JP2002240665A - 車両用衝撃吸収構造 - Google Patents

車両用衝撃吸収構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用衝撃吸収構造において,合成樹脂製の
内装化粧板には溶着リブを成形しなくても,内装化粧板
と衝撃吸収板との振動溶着を可能にしながら,内装化粧
板の美観を確保し得るようにする。 【解決手段】 合成樹脂製の内装化粧板3の裏面に,衝
撃吸収板4を接合してなる,車両用衝撃吸収構造におい
て,衝撃吸収板4を,少なくとも芯部を発泡させた合成
樹脂製とすると共に,この衝撃吸収板4には,内装化粧
板3の裏面に振動溶着される溶着リブ15を一体に成形
する。これにより,溶着リブを持たない内装化粧板3
は,成形時,その表面に引けが発生することを回避で
き,また素材のリサイクル時でも,化粧板3及び衝撃吸
収板4の分別作業を省くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用衝撃吸収構造
に関し,特に,合成樹脂製の内装化粧板の裏面に,衝撃
吸収板を接合してなるものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,かゝる車両用衝撃吸収構造とし
て,特開平7−237504号公報に開示されているよ
うに,衝撃吸収板を金属製とし,合成樹脂製の内装部品
に一体に成形した溶着リブを衝撃吸収板の表面に振動溶
着することにより,衝撃吸収板及び内装化粧板を相互に
結合したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記車両用衝撃
吸収構造では,合成樹脂性製の内装化粧板の裏面に溶着
リブが一体成形されるので,この溶着リブが内装化粧板
の成形時,その表面に引けを生じさせ,内装化粧板の外
観を損じることがあり,また素材のリサイクル時には,
合成樹脂製の内装化粧板と,金属製の衝撃吸収板との分
別を行う必要があるため,リサイクル工程が煩雑とな
り,リサイクルコストの低減を困難にする。
【0004】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,合成樹脂製の内装化粧板には溶着リブを成形しな
くても,内装化粧板と衝撃吸収板との振動溶着を可能に
しながら,内装化粧板の美観を確保し得るようにした,
車両用衝撃吸収構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,合成樹脂製の内装化粧板の裏面に,衝撃
吸収板を接合してなる,車両用衝撃吸収構造において,
前記衝撃吸収板を,少なくとも芯部を発泡させた合成樹
脂製とすると共に,この衝撃吸収板には,前記内装化粧
板の裏面に振動溶着される溶着リブを一体に成形したこ
とを第1の特徴とする。
【0006】この第1の特徴によれば,内装化粧板は,
裏面に溶着リブを全く持たなくても衝撃吸収板との振動
溶着が可能であり,したがって内装化粧板の成形時,そ
の表面に引けが発生することはなく,その美観を保つこ
とができる。また衝撃吸収構造の素材リサイクルに際し
ては,内装化粧板及び衝撃吸収板が共に合成樹脂製であ
ることから,これらを分解することなく,そのまゝ破砕
機にかけることが可能となり,リサイクル工程が簡素化
され,リサイクルコストの低減を図ることができる。
【0007】また本発明は,第1の特徴に加えて,前記
内装化粧板を,それと前記衝撃吸収板とで合成樹脂製の
内装部品の表面を覆うようにして,該内装部品に振動溶
着したことを第2の特徴とする。尚,前記内装部品は,
後述する本発明の実施例中のボックス本体に対応する。
【0008】この第2の特徴によれば,車両の衝突事故
により,乗員が内装化粧板に衝撃的に当たったとき,撓
む内装化粧板及び内装部品間で衝撃吸収板が効果的に圧
縮され,良好な緩衝機能を発揮することができる。勿
論,素材のリサイクルに際しては,内装化粧板,衝撃吸
収板及び内装部品の三者を分解する必要がなく,リサイ
クルコストの低減を図ることができる。
