JP2002237483A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2002237483A
JP2002237483A JP2001031283A JP2001031283A JP2002237483A JP 2002237483 A JP2002237483 A JP 2002237483A JP 2001031283 A JP2001031283 A JP 2001031283A JP 2001031283 A JP2001031283 A JP 2001031283A JP 2002237483 A JP2002237483 A JP 2002237483A
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秀之 数見
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学 枝村
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和幸 池永
Atsushi Otake
大嶽  敦
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    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge

Abstract

(57)【要約】 【課題】 VHFまたはUHF帯の高周波を用いてプラ
ズマを生成する場合、各種パラメータの広範囲の変化に
対応し、被処理物4全体にわたり高密度、高均一性を持
ったプラズマを実現することを可能にしたプラズマ処理
装置を提供する。 【解決手段】 真空容器1と、真空容器1の内部に形成
された処理室2と、処理室2にガスを供給するガス供給
路5と、処理室2内にあって被処理物4を支持する支持
電極3と、処理室2内にUHFまたはVHF帯の高周波
を導出するディスク状アンテナ11と、ディスク状アン
テナ11に高周波を供給する高周波導波路8と、処理室
2とディスク状アンテナ11との間を仕切る誘電材料の
導入窓14とを備え、ディスク状アンテナ11と導入窓
14との間にあって、ディスク状アンテナ11周縁部に
側面を接触状態にして配置したリング状導体13を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ処理装置
に係り、特に、ガス種、ガス圧力、高周波電力等の各種
パラメータの広範囲な設定に対して、高密度で、高均一
性のプラズマを発生させ、被処理物のプラズマ処理を良
好に実施することを可能にしたプラズマ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、超高密度集積回路(ULSI)に
おいては、各部の構成要素の微細化、これらの構成要素
の高集積回路化が急速に進み、0.13μm程度の微細
構造のものが開発されるようになった。また、このよう
な超高密度集積回路を形成する半導体ウエハにおいて
は、径が300mm程度の大口径のものが出現してお
り、DRAM(ダイナミックRAM)やフラッシュメモ
リだけでなく、システム高密度集積回路(LSI)に対
して、エッチング技術においても、高精度のエッチング
が可能な処理装置や大口径ウエハの処理が可能な処理装
置が求められている。
【0003】このような求めに応じて、プラズマ処理に
おいては、大処理面積を高均一に処理できるだけでな
く、高度な制御特性を有するものが必要になる。すなわ
ち、プラズマ処理装置においては、プラズマ処理部が微
細化され、かつ、加工寸法に対する規格が厳蜜になって
きている。例えば、プラズマ処理によるエッチングにお
いては、微細パターンの底部に正電荷が蓄積することに
よって起こる「ノッチ」という形状異常の発生を防ぐ必
要がある。ところで、エッチングに使用されるCl2
BCl3 、SF6 等の負性ガスでは、エッチング処理時
に負イオンが形成されるが、形成された負イオンが微細
パターンの底部に蓄積された正電荷を中和する働きがあ
る。この負イオンは、電子温度が低いほど形成され易く
なるので、低電子温度プラズマの実現が求められてお
り、この低電子温度プラズマはVHFまたはUHF帯の
高周波を用いたプラズマ処理装置によって実現される。
【0004】プラズマ処理装置に供給される高周波は、
その周波数に着目した場合、周波数が10MHz以下で
あれば、アンテナや対向電極とプラズマとが容量結合す
ることによりプラズマが生成される。このとき、高周波
の波長は、アンテナの径に比べて十分長く、アンテナに
電位分布が生じないため、プラズマはアンテナ前面にわ
たってほぼ均一に生成される。
【0005】これに対し、プラズマ処理装置に供給され
る高周波の周波数がVHF帯以上の周波数になると、高
周波の波長が短くなり、アンテナの径に比べて長くなく
なるので、アンテナ前面におけるプラズマ分布の均一性
が損なわれるようになる。
【0006】ここで、図12は、VHFやUHF帯の高
周波を用いた既知のプラズマ処理装置の要部構成の一例
を示す断面図である。
【0007】図12において、50は筐体、51は真空
容器、52は処理室、53は支持台(電極)、54は被
処理物(ウエハ)、55はガス導入路、56は排気路、
57は第1高周波発生源、58は高周波導波路、59は
整合器、60はシールド体、61はディスク状アンテ
ナ、62は誘電材料、63は磁場形成部、64は導入
窓、65はガス分散板、66は第2高周波発生源であ
る。
【0008】そして、筐体50は、内部に真空容器51
が配置される。真空容器51は、内側に処理室52が形
成され、下部に真空排気を行う排気路56が結合され
る。処理室52は、内部に被処理物54を載置した支持
台53が配置され、広口開口部にガス分散板65を介し
て導入窓64が設けられ、広口開口部を封止している。
ガス導入路55は、ガス分散板65に結合され、ガス分
散板65を通してガスを処理室52内に供給する。ディ
スク状アンテナ61は、導入窓64上に配置され、誘電
材料62とともにシールド体60によって覆われる。高
周波導波路58は、シールド体60及び筐体50の貫通
孔を通してディスク状アンテナ61と外部の第1高周波
