JP2000112762A - コンピュータシステムおよびシステムの起動方法 - Google Patents
コンピュータシステムおよびシステムの起動方法Info
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- JP2000112762A JP2000112762A JP10279086A JP27908698A JP2000112762A JP 2000112762 A JP2000112762 A JP 2000112762A JP 10279086 A JP10279086 A JP 10279086A JP 27908698 A JP27908698 A JP 27908698A JP 2000112762 A JP2000112762 A JP 2000112762A
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- magnetic disk
- program
- cpu
- ram
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Abstract
(57)【要約】
【課題】磁気ディスク装置内の専用の記憶領域にシステ
ムBIOSを格納するとともに、このシステムBIOS
をシステム起動時に読み出して起動する機構を設けるこ
とにより、システムBIOSを格納するためのフラッシ
ュROMを不要とするコンピュータシステムを提供す
る。 【解決手段】ハードディスク装置4のハードディスク4
2上にシステムBIOSを格納するためのBIOS専用
領域421を確保しておき、ハードディスク装置4の起
動時、マイコン41が、このBIOS専用領域421に
格納されたシステムBIOSを読み出して、インタフェ
ースコントローラ44のデータレジスタ441に順次書
き込んでいく。そして、システム本体側では、システム
起動時、このデータレジスタ441に書き込まれたシス
テムBIOSをシステムメモリに格納して実行すること
によりシステムを起動する。
ムBIOSを格納するとともに、このシステムBIOS
をシステム起動時に読み出して起動する機構を設けるこ
とにより、システムBIOSを格納するためのフラッシ
ュROMを不要とするコンピュータシステムを提供す
る。 【解決手段】ハードディスク装置4のハードディスク4
2上にシステムBIOSを格納するためのBIOS専用
領域421を確保しておき、ハードディスク装置4の起
動時、マイコン41が、このBIOS専用領域421に
格納されたシステムBIOSを読み出して、インタフェ
ースコントローラ44のデータレジスタ441に順次書
き込んでいく。そして、システム本体側では、システム
起動時、このデータレジスタ441に書き込まれたシス
テムBIOSをシステムメモリに格納して実行すること
によりシステムを起動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、補助記憶として
磁気ディスク装置を備えた、たとえばノートブックタイ
プやパームトップタイプなどのコンピュータシステムお
よび同システムの起動方法に関する。
磁気ディスク装置を備えた、たとえばノートブックタイ
プやパームトップタイプなどのコンピュータシステムお
よび同システムの起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートブックタイプやデスクトッ
プタイプなどの個人用途向けのコンピュータ(パーソナ
ルコンピュータ)が種々開発されている。そして、この
種のコンピュータは、図6に示すように、システムBI
OS(Basic I/O System)を格納する
ためのフラッシュROM9を備えている。
プタイプなどの個人用途向けのコンピュータ(パーソナ
ルコンピュータ)が種々開発されている。そして、この
種のコンピュータは、図6に示すように、システムBI
OS(Basic I/O System)を格納する
ためのフラッシュROM9を備えている。
【0003】このフラッシュROM9に格納されるシス
テムBIOSは、システムブート時に実行されるIRT
ルーチン、各種I/Oデバイスを制御するためのデバイ
スドライバおよび割り込み時に実行されるシステム管理
プログラムなど、システム全体のハードウェア管理を実
行するためのものであるため、このシステムBIOSを
格納するフラッシュROM9は、パーソナルコンピュー
