JPH11349444A - 崩れにくいメークアップ化粧料 - Google Patents

崩れにくいメークアップ化粧料

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JPH11349444A
JPH11349444A JP17808398A JP17808398A JPH11349444A JP H11349444 A JPH11349444 A JP H11349444A JP 17808398 A JP17808398 A JP 17808398A JP 17808398 A JP17808398 A JP 17808398A JP H11349444 A JPH11349444 A JP H11349444A
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powder
coated
silica
titanium dioxide
treated
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JP17808398A
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English (en)
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Kazuhiro Nishikata
和博 西方
Tadao Nakamura
直生 中村
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Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、パーフルオロアルキル処理粉体特
有の化粧料のヨレなどの化粧料の不均一化現象の発生を
抑制した化粧料を提供することを課題とする。 【解決手段】 一般式(I)に表される化合物の塩で処
理された粉体及び/又は一般式(II)に表される化合
物で処理されたパーフルオロ処理粉体と吸油性を有する
粉体とを化粧料に含有させる。本発明によれば、パーフ
ルオロアルキル処理粉体特有の化粧料のヨレなどの化粧
料の不均一化現象の発生を抑制した化粧料を提供するこ
とができる。 【化1】 一般式(I) (但し、式中nは1〜20の整数を表し、mは1〜3の
整数を表す。) 【化2】 一般式(II) (但し、式中nは1〜20の整数を表し、R1、R2及
びR3はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表
す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メークアップ化粧
料に好適な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】メークアップ化粧料等の化粧料に於い
て、その重要な要素に化粧持ちの良さがある。これは、
この様な化粧料が美しい装いを機能として目指している
ため、化粧くずれなどの現象が起こると、本来の機能を
大きく損なってしまう結果になるからである。この為、
古くより化粧持ちを改善する手だてが数々考案されてき
た。そのひとつは、剤形的にパウダーファンデーション
やモイストパウダーファンデーション等の新剤形が開発
され、素材としてはハイドロジェンメチルポリシロキサ
ン焼き付け処理や金属石鹸処理などの表面処理粉体が開
発されてきた。この様な表面処理粉体の中で近年注目さ
れているのがパーフルオロアルキル処理粉体である。こ
れは、パーフルオロアルキル基が溌水性と溌油性を有す
ることから、汗などの水性成分による化粧くずれのみな
らず、皮脂などの油性成分による化粧くずれも防げる為
である。この様なパーフルオロアルキル処理剤として
は、後記一般式(I)に表される化合物の塩、一般式
(II)に表されるような化合物が知られている。この
様な処理により、格段に化粧持ちは向上したが、経時的
に化粧料のヨレなどの化粧料の不均一化現象が出現する
問題が発生した。この様な不均一化現象に対して、有効
な対応策は見つかっていないのが現状である。
【0003】一方、化粧料に於いて、パーフルオロアル
キル処理粉体と吸油性を有する粉体とを組み合わせるこ
とは行われておらず、従って、この様な組み合わせによ
り、パーフルオロアルキル処理粉体特有の化粧料のヨレ
などの化粧料の不均一化現象の発生を防げることも全く
知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、パーフルオロアルキル処理粉
体特有の化粧料のヨレなどの化粧料の不均一化現象の発
生を抑制した化粧料を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は、パーフルオロアルキル処理粉体特有の化粧料のヨレ
などの化粧料の不均一化現象の発生を抑制する手段を求
めて鋭意研究努力を重ねた結果、シリカゲルなどの吸油
性を有する粉体とともに用いることにより、この様な現
象が抑制されることを見いだし、発明を完成させるに至
った。以下、本発明について実施の形態を中心に更に詳
細に説明を加える。
【0006】
【発明の実施の形態】(1)本発明の必須成分であるパ
ーフルオロアルキル処理粉体 本発明の必須成分であるパーフルオロアルキル処理粉体
は、粉体の表面をパーフルオロアルキル基を有する化合
物で処理し、表面にパーフルオロアルキル基を導入した
ものである。かかる処理に用いることの出来るパーフル
オロアルキル基を有する化合物としては、例えば一般式
