JP2002047138A - メーキャップ化粧料 - Google Patents

メーキャップ化粧料

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JP2002047138A
JP2002047138A JP2000237580A JP2000237580A JP2002047138A JP 2002047138 A JP2002047138 A JP 2002047138A JP 2000237580 A JP2000237580 A JP 2000237580A JP 2000237580 A JP2000237580 A JP 2000237580A JP 2002047138 A JP2002047138 A JP 2002047138A
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powder
mica
major axis
ratio
makeup cosmetic
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JP2000237580A
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Daisuke Aso
大輔 阿曽
Tadashi Sakurai
紀 桜井
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分に満足できる使用感触の付与と同時に肌
の凹凸補正と自然な透明感と「はり」・「つや」の演出
といった肌質改善効果に優れたメーキャップ化粧料を提
供すること。 【解決手段】 次の(A)〜(C)を含有し、その配合
比(質量比)が、(A)/[(B)+(C)]=10/
90〜90/10であり、かつ(B)/(C)=5/9
5〜95/5であることを特徴とするメーキャップ化粧
料。 (A)薄片状粉末を基板として、その表面上に球状粉末
を被覆せしめ、その組成比(質量比)が球状粉末/薄片
状粉末=80/20〜20/80である複合粉末。 (B)有色顔料にて被覆せしめた真珠光沢顔料。 (C)粉末粒子の短径と長径の比(短径/長径)が1/
1〜1/20であり、かつ厚さと長径の比(厚さ/長
径)が1/10以下である粉末。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メーキャップ化粧
料に関する。さらに詳しくは、化粧料塗布時の使用感触
に優れており、さらに肌表面の凹凸(具体的には毛穴
等)を目立たなくさせながら、肌質に自然な透明感と
「はり」と「つや」を演出するメーキャップ化粧料に関
する。
【0002】
【従来の技術】メーキャップ化粧料が供する効果として
主に、より美しく見せる「美的効果」や心地よさを与え
る「感覚的効果」などが挙げられる。まず「感覚的効
果」であるが、メーキャップ化粧料の場合一般に球状粉
末の配合によって、塗布時の使用性や塗布後の滑沢性を
向上させている。しかし球状粉末の配合量を多くする
と、塗布時の上滑り感が大きくなりフィット感が低下す
るといった欠点が生じる傾向にある。また球状粉末の配
合によって粉末の圧縮固化における成型性が低下すると
いった短所も挙げられる。また「美的効果」について
も、肌質に自然な透明感と「はり」や「つや」を付与す
る目的で種々の光沢顔料を配合しているのが一般的な手
法である。しかしこの場合「肌のぎらつき」感といった
不自然な仕上がりになることが多く、また光沢顔料によ
って肌の凹凸が目立ちやすくなる傾向にもある。また光
沢顔料の配合によっても成型性の低下が生じ易くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的は、充分に満足できる使
用感触の付与と同時に肌の凹凸補正と自然な透明感と
「はり」・「つや」の演出といった肌質改善効果に優れ
たメーキャップ化粧料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究を行った結果、球状粉末及び光
沢顔料を改質し、さらにこれらに粒子の短径、長径、厚
さが特定の粉末を組み合わせて配合することにより、上
記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0005】すなわち、本発明は、次の(A)〜(C)
を含有し、その配合比(質量比)が、(A)/[(B)
+(C)]=10/90〜90/10であり、かつ
(B)/(C)=5/95〜95/5であることを特徴
とするメーキャップ化粧料である。 (A)薄片状粉末を基板として、その表面上に球状粉末
を被覆せしめ、その組成比(質量比)が球状粉末/薄片
状粉末=80/20〜20/80である複合粉末。 (B)有色顔料にて被覆せしめた真珠光沢顔料。 (C)粉末粒子の短径と長径の比(短径/長径)が1/
1〜1/20であり、かつ厚さと長径の比(厚さ/長
径)が1/10以下である粉末。
【0006】なお、本発明メーキャップ化粧料におい
て、前記(A)成分の薄片状粉末は、マイカ、セリサイ
ト、タルク及び硫酸バリウムからなる群より選ばれた1
種または2種以上であることが好ましい。
【0007】また、本発明メーキャップ化粧料におい
て、前記(A)成分の球状粉末は、アクリル系高分子、
ナイロン、スチレン、シリコーン、またはそれらの共重
合体からなる球状粉末からなる群より選ばれた1種また
は2種以上であることが好ましい。
【0008】また、本発明メーキャップ化粧料におい
て、前記(B)成分の有色顔料は、酸化鉄あるいは酸化
鉄を主成分とする化合物、低次酸化チタン及び群青から
なる群より選ばれた1種または2種以上であることが好
ましい。
【0009】さらに、本発明メーキャップ化粧料におい
て、前記(B)成分の真珠光沢顔料は、雲母チタン、魚
燐箔であることが好ましい。
【0010】また、本発明メーキャップ化粧料におい
て、前記(C)成分の粉末は、体質顔料であることが好
ましく、体質顔料としては、例えば硫酸バリウム、アル
ミナ、マイカ、カオリン、タルク、合成マイカ、合成タ
ルク、N−アシル化リジン、脂肪酸金属塩、窒化ホウ素
及びセリサイトからなる群から選ばれる1種あるいは2