発生源57とを接続するもので、一端がディスク状アン
テナ61に結合され、他端が整合器59を通して第1高
周波発生源57に接続され、第1高周波発生源57が発
生するUHF帯(またはVHF帯)の高周波をディスク
状アンテナ61に供給する。磁場形成部63は、筐体5
0内部に配置され、処理室52内に磁場を供給する。第
2高周波発生源66は、支持台53に接続され、第2高
周波発生源66が発生するUHF帯(またはVHF帯)
の高周波を支持台53に供給する。
【0009】前記構成によるプラズマ処理装置におい
て、ガス導入路55からガスを処理室52内に供給し、
第1高周波発生源57からディスク状アンテナ61に高
周波を供給するとともに、第2高周波発生源66から支
持台53に高周波を供給し、磁場形成部63から処理室
52に磁場を供給すると、処理室52内にプラズマが発
生する。このプラズマは、被処理物54に照射され、被
処理物54の表面領域をプラズマ処理する。
【0010】この場合、高周波がUHF帯(またはVH
F帯)のものであるため、高周波は、電磁波の様相を呈
し、プラズマ密度とカットオフ周波数との関係からプラ
ズマ表面領域のみを伝播し、吸収されるようになる。そ
して、高周波は、単にディスク状アンテナ61から放射
されるだけでなく、プラズマ領域表面のシース部分や高
周波導波路58内に定在波を形成し、プラズマ領域表面
の大きさやその形状に依存した電界分布を示す。かかる
高周波の電界を所望の分布、例えば被処理物54の長さ
(径)方向に平坦な分布になるようにするには、ディス
ク状アンテナ61の下部領域だけでなく、被処理物54
の周辺領域の電界にも注意しなければならない。これ
は、被処理物54の周辺領域に生じる高周波の電界は、
大きくなり易い性質を有しており、周辺領域に一旦プラ
ズマが生成されると、高周波がそのプラズマ生成領域に
集中するようになるため、プラズマ密度が益々大きくな
るからである。
【0011】図13(a)乃至(d)は、かかる高周波
の電界の発生状況の一例を示す説明図であって、(a)
はプラズマ処理装置の一部分の断面構成図、(b)はそ
の部分における電界強度の発生状態、(c)はディスク
状アンテナ61の径方向における電界の状態、(d)は
ディスク状アンテナ61の径方向における吸収パワーの
状態をそれぞれ示すものであり、高周波周波数fが45
0MHzで、導入窓64が石英(比誘電率3.5)によ
って形成されているときのものである。
【0012】図13(a)において、67はシース領域
であり、その他、図12に図示された構成要素と同じ構
成要素については同じ符号をつけている。また、図13
(c)において、横軸はmで表した被処理物54の中心
からの距離であり、縦軸は中心部の電界Ecenter
に対する任意の位置の電界Eedgeとの比であり、図
13(d)において、横軸はmで表した被処理物54の
中心からの距離であり、縦軸は電磁波からプラズマに伝
達されるパワー(吸収パワー)である。
【0013】図13(b)に示されるように、UHF帯
の高周波は、導入窓64とシース領域(プラズマ表面領
域)64を伝播する。このとき、図13(c)に示され
るように、導入窓64の直下の電界は、中心からの距離
110mmのところで節を持った分布となり(TM01
ード)、被処理物54の周辺部分にも電界Eedgeが
存在し、かつ、プラズマ密度が上昇変化する特性になる
と、UHF帯の高周波がその部分に集中し、その部分の
プラズマ密度が上昇し、それによりUHF帯の高周波は
益々集中するようになる。その結果、図13(d)に示
されるような特性になり、高周波パワー(密度)を変化
させたときに、高周波のプラズマへの吸収パワー、プラ
ズマ密度分布が変化する特性になる。
【0014】このように、VHFやUHF帯の高周波を
用いた既知のプラズマ処理装置は、アンテナ前面におけ
るプラズマ分布の均一性が損なわれるだけでなく、高周
波パワー(密度)が変化することにより、プラズマ密度
分布が変化するようになる。
【0015】この他に、VHFまたはUHF帯の高周波
を用いたプラズマ処理装置には、プラズマ発生状態を一
部分に改良したものがいくつか知られている。その中の
第1のものは、特開2000−195843号に開示の
プラズマ処理装置であって、被処理物であるウエハと対
向した位置に誘電材料を介してディスク状対向電極を配
置しているものであり、その中の第2のものは、特開平
7−307200号に開示のプラズマ処理装置であっ
て、高周波を供給するアンテナ構造を、中心から外周方
向に放射状に延びる複数のアンテナと外周の中心方向に
延びる複数のアンテナとが互いに食い違うように構成し
ているものであり、その中の第3のものは、特開平10
−12396号に開示のプラズマ処理装置であって、被
処理物に供給されるプラズマの均一性を解決するため
に、アンテナ構造を、内側アンテナ導体と外側アンテナ
導体との高さ方向の位置や長さを変えた共振器構造にし
ているものであり、その中の第4のものは、特開200
0−195843号に開示のプラズマ処理装置であっ
て、被処理物に供給されるプラズマの均一性を解決する
ために、被処理物であるウエハと対向した位置にあるデ
ィスク状対向電極(アンテナ)に、環状かつ溝状のプラ
ズマトラップを設け、ウエハ上のプラズマ分布を制御す
るようにしているものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記第1のプラズマ処
理装置は、アンテナと対向電極との間に誘電材料を配置
し、対向電極における高周波の電位分布を緩和しようと
するものであるが、高周波の電位分布に依存した容量結
合によるプラズマの生成によって、対向電極の表面を伝
播する電磁波によるプラズマ生成が支配的になり、対向
電極における高周波の電位分布を緩和の効果は比較的小
さいものである。
【0017】前記第2のプラズマ処理装置は、放射状の
アンテナを用いているため、アンテナの外周方向に向か
うに従ってアンテナ導体の間隔が広くなり、その部分の
電界が弱くなるだけでなく、アンテナ導体が存在する箇
所と存在しない箇所では、電磁波の境界条件が異なって
いるので、電界はアンテナの周方向に対して一定になら
ないものである。
