JP2002234827A - 複合粉体及びそれを含有する化粧料 - Google Patents

複合粉体及びそれを含有する化粧料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二酸化チタンや酸化亜鉛の二次凝集を抑制
し、化粧仕上がりが経時的に安定な化粧料を提供する。 【解決手段】 構成要素として、1)ポリエチレンと
2)二酸化チタン及び/又は酸化亜鉛とを含有すること
を特徴とする、複合粉体を作成し、これを化粧料に含有
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料用の原料とし
て好適な複合粉体及びそれを含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】二酸化チタンや酸化亜鉛は、粉体の中で
はかなりの微粒子であり、加えて隠蔽性や紫外線吸収特
性に優れることから、化粧料に於いて、隠蔽粉体或いは
紫外線防護用の粉体として広く、しかも多量に使用され
ている。しかしながら、二酸化チタンや酸化亜鉛には容
易に二次凝集を起こす特性があり、この為、経時的にそ
の使用特性の良さが損なわれることが少なくなかった。
又、二酸化チタンや酸化亜鉛は隠蔽性が高いが故に、こ
の様な二次凝集が存在した場合には、化粧仕上がりの厚
ぼったさを出現させる原因となってしまう危険があり、
二酸化チタンの二次凝集を抑制する手段の開発は、化粧
料の技術の分野に於いては、重要な課題となっていた。
【0003】他方、二酸化チタンや酸化亜鉛において
は、その隠蔽性の高さより、仕上がりがのっぺりしてし
まう欠点が存在し、この様な欠点のため二酸化チタンや
酸化亜鉛を多く含有する化粧料には、自然な仕上がりが
欠け、二酸化チタンの隠蔽性と紫外線防護作用を生かし
ながら、この様な仕上がりの自然さを付与する手だての
開発が望まれていた。
【0004】一方、化粧料の製剤化技術に於いて、ポリ
エチレンと二酸化チタンや酸化亜鉛を構成要素とする複
合粉体は全く知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、二酸化チタンや酸化亜鉛の二
次凝集を抑制し、化粧仕上がりが経時的に安定な化粧料
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】本発明者らは、この様な状況に鑑み
て、二酸化チタンや酸化亜鉛の二次凝集を抑制し、化粧
仕上がりが経時的に安定な化粧料を求め、鋭意研究努力
を重ねた結果、構成要素として、1)ポリエチレンと
2)二酸化チタンとを含有することを特徴とする、複合
粉体に於いて、二次凝集が著しく抑制されており、この
様な粉体を化粧料に含有させることにより、経時的に仕
上がりが変化しない化粧料が得られることを見出し、発
明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す
技術に関するものである。 (1)構成要素として、1)ポリエチレンと2)二酸化
チタン及び/又は酸化亜鉛とを含有することを特徴とす
る、複合粉体。 (2)二酸化チタン及び/又は酸化亜鉛の含有量が10
〜60重量%であることを特徴とする、(1)に記載の
複合粉体。 (3)ポリエチレン粉末に微粒子二酸化チタン及び/又
は微粒子酸化亜鉛を強化分散したものであることを特徴
とする、(1)又は(2)に記載の複合粉体。 (4)(1)〜(3)何れか1項に記載の複合粉体を含
有することを特徴とする、化粧料。 (5)紫外線防護用であることを特徴とする、(4)に
記載の化粧料。以下に、本発明について、実施の形態を
中心に更に詳細に説明を加える。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)本発明の複合粉体 本発明の複合粉体は、構成要素として、1)ポリエチレ
ンと2)二酸化チタン及び/又は酸化亜鉛とを含有する
ことを特徴とする。ここで、本発明の複合粉体に於け
る、好ましいポリエチレンの含有量は、10〜90重量
%が好ましく、更に好ましくは20〜60重量%であ
る。これは、ポリエチレンの量が多くなりすぎると、相
対的に二酸化チタンや酸化亜鉛の量が少なくなり過ぎ、
隠蔽効果や紫外線防護効果を損なう場合があり、少なす
ぎると二次凝集抑制作用を発揮しない場合があるからで
ある。又、この様な二酸化チタン或いは酸化亜鉛として
は、微粒子のものが好ましく、かかる微粒子二酸化チタ
ン或いは微粒子酸化亜鉛の平均粒径としては、0.01
〜10μm程度であることが好ましい。本発明の複合粉
体においては、二酸化チタンのみ、二酸化チタンと酸化
亜鉛及び酸化亜鉛のみをポリエチレンと複合化すること
が含まれ、これらの何れの組合せも可能である。本発明
の複合粉体は、これら必須の構成要素以外に、通常化粧
料などに使用される任意成分を、本発明の効果を損ねな
い範囲に於いて含有することができる。かかる任意成分
としては、例えば、酸化鉄、ナイロンパウダー、シルク
パウダー、シリカ、メチルポリシロキサン網状重合体、
架橋型メチルポリシロキサン粉体、炭酸カルシウム。炭
酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、
ステアリン酸亜鉛やステアリン酸マグネシウムなどの金
属石鹸、タルク、カオリン、アルミナ、窒化チタン、窒
化硼素アクリル樹脂粉末、結晶セルロース等の粉体類、
スクワランやホホバ油などの油脂類、ステアリン酸モノ