タの必須の構成要素となっている。
テムBIOSは、システムブート時に実行されるIRT
ルーチン、各種I/Oデバイスを制御するためのデバイ
スドライバおよび割り込み時に実行されるシステム管理
プログラムなど、システム全体のハードウェア管理を実
行するためのものであるため、このシステムBIOSを
格納するフラッシュROM9は、パーソナルコンピュー
タの必須の構成要素となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
安価で、かつ、外出先や移動中などにも利用できる携行
が容易なパーソナルコンピュータの需要が大きくなって
きており、このタイプのパーソナルコンピュータでは、
より一層のコストダウンおよびコンパクト化を図るため
に、部品の削減による実装面積の小型化が日々検討され
ている。
安価で、かつ、外出先や移動中などにも利用できる携行
が容易なパーソナルコンピュータの需要が大きくなって
きており、このタイプのパーソナルコンピュータでは、
より一層のコストダウンおよびコンパクト化を図るため
に、部品の削減による実装面積の小型化が日々検討され
ている。
【0005】しかしながら、前述したように、フラッシ
ュROM9に格納されるシステムBIOSは、システム
の起動を含むシステム全体のハードウェア管理を実行す
るものであるため、このフラッシュROM9をなくすこ
とによるコストダウンおよびコンパクト化は行なわれて
いなかった。
ュROM9に格納されるシステムBIOSは、システム
の起動を含むシステム全体のハードウェア管理を実行す
るものであるため、このフラッシュROM9をなくすこ
とによるコストダウンおよびコンパクト化は行なわれて
いなかった。
【0006】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たものであり、磁気ディスク装置内の専用の記憶領域に
システムBIOSを格納するとともに、このシステムB
IOSをシステム起動時に読み出して起動する機構を設
けることにより、システムBIOSを格納するためのフ
ラッシュROMを不要とするコンピュータシステムおよ
び同システムの起動方法を提供することを目的とする。
たものであり、磁気ディスク装置内の専用の記憶領域に
システムBIOSを格納するとともに、このシステムB
IOSをシステム起動時に読み出して起動する機構を設
けることにより、システムBIOSを格納するためのフ
ラッシュROMを不要とするコンピュータシステムおよ
び同システムの起動方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明のコンピュータシステムは、磁気ディ
スク装置の磁気ディスク上にシステムBIOSを格納す
るための専用の領域を確保し、システムの起動時に、こ
のシステムBIOSを磁気ディスク装置から読み出して
主記憶であるRAMに格納し、このRAMに格納された
システムBIOSを起動するようにしたものである。
ために、この発明のコンピュータシステムは、磁気ディ
スク装置の磁気ディスク上にシステムBIOSを格納す
るための専用の領域を確保し、システムの起動時に、こ
のシステムBIOSを磁気ディスク装置から読み出して
主記憶であるRAMに格納し、このRAMに格納された
システムBIOSを起動するようにしたものである。
【0008】このために、この発明のコンピュータシス
テムは、磁気ディスク装置内に、CPUがアクセス可能
なデータレジスタを内蔵するインターフェースコントロ
ーラと、磁気ディスク装置の起動時に、磁気ディスク上
の専用の領域に格納されたシステムBIOSをインタフ
ェースコントローラのデータレジスタに転送するマイコ
ンとを設け、また、CPUには、インタフェースコント
ローラのデータレジスタに転送されるシステムBIOS
を主記憶であるRAMに格納して起動する初期プログラ
ムが格納されるROMと、システムの起動時にこの初期
プログラムを実行する初期プログラム実行手段とを設け
るようにした。
テムは、磁気ディスク装置内に、CPUがアクセス可能
なデータレジスタを内蔵するインターフェースコントロ
ーラと、磁気ディスク装置の起動時に、磁気ディスク上
の専用の領域に格納されたシステムBIOSをインタフ
ェースコントローラのデータレジスタに転送するマイコ
ンとを設け、また、CPUには、インタフェースコント
ローラのデータレジスタに転送されるシステムBIOS
