JPH11335255A - 自然に見える夏用化粧料 - Google Patents

自然に見える夏用化粧料

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JPH11335255A
JPH11335255A JP15831298A JP15831298A JPH11335255A JP H11335255 A JPH11335255 A JP H11335255A JP 15831298 A JP15831298 A JP 15831298A JP 15831298 A JP15831298 A JP 15831298A JP H11335255 A JPH11335255 A JP H11335255A
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powder
treated
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Hirochika Nishimura
博睦 西村
Kazuhiro Nishikata
和博 西方
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、白っぽさが目立たず、化粧崩れし
にくい、夏用に好適な化粧料を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 1)球状の無水珪酸に二酸化チタンを被
覆し、これに更に無水珪酸を被覆した粉体と2)疎水化
処理粉体とを化粧料に含有させる。本発明によれば、白
っぽさが目立たず、化粧崩れしにくい、夏用に好適な化
粧料を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術範囲】本発明は、夏用の化粧料に好
適な、化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】夏用化粧料の持っている重大な機能の一
つに、太陽の紫外線からの肌の防護がある。この為、夏
用化粧料には、パラアミノ安息香酸誘導体、桂皮酸誘導
体等の紫外線吸収剤や二酸化チタン、酸化亜鉛などの紫
外線吸収粉体などが使用されることが多い。この場合、
紫外線吸収剤のみでは紫外線吸収容量に限界があるた
め、紫外線吸収粉体を併用することが常である。この場
合特に問題になることは、化粧崩れによる紫外線吸収粉
体の脱落と、当該紫外線吸収粉体の隠蔽作用に由来す
る、化粧仕上がりの白っぽさと厚ぼったさである。
【0003】粉体含有化粧料に於いて、半透明粉体を多
量に含有させることは、当該半透明粉体の乱反射作用に
よって、デーフォーカス効果を生みだし、仕上がりの厚
ぼったさを抑制しうることは既に知られていたが、この
様なでフォーカスメークは、その透明性と紫外線吸収能
の限度のために、夏用には応用しにくいことが知られて
いる。又、紫外線吸収粉体の白っぽさを抑制する手段と
しては、鉄などの有色金属酸化物と紫外線吸収粉体と燒
結粉体を用いる方法が知られているが、かかる燒結粉体
に於いては、厚ぼったさは解決できない場合が多く、更
に紫外線吸収能は低下するため、この技術も夏用化粧料
に適しているとは言えない。
【0004】球状の無水珪酸に二酸化チタンを被覆し、
これに更に無水珪酸を被覆した粉体は、本発明者らによ
って開発された粉体であり、厚ぼったさと白っぽさを抑
制した粉体であるが、このものが優れた紫外線吸収作用
を有することは知られていなかった。更に、このものを
疎水化粉体と組み合わせて化粧料に含有させることによ
り、化粧持ちが著しく向上し、紫外線カット効果を有し
ながら白っぽさが目立たず、化粧崩れしにくい、夏用化
粧料として好適な化粧料を得ることができることは全く
知られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、白っぽさが目立たず、化粧崩
れしにくい、夏用に好適な化粧料を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題の解決手段】かかる状況に鑑みて、本発明者ら
は、白っぽさが目立たず、化粧崩れしにくい、夏用に好
適な化粧料を求めて鋭意研究を重ねた結果、1)球状の
無水珪酸に二酸化チタンを被覆し、これに更に無水珪酸
を被覆した粉体(以下、多層被覆粉体と言う。)と2)
疎水化処理粉体とを含有する化粧料にその様な特性を見
いだし、発明を完成させるに至った。以下、本発明につ
いて、実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)本発明の必須成分である多
層被覆粉体 本発明の必須成分である多層被覆粉体は、球状の無水珪
酸に二酸化チタンを被覆し、これに更に無水珪酸を被覆
