JP2002236589A - コンピュータシステムのbiosデータ格納装置及びその駆動方法 - Google Patents
コンピュータシステムのbiosデータ格納装置及びその駆動方法Info
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Abstract
に用いられる静的RAMの特定領域にBIOSデータを
格納して原価を低減し得るコンピュータシステムのBI
OSデータ格納装置及びその駆動方法を提供する。 【解決手段】 キャッシュメモリとしての機能及びBI
OSデータの格納機能を行うキャッシュ/BIOSメモ
リ10と、該キャッシュ/BIOSメモリ10に格納さ
れたBIOSデータが複写格納されるメインメモリ20
と、前記キャッシュ/BIOSメモリ10に格納された
BIOSデータをアクセスしてコンピュータシステムの
駆動準備を行う中央処理装置30と、メイン電源を供給
又は遮断するメイン電源制御部40と、制御部50及び
システム電源部60と、を備えてコンピュータシステム
のBIOSデータ格納装置を構成する。
Description
テムのBasic Input/Outputsyst
em(以下、BIOSと称す)データを格納する格納装
置及びその駆動方法に係り、詳しくは、BIOSデータ
を格納するデータ格納手段としてROMを使用せず、キ
ャッシュメモリ(cache memory)用静的
(Static)RAMに特定領域を設定して、BIO
Sデータを格納し得るコンピュータシステムのBIOS
データ格納装置及びその駆動方法に関する。
データ格納装置においては、図3に示したように、BI
OSデータが格納されたROM1と、該ROM1のBI
OSデータを複写して格納するデータ格納手段としての
メインメモリ2と、前記ROM1のBIOSデータをア
クセスしてコンピュータシステムの駆動準備を行う中央
処理装置3と、プログラムの命令実行を高速に行うた
め、プログラムの一部を記憶するデータ格納手段として
のキャッシュメモリ4と、前記各構成要素を夫々制御す
る制御部5と、を備えて構成されていた。
ータを格納するシャドウ(shadow)領域2−1を
備えている。
ュータシステムのBIOSデータの格納装置の動作につ
いて図4を用いて説明する。
されると(S1)、中央処理装置3は、ROM1に格納
されたBIOSデータをアクセスして、コンピュータシ
ステムの駆動準備(システムブーティング;syste
m booting)を行う(S2)。
データは、ポスト(POST;Power On Se
lf Test)及びブートロード(Bootloa
d)ルーチンを有しているため、コンピュータシステム
に電源が印加されるとき、前記中央処理装置3は、前記
ROM1のBIOSデータのポスト及びブートロードル
ーチンをアクセスして、ハードウェアの検査及びコンピ
ュータシステムの駆動準備を行う。
メインメモリ2のシャドウ(Shadow)領域2−1
に複写する(S3)。
領域2−1に複写されたBIOSデータを保護するた
め、読み出し動作だけが行われ、書き込み動作は行われ
ないようにメインメモリ2のシャドウ領域2−1をマス
キング(masking)する(S4)。
OSデータを必要とすると、前記中央処理装置3は、前
記メインメモリ2のシャドウ領域2−1から命令語及び
データをアクセスしてプログラムを遂行する(S5)。
来のコンピュータシステムのBIOSデータ格納装置に
おいては、ROMに格納されたBIOSデータをメイン
メモリのシャドウ領域に複写して、該複写されたデータ
が中央処理装置によりアクセスされてプログラム処理を
行うようになっているが、コンピュータシステムに電源
を印加するとき一時使用されるデータ格納手段として、
高価なROMを使用しているため、原価が上昇するとい
う不都合な点があった。
に鑑みてなされたもので、高価なROMを使用せず、コ
ンピュータシステムのキャッシュメモリとして使用され
る静的RAMにBIOSデータを格納して原価を低減し
得るコンピュータシステムのBIOSデータ格納装置及
びその駆動方法を提供することを目的とする。
るため、本発明に係るコンピュータシステムのBIOS
データ格納装置においては、プログラムの命令実行を高
速に遂行するため、コンピュータシステムのBIOSデ