種以上が挙げられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳述する。
【0012】まず、本発明において用いられる(A)成
分である複合粉末について詳述する。本発明に配合され
る複合粉末は、薄片状粉末を基板として、その表面上に
球状粉末を被覆せしめ、その組成比(質量比)が球状粉
末/薄片状粉末=80/20〜20/80である。
【0013】薄片状粉末は、一般に化粧料に用いられる
ものでよく、例えばマイカ、セリサイト、タルク、カオ
リン、アルミナ、硫酸バリウム、窒化ホウ素、雲母チタ
ン、N−アシル化リジン、合成マイカ、合成タルク、酸
化亜鉛、シリカ、酸化鉄被覆雲母、低次酸化チタン被覆
雲母チタン等が挙げられ、これらを1種又は2種以上の
混合物として用いられる。これらのうち低次酸化チタン
被覆雲母チタンは、雲母チタンを金属チタン、アンモニ
ア等で還元して得ることができる。上記薄片状粉末中、
マイカ、セリサイト、タルク、硫酸バリウムが特に好ま
しい。
【0014】また、球状粉末は一般に化粧料に配合され
るものでよく、無機化合物、有機化合物のいずれのもの
も用いることができ、これらの1種又は2種以上が選択
され用いられる。本発明においては、特にアクリル系高
分子、ナイロン、スチレン、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリウレタン、セルロース、オルガノポリシロキ
サンエラストマー等のシリコーンまたはそれらの共重合
体等の有機の高分子からなる球状粉末であることが、使
用感触・肌の凹凸補正効果において好ましい。これらの
うち、アクリル系高分子、ナイロン、スチレン、シリコ
ーン、またはそれらの共重合体からなる球状粉末が特に
好ましい。特に好ましいアクリル系高分子においては、
アクリル酸メチル等のアクリル酸エステル、メタクリル
酸メチル等のメタクリル酸エステル等が、また共重合体
としては、アクリル酸エステル・メタクリル酸エステル
共重合体、これらとアクリル酸、メタクリル酸等との共
重合体、メタクリル酸メチル・スチレン共重合体等が挙
げられる。
【0015】また、複合粉末中の組成比に関して、球状
粉末/薄片状粉末が質量比で80/20〜20/80の
範囲であることが必須であり、この範囲外では本発明の
効果は得られない。さらに好ましい範囲は、65/35
〜35/65である。上記質量比が80/20より球状
粉末が多い場合は、肌への密着性(フィット感)、肌の
凹凸補正効果、自然な透明感、「はり」・「つや」演出
効果に劣る。または20/80より薄片状粉末が多くな
ると、肌上でののびの軽さ、肌の凹凸補正効果、「は
り」・「つや」演出効果が劣るようになる。
【0016】前記複合粉末は、薄片状粉末と球状粉末と
から従来公知の方法によって製造することができる。例
えば、薄片状粉末と球状粉末とを混合し、アルコール水
溶液中でスラリー化した後、70〜100℃でスプレー
ドライすることによって得ることができる。
【0017】また、前記複合粉末(A)の配合量は、メ
ーキャップ化粧料全量中0.1〜20質量%が好まし
く、さらに好ましくは1〜15質量%である。
【0018】次に、本発明において用いられる(B)成
分である有色顔料にて被覆せしめた真珠光沢顔料につい
て詳述する。
【0019】有色顔料は、一般に化粧料に用いられるも
のでよく、例えば酸化鉄あるいは酸化鉄を主成分とする
化合物、低次酸化チタン、群青等が挙げられる。これら
を1種又は2種以上の混合物として用いられる。
【0020】また、真珠光沢顔料は一般に化粧料に配合
されるものでよく、例えば雲母チタン,低次酸化チタン
被覆雲母チタン、魚燐箔等が挙げられ、これらを1種又
は2種以上の混合物として用いられる。これらのうち特
に雲母チタンであることが好ましい。
【0021】前記有色顔料にて被覆せしめた真珠光沢顔
料は、有色顔料と真珠光沢顔料とから従来公知の方法に
よって製造することができる。例えば、有色顔料と真珠
光沢顔料とを混合し、アルコール水溶液中でスラリー化
した後、70〜100℃でスプレードライすることによ
って得ることができる。
【0022】また、前記有色顔料にて被覆せしめた真珠
光沢顔料(B)の配合量は、メーキャップ化粧料全量中
0.1〜12質量%が好ましく、さらに好ましくは1〜
9質量%である。
【0023】次に、本発明において用いられる(C)成
分である粉末粒子の短径と長径の比(短径/長径)が1
/1〜1/20であり、かつ厚さと長径の比(厚さ/長
径)が1/10以下である粉末について詳述する。
【0024】前記粉末粒子の短径/長径が1/1〜1/
20でありかつ厚さ/長径が1/10以下である粉末と
しては、通常化粧料に用いられるものでよいが、体質顔
料が好ましい。体質顔料としては、特に硫酸バリウム、
アルミナ、マイカ、カオリン、タルク、合成マイカ、合
成タルク、N−アシル化リジン、脂肪酸金属塩、窒化ホ
ウ素、セリサイトからなる群から選ばれる1種あるいは
2種以上であることが好ましい。
【0025】前記粉末粒子の短径/長径は、1/1〜1
/20であり、特に、1/1〜1/10が好ましい。ま
た、厚さ/長径は、1/10以下であり、特に、1/1
0〜1/80が好ましい。さらに、1/30〜1/50
が好ましい。上記短径と長径の比が1/20より長径が
長くなると、肌への密着性(フィット感)、肌の凹凸補
正効果、自然な透明感、「はり」・「つや」演出効果が
劣るようになる。また、厚さ/長径が1/10を超える
と、肌への密着性(フィット感)、肌の凹凸補正効果、
自然な透明感、「はり」・「つや」演出効果が劣るよう
になる。
【0026】また、前記特定の粉末(C)の配合量は、
メーキャップ化粧料全量中0.1〜90質量%が好まし
い。
【0027】さらに、本発明においては、前記成分
(A)(B)(C)の配合比(質量比)が、(A)/
[(B)+(C)]=10/90〜90/10であり、
かつ(B)/(C)=5/95〜95/5であることを
必須とする。これらの範囲にない場合は、本発明の効果
は得られない。さらに好ましい(A)/[(B)+
(C)]の範囲は、30/70〜70/30であり、ま
た、さらに好ましい(B)/(C)の範囲は25/75
〜75/25である。
【0028】(A)/[(B)+(C)]の組成比につ
いて、(A)が過剰な場合「はり」・「つや」を演出す
