JPS61194010A

JPS61194010A - 非液状メーキャップ化粧料

Info

Publication number: JPS61194010A
Application number: JP3397085A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Hachiman; 八幡　佳夫; Shigenori Kumagai; 重則熊谷; Hiroyuki Yokoyama; 広幸横山; Toshihiko Nakane; 俊彦中根; Yutaka Okunuki; 裕奥貫
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1985-02-22
Filing date: 1985-02-22
Publication date: 1986-08-28
Anticipated expiration: 2010-03-15
Also published as: JPH0723287B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は平均粒子径０，０１〜５ミクロンの無機粉末に
よって表面が覆われた平均粒子径１〜１００ミクロンの
樹脂粉末を配合することによって、樹脂粉末が使用性に
賦与する滑りのよさ、及びのびの軽さを損なうことなく
、カハーカのある、また肌に塗布した時に起こる色ムラ
、色浮き、色分かれを抑え仕上がりのきれいなメーキャ
ップ化粧料に関する。

〔従来の技術〕

メーキャップ化粧料は通常、油脂、ロウ、炭化水素、高
級アルコール等の油性基剤、粉末及び着色料と他の成分
、例えば酸化防止剤、可塑剤、溶剤などと配合せしめる
ことによって製造されている。

さらに滑りの軽さ及び良好な感触を賦与するために樹脂
粉末を配合している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、樹脂粉末は屈折率が低いためメーキャッ
プ化粧料に配合した場合に隠蔽力がない。

その結果、屈折率が高い顔料との隠蔽力の差が大きく、
すじむらを起こす原因となり、仕上がりの美しさを非常
に損なう。また、着色顔料との併用において色ムラ、色
浮きなどが生じるという問題がある。

〔問題を解決するための手段〕

そこで、本発明者らは、上記事情にかんがみ、樹脂粉末
の使用性に賦与する滑りの良さ及びのびの軽さを損なう
ことな（、カハーカのある、また肌に塗布した時に起こ
る色ムラを抑え、仕上がりのきれいなメーキャップ化粧
料を得るべく鋭意研究を重ねた結果、無機粉末で表面を
覆われた樹脂粉末を化粧料に配合することにより、この
課題を解決しうろことを見い出し、本発明を完成するに
至った。

本発明で適用される無機粉末としては、化粧料に用いら
れるものは任意に用いられ、例えば以下の如き無機粉末
が挙げられる。

すなわち、タルク、酸化チタン、マイカ、酸化亜鉛、カ
オリン、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化コバルト
、赤色酸化鉄、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、硫酸バリウム
、オキシ塩化ビスマス、マンガン、紺青、群青、水酸化
クロム、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、無
水ケイ酸、含水ケイ酸、アルミニウム、銅、金、雲母チ
タンが挙げられる。

また、本発明で通用される樹脂粉末としては、ポリエス
テル、ポリエチレン、ポリスチレン、メタクリル酸メチ
ル樹脂、セルロース、１２ナイロン、６ナイロン、スチ
レンとアクリル酸の共重合体、ポリプロピレン、塩化ビ
ニル、テフロンが挙げられる。

本発明では、無機粉末の平均粒子径は樹脂粉末の平均粒
子径の１／１０００〜１１５のもので、かかる範囲の粒
子径の無機粉末を用いることにより無機粉末が樹脂粉末
表面上を被覆し得るようになる。

無機粉末の粒子径は通常０．０１〜５ミクロンの範囲で
、特に０．０１〜１ミクロンの範囲のものが好ましい。

また、樹脂粉末の粒子径は通常１〜１００　ミクロンで
、特に３〜３０ミクロンの範囲のものが好ましい。

本発明の化粧料に配合する複合粉体を製造するには、無
機粉末と有機粉末を乾式あるいは湿式で混合することに
よって樹脂粉末の表面に無機粉末が均一に付着せしめら
れた粉末が製造される。混合装置としては、各種ボール
ミル、ポットミル、乳鉢、播漬機、アトライターなどが
適用される。