を主記憶であるRAMに格納して起動する初期プログラ
ムが格納されるROMと、システムの起動時にこの初期
プログラムを実行する初期プログラム実行手段とを設け
るようにした。
【0009】これにより、この発明のコンピュータシス
テムにおいては、システムBIOSを格納するためのフ
ラッシュROMをなくすことができ、部品の削減による
コストダウンおよびコンパクト化を図ることが可能とな
る。
テムにおいては、システムBIOSを格納するためのフ
ラッシュROMをなくすことができ、部品の削減による
コストダウンおよびコンパクト化を図ることが可能とな
る。
【0010】また、この発明のコンピュータシステム
は、磁気ディスク装置のフラッシュROM上にシステム
BIOSを格納するための専用の領域を確保し、システ
ムの起動時に、このシステムBIOSを磁気ディスク装
置から読み出して主記憶であるRAMに格納し、このR
AMに格納されたシステムBIOSを起動するようにし
たものである。
は、磁気ディスク装置のフラッシュROM上にシステム
BIOSを格納するための専用の領域を確保し、システ
ムの起動時に、このシステムBIOSを磁気ディスク装
置から読み出して主記憶であるRAMに格納し、このR
AMに格納されたシステムBIOSを起動するようにし
たものである。
【0011】このために、この発明のコンピュータシス
テムは、磁気ディスク装置内に、CPUがアクセス可能
なデータレジスタを内蔵するインターフェースコントロ
ーラと、磁気ディスク装置の起動時に、フラッシュRO
M上の専用の領域に格納されたシステムBIOSをイン
タフェースコントローラのデータレジスタに転送するマ
イコンとを設け、また、CPUには、インタフェースコ
ントローラのデータレジスタに転送されるシステムBI
OSを主記憶であるRAMに格納して起動する初期プロ
グラムが格納されるROMと、システムの起動時にこの
初期プログラムを実行する初期プログラム実行手段とを
設けるようにした。
テムは、磁気ディスク装置内に、CPUがアクセス可能
なデータレジスタを内蔵するインターフェースコントロ
ーラと、磁気ディスク装置の起動時に、フラッシュRO
M上の専用の領域に格納されたシステムBIOSをイン
タフェースコントローラのデータレジスタに転送するマ
イコンとを設け、また、CPUには、インタフェースコ
ントローラのデータレジスタに転送されるシステムBI
OSを主記憶であるRAMに格納して起動する初期プロ
グラムが格納されるROMと、システムの起動時にこの
初期プログラムを実行する初期プログラム実行手段とを
設けるようにした。
【0012】これにより、この発明のコンピュータシス
テムにおいては、システムBIOSを格納するためのフ
ラッシュROMをなくすことができ、部品の削減による
コストダウンおよびコンパクト化を図ることが可能とな
る。
テムにおいては、システムBIOSを格納するためのフ
ラッシュROMをなくすことができ、部品の削減による
コストダウンおよびコンパクト化を図ることが可能とな
る。
【0013】また、この発明のコンピュータシステム
は、前述したシステムBIOSをRAMに転送して起動
する初期プログラムを、CPUに代えて、RAMおよび
磁気ディスク装置を制御するメモリコントローラのRO
Mに格納するようにしたものである。
は、前述したシステムBIOSをRAMに転送して起動
する初期プログラムを、CPUに代えて、RAMおよび
磁気ディスク装置を制御するメモリコントローラのRO
Mに格納するようにしたものである。
【0014】この発明のコンピュータシステムにおいて
も、前述と同様、システムBIOSを格納するためのフ
ラッシュROMをなくすことができ、部品の削減による
コストダウンおよびコンパクト化を図ることが可能とな
る。
も、前述と同様、システムBIOSを格納するためのフ
ラッシュROMをなくすことができ、部品の削減による
コストダウンおよびコンパクト化を図ることが可能とな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0016】図1は、この発明のコンピュータシステム
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【0017】図1に示すように、この実施形態のコンピ
ュータシステムは、CPU1とチップセット2とがシス
テムバス5に接続されており、また、このチップセット
2には、DRAM3とハードディスク装置4とが接続さ
れている。
