JP3677728B2 - 水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料 - Google Patents
水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、おわん状又はシェル状の有機粉体を含有する水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料に関し、更に詳しくは、ファンデーションの付着が良好であり、顔面の好ましくないツヤを抑えることにより、マット感を演出する化粧効果に優れた下地化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、下地化粧料はファンデーションの付着性、伸び広がり等の使用感、保湿性、紫外線を防御する等の機能を向上させるために用いられている。この技術としては、ファンデーションの付着性や保湿性を向上させるためにエステル油や多価アルコールが配合され、清涼感を演出するためにエタノールが配合され、紫外線を防御するために酸化チタンや紫外線吸収剤が配合されている。また、マット感を演出するために、光散乱効果が高い無水珪酸等の球状粉体が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の下地化粧料においては、ファンデーションの付着性を向上させるためにエステル油を配合すると、この油に由来するツヤを生じ、更に経時的に皮膚から分泌される皮脂等により、ツヤやテカリといった好ましくない光沢感が増加する場合があり、マット感を有する化粧効果を得ることは難しかった。また、マット感を演出するために無水珪酸等の球状粉体を用いた場合は、球状粉体が光を乱反射するために、肌表面の欠点をぼやかす効果(いわゆるソフトフォーカス効果)は発揮されるが、マット感を演出する効果は十分でなかった。このため、ファンデーションの付着性が良好であり、マット感を演出する化粧効果に優れた下地化粧料の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる実情に鑑み本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定形状の有機粉体を含有する下地化粧料が、ファンデーションの付着性が良好であり、マット感を演出する化粧効果に優れることを見出し、本発明を完成した。更に、前記下地化粧料に多価アルコールを含有すると、ファンデーションの付着性がより向上し、また更に、前記下地化粧料に無水珪酸を含有すると、マット感を演出する化粧効果が、より向上すること見出し本発明を完成した。
【0005】
すなわち本発明は、おわん状又はシェル状の有機粉体を含有する水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料に関するものであり、また更に、多価アルコールを含有する前記下地化粧料、及び更に、無水珪酸を含有する前記下地化粧料に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】
本発明に用いられるおわん状又はシェル状の有機粉体は、光を多方向に散乱する性質に優れ、肌上でファンデーションを透過した光を多方向に散乱させるため、マット感を演出する化粧効果に優れる。従来から用いられている無水珪酸やポリメチルメタクリレート等の球状粒子でも光散乱特性を有するが、本発明に用いられるおわん状又はシェル状の有機粉体は、肌上で球状粒子のように均一に粒子が並ばず、粒子が不均一に化粧膜を形成するため、より多方向に光を散乱する効果に優れるものである。更に、その形状からファンデーションとの密着性が高く、付着性を向上させる効果に優れるものである。
【0009】
本発明におけるおわん状とは、粒子中央部に大きな凹部を有する半球又は半楕円状に近い形状のものをいい、シェル状とは、前記おわん状の凹部が閉じたような二枚貝に似た形状のものをいう。
【0009】
本発明に用いられるおわん状又はシェル状の有機粉体は、特開平6−172125号に記載されているもの等が挙げられ、例えば、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル、酢酸ビニル、アクリロニトリル等から選択される一種又は二種以上の重合性単量体と、ジビニルベンゼン、ジメタクリル酸エチレングリコール、ジメタクリル酸エチレン、ジメタクリル酸トリエチレングリコール、ジメタクリル酸1,3−ブチレン、メタクリル酸アリル、トリメチロールプロパン等から選択される一種又は二種以上の架橋剤とから得られる重合体が挙げられる。このようなおわん状又はシェル状の有機粉体は、市販品としては、松本油脂製薬株式会社製のマツモトマイクロスフェアーM310(おわん状)、マツモトマイクロスフェアーM311(シェル状)等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
【0010】
本発明に用いられるおわん状又はシェル状の有機粉体の平均粒径(楕円形の場合は長尺)は、2〜100μmが好ましく、3〜50μmが特に好ましい。この範囲の粒径であると、光を多方向に散乱する効果が高まり、ファンデーションの付着性がより向上する。
【0011】
本発明の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料における、おわん状又はシェル状の有機粉体の含有量は、0.5〜20重量%(以下、単に「%」と記す)が好ましく、この範囲で用いると、光の多方向への散乱効果やファンデーションの付着性がより向上する。
【0012】
本発明の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料に用いられる多価アルコールは、ファンデーションの付着性を向上させ、マット感を演出する効果を有するものであり、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
【0013】
本発明の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料における多価アルコールの含有量は、1〜20%が好ましく、この範囲で用いるとべたついた感触が無く、ファンデーションの付着性をより向上させ、マット感を演出する効果がより向上する。