【0018】前記第3のプラズマ処理装置は、要求され
る共振器構造が形成されたとき、アンテナから放射され
た強い電磁波がシース領域内を伝播するため、アンテナ
放射パターンとシース領域内の電界パターンとは異なる
ものになり、必ずしもプラズマ分布を均一にすることが
できるとは限らないものである。
【0019】前記第4のプラズマ処理装置は、対向電極
に設けたプラズマトラップがプラズマ発生領域に形成さ
れているもので、対向電極から放射された電磁波がプラ
ズマトラップで強められ、プラズマトラップ周辺のプラ
ズマ密度が高くなり、その領域の高密度のプラズマが被
処理物の周辺部分に拡散し、プラズマトラップを設けて
いないものに比べ、被処理物全体にわたり均一なプラズ
マが得られるものであるが、プラズマがプラズマトラッ
プの溝内に侵入するため、より均一なプラズマを得るこ
とが難しいものである。
【0020】このように、VHFやUHF帯の高周波を
用いた既知のプラズマ処理装置は、被処理物の配置範囲
内に均一なプラズマを生成させることが難しいだけでな
く、被処理物の周辺部分のプラズマが各種パラメータの
変化によって変動しないようにする配慮を欠いているも
のである。
【0021】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、VHFまたはUHF帯の
高周波を用いてプラズマを生成する場合、各種パラメー
タの広範囲の変化に対応して、被処理物全体にわたり高
密度、高均一性を持ったプラズマを実現することを可能
にしたプラズマ処理装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によるプラズマ処理装置は、真空容器と、真
空容器の内部に形成された処理室と、処理室にガスを供
給するガス供給路と、処理室内にあって被処理物を支持
する支持電極と、処理室内にUHFまたはVHF帯の高
周波を導出するディスク状アンテナと、ディスク状アン
テナに高周波を供給する高周波導波路と、処理室とディ
スク状アンテナとの間を仕切る誘電材料の導入窓とを備
えるものであって、ディスク状アンテナと導入窓との間
にあって、ディスク状アンテナ周縁部に側面を接触状態
にして配置したリング状導体を有している手段を具備す
る。
【0023】前記手段によれば、ディスク状アンテナに
側面が接触するようにリング状導体を配置し、リング状
導体のリング内に高周波の定在波を発生させるようにし
たもので、それによりリング内の電界強度が強くなり、
周辺部分の電界強度が相対的に低下するので、高周波パ
ワー(密度)が変化したとしても、プラズマへの吸収パ
ワーの変動、すなわちプラズマ分布の変動を小さくする
ことができる。
【0024】また、前記手段において、導入窓に誘電材
料の第2導入窓を重なり合うように配置し、導入窓の誘
電材料と第2導入窓の誘電材料とを異なる誘電率を有す
るもので構成することができる。
【0025】このような手段を採用すれば、ディスク状
アンテナ直下の高周波の定在波が強まり、プラズマ表面
領域の定在波を強めることができ、前記手段の機能を増
大させることができる。
【0026】さらに、前記手段において、ディスク状ア
ンテナに、ディスク状アンテナと導入窓との間隔または
ディスク状アンテナと導入窓及び第2導入窓との間隔を
調整可能なアンテナ昇降手段を結合した構成にすること
ができる。
【0027】このような手段を採用すれば、ディスク状
アンテナ直下の高周波の定在波の節の位置をディスク状
アンテナの径方向に移動させることができ、それにより
プラズマ分布の状態を自由に変化させ、ガス種や加工膜
種に応じたプラズマ分布を実現することができる。
【0028】また、前記手段において、リング状導体の
リング内径を、リング内部を伝播する高周波波長の2分
の1の整数倍の±10%の範囲内に設定した構成にする
ことができる。
【0029】このような手段を採用すれば、ディスク状
アンテナ直下の高周波の定在波を強めることができ、そ
の位置におけるプラズマの生成が容易になる。
【0030】さらに、前記手段において、ディスク状ア
ンテナの中央部分におけるリング状導体のリングで囲ま
れた領域内に、リング状導体の高さに等しい高さを有す
る突起状または円柱状導体を配置した構成にすることが
できる。
【0031】このような手段を採用すれば、ディスク状
アンテナの中央部分の高周波の電界を強めることがで
き、被処理物の中央部分の処理速度を高めることができ
る。
【0032】また、前記手段において、導入窓の中央部
分におけるリング状導体のリングで囲まれた領域内に、
リング状導体の高さに近接した高さを有するリング状ま
たは円柱状誘電材料を配置した構成にすることができ
る。
【0033】このような手段を採用すれば、ディスク状
アンテナの中央部分の高周波の電界の窪みをなくすこと
ができ、中央部分の高周波の電界の均一化を図ることが
できる。
【0034】さらに、前記手段において、ディスク状ア
ンテナ及び高周波導波路を、ディスク状アンテナの半径
をa、高周波導波路の実効半径をRdとしたとき、a/
Rdが0.4以下または0.6以上になるような寸法に
設定することができる。
【0035】このような手段を採用すれば、ディスク状
アンテナの周辺部分の高周波の電界を低減させ、その部
分のプラズマ分布を低減することにより、各種パラメー
タの広範囲の変化にも係わらず、被処理物全体にわたり
高密度、高均一性を持ったプラズマを安定に生成させる
ことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0037】図1は、本発明によるプラズマ処理装置の
第1の実施の形態に係わるもので、その要部構成を示す
断面図である。
【0038】図1において、1は真空容器、2は処理
室、3は支持台(支持電極)、4は被処理物、5はガス
導入路、6は排気路、7は第1高周波発生源、8は高周
波導波路、9は整合器、10はシールド体、11はディ
スク状アンテナ、12は誘電材料、13はリング状導
体、14は導入窓、15はガス分散板、16は第2高周
波発生源、17は充填材料、18は磁場形成部、19は
筐体である。
【0039】そして、この実施の形態によるプラズマ処
理装置は、筐体19を有し、筐体19内に真空容器1が