した粉体であり、このものは例えば、球状シリカ上に、
水溶性チタニウム塩を中和して得た水酸化チタニウムを
水性担体中で析出させ、このものを焼成し、この焼成物
を水ガラスの極性溶液中に分散させ、酸などで水ガラス
を中和してシリカゲルを当該焼成物上に析出させ、これ
を燒結すれば得られる。又、球状シリカゲルを水性担体
に分散させ、これにチタニウムアルコキシドを添加し、
アンモニア水等で中和して水酸化チタニウムを球状シリ
カ上に析出させ、これを焼成し、二酸化チタン被覆球状
シリカとなし、更にこの焼成物を水ガラスの極性溶液中
に分散させ、塩酸等の酸で中和し、水洗した後焼成して
も得ることができる。この様な多層被覆粉体は上述の如
く製造して使用しても良いが、既に市販されているもの
もあり、このものを利用することができる。かかる市販
の多層被覆粉体としては、触媒化成株式会社製のマルチ
プルビーズが好ましく例示できる。ここで、本発明に好
適な多層被覆粉体の好適な物性を記述すれば、最内層の
シリカは球状であることが好ましく、その平均粒子径は
1〜10mμが好ましく、この様な市販品としてはシリ
カマイクロビートP1500(触媒化成株式会社製)な
どが例示できる。本発明の多層被覆粉体では、当該シリ
カが70〜90重量%になる様に調整するのが好まし
い。これは白っぽさを抑制するのに好ましい含有量であ
るからである。又、この無水珪酸の外殻に被覆される二
酸化チタンは、ルチル型の結晶系でも、アナタース型の
結晶系でも、その混合系でも可能であり、多層被覆粉体
全量に対して1〜10重量%程度被覆するように調整す
るのが好ましい。これは、紫外線吸収特性を維持にする
ために必要な量だからである。この二酸化チタンの層の
外殻に被覆される無水珪酸は、多層被覆粉体全量に対し
て、5〜15重量%になる様に調整するのが好ましい。
これは、半透明な光学効果により、白っぽさを目立つこ
となく、自然な仕上がりを提供するのに必要だからであ
る。尚、当該多層被覆粉体はそのまま含有させることも
可能であるし、表面を、例えば、ジメチルポリシロキサ
ン焼き付け処理、ハイドロジェンメチルポリシロキサン
焼き付け処理、金属石鹸被覆処理、パーフルオロアルキ
ル処理、シランカップリング処理、シリル化処理、脂肪
酸被覆処理、アシルアミノ酸及び/又はその塩による被
覆処理等の疎水化処理をしたりして使用することも可能
であり、この様なものを用いること模本発明の技術的範
囲に属する。本発明の化粧料に於ける、当該多層被覆粉
体の好ましい含有量は、1〜30重量%であり、更に好
ましくは5〜20重量%である。これは、多すぎても、
効果の割にコストが高くなり、経済効果が少ないからで
あり、少ないと白さが目立ったり、紫外線防護効果が損
なわれたりするためである。
【0008】(2)本発明の必須成分である疎水化粉体 本発明の疎水化粉体は、二酸化チタン、酸化鉄、群青、
紺青、タルク、セリサイト、マイカ、チタンマイカ、チ
タンセリサイト、カオリン、珪酸カルシウム、珪酸マグ
ネシウム等の粉体を、ジメチルポリシロキサン焼き付け
処理、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処
理、金属石鹸被覆処理、パーフルオロアルキルシランや
パーフルオロアルキル燐酸ジエタノールアミン塩ナドノ
パーフルオロ化剤によるパーフルオロアルキル処理、シ
ランカップリング処理、シリル化処理、脂肪酸被覆処
理、アシルアミノ酸及び/又はその塩から選ばれる1種
乃至は2種以上によって処理したものであり、これらの
処理は通常行われているものである。処理方法はこれら
に準じれば良く、例えば、100〜1000℃で焼き付
けたり、遊星ボールミルでメカノケミカルにコーティン
グしたりする方法が好ましく例示できる。疎水化処理剤
による疎水化処理は、重量比で粉体に対して0.1〜2
0重量%疎水化処理剤を用いるのが好ましい。これは少
なすぎると化粧崩れが抑制できない場合があり、多すぎ
ると多層被覆粉体の効果を損なう場合があるからであ
る。本発明の化粧料に於ける、疎水化粉体の好ましい含
有量は、50〜80重量%であり、更に好ましくは60
〜70重量%である。これは少なすぎると化粧持ちを損
なう場合があり、多すぎると多層被覆粉体の効果を損な
うことがあるからである。
【0009】(3)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、上記多層被覆粉体と疎水化粉体とを
含有することを特徴とする。本発明の化粧料は、白っぽ
さが目立たず、化粧崩れしにくく、紫外線防護に優れる
特性を有する。本発明の化粧料としては、通常化粧料で
知られている剤形であれば特段の限定なく適用すること
ができるが、特に好ましいものはメークアップ化粧料で
