって、素子幅が、2mm以上、10mm以下である。
素子幅を大きくしすぎると素子出力が飽和してしまう。このような場合、異物が存在しない場合の素子出力を下げるためにX線源(X線照射部)の出力を下げることになり、結果として、異物が存在しない場合の素子出力と異物が存在する場合の素子出力との差も小さくなってしまう。また、検出対象異物として10mmを超えるサイズのものは殆ど存在しない。
これらの理由から、第2発明に係るX線ラインセンサモジュールでは、素子幅を2mm〜10mmの範囲として、2mm以上の異物を精度良く検査できるようにしている。
第3発明に係るX線ラインセンサモジュールは、第1又は第2発明のモジュールであって、透過X線を入射して蛍光を放出するシンチレータをさらに備えている。また、素子は、シンチレータから放出された蛍光を光電変換して検出信号を出力するフォトダイオードである。
第4発明に係るX線異物検査装置は、2mm以上の異物が主たる検出対象異物の1つである装置である。このX線異物検査装置は、X線照射部と、第1X線検出部と、異物検査部とを備えている。X線照射部は、搬送中の物品に対してX線を照射する。第1X線検出部は、物品の搬送方向に略直交する第1方向に沿って配置される複数の第1素子を有している。第1素子は、それぞれ、物品を透過してきた透過X線に応じた検出信号を出力する。異物検査部は、第1素子の検出信号に基づいて形成されるX線画像を用いて、物品に異物が含まれているか否かの判断を行う。そして、第1素子の第1方向に沿った長さである第1素子幅は、異物の大きさ以上である。
ここでは、複数の第1素子について、それらが並ぶ方向である第1方向に沿った長さである第1素子幅を、異物の大きさ以上にしている。すなわち、第4発明では、従来のような「素子幅の小さなものであれば、サイズの小さな異物を検出でき、サイズの大きな異物については言うまでもなく検出できる」という技術思想ではなく、「異物のサイズよりも素子幅を大きくするほうが異物検査の精度が向上する」という新たな技術思想に基づいて第1X線検出部(第1発明のX線ラインセンサモジュールに相当)を構成しているため、異物の検査精度を向上させることができる。
第5発明に係るX線異物検査装置は、第4発明の装置であって、第1素子幅が、2mm以上、10mm以下である。
第6発明に係るX線異物検査装置は、第4又は第5発明の装置であって、第2X線検出部をさらに備えている。第2X線検出部は、第1X線検出部とは物品の搬送方向に離れて配置されており、複数の第2素子を有している。複数の第2素子は、それぞれ、物品を透過してきた透過X線に応じた検出信号を出力する。複数の第2素子は、第1方向に沿って配置されている。また、第2素子は、第1方向に沿った長さである第2素子幅が、第1素子幅よりも小さい。そして、異物検査部では、検出対象異物が大きい場合には、第1X線検出部の検出信号に基づいた判断が行われ、検出対象異物が小さい場合には、第2X線検出部の検出信号に基づいた判断が行われる。
ここでは、第1X線検出部に加え第2X線検出部を配備し、検出対象異物が大きい場合には素子幅の大きな第1X線検出部を用いて異物有無の判断を行い、検出対象異物が小さい場合には素子幅の小さな第2X線検出部を用いて異物有無の判断を行う。これにより、2mm以上の大きな異物の検査において検査精度が向上するとともに、検出対象異物が小さい場合に素子幅の大きな第1X線検出部を使うことによるデメリットを抑えることができる。そのデメリットとは、素子幅が異物のサイズに較べて極端に大きい場合には素子出力が飽和する恐れがあり、素子出力を下げるためにX線照射部の出力を下げなければならず、結果として、異物が存在しない場合の素子出力と異物が存在する場合の素子出力との差も小さくなってしまうという不具合である。
このように、第6発明では、検出対象異物が大きい場合には素子幅の大きな第1X線検出部、検出対象異物が小さい場合には素子幅の小さな第2X線検出部を用いて異物有無の判断を行うため、2mm以上の大きなサイズの異物であっても、例えば1mm未満の小さなサイズの異物であっても、精度良く異物検査を行うことができる。