【0014】
本発明の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料に用いられる無水珪酸は、皮膚から経時的に分泌される皮脂を吸収し、皮脂によるテカリを抑えるため、マットに演出する効果を高めるものである。
【0015】
無水珪酸の形状としては、特に限定されないが、不定形、球状等が挙げられ、その粒径も特に限定されないが、0.001〜50μmであると、肌上でざらついた感触が無いため好ましい。また、皮脂吸収する能力が高いものとして、粒子径が0.001〜0.1μmの煙霧状無水珪酸又は、多孔質無水珪酸が、より好ましい。
【0016】
本発明の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料における無水珪酸の含有量は、0.1〜5%が好ましく、この範囲で用いると使用感に優れ、マット感を演出する効果がより向上する。
【0017】
本発明の下地化粧料の剤型は、水系ゲル型、水中油型や油中水型等の乳化型である。これらの剤型のものは、本発明の効果がより、発揮されやすい。また、本発明の性状は、特に限定されないが、例えば、ゲル状、乳液状、クリーム状、液状等が挙げられる。
【0018】
本発明の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料には、分散媒や感触調整等の目的で水を配合することができ、この場合の水の含有量は、40〜98%が好ましい。
【0019】
本発明の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料には、分散媒や感触調整等の目的で油剤を配合することができる。ここで用いられる油剤としては、通常化粧料に用いられる油剤であれば特に限定されず、動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モクロウ、モンタンワックス、フィッシャトロプスワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、ラノリン、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ロジン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、フッ素変性シリコーン等のシリコーン類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類、等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明の下地化粧料に油剤を配合する場合の油剤の含有量は、下地化粧料の剤型によって異なるが、水中油型乳化型の場合は、概ね0.5〜30%、油中水型乳化の場合は、概ね30〜90%の範囲が、それぞれ好ましい。
【0020】
本発明の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料に用いられる上記必須成分以外の粉体としては、通常化粧料において、着色剤、感触調整剤、賦形剤、紫外線遮断剤等の目的で用いられる粉体であり、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造、等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類、等が挙げられる。具体的には、酸化チタン、黒酸化チタン、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、炭化珪素、硫酸バリウム、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄コーティング雲母、酸化鉄雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パウダー、ウールパウダー、シルクパウダー、結晶セルロース、N−アシルリジン、タール系顔料等の有機粉体類、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン等の複合粉体、等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。尚、これら粉体は、シリコーン類、フッ素化合物、金属石鹸類、油剤等の通常公知の方法により、表面処理して用いても良い。本発明の下地化粧料における粉体の含有量は、粉体の含有目的によって異なるが、概ね1〜50%の範囲が好ましい。
【0021】
本発明の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料には、上記成分に加えて、通常化粧料に使用される成分、例えば、界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、冷感剤、酸化防止剤、美容成分、防腐剤、香料等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0022】
本発明の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料は、顔面に塗布した後、その上からファンデーションを塗布するものである。上から塗布するファンデーションの剤型は、特に限定されないが、粉末状、固形粉末状、乳化状、油性状等のファンデーションが挙げられるが、この中でも、本発明の効果がより発揮され易いファンデーションの剤型は、粉末状や固形粉末状等のパウダーファンデーションである。
【0023】
【実施例】
次に、実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0024】
実施例1〜7及び比較例1〜3:ジェル状下地化粧料
表1に示す組成の下地化粧料を製造し、この下地化粧料を使用し、ファンデーションを塗布した場合の、ファンデーションの付着性及びマット感を演出する化粧効果について評価し、結果を併せて表1に記した。
【0025】
【表1】
注1:マツモトマイクロスフェアM310(松本油脂製薬社製)
注2:マツモトマイクロスフェアM311(松本油脂製薬社製)
注3:シリカマイクロビードN−1505(触媒化成工業社製)
注4:アエロジル200(日本アエロジル社製)
【0026】
(下地化粧料の製造方法)
