JP2595352B2 - 貝剥身中の異物検査装置 - Google Patents

貝剥身中の異物検査装置

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JP2595352B2 JP1143458A JP14345889A JP2595352B2 JP 2595352 B2 JP2595352 B2 JP 2595352B2 JP 1143458 A JP1143458 A JP 1143458A JP 14345889 A JP14345889 A JP 14345889A JP 2595352 B2 JP2595352 B2 JP 2595352B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は貝剥身中の異物検査装置に係り、特にX線の
透過量に基づいて、貝剥身中に混入している貝殻片及び
金属片等の異物を検出する貝剥身中の異物検査装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来、加工食品に対してX線を照射し、この加工食品
からの透過X線量の変化に基づいて加工食品に混入した
異物を検出する方法がある(特開昭52−127393号公
報)。
しかし、上記X線検査方式の場合、貝以外の食品の異
物検出に大きな実績があるが、あさり等の貝類の残殻検
出に適用した場合には、残殻と貝剥身とのX線吸収差は
それほど大きくない等の理由から貝剥身中の残殻検出を
X線を用いて行う装置は今まで実用化されていなかっ
た。
これに対し、近年、パイプライン中を通過する貝殻身
及びその搬送用流体にX線を照射し、パイプラインを介
してX線を受光するX線受光素子の上面に、X線に感光
して発光するX線蛍光板を設けるようにした貝剥身中の
残殻検査装置が提案されている(特願昭62−263090
号)。
また、食品機械装置(1987年、12月号、84頁〜90頁)
の文献には、食品に混入した異物のX線検査装置におい
て、オンラインの一次元X線センサを用い、この一次元
X線センサは、1×4.4mmのフォトダイオード素子が一
列に35個並んだもので、各フォトダイオード素子には、
それぞれ蛍光体として1×1×4.4mmのX線発光結晶が
光学的に結合されているとの記載がある。
更に、この種の装置における信号処理方式には、複数
のX線受光素子の信号レベルをそれぞれ所定のサイクル
時間で順番に入力し、各々の信号レベル相対的な大小比
較を行うことにより異物の有無を判別するいわゆるマル
チプレクサ方式と、複数のX線受光素子の信号レベルを
それぞれ経時的に入力し、その信号レベルと異物検出用
の閾値との大小比較を行うことにより異物の有無を判別
するいわゆるマルチチャンネル方式とがあり、従来はい
ずれか一方の方式を採用している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来の貝剥身中の残殻検査装置のように僅
かなX線の変化量を問題にする場合において、その信号
処理方式として例えばマルチチャンネル方式を用いる
と、X線源の出力変動、搬送用流体の成分変動等により
X線透過量が変動し、そのため貝殻検出の判別基準であ
る閾値の設定が難しいという問題がある。尚、閾値を固
定すると、検出が不安定になり、一方、閾値をその都度
変更するのは煩雑である。これに対し、マルチプレクサ
方式を用いると、所定のサイクル時間毎に各X線受光素
子から信号を入力するため、貝殻の寸法が小さい場合
や、貝殻の速度が速い場合には検出が困難となる。
即ち、マルチチャンネル方式はリアルタイム計測であ
ることから、応答性に優れる反面X線の変動等に弱く、
一方、マルチプレクサ方式はX線の変動等には強いが、
応答性に欠けるという、相反する性質をもつ。
また、X線検査装置の検査対象の材質(例えば、石、
金属、木、植物等)や、その寸法により検出に最適なX
線のエネルギ或いはそのX線のエネルギに適合した蛍光
体及びX線受光素子の素子寸法等があることは周知の事
実であるが、従来の貝剥身の残殻検査装置の場合には、
所定の大きさ以上の貝殻片の検出は可能であるが、例え
ば小さな金属片の検出はできない。また、食品機械装置
の文献中のX線検査装置においても、ある特定の条件の
みに設定した一次元X線センサ等を使用せざるを得ず、
その為、その条件を逸脱した検出対象物は当然の事なが
ら検出することができない。
本発明の目的は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、X線の出力変動あるいは搬送用流体の成分変動に
対しても安定して微小な異物も検出することができる貝