【0009】さらに本発明は,第2の特徴に加えて,前
記内装部品に,この内装部品の所定位置に保持する位置
決め手段を設けたことを第3の特徴とする。尚,前記位
置決め手段は,後述する本発明の実施例中の横方向位置
決め突起及び縦方向位置決め突起に対応する。
【0010】この第3の特徴によれば,振動溶着のため
に内装部品及び内装化粧板間に振動を付与したとき,内
装部品と,これに位置決め保持された衝撃吸収板とは一
挙に内装化粧板と振動溶着されることになり,内装部品
及び衝撃吸収板間の溶着は不要であるから,製造工程の
簡素化を図ることができる。
【0011】さらにまた本発明は,第3の特徴に加え
て,前記位置決め手段を,前記内装部品に一体に成形さ
れて前記衝撃吸収板に係合する位置決め突起で構成し,
この位置決め突起に,前記内装化粧板の裏面に振動溶着
される溶着リブを一体に成形したことを第4の特徴とす
る。
【0012】この第4の特徴によれば,溶着リブを内装
部品に形成する専用のスペースを設ける必要はなく,し
たがって,溶着リブの存在に関係なく衝撃吸収板の設置
スペースを極力広く確保することができる。
【0013】さらにまた本発明は,第1又は第2の特徴
に加えて,前記衝撃吸収板の外周に発泡部の無い非発泡
厚肉部を形成すると共に,この非発泡厚肉部に前記内装
化粧板の裏面に振動溶着される溶着リブを一体に成形し
たことを第5の特徴とする。
【0014】この第5の特徴によれば,衝撃吸収板にお
いて,溶着リブを持つ非発泡厚肉部は,芯部の発泡部の
発泡の影響を受けないから,該溶着リブの高さの寸法精
度を高く維持することができ,したがって,該溶着リブ
の溶着代を安定させ,内装化粧板との振動溶着を的確に
行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0016】図1〜図6は本発明の第1実施例を示すも
ので,図1は本発明の衝撃吸収構造5を持つ自動車用グ
ローブボックスの縦断側面図,図2は図1の2−2線断
面図,図3は同グローブボックスの分解斜視図,図4は
同グローブボックスの組立途中を示す斜視図,図5は衝
撃吸収構造5における衝撃吸収板の成形途中を示す断面
図,図6は同衝撃吸収板の成形完了時を示す断面図であ
る。図7及び図8は本発明の第2実施例を示すもので,
図7は図1に対応した自動車用グローブボックスの縦断
側面図,図8は同グローブボックスの組立途中を示す斜
視図である。
【0017】先ず,図1〜図6に示す本発明の第1実施
例の説明より始める。
【0018】図1〜図3において,符号1は,自動車の
インストルメントパネル(図示せず)に開閉可能に装着
されるグローブボックスで,上面を開放した合成樹脂製
のボックス本体2を備える。このボックス本体2の,乗
員に対面する横長の長方形の前面壁2aには,その外面
を覆う合成樹脂製の内装化粧板3が接合され,それらの
対向面間に衝撃吸収板4を介裝して,衝撃吸収構造5が
構成される。この衝撃吸収構造5を詳細に説明する。
【0019】グローブボックス1の前面壁には,その全
周に渡り内装化粧板3側に起立する囲い壁6と,この囲
い壁6の左右の短辺部内面に隣接して平行に延びる左右
一対の横方向位置決め突起7と,囲い壁6の上下の長辺
部内面から突出する複数の縦方向位置決め突起8とが一
体に成形され,これら位置決め突起7,8に外周面を当
接して位置決められるように衝撃吸収板4が配置され
る。横方向位置決め突起7の前面には,囲い壁6の端面
より外方に突出する複数の溶着リブ11が一体に成形さ
れ,これら溶着リブ11は内装化粧板3の内面に振動溶
着される。また内装化粧板3には,前記囲い壁6の外周
に嵌合する囲い壁12が一体に成形される。
【0020】衝撃吸収板4は合成樹脂製であって,発泡
コア部13と,この発泡コア部13を包む非発泡表層部
14とからなり,特に,非発泡表層部14の周縁部は,
発泡コア部13が存在しない非発泡厚肉部14aとされ
る。この非発泡厚肉部14aの表側には複数の溶着リブ
15が一体に成形され,この溶着リブ15は内装化粧板