第7発明に係るX線異物検査装置は、第6発明の装置であって、第1素子幅は、第2素子幅の5倍以上の長さである。
ここでは、最小の検出対象異物と最大の検出対象異物とのサイズ比が5倍を超える場合において上述のデメリットが特に大きくなることに鑑み、第1素子幅と第2素子幅との比率を適切に決めている。これにより、0.3mm程度の小さなものから2mm以上の大きなものまでが検出対象異物として存在する場合にも、各異物を概ね精度良く検査できるようになる。
本発明では、従来のような「素子幅の小さなものであれば、サイズの小さな異物を検出でき、サイズの大きな異物については言うまでもなく検出できる」という技術思想ではなく、「異物のサイズよりも素子幅を大きくするほうが異物検査の精度が向上する」という新たな技術思想に基づいて、異物の大きさ以上の素子幅を持つ素子を並べているため、2mm以上の異物であっても精度良く検査することができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るX線異物検査装置の外観を図1に示す。このX線異物検査装置10は、食品等の商品の生産ラインにおいて異物検出検査を行う装置であって、連続的に搬送されてくる商品に対してX線を照射して、商品を透過したX線量を基に商品に異物が含まれているか否かの判断を行う。このX線異物検査装置10では、検出対象異物として、0.5mm程度の小さな異物から、10mm程度の大きな異物までを想定しており、特に2mm以上の異物を主たる検出対象異物としている。なお、検出対象異物は、金属に限られず、ゴムなども含まれる。
X線異物検査装置10の被検査物品である商品Gは、X線異物検査装置10において異物の有無を判断され、異物を含んでいるとX線異物検査装置10で判断された場合には、X線異物検査装置10の下流側に配置される振分装置(図5参照)によって不良品として振り分けられる。
<X線異物検査装置の構成>
X線異物検査装置10は、図1及び図2に示すように、シールドボックス11、コンベア12、X線照射器13、X線ラインセンサモジュール14、タッチパネル機能付きのLCDモニタ30、制御コンピュータ20などから構成されている。
〔シールドボックス〕
シールドボックス11は、開口11aを両側面に有している。開口11aは、商品Gを搬出入するための開口部である。このシールドボックス11の中に、コンベア12の一部、X線照射器13、X線ラインセンサモジュール14、制御コンピュータ20などが収容されている。
商品Gの搬出入口となる開口11aは、シールドボックス11の外部へのX線漏洩を抑えるための遮蔽ノレン16により塞がれている。この遮蔽ノレン16は、鉛を含むゴムから成形されるもので、商品Gが搬出入されるときには商品Gにより押しのけられる。
また、シールドボックス11の正面上部には、LCDモニタ30の他、キーの差し込み口や電源スイッチが配置されている。
〔コンベア〕
コンベア12は、シールドボックス11内において商品Gを搬送するものであり、図5に示すコンベアモータ12aにより駆動する。コンベア12による搬送速度は、制御コンピュータ20によるコンベアモータ12aのインバータ制御により、細かく制御される。
〔X線照射器〕
X線照射器13は、図2に示すように、コンベア12の中央部の上方に配置されているX線源であり、下方のX線ラインセンサモジュール14に向けてX線(図2および図4のXを参照)を照射する。
〔X線ラインセンサ〕
X線ラインセンサモジュール14は、図2に示すようにコンベア12の下方に配置されており、商品Gやコンベア12を透過してくるX線を検出する。このX線ラインセンサモジュール14は、図2および図3に示すように、コンベア12の搬送方向に直交する方向(以下、第1方向という。)に一直線に配置された多くのフォトダイオード14a(画素)を含むX線検出部81を有している。フォトダイオード14aは、基板に実装されている。また、X線ラインセンサモジュール14のX線検出部81は、フォトダイオード14a上に設けられたシンチレータ14bを有している。シンチレータ14bとして、ここでは蛍光紙を用いている。シンチレータ14bは、上から入射してくるX線(透過X線)を光に変換し、その光を各フォトダイオード14aに入射させる。フォトダイオード14aは、その光の強さを電気信号に変換して、検出信号として制御コンピュータ20に出力する。