(I)に表される化合物の塩や一般式(II)に表され
る化合物などが例示できる。ここで、一般式(I)に表
される化合物としては、mは1〜3の整数を取ることが
出来るが、これらの内最も好ましいものは、1のもので
ある。これは、粉体を修飾する部位が3つあり、粉体と
の親和性が高く、好ましいからである。この数が多くな
ると、粉体との親和性が少なくなる。又、極めて粉体と
の親和性の低いパーフルオロアルキル基により、親和的
な燐酸部分がブロックされてしまうこともこの原因の一
つである。更に、nは1〜20の整数を取ることが出来
るが、これらの数値の内、更に好ましいものは5〜10
である。これは、パーフルオロアルキル基に起因する溌
水溌油性と他の成分とのバランスが良いからであり、こ
のバランスを崩すと色ムラなどが出現することがあるか
らである。これらの化合物は既知化合物であり、その多
くのものが市販されているし、市販されていないもので
あってもその製造方法は知られており、入手は容易であ
る。又、一般式(I)の化合物の塩としては、例えば、
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウ
ム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属塩、アルミニ
ウムや亜鉛等の両性金属塩、ジエタノールアミンやトリ
エタノールアミン、トリエチルアミンなどの有機アンモ
ニウム塩、アンモニウム塩、リジン塩やアルギニン塩等
の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。これらの
塩による粉体の処理の方法は、予め一般式(I)に表さ
れる化合物と塩基とを反応させ塩と為し、このものをメ
カノケミカルに粉体に修飾させたり、粉体を予め塩基な
どで処理しておき、これに一般式(I)の化合物を反応
させて表面処理をしても良い。これら一般式(I)の化
合物の塩で処理しうる粉体は、化粧料などで使用されて
いる粉体であれば特段の限定を受けず使用することが出
来、例えば、二酸化チタン、ベンガラ、黄色酸化鉄、群
青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、酸化亜鉛、酸化
ジルコニウム、アルミナ、無水珪酸、珪酸カルシウム、
珪酸マグネシウム、マイカ、チタンマイカ、セリサイ
ト、チタンセリサイト、タルク、メチルシロキサン網状
重合体粉体、架橋型ジメチルポリシロキサン樹脂粉体等
が例示でき、これらの内では、セリサイト、チタンセリ
サイト、マイカ、チタンマイカ等の板状粉体とメチルシ
ロキサン網状重合体粉体、架橋型ジメチルポリシロキサ
ン樹脂粉体等のシリコーン樹脂粉体が特に好ましい。こ
れは、特にこの様な粉体に溌水溌油性が望まれているか
らである。又、一般式(I)の化合物の塩による処理
は、粉体量に対して1〜10重量%行うのが好ましい。
処理に際しては、本発明の効果を損なわない範囲に於い
て、スクワラン等の油脂類や、ヒイオン界面活性剤や陰
イオン界面活性剤等の活性剤、金属石鹸等の滑沢剤等を
含有させることが出来る。これらのうち、セリサイト、
群青、ベンガラ、黄色酸化鉄を一般式(I)のmが1、
nが7の化合物のジエタノールアミン塩で処理したもの
については、大東化成株式会社より、PFセリサイト、
PFグンジョウCB80、PFベンガラT−3000、
ベンガラ79−P、PFマピコの名で市販されている。
【0007】
【化3】 一般式(I) (但し、式中nは1〜20の整数を表し、mは1〜3の
整数を表す。)
【0008】一方、一般式(II)に表される化合物に
よる処理は、粉体に一般式(II)に表される化合物を
コーティングし、塩基やルイス酸などの触媒の存在下或
いは非存在下、100〜300℃程度で焼き付け処理を
することにより、得ることが出来る。ここで、一般式
(II)に表される化合物であるが、式中nは1〜20
の整数を取ることが出来るが、これらの数値の内、更に
好ましいものは5〜10である。これは、パーフルオロ
アルキル基に起因する溌水溌油性と他の成分とのバラン
スが良いからであり、このバランスを崩すと色ムラなど
が出現することがあるからである。これらの化合物は既
知化合物であり、その多くのものが市販されているし、
市販されていないものであってもその製造方法は知られ
ており、入手は容易である。これら一般式(II)に表
される化合物で処理される粉体としては、化粧料などで
使用されている粉体であれば特段の限定を受けず使用す
ることが出来、例えば、二酸化チタン、ベンガラ、黄色
酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、酸化
亜鉛、酸化ジルコニウム、アルミナ、無水珪酸、珪酸カ
ルシウム、珪酸マグネシウム、マイカ、チタンマイカ、
セリサイト、チタンセリサイト、タルク、メチルシロキ
サン網状重合体粉体、架橋型ジメチルポリシロキサン樹
脂粉体等が例示でき、これらの内では、セリサイト、チ
タンセリサイト、マイカ、チタンマイカ等の板状粉体と
メチルシロキサン網状重合体粉体、架橋型ジメチルポリ
シロキサン樹脂粉体等のシリコーン樹脂粉体が特に好ま
しい。これは、特にこの様な粉体に溌水溌油性が望まれ
ているからである。又、一般式(II)で表される化合
物による処理は、粉体に対して一般式(II)で表され
る化合物を1〜10重量%処理するのが好ましい。処理
に際しては、本発明の効果を損ねない範囲に於いて、ス
クワラン等の油脂類や、ヒイオン界面活性剤や陰イオン
界面活性剤等の活性剤、金属石鹸等の滑沢剤等を含有さ