配置される。真空容器1は、内側に処理室2が形成さ
れ、下部に真空排気を行う排気路6が結合される。処理
室2は、内部に被処理物4を載置した支持台3が配置さ
れ、広口開口部にガス分散板15を介して導入窓14が
設けられ、それにより広口開口部が封止されている。ガ
ス導入路5は、ガス分散板15に結合され、ガス分散板
15を通してガスを処理室2内に供給する。ディスク状
アンテナ11は、リング状導体13を介して導入窓14
上に配置され、周辺に誘電材料12が配置され、誘電材
料12とともにシールド体10によって覆われている。
リング状導体13は、一方の側面がディスク状アンテナ
11の周辺部分に接触し、他方の側面が導入窓14に接
触しており、リング内に充填材料17が充填されてい
る。高周波導波路8は、シールド体10及び筐体19の
貫通孔(図番なし)を通してディスク状アンテナ11と
外部にある第1高周波発生源7とを接続するもので、一
端がディスク状アンテナ11の中心部に結合され、他端
が整合器9を通して第1高周波発生源7に接続される。
第1高周波発生源7は、UHF帯(またはVHF帯)の
高周波を発生し、高周波導波路8を通してディスク状ア
ンテナ11に供給する。磁場形成部18は、筐体19の
内部に配置され、処理室2内に磁場を供給する。外部に
ある第2高周波発生源16は、支持台3に接続される。
第2高周波発生源16は、UHF帯(またはVHF帯)
の高周波を発生し、支持台3に供給する。
【0040】前記構成による第1の実施の形態によるプ
ラズマ処理装置の基本的な動作は、図12に図示された
既知のプラズマ処理装置の動作と殆ど同じで、ガス導入
路5に導入された処理ガスをガス分散板15を通して処
理室2内に供給し、第1高周波発生源7から出力された
UHF帯(またはVHF帯)の高周波、例えば周波数4
50MHzの高周波を整合器9及び高周波導波路8を通
してディスク状アンテナ11に供給してディスク状アン
テナ11の下側部分に高周波電界を発生させ、同時に、
第2高周波発生源16から出力されたUHF帯(または
VHF帯)の高周波、例えば周波数450MHzの高周
波を支持台3に供給し、磁場形成部18から処理室2に
磁場を供給すると、処理室2内にプラズマが生成され
る。このプラズマは、被処理物4に照射され、被処理物
4の表面領域がプラズマ処理されるものである。
【0041】この場合、ディスク状アンテナ11の周辺
部分に側面が接触するようにリング状導体13を配置す
るようにしたので、そのリング内に高周波の定在波が形
成され、リング内の電界を強めることができ、相対的に
リング状導体11の周辺部の電界を弱めることができ
る。
【0042】ここで、図8(a)、(b)は、第1の実
施の形態によるプラズマ処理装置の電界分布及び吸収パ
ワーの状態を示す特性図であって、(a)は電界分布、
(b)は吸収パワーを表しているものである。
【0043】図8(a)において、横軸はmで表したデ
ィスク状アンテナ11における中心からの距離、縦軸は
ディスク状アンテナ11の中心の電界E0 (Ecent
er)で規格化した各部の電界E1 (Eedge)、E
1 /E0 である。また、図8(b)において、横軸はm
で表したディスク状アンテナ11における中心からの距
離、縦軸は高周波からプラズマに移行される吸収パワー
を示す。
【0044】第1の実施の形態によるプラズマ処理装置
は、図8(a)に示されるように、電界分布が、ディス
ク状アンテナ11の中心が最も高く、中心から周辺に行
くに従って順次低くなり、最外周部分でほぼゼロになっ
ており、また、図8(b)に示されるように、吸収パワ
ーが、中心付近で比較的大きく、周辺に行くに従って順
次小さくなり、最外周部分に近い部分から外でほぼゼロ
になっている。そして、第1の実施の形態によるプラズ
マ処理装置の吸収パワーは、図12に図示のリング状導
体11を有しないプラズマ処理装置における同じく図1
3(d)に図示の吸収パワーに比べて周辺部分の吸収パ
ワーが大幅に低下した特性になっているので、高周波パ
ワー(密度)を変化したとしても、吸収パワー、すなわ
ちプラズマ分布の変化が小さくなり、プロセスパラメー
タに依存するプラズマ分布の変化を少なくすることがで
きる。
【0045】次に、図2は、本発明によるプラズマ処理
装置の第2の実施の形態に係わるもので、ディスク状ア
ンテナ11の配置部分の要部構成を示す断面図である。
【0046】図2において、20は第2導入窓であり、
その他、図1に示された構成要素と同じ構成要素につい
ては同じ符号をつけている。
【0047】第2の実施の形態によるプラズマ処理装置
は、第1の実施の形態によるプラズマ処理装置の導入窓
14とリング状導体13との間に第2導入窓20を配置
し、第2導入窓20を構成する誘電材料の誘電率を、導
入窓14を構成する誘電材料の誘電率と異ならせている
ものであり、その他の構成は第1の実施の形態によるプ
ラズマ処理装置と同じである。なお、第2導入窓20
は、誘電材料によって形成するものの他に、空隙によっ
て形成すものであってもよい。
【0048】第2導入窓20は、空隙によって形成した
場合、この空隙が2つの役割を果たしている。その1つ
の役割は、ディスク状アンテナ11の下側に強い電界を
形成することであり、もう1つの役割は、プラズマ側か
ら見て、導入窓14の誘電率が実質的に低く見えるよう
にしていることである。
【0049】既に述べたように、UHF帯(またはVH
F帯)の高周波は、プラズマ表面に形成されるシース領
域中を伝播する。このシース領域の比誘電率εは、シー
ス領域内のプラズマ密度をnes、素電荷をe、真空中の
誘電率をε0 、電子の質量をme 、高周波の角周波数を
ωとしたとき、ε=1−nes2 /ε0 e ω2 にな
り、1以下の値となる。このため、ディスク状アンテナ
11とプラズマ表面との間には、空気もしくは真空層か
らなる第2導入窓20(ε=1)と、石英からなる導入
窓14(ε=3.5)と、シース領域(ε<1)とから
なる3層構造が設けられる。このような3層構造を設け
ることにより、ディスク状アンテナ11の直下領域にお
ける高周波の定在波が強くなり、それによりプラズマ表
面の定在波が強くなって、その領域のプラズマ密度を高
