JP2002240631A - 車両用格納式補助ステップ - Google Patents

車両用格納式補助ステップ

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JP2002240631A
JP2002240631A JP2001034780A JP2001034780A JP2002240631A JP 2002240631 A JP2002240631 A JP 2002240631A JP 2001034780 A JP2001034780 A JP 2001034780A JP 2001034780 A JP2001034780 A JP 2001034780A JP 2002240631 A JP2002240631 A JP 2002240631A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助ステップと共に設置する駆動機構及び駆
動源のスペースを確保する。 【解決手段】 車両ステップS下部後方(踏板格納位置
Y)と下部前方(踏板張出し位置X)との間を同一水平
面上で踏板1を往復移動自在に設け、該踏板1の底部1a
に駆動源3を設けると共に、該駆動源3に踏板1の往復
移動手段4を連繋することにより、踏板1を駆動源3等
の設置スペースとして利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗用車、バス、ワン
ボックスカー等に既設された車両ステップと地上面の間
に配置される車両用格納式補助ステップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記車両の乗降口に設けられる車
両ステップは、地上面との間に乗降に支障を来す程の高
低差を有しているため、車両ステップ下部に乗降側であ
る前方へ張出し自在なる格納式の補助ステップを設けて
乗降時の高低差を解消する様にしたものが見受けられ
る。例えば、図15に示す補助ステップは、車両ステップ
xの直下に近接して設置され、ドアを開けると連動し、
その高さを維持した状態で乗降口前方にスライドして張
り出すだけのため、地上からの位置が踏み出すには以前
高すぎ、足継ぎとしての本来の補助ステップyの目的が
達成されていなかった。ところが、近時、車両自体のフ
ロアが低くなり、その車両ステップxの位置も低い車両
が開発され、車両ステップxの下部に、上記の補助ステ
ップyを装備することで、補助ステップyとしての役割
を十分に果たすことが出来る様になった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両ス
テップxが地上に近接して低い位置に設定されているた
め、その下部に補助ステップyと共に設置する駆動機構
及び駆動源のスペースを確保するのが困難な課題を有し
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、車両ステップ下部後方(踏板格納位置)と下部前方
(踏板張出し位置)との間を同一水平面上で踏板を回転
往復移動自在に設け、該踏板の底部に駆動源を設けると
共に、該駆動源に踏板の往復移動手段を連繋することに
より、踏板に駆動源の設置スペースを確保する様にし
て、上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明する。図1に車両ステップS下部後方と下部
前方の夫々に対応した踏板格納位置Yと踏板張出し位置
Xとの間を同一水平面上で回転往復運動する様に設けた
踏板1を示す。この踏板1は、略横長矩形板状に形成す
ると共に、その後部略中央に後方へ突出した支持アーム
2を設け、支持アーム2の先端2aを車両乗降口の車両ス
テップS下部に枢着して成り、車両ステップS下方の左
側又は右側(図1においては左側)に踏板1を横向きに
格納配置する様にして、かかる位置より踏板1を左回り
又は右回り(図1においては左回り)に回転移動して、
車両ステップSの下部前方へ踏板1を前向きに張り出す
様に構成している。
【0006】踏板1の底部1aには、駆動源3が設けら
れ、該駆動源3は支持アーム2を含む踏板1の往復移動
手段4に連繋している。車両ステップS下部には、踏板
1を支持するブラケット5が設置されており、該ブラケ
ット5には、支持アーム2の先端2aを枢着した支軸6を
垂設し、該支軸6は、図1において先端が斜め右前方に
指向する短尺な固定リンク7の基端を固定している。踏