グリセライド、ポリオキシソルビタンステアレートなど
の界面活性剤類などが好ましく例示できる。又、二酸化
チタンや他の粉体に於いては、その表面を予め表面処理
剤で処理しておくことができる。この様な表面処理剤と
しては、他の粉体及びその焼結体、ハイドロジェンメチ
ルポリシロキサンの焼き付け、メチルポリシロキサンの
焼き付け或いは金属石鹸処理などが好適に例示できる。
本発明の複合粉体は、これらの必須成分と任意成分とを
処理することにより製造することができる。処理方法と
しては、遊星ボールミルやダイノミルなどを用いた強化
分散法が好ましく例示できる。即ち、ポリエチレンと二
酸化チタンの間には著しい硬度差があり、加えて、ポリ
エチレン粉末に比して二酸化チタン粒子や酸化亜鉛粒子
は著しく小さいため、これらの2者を著しい物理的力で
処理することにより、ポリエチレン粉末中に二酸化チタ
ンや酸化亜鉛がめり込んで分散していくことができ、こ
れを利用して本発明の粉体は製造できる。この様に製造
された本発明の複合粉体は、1)製剤系に加工した場合
に於いて、二次凝集を起こしにくい、2)紫外線吸収効
果を有しながら、白っぽさが無いという効果を有する。
本発明の複合粉体の粒径としては、平均で10〜100
μm程度が好ましい。本発明の化粧料に於いて、かかる
本発明の複合粉体の好ましい含有量は、1〜40重量%
であり、更に好ましくは、2〜30重量%である。
【0008】(2)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、上記本発明の複合粉体を含有するこ
とを特徴とする。本発明の複合粉体の特徴から、本発明
の化粧料は二酸化チタンや酸化亜鉛の性質を生かした製
剤に好ましく、例えば、ファンデーションや紫外線防護
化粧料等が特に好ましく例示できる。その他、通常二酸
化チタンを含有する化粧料に適用することも勿論可能で
あり、本発明の複合粉体の効果を発揮することができ
る。通常二酸化チタンや酸化亜鉛を含有する化粧料とし
ては、上記以外に、アンダーメークアップ化粧料、チー
クカラー、リップカラーなどのメークアップ化粧料、マ
ッサージ化粧料やクレンジング化粧料、パック化粧料と
言った基礎化粧料などが好ましく例示できる。本発明の
化粧料は、上記の必須成分である複合粉体外に、通常化
粧料で使用される任意成分を含有することができる。こ
の様な任意成分としては、例えば、スクワラン、ワセリ
ン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、ジ
メチコンやフェメチコン、架橋型メチルポリシロキサン
などのシリコーン類、ホホバ油、ビーゼルワックス、カ
ルナウバワックス,オレイン酸オクチルドデシル等のエ
ステル類、オリーブ油、牛脂、椰子油等のトリグリセラ
イド類、ステアリン酸、オレイン酸、リチノレイン酸等
の脂肪酸、オレイルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オクチルドデカノール等の高級アルコール、ポリエ
チレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオー
ル等の多価アルコール類、増粘・ゲル化剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、有機色素などの色剤、防腐剤などが
好ましく例示できる。これらの内、本発明の複合粉体の
紫外線吸収効果を高めることから、桂皮酸エステル類、
p−アミノ安息香酸エステル類、ジベンゾイルメタン類
などの紫外線吸収剤を含有させることが特に好ましい。
これら紫外線吸収剤は唯1種を含有させることもできる
し、二種以上を組み合わせて使用することもできる。こ
れらの好ましい含有量は、化粧料全量に対して、総量で
0.1〜5重量%である。本発明の化粧料は、上記の必
須成分と任意成分とを常法に従って処理することにより
製造することができる。
【0009】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ
限定されないことは言うまでもない。
【0010】<実施例1>ポリエチレン粉末(平均粒径
15μm)80重量部と二酸化チタン(平均粒径1μ
m)20重量部とを遊星ボールミルで24時間処理し、
分級して平均粒径21μmの本発明の複合粉体1を76
重量部得た。
【0011】<実施例2>ポリエチレン粉末(平均粒径
15μm)50重量部と二酸化チタン(平均粒径1μ
m)40重量部と酸化亜鉛10重量部を遊星ボールミル
で24時間処理し、分級して平均粒径14μmの本発明
の複合粉体2を81重量部得た。
【0012】<実施例3>ポリエチレン粉末(平均粒径
15μm)60重量部と3%ステアリン酸亜鉛処理微粒
子二酸化チタン(平均粒径0.1μm)40重量部とを
遊星ボールミルで24時間処理し、分級して平均粒径2
3μmの本発明の複合粉体3を62重量部得た。
【0013】<実施例4>ポリエチレン粉末(平均粒径
15μm)60重量部と3%酸化鉄焼結処理微粒子二酸
化チタン(平均粒径0.6μm)30重量部と3%シリ
カコート酸化亜鉛10重量部とを遊星ボールミルで24
時間処理し、分級して平均粒径17μmの本発明の複合
粉体4を78重量部得た。
【0014】<実施例5>ポリエチレン粉末(平均粒径
15μm)60重量部と3%ハイドロジェンメチルシロ
キサン焼き付け処理微粒子二酸化チタン(平均粒径0.