あり、中でも、ファンデーション、アンダーメークアッ
プ、プレストパウダー、ルースパウダー、フィニッシュ
パウダー、モイストファンデーション、ツーウェイケー
キ等のベースメークアップ化粧料が好ましく、夏用のも
のが更に好ましい。これは、本発明の化粧料の特徴とな
る効果を生かせるためである。本発明の化粧料には、上
記必須成分以外に従来化粧料で使用されている任意成分
を含有する。かかる任意成分としては、ワセリンやマイ
クロクリスタリンワックス等のような炭化水素類、ホホ
バ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油等の
トリグリセライド類、セタノール、オレイルアルコール
等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸等の
脂肪酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール等の多価
アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノー
ル、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、
抗酸化剤、色素、粉体類等が好ましく例示できる。これ
ら任意成分の内、特に好ましいものはジメチコンやメチ
フェニルポリシロキサン等のシリコーン類であり、シリ
コーンの好ましい含有量は、5〜20重量%である。
【0010】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明について更に詳
細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定
を受けないことは言うまでもない。
【0011】<実施例1>下記に示す処方に従って、フ
ァンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合した後、0.9mmの丸穴アスクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーで混合しながら、ロの成分を噴霧してコーティング
し、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベ
ライザーで粉砕して、金皿に詰めて加圧成型しファンデ
ーションを得た。このファンデーションについて、化粧
仕上がりの自然さ(白っぽさの目立たなさ)を専門パネ
ラー5名により評価した。評価基準は、++:白っぽさ
が全く目立たない、+:白っぽさが殆ど目立たない、
±:白っぽさが比較的抑制されている、−:白っぽいを
用いた。尚、マルチプルビーズ(球状無水珪酸85.5
%、二酸化チタン4.5%、最外殻の無水珪酸10%)
を球状無水珪酸85.5%、二酸化チタン4.5%、無
水珪酸10%の混合物に置換したものを比較例1、マル
チプルビーズを球状無水珪酸上に二酸化チタンを被覆し
た粉体(球状無水珪酸95%、二酸化チタン5%)90
%と無水珪酸10%の混合物に置換したものを比較例
2、疎水化粉体を全て、通常の無処理粉体に置換したも
のを比較例3とし、疎水化粉体を全て通常の無処理粉体
に置換し、且つ、マルチプルビーズを球状無水珪酸8
5.5%、二酸化チタン4.5%、無水珪酸10%の混
合物に置換したものを比較例4とし、疎水化粉体を全て
通常の無処理粉体に置換し、且つ、マルチプルビーズを
球状無水珪酸上に二酸化チタンを被覆した粉体(球状無
水珪酸95%、二酸化チタン5%)90%と無水珪酸1
0%の混合物に置換したものを比較例5とした。結果を
表1に示す。これより本発明の化粧料は、白っぽさが更
に目立たなくなり白っぽさが目立ない作用に優れること
がわかる。 イ マルチプルビーズ 10 重量部 ハイドロジェンメチルポリシロキサン5%焼き付け処理(以下、HMS処理) 二酸化チタン 10 重量部 HMS処理タルク 30 重量部 HMS処理セリサイト 20 重量部 HMS処理マイカ 15 重量部 HMS処理黄色酸化鉄 4 重量部 HMS処理ベンガラ 0.5重量部 HMS処理紺青 0.2重量部 HMS処理チタンマイカ 0.3重量部 ロ ジメチルポリシロキサン 10 重量部
【0012】
【表1】
【0013】<実施例2>上記6サンプルについて、紫
外線防護効果の持続を調べた。即ち、1群6匹のハート
レー系白色種モルモット(雄性、310〜380g)を
用いて、背部を剃毛して固定し、上記サンプルを塗布し
た後、夏の化粧崩れ促進条件である、40℃、70%の
条件下に1時間置き、予め測定して於いたMEDの5倍
量の紫外線(光源SEランプ)を照射し、照射後24時
間に皮膚反応をドレーズの基準(++:浮腫を伴う反
応、+:明らかな紅斑を伴う反応、±:微弱な紅斑を伴