X線異物検査装置10では、主たる検出対象異物として、サイズが3mmであるゴムの異物を想定しており、その異物の検出精度を確保するために、フォトダイオード14aの素子幅および素子ピッチを適切なサイズに決めている。ここでは、上述の第1方向に沿って並ぶ多数のフォトダイオード14aの、第1方向に沿った長さである素子幅について、主たる異物のサイズである3mm以上にしている。具体的には、図3におけるフォトダイオード14aの素子幅Wを3.0mmにしているが、主たる検出対象異物のサイズに合わせて素子幅を更に大きくするほうが良い場合もある。例えば、主たる検出対象異物として8mmの異物を想定している場合には、8mm〜10mmの素子幅のフォトダイオードを用いることが望ましい。但し、通常想定される検出対象異物の最大サイズが10mm程度であることや、素子幅が異物のサイズに較べて極端に大きい場合にはフォトダイオードの出力が飽和する恐れがあることから、2mm以上の異物が主たる検出対象異物となる場合でも、フォトダイオードの素子幅を2mm〜10mmの範囲で異物のサイズに近い値に決定することが望ましい。
また、X線検出部81では、フォトダイオード14aの素子幅Wを3.0mmとする一方、その素子幅Wに合った適当な素子ピッチを選択している。具体的には、フォトダイオード14aの素子ピッチP(図3)を、3.1mmとしている。さらに、ここでは、コンベア12の搬送方向に沿ったフォトダイオード14aの素子長さLを、3.0mmとしている。
〔LCDモニタ〕
LCDモニタ30は、フルドット表示の液晶ディスプレイであって、X線画像や異物有無の判断結果を表示する。また、LCDモニタ30は、タッチパネル機能も有しており、初期設定や異物検査に関するパラメータ入力などを促す画面の表示も行う。
〔制御コンピュータ〕
制御コンピュータ20は、図5に示すように、CPU21を搭載するとともに、このCPU21が制御する主記憶部としてROM22、RAM23、及びHDD(ハードディスクドライブ)25を搭載している。
さらに、制御コンピュータ20は、LCDモニタ30に対するデータ表示を制御する表示制御回路、LCDモニタ30のタッチパネルからのキー入力データを取り込むキー入力回路、図示しないプリンタにおけるデータ印字の制御等を行うためのI/Oポート等を備えている。
そして、CPU21、ROM22、RAM23、HDD25などは、アドレスバス,データバス等のバスラインを介して相互に接続されている。
また、制御コンピュータ20は、コンベアモータ12a、X線照射器13、X線ラインセンサモジュール14等と接続されている。
<制御コンピュータによる異物有無の判断>
〔X線画像作成〕
制御コンピュータ20は、商品GがX線照射領域(図2のハッチング部分を参照)を通過するときに、X線ラインセンサモジュール14の各フォトダイオード14aからの検出信号であるX線透視像信号(図4参照)を細かい時間間隔で取得して、それらのX線透視像信号を基にして商品GのX線画像を作成する。具体的には、異物が存在しない場合のフォトダイオード14aの出力と異物が存在する場合のフォトダイオード14aの出力との差をとって、その差から商品GのX線画像を作成する。
〔異物有無判断〕
制御コンピュータ20は、得られたX線画像から、物品Gへの異物混入の有無を判断する。3つの判断方式は、トレース検出方式、2値化検出方式、及びマスク2値化検出方式である。これらの判断方式で判断した結果、1つでも不良と判断するものがあれば、その商品Gは不良品と判断される。これらの判断方式のうち、マスク2値化方式は、X線画像のマスクされていない領域に対して判断を行う。マスクは、商品Gの容器部分などに対して設定される。