せることが出来る。かかる処理粉体の内、一般式(I
I)のnが7のもので処理されたセリサイト及びチタン
セリサイトはHFセリサイト、HFチタニアセリサイト
の名でテイカ株式会社より市販されている。上記、一般
式(I)に表される化合物の塩で処理された粉体と一般
式(II)の化合物で処理された粉体とから選ばれる1
種乃至は2種以上の好ましい含有量は、化粧料全量に対
して、1〜50重量%であり、更に好ましくは1〜10
重量%である。
【0009】
【化4】 一般式(II) (但し、式中nは1〜20の整数を表し、R1、R2及
びR3はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表
す。)
【0010】(2)パーフルオロアルキル処理粉体の製
造例 <製造例1>遊星ボールミルを用いてメチルシロキサン
網状重合体95gを水1lに分散させ、これに4.7g
の塩化アルミニウムを加え、良く攪拌し、更に攪拌しな
がら5gのトリデカフルオロオクチル燐酸モノエステル
を加え、混練りし、濾別した後、2回水洗し、送風乾燥
して本発明の処理粉体1を得た。
【0011】<製造例2>製造例1と同様の操作で、
4.7gの塩化アルミニウムを、1.7gの塩化マグネ
シウムに変え、処理粉体2を得た。
【0012】<製造例3>製造例1と同様の操作で、
4.7gの塩化アルミニウムを、1.9gの塩化カルシ
ウムに変え、処理粉体3を得た。
【0013】<製造例4>製造例1と同様の操作で、ト
リデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをトリデカフ
ルオロオクチル燐酸ジエステルに変え、4.7gの塩化
アルミニウムを、2.5gの塩化アルミニウムに変え、
処理粉体4を得た。
【0014】<製造例5>製造例1と同様の操作で、ト
リデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをトリデカフ
ルオロオクチル燐酸トリエステルに変え、4.7gの塩
化アルミニウムを、1.6gの塩化アルミニウムに変
え、処理粉体5を得た。
【0015】<製造例6>製造例1と同様の操作で、ト
リデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをヘンイコサ
フルオロドデシル燐酸モノエステルに変え、4.7gの
塩化アルミニウムを、3.2gの塩化アルミニウムに変
え、処理粉体6を得た。
【0016】<製造例7>製造例1と同様の操作で、ト
リデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをヘプタデカ
フルオロデシル燐酸モノエステルに変え、4.7gの塩
化アルミニウムを、3.8gの塩化アルミニウムに変
え、処理粉体7を得た。
【0017】<製造例8>遊星ボールミルを用いてメチ
ルシロキサン網状重合体95gを水1lに分散させ、こ
れに11.5gのジエタノールアミンを加え、良く攪拌
し、更に攪拌しながら5gのトリデカフルオロオクチル
燐酸モノエステルを加え、混練りし、濾別した後、2回
水洗し、送風乾燥して本発明の処理粉体8を得た。
【0018】<製造例9>製造例8と同様の操作で、ト
リデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをトリデカフ
ルオロオクチル燐酸ジエステルに変え、11.5gのジ
エタノールアミンを、5.7gのジエタノールアミンに
変え、処理粉体9を得た。
【0019】<製造例10>製造例8と同様の操作で、
トリデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをトリデカ
フルオロオクチル燐酸トリエステルに変え、11.5g
のジエタノールアミンを、3.7gのジエタノールアミ
ンに変え、処理粉体10を得た。
【0020】<製造例11>製造例8と同様の操作で、
トリデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをヘンイコ
サフルオロドデシル燐酸モノエステルに変え、11.5
gのジエタノールアミンを、16.9gのジエタノール
アミンに変え、処理粉体11を得た。
【0021】<製造例12>製造例8と同様の操作で、
トリデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをヘプタデ
カフルオロデシル燐酸モノエステルに変え、11.5g
のジエタノールアミンを、14.2gのジエタノールア
ミンに変え、処理粉体12を得た。
【0022】<製造例13>遊星ボールミルを用いて架
橋型ジメチルポリシロキサン樹脂粉体(トレフィル)9
5gを水1lに分散させ、これに11.5gのジエタノ
ールアミンを加え、良く攪拌し、更に攪拌しながら5g
のトリデカフルオロオクチル燐酸モノエステルを加え、
混練りし、濾別した後、2回水洗し、送風乾燥して本発
明の処理粉体13を得た。
【0023】<製造例14>製造例13と同様の操作
で、トリデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをトリ
デカフルオロオクチル燐酸ジエステルに変え、11.5
gのジエタノールアミンを、5.7gのジエタノールア
ミンに変え、処理粉体14を得た。
【0024】<製造例15>製造例13と同様の操作
で、トリデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをトリ
デカフルオロオクチル燐酸トリエステルに変え、11.