ュータシステムは、CPU1とチップセット2とがシス
テムバス5に接続されており、また、このチップセット
2には、DRAM3とハードディスク装置4とが接続さ
れている。
【0018】CPU1は、このコンピュータシステム全
体の制御を司るものであり、DRAM3に格納されたオ
ペレーティングシステムやデバイスドライバおよびユー
ティリティなどを含む各種アプリケーションプログラム
を実行制御する。
体の制御を司るものであり、DRAM3に格納されたオ
ペレーティングシステムやデバイスドライバおよびユー
ティリティなどを含む各種アプリケーションプログラム
を実行制御する。
【0019】チップセット2は、CPU1から発行され
るコマンドに基づき、DRAM3およびハードディスク
装置4を駆動制御する。
るコマンドに基づき、DRAM3およびハードディスク
装置4を駆動制御する。
【0020】DRAM3は、このシステムの主記憶とな
るメモリデバイスであり、CPU1によって実行制御さ
れるオペレーティングシステムやデバイスドライバおよ
びユーティリティなどを含む各種アプリケーションプロ
グラムならびに処理データを記憶する。
るメモリデバイスであり、CPU1によって実行制御さ
れるオペレーティングシステムやデバイスドライバおよ
びユーティリティなどを含む各種アプリケーションプロ
グラムならびに処理データを記憶する。
【0021】ハードディスク装置4は、このシステムの
補助記憶となるメモリデバイスであり、不特定多数のプ
ログラムおよびデータを格納するとともに、システム全
体のハードウェア管理を実行するシステムBIOSを格
納する。そして、このハードディスク装置4にシステム
BIOSを格納する点が、この発明の特徴とするところ
であり、以下、この点について説明する。図2は、この
ハードディスク装置4の構成を示す図である。
補助記憶となるメモリデバイスであり、不特定多数のプ
ログラムおよびデータを格納するとともに、システム全
体のハードウェア管理を実行するシステムBIOSを格
納する。そして、このハードディスク装置4にシステム
BIOSを格納する点が、この発明の特徴とするところ
であり、以下、この点について説明する。図2は、この
ハードディスク装置4の構成を示す図である。
【0022】図2に示すように、この実施形態のハード
ディスク装置4は、マイコン41、ハードディスク4
2、フラッシュROM43およびインタフェースコント
ローラ44を備えている。
ディスク装置4は、マイコン41、ハードディスク4
2、フラッシュROM43およびインタフェースコント
ローラ44を備えている。
【0023】マイコン41は、このハードディスク装置
4全体の制御を司る。ハードディスク42は、プログラ
ムやデータを記憶する記憶メディアであり、システムB
IOSを記憶するBIOS専用領域421が、不特定多
数のプログラムおよびデータを格納する領域とは別途独
立して確保されている。
4全体の制御を司る。ハードディスク42は、プログラ
ムやデータを記憶する記憶メディアであり、システムB
IOSを記憶するBIOS専用領域421が、不特定多
数のプログラムおよびデータを格納する領域とは別途独
立して確保されている。
【0024】フラッシュROM43は、マイコン41に
よって実行制御される、このハードディスク装置4を駆
動制御するためのプログラムを格納する。そして、イン
タフェースコントローラ44は、アドレス信号線、デー
タ信号線および制御信号線を介してチップセット2と接
続され、このハードディスク装置4とシステム本体側と
の通信の受け口として動作する。また、このインタフェ
ースコントローラ44は、CPU1がアクセス可能なデ
ータレジスタ441を内蔵している。
よって実行制御される、このハードディスク装置4を駆
動制御するためのプログラムを格納する。そして、イン
タフェースコントローラ44は、アドレス信号線、デー
タ信号線および制御信号線を介してチップセット2と接
続され、このハードディスク装置4とシステム本体側と
の通信の受け口として動作する。また、このインタフェ
ースコントローラ44は、CPU1がアクセス可能なデ
ータレジスタ441を内蔵している。
【0025】このような構成をもつハードディスク装置
4は、電源が投入された際、あるいはリセットコマンド
が発行された際、マイコン41が、フラッシュROM4
3に格納されたプログラムを実行することにより、ハー
ドディスク42のBIOS専用領域421に格納された