板1の底部1aの略中央には、固定リンク7と同長で平行
なクランク8の基端を枢着し、該クランク8と固定リン
ク7の先端を、クランク8と固定リンク7の基端(クラ
ンク軸9と支軸6)間と同長で支持アーム2に平行な連
接杆10で枢着連結している。そして、連接杆10と同長で
平行なクランク軸9と支軸6間を結んだ仮想リンク11
(支持アーム2と踏板1の一部を含んだ図1、2中の二
点鎖線)、連接杆10、支持アーム2及び固定リンク7に
より、平行クランク機構を構成して、クランク8の回転
往復運動により、踏板1は、踏板格納位置Yと踏板張出
し位置Xとの間を回転移動する様に成している。又、格
納状態の踏板1において、車両外側に対応する側部(右
側)には、支持アーム2に平行にしてその先端2aよりも
後方へ長く延出した略棒状のガード部材12を設けてお
り、該ガード部材12の先端は内側へ湾曲形成している。
【0007】クランク軸9には、略半円周部位に歯部13
aと欠歯部13bの夫々を設けた欠歯歯車13を軸着し、該
欠歯歯車13の歯部13aに駆動源3の駆動軸に設けた駆動
歯車14を噛合してクランク8と駆動源3とを連繋してい
る。即ち、駆動歯車14の正逆回転によって欠歯歯車13と
共にクランク軸9が回転してクランク8を揺動させるこ
とにより、クランク8と固定リンク7とを枢着連結した
連接杆10が往復角運動し、該連接杆10と平行移動する仮
想リンク11(踏板1及び支持アーム2)も同様に往復角
運動し、踏板1を車両ステップS下部前方へ張り出し又
は車両ステップS下部後方へ格納する様に回転移動させ
る。尚、往復移動手段4にあっては、上記の様に平行ク
ランク機構でなくても、例えば、図9に示す様にクラン
ク8を固定リンク7に対し平行とせず、仮想リンク11に
比し連接杆10を若干長くしたリンク機構を構成しても良
く、要するに駆動源3に連動して、踏板格納位置Yと踏
板張出し位置Xとの間で同一水平面上を踏板1が回転往
復運動(揺動)する様に構成されたものであれば良い。
【0008】踏板張出し位置X及び踏板格納位置Yで、
踏板1が制止した時にこれを安定して静止させる当止め
手段15を設けている。当止め手段15は、合成ゴム製のス
トッパー16、17と当止め壁18、19とから成り、このスト
ッパー16、17は円板状に形成され、その背面にネジ棒16
a、17aを突設し、該ネジ棒16a、17aを筒ナット20、
21に進退自在に螺着している。踏板1を踏板張出し位置
Xで当止めするストッパー16は、支持アーム2の先端2a
の左側壁に直角に突設したステーT1上に筒ナット20の
側部を固定して成り、ストッパー16を支持アーム2より
上方で平行にしてステーT1前方へ突出させている。そ
して、支持アーム2の上方でブラケット5の前面に設け
た当止め壁18にストッパー16が当接することにより、踏
板1を所定の踏板張出し位置Xに位置決め制止させる様
に設定している。踏板1を踏板格納位置Yで当止めする
ストッパー17は、ブラケット5の左側壁後方より支持ア
ーム2の対応位置まで垂設したステーT2下端に筒ナッ
ト21の側部を固定して成り、ストッパー17を前方へ指向
させている。そして、支持アーム2の左側壁を当止め壁
19と成し、該当止め壁19がストッパー17に当接すること
により、踏板1を所定の踏板格納位置Yで位置決め制止
させる様に設定している。尚、ストッパー16、17の突出
位置は、筒ナット20、21からのネジ棒16a、17aの突出
長で定められ、筒ナット20、21の前面でネジ棒16a、17
aに螺着した固定ナットNにより、ネジ棒16a、17aの
突出長を保持している。
【0009】欠歯歯車13の欠歯部13aの周囲には、踏板
張出し位置X及び踏板格納位置Yに対応して、駆動源3
を停止させるマイクロスイッチMX、MYを設置してい
る。マイクロスイッチMX、MYは、そのプランジャー
スイッチPX、PYに接離自在に設けたレバーLX、L
Yの先端を欠歯部13a周面に摺接している。そして、踏
板1の張出し状態でレバーLXが接触する欠歯部13a適
所にノッチGXを形成し、ノッチGX上にレバーLXが
位置すると、プランジャースイッチPXより離間してい
るレバーLXがプランジャースイッチPXを押圧(OF
F)して駆動源3を停止させる様に設定している(図3
参照)。又、踏板1の格納状態でレバーLYが接触する
欠歯部13a適所にノッチGYを形成し、ノッチGY上に
レバーLYが位置すると、プランジャースイッチPYを
押圧しているレバーLYがプランジャースイッチPYよ
り離間(OFF)して駆動源3を停止させる様に設定し