トレース検出方式は、被検出物の大まかな厚さに沿って基準レベル(しきい値)を設定し、像がそれよりも暗くなったときに商品G内に異物が混入していると判断する方式である。ここでは、2つのトレース基準レベルを設定し、それぞれをX線画像と対比して判断を行っている。1つ目のトレース基準レベルは、比較的細かいものであり、2mm未満の異物を検出するために設定されている。2つ目のトレース基準レベルは、2〜4mmの異物を検出するために設定されている。
2値化検出方式及びマスク2値化方式は、一定の明るさに基準レベルを設定し、像がそれよりも暗くなったときに商品G内に異物が混入していると判断する方式である。この2値化検出方式は、およそ4mm以上の大きい異物を検出するために設定されている。なお、2値化検出方式及びマスク2値化方式には、それぞれ異なる基準レベルが設定される。
なお、制御コンピュータ20は、上記各判断方式で判断した結果、いずれかの方式での判断において異物混入有りと判断されれば、その商品Gに異物が混入していると判断する。この場合には、制御コンピュータ20は、LCDモニタ30に不良品表示を行うとともに、振分機構70に振り分けの指示を送る。
<X線異物検査装置の特徴>
X線異物検査装置10では、コンベア12の存在を無視すれば、異物が存在しない場合、商品Gだけを透過してきた透過X線が、X線ラインセンサモジュール14で受光される。この場合、素子幅が異なり素子長さが同じ2つのフォトダイオードを比較すれば、素子幅の比と出力(検出信号)の大きさの比とが一致する。
一方、異物が存在する場合、素子幅を異物の大きさ以上にしたフォトダイオードでは、その出力は、物品および異物を透過してきた透過X線(比較的強度が小さいもの)と物品だけを透過してきた透過X線(比較的強度が大きいもの)との両方に基づくものになる。しかし、素子幅が異物の大きさ未満であるフォトダイオードでは、その出力が、物品および異物を透過してきた透過X線だけに基づくものになる。したがって、異物が存在する場合において、素子幅を異物の大きさ以上にしたフォトダイオードの出力は、素子幅を異物の大きさ未満にしたフォトダイオードの出力に較べて、素子幅の比以上に大きくなる。
このため、異物が存在しない場合のフォトダイオード14aの出力と異物が存在する場合のフォトダイオード14aの出力との差を取って、その差から作成されたX線画像に基づいて異物有無の判定を行う上述のX線異物検査装置10においては、素子幅Wを異物の大きさ(3mm)以上にしたフォトダイオード14aを備えたX線ラインセンサモジュール14を採用することが望ましいと言える。
これに鑑み、X線異物検査装置10では、X線ラインセンサモジュール14の多数のフォトダイオード14aについて、それらが並ぶ方向である第1方向に沿った長さである素子幅Wを、主たる検出対象異物であるゴム製の異物の大きさ(3mm)以上にしている。具体的には、直径3mmの球形ゴム製異物に対して、素子幅Wが3.0mmのフォトダイオード14aを用いてX線検出部81を構成している。これにより、1mm以下の素子幅のフォトダイオードを採用している従来のX線異物検査装置に較べて、X線異物検査装置10では、主たる検出対象異物である3mmのゴム製異物を含む2mm以上の異物に対して、検出精度が非常に高くなっている。
以上のように、本発明に係るX線異物検査装置10では、従来のような「素子幅の小さなものであれば、サイズの小さな異物を検出でき、サイズの大きな異物については言うまでもなく検出できる」という技術思想ではなく、「異物のサイズよりも素子幅を大きくするほうが異物検査の精度が向上する」という新たな技術思想に基づいてX線ラインセンサモジュール14を構成しているため、大きなサイズの異物の検査精度を向上させることができている。