5μm)30重量部とシリカゲル10重量部とを遊星ボ
ールミルで24時間処理し、分級して平均粒径18μm
の本発明の複合粉体5を62重量部得た。
【0015】<実施例6>実施例1〜5の粉体、二酸化
チタン(平均粒径1μm)、3%ステアリン酸亜鉛処理
微粒子二酸化チタン(平均粒径0.1μm)、3%酸化
鉄焼結処理微粒子二酸化チタン(平均粒径0.6μ
m)、3%ハイドロジェンメチルシロキサン焼き付け処
理微粒子二酸化チタン(平均粒径0.5μm)とをそれ
ぞれ、3mmのヘリングボーンスクリーンを装着したパ
ルベライザーで粉砕処理した後、ノルマルヘキサン中に
分散させ粒度分布を測定した。これらの粉体を室温で1
ヶ月放置した後、再度粒度分布を測定した。結果を表1
に示す。これより、本発明の複合粉体は、二次凝集が起
こりにくいことがわかる。
【0016】
【表1】
【0017】<実施例7>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料であるファンデーション1を作製した。即
ち、イの生分をヘンシェルミキサーで混合し、0.9m
m丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、
ヘンシェルミキサーで混合しながらロの成分を噴霧、コ
ーティングし、更に、1mmヘリングボーンスクリーン
を装着したパルベライザーで粉砕し、金皿に充填し、加
圧成形してファンデーション1を得た。このファンデー
ションを5人の専門パネラーにより、非常によいを評点
5とし、非常に悪いを評点0として等分の評価軸の評点
で、仕上がりの自然さとカバー力の項目で比較例1のフ
ァンデーションと比較した。結果はカバー力について
は、本発明のファンデーション1が平均3.5であるの
に対し、比較例1が平均2.5であり、仕上がりの自然
さがファンデーション1が4.0であるのに対し、比較
例1が3.0で、カバー力、仕上がりの自然さともに本
発明のファンデーションが優れていることがわかった。 イ 複合粉体1 40 重量部 セリサイト 20 重量部 マイカ 10 重量部 酸化鉄 5 重量部 中空アクリル樹脂ビーズ 5 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 5 重量部 シリコンエラストマー 1 重量部 ジメチコン 4 重量部 スクワラン 10 重量部 <比較例1のファンデーション> イ ポリエチレン粉末 32 重量部 二酸化チタン(1μm) 8 重量部 セリサイト 20 重量部 マイカ 10 重量部 酸化鉄 5 重量部 中空アクリル樹脂ビーズ 5 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 5 重量部 シリコンエラストマー 1 重量部 ジメチコン 4 重量部 スクワラン 10 重量部
【0018】<実施例8>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料であるファンデーション2を作製した。即
ち、イの生分をヘンシェルミキサーで混合し、0.9m
m丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、
ヘンシェルミキサーで混合しながらロの成分を噴霧、コ
ーティングし、更に、1mmヘリングボーンスクリーン
を装着したパルベライザーで粉砕し、金皿に充填し、加
圧成形してファンデーション2を得た。このファンデー
ションを5人の専門パネラーにより、非常によいを評点
5とし、非常に悪いを評点0として等分の評価軸の評点
で、仕上がりの自然さとカバー力の項目で比較例2のフ
ァンデーションと比較した。結果はカバー力について
は、本発明のファンデーション2が平均4.0であるの
に対し、比較例2が平均3.0であり、仕上がりの自然
さがファンデーション1が3.5であるのに対し、比較
例2が2.5で、カバー力、仕上がりの自然さともに本
発明のファンデーションが優れていることがわかった。 イ 複合粉体2 40 重量部 セリサイト 20 重量部 マイカ 10 重量部 酸化鉄 5 重量部 中空アクリル樹脂ビーズ 5 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 5 重量部 シリコンエラストマー 1 重量部 ジメチコン 4 重量部 スクワラン 5 重量部 桂皮酸イソオクチルエステル 5 重量部 <比較例2のファンデーション> イ ポリエチレン粉末 20 重量部 二酸化チタン 16 重量部 酸化亜鉛 4 重量部 セリサイト 20 重量部 マイカ 10 重量部 酸化鉄 5 重量部 中空アクリル樹脂ビーズ 5 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 5 重量部 シリコンエラストマー 1 重量部 ジメチコン 4 重量部 スクワラン 5 重量部 桂皮酸イソオクチル 5 重量部