ている(図7参照)。
【0010】マイクロスイッチMX、MYは、図3、7
に示す様に、踏板1の底面に設置した固定基板22裏面
(踏板1の底面側に相当)の凹部22a、22bに位置調節
自在に取付けられており、この凹部22a、22bには、マ
イクロスイッチMX、MYに対して一対の略円弧状の長
孔23、23aを夫々貫設している。長孔23、23aは、マイ
クロスイッチMX、MYの短手幅分の間隔を以て欠歯部
13aの略同心円上に夫々配置されると共に、相互に所定
の位相角分変位(位置ずれ)している。そして、長孔2
3、23aには、マイクロスイッチMX、MYの一対角部
に挿通したネジ24、24aを摺動自在に挿通し、凹部22
a、22bにおけるマイクロスイッチ取付面(固定基板22
の裏面に相当)の反対面側に突出するネジ24、24aを帯
状の支持板25の各端部に螺着して成り、ネジ24、24aを
緩め、踏板1の張出し及び格納の各状態でレバーLX、
LYがノッチGX、GYに対応する様にマイクロスイッ
チMX、MYを位置決調整した後、ネジ24、24aを締め
てマイクロスイッチMX、MYを固定する様に成してい
る。尚、固定基板22は、クランク軸9を挿通して欠歯歯
車13とクランク8との間に踏板1に対し平行に配置して
いる。
【0011】駆動源3の駆動歯車14は、クランク軸9に
固定した欠歯歯車13に係脱自在に設けている。この欠歯
歯車13に対する駆動歯車14の係脱手段を図10〜14に基づ
き説明する。固定基板22の表面において、クランク軸9
を境として、欠歯歯車13の歯部13aの対応側(図9、11
において左側)に、駆動源3を固定したモーターベース
26を摺動自在に重合している。モータベース26からは駆
動歯車14が、欠歯歯車13が配置される固定基板22の裏面
に突出しており、固定基板22において、駆動歯車14の挿
通穴27はモータベース26の摺動方向(踏板1の左右方
向)に長く形成している。固定基板22の適所には、上記
挿通穴27と同一方向に長い摺動孔28を複数設け、該摺動
孔28には、モータベース26より突設したピン29を摺動自
在に装着しており、固定基板22に対しモータベース26を
摺動孔28に沿って摺動させることにより、駆動歯車14が
欠歯歯車13に係脱自在と成る。又、固定基板22の左側端
には、固定基板22に対し直交配置した起立固定板30を固
定しており、モータベース26の左側端には、固定基板22
の背面(踏板1の後方側に相当)に摺動自在に重合する
移動板31を固定している。起立固定板30の左側端部に
は、踏板1の左側後端部に回転自在に挿通した操作杆32
の先端が回転自在に貫通している。操作杆32の先端に
は、これを軸として回転する梃子杆33の基端を固定して
おり、又踏板1の後端部より突出する操作杆32の基端に
は、梃子杆33の先端と相反する方向に指向する様に突設
したハンドル34を設けている。
【0012】梃子杆33の先端には摺動ピン35を突設し、
該摺動ピン35を起立固定板30と移動板31に貫設した案内
穴36、37に摺動自在に装着している。起立固定板30に設
けた案内穴36は、摺動ピン35の軌道に対応した円弧状の
穴で、その下端36bに対し上端36aが左側に位置し、こ
の下端36bと上端36aとの左右方向の間隔が移動板31
(モータベース26)の移動距離に対応している。又、移
動板31に設けた案内穴37は、上下に長い直線状の穴35で
あり、欠歯歯車13と駆動歯車14の噛合状態で両案内穴3
6、37の下端36b、37bが重なり、又欠歯歯車13と駆動
歯車14の離隔状態で両案内穴36、37の上端36a、37aが
重なる様に設定している。従って、ハンドル34にて操作
杆32を介して梃子杆33を上下揺動し、その先端の摺動ピ
ン35が、案内穴36、37の下端36b、37bに位置した時に
両歯車13、14が噛合し(図14(a)参照)、上端36a、
37aに位置した時に駆動歯車14が欠歯歯車13より離脱す
る(図14(b)参照)。又、固定基板22において、モー
タベース26の重合しない左端部、及びモータベース26の
適所に設けた開口部から露出する部位と、かかる各部位
より所定長さ離間したモータベース26上の右側端部側の
適所には、コイルバネ38の各端部を掛止し、欠歯歯車13
より駆動歯車14を離脱する方向に付勢する様に成してい
る。通常、ハンドル34は、欠歯歯車13と駆動歯車14の噛
合状態を保持する様に、先端を踏板1の左側の横手に突
出しており、不用意にハンドル34が動かない様に、踏板