めることができる。
【0050】このとき、リング状導体13のリング内に
充填されている誘電材料12中の高周波波長λは、誘電
材料12の比誘電率をεr 、真空中の高周波波長をλ0
としたとき、λ=λ0 /εr 1/2 になり、また、導入窓
14の厚さをd1、導入窓14の比誘電率をεr1、空隙
または第2導入窓20の厚さをd2、その比誘電率をε
r2としたとき、総合した導入窓14、20の誘電率ε
は、実質的に、ε=εr1 1/2 ×{d1/(εr1 1/2 d1
+εr2 1/2 d2)}×εr1になる。
【0051】ここで、図9(a)乃至(c)は、第2の
実施の形態のプラズマ処理装置における高周波電界の発
生状況の一例を示す説明図であって、(a)はプラズマ
処理装置の一部分の断面構成図、(b)は空隙または第
2誘電体20の厚さd2に依存するシース領域内におけ
る電界の発生状態、(c)は空隙または第2誘電体20
の厚さd2に依存するディスク状アンテナ11の径方向
の電界の状態である。
【0052】図9(a)において、2’はシース領域で
あり、その他、図2に示された構成要素と同じ構成要素
については同じ符号をつけている。
【0053】図9(b)において、横軸はmで表したデ
ィスク状アンテナ11の中心からの距離であり、縦軸は
ディスク状アンテナ11の中心の電界|Ecenter
|と、各部の電界|E|との比、すなわち|E|/|E
center|であって、シース領域2’内の電界の径
方向成分Erと高さ方向成分Ezを表しているものであ
る。そして、上段は空隙または第2導電窓20がない
(d2=0)場合、下段は空隙または第2導電窓20の
厚さが20mm(d2=20)の場合の特性図である。
【0054】図9(c)において、横軸はmで表したデ
ィスク状アンテナ11の中心からの距離であり、縦軸は
ディスク状アンテナ11の中心の電界|Ecenter
|で規格化した各部の電界、すなわちディスク状アンテ
ナ11の中心の電界E0 (Ecenter)で規格化し
た各部の電界E1 (Eedge)、すなわち|E|(n
ormalized)である。り、空隙または第2導電
窓20がない(d2=0)場合と、空隙または第2導電
窓20の厚さが10mm(d2=10)、20mm(d
2=20)、30mm(d2=30)である場合の特性
図である。
【0055】図9(b)に示されるEr成分とEz成分
は、プラズマ中の波長をβ、0次のベッセル関数を
0 、1次のベッセル関数をJ1 としたとき、Er成分
はJ1 (βr)に依存し、、Ez成分はJ0 (βr)に
依存するもので、TM01モードと同じになる。いま、高
周波の周波数を450MHzにした場合、真空中におけ
る高周波の1/4波長は166mmになり、石英中にお
ける高周波の1/4波長は88mmになる。この場合、
図9(b)に示されるように、空隙または第2導電窓2
0の厚さd2を増やすにつれて、Ez成分はその節の位
置が外側方向に移動し、実効的に高周波の波長が伸びて
いるのが判る。例えば、高周波の周波数が450MHz
にした場合、導入窓14として厚さd2=35mmのも
のを用いたとすると、図9(c)に示されるように、空
隙または第2導電窓20がない場合(d2=0)のとき
に、r=150mm点の電界強度が低下しているが、空
隙または第2導電窓20として厚さd2=10mm以上
のもの設けると、|E|(normalized)が比
較的均一な特性になる。
【0056】これまでの例では、導入窓11の比誘電率
εr1と、第2導入窓20の比誘電率εr2との間で、εr1
>εr2を満たす場合を挙げて説明したが、このような関
係は使用される高周波周波数や導入窓11の比誘電率ε
r1、第2導入窓20の比誘電率εr2等によって変わるも
ので、以下のように一般化される。
【0057】すなわち、導入窓11及び第2導入窓20
における比誘電率εr1、εr2の大きさ及びその厚さd2
は、使用される高周波の波長と加工する被処理物4の大
きさ(半径R)によって次のように一般化される。この
場合、被処理物4の半径Rは、シース領域2’内におけ
る高周波の実効的な波長の1/4程度になるようにすれ
ばよく、前述の記号を用いれば、次のように表される。
【0058】(1−1/10)R<(λ0 /4/εr1
1/2 )×{εr1 1/2 ×d1/(εr1 1/ 2 d1+εr2 1/2
d2)}<(1+1/10)R 例えば、UHFより波長の長いVHF帯の高周波を用
い、導入窓11として石英(比誘電率=3.5)を用い
たとき、直径300φの均一なプラズマを実現するため
には、第2導入窓20として前の場合と反対に比誘電率
の高いアルミナ(比誘電率=9.6)を用いることがで
きる。
【0059】次いで、図3は、本発明によるプラズマ処
理装置の第3の実施の形態に係わるもので、ディスク状
アンテナ11の配置部分の要部構成を示す断面図であ
る。
【0060】図3において、21は空隙部、22は調整
可能なアンテナ昇降手段であり、その他に、図1に示さ
れた構成要素と同じ構成要素については同じ符号をつけ
ている。
【0061】第3の実施の形態によるプラズマ処理装置
は、第1の実施の形態によるプラズマ処理装置の導入窓
14とリング状導体13との間に空隙部21を設けてお
り、シールド体10を通してディスク状アンテナ11に
達する調整可能なアンテナ昇降手段22が結合配置して
いるものであり、その他の構成は第1の実施の形態によ
るプラズマ処理装置と同じである。
【0062】第3の実施の形態によるプラズマ処理装置
は、アンテナ昇降手段22を設けているもので、アンテ
ナ昇降手段22がシールド体10に螺合されている。そ
して、アンテナ昇降手段22の回動によってディスク状
アンテナ11が昇降し、ディスク状アンテナ11及びリ
ング状導体13と導入窓14との配置間隔が可変にさ
れ、その間に空隙部21を設けられる。アンテナ昇降手
段22の調整によりディスク状アンテナ11が昇降する
と、ディスク状アンテナ11と導入窓14との間に空隙
21が形成され、その空隙21の厚さはアンテナ昇降手
段22の調整により変化する。
【0063】第2の実施の形態の説明で述べたように、
空隙21の厚さが増すと、プラズマ側から見た導入窓1
4の実効的な誘電率が低下するので、プラズマ表面に形