システムBIOSを読み出して、インタフェースコント
ローラ44のデータレジスタ441に順次書き込んでい
く。この処理は、システムBIOSの先頭からデータレ
ジスタ9に格納可能な所定量のコードを転送した後、C
PU1によるデータレジスタ9の読み出しが行なわれる
ごとに次のコードを所定量転送していき、これをCPU
1からコマンドを受けるまで繰り返すという手順で進め
られる。
4は、電源が投入された際、あるいはリセットコマンド
が発行された際、マイコン41が、フラッシュROM4
3に格納されたプログラムを実行することにより、ハー
ドディスク42のBIOS専用領域421に格納された
システムBIOSを読み出して、インタフェースコント
ローラ44のデータレジスタ441に順次書き込んでい
く。この処理は、システムBIOSの先頭からデータレ
ジスタ9に格納可能な所定量のコードを転送した後、C
PU1によるデータレジスタ9の読み出しが行なわれる
ごとに次のコードを所定量転送していき、これをCPU
1からコマンドを受けるまで繰り返すという手順で進め
られる。
【0026】一方、このコンピュータシステムのCPU
1が内蔵するROMには、たとえば図3に示す初期プロ
グラム(プログラム#1,#2)が埋め込まれている。
そして、CPU1は、電源投入またはリセットの直後
に、自身が内蔵するROMに格納されたこの初期プログ
ラムを実行するように構成されており、この初期プログ
ラムでは、図4に示す手順で処理が進められる。
1が内蔵するROMには、たとえば図3に示す初期プロ
グラム(プログラム#1,#2)が埋め込まれている。
そして、CPU1は、電源投入またはリセットの直後
に、自身が内蔵するROMに格納されたこの初期プログ
ラムを実行するように構成されており、この初期プログ
ラムでは、図4に示す手順で処理が進められる。
【0027】すなわち、この初期プログラムでは、まず
プログラム#1が実行されるが、このプログラム#1
は、プログラム#2の先頭アドレスにジャンプするため
だけのプログラムであり(ステップS1)、このジャン
プによって実行が開始されるプログラム#2では、ま
ず、メモリアドレスレジスタにシステムBIOSを格納
すべきDRAM3の先頭アドレス(ここではC0000
h(hは16進数であることを示す。以下同じ。))を
セットし(ステップS2)、ハードディスク装置4のデ
ータレジスタ441の読み出しを実行する(ステップS
3)。そして、この読み出したデータをメモリアドレス
レジスタが指し示すDRAM3上の領域に格納し(ステ
ップS4)、メモリアドレスレジスタの値をインクリメ
ントする(ステップS5)。
プログラム#1が実行されるが、このプログラム#1
は、プログラム#2の先頭アドレスにジャンプするため
だけのプログラムであり(ステップS1)、このジャン
プによって実行が開始されるプログラム#2では、ま
ず、メモリアドレスレジスタにシステムBIOSを格納
すべきDRAM3の先頭アドレス(ここではC0000
h(hは16進数であることを示す。以下同じ。))を
セットし(ステップS2)、ハードディスク装置4のデ
ータレジスタ441の読み出しを実行する(ステップS
3)。そして、この読み出したデータをメモリアドレス
レジスタが指し示すDRAM3上の領域に格納し(ステ
ップS4)、メモリアドレスレジスタの値をインクリメ
ントする(ステップS5)。
【0028】このステップS4〜ステップS6の処理は
40000h回繰り返され、4000h回終了時に(ス
テップS6のYES)、DRAM3に格納したシステム
BIOSの入り口にジャンプする(ステップS7)。こ
れにより、システムBIOSの実行が開始され、システ
ムの起動が実行されることになる。
40000h回繰り返され、4000h回終了時に(ス
テップS6のYES)、DRAM3に格納したシステム
BIOSの入り口にジャンプする(ステップS7)。こ
れにより、システムBIOSの実行が開始され、システ
ムの起動が実行されることになる。
【0029】すなわち、この実施形態のコンピュータシ
ステムでは、システムBIOSを格納するためのフラッ
シュROMを必要としないでシステムの起動を実行でき
るため、システムBIOSを格納するためのフラッシュ
ROMをなくすことによるコストダウンおよびコンパク
ト化を図ることが可能となる。
ステムでは、システムBIOSを格納するためのフラッ
シュROMを必要としないでシステムの起動を実行でき