なお、素子幅を大きくしすぎるとフォトダイオードの出力(検出信号)が飽和してしまうため、異物が存在しない場合の出力を下げるためにX線照射器13の出力を下げることになってしまう。この結果として、異物が存在しない場合のフォトダイオードの出力と異物が存在する場合のフォトダイオードの出力との差も小さくなってしまう。一方、検出対象異物として10mmを超えるサイズのものは殆ど存在しない。これらのことを勘案すると、2mm以上の異物が主たる検出対象異物である場合にも、フォトダイオードの素子幅を2mm〜10mmの範囲に収めることが適当である。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係るX線異物検査装置は、X線ラインセンサモジュールおよび制御コンピュータを除く他の構成については、第1実施形態のX線異物検査装置10と概ね同じである。このX線異物検査装置も、食品等の商品の生産ラインにおいて異物検出検査を行う装置であって、連続的に搬送されてくる商品に対してX線を照射して、商品を透過したX線量を基に商品に異物が含まれているか否かの判断を行う。検出対象異物として、0.5mm程度の小さな異物から、10mm程度の大きな異物までを想定している。
<X線異物検査装置の構成>
第1実施形態のX線異物検査装置10と同様の構成になっているシールドボックス11、コンベア12、X線照射器13などについては説明を省略し、以下では、X線ラインセンサモジュール114および制御コンピュータ120について説明する。
〔X線ラインセンサ〕
X線ラインセンサモジュール114は、図6に示すようにコンベア12の下方に配置されており、商品Gやコンベア12を透過してくるX線を検出する。このX線ラインセンサモジュール114は、コンベア12の搬送方向に直交する方向(第1方向)に一直線に配置された多くのフォトダイオード114a(画素)を含む第1X線検出部91と、同じく第1方向に一直線に配置された多くのフォトダイオード114c(画素)を含む第2X線検出部92とを有している。第1X線検出部91と第2X線検出部92とは、ともに第1方向に長く延びているが、図6および図7に示すように、互いにコンベア12の搬送方向に離れて配置されている。
第1X線検出部91のフォトダイオード114a上にはシンチレータ114bが、第2X線検出部92のフォトダイオード114c上にはシンチレータ114dが、それぞれ設けられている。シンチレータ114b,114dは、上から入射してくるX線(透過X線)を光に変換し、その光を各フォトダイオード114a,114cに入射させる。フォトダイオード114a,114cは、その光の強さを電気信号に変換して、検出信号として制御コンピュータ120に出力する。
X線異物検査装置10では、主たる検出対象異物として、サイズが3mmであるゴムの異物と、サイズが0.3mmのSUS(ステンレス)の異物とを想定しており、それらの異物の検出精度を確保するために、フォトダイオード114aとフォトダイオード114cとの素子幅および素子ピッチを適切なサイズに決めている。
ここでは、第1X線検出部91のフォトダイオード114aの、第1方向に沿った長さである素子幅W1について、一方の主たる異物のサイズである3mm以上にしている。具体的には、図7におけるフォトダイオード114aの素子幅W1を3.0mmにしている。さらに、素子幅W1に合わせて、フォトダイオード114aの素子ピッチP1(図7)を、3.1mmとし、コンベア12の搬送方向に沿ったフォトダイオード114aの素子長さL1を、3.0mmとしている。
これに対し、第2X線検出部92のフォトダイオード114cの、第1方向に沿った長さである素子幅W2については、他方の主たる異物のサイズである0.3mm以上にしている。具体的には、図7におけるフォトダイオード114cの素子幅W2を0.3mmにしている。さらに、素子幅W2に合わせて、フォトダイオード114cの素子ピッチP2(図7)を、0.4mmとし、コンベア12の搬送方向に沿ったフォトダイオード114cの素子長さL2を、0.6mmとしている。
すなわち、X線ラインセンサモジュール114は、素子幅の異なる2種類のフォトダイオード114a,114cを用いて、素子幅W1が3.0mmのフォトダイオード114a群を有する第1X線検出部91と、素子幅W2が0.3mmのフォトダイオード114c群を有する第2X線検出部92とを併せ持つ構成になっている。
