JPS61194013A

JPS61194013A - 日焼け止め化粧料

Info

Publication number: JPS61194013A
Application number: JP60033558A
Authority: JP
Inventors: Yasuji Takashima; 高島　雍治; Toshiaki Nakajima; 俊明中島; Hiroshi Murayama; 村山　普; Masumi Koishi; 真純小石
Original assignee: Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Current assignee: Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date: 1985-02-21
Filing date: 1985-02-21
Publication date: 1986-08-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、紫外線から肌を保護する日焼は止め化粧料に
関する。

（従来の技術およびその問題点）従来、酸化チタンは白色顔料として化粧料に広く使用さ
れており、日焼は止め化粧料にも種々の紫外線吸収剤と
ともに使用されている。

しかし、酸化チタンは親水性であるため、油性化粧料基
剤に配合する場合は保存中に凝集をおこすなどの不都合
を生じやすく、このため処方上および製造上制約が多か
った。

（問題を解決するだめの手段）本発明者らは、この問題を解決すべく鋭意研究した結果
、溶媒を使用することなく酸化チタンと不溶性高分子化
合物粒子を乾式混合して両者を付着させたものは、油性
化粧料基剤との親和性がよくて長期にわたって凝集を生
ずることなく、紫外線遮蔽効果も良好なことを見出して
、本発明を完成した。

本発明の目的物は酸化チタンを付着させた不溶性高分子
化合物粒子を油性化粧料基剤に分散させた日焼は止め化
粧料である。

本発明において、不溶性高分子化合物粒子とは、常用の
油性化粧料基剤に不溶性の高分子化合物（たとえば、ポ
リアミド、ナイロン、ポリスチレン、ポリエチレン、テ
フロン、ポリメチルメタクリレート、エポキシ、デルリ
ン、ベンゾグアナミン、塩化ビニルなどの樹脂）の粒径
が１〜１００μｍの球状または不定形状の微粒子をいい
、この微粒子は多孔性であってもよいし、多孔性でなく
てもよい１、同１ニ＜酸化チタンとは、ルチル型、アナターゼ型、斗
たは金属酸化物などにより単独または複合的に改質され
たタイプのいずれであってもよく、粒径は一般に００１
〜１μｍ程度であり、好ましくは最小粒径が０．０１μ
ｍ以上で、平均粒径が０２〜０、４　ｐｍである。酸化
チタンは不溶性高分子化合物粒子に対して５〜６０重量
％、好捷しくは５０重量％程度配合することができる。

啼化テタ／を不溶性高分子化合物粒子に加え、自動乳鉢
、ボールミルなどの捕潰装置を用いて乾式混合すること
により、酸化チタン粒子を不溶性高分子粒子の表面に付
着させて酸化チタン壁不溶性高分子粒子を生成し、これ
を本発明の日焼は止め化粧料の遮光剤として使用するこ
とができる。

同じく油性化粧料基剤とは、化粧料として常用される油
性タイプ捷たは油中水型クリームタイプの基剤をいう。

？田性タイプの基剤としては、たとえば炭化水素（ヘｌ
−ロラタム、パラフィンワ、クス、マイクロクリスタリ
／ワ、クス、流動パラフィン、低分子ポリエチレン、ス
クワレン、スクワラン、セレンンなど）、脂肪酸エステ
ル（ミリスチン酸イノプロピル、ミリスチン酸ブチル、
パルミチン酸イノプロピル、ステアリン酸メチル、ステ
アリン酸フチル、オレイン酸オレエール、アセトグリセ
ライド、中鎖脂肪酸トリグリセリド、　トリー２−エチ
酸ルヘキサ／グリセリン、アセチル化ラノリンなど）。

△ 油脂（オリーブ油、アーモンド油、落花生油、カカオ脂
、ゴマ油、硬化油など）、ロウ類（ミツロウ、カルナウ
バロウ、鯨ロウ、ラノリンなど）などを用いるごとがで
きる。

油中水型クリームタイプの基剤は、前記油性タイプの基
剤に非イオン界面活性剤（たとえば、ポリオキシエテレ
／ヒマ７油誘導体、高級脂肪酸ソルビタンニスチル、ポ
リオキ７エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
ンエチレングリセリンモノ脂肪酸エステルなど）を加え
て溶解した後、精製水を加え、攪拌、乳化させることに
よって得られる。