5gのジエタノールアミンを、3.7gのジエタノール
アミンに変え、処理粉体15を得た。
【0025】<製造例16>製造例13と同様の操作
で、トリデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをヘン
イコサフルオロドデシル燐酸モノエステルに変え、1
1.5gのジエタノールアミンを、16.9gのジエタ
ノールアミンに変え、処理粉体16を得た。
【0026】<製造例17>製造例13と同様の操作
で、トリデカフルオロオクチル燐酸モノエステルをヘプ
タデカフルオロデシル燐酸モノエステルに変え、11.
5gのジエタノールアミンを、14.2gのジエタノー
ルアミンに変え、処理粉体17を得た。
【0027】<製造例18>メチルトリメトキシシラン
50重量部とジメトキシジメチルシラン50重量部とを
良く混合し、200重量部の水に細かく分散させた。こ
れにトリエタノールアミン200重量部を300重量部
の水に溶解させ、一気に加えた。析出物を濾取し、これ
をトリデカフルオロオクチル燐酸モノエステル20重量
部とともに遊星ボールミルに仕込み、24時間分散させ
た。このものを200重量部の水で4回洗浄した後、送
風乾燥させ処理粉体18を得た。
【0028】<製造例19>二酸化チタン90重量部に
ジクロロメチレンに溶解した10重量部のジメチルヘプ
タデカフルオロデシルメトキシシランを良く混合し、ジ
クロロメチレンを送風除去し、200℃で焼成して処理
粉体19を得た。
【0029】<製造例20>ベンガラ90重量部にジク
ロロメチレンに溶解した10重量部のジメチルヘプタデ
カフルオロデシルメトキシシランを良く混合し、ジクロ
ロメチレンを送風除去し、200℃で焼成して処理粉体
20を得た。
【0030】<製造例21>黄色酸化鉄90重量部にジ
クロロメチレンに溶解した10重量部のジメチルヘプタ
デカフルオロデシルメトキシシランを良く混合し、ジク
ロロメチレンを送風除去し、200℃で焼成して処理粉
体21を得た。
【0031】<製造例22>タルク90重量部にジクロ
ロメチレンに溶解した10重量部のジメチルヘプタデカ
フルオロデシルメトキシシランを良く混合し、ジクロロ
メチレンを送風除去し、200℃で焼成して処理粉体2
2を得た。
【0032】<製造例23>セリサイト90重量部にジ
クロロメチレンに溶解した10重量部のジメチルヘプタ
デカフルオロデシルメトキシシランを良く混合し、ジク
ロロメチレンを送風除去し、200℃で焼成して処理粉
体23を得た。
【0033】<製造例24>虹彩箔(フラミンゴレッ
ド:マール社製)90重量部にジクロロメチレンに溶解
した10重量部のジメチルヘプタデカフルオロデシルメ
トキシシランを良く混合し、ジクロロメチレンを送風除
去し、200℃で焼成して処理粉体24を得た。
【0034】<製造例25>二酸化チタン95重量部に
ジクロロメチレンに溶解した5重量部のジメチルメトキ
シトリトリデカフルオロオクタデシルシランを良く混合
し、ジクロロメチレンを送風除去し、200℃で焼成し
て処理粉体25を得た。
【0035】<製造例26>二酸化チタン85重量部に
ジクロロメチレンに溶解した15重量部のジメチルメト
キシペンタフルオロブチルシランを良く混合し、ジクロ
ロメチレンを送風除去し、200℃で焼成して処理粉体
26を得た。
【0036】(3)本発明の必須成分である吸油性を有
する粉体 本発明の化粧料は、上記パーフルオロアルキル処理粉体
以外に吸油性を有する粉体を含有することを特徴とす
る。本発明で言う吸油性を有する粉体とは、化粧料に使
用される粉体であって、通常の粉体に比し、高い吸油性
を有するものである。具体的には、JISK5101−
1991法に於ける給湯量の測定に於いて、油脂をアマ
ニ油をグリセリルトリイソオクタネートに置換した場
合、吸油量が75ml/100g以上である粉体である
ことを意味し、例えば、この様な粉体としては、シリカ
コーティングマイカ、劈開セリサイト、窒化ホウ素、薄
片状シリカ、マイカ、酸化鉄被覆雲母、シリカ・酸化鉄
被覆雲母、板状二酸化チタン、シリカコーティング板状
二酸化チタン、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼
き付け処理二酸化チタン、卵黄油・硫酸アルミニウム処
理チタンセリサイト、タルク、シリカ、シリカコーティ
ング酸化鉄、シリカコーティング酸化亜鉛、シリカコー
ティングタルク、シリカコーティングセリサイト、鉄ド
ープ酸化チタン、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン
被覆セリサイト、二酸化チタン被覆タルク、二酸化チタ
ン被覆薄片状シリカ、酸化亜鉛被覆雲母、酸化亜鉛被覆
セリサイト、酸化亜鉛被覆タルク、酸化亜鉛被覆薄片状
シリカ、鉄ドープ二酸化チタン被覆雲母、鉄ドープ二酸
化チタン被覆セリサイト、鉄ドープ二酸化チタン被覆タ
ルク、鉄ドープ二酸化チタン被覆薄片状シリカ及びチタ
ンマイカから選ばれる1種乃至は2種以上が好ましく例
示できる。これらの内特に好ましいものは、シリカコー
ティングマイカ、劈開セリサイト、窒化ホウ素、薄片状
シリカ、マイカ、酸化鉄被覆雲母、シリカ・酸化鉄被覆
雲母、板状二酸化チタン、シリカコーティング板状二酸
化チタン、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付
け処理二酸化チタン、卵黄油・硫酸アルミニウム処理チ
タンセリサイト、タルク、シリカ及びチタンマイカから
選ばれる1種乃至は2種以上である。これらの内、二酸
化チタン、酸化亜鉛、鉄ドープ二酸化チタン等の金属酸
化物は、微粒子でも、通常の粒子径でも使用出来るが、
微粒子のものがより好ましい。これはこの様な金属酸化
物を他の粉体の被覆剤に用いる場合も同様に微粒子のも
ので被覆するのが好ましい。これらの上記方法によって
測定された吸油量は、次に示すとおりである。シリカコ
ーティングマイカ(0.89)、劈開セリサイト(0.