〔制御コンピュータ〕
制御コンピュータ120は、図8に示すように、CPU121を搭載するとともに、このCPU121が制御する主記憶部としてROM122、RAM123、及びHDD(ハードディスクドライブ)125を搭載している。
さらに、制御コンピュータ20は、LCDモニタ30に対するデータ表示を制御する表示制御回路、LCDモニタ30のタッチパネルからのキー入力データを取り込むキー入力回路、図示しないプリンタにおけるデータ印字の制御等を行うためのI/Oポート等を備えている。
そして、CPU121、ROM122、RAM123、HDD125などは、アドレスバス,データバス等のバスラインを介して相互に接続されている。
また、制御コンピュータ120は、コンベアモータ12a、X線照射器13、X線ラインセンサモジュール114等と接続されている。
<制御コンピュータによる異物有無の判断>
〔X線検出部の選択〕
このX線異物検査装置では、検出精度を上げたい異物サイズについて、予め使用者からLCDモニタ30のタッチパネルを介して入力を受けつける。具体的には、2mm以上の大きなサイズの異物を検出するときの検出精度を重視するか、それとも2mm未満の小さなサイズの異物(特に1mm未満の異物)を検出するときの検出精度を重視するか、選択して入力してもらう。
そして、制御コンピュータ120は、2mm以上の大きなサイズの異物の検出精度を重視すると入力されている場合には、後述のX線画像作成において、第1X線検出部91のフォトダイオード114aからの検出信号を用いる。逆に、2mm未満の小さなサイズの異物の検出精度を重視すると入力されている場合には、後述のX線画像作成において、第2X線検出部92のフォトダイオード114cからの検出信号を用いる。
〔X線画像作成〕
制御コンピュータ120は、商品GがX線照射領域(図6のハッチング部分を参照)を通過するときに、X線ラインセンサモジュール114の第1X線検出部91のフォトダイオード114aあるいは第2X線検出部92のフォトダイオード114cからの検出信号であるX線透視像信号(図4参照)を細かい時間間隔で取得して、それらのX線透視像信号を基にして商品GのX線画像を作成する。
〔異物有無判断〕
制御コンピュータ120は、得られたX線画像から、物品Gへの異物混入の有無を判断する。この判断については、第1実施形態と同様なので説明は省略する。
制御コンピュータ120は、商品Gに異物が混入していると判断すると、LCDモニタ30に不良品表示を行うとともに、振分機構70に振り分けの指示を送る。
<X線異物検査装置の特徴>
第2実施形態のX線異物検査装置では、主たる検出対象異物として、サイズが3mmであるゴムの異物と、サイズが0.3mmのSUSの異物とを想定している。
これに対し、第1実施形態のX線異物検査装置10のように素子幅が3.0mmであるフォトダイオードだけを使うと、検出対象異物が0.3mmの異物である場合に、素子幅が異物のサイズに較べてかなり大きくなるため、そのフォトダイオードからの出力(検出信号)が飽和してしまう恐れがある。このような場合には、異物がないときの出力を下げるために、X線照射器13の出力を下げなければならず、結果として、異物が存在しない場合のフォトダイオードの出力と異物が存在する場合のフォトダイオードの出力との差も小さくなってしまう。そうすると、異物の検出精度が確保できないことも想定される。
これに鑑み、第2実施形態のX線異物検査装置では、0.5mm未満の極めて小さい異物の場合にも、その検出精度を高くするために、素子幅W1が3.0mmのフォトダイオード114a群を有する第1X線検出部91と、素子幅W2が0.3mmのフォトダイオード114c群を有する第2X線検出部92とを併せ持つX線ラインセンサモジュール114を採用している。その上で、使用者が入力した検出対象異物の大きさに応じて、第1X線検出部91および第2X線検出部92のどちらを用いてX線画像の作成や異物有無判断を行うかを、制御コンピュータ120で選択している。