る効果、自然な透明感が充分に得られず、さらに肌の凹
凸補正効果、肌への密着性も得られない。また[(B)
+(C)]が過剰な場合は肌の凹凸を補正する効果が劣
り、のびの軽さが得られない。また(B)/(C)の組
成比に関しては(B)が過剰な場合には自然な透明感を
得ることができず、肌への密着性も悪い。(C)が過剰
な場合では「はり」・「つや」を演出する効果が充分に
発現してこない。また、自然な透明感、肌の凹凸を補正
する効果が得られず、のびの軽さも充分でない。
【0029】本発明のメーキャップ化粧料には、上記成
分に加え必要に応じて水、粉末、油分、界面活性剤、低
級アルコール、多価アルコール、保湿剤、防腐剤、被膜
剤以外の高分子、酸化防止剤、紫外線防御剤、香料、各
種薬剤等を本発明の所期の効果を損なわない質的、量的
範囲で配合することが可能である。
【0030】本発明に配合されうる粉末としては、通常
化粧料において用いられる粉末を挙げることができる。
例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイ
ト)、白雲母、黒雲母、金雲母、合成雲母、パーミキュ
ライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸ア
ルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ
酸マグネシウム、タングステン酸金属塩、マグネシウ
ム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カル
シウム、焼セッコウ、リン酸カルシウム、フッ素アパタ
イト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金
属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、
ステアリン酸アルミニウム等)の無機粉末;ポリアミド
樹脂粉末、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル
粉末、ポリスチレン粉末、スチレン−アクリル酸共重合
体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化
エチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末;二酸化チ
タン、酸化亜鉛等の無機白色系顔料;酸化鉄(ベンガ
ラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の
無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;
黒酸化鉄、カーボン、低次酸化チタン等の無機黒色系顔
料;マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無
機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コ
バルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系
顔料;酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆オキシ塩
化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、着色酸化チタン被
覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔
料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属
粉末顔料;赤色202号、赤色205号、赤色220
号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色
204号、黄色205号、黄色401号、青色404号
等の有機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色227
号、赤色401号、橙色205号、黄色4号、黄色20
2号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウ
ム、アルミニウムレーキ等の有機顔料;クロロフィル、
β−カロチン等の天然色素が挙げられる。
【0031】本発明のメーキャップ化粧料に配合され得
る油分としては、通常化粧料において用いられる油分を
挙げることができる。例えば、液体油脂として、アボガ
ド油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、オリ
ーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、トリグリセリン、トリオ
クタン酸グリセリン等;固体油脂として、ヤシ油、硬化
ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、モクロウ、硬化ヒマシ
油等;ロウとして、ミツロウ、キャンデリラロウ、カル
ナバロウ、イボタロウ、鯨ロウ、ラノリン、還元ラノリ
ン等、炭化水素として、流動パラフィン、スクワラン、
パラフィン、セレシン、ワセリン、スクワレン、マイク
ロクリスタリンワックス等;高級脂肪酸として、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、
イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸等;高級
アルコールとして、ラウリルアルコール、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オ
レイルアルコール、モノステアリルグリセロールエーテ
ル、モノパルミチルグリセロールエーテル、コレステロ
ール、フィトステロール、イソステアリルアルコール
等;エステル油として、ミリスチン酸イソプロピル、オ
クタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステ
アリン酸ブチル、オレイン酸デシル、ジオクタン酸エチ
レングリコール、リンゴ酸次イソステアリル、トリオク