るため、システムBIOSを格納するためのフラッシュ
ROMをなくすことによるコストダウンおよびコンパク
ト化を図ることが可能となる。
【0030】次に、図5を参照して、システムBIOS
を記憶するBIOS専用領域421をハードディスク4
2上ではなくフラッシュROM43上に確保した場合の
例を説明する。
を記憶するBIOS専用領域421をハードディスク4
2上ではなくフラッシュROM43上に確保した場合の
例を説明する。
【0031】この場合、フラッシュROM43には、シ
ステムBIOSを記憶するBIOS専用領域431が、
マイコン41によって実行制御される、このハードディ
スク装置4を駆動制御するためのプログラムを格納する
領域とは別途独立して確保される。そして、このような
構成をもつハードディスク装置4は、電源が投入された
際、あるいはリセットコマンドが発行された際、マイコ
ン41が、フラッシュROM43に格納されたプログラ
ムを実行することにより、フラッシュROM43のBI
OS専用領域431に格納されたシステムBIOSを読
み出して、インタフェースコントローラ44のデータレ
ジスタ441に順次書き込んでいく。この処理は、シス
テムBIOSの先頭のコードを転送した後、CPU1に
よるデータレジスタ9の読み出しが行なわれるごとに次
のコードを転送していき、これをCPU1からコマンド
を受けるまで繰り返すという手順で進められる。
ステムBIOSを記憶するBIOS専用領域431が、
マイコン41によって実行制御される、このハードディ
スク装置4を駆動制御するためのプログラムを格納する
領域とは別途独立して確保される。そして、このような
構成をもつハードディスク装置4は、電源が投入された
際、あるいはリセットコマンドが発行された際、マイコ
ン41が、フラッシュROM43に格納されたプログラ
ムを実行することにより、フラッシュROM43のBI
OS専用領域431に格納されたシステムBIOSを読
み出して、インタフェースコントローラ44のデータレ
ジスタ441に順次書き込んでいく。この処理は、シス
テムBIOSの先頭のコードを転送した後、CPU1に
よるデータレジスタ9の読み出しが行なわれるごとに次
のコードを転送していき、これをCPU1からコマンド
を受けるまで繰り返すという手順で進められる。
【0032】このように、システムBIOSを記憶する
BIOS専用領域421を、ハードディスク42上に代
えてフラッシュROM43上に確保する場合も、前述と
同様にシステムの起動を実行できるため、システムBI
OSを格納するためのフラッシュROMをなくすことに
よるコストダウンおよびコンパクト化を図ることが可能
となる。
BIOS専用領域421を、ハードディスク42上に代
えてフラッシュROM43上に確保する場合も、前述と
同様にシステムの起動を実行できるため、システムBI
OSを格納するためのフラッシュROMをなくすことに
よるコストダウンおよびコンパクト化を図ることが可能
となる。
【0033】なお、前述した実施形態では、図3に示し
た初期プログラムがCPU1内のROMに格納されるも
のとして説明したが、この初期プログラムをDRAM3
およびハードディスク装置4を駆動制御するチップセッ
ト2内のROMに格納するようにしてもよい。この場
合、CPU1は、電源投入またはリセットの直後に、チ
ップセット2が内蔵するROMに格納されたこの初期プ
ログラムを実行するように構成されることになる。
た初期プログラムがCPU1内のROMに格納されるも
のとして説明したが、この初期プログラムをDRAM3
およびハードディスク装置4を駆動制御するチップセッ
ト2内のROMに格納するようにしてもよい。この場
合、CPU1は、電源投入またはリセットの直後に、チ
ップセット2が内蔵するROMに格納されたこの初期プ
ログラムを実行するように構成されることになる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明のコンピ
ュータシステムによれば、磁気ディスク装置内の専用の
記憶領域にシステムBIOSを格納するとともに、この
システムBIOSをシステム起動時に読み出して起動す
る機構を設けることにより、システムBIOSを格納す
るためのフラッシュROMを不要とすることができ、部
品の削減によるコストダウンおよびコンパクト化を図る
ことが可能となる。
ュータシステムによれば、磁気ディスク装置内の専用の
記憶領域にシステムBIOSを格納するとともに、この