本光明の日焼は止め化粧料ｒは、前記必須成分の他に必
要に応じて、色素、顔料、香料、殺菌剤。

抗炎症剤、その他皮虜化粧料に通常用いられる成分を配
合することができる。

本発明の日焼は止め化粧料は、たとえば次の方法によっ
て製造することができる。

（υ　すなわち、酸化チタンと不溶性高分子化合物粒子
を拙潰装置を用いて乾式混合し、酸化チタン壁不溶性高
分子粒子を調製する。

（２）炭化水素、脂肪酸エステル、油脂などを加温溶解
して油相基剤を調製し、これに酸化チタン壁不溶性高分
子化合物粒子を添加して均一に分散し、室温まで冷却し
て油性タイプの日焼は止め化粧料を製造する。

■　前項■の油相基剤に界面活性剤を加えた油相基剤を
調製し、これに前項■で調製した酸化チタン壁不溶性高
分子化合物粒子を添加し、保温しながら均一に分散する
。これに、精製水と親水性溶媒（たとえば、グリセリン
、エチレングリコール。

プロピレングリコール、エチルアルコールナト）との保
温溶液を加えて乳化し、室温まで冷却して油中水型クリ
ームタイプの日焼は止め化粧料を製　・造する。

（作　用）酸化チタン壁不溶性高分子粒子は未処理の酸化チタンに
比べて分散性がよく、本発明の日焼は止め化粧料は貯蔵
安定性がすぐれ、紫外線遮蔽性もかなり向上する。

以下、試験例を挙げて本発明の詳細な説明する。

試験例　１後記実施例１に準じて、酸化チタン壁ナイロ、／１２〔
酸化チタン（ルチル型、平均粒径０．２５μｍ）：ナイ
ロン１２＝３３：６７（重量）〕５５重量％酸化チタン
（ルチル型、平均粒径０２５μｍ）ｔ６７じて顔料を全
く配合しない油中水型クリームタイプの日焼は止め化粧
料を調製してコントロールとした。

前記のクリームを検体として、厚さ０１馴の石英セルに
入れて分光光度計により紫外線遮蔽性を調べた。本発明
の日焼け１トめ化粧料は未処理の酸化チタン配合のもの
に比べて紫外線遮蔽性がかなり向上する傾向か認められ
た。

その結果を第１図に示す。

試験例　２実施例３に準じて試験例１のクリームと同質。

同量の酸化チタノ壁ナイロ７１２．　酸化チタンをそれ
ぞれ配合した油性タイプの日焼は止め化粧料を調製し、
直ちに顕微鏡（１００倍）で観察した。

酸化チタン壁ナイロン１２は凝集が認められなかったが
、酸化チタンは凝集が認められた。

その結果を第２図および第３図に示す。

試験例　３試験例２で調製した検体を室温で保存し、経時的に凝集
の有無とその程度を顕微鏡（１００倍）で観察した。酸
化チタン壁ナイロン１２は１２箇月後も凝集が認められ
なかったが、酸化チタンは開始時にすでに（凝集が認め
られ、３箇月後にはその凝集の程度はかなりのものとな
った。

その結果を第１表に示す。

第　　１　　表分散性の経時変化註）一゛凝集がほとんど認められない。

＋　凝集が認められる− 料、凝集がかなり認められる。

（発明の効果）本発明の日焼は止め化粧料は、 ■　酸化チタン壁不溶性高分子化合物粒子が油性化粧料
基剤との親和性がよくて長期の保存によっても凝集をお
こさないので、貯蔵安定性がすぐれて使用感もよく、（２，）酸化チタン壁不溶性高分子化合物粒子が油性化
粧料基剤との親和性がよくて、そのまま油性化粧料基剤
に配合することができるので、処方上および製造上の制
約がなく、 ■　酸化チタン壁不溶性高分子化合物粒子がきわめて容
易に製造できるので、製造コストが低く、（リ　酸化チ
タン壁不溶性高分子化合物粒子が皮膚を害する物質を含
まず、油性化粧料基剤に分散されているので、皮膚に安
全であり、化粧のもちがよい。

（実　施　例）以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。

実施例　１酸化チタン（ルチル型１粒径０．２５　ｔｒｍ　）　１
６７２とナイロン１２３．３３７を自動乳鉢で５０分間
よく混合して酸化チタン壁ナイロン１２５．０２を調製
した。

バナセート８１０（商品名、中鎖脂肪酸トリグリセリド
、日本油脂■）３．０？、　　マイクロクリスタリ／ワ
、クス　ａ０２．スクワラン　２０７゜Ｒ動ハラフィン
　６０２．二、コールＨＣ○１０（商品名、ポリオキシ
エチレン（１０モル）硬化ヒマシ油誘導体１日光ケミカ
ルズ■）２．Ｏｆ、　　ニソコール　Ｓｏ　１０　（商
品名、ソルビタンモノオレート、日光ケミカルズ■）１
．Ｏｆ、ｌ−リフアット　８３０８（商品名、）ＩＪ−
２−エチルへキサン酸グリセリン、日光ケミカルズ■）
３５７を加温溶解し、これに前記の酸化チタノ壁ナイロ
／１２５０２を加えて均一に分散し、７５℃に保った。