う反応、−:無反応)に従って観察・判定した。結果を
表2に示す。これより、本発明の化粧料が化粧崩れしに
くく、従って紫外線防護効果の持続性も優れることがわ
かる。更に、本発明の化粧料が夏用の化粧料として好適
であることもわかる。
【0014】
【表2】
【0015】<実施例3>下記に示す処方に従って、フ
ァンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合した後、0.9mmの丸穴アスクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーで混合しながら、ロの成分を噴霧してコーティング
し、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベ
ライザーで粉砕して、金皿に詰めて加圧成型しファンデ
ーションを得た。このものは、実施例1の白っぽさの評
価では、+〜++(評価者1名)であった。 イ HMS処理マルチプルビーズ 10 重量部 HMS処理二酸化チタン 10 重量部 HMS処理タルク 30 重量部 HMS処理セリサイト 20 重量部 HMS処理マイカ 15 重量部 HMS処理黄色酸化鉄 4 重量部 HMS処理ベンガラ 0.5重量部 HMS処理紺青 0.2重量部 HMS処理チタンマイカ 0.3重量部 ロ ジメチルポリシロキサン 10 重量部
【0016】<実施例4>下記に示す処方に従って、フ
ァンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合した後、0.9mmの丸穴アスクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーで混合しながら、ロの成分を噴霧してコーティング
し、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベ
ライザーで粉砕して、金皿に詰めて加圧成型しファンデ
ーションを得た。このものは、実施例1の白っぽさの評
価では、++であった。(評価者1名) イ マルチプルビーズ 10 重量部 ステアリン酸アルミニウムコーティング処理(以下、AS処理と言う。) 二酸化チタン 10 重量部 AS処理タルク 30 重量部 AS処理セリサイト 20 重量部 AS処理マイカ 15 重量部 AS処理黄色酸化鉄 4 重量部 AS処理ベンガラ 0.5重量部 AS処理紺青 0.2重量部 AS処理チタンマイカ 0.3重量部 ロ ジメチルポリシロキサン 10 重量部
【0017】<実施例5>下記に示す処方に従って、フ
ァンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合した後、0.9mmの丸穴アスクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーで混合しながら、ロの成分を噴霧してコーティング
し、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベ
ライザーで粉砕して、金皿に詰めて加圧成型しファンデ
ーションを得た。このものは、実施例1の白っぽさの評
価では、++(評価者1名)であった。 イ マルチプルビーズ 10 重量部 N−ラウロイルグルタミン酸アルミニウム処理(以下、AL処理と言う。) 二酸化チタン 10 重量部 AL処理タルク 30 重量部 AL処理セリサイト 20 重量部 AL処理マイカ 15 重量部 AL処理黄色酸化鉄 4 重量部 AL処理ベンガラ 0.5重量部 AL処理紺青 0.2重量部 AL処理チタンマイカ 0.3重量部 ロ ジメチルポリシロキサン 10 重量部
【0018】<実施例6>下記に示す処方に従って、フ
ァンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシェ
ルミキサーで混合した後、0.9mmの丸穴アスクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーで混合しながら、ロの成分を噴霧してコーティング
し、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベ
ライザーで粉砕して、金皿に詰めて加圧成型しファンデ
ーションを得た。このものは、実施例1の白っぽさの評
価では、++(評価者1名)であった。 イ マルチプルビーズ 10 重量部 ジメチコンー100c.s.3%焼き付け処理(以下、DM処理と言う。) 二酸化チタン 10 重量部 DM処理タルク 30 重量部 DM処理セリサイト 20 重量部 DM処理マイカ 15 重量部 DM処理黄色酸化鉄 4 重量部 DM処理ベンガラ 0.5重量部 DM処理紺青 0.2重量部 DM処理チタンマイカ 0.3重量部 ロ ジメチルポリシロキサン 10 重量部