ータを格納する特定領域を備えた第1データ格納手段
と、前記第1データ格納手段のBIOSデータが複写さ
れて格納される第2データ格納手段と、初期に格納され
たBIOSデータをアクセスしてコンピュータシステム
の駆動準備を行う中央処理装置30と、前記第1データ
格納手段、前記第2データ格納手段及び前記中央処理装
置を制御する制御部と、メイン電源を供給又は遮断する
メイン電源制御部と、前記第1データ格納手段の特定領
域及び前記制御部の特定領域にシステム電源を夫々印加
するシステム電源部と、を備えて構成されている。
のBIOSデータ格納装置の駆動方法においては、第1
データ格納手段の特定領域10−1に格納されたBIO
Sデータをアクセスしてコンピュータシステムの駆動準
備を行い、第1データ格納手段の特定領域10−1のB
IOSデータを第2データ格納手段の特定領域20−1
に複写した後、第1データ格納手段の特定領域10−1
をクリアする第1過程と、第1認識信号CON1により
制御されて、第2データ格納手段の特定領域20−1に
格納されたBIOSデータを第1データ格納手段の特定
領域10−1に複写し、第2認識信号CON2によりメ
イン電源をオフする第2過程と、前記第2データ格納手
段の特定領域20−1及び制御部50の特定領域50−
1にシステム電源を夫々供給する第3過程と、を順次行
うようになっている。
て図面を用いて説明する。
OSデータ格納装置においては、図1に示したように、
プログラムの実行の際、プログラムの一部が記憶されて
命令を高速に遂行するキャッシュメモリとしての機能と
BIOSデータを格納する機能とを有した第1データ格
納手段としてのキャッシュ/BIOSメモリ10と、該
キャッシュ/BIOSメモリ10に格納されたBIOS
データを複写して格納する第2データ格納手段としての
メインメモリ20と、前記キャッシュ/BIOSメモリ
10に貯蔵されたBIOSデータをアクセスしてコンピ
ュータシステムの駆動準備を行う中央処理装置30と、
メイン電源を供給又は遮断するメイン電源制御部40
と、前記各部を夫々制御する制御部50と、貯蔵された
データが損失されないように前記キャッシュ/BIOS
メモリ10及び制御部50にシステム電源を夫々印加す
るシステム電源部60と、を備えて構成されている。
10は、BIOSデータを格納する特定領域のROM
BIOS領域10−1を備えているが、例えば、前記キ
ャッシュ/BIOSメモリ10として256kBの静的
RAMを用いる場合、それらの容量中の128kBをR
OM BIOS領域10−1に割り当てる。
ッシュ/BIOSメモリ10のROM BIOS領域1
0−1に貯蔵されたBIOSデータを複写して格納する
シャドウ領域20−1を備えている。
BIOSメモリ10にBIOSデータを複写する際、誤
りが発生してコンピュータシステムがブーティングされ
ない場合に対備して基本的なBIOS機能を行うデータ
の格納されたCMOS領域50−1を備えている。
のBIOSデータ格納装置の駆動方法においては、図2
に示したように、中央処理装置30がキャッシュ/BI
OSメモリ10に格納されたBIOSデータをアクセス
してコンピュータシステムの駆動準備を行い、前記キャ
ッシュ/BIOSメモリ10のROM BIOS領域1
0−1に格納されたBIOSデータをメインメモリ20
のシャドウ領域20−1に複写して、該メインメモリ2
0のシャドウ領域20−1をマスキングした後、前記キ
ャッシュ/BIOSメモリ10のROM BIOS領域
10−1をクリアする第1過程(STEP1)と、コン
ピュータシステムに印加される電源をオフするための命
令が入力すると、メイン電源制御部40が第1認識信号
CON1を制御部50に出力して、メインメモリ20の
シャドウ領域20−1に格納されたBIOSデータを前
記キャッシュ/BIOSメモリ10のROM BIOS
領域10−1に複写した後、複写の終了したことを認知
させる第2認識信号CON2を前記メイン電源制御部4
0に出力してメイン電源をオフする第2過程(STEP
2)と、前記メイン電源制御部40がオフされても格納
されたデータが損失されないように、システム電源部6
0が、前記キャッシュ/BIOSメモリ10のROM
BIOS領域10−1及び制御部50のCMOS領域5