92)、窒化ホウ素(0.98)、薄片状シリカ(0.
76)、マイカ(0.98)、酸化鉄被覆雲母(1.1
7)、シリカ・酸化鉄被覆雲母(1.53)、板状二酸
化チタン(0.76)、シリカコーティング板状二酸化
チタン(0.93)、ハイドロジェンメチルポリシロキ
サン焼き付け処理二酸化チタン(0.76)、卵黄油・
硫酸アルミニウム処理チタンセリサイト(1.13)、
タルク(3.59)、シリカ(3.59)、チタンマイ
カ(0.76)
【0037】上記、吸油性を有する粉体は、化粧料の持
ちを良くする作用のみならず、パーフルオロアルキル処
理粉体を含有させたときに見られる、経時的な色ムラや
スジ、ヨレなどの発生を防ぐ作用を有する。これら吸油
性を有する粉体の本発明の化粧料に於ける好ましい含有
量は、1〜40重量%であり、更に好ましくは、1〜2
0重量%である。これは、多すぎるとかえって化粧くず
れの原因となる場合があるし、少なすぎると化粧持ちへ
の効果の寄与が期待できなくなる場合があるからであ
る。
【0038】(4)本発明の好ましい任意成分である吸
水性を有する粉体 本発明の化粧料では、上記パーフルオロアルキル処理粉
体と吸油性を有する粉体以外に吸水性を有する粉体を任
意成分として含有することが好ましい。本発明で言う吸
水性粉体とは、上記吸油性を有する粉体には属さない粉
体であって、粉体重量に対して10%以上の水分を吸収
しうる粉体であり、例えば、水不溶性・難溶性の珪酸
塩、アクリル樹脂粉体及び結晶セルロース等が好ましく
例示できる。これらの粉体はそのまま含有させることも
できるし、吸水量を損なわない範囲に於いてシリコーン
処理や燐酸塩処理等の表面処理を施すこともできる。こ
れらの粉体は唯一種を含有させることもできるし、二種
以上を組み合わせて含有させることも可能である。本発
明の化粧料に於いて、これら吸油性粉体の好ましい含有
量は、1〜40重量%であり、更に好ましくは、1〜2
0重量%である。これは、多すぎるとかえって化粧くず
れの原因となる場合があるし、少なすぎると化粧持ちへ
の効果の寄与が期待できなくなる場合があるからであ
る。
【0039】(5)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、上記パーフルオロアルキル処理粉体
と吸油性粉体とを含有し、好ましくは任意成分として、
吸水性粉体を更に含有することを特徴とする。ここで、
本発明の化粧料としては、化粧料であれば特段の限定を
受けないが、メークアップ化粧料が特に好ましい。これ
は、粉体のくずれを抑制したのが本発明の化粧料の特徴
であるからである。メークアップ化粧料としては、例え
ば、アンダーメーク、ファンデーション、白粉等のベー
スメークアップ化粧料、チークカラー、リップカラー、
アイカラー等のポイントメークアップ化粧料が例示で
き、これらの内では、ベースメークアップ化粧料が特に
好ましく、中でもファンデーションが特に好ましい。本
発明の化粧料では、上記必須成分以外に、本発明の効果
を損なわない範囲に於いて、化粧料で通常使用される任
意成分を含有することが出来る。かかる任意成分として
は、例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス
等のような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステ
ル類、牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、セタ
ノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、ス
テアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,
3−ブタンジオール等の多価アルコール類、非イオン界
面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、
両性界面活性剤、エタノール、カーボポール等の増粘
剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、粉体類等
が好ましく例示できる。これらの成分を常法に従って処
理することにより、本発明の化粧料を得ることができ
る。かくして得られた本発明の化粧料は、化粧のヨレや
不均一化現象を起こさず、化粧持ちがよいと言う特性を
有する。従って、本発明の化粧料は夏用の化粧料に非常
に適している。又、ツーウェイ効果も著しく優れてい
る。
【0040】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0041】<実施例1〜18>以下に示す処方に従っ
て、ファンデーションを作成した。即ち、処方成分イを
ヘンシェルミキサーで混合した後、0.9mm丸穴スク
リーンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェル
ミキサーで混合しながら処方成分ロを徐々に加えてコー
ティグした。このものを1mmヘリングボーンスクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、金皿に詰め加圧
成型してファンデーションを得た。このものを専門パネ
ラーを用いて、塗布後3時間(温度条件25℃)の化粧
くずれの少なさ、ヨレの出現の少なさの程度及び化粧仕