A:成分1、3を混合膨潤する。
B:Aに成分4を加えて中和する。
C:Bに成分2及び成分5〜8を加えて均一混合する。
D:Cに成分9〜14を添加し、均一分散する。
E:Dを容器に充填してジェル状下地化粧料を得た。
【0027】
本発明の評価に使用したパウダーファンデーション組成及び製造方法
(成分) 重量%
1.タルク 15
2.セリサイト 残量
3.酸化チタン 10
4.ナイロン粉末 5
5.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
6.流動パラフィン 5
7.ワセリン 1
8.ジメチルポリシロキサン(6CS) 4
(パウダーファンデーションの製造方法)
A:成分1〜5を均一に混合する。
B:成分6〜8を加熱混合し、これをAに添加混合後、粉砕する。
C:Bを金皿にプレス成型してしてパウダーファンデーションを得た。
【0028】
(評価方法)
実施例及び比較例の下地化粧料と上記パウダーファンデーションを22〜40才の化粧品女性専門パネル20人に使用してもらい、「ファンデーションの付着性」及び「顔表面をマットに演出する化粧効果」について、下記の評価基準及び判定基準により、評した。
【0029】
付着性の評価基準:
[評価結果] [評点]
非常に付着性に優れる 4点
付着性が良い 3点
付着性に少し劣る 2点
付着性に劣る 1点
評価判定基準:
[全パネルの評点の平均点] [判定]
平均点3.5点以上 ◎
平均点3.0点以上3.5点未満 ○
平均点2.0点以上3.0点未満 △
平均点2.0点未満 ×
【0030】
マット感の評価基準:
[評価結果] [評点]
非常にマットに感じる 4点
マットに感じる 3点
あまりマットに感じない 2点
マットに感じない 1点
評価判定基準:
[全パネルの評点の平均点] [判定]
平均点3.5点以上 ◎
平均点3.0点以上3.5点未満 ○
平均点2.0点以上3.0点未満 △
平均点2.0点未満 ×
【0031】
表1より明らかなように、本発明の実施例1〜7のジェル状下地化粧料は、比較例に比べて、ファンデーションの付着性に優れ、ファンデーションを塗布した顔表面をマットに演出する化粧効果に優れていた。
【0032】
実施例8:二層ローション状下地化粧料(可溶化型)
(成分) 重量%
1.イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.2
2.ビタミンEアセテート 0.1
3.香料 適量
4.エタノール 5
5.カラギーナン 0.05
6.水 残部
7.ポリエチレングリコール400 5
8.1,3―ブチレングリコール 5
9.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
10.シェル状ポリメチルメタクリレート(注2) 5
11.煙霧状無水珪酸(注5) 0.1
12.水 5
注5:アエロジル300(日本アエロジル社製)
【0033】
(製造方法)
A:成分1〜4を均一混合する。
B:成分5〜9を均一混合する。
C:成分10〜12を均一に混合分散する。
D:BにAを加えて、可溶化する。
E:DにCを加えて、混合分散する。
F:Eを容器に充填して、二層ローション状下地化粧料を得た。
実施例8の二層ローション状下地化粧料は、ファンデーションの付着性に優れ、ファンデーションを塗布した顔表面をマットに演出する化粧効果に優れていた。
【0034】
実施例9:乳化型下地化粧料(水中油型乳化型)
(成分) 重量%
1.ステアリン酸 1
2.セタノール 1
3.モノステアリン酸グリセリル 1
4.ワセリン 1
5.流動パラフィン 5
6.トリオクタン酸グリセリル 2
7.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3
8.ジプロピレングリコール 5
9.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
10.香料 適量
11.トリエタノールアミン 0.5
12.キサンタンガム 0.05
13.水 残量
14.おわん状ポリメチルメタクリレート(注1) 5
【0035】
(製造方法)
A:成分1〜9を加熱し、均一に混合溶解する。
B:10〜14を均一に混合分散する。
C:AにB加え、乳化する。
D:Cを容器に充填して乳化型下地化粧料を得た。
実施例9の乳化型下地化粧料は、ファンデーションの付着性に優れ、ファンデーションを塗布した顔表面をマットに演出する化粧効果に優れていた。
【0036】
実施例10:ローション状下地化粧料(水中油型乳化型)
(成分) 重量%
1.ポリオキシエチレン変性ジメチルシロキサン(注6) 0.05
2.ポリオキシエチレン変性ジメチルシロキサン(注7) 0.2
3.メチルフェニルポリシロキサン 0.1
4.香料 適量
5.水 残量
6.1,3−ブチレングリコール 15
7.グリセリン 3
8.ヒドロキシエチルセルロース 0.05
9.シェル状ポリメチルメタクリレート(注2) 5
注6:シリコンKF6011(信越化学工業社製)
注7:シリコンKF6017(信越化学工業社製)
【0037】
(製造方法)
A:成分5〜8を均一に混合分散する。
B:Aに1〜3を加え、乳化する。
C:Bに9を均一に添加し、混合分散する。
D:Cに4を添加混合する。
E:Dを容器に充填してローション状下地化粧料を得た。
実施例10の乳化型下地化粧料は、ファンデーションの付着性に優れ、ファンデーションを塗布した顔表面をマットに演出する化粧効果に優れていた。
【0038】
【発明の効果】
本発明の下地化粧料は、ファンデーションの付着性が良好であり、顔面の好ましくないツヤを抑えることにより、マット感を演出する化粧効果に優れたものである。
Claims (3)
- おわん状又はシェル状の有機粉体を含有することを特徴とする水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料。
- 更に、多価アルコールを含有することを特徴とする請求項1記載の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料。
- 更に、無水珪酸を含有することを特徴とする請求項1又は2記載の水系ゲル型又は乳化型の下地化粧料。
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