あるいは、樹脂粉末製造時に樹脂粉末内部に無機粉末を
埋め込むことにより製造される。

無機粉末と樹脂粉末とを用いて混合せしめる際に用いる
量比は樹脂粉末１００部に対し、無機粉末０．１〜２０
０部用いる。

〔実施例〕

つぎに実施例をあげて本発明を具体的に明らかにする。

本発明はこれにより限定されるものではなく、全てのメ
ーキャップ化粧料に応用できるものである。配合量は重
量％である。

実施例１　両用ファンデーション ■　４０％ＩＩ化チタン被覆セルロース　　　１５■　
シリコン処理マイカ　　　　　　　　４０■　シリコン
処理タルク　　　　　　　　２０．４５■　シリコン処
理酸化鉄　　　　　　　　６．５■　酸化チタン　　　
　　　　　　　　　　５■　トリメチロールプロパン　
　　　　　　５トリイソステアレート ■　スクワラン　　　　　　　　　　　　３■　ピース
ワックス　　　　　　　　　　　２■　ノルビクントリ
オレート　　　　　　　　１０　防腐剤　　　　　　　
　　　　　　　　０．５０　ビタミンＥ　　　　　　　
　　　　　　　　Ｏ，０５＠　プチルメトキソベンゾイ
ルメタン　　１０　香料　　　　　　　　　　　　　　
　　０．５（製法） ■〜■をヘンシェルミキサーで混合し、これに■〜０を
加熱熔解混合したものを添加混合後粉砕し、これを中皿
に成型し両用ファンデーションを得た。

実施例１はカバー力がありながら、のびが軽く、仕上が
りのきれいなものであった。

実施例２　　油４’！スチソクファンデーション■　酸
化チタン　　　　　　　　　　　　　６■　４０％酸化
チタン被覆ナイロンパウダー７■　カオリン　　　　　
　　　　　　　　１２■　タルク　　　　　　　　　　
　　　　１３．７■　赤色酸化鉄　　　　　　　　　　
　　　１■　黄色酸化鉄　　　　　　　　　　　　　０
．７■　黒色酸化鉄　　　　　　　　　　　　　０．１
■　スクワラン　　　　　　　　　　　　３７■　２−
エチルヘキサン酸セチル　　　　ｊ６［相］　ソルビタ
ンセスキオレートＩ ■　アリストワックス　　　　　　　　　４＠　カルナ
バロウ　　　　　　　　　　　　１．３０　香料　　　
　　　　　　　　　　　　　０．２（製法） ■、■と［相］を８０℃で混合し、これに■、■、■、
■、■、■と■を添加し、ディスパーで混合した後、Ｔ
Ｋミル処理する。■と＠を加熱熔解し、添加混合後、脱
気する。０をゆるやかに混合した後、８０℃で容器に充
填し、冷却することによりスチノクファンデーションを
得た。

比較例１実施例２の処方中、（２）をナイロンパウダーに置換し
たものを実施例２と同様の方法により試作した。

実施例２と比較例１の官能評価結果を表１に示す。

評価方法は、専門パネル１０名による１〜５の５段。

階の官能評価を行い、その平均値を下記の記号で表した
。

◎　−ｍ−・・・−−−−１，５〜５．００−一−・−
・−−−３，５〜４．４ △　　−−−−−−２，５〜３．４ｘ　　−−−−−−１，５〜２．４ｘ　ｘ　　−−−−−１，Ｑ　〜１．４表１ □ 表１から明らかなように、本発明に係るスチノクファン
デーションは官能評価項目のいずれにおいても優れてい
ることがわかる。

実施例３　パウダーファンデーション ■　３０％酸化チタン被覆ポリエチレン　　１６■　タ
ルク　　　　　　　　　　　　　　　２０．８■　白雲
母　　　　　　　　　　　　　　　５０■　赤色酸化鉄
　　　　　　　　　　　　０．７■　黄色酸化鉄　　　
　　　　　　　　　１■　黒色酸化鉄　　　　　　　　
　　　　　０．１■　シリコンオイル　　　　　　　　
　　　１■　２−エチルヘキサン酸セチル　　　　９■
　ソルビタンセスキオレート　　　　　　ｌ［相］　防
腐剤　　　　　　　　　　　　　　０．３■　香料　　
　　　　　　　　　　　　　　０．１（製法） ■〜■をヘンシェルミキサーで混合し、これに■〜■を
加熱混合したものを添加混合後粉砕し、これを中皿に成
型しミパウダーファンデーションを得た。実施例３はの
びも軽く、仕上がりもきれいであった。