成される高周波の電界分布の節が周辺方向に移動する。
周辺部分のプラズマ密度を上昇させたいときは、空隙2
1の厚さを増大する方向にディスク状アンテナ11を移
動させればよい。一方、周辺部分のプラズマ密度を低下
させたいときまたはプラズマ密度を径方向に凸状の分布
にしたいときは、空隙21の厚さが低減する方向にディ
スク状アンテナ11を移動させればよい。
【0064】ここで、磁場形成部18が発生する外部磁
場Bの役割について説明する。
【0065】高周波がプラズマに供給するパワー(吸収
パワーと呼ばれる)の密度pは、導電率をσ、Eの共役
複素ベクトルをE* としたとき、p=σEE* で表わさ
れ、p〜|E|2 +α|E×B|の形になる。高周波と
してUHF帯のものを用いた場合、TM01モードになる
ので、円柱座標で表現したとき、角度成分θがなく、E
=(Er、0、Ez)になる。外部磁場Bとして、B=
(Br、0、Bz)を用いたとき、中心部分(r=0)
のプラズマ分布付近を強めようとすると、Brの強い磁
場分布を用いればよく、また、中間部分を強めようとす
ると、Erの山の位置においてBzが強くなる磁場分布
を用いればよい。
【0066】第3の実施の形態によるプラズマ処理装置
においては、アンテナ昇降手段22の調整により電界分
布が所望の分布になるように調整し、さらに、外部磁場
Bの強度とその分布の調整により、|E×B|を変え、
吸収パワー分布、すなわちプラズマ分布を凸状、平坦
状、凹状になるように自由に変えることができる。これ
らの調整機能によって、種々のガス種や加工膜種に適し
たプラズマ分布を実現することが可能になる。
【0067】続く、図4は、本発明によるプラズマ処理
装置の第4の実施の形態に係わるもので、ディスク状ア
ンテナ11の配置部分の要部構成を示す断面図である。
【0068】図4において、13Rはリング状導体13
のリング部内径であり、その他、図2に示された構成要
素と同じ構成要素については同じ符号をつけている。
【0069】第4の実施の形態によるプラズマ処理装置
は、第2の実施の形態によるプラズマ処理装置のリング
状導体13のリング部内径13Rを、充填材料17内の
高周波波長の1/2の整数倍程度に選んでいるものであ
り、その他の構成は第2の実施の形態によるプラズマ処
理装置と同じである。
【0070】第4の実施の形態によるプラズマ処理装置
は、リング状導体13のリング部内径13Rを充填材料
17内の高周波波長の1/2の整数倍程度に選択してい
るもので、このような選択を行った場合、リング状導体
13のリングで囲まれた領域に形成される高周波の定在
波の強度を、それ以外の領域に形成される高周波の定在
波の強度よりも強めることにより、ディスク状アンテナ
11の下部領域のプラズマ分布の大きさを他の領域のプ
ラズマ分布よりも大きくすることができる。
【0071】続いて、図5は、本発明によるプラズマ処
理装置の第5の実施の形態に係わるもので、ディスク状
アンテナ11の配置部分の要部構成を示す断面図であ
る。
【0072】図5において、23は突起状または円柱状
導体であり、その他、図1に示された構成要素と同じ構
成要素については同じ符号をつけている。
【0073】第5の実施の形態によるプラズマ処理装置
は、第1の実施の形態によるプラズマ処理装置のディス
ク状アンテナ11の中央部に、リング状導体13のリン
グ部の高さに略等しい高さを有する突起状または円柱状
導体23を設けているものであり、その他の構成は第1
の実施の形態によるプラズマ処理装置と同じである。
【0074】また、図10は、第5の実施の形態のプラ
ズマ処理装置によるディスク状アンテナ11の径方向の
電界分布の変化状態を示す特性図である。
【0075】図10において、横軸はmで表したディス
ク状アンテナ11の中心からの距離であり、縦軸はディ
スク状アンテナ11の中心の電界|Ecenter|
と、各部の電界|Eedge|との比、すなわち|Ee
dge|/|Ecenter|であって、突起状または
円柱状導体23の高さhを、0から34.5mmの範囲
内で変化させたときの特性図である。
【0076】第5の実施の形態のプラズマ処理装置は、
ディスク状アンテナ11の中央部におけるリング状導体
13のリング内に、突起状または円柱状導体23を設け
ているもので、突起状または円柱状導体23を設けたこ
とにより、ディスク状アンテナ11の下部領域における
高周波の電界分布は、突起状または円柱状導体23の高
さhに応じて、図10に示されるような分布になる。図
10に示される特性図から判るように、突起状または円
柱状導体23がない場合(h=0)よりもある場合の方
が、突起状または円柱状導体23がある場合でも、突起
状または円柱状導体23の高さが高くなるに従ってディ
スク状アンテナ11の中央部の電界強度が上昇してい
る。例えば、メタルのエッチング処理の場合のように、
BCl3 のような解離や電離し難いガスや反応生成物が
多く放出されるような処理工程においては、ディスク状
アンテナ11の中央部のプラズマ密度が低下し、処理結
果も中央部で窪みが形成され易くなる。このとき、第5
の実施の形態のように、ディスク状アンテナ11の中央
部に適宜選択した高さの突起状または円柱状導体23を
設ければ、中央部の処理速度が調整され、その加工形状
を改善することができる。この場合、突起状または円柱
状導体23は、第2導入窓20の内部、さらには第2導
入窓20及び導入窓14の中まで達するように形成すれ
ば、より中央部の電界を向上させることができる。
【0077】次に、図6は、本発明によるプラズマ処理
装置の第6の実施の形態に係わるもので、ディスク状ア
ンテナ11の配置部分の要部構成を示す断面図である。
【0078】図6において、24は円柱状またはリング
状の誘電材料であり、その他、図2に示された構成要素
と同じ構成要素については同じ符号をつけている。
【0079】第6の実施の形態によるプラズマ処理装置
は、第2の実施の形態によるプラズマ処理装置のリング
状導体13のリング内の充填材料17を除去して空隙に
し、ディスク状アンテナ11の中央部に、第2導電窓2
0からリング内に向かって立設された円柱状またはリン
グ状の誘電材料24を設けているものであり、その他の