更にこれに、グリセリン（日周）６０７と梢製氷６３．
５９の７５℃混液を加えて攪拌、乳化後、攪拌を続けな
がら室温まで冷却し、油中水型クリームタイプの日焼は
止め化粧料１００りを得た。

実施例　２酸化チタン（ルチル型１粒径０．２５μｍ　）　ｔ　６
７７とエポキシ樹脂３．５３　ｆを自動乳鉢で３０分間
よく混合して酸化チタン壁エボキ／樹脂５０７を調製し
た。

ニラコール　５Ｏ１０３，Ｏｒ、　　マイクロクリスタ
リ／ワ、クス　５．Ｏｆ、　　スクワラン　２．Ｏｆ。

流動・２ラフイン　１４．　ＯＩｉ’を加温溶解し、こ
れに前記の酸化チタン壁エポキソ樹脂　５０２を加えて
均一に分散し、７５℃に保った。

これに、ＭｇＳＯ４・７　Ｈ２Ｏ０，５？　、　　バラ
オキシ安息香酸メチル　０１り、グリセリン（日周）ｂ
、ｏｙ。

精製水６４６ノの７５℃混液を加えて攪拌、乳化後、攪
拌を続けながら室温まで冷却し、油中水型クリームタイ
プの日焼は止め化粧料１００１を得だ。

実施例　３バナセー　ト　８１０　４０．Ｏｒ、　　ミリスチン酸
イノプロピル　２５．Ｏｆ、　　流動パラフィン　２５
．０７、低分子ポリエチレン（分子量約２０００）５０
２を加温溶解し、これに実施例１と同様にして調製した
酸化チタン壁ナイロン＋２．５．ｏｒを加えて均一に分
散した後、攪拌を続けながら室温まで冷却し、油性タイ
プの日焼は止め化粧料１００２を得だ。

実施例　４酸化チタン（ルチル型１粒径０．２５μ＝）Ｏ，ｔ６７
７、ナイロン１２　０．３３３４．　　スクワラン４５
．０７、オリーブ油　５．Ｏｆ、　　ミリスチン酸イソ
プロピル　４９．５　？を用い、実施例６に準じて油性
タイプの日焼は止め化粧料１００１を調製した。

【図面の簡単な説明】

第１図は、酸化チタン壁不溶性高分子化合物粒子、未処
理酸化チタンをそれぞれ配合した油中水型クリームタイ
プの日焼は止め化粧料の紫外線遮蔽性を示すグラフであ
る。ここにおいて、Ａは酸化チタン壁ナイロン１２を配
合したもの、Ｂは未処理酸化チタンを配合したものを示
す。第２図は、酸化チタン壁ナイロン１２を配合した本発明
の油性タイプの日焼は止め化粧料の顕微鏡写真を示す。第６図は、未処理酸化チタンを配合した油性タイプの日
焼け１トめ化粧料の顕微鏡写真を示す。特許出願人　　大正製薬株式会社代理人　弁理士　　北　　川　　富　　造矛１　図２００　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　Ｎ。遵長（ｒＬｒｒＬ）図面の浄Ｌ（（内容に変更なし）第２　図２３図手続補正書（方式）％式％２、発明の名称日焼は止め化粧料五補正をする者事件との関係　　特許出願人住所　東京都豊島区高田３丁目２４番１号名称　（２８
１）　　大正製薬株式会社代表者　　上　原　昭　二４、代理人住所　〒１７１　　東京都豊島区高田３丁目２４番１号
５、補正命令の日付昭和６０年５月８日（発送日　昭和６０年５月２８日）６、補正の対象「明細書の図面の簡単な説明の欄」および「図面」Ｚ補正の内容（１）明細書第１２ページ下から第４行〜同第１３ペー
ジ第１行を下記の通りに訂正する。「　第２図は、酸化チタン壁ナイロン１２を配合した本
発明の油性タイプの日焼は止め化粧料中の酸化チタンの
粒子構造を示す、図面にかわる顕微鏡写真である。第３図は、未処理の酸化チタンを配合した油性タイプの
日焼は止め化粧料中の酸化チタンの粒子構造を示す、図
面にかわる顕微鏡写真である。　　　　　　　　　　　
　」（２）第２図および第３図を別紙のとおりモノクロ
ーム写真にかえる。ａ添付書類の目録

Claims

【特許請求の範囲】

１）酸化チタンを付着させた不溶性高分子化合物粒子を
油性化粧料基剤に分散させた日焼け止め化粧料。