上がりの不均一化の少なさの程度を調べた。これは次の
判定基準に従って判定した。++:対照に比し非常に少
ない、+:対照に比し明らかに少ない、±:対照に比し
やや少ない、−:対照と同程度乃至はそれ以上の基準で
ある。尚、対照品は表面処理粉体を表面処理をしていな
いメチルシロキサン網状重合に、PFセリサイトをシリ
コーン処理セリサイトに、吸油性粉体であるシリカゲル
を、吸油性のないポリエチレンビーズに置換したものを
用い、比較例1としては、表面処理粉体を表面処理をし
ていないメチルシロキサン網状重合に、PFセリサイト
をシリコーン処理セリサイトに置換したものを用い、比
較例2としては、吸油性粉体であるシリカゲルを、吸油
性のないポリエチレンビーズに置換したものを用いた。
結果を表1に示す。この表より、本発明の化粧料が化粧
持ちが良く、ヨレや化粧料の不均一化現象が起こりにく
いことがわかる。更に、この作用は、パーフルオロアル
キル処理粉体と吸油性粉体との組み合わせの相乗効果に
よるものがわかる。更にこれらのものは水ありで使用し
ても水無しで使用しても優れた化粧効果を有していた。 イ 表面処理粉体* 10 重量部 シリコーン処理二酸化チタン 20 重量部 ナイロンパウダー 20 重量部 PFセリサイト 20 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 2 重量部 ソフトシェードDH** 3 重量部 シリカゲル 10 重量部 ロ オレイン酸オクタドデシル 5 重量部 ジメチコン 4 重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル 1 重量部 *詳細は表1に記す。 **味の素株式会社製、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピ オン酸イソオクチル
【0042】
【表1】
【0043】<実施例19〜21>以下に示す処方に従
って、ファンデーションを作成した。即ち、処方成分イ
をヘンシェルミキサーで混合した後、0.9mm丸穴ス
クリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェ
ルミキサーで混合しながら処方成分ロを徐々に加えてコ
ーティグした。このものを1mmヘリングボーンスクリ
ーンを装着したパルベライザーで粉砕し、金皿に詰め加
圧成型してファンデーションを得た。このものを専門パ
ネラーを用いて、塗布後3時間(温度条件25℃)の化
粧くずれの少なさ、ヨレの出現の少なさの程度及び化粧
仕上がりの不均一化の少なさの程度を上記実施例1〜1
8と同様に調べた。対照は、表面処理粉体をシリコーン
処理二酸化チタンに、PFセリサイトをシリコーン処理
セリサイトに、シリカゲルをポリエチレンビーズに置換
したものを用いた。これより、シリコーン樹脂同様、二
酸化チタンをパーフルオロ処理しても同様の効果が得ら
れることがわかる。即ち、パーフルオロ処理する粉体の
種類を問わないことがわかる。 イ メチルシロキサン網状重合体 10 重量部 表面処理粉体*** 10 重量部 シリコーン処理二酸化チタン 10 重量部 ナイロンパウダー 20 重量部 PFセリサイト 20 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 2 重量部 ソフトシェードDH 3 重量部 シリカゲル 10 重量部 ロ オレイン酸オクタドデシル 5 重量部 ジメチコン 4 重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル 1 重量部 ***詳細は表2に記す
【0044】
【表2】
【0045】<実施例22〜27>以下に示す処方に従
って、ファンデーションを作成した。即ち、処方成分イ
をヘンシェルミキサーで混合した後、0.9mm丸穴ス
クリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェ
ルミキサーで混合しながら処方成分ロを徐々に加えてコ
ーティグした。このものを1mmヘリングボーンスクリ
ーンを装着したパルベライザーで粉砕し、金皿に詰め加
圧成型してファンデーションを得た。このものを専門パ
ネラーを用いて、塗布後3時間(温度条件25℃)の化
粧くずれの少なさ、ヨレの出現の少なさの程度及び化粧
仕上がりの不均一化の少なさの程度を上記実施例1〜2
1と同様に調べた。対照は、表面処理粉体1をメチルシ
ロキサン網状重合体に、PFセリサイトをシリコーン処
理セリサイトに、吸油性粉体をポリエチレンビーズに置
換したものを用いた。これより、シリカゲル同様、吸油
性粉体の添加により同様の効果が得られることがわか
る。即ち、吸油性粉体の種類を問わないことがわかる。 イ 処理粉体1 10 重量部 シリコーン処理二酸化チタン 20 重量部 ナイロンパウダー 20 重量部 PFセリサイト 20 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 2 重量部 ソフトシェードDH 3 重量部 吸油性粉体**** 10 重量部 ロ オレイン酸オクタドデシル 5 重量部 ジメチコン 4 重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル 1 重量部 ****詳細は表3に記す
【0046】
【表3】
【0047】<実施例28>以下に示す処方に従って、