システムBIOSをシステム起動時に読み出して起動す
る機構を設けることにより、システムBIOSを格納す
るためのフラッシュROMを不要とすることができ、部
品の削減によるコストダウンおよびコンパクト化を図る
ことが可能となる。
【図1】この発明の実施形態に係るコンピュータシステ
ムの構成を示す図。
ムの構成を示す図。
【図2】同実施形態のハードディスク装置の構成を示す
図。
図。
【図3】同実施形態のCPUが内蔵するROMに格納さ
れる初期プログラムのコードを例示する図。
れる初期プログラムのコードを例示する図。
【図4】同実施形態のCPUが内蔵するROMに格納さ
れる初期プログラムの動作手順を示すフローチャート。
れる初期プログラムの動作手順を示すフローチャート。
【図5】同実施形態のシステムBIOSを記憶するBI
OS専用領域をフラッシュROM上に確保した場合のハ
ードディスク装置の構成を示す図。
OS専用領域をフラッシュROM上に確保した場合のハ
ードディスク装置の構成を示す図。
【図6】従来のコンピュータシステムの構成を示す図。
1…CPU 2…チップセット(メモリ/HDDコントローラ) 3…DRAM 4…ハードディスク装置 5…システムバス 41…マイコン 42…ハードディスク 43…フラッシュROM 44…インタフェースコントローラ 421,431…BIOS専用領域
Claims (5)
- 【請求項1】 CPUと、RAMと、磁気ディスク装置
とを備えたコンピュータシステムにおいて、 前記磁気ディスク装置は、 システムの起動を含むシステム全体のハードウェア管理
を実行する基本入出力プログラムが格納される第1の記
憶領域と不特定多数のプログラムおよびデータが格納さ
れる第2の記憶領域とを有する磁気ディスクと、 前記CPUがアクセス可能なデータレジスタを内蔵する
インターフェースコントローラと、 磁気ディスク装置の起動時、前記第1の記憶領域に格納
された前記基本入出力プログラムを前記データレジスタ
に転送するマイコンとを具備し、 前記CPUは、 前記データレジスタに転送される前記基本入出力プログ
ラムを前記RAMに格納して起動する初期プログラムが
格納されるROMと、 システムの起動時、前記初期プログラムを実行する初期
プログラム実行手段とを具備することを特徴とするコン
ピュータシステム。 - 【請求項2】 CPUと、RAMと、磁気ディスク装置
とを備えたコンピュータシステムにおいて、 前記磁気ディスク装置は、 システムの起動を含むシステム全体のハードウェア管理
を実行する基本入出力プログラムが格納される第1の記
憶領域と磁気ディスク装置を駆動制御するためのプログ
ラムが格納される第2の記憶領域とを有するフラッシュ
ROMと、 前記CPUがアクセス可能なデータレジスタを内蔵する
インターフェースコントローラと、 磁気ディスク装置の起動時、前記第1の記憶領域に格納
された前記基本入出力プログラムを前記データレジスタ
に転送するマイコンとを具備し、 前記CPUは、 前記データレジスタに転送される前記基本入出力プログ
ラムを前記RAMに格納して起動する初期プログラムが
格納されるROMと、 システムの起動時、前記初期プログラムを実行する初期
プログラム実行手段とを具備することを特徴とするコン
ピュータシステム。 - 【請求項3】 CPUと、RAMと、磁気ディスク装置
と、前記RAMおよび磁気ディスク装置を駆動制御する
メモリコントローラとを備えたコンピュータシステムに
おいて、 前記磁気ディスク装置は、 システムの起動を含むシステム全体のハードウェア管理
を実行する基本入出力プログラムが格納される第1の記
憶領域と不特定多数のプログラムおよびデータが格納さ
れる第2の記憶領域とを有する磁気ディスクと、 前記CPUがアクセス可能なデータレジスタを内蔵する
インターフェースコントローラと、 磁気ディスク装置の起動時、前記第1の記憶領域に格納
された前記基本入出力プログラムを前記データレジスタ
に転送するマイコンとを具備し、 前記メモリコントローラは、 前記データレジスタに転送される前記基本入出力プログ
ラムを前記RAMに格納して起動する初期プログラムが
格納されるROMを具備し、 前記CPUは、 システムの起動時、前記初期プログラムを実行する初期
プログラム実行手段を具備することを特徴とするコンピ
ュータシステム。 - 【請求項4】 CPUと、RAMと、磁気ディスク装置
と、前記RAMおよび磁気ディスク装置を駆動制御する