殻身中の異物検査装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、貝殻片及び金属片等の種
々の材質及び寸法から成る異物を1つのX線発生源を用
いて効率良く検出することができる貝殻身中の異物検出
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するために、貝の剥身を搬送
用流体と共にパイプラインを介して連続搬送する搬送手
段と、前記パイプライン中を通過する貝の剥身及び搬送
用流体にX線を照射するX線照射手段と、それぞれ複数
の微小なX線受光素子が前記パイプラインを横断する方
向に直線状に配列され、前記X線照射手段からのX線を
パイプラインを介して受光する第1及び第2の1次元X
線センサと、前記第1の1次元X線センサの個々のX線
受光素子の信号レベルをそれぞれ所定のサイクル時間で
順番に入力し、各々の信号レベルの相対的な大小比較を
行うことにより貝剥身中の異物の有無を判別する第1の
判別手段と、前記第2の1次元X線センサの個々のX線
受光素子の信号レベルをそれぞれ経時的に入力し、該信
号レベルと異物検出用の所定の閾値との大小比較を行う
ことにより貝剥身中の異物の有無を判別する第2の判別
手段と、を備えたことを特徴としている。
また、貝の剥身を搬送用流体と共にパイプラインを介
して連続搬送する搬送手段と、前記パイプライン中を通
過する貝の剥身及び搬送用流体にX線を照射するX線照
射手段と、前記X線照射手段とパイプラインとの間に配
設され、X線照射光路内の一部のX線の長波長成分を吸
収する吸収材と、複数の微小なX線受光素子が前記パイ
プラインを横断する方向に直線状に且つ前記吸収材を通
過しないX線を受光する位置に配列され、その上面に長
波長X線に感度をもつ蛍光物質が配設され、前記X線照
射手段からのX線をパイプラインを介して受光する第1
の1次元X線センサと、複数の微小なX線受光素子が前
記パイプラインを横断する方向に直線状に且つ前記吸収
材を通過するX線を受光する位置に配列されて成る第2
の1次元X線センサであって、その上面に短波長X線に
感度をもつ蛍光物質が配設され、前記X線照射手段から
のX線を吸収材及びパイプラインを介して受光する第2
の1次元X線センサと、それぞれ前記第1及び第2の1
次元センサの信号レベルに基づいて貝剥身中の異物の有
無を判別する判別手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
〔作用〕
本発明は、X線検査による異物の検出洩れの原因とし
て、X線発生源の出力変動(短期的には電源電圧の変
動、長期的にはX線発生管の経時劣化等)、あるいは被
検体の成分変化に伴うX線透過量の変動があり、そのた
めマルチプレクサ方式による各X線受光素子(チャンネ
ル)間の相対的比較を行うと同時に、マルチチャンネル
方式によるリアルタイム計測で応答性をも兼ね備えるよ
うに構成したものである。即ち、X線を受光するセンサ
として、2つの1次元X線センサを配設し、一方の1次
元センサはマルチプレクサ方式の信号処理に使用し、こ
れによりX線の変動等に強い異物の検出を可能にし、他
方の1次元センサはマルチチャンネル方式のリアルタイ
ム信号処理に使用し、これにより異物の寸法が小さい場
合や異物の移動速度が速い場合等における異物の検出を
可能にしている。
また、本発明は、異物の材質により検出に有効なX線
のエネルギが異なり、それに応じて1次元センサの蛍光
物質を適当に選択することにより検出精度が向上するこ
とに着目し、これを実現するために1つのX線照射手段
から照射されるX線を複数のエネルギ帯のX線に分離す
べく、X線照射光路に一部のX線の長波長成分を吸収す
る吸収材を設けるようにしている。一方、前記吸収材を
通過しないX線を受光する位置と、吸収材を通過するX
線を受光する位置にそれぞれ第1、第2の1次元センサ
を配設し、第1の1次元センサの上面には長波長X線に
感度を持つ蛍光物質を配設し、第2の1次元センサの上
面には短波長X線に感度をもつ蛍光物質を配設するよう
にしている。これにより、第1及び第2の1次元センサ
からそれぞれ異物の材質、寸法に適した信号レベルを取
り出すことができ、種々の異物を同時に検出することが
できる。
〔実施例〕
以下添付図面に従って本発明に係る貝剥身中の異物検
査装置の好ましい実施例を詳説する。
第1図において、被検体(貝剥身と貝殻片及び金属片
等の異物と搬送用流体の混合物)は、供給口10を通して
供給タンク12に供給される。供給タンク12では、撹拌器
14で撹拌しながら貝剥身と搬送用流体の混合比調整及び
流体の比重調整が行われる。
調整後の被検体は、サニタリー仕様のSUS製パイプラ