ファンデーションを作成した。即ち、処方成分イをヘン
シェルミキサーで混合した後、0.9mm丸穴スクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーで混合しながら処方成分ロを徐々に加えてコーティ
グした。このものを1mmヘリングボーンスクリーンを
装着したパルベライザーで粉砕し、金皿に詰め加圧成型
してファンデーションを得た。このものも化粧くずれが
少なく、ヨレと不均一化の出現が優れて抑制されてい
た。 イ 処理粉体1 10 重量部 処理粉体19 10 重量部 シリコーン処理二酸化チタン 10 重量部 ナイロンパウダー 20 重量部 シリコーン処理セリサイト 20 重量部 処理粉体21 5 重量部 処理粉体20 2 重量部 ソフトシェードDH 2 重量部 処理粉体24 1 重量部 結晶セルロース 5 重量部 シリカ・酸化鉄被覆雲母 5 重量部 ロ オレイン酸オクタドデシル 5 重量部 ジメチコン 4 重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル 1 重量部
【0048】<実施例29>以下に示す処方に従って、
チークカラーを作成した。即ち、処方成分イをヘンシェ
ルミキサーで混合した後、0.9mm丸穴スクリーンを
装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサー
で混合しながら処方成分ロを徐々に加えてコーティグし
た。このものを1mmヘリングボーンスクリーンを装着
したパルベライザーで粉砕し、金皿に詰め加圧成型して
チークカラーを得た。このものも化粧くずれが少なく、
ヨレと不均一化の出現が優れて抑制されていた。 イ 赤色226号 5 重量部 処理粉体20 5 重量部 HFチタニアセリサイト 20 重量部 処理粉体24 10 重量部 セリサイト 20 重量部 マイカ 10 重量部 チタンマイカ 15 重量部 ロ オレイン酸オクタドデシル 7 重量部 ジメチコン 7 重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル 1 重量部
【0049】<実施例30>以下に示す処方に従って、
アイカラーを作成した。即ち、処方成分イをヘンシェル
ミキサーで混合した後、0.9mm丸穴スクリーンを装
着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサーで
混合しながら処方成分ロを徐々に加えてコーティグし
た。このものを1mmヘリングボーンスクリーンを装着
したパルベライザーで粉砕し、金皿に詰め加圧成型して
アイカラーを得た。このものも化粧くずれが少なく、ヨ
レと不均一化の出現が優れて抑制されていた。 イ 赤色226号 5 重量部 処理粉体20 5 重量部 HFチタニアセリサイト 20 重量部 処理粉体24 20 重量部 セリサイト 20 重量部 チタンマイカ 15 重量部 ロ オレイン酸オクタドデシル 7 重量部 ジメチコン 7 重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル 1 重量部
【0050】<実施例31>以下に示す処方に従って、
ファンデーションを作成した。即ち、処方成分イをヘン
シェルミキサーで混合した後、0.9mm丸穴スクリー
ンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキ
サーで混合しながら処方成分ロを徐々に加えてコーティ
グした。このものを1mmヘリングボーンスクリーンを
装着したパルベライザーで粉砕し、金皿に詰め加圧成型
してファンデーションを得た。このものも化粧くずれが
少なく、ヨレと不均一化の出現が優れて抑制されてい
た。尚、このものについて、実施例28のファンデーシ
ョンとヨレの出現の抑制作用を専門パネラーにより比較
したところ、有意に実施例28の方が抑制作用が優れて
いた。これより、本発明の化粧料に於いては、吸水性を
有する粉体を含有することが好ましいことがわかる。 イ 処理粉体1 10 重量部 処理粉体19 10 重量部 シリコーン処理二酸化チタン 10 重量部 ナイロンパウダー 25 重量部 シリコーン処理セリサイト 20 重量部 処理粉体21 5 重量部 処理粉体20 2 重量部 ソフトシェードDH 2 重量部 処理粉体24 1 重量部 シリカ・酸化鉄被覆雲母 5 重量部 ロ オレイン酸オクタドデシル 5 重量部 ジメチコン 4 重量部 パラメトキシ桂皮酸イソオクチル 1 重量部
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、パーフルオロアルキル
処理粉体特有の化粧料のヨレなどの化粧料の不均一化現
象の発生を抑制した化粧料を提供することができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーフルオロ処理粉体と吸油性を有する
    粉体とを含有する、化粧料。
  2. 【請求項2】 パーフルオロ処理粉体が、一般式(I)
    に表される化合物の塩で処理された粉体及び/又は一般
    式(II)に表される化合物で処理された粉体であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。 【化1】 一般式(I) (但し、式中nは1〜20の整数を表し、mは1〜3の