これにより、検出対象となる異物のサイズに合った素子幅のフォトダイオード群が選択され、そのフォトダイオード群からの検出信号を基にX線画像の作成が行われるため、第2実施形態のX線異物検査装置では、3mmの大きなサイズの異物であっても、0.3mmの小さなサイズの異物であっても、精度良く異物検査を行うことができるようになっている。
X線異物検査装置の外観斜視図。 X線異物検査装置のシールドボックス内部の簡易構成図。 X線ラインセンサモジュールの構成図。 X線を用いた検査の原理を示す模式図。 X線異物検査装置の制御ブロック図。 第2実施形態のX線異物検査装置のシールドボックス内部の簡易構成図。 第2実施形態のX線ラインセンサモジュールの構成図。 第2実施形態のX線異物検査装置の制御ブロック図。
符号の説明
10 X線異物検査装置
12 コンベア
13 X線照射器
14 X線ラインセンサモジュール
14a フォトダイオード
14b シンチレータ
20 制御コンピュータ
91 第1X線検出部
92 第2X線検出部
114 X線ラインセンサモジュール
114a フォトダイオード
114b シンチレータ
114c フォトダイオード
114d シンチレータ
120 制御コンピュータ(異物検査部)
W,W1,W2 素子幅
P,P1,P2 素子ピッチ

Claims (7)

  1. 2mm以上の異物が主たる検出対象異物の1つであるX線異物検査装置において、前記異物を含む物品を透過してきた透過X線の強度を検出するX線ラインセンサモジュールであって、
    第1方向に沿って並び、前記透過X線の強度に応じた検出信号を出力する、複数の素子を備え、
    前記素子の前記第1方向に沿った長さである素子幅が、前記異物の大きさ以上である、
    X線ラインセンサモジュール。
  2. 前記素子幅が、2mm以上、10mm以下である、
    請求項1に記載のX線ラインセンサモジュール。
  3. 前記透過X線を入射して蛍光を放出するシンチレータをさらに備え、
    前記素子は、前記シンチレータから放出された蛍光を光電変換して前記検出信号を出力するフォトダイオードである、
    請求項1又は2に記載のX線ラインセンサモジュール。
  4. 2mm以上の異物が主たる検出対象異物の1つであるX線異物検査装置であって、
    搬送中の物品に対してX線を照射するX線照射部と、
    前記物品の搬送方向に略直交する第1方向に沿って配置される複数の第1素子を有し、前記第1素子がそれぞれ前記物品を透過してきた透過X線に応じた検出信号を出力する、第1X線検出部と、
    前記第1素子の検出信号に基づいて形成されるX線画像を用いて、前記物品に異物が含まれているか否かの判断を行う異物検査部と、
    を備え、
    前記第1素子の前記第1方向に沿った長さである第1素子幅が、前記異物の大きさ以上である、
    X線検査装置。
  5. 前記第1素子幅が、2mm以上、10mm以下である、
    請求項4に記載のX線検査装置。
  6. 前記第1X線検出部とは前記物品の搬送方向に離れて配置され、前記第1方向に沿って配置される複数の第2素子を有し、前記第2素子の前記第1方向に沿った長さである第2素子幅が前記第1素子幅よりも小さく、前記第2素子それぞれが前記物品を透過してきた透過X線に応じた検出信号を出力する、第2X線検出部
    をさらに備え、
    前記異物検査部では、検出対象異物が大きい場合には、前記第1X線検出部の検出信号に基づいた前記判断が行われ、検出対象異物が小さい場合には、前記第2X線検出部の検出信号に基づいた前記判断が行われる、
    請求項4又は5に記載のX線検査装置。
  7. 前記第1素子幅は、前記第2素子幅の5倍以上の長さである、
    請求項6に記載のX線検査装置。
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