イン16を通してロータリーポンプ17によりX線検査部20
に供給される。尚、第1図中、18は装置架台であり、19
はドレンバルブである。
X線検査部20では、X線発生管22から照射されたX線
が、カーボンFRP製のパイプライン24を通して被検体に
照射され、透過したX線が1次元X線センサ26A、26Bで
計測される。そして、1次元X線センサ26A、26Bの出力
に基づいて被検体中の貝殻片及び金属片等の異物を検出
した際には、異物検出信号を発生し、この異物検出信号
に基づいて排出弁30を作動させて異物を含む被検体を排
出する。
次に、第2図乃至第6図を参照しながら上記X線検査
部20について詳細に説明する。
第2図はX線検査部20の拡大断面図である。同図にお
いて、X線発生管22のベリリウム窓22Aの表面の一部
(図中の右半分)には、長波長X線の吸収材(アルミニ
ウムの薄膜)22Bが配設されている。これにより、X線
照射領域は、長波長X線を多く含む照射領域(図中中心
線に対し左側の照射領域)A、長波長X線が少ない照射
領域(図中中心線に対し右側の照射領域)Bとに分離さ
れる。そして、パイプライン24の下方の各照射領域A及
びBには、それぞれ長波長X線及び短波長X線の検出に
適した1次元X線センサ26A及び26Bが配設されている。
ここで、X線を短波長のものと長波長のものとに分離
して用いることによる異物検出への効果について説明す
る。
一般に、金属等に比べて動植物によるX線の吸収が低
いことは周知であり、本発明の主たる検査対象である貝
殻もX線の吸収率は高くなく、従って、物質による吸収
の大きい長波長X線が検出に必要である。
一方、被検体に同時に含まれいてる金属片や石は、長
波長X線ばかりでなくそれよりエネルギが高く物質の透
過性が強い短波長X線でも吸収率が高いが、通常貝殻に
比べてこれらの寸法は小さい。そのため、カーボンFRP
製のパイプライン24や搬送用流体による長波長X線の吸
収分による信号で、金属や石によるX線の吸収分による
信号が埋もれてしまうことがある。従って、パイプライ
ン24や搬送用流体による吸収が少ない短波長X線でこれ
らを検出する方が有効である。
以上のことから、本発明では貝殻と金属、石とで検出
に用いるX線の波長(エネルギ)を分けている。
次に、X線の波長の点及び検査対象の寸法の点から選
定した1次元X線センサ26の詳細について説明する。
第3図は1次元X線センサ26の構成を示す斜視図であ
り、1次元X線センサ26は、複数の受光素子27Aが一列
に並んだフォトダイオードアレイ27と、蛍光物質28とか
ら構成されている。
ここで、第4図にX線エネルギに対する各種の蛍光物
質の吸収特性を示す。同図に示すように、貝殻の検出に
有効な波長の長い(エネルギの小さい)X線では、酸硫
化ガドリウム・テルビウム(Gd2O2S・Tb)及びタングス
テン酸カルシウム(CaWO4)が有効であり、一方、金属
や石の検出に有効な波長の短い(エネルギの大きい)X
線では、酸硫化ガドリウム・テルビウム(Gd2O2S・T
b)、酸硫化ランタン・テルビウム(La2O2S・Tb)、ヨ
ウ化セシウム・ナトリウム(CsI・Na)及び酸臭化ラン
タン・テルビウム(LaOBrS・Tb)が有効である。
即ち、第2図に示す1次元X線センサ26Aは、その上
面に長波長X線に感度をもつ蛍光物質28Aが配設され、
1次元X線センサ26Bは、その上面に短波長X線に感度
をもつ蛍光物質28が配設されている。
また、前述した検出対象の寸法によって1次元X線セ
ンサの素子寸法を適当に選定することで、検出信号のダ
イナミックレンジが高く得られることから、貝殻片の検
出用としては出現頻度の高い寸法に合わせて0.5mm〜1.5
mm角の素子寸法を、一方、金属片や石の検出用としては
同様に出現頻度の点から0.5mm〜1.0mm角の素子寸法とし
ている。
次に、X線検査部20におけるカーボンFRP製のパイプ
ライン24の好ましい形状について第5図を用いて説明す
る。
第5図(A)は被検体の搬送方向と直交する方向にお
けるパイプライン24の断面図であり、同図に示すように
このパイプライン24は、X線発生管22のターゲットとパ
イプライン底部の両端とを結ぶ直線がパイプライン24の
両辺となる台形状になっている。これは、矩形のパイプ
ライン(破線で表示)にみられるデッドスペースDSをな
くしたもので、これにより検出精度が格段に向上した。
第5図(B)は被検体の搬送方向と平行な方向におけ
るパイプライン24の断面図であり、同図に示すように、
1次元X線センサ26A、26BとX線発生管22のターゲット
とを結ぶ面に交差する部分のパイプライン24に凹部24
A、24Bをもたせ、その部分によるX線吸収を低減するよ