1の左側後方で左側へ突設した突片39とハンドル34の先
端同士を抜止め頭付きピン40で挿通連結し、該ピン40の
先端をスナップピン41で抜止めしている。尚、図におい
て、固定基板22の表面より上方突設した踏板1の化粧板
1bの一部を支持する支柱42は、モータベース26に設けた
大径な貫通孔43で囲繞され、同様に、モータベース26に
おいて固定基板22との接合面側に露出する駆動源3の固
定用ビスの頭部44は、固定基板22に設けた大径な貫通孔
45で囲繞され、モータベース26の摺動の障害とならない
様にしている。
【0013】次に、踏板1の作用について説明する。図
6〜8に示す様に、踏板1の格納状態においては、車両
ステップS下部後方の左側(踏板格納位置Y)に踏板1
右側のガイド部材12が車両ステップSの外側縁に平行と
なる様に踏板1を横向きに配置している。かかる状態で
は、支持アーム2の左側の当止め壁19が弾性を有するス
トッパー17に押さえ付けられて踏板1が静止しているた
め、安定した格納状態が保持されている。
【0014】上記格納状態において、駆動源3を作動さ
せると、駆動歯車14に噛合した欠歯歯車13が、これを固
定しているクランク軸9と共に図6において右回りに回
転して、これと同方向にクランク8を回転させる。クラ
ンク8に一端が枢着された連接杆10は、その他端が不動
の固定リンク7に枢着されているため、連接杆10は踏板
1の張出し方向に揺動し、連接杆10と共に揺動する支持
アーム2が支軸6を中心として同方向に回転して、踏板
1を踏板張出し位置Xへ回転移動させる(図1〜3参
照)。この踏板1の回転中に、車両ステップS下部前方
へ最初に張り出す踏板1の右側後端には、ガイド部材12
が後方へ突出しているため、踏板1が張出し完了するま
での間、車外で待機している人の足を踏板1の右側後方
で巻き込むことがない。踏板1が車両ステップSの下部
前方である踏板張出し位置Xに達すると、欠歯歯車13の
欠歯部13bに設けたノッチGXが、マイクロスイッチM
XのレバーLXを介してプランジャースイッチPXを押
圧(OFF)して駆動源3を停止させ、この時、ストッ
パー16がブラケット5の当止め壁18に当接して押し付け
られるため、踏板1の安定した張出し状態を保持する。
【0015】踏板1を格納するには、駆動源3を上記と
は逆回転にして作動させることにより、上記と逆の手順
により、車両ステップS下方に踏板1が格納される。踏
板1が踏板格納位置Yに復位すると、欠歯歯車13の欠歯
部13bに設けたノッチGY上にレバーLYが位置してプ
ランジャースイッチPYの押圧を解除する様に離間(O
FF)し、駆動源3を停止させる。
【0016】万一、踏板1の張出し状態で駆動源3が故
障した場合、踏板1の左側後部のハンドル34を突片39に
連結固定している抜止め頭付きピン40からスナップピン
41を抜き取ると共に、ハンドル34から抜止め頭付きピン
40を外してハンドル34の突片39との連結固定状態を解除
する。そして、ハンドル34を回転可能方向(下方)へ回
動操作(図14参照)して、駆動源3の駆動歯車14を欠歯
歯車13の歯部13aより離脱して噛合状態を解除し、踏板
1を手動で踏板格納位置Yへ回転移動し、この後、ハン
ドル34を前記と逆方向に回動操作して復位し、駆動歯車
14と欠歯歯車13とを噛合させ、車両走行中の振動で踏板
1が勝手に張り出さない様にする。
【0017】
【発明の効果】要するに本発明は、踏板張出し位置Xと
踏板格納位置Yとの間で踏板1を往復移動自在に設ける
と共に、踏板1の往復移動手段4に連繋した駆動源3を
踏板1の底部1aに設けたので、車両ステップSが地上に
近接して低い位置に設定されていても、踏板1に駆動源
3等の設置スペースを確保でき、この様に補助ステップ
として必須の踏板1を有効的に利用できるため、従来の
様に車両側に駆動部の取付けスペースを考慮する必要が
なく容易に踏板1を取付けできる。
【0018】往復移動手段4は、踏板張出し位置Xと踏
板格納位置Yとの間を同一水平面上で踏板1を揺動させ
る様に構成した機構、例えば踏板1の後部に突設した支
持アーム2の先端2aを車両ステップS下部に設けた固定
リンク7の基端に枢着し、駆動源3に連繋したクランク
8の基端を踏板1底部1aに枢着し、クランク8と固定リ
ンク7の先端を連接杆10で枢着連結して成るので、車両
側に取付けられた固定リンク7が不動なため、駆動源3
の作動によるクランク8の正逆回転に応じ、クランク8
と固定リンク7間に枢着連結された連接杆10と共に支持