3の裏面に振動溶着される。また衝撃吸収板4の裏側の
非発泡表層部14には横方向に平行に延びる複数条の補
強リブ16が一体に成形される。
【0021】前面壁2a及び内装化粧板3には,その一
角に近接してロック取り付け孔18,19が設けられ,
これらロック取り付け孔18,19に対応する切欠き2
0が衝撃吸収板4に形成される。
【0022】グローブボックス1の組み立てに当たって
は,図4に示すように,先ず衝撃吸収板4をボックス本
体2の前面壁2aの前面に重ね,その際,衝撃吸収板4
の外周を横方向位置決め突起7及び縦方向位置決め突起
8に当接させることにより,前面壁2a上の所定位置に
衝撃吸収板4を保持する。このとき,横方向位置決め突
起7の溶着リブ11及び衝撃吸収板4の溶着リブ15
は,前面壁2aの囲い壁6の端面より外方に突出してい
る。したがって,次いで内装化粧板3の囲い壁12を前
面壁2aの囲い壁6の外周に嵌合して,内装化粧板3を
前面壁2a及び衝撃吸収板4に重ねれば,内装化粧板3
の裏面が上記溶着リブ11,15の先端に当接すること
になる。
【0023】そこで,内装化粧板3をボックス本体2及
び衝撃吸収板4に押圧した状態で,それらに対して振動
させれば,それに伴い発生する摩擦熱により上記両溶着
リブ11,15を内装化粧板3の裏面に溶着することが
できる。こうして内装化粧板3は,前面壁2a及び衝撃
吸収板4に一挙に振動溶着される。したがってボックス
本体2及び衝撃吸収板4間の溶着は不要であるから,製
造工程の簡素化を図ることができる。
【0024】而して,自動車の衝突事故により,乗員の
膝等がグローブボックス1の内装化粧板3に衝撃的に当
たると,内装化粧板3及び,グローブボックス1の前面
壁2aの撓みと,衝撃吸収板4の発泡コア部13の圧縮
変形とで衝撃エネルギを吸収させるので,乗員のダメー
ジを防ぎ,もしくは少なくすることができる。特に,化
粧板3及び前面壁2aは相互に溶着されているので,そ
れらの間で衝撃吸収板4が効果的に圧縮され,良好な緩
衝機能を発揮することができる。
【0025】このような衝撃吸収構造5を備えたグロー
ブボックス1において,内装化粧板3と衝撃吸収板4と
の振動溶着のためには,衝撃吸収板4側にのみ溶着リブ
15が形成され,内装化粧板3は裏面に溶着リブを全く
持たないので,内装化粧板3の成形時,その表面に引け
が発生することはなく,その美観を保つことができる。
【0026】また衝撃吸収板4の発泡コア部13は,そ
の成形後も発泡が多少とも進行するものであるが,衝撃
吸収板4の裏側には左右方向の複数条の補強リブ16が
形成されているから,これら補強リブ16により衝撃吸
収板4の裏側の非発泡表層部14の膨らみを抑えること
ができる。その上,表側に溶着リブ15を持つ非発泡厚
肉部14aは,発泡コア部13の発泡の影響を受けない
から,溶着リブ15の高さの寸法精度を高く維持するこ
とができ,したがって,溶着リブ15の溶着代が安定す
ることになり,これら溶着リブ15の内装化粧板3への
振動溶着を的確に行うことができる。
【0027】さらに,衝撃吸収板4での溶着リブ15の
存在により,衝撃吸収板4の非発泡表層部14と内装化
粧板3の裏面との間には比較的大きな間隙Gができるの
で,成形後の発泡コア部13の発泡により上記非発泡表
層部14に膨らみを生ずることがあっても,その膨らみ
は間隙Gに吸収され,内装化粧板3に変形を与えること
が回避される。
【0028】しかも,前面壁2a及び内装化粧板3間を
相互に接合する溶着リブ11は,衝撃吸収板4の位置決
めを行う横方向位置決め突起7に形成されるので,その
溶着リブ11を前面壁2aに形成する専用のスペースを
設ける必要はなく,したがって,溶着リブ11の存在に
関係なく衝撃吸収板4の設置スペースを広く確保するこ
とができる。
【0029】廃車後,グローブボックス1の素材のリサ
イクルに際しては,内装化粧板3は勿論,衝撃吸収板4
も合成樹脂製であるので,グローブボックス1を分解す
ることなく,そのまゝ破砕機にかけることが可能とな
り,リサイクル工程が簡素化され,リサイクルコストの