うにしている。これにより、パイプライン24の機械的強
度を最小限に抑えながら、検出精度の向上が図れた。
尚、本実施例では、X線検査部20におけるパライン24
の材質として、カーボンFRPを用いているが、これはX
線の透過率が塩化ビニールやアクリル材に比べて高く、
且つ機械的強度及び耐薬品性の点で優れていることによ
るもので、これにより食品衛生上行われる熱水洗浄や薬
品による洗浄に対しても十分に耐久性を確保することが
できる。
次に、1次元X線センサから得られる信号の信号処理
方法を第6図及び第7図を用いて説明する。
本発明では、1次元X線センサからの信号に基づいて
異物を検出するための信号処理方式として、マルチプレ
クサ方式とマルチチャンネル方式とを併用している。
先ず、マルチプレクサ方式について説明する。第6図
において、1次元X線センサ26Aと各受光素子(n個の
チャンネルch.1〜ch.n)の信号はマルチプレクサ32に加
えられており、マルチプレクサ32はn個のチャンネルの
信号を順番に選択して取り込み、これを信号処理回路34
に出力する。即ち、マルチプレクサ32は、n個のチャン
ネルの信号を読み出すのに要する時間を1周期として、
第7図(A)に示すように1周期ごとに1次元X線セン
サ26Aの配列方向のX線透過量を示す信号を信号処理回
路34に出力する。尚、1次元X線センサ26A上を貝殻片
が通過した際には、通過した場所の受光素子(チャンネ
ル)の信号が低下する。
信号処理回路34は、個々のチャンネルの信号レベルの
相対的な大小比較を行い、その信号偏差が所定レベル以
上のときに異物(貝殻片)を検出したと判断し、異物検
出信号を出力する。
このように、マルチプレクサ方式は、X線源の変動等
があっても各チャンネル間の相対的な比較を行っている
ため、その影響を受けない利点がある。ただし、貝殻片
が極めて小さい場合には、十分な検出精度は得られな
い。
次に、マルチチャンネル方式について説明する。第6
図において、1次元X線センサ26Bの各受光素子(m個
のチャンネルch.1〜ch.m)の信号は、それぞれ比較器co
mp.1〜comp.mに加えられており、各比較器comp.1〜com
p.mの他の入力にはレベル設定器36から異物検出用の所
定の閾値が加えられてる。
各比較器comp.1〜comp.mは、第7図(B)に示すよう
にそれぞれ各チャンネルの信号レベルと閾値との大小比
較を行い、チャンネルの信号レベルが閾値より小さくな
ると、異物検出信号をオア回路38を介して出力する。
このように、マルチチャンネル方式は、1次元X線セ
ンサ26Bの各受光素子(チャンネル)の信号を経時的に
入力し、この信号レベルと予め設定した閾値との比較に
より異物検出を行うため、リアルタイムで応答性が良
く、小さい金属片や石などの異物検出に有効である。
そして、上記信号処理回路34又はオア回路38のうち少
なくとも一方から異物検出信号が出力されると、前述し
たように排出弁30(第1図)を作動させて異物を含む被
検体を排出する。
尚、本実施例では、X線発生管の窓部に直接長波長X
線の吸収材を配設したが、これに限らず、X線照射光路
の途中の空間又はパイプライン24の表面の一部に吸収材
を配設しても同様な効果が得られる。また、長波長X線
の吸収材としてアルミニウムの薄膜を用いているが、長
波長X線のみを吸収し、短波長X線を透過させるもので
あれば他の材質のものを用いても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る貝剥身中の異物検査
装置によれば、マルチプレクサ方式とマルチチャンネル
方式の2つの信号処理方式を併用しているため、X線源
の出力変動及び搬送用流体の成分変動に影響されずに異
物の検出ができるとともに、異物の寸法が小さい場合や
被検体の搬送速度が速い場合でも検出洩れを防止するこ
とができる。
また、1つのX線発生源を用いて貝殻片と金属片等の
各材質に合った2種類のエネルギ帯のX線を照射し、且
つ各X線エネルギの有効な蛍光物質をそれぞれ2個の1
次元X線センサに配設するようにしたため、鮮鋭度の高
い信号波形を得ることができ、これにより異物検出率の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す全体構成図、第2図は第
1図のX線検査部の拡大断面図、第3図は第1図のX線
検査部における1次元X線センサの構成を示す斜視図、
第4図はX線エネルギに対する各種の蛍光物質の吸収特
性を示すグラフ、第5図(A)及び(B)はそれぞれ第
1図のX線検査部におけるパイプラインの横断面図及び
縦断面図、第6図は本発明の信号処理部の概略を示すブ