メモリコントローラとを備えたコンピュータシステムに
おいて、 前記磁気ディスク装置は、 システムの起動を含むシステム全体のハードウェア管理
を実行する基本入出力プログラムが格納される第1の記
憶領域と磁気ディスク装置を駆動制御するためのプログ
ラムが格納される第2の記憶領域とを有するフラッシュ
ROMと、 前記CPUがアクセス可能なデータレジスタを内蔵する
インターフェースコントローラと、 磁気ディスク装置の起動時、前記第1の記憶領域に格納
された前記基本入出力プログラムを前記データレジスタ
に転送するマイコンとを具備し、 前記メモリコントローラは、 前記データレジスタに転送される前記基本入出力プログ
ラムを前記RAMに格納して起動する初期プログラムが
格納されるROMを具備し、 前記CPUは、 システムの起動時、前記初期プログラムを実行する初期
プログラム実行手段を具備することを特徴とするコンピ
ュータシステム。 - 【請求項5】 RAMと、システムの起動を含むシステ
ム全体のハードウェア管理を実行する基本入出力プログ
ラムが格納される磁気ディスク装置とを備えたコンピュ
ータシステムの起動方法であって、 システムの起動時、前記磁気ディスク装置内に格納され
た前記基本入出力プログラムを前記RAMに転送するス
テップと、 前記RAMに転送された前記基本入出力プログラムを起
動するステップとを具備することを特徴とするシステム
の起動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279086A JP2000112762A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | コンピュータシステムおよびシステムの起動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279086A JP2000112762A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | コンピュータシステムおよびシステムの起動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000112762A true JP2000112762A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17606231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10279086A Pending JP2000112762A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | コンピュータシステムおよびシステムの起動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000112762A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7237105B2 (en) | 2003-05-07 | 2007-06-26 | International Business Machines Corporation | Startup system and method using boot code |
KR100950810B1 (ko) * | 2007-08-02 | 2010-04-08 | 오준수 | 전면 경사 매체 키보드의 이동형 작동 운영체제 컴퓨터 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP10279086A patent/JP2000112762A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7237105B2 (en) | 2003-05-07 | 2007-06-26 | International Business Machines Corporation | Startup system and method using boot code |
KR100950810B1 (ko) * | 2007-08-02 | 2010-04-08 | 오준수 | 전면 경사 매체 키보드의 이동형 작동 운영체제 컴퓨터 |
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