実施例４　ブラソシャー ■　タルク　　　　　　　　　　　　　　　１５．５■
　絹雲母　　　　　　　　　　　　　　６５■　１０％
赤色酸化鉄被覆球状セルロース　４■　５％黄色酸化鉄
被覆球状セルロース　２■　５％群青被覆球状セルロー
ス　　　　　２■　赤色２２６号　　　　　　　　　　
　　０．１■　チタンマイカ　　　　　　　　　　　　
３■　スクワラン　　　　　　　　　　　　３■　バル
ミチン酸２−エチルへキシル　　５［相］　防腐剤　　
　　　　　　　　　　　　　０．３０　香料　　　　　
　　　　　　　　　　　０．１（製法） ■〜■をヘンシェルミキサーで混合し、これに■から０
を加熱熔解混合したものを吹き付け、混合した後粉砕し
、さらに（７）を加え混合した後、中皿に成型しブラソ
シャーを得た。

比較例２実施例４の処方中の（３）、（４）、（５）を赤色酸化
鉄０．４Ｍ量％、黄色酸化鉄０．１Ｍ量％、群青０．１
重量％、球状セルロース７．４１１ｊｆｆ％に置換した
ものを同様に試作した。実施例４は比較例２と比べて色
ムラになりにくい。

実施例５　口　紅 ■　炭化水素ワ・ノクス　　　　　　　　　　３■　キ
ャンデリラワックス　　　　　　　　１■　グリセリル
イソステアレート　　　　４０■　流動パラフィン　　
　　　　　　　　４４■　酸化チタン　　　　　　　　
　　　　　２■　４０％酸化チタン被覆メタクリル酸　
　　６．８メチル樹脂 ■　有機顔料　　　　　　　　　　　　　　３■　香料
　　　　　　　　　　　　　　　　０．２（製法） ■〜■を８５℃に加熱熔解し、これに■〜■を加え攪拌
混合した後■を攪拌混合し、容器に充填して口紅を得た
。実施例５は色分かれがなく、のびも軽い。

実施例６　乳化ファンデーション ■　ステアリン酸　　　　　　　　　　　　０．４■　
イソステアリン酸　　　　　　　　　　０．３■　２−
エチルヘキサン酸セチル　　　　　４■　流動パラフィ
ン　　　　　　　　　　１１■　ＰＯＥ　Ｏωステアリ
ルエーテル　　　　　　２■　タルク　　　　　　　　
　　　　　　　１５■　５０％顔料被覆ポリエチレン　
　　　　７■　セチルアルコール　　　　　　　　　０
．３■　防腐剤　　　　　　　　　　　　　　０．０９
［相］　トリエタノールアミン　　　　　　　　０．４
２０　プロピレングリコール　　　　　　　５０　イオ
ン交換水　　　　　　　　　　　５４．１９０　香料　
　　　　　　　　　　　　　　　０．３（製法） ■〜■を８５℃に加熱熔解混合し、これに［相］〜＠を
８５℃に加熱溶解混合した混合物を徐々に添加し乳化す
る。乳化時温度を１０分間保持して攪拌した後、攪拌冷
却して４５℃とする。これに［相］を加え３５℃まで攪
拌冷却を続け、取り出し、容器に充填して乳化ファンデ
ーションを得た。実施例６は色ムラ、色分かれのなく、
のびが軽い。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）平均粒子径０．０１〜５ミクロン（球状換算径）
の無機粉末によって表面が覆われた平均粒子径１〜１０
０ミクロンの樹脂粉末を配合してなるメーキャップ化粧
料。
（２）無機粉末の平均粒子径が樹脂粉末の平均粒子径の
１／１，０００〜１／５である特許請求の範囲第１項記
載の化粧料。
（３）無機粉末と樹脂粉末とを混合せしめる際に用いる
量比は樹脂粉末１００部に対し、無機粉末０．１〜２０
０部である特許請求の範囲第１項または第２項記載の化
粧料。
（４）無機粉末がタルク、酸化チタン、マイカ、酸化亜
鉛、カオリン、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化コ
バルト、赤色酸化鉄、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、硫酸バ
リウム、オキシ塩化ビスマス、マンガン、紺青、群青、
水酸化クロム、水酸化アルミニウム、ベントナイト、ケ
イ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸、
含水ケイ酸、アルミニウム、銅、金、雲母チタンからな
る群より選ばれた少なくとも一種の無機粉末である特許
請求の範囲第１項〜第３項のいずれか１項記載の化粧料
。
（５）樹脂粉末が、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ
スチレン、メタクリル酸メチル樹脂、セルロース、１２
ナイロン、６ナイロン、スチレンとアクリル酸の共重合
体、ポリプロピレン、塩化ビニル、テフロンからなる群
より選ばれた少なくとも一種の樹脂粉末である特許請求
の範囲第１項〜第４項のいずれか１項記載の化粧料。