0−1にシステム電源を夫々供給する第3過程(STE
P3)と、を順次行うようになっている。
コンピュータシステムのBIOSデータ格納装置の動作
について、図2を用いてより詳しく説明する。
されると(S11)、中央処理装置30は、キャッシュ
/BIOSメモリ10のROM BIOS領域10−1
に格納されたBIOSデータをアクセスしてコンピュー
タシステムの駆動準備を遂行する(S12)。
10のROM BIOS領域10−1のBIOSデータ
をメインメモリ20のシャドウ領域20−1に複写し
(S13)、制御部50は、このように複写された前記
メインメモリ20のシャドウ領域20−1のBIOSデ
ータを保護するため、読み出し動作だけを行い、書き込
み動作は行われないようにメインメモリ20のシャドウ
領域20−1をマスキングし(S14)、前記制御部5
0は、前記キャッシュ/BIOSメモリ10の全体がキ
ャッシュメモリとして使用されるように、キャッシュ/
BIOSメモリ10のROM BIOS領域10−1を
クリア(clear)する(S15)。
OSデータを必要とする場合は、前記メインメモリ20
のシャドウ領域20−1のBIOSデータを中央処理装
置30がアクセスしてプログラムを遂行する。
電源をオフするための命令がメイン電源制御部40に入
力すると、該メイン電源制御部40は、電源オフの命令
の入力を認知させる第1認識信号CON1を制御部50
に出力し、該制御部50は、前記第1認識信号CON1
を受けてメインメモリ20のシャドウ領域20−1のB
IOSデータを前記キャッシュ/BIOSメモリ10の
ROM BIOS領域10−1に複写し(S16)た
後、このようにして複写を終了したことを認知させる第
2認識信号CON2を前記メイン電源制御部40に出力
してメイン電源をオフする(S17)。
ウ領域20−1に格納されたBIOSデータを前記キャ
ッシュ/BIOSメモリ10のROM BIOS領域に
複写するとき、誤りが発生し再び電源を印加してもコン
ピュータシステムが駆動されないシステムノブーティン
グ状態(system no−booting)になる
ことを防止するため、基本的なBIOS機能を有したB
IOSデータを前記制御部50のCMOS領域50−1
に予め格納して置く。
ータが損失されないように初期からシステム電源部60
から電源を供給し、前記キャッシュ/BIOSメモリ1
0のROM BIOS領域10−1にもシステム電源部
60からシステム電源を供給して、BIOSデータを継
続して維持させる(S18)。
ピュータシステムのBIOSデータ格納装置及びその駆
動方法においては、キャッシュメモリとして用いられる
静的RAMの特定領域にBIOSデータを格納するよう
になっているため、高価なROMを使用せずして、原価
を低減し得るという効果がある。
データ格納装置の構成を示したブロック図である。
データ格納装置の動作フローチャートである。
格納装置の構成を示したブロック図である。
格納装置の動作フローチャートである。
Claims (14)
- 【請求項1】 プログラムの命令を高速にリード/ライ
トして、コンピュータシステムがターンオフされる間、
BIOSデータを格納するために使用されるキャッシュ
メモリと、 前記コンピュータシステムがターンオフされるとき、C
PUが前記BIOSデータをアクセスし得るように、前
記キャッシュメモリに格納されたBIOSデータを格納
するためのメインメモリと、 前記コンピュータシステムに対する、メイン電源の供給
/遮断を制御するメイン電源部と、 前記コンピュータシステムの前記メイン電源がターンオ
ンされるとき、前記キャッシュメモリの前記BIOSデ
ータを前記メインメモリに複写する動作を制御し、前記
メイン電源がターンオフされるとき、前記メインメモリ
の前記BIOSデータを前記キャッシュメモリに格納さ
せる動作を制御する制御部と、 前記メイン電源の供給与否に関係なく、前記キャッシュ
メモリ及び制御部に、システム電源を印加するシステム
電源部と、を備えたことを特徴とするコンピュータシス
テムのBIOSデータ格納装置。 - 【請求項2】 前記制御部は、基本的なBIOS機能を
行うBIOSデータを格納する特定領域を備えることを
特徴とする、請求項1に記載のコンピュータシステムの
BIOSデータ格納装置。 - 【請求項3】 プログラムの命令実行を高速に遂行する