【0019】<実施例9>以下に示す処方に従って、紫
外線防護乳液3を作製した。即ち、イ、ロ及びハの成分
を75℃に加熱し、イにニの成分を分散させた後、ロを
加えて乳化し、ハを加えて中和して、攪拌冷却し、本発
明の化粧料である紫外線防護用の乳液3を得た。同時に
ニの成分をホの構成に変えた比較例3の紫外線防護用の
乳液も作製した。これらを20℃で1ヶ月保存し、顕微
鏡下粉体の分散を観察したところ、本発明の防護用の乳
液は全く凝集が認められなかったのに対し、比較例3は
著しい凝集を認めていた。 イ スクワラン 10 重量部 セタノール 2 重量部 ソルビタンセスキステアレート 0.5重量部 ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテル 1 重量部 p−ジメチルアミノ安息香酸イソオクチル 5 重量部 ロ イソプレングリコール 2 重量部 1,2−ペンタンジオール 3 重量部 1,3−ブタンジオール 3 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル 0.1重量部 カルボキシビニルポリマー 0.2重量部 水 44.2重量部 ハ 水酸化カリウム 0.2重量部 水 24.8重量部 ニ 複合粉体3 5 重量部 ホ ポリエチレン粉末 3 重量部 3%ステアリン酸亜鉛微粒子二酸化チタン 2 重量部
【0020】<実施例10>以下に示す処方に従って、
紫外線防護乳液4を作製した。即ち、イ、ロ及びハの成
分を75℃に加熱し、イにニの成分を分散させた後、ロ
を加えて乳化し、ハを加えて中和して、攪拌冷却し、本
発明の化粧料である紫外線防護用の乳液4を得た。同時
にニの成分をホの構成に変えた比較例4の紫外線防護用
の乳液も作製した。これらを20℃で1ヶ月保存し、顕
微鏡下粉体の分散を観察したところ、本発明の防護用の
乳液は全く凝集が認められなかったのに対し、比較例4
は著しい凝集を認めていた。 イ スクワラン 10 重量部 セタノール 2 重量部 ソルビタンセスキステアレート 0.5重量部 ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテル 1 重量部 p−ジメチルアミノ安息香酸イソオクチル 5 重量部 ロ イソプレングリコール 2 重量部 1,2−ペンタンジオール 3 重量部 1,3−ブタンジオール 3 重量部 アクリル酸・メタクリル酸アルキル 0.1重量部 カルボキシビニルポリマー 0.2重量部 水 44.2重量部 ハ 水酸化カリウム 0.2重量部 水 24.8重量部 ニ 複合粉体4 5 重量部 ホ ポリエチレン粉末 3 重量部 3%酸化鉄焼き付け微粒子二酸化チタン 1.5重量部 3%シリカコート微粒子酸化亜鉛 0.5重量部
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、二酸化チタンや酸化亜
鉛の二次凝集を抑制し、化粧仕上がりが経時的に安定な
化粧料を提供することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成要素として、1)ポリエチレンと
    2)二酸化チタン及び/又は酸化亜鉛とを含有すること
    を特徴とする、複合粉体。
  2. 【請求項2】 二酸化チタン及び/又は酸化亜鉛の含有
    量が10〜60重量%であることを特徴とする、請求項
    1に記載の複合粉体。
  3. 【請求項3】 ポリエチレン粉末に微粒子二酸化チタン
    及び/又は微粒子酸化亜鉛を強化分散したものであるこ
    とを特徴とする、請求項1又は2に記載の複合粉体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3何れか1項に記載の複合粉
    体を含有することを特徴とする、化粧料。
  5. 【請求項5】 紫外線防護用であることを特徴とする、
    請求項4に記載の化粧料。
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