ロック図、第7図(A)及び(B)はそれぞれマルチプ
レクサ方式及びマルチチャンネル方式の信号処理を説明
するために用いた信号波形図である。 16、24……パイプライン、17……ロータリーポンプ、20
……X線検査部、22……X線発生器、22A……ベリリウ
ム窓、22B……吸収材、26、26A、26B……1次元X線セ
ンサ、27A……受光素子、27……フォトダイオードアレ
イ、28、28A、28B……蛍光物質、32……マルチプレク
サ、34……信号処理回路、36……レベル設定器、comp.1
〜comp.m……比較器。
フロントページの続き (72)発明者 吉田 正 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (72)発明者 豊田 直樹 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (72)発明者 廿日出 郁夫 広島県竹原市忠海町4395番地 アヲハタ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−135754(JP,A) 特開 昭60−17341(JP,A) 特開 平1−202241(JP,A) 特開 昭64−59042(JP,A) 実開 昭63−201690(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貝の剥身を搬送用流体と共にパイプライン
    を介して連続搬送する搬送手段と、 前記パイプライン中を通過する貝の剥身及び搬送用流体
    にX線を照射するX線照射手段と、 それぞれ複数の微小なX線受光素子が前記パイプライン
    を横断する方向に直線状に配列され、前記X線照射手段
    からのX線をパイプラインを介して受光する第1及び第
    2の1次元X線センサと、 前記第1の1次元X線センサの個々のX線受光素子の信
    号レベルをそれぞれ所定のサイクル時間で順番に入力
    し、各々の信号レベルの相対的な大小比較を行うことに
    より貝剥身中の異物の有無を判別する第1の判別手段
    と、 前記第2の1次元X線センサの個々のX線受光素子の信
    号レベルをそれぞれ経時的に入力し、該信号レベルと異
    物検出用の所定の閾値との大小比較を行うことにより貝
    剥身中の異物の有無を判別する第2の判別手段と、 を備えたことを特徴とする貝剥身中の異物検査装置。
  2. 【請求項2】貝の剥身を搬送用流体と共にパイプライン
    を介して連続搬送する搬送手段と、 前記パイプライン中を通過する貝の剥身及び搬送用流体
    にX線を照射するX線照射手段と、 前記X線照射手段とパイプラインとの間に配設され、X
    線照射光路内の一部のX線の長波長成分を吸収する吸収
    材と、 複数の微小なX線受光素子が前記パイプラインを横断す
    る方向に直線状に且つ前記吸収材を通過しないX線を受
    光する位置に配列され、その上面に長波長X線に感度を
    もつ蛍光物質が配設され、前記X線照射手段からのX線
    をパイプラインを介して受光する第1の1次元X線セン
    サと、 複数の微小なX線受光素子が前記パイプラインを横断す
    る方向に直線状に且つ前記吸収材を通過するX線を受光
    する位置に配列され、その上面に短波長X線に感度をも
    つ蛍光物質が配設され、前記X線照射手段からのX線を
    吸収材及びパイプラインを介して受光する第2の1次元
    X線センサと、 それぞれ前記第1及び第2の1次元センサの信号レベル
    に基づいて貝剥身中の異物の有無を判別する判別手段
    と、 を備えたことを特徴とする貝剥身中の異物検査装置。
  3. 【請求項3】前記判別手段は、前記第1の1次元X線セ
    ンサの個々のX線受光素子の信号レベルを所定のサイク
    ル時間で順次入力し、各々の信号レベルの相対的な大小
    比較を行うことにより貝剥身中の異物の有無を判別する
    第1の判別手段と、前記第2の1次元X線センサの個々
    のX線受光素子の信号レベルをそれぞれ経時的に入力
    し、該信号レベルと異物検出用の所定の閾値との大小比
    較を行うことにより貝剥身中の異物の有無を判別する第
    2の判別手段と、から成ることを特徴とする請求項
    (2)に記載の貝剥身中の異物検査装置。
JP1143458A 1989-06-06 1989-06-06 貝剥身中の異物検査装置 Expired - Fee Related JP2595352B2 (ja)

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