    整数を表す。) 【化2】 一般式(II) (但し、式中nは1〜20の整数を表し、R1、R2及
    びR3はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表
    す。)
  3. 【請求項3】 一般式(I)に表される化合物が、n=
    7、m=1であることを特徴とする、請求項1又は2に
    記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 一般式(II)に表される化合物が、n
    =7、R1=R2=R3=メチル基であることを特徴と
    する、請求項1又は2に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 吸油性を有する粉体が、JISK510
    1−1991法に於ける給湯量の測定に於いて、油脂を
    アマニ油をグリセリルトリイソオクタネートに置換した
    場合、吸油量が75ml/100g以上である粉体であ
    ることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載
    の化粧料。
  6. 【請求項6】 吸油性を有する粉体が、シリカコーティ
    ングマイカ、劈開セリサイト、窒化ホウ素、薄片状シリ
    カ、マイカ、酸化鉄被覆雲母、シリカ・酸化鉄被覆雲
    母、板状二酸化チタン、シリカコーティング板状二酸化
    チタン、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け
    処理二酸化チタン、卵黄油・硫酸アルミニウム処理チタ
    ンセリサイト、タルク、シリカ、シリカコーティング酸
    化鉄、シリカコーティング酸化亜鉛、シリカコーティン
    グタルク、シリカコーティングセリサイト、鉄ドープ酸
    化チタン、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆セ
    リサイト、二酸化チタン被覆タルク、二酸化チタン被覆
    薄片状シリカ、酸化亜鉛被覆雲母、酸化亜鉛被覆セリサ
    イト、酸化亜鉛被覆タルク、酸化亜鉛被覆薄片状シリ
    カ、鉄ドープ二酸化チタン被覆雲母、鉄ドープ二酸化チ
    タン被覆セリサイト、鉄ドープ二酸化チタン被覆タル
    ク、鉄ドープ二酸化チタン被覆薄片状シリカ及びチタン
    マイカから選ばれる1種乃至は2種以上である、請求項
    1〜5の何れか一項に記載の化粧料。
  7. 【請求項7】 吸油性を有する粉体が、シリカコーティ
    ングマイカ、劈開セリサイト、窒化ホウ素、薄片状シリ
    カ、マイカ、酸化鉄被覆雲母、シリカ・酸化鉄被覆雲
    母、板状二酸化チタン、シリカコーティング板状二酸化
    チタン、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け
    処理二酸化チタン、卵黄油・硫酸アルミニウム処理チタ
    ンセリサイト、タルク、シリカ及びチタンマイカから選
    ばれる1種乃至は2種以上である、請求項1〜6の何れ
    か一項に記載の化粧料。
  8. 【請求項8】 メークアップ化粧料であることを特徴と
    する、請求項1〜7の何れか一項に記載の化粧料。
  9. 【請求項9】 夏用のものであることを特徴とする、請
    求項1〜8の何れか一項に記載の化粧料。
  10. 【請求項10】 更に、吸水性を有する粉体を含有する
    ことを特徴とする、請求項1〜9の何れか一項に記載の
    化粧料。
  11. 【請求項11】 吸水性を有する粉体が、水不溶性・難
    溶性珪酸塩、結晶性セルロース及びアクリル系樹脂粉体
    から選ばれる1種乃至は2種以上である、請求項1〜1
    0の何れか一項に記載の化粧料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010057526A (ko) * 1999-12-23 2001-07-04 성재갑 실리카로 코팅된 안료를 함유하는 분백류 색조화장료
JP2008143837A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Pola Chem Ind Inc 粉体含有化粧料
JP2009263249A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Pola Chem Ind Inc 化粧用粉体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010057526A (ko) * 1999-12-23 2001-07-04 성재갑 실리카로 코팅된 안료를 함유하는 분백류 색조화장료
JP2008143837A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Pola Chem Ind Inc 粉体含有化粧料
JP2009263249A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Pola Chem Ind Inc 化粧用粉体

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