低減を図ることができる。
【0030】次に,図5及び図6に基づいて,衝撃吸収
板4を成形するコアバック工法について説明する。
【0031】コアバック工法の設備として,固定型3
0,可動型31,及びこの可動型31に摺動可能に嵌合
されて固定型30に対し進退し得るスライドブロック3
2が用意され,これら三者が協働して前記衝撃吸収板4
の成形用キャビティ33を画成する。
【0032】衝撃吸収板4の成形に際しては,先ず図5
に示すように,固定型30及び可動型31間を閉じると
共に,スライドブロック32を固定型30内に突出させ
て,キャビティ33を最小容積とする。このキャビティ
33に溶融した発泡性合成樹脂34を高圧で射出,充填
する。その状態を暫く保持すると,前記合成樹脂34
の,固定型30,可動型31及びスライドブロック32
に接する部分が硬化して,非発泡表層部14と位置決め
突起7,8及び溶着リブ11が形成される。しかる後,
図6に示すように,スライドブロック32を所定ストロ
ーク後退させると,前記合成樹脂34の,スライドブロ
ック32との対応部分の芯部で発泡が起こり,発泡コア
部13が形成される。こうして衝撃吸収板4の成形は完
了する。
【0033】次に,図7及び図8に示す本発明の第2実
施例について説明する。
【0034】この第2実施例は,ボックス本体2の前面
壁2aに,溶着リブ15を前面に備える衝撃吸収板4を
一体に成形した点を除けば,前実施例と同様の構成であ
り,図中,前実施例との対応部分には同一の参照符号を
付して,その説明を省略する。
【0035】この第2実施例によれば,ボックス本体2
と衝撃吸収板4との一体化により部品点数の削減を図
り,組立性を良好にすることができるのみならず,衝撃
吸収板4のビビリ音の発生を効果的に防ぐことができ
る。
【0036】本発明は,上記実施例に限定されるもので
はなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,合成樹脂製の内装化粧板の裏面に,衝撃吸収板を接
合してなる,車両用衝撃吸収構造において,前記衝撃吸
収板を,少なくとも芯部を発泡させた合成樹脂製とする
と共に,この衝撃吸収板には,前記内装化粧板の裏面に
振動溶着される溶着リブを一体に成形したので,内装化
粧板は,裏面に溶着リブを全く持たなくても衝撃吸収板
との振動溶着が可能であり,したがって内装化粧板の成
形時,その表面に引けが発生することはなく,その美観
を保つことができる。また衝撃吸収構造の素材リサイク
ルに際しては,内装化粧板及び衝撃吸収板が共に合成樹
脂製であることから,これらを分解する必要はなく,リ
サイクルコストの低減を図ることができる。
【0038】また本発明の第2の特徴によれば,第1の
特徴に加えて,前記内装化粧板を,それと前記衝撃吸収
板とで合成樹脂製の内装部品の表面を覆うようにして,
該内装部品に振動溶着したので,車両の衝突事故によ
り,乗員が内装化粧板に衝撃的に当たったとき,撓む内
装化粧板及び内装部品間で衝撃吸収板が効果的に圧縮さ
れ,良好な緩衝機能を発揮することができる。勿論,素
材のリサイクルに際しては,内装化粧板,衝撃吸収板及
び内装部品の三者を分解する必要もなく,リサイクルコ
ストの低減を図ることができる。
【0039】さらに本発明の第3の特徴によれば,第2
の特徴に加えて,前記内装部品に,この内装部品の所定
位置に保持する位置決め手段を設けたので,振動溶着の
ために内装部品及び内装化粧板間に振動を付与したと
き,内装部品と,これに位置決め保持された衝撃吸収板
とは一挙に内装化粧板と振動溶着されることになり,内
装部品及び衝撃吸収板間の溶着は不要であるから,製造
工程の簡素化を図ることができる。
【0040】さらにまた本発明の第4の特徴によれば,
第3の特徴に加えて,前記位置決め手段を,前記内装部
品に一体に成形されて前記衝撃吸収板に係合する位置決
め突起で構成し,この位置決め突起に,前記内装化粧板
の裏面に振動溶着される溶着リブを一体に成形したの
で,溶着リブを内装部品に形成する専用のスペースを設