アーム2が固定リンク7の基端(支軸6)を中心に踏板
格納位置Yと踏板張出し位置Xとの間を往復角運動し
て、踏板1を踏板張出し位置Xと踏板格納位置Yとの間
を同一水平面上で揺動させることができ、簡単な構成に
て踏板1に設けた駆動源3の動力を変換して、前記の如
く踏板1を動作させることができる。
【0019】踏板1を踏板張出し位置X及び踏板格納位
置Yで当止めするストッパー16、17を設けたので、往復
移動手段4にて揺動する踏板1を定位置で張出し又は格
納できると共に、その張出し状態及び格納状態を安定的
に保持でき、張出し中の踏板1の踏み込み時や車両走行
中に振動が伝わる格納時においても踏板1がガタつくこ
とを抑止でき、いずれの状態にあっても安全である。
【0020】横向きに格納配置された踏板1において、
車両外側に対応する側部に後方へ延出したガード部材12
を設けたので、踏板格納位置Yで横向きに配置している
踏板1が踏板張出し位置Xへ回転移動する時に、最初に
車両ステップS前方へ張り出す側(ガード部材12を配置
した側部)の踏板1後部に、車外で踏板1の張出し完了
まで待機している人の足が入り込む余地がないため、足
が張出し完了した踏板1と車両ステップSとの間に挟ま
れる危険がない。
【0021】クランク軸9に固定した欠歯歯車13に、駆
動源3の駆動歯車14を係脱自在に設けて成るので、万
一、踏板1の張出し状態で駆動源3が故障した場合、駆
動歯車14を欠歯歯車13から離脱させることにより、踏板
1を手動で踏板格納位置Yへ格納でき、その後駆動歯車
14を欠歯歯車13に噛合することで、踏板1が車両走行中
に生ずる振動等で勝手に張り出すこともなく、支障なく
車両を走行させることができる等その実用的効果甚だ大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】踏板の格納状態及び張出し状態を示す簡略図で
ある。
【図2】踏板の張出し状態を示す一部破断平面図であ
る。
【図3】図2の底面図である。
【図4】図2のAーA断面図である。
【図5】図2の一部破断正面図である。
【図6】踏板の格納状態を示す一部破断平面図である。
【図7】図6の底面図である。
【図8】図6のBーB断面図である。
【図9】往復移動手段の変形例を示す図である。
【図10】駆動歯車が欠歯歯車に噛合した状態を示す踏
板の要部拡大平面図である。
【図11】図10の底面図を示す図である。
【図12】駆動歯車が欠歯歯車より離脱した状態を示す
踏板の要部拡大平面図である。
【図13】図12の底面図を示す図である。
【図14】ハンドルの操作過程を示す要部断面図であ
り、(a) は駆動歯車が欠歯歯車に噛合した状態を示す
図、(b) は駆動歯車が欠歯歯車より離脱した状態示す図
である。
【図15】従来技術を示す簡略図である。
【符号の説明】
1 踏板 1a 底部 3 駆動源 4 往復移動手段 12 ガード部材 16 ストッパー 17 ストッパー S 車両ステップ X 踏板張出し位置 Y 踏板格納位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ステップ下部後方と下部前方の夫々
    に対応した踏板格納位置と踏板張出し位置との間を往復
    移動自在に設けた踏板と、該踏板の底部に設けた駆動源
    と、該駆動源に連繋した踏板の往復移動手段とから成る
    ことを特徴とする車両用格納式補助ステップ。
  2. 【請求項2】 往復移動手段は、踏板張出し位置と踏板
    格納位置との間を同一水平面上で踏板を揺動させる様に
    構成した機構から成ることを特徴とする請求項1記載の
    車両用格納式補助ステップ。
  3. 【請求項3】 踏板を踏板張出し位置及び踏板格納位置
    で当止めするストッパーを設けたことを特徴とする請求
    項2記載の車両用格納式補助ステップ。
  4. 【請求項4】 横向きに格納配置された踏板において、
    車両外側に対応する側部に後方へ延出したガード部材を
    設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の車両用格
    納式補助ステップ。
  5. 【請求項5】 クランク軸に固定した歯車に、駆動源の
    駆動歯車を係脱自在に設けて成ることを特徴とする請求
    項2、3又は4記載の車両用格納式補助ステップ。
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