ためプログラムの実行の際にプログラムの一部が格納さ
れるとともにコンピュータシステムのBIOSデータを
格納するためにも使用されるキャッシュメモリに格納さ
れたBIOSデータをアクセスしてメインメモリに複写
し格納すると共に、コンピュータシステムの駆動準備を
行う第1過程と、 メイン電源のオフが検出されると、前記メインメモリに
格納されたBIOSデータをキャッシュメモリに複写し
て格納し、前記メイン電源をオフする第2過程と、 を順次行うことを特徴とする、コンピュータシステムの
BIOSデータ格納装置の駆動方法。 - 【請求項4】 前記第1過程は、キャッシュメモリのB
IOSデータをメインメモリに複写して格納した後、キ
ャッシュメモリのBIOSデータが格納されていた領域
をクリアする過程を追加して行うことを特徴とする、請
求項3に記載のコンピュータシステムのBIOSデータ
格納装置の駆動方法。 - 【請求項5】 前記キャッシュメモリは、SRAMにて
構成され、前記BIOSデータを格納するための特定領
域を包含することを特徴とする、請求項1に記載のコン
ピュータシステムのBIOSデータ格納装置。 - 【請求項6】 前記メインメモリは、DRAMにて構成
され、前記BIOSデータを格納するための特定領域を
包含することを特徴とする、請求項1に記載のコンピュ
ータシステムのBIOSデータ格納装置。 - 【請求項7】 前記システム電源部は、前記メイン電源
の供給に関係なく、前記制御部の特定領域に電源を供給
することを特徴とする、請求項1に記載のコンピュータ
システムのBIOSデータ格納装置。 - 【請求項8】 前記メイン電源部は、前記メイン電源が
ターンオフされることを表示するため、第1認識信号を
前記制御部に出力することを特徴とする、請求項1に記
載のコンピュータシステムのBIOSデータ格納装置。 - 【請求項9】 前記制御部は、前記第1認識信号に応答
して、前記BIOSデータを前記キャッシュメモリに再
格納することを知らせるため、第2認識信号を前記メイ
ン電源部に出力することを特徴とする、請求項8に記載
のコンピュータシステムのBIOSデータ格納装置。 - 【請求項10】 前記制御部は、前記第1認識信号に応
答して、前記メインメモリに格納された前記BIOSデ
ータを前記キャッシュメモリの特定領域に複写させるこ
とを特徴とする、請求項8に記載のコンピュータシステ
ムのBIOSデータ格納装置。 - 【請求項11】 前記制御部は、前記キャッシュメモリ
の全ての領域の使用を許容するように、前記キャッシュ
メモリの特定領域をクリアさせることを特徴とする、請
求項1に記載のコンピュータシステムのBIOSデータ
格納装置。 - 【請求項12】 非ROMの第1メモリに格納されたB
IOSデータを初期にアクセスする第1段階と、 前記アクセスされたBIOSデータに基づいてコンピュ
ータシステムをブーティングする第2段階と、 前記BIOSデータを第2メモリに複写して格納する第
3段階と、 前記BIOSデータが複写されて格納された第2メモリ
の領域をマスキング(ライト禁止)する第4段階と、 前記BIOSデータが格納された前記第1メモリをクリ
アさせて、前記第2メモリから前記BIOSデータを再
びアクセスする第5段階と、を順次行うことを特徴とす
る、コンピュータシステムのBIOSデータプロセシン
グ方法。 - 【請求項13】 前記第5段階は、前記コンピュータシ
ステムをターンオフするための制御信号を受信する第6
段階と、前記制御信号により前記コンピュータシステム
のターンオフ前に、前記BIOSデータを前記第1メモ
リに格納する第7段階と、前記コンピュータシステムを
ターンオフした後、前記第1メモリに格納された前記B
IOSデータを維持させる第8段階と、 を追加包含することを特徴とする、請求項12に記載の
コンピュータシステムのBIOSデータプロセシング方
法。 - 【請求項14】 前記第7段階は、前記制御信号により
前記コンピュータシステムをターンオフする以前に、第
3メモリデバイスに前記BIOSデータを再格納するこ
とを特徴とする、請求項13に記載のコンピュータシス
テムのBIOSデータプロセシング方法。
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