構成は第2の実施の形態によるプラズマ処理装置と同じ
である。
【0080】第6の実施の形態によるプラズマ処理装置
は、ディスク状アンテナ11の中央部におけるリング状
導体13のリング内に、第2導電窓20側から円柱状ま
たはリング状の誘電材料24を設けているものである。
この円柱状またはリング状の誘電材料24は、ディスク
状アンテナ11の中央部の電界を高めるために、その高
さが高い方が望ましいが、ディスク状アンテナ11に接
するまでの高さを必要としない。
【0081】この場合、円柱状またはリング状の誘電材
料24は、円柱の半径またはリングの半径dsとして、
高周波の径方向電界成分Erのピーク値を示す位置の半
分程度、すなわちシース領域2’中の高周波波長の1/
4の半分程度の長さに選択すればよい。具体的には、真
空中の高周波波長をλ0 、導入窓14の誘電率をεsと
すれば、近似的に、ds=εs1/2/(1+εs1/2)λ
0 /4/2にすればよい。さらに、誘電材料24として
リング状のものを用いれば、より効果的にディスク状ア
ンテナ11の中央部の電界の窪みをなくすことができ
る。なお、誘電材料24は、その誘電率が導入窓14の
誘電率よりも大きいことが望ましいもので、使用される
高周波の周波数を450MHzにし、導入窓14として
石英(ε=3.5)を用いた場合、誘電材料24の材質
としては、アルミナが好適であって、半径dsとして5
4mm程度の長さを選択すればよい。
【0082】次いで、図7は、本発明によるプラズマ処
理装置の第7の実施の形態に係わるもので、ディスク状
アンテナ11の配置部分の要部構成を示す断面図であ
る。
【0083】図7において、10Rはシールド体10の
内部半径(導波路半径)、11Rはディスク状アンテナ
11の半径であり、その他、図2に示された構成要素と
同じ構成要素については同じ符号をつけている。
【0084】第7の実施の形態のプラズマ処理装置は、
シールド体10の内部半径10Rとディスク状アンテナ
11の半径11Rとの間で、ディスク状アンテナ11の
半径11Rをa、シールド体10の内部半径10Rをb
とし、ディスク状アンテナ11とシールド体10の側壁
との間に充填された誘電材料(図番なし)の比誘電率を
εsとしたとき、ディスク状アンテナ11の半径aと実
効導波路径cとの比γ(γ=a/c)が、0.4以下あ
るいは0.6以上になるように選択しているものであ
る。ここで、実効導波路径cは、c={a+εs
1/2(b−a)}で定義される。
【0085】ここで、図11は、第7の実施の形態のプ
ラズマ処理装置において、ディスク状アンテナ11の半
径aと実効導波路径cとの比γを変化させたときの高周
波電界の状況の変化を示す特性図である。
【0086】図11において、横軸は比γであり、縦軸
はディスク状アンテナ11の中心の電界|Ecente
r|と、各部の電界|Eedge|との比、すなわち|
Eedge/Ecenter|であって、ディスク状ア
ンテナ11の側面領域に充填された誘電材料として、空
気、アルミナ、石英を選択したときの特性図である。
【0087】図11に示された特性図を用いて、ディス
ク状アンテナ11の半径aと実効導波路径cとの比γが
高周波電界分布ひいてはプラズマ分布の決定因子になる
ことを説明する。
【0088】ディスク状アンテナ11の半径aを変えれ
ば、ディスク状アンテナ11よりも外側方向の電界強度
が変化する。図11に示されるように、横軸に比γ(=
a/c)をとり、縦軸に|Eedge/Ecenter
|をとったとき、ディスク状アンテナ11の側面領域に
充填された誘電材料の誘電率、誘電材料が変化した場合
であっても、ほぼ同様な曲線を描いている。この場合、
比γとして、0.4以下あるいは0.6以上の範囲を選
んだとすると、電界分布が低下している領域であること
が判る。例えば、導波路径として220mmのものを用
いると、ディスク状アンテナ11の半径aは88mm以
下または132mm以上のものであればよい。一方、高
周波の周波数fを変化させた場合については、アンテナ
半径/実効導波路径をγ* =γ*(f/f0 )と定義す
れば、前記範囲と同じ指数の範囲が周辺電界と中心電界
との比についても当てはまる。ここで、f0 は基準周波
数で、450MHzを選択している。なお、実効導波路
径bは、それを用いる変わりにチャンバー径によって代
用してもよい。
【0089】このように、ディスク状アンテナ11の外
周部分の電界を低下させることは、ディスク状アンテナ
11の外周部分のプラズマ分布を低下させることにな
り、高周波パワーや、ガス圧及びガス種の変化に対する
UHF、VHF帯の高周波の電界分布の変化を抑制する
ことになる。その結果、高周波パワーや、ガス圧及びガ
ス種を広い範囲で変化させたとしても、常時、安定した
プラズマを生成することができる。
【0090】このように、第1乃至第7の実施の形態に
よれば、ディスク状アンテナ11の半径aの選択したこ
とにより、ディスク状アンテナ11の周縁部の下側にあ
るリング状導体13を配置したことにより、リング状導
体13と導入窓14との間に第2導入窓20または空隙
を設けたことにより、UHF、VHF帯の高周波電界分
布について、第1に、被処理物4の配置範囲内の電界分
布を強めること、また所望の電界分布、例えば、平坦状
または若干の凹状の電界分布にすること、第2に、ディ
スク状アンテナ11の外周部分における高周波の伝播を
低減させること、第3に、アンテナ昇降手段22の設置
によってディスク状アンテナ11と導入窓14との実効
距離を変え、プラズマ側から見た実効誘電率を変えるこ
と、等の各手段によって、高周波の電界分布がガス種に
対応した所望のものになるように調整することができる
ものである。
【0091】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ディス
ク状アンテナに側面が接触するようにリング状導体を配
置し、リング状導体のリング内に高周波の定在波を発生
させるようにしているもので、そのような定在波の発生
によってリング内の電界強度が強くなり、周辺部分の電
界強度が相対的に低下するので、高周波パワー(密度)
や、ガス圧やガス種が変化したとしても、プラズマへの