【0019】<実施例7>上記実施例3〜5のサンプル
について、実施例2と同様紫外線防護効果の持続を調べ
た。結果を表3に示す。これより、本発明の化粧料が化
粧崩れしにくく、従って紫外線防護効果の持続性も優れ
ることがわかる。又、何れの疎水化処理でもこの効果は
得られることがわかる。疎水化処理としては、ハイドロ
ジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理が好ましいこ
ともわかる。
【0020】
【表3】
【0021】<実施例8〜10>下記に示す処方に従っ
て、マルチプルビーズとHMS処理二酸化チタンの比を
変えて、ファンデーションを作成した。即ち、イの成分
をヘンシェルミキサーで混合した後、0.9mmの丸穴
アスクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘン
シェルミキサーで混合しながら、ロの成分を噴霧してコ
ーティングし、1mmヘリングボーンスクリーンを装着
したパルベライザーで粉砕して、金皿に詰めて加圧成型
しファンデーションを得た。白っぽさの評価と実施例2
の方法による紫外線防護効果を表4に示す。これより、
本発明の化粧料に於いて、多層被覆被覆粉体の好ましい
含有量は1〜30重量%、更に好ましくは5〜20重量
%であることがわかる。 イ マルチプルビーズ 表4の(1)に記載の重量部 HMS処理二酸化チタン 表4の(2)に記載の重量部 HMS処理タルク 30 重量部 HMS処理セリサイト 20 重量部 HMS処理マイカ 15 重量部 HMS処理黄色酸化鉄 4 重量部 HMS処理ベンガラ 0.5重量部 HMS処理紺青 0.2重量部 HMS処理チタンマイカ 0.3重量部 ロ ジメチルポリシロキサン 10 重量部
【0022】
【表4】
【0023】<実施例11>下記に示す処方に従って、
ファンデーションを作成した。即ち、イの成分をヘンシ
ェルミキサーで混合した後、0.9mmの丸穴アスクリ
ーンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミ
キサーで混合しながら、ロの成分を噴霧してコーティン
グし、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパル
ベライザーで粉砕して、金皿に詰めて加圧成型しファン
デーションを得た。このものは、実施例1の白っぽさの
評価では、++(評価者1名)であった。 イ マルチプルビーズ 10 重量部 パーフルオロアルキルシラン5%処理(以下、HF処理と言う。) チタニアセリサイト 10 重量部 HF処理二酸化チタン 10 重量部 パーフルオロアルキル燐酸ジエタノールアミン塩5%処理(以下、PF処理と言 う。) PF処理セリサイト 20 重量部 HF処理セリサイト 20 重量部 DM処理マイカ 15 重量部 PF処理黄色酸化鉄 4 重量部 PF処理ベンガラ 0.5重量部 PF処理群青 0.2重量部 DM処理チタンマイカ 0.3重量部 ロ ジメチルポリシロキサン 10 重量部
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、白っぽさが目立たず、
化粧崩れしにくい、夏用に好適な化粧料を提供すること
ができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1)球状の無水珪酸に二酸化チタンを被
    覆し、これに更に無水珪酸を被覆した粉体と2)疎水化
    処理粉体とを含有する化粧料。
  2. 【請求項2】 球状の無水珪酸に二酸化チタンを被覆
    し、これに更に無水珪酸を被覆した粉体の各部の構成比
    が、球状の無水珪酸70〜90重量%、二酸化チタン1
    〜10重量%、最外殻の無水珪酸が5〜15重量%であ
    る、請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 疎水化処理粉体が、ジメチルポリシロキ
    サン焼き付け処理、ハイドロジェンメチルポリシロキサ
    ン焼き付け処理、金属石鹸被覆処理、パーフルオロアル
    キル処理、シランカップリング処理、シリル化処理、脂
    肪酸被覆処理、アシルアミノ酸及び/又はその塩による
    被覆処理から選ばれる1種乃至は2種以上で処理された
    粉体である、請求項1又は2に記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 更にシリコーンを含有することを特徴と
    する、請求項1〜3の何れか一項に記載の化粧料。
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