ける必要はなく,溶着リブの存在に関係なく衝撃吸収板
の設置スペースを極力広く確保することができる。
【0041】さらにまた本発明の第5の特徴によれば,
第1又は第2の特徴に加えて,前記衝撃吸収板の外周に
発泡部の無い非発泡厚肉部を形成すると共に,この非発
泡厚肉部に前記内装化粧板の裏面に振動溶着される溶着
リブを一体に成形したので,衝撃吸収板において,溶着
リブを持つ非発泡厚肉部は,芯部の発泡部の発泡の影響
を受けないから,該溶着リブの高さの寸法精度を高く維
持することができ,したがって,該溶着リブの溶着代を
安定させ,内装化粧板との振動溶着を的確に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る衝撃吸収構造を持つ
自動車用グローブボックスの縦断側面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】同グローブボックスの分解斜視図。
【図4】同グローブボックスの組立途中を示す斜視図。
【図5】衝撃吸収構造における衝撃吸収板の成形途中を
示す断面図。
【図6】同衝撃吸収板の成形完了時を示す断面図。
【図7】本発明の第2実施例に係る衝撃吸収構造を持つ
自動車用グローブボックスの縦断側面図。
【図8】同グローブボックスの組立途中を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・・・・内装品(ボックス本体) 3・・・・・・内装化粧板 4・・・・・・衝撃吸収板 5・・・・・・衝撃吸収構造 7・・・・・・位置決め手段(横位置決め突起) 8・・・・・・位置決め手段(縦位置決め突起) 13・・・・・発泡コア部 14・・・・・非発泡表層部 14a・・・・非発泡厚肉部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の内装化粧板(3)の裏面
    に,衝撃吸収板(4)を接合してなる,車両用衝撃吸収
    構造において,前記衝撃吸収板(4)を,少なくとも芯
    部を発泡させた合成樹脂製とすると共に,この衝撃吸収
    板(4)には,前記内装化粧板(3)の裏面に振動溶着
    される溶着リブ(15)を一体に成形したことを特徴と
    する,車両用衝撃吸収構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用衝撃吸収構造にお
    いて,前記内装化粧板(3)を,それと前記衝撃吸収板
    (4)とで合成樹脂製の内装部品(2)の表面を覆うよ
    うにして,該内装部品(2)に振動溶着したことを特徴
    とする,車両用衝撃吸収構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用衝撃吸収構造にお
    いて,前記内装部品(2)に,この内装部品(2)の所
    定位置に保持する位置決め手段(7,8)を設けたこと
    を特徴とする,車両用衝撃吸収構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両用衝撃吸収構造にお
    いて,前記位置決め手段を,前記内装部品(2)に一体
    に成形されて前記衝撃吸収板(4)に係合する位置決め
    突起(7)で構成し,この位置決め突起(7)に,前記
    内装化粧板(3)の裏面に振動溶着される溶着リブ(1
    1)を一体に成形したことを特徴とする,車両用衝撃吸
    収構造。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の車両用衝撃吸収構
    造において,前記衝撃吸収板(4)の外周に発泡部の無
    い非発泡厚肉部(14a)を形成すると共に,この非発
    泡厚肉部(14a)に前記内装化粧板(3)の裏面に振
    動溶着される溶着リブ(15)を一体に成形したことを
    特徴とする,車両用衝撃吸収構造。
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