吸収パワーの変動、すなわちプラズマ分布の変動を小さ
くすることができ、その結果、広範囲のプロセスパラメ
ータに対して高均一のプラズマを生成させることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラズマ処理装置の第1の実施の
形態に係わるもので、その要部構成を示す断面図であ
る。
【図2】本発明によるプラズマ処理装置の第2の実施の
形態に係わるもので、ディスク状アンテナの配置部分の
要部構成を示す断面図である。
【図3】本発明によるプラズマ処理装置の第3の実施の
形態に係わるもので、その要部構成を示す断面図であ
る。
【図4】本発明によるプラズマ処理装置の第4の実施の
形態に係わるもので、ディスク状アンテナの配置部分の
要部構成を示す断面図である。
【図5】本発明によるプラズマ処理装置の第5の実施の
形態に係わるもので、ディスク状アンテナの配置部分の
要部構成を示す断面図である。
【図6】本発明によるプラズマ処理装置の第6の実施の
形態に係わるもので、ディスク状アンテナの配置部分の
要部構成を示す断面図である。
【図7】本発明によるプラズマ処理装置の第7の実施の
形態に係わるもので、ディスク状アンテナの配置部分の
要部構成を示す断面図である。
【図8】第1の実施の形態によるプラズマ処理装置の電
界分布及び吸収パワーの状態を示す特性図である。
【図9】第2の実施の形態によるプラズマ処理装置の電
界分布及び吸収パワーの状態を示す特性図である。
【図10】第5の実施の形態のプラズマ処理装置による
ディスク状アンテナの径方向の電界分布の変化状態を示
す特性図である。
【図11】第7の実施の形態のプラズマ処理装置におい
て、ディスク状アンテナの半径と実効導波路径との比を
変化させたときの高周波電界の状況の変化を示す特性図
である。
【図12】VHFやUHF帯の高周波を用いた既知のプ
ラズマ処理装置の要部構成の一例を示す断面図である。
【図13】高周波の電界の発生状況の一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 真空容器 2 処理室 2’ シース領域 3 支持台(電極) 4 被処理物 5 ガス導入路 6 排気路 7 第1高周波発生源 8 高周波導波路 9 整合器 10 シールド体 11 ディスク状アンテナ 12 誘電材料 13 リング状導体 14 導入窓 15 ガス分散板 16 第2高周波発生源 17 充填材料 18 磁場形成部 19 筐体 20 第2導入窓 21 空隙部 22 アンテナ昇降手段 23 突起状またはリング状導体 24 円柱状またはリング状誘電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池永 和幸 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大嶽 敦 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 5F004 AA01 BA20 BB11 BB28 CA05 DA04 DA11 DA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器と、前記真空容器の内部に形成
    された処理室と、前記処理室にガスを供給するガス供給
    路と、前記処理室内にあって被処理物を支持する支持電
    極と、前記処理室内にUHFまたはVHF帯の高周波を
    導出するディスク状アンテナと、前記ディスク状アンテ
    ナに前記高周波を供給する高周波導波路と、前記処理室
    と前記ディスク状アンテナとの間を仕切る誘電材料の導
    入窓とを備えるプラズマ処理装置において、前記ディス
    ク状アンテナと前記導入窓との間にあって、前記ディス
    ク状アンテナ周縁部に側面を接触状態にして配置したリ
    ング状導体を有していることを特徴とするプラズマ処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記導入窓は、誘電材料の第2導入窓が
    重なり合うように配置され、前記導入窓の誘電材料と前
    記第2導入窓の誘電材料とが異なる誘電率を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスク状アンテナは、前記ディス
    ク状アンテナと前記導入窓との間隔または前記ディスク
    状アンテナと前記導入窓及び前記第2導入窓との間隔を
    調整可能なアンテナ昇降手段が結合されていることを特
    徴とする請求項1または2のいずれかに記載のプラズマ
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記リング状導体は、リング内径が、前
    記リング内部を伝播する高周波波長の2分の1の整数倍
    の±10%の範囲内に設定されていることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスク状アンテナは、中央部分に
    おける前記リング状導体のリングで囲まれた領域内に、
    前記リング状導体の高さに等しい高さを有する突起状ま
    たは円柱状導体を配置していることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記導入窓は、中央部分における前記リ
    ング状導体のリングで囲まれた領域内に、前記リング状
    導体の高さに近接した高さを有するリング状または円柱
    状誘電材料を配置していることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスク状アンテナ及び前記高周波
    導波路は、前記ディスク状アンテナの半径をa、前記高
    周波導波路の実効半径をRdとしたとき、a/Rdが
    0.4以下または0.6以上になるような寸法に設定さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載のプラズマ処理装置。
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