タン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸
トリメチロールプロパン、テトラオクタン酸ペンタエリ
スリトール、トリオクタン酸グリセリン、トリイソステ
アリン酸グリセリン、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸ア
ミル等;シリコーンとして、ジメチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェン
ポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、
オクタメチルシクロテトラシロキサン、3次元網目構造
を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム等が挙
げられるが、上記の油分に限定されるものではない。ま
たこれら油分は、本発明のメーキャップ化粧料において
1種あるいは2種以上を任意に選択して用いることができ
る。
【0032】本発明のメーキャップ化粧料においては、
通常化粧料に配合されうる界面活性剤を、そのイオン性
の有無に関わらず用いることができる。具体的には、ア
ニオン界面活性剤として例えば、セッケン用素地、ラウ
リン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナ
トリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレン(以下、POEと略する)ラウリル硫酸トリエ
タノールアミン等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、
ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコ
シン酸、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム等の
高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEステアリルエー
テルリン酸塩等のリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘ
キシルスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸
塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、N−ステアロイルグルタミン
酸ジナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤ
シ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エ
ステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化塩、POE
アルキルエーテルカルボン酸塩、POEアルキルアリル
エーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、
高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸
エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステ
ル塩、ロウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリ
ウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノー
ルアミン、カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0033】カチオン界面活性剤として例えば、塩化ス
テアリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチ
ルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニ
ウム等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化セチ
ルピリジウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル四
級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニ
ウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリ
ホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン
塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸
誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等
が挙げられる。
【0034】両性界面活性剤として例えば、2−ウンデ
シル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチ
ル)−2−イミダゾリンナトリウム等のイミダゾリン系
両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン
等のベタイン系両性界面活性剤等が挙げられる。
【0035】親油性非イオン系界面活性剤として例え
ば、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンセス
キオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル、モノステ
アリン酸グリセリン等のグリセリンポリグリセリン脂肪
酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、硬化ヒマシ油誘導
体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
【0036】親水性非イオン系界面活性剤として例え
ば、POEソルビタンモノステアレート等のPOEソル
ビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモノオレエ
ート等のPOEソルビット脂肪酸エステル、POEグリ
セリンモノイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪
酸エステル類、POEステアリルエーテル、POEコレ
スタノールエーテル等のPOEアルキルエーテル、PO
Eノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニル
エーテル、プルロニック等のプルアロニック型類、PO
E・ポリオキシプロピレン(以下、POPと略する)セ
チルエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル、テ
トロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジ
アミン縮合体、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等
のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEミツロウ
・ラノリン誘導体、アルカノールアミド、POEプロピ
レングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミ
ン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、PO
Eノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエ
トキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等
が挙げられるが、上記の界面活性剤に限定されるもので
はない。また、これら界面活性剤は、本発明メーキャッ
プ化粧料において1種あるいは2種以上を任意に選択し
て配合することができる。
【0037】本発明のメーキャップ化粧料は採り得る形
態は特に限定されず、例えば化粧下地・ファンデーショ
ン・白粉・頬紅・口紅・マスカラ・アイシャドー・アイ
ライナー等の形態を採り得る。
【0038】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。配合量は特に断らない限り、質量%である。実施例
の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法及び評価基
準について説明する。
【0039】[評価試験] (官能試験)以下の評価方法および評価基準にしたがっ
て官能評価試験を行った。すなわち、肌上でののびの軽
さ、肌への密着性(フィット感)、肌の凹凸補正効果、
自然な透明感、「はり」・「つや」演出効果それぞれに
ついて、以下の基準にしたがって専門パネル10名で官
能評価を行った。
【0040】評価基準 ◎:本発明効果を感じたパネルが9名以上(非常に優れ
ている。) ○:本発明効果を感じたパネルが6〜8名(やや優れて
いる。) △:本発明効果を感じたパネルが3〜5名(やや劣
る。) ×:本発明効果を感じたパネルが2名以下(非常に劣
る。)
【0041】(実施例1〜5、比較例1〜2);ファン
デーション 下記の処方を基本処方とする水中油型乳化ファンデーシ
ョンを、(1)〜(6)を均一に混合し、これに混合粉
砕した(7)〜(12)を加えて均一に分散させ、これ
に加熱溶解した(13)〜(25)を加えて均一に乳化
することにより調製した。 成分名 配合量(質量%) (1)精製水 残余 (2)1、3−ブチレングリコール 4 (3)グリセリン 2 (4)ベントナイト 1.5 (5)水酸化カリウム 0.2 (6)トリエタノールアミン 0.3 (7)酸化チタン 7 (8)酸化鉄 2 (9)タルク 2 (10)球状PMMA被覆マイカ(薄片状) 10 (PMMA/マイカ(質量比)=表1) (11)酸化鉄被覆雲母チタン 6 (12)合成マイカ(短径/長径=1/1、厚さ/長径=1/30) 4 (13)パルミチン酸 0.8 (14)ステアリン酸 1.2 (15)モノステアリン酸グリセリン 1 (16)モノオレイン酸ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タン 0.5 (17)セチルアルコール 2 (18)流動パラフィン 5 (19)ジメチルポリシロキサン 3.5 (20)ホ゜リオキシアルキレン変性シリコーン 0.5 (21)ワセリン 1 (22)ハ゜ラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル 1 (23)トリイソオクタン酸グリセリン 2 (24)防腐剤 適量 (25)香料 適量
【0042】
【表1】
【0043】実施例1〜5、比較例1〜2のファンデー
ションの評価試験の結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】表2から、PMMA/マイカ(質量比)が
80/20〜20/80の範囲にある実施例1〜5は、
肌上でののびの軽さ、肌への密着性(フィット感)、肌
の凹凸補正効果、自然な透明感、「はり」・「つや」演
出効果それぞれいずれも優れた効果が得られることが分
かる。特に、65/35〜35/65の範囲で効果が顕
著であることが分かる。
【0046】一方、PMMA/マイカ(質量比)が90
/10(比較例1)のファンデーションは、肌への密着
性(フィット感)、肌の凹凸補正効果、自然な透明感、
「はり」・「つや」演出効果が劣ることが分かる。また
は10/90(比較例2)のファンデーションは、肌上
でののびの軽さ、肌の凹凸補正効果、「はり」・「つ
や」演出効果に劣ることが分かる。
【0047】(実施例6〜10、比較例3〜4);ファ
ンデーション 下記の処方を基本処方とする水中油型乳化ファンデーシ
ョンを、(1)〜(6)を均一に混合し、これに混合粉
砕した(7)〜(12)を加えて均一に分散させ、これ
に加熱溶解した(13)〜(25)を加えて均一に乳化
することにより調製した。 成分名 配合量(質量%) (1)精製水 残余 (2)1、3−ブチレングリコール 4 (3)グリセリン 2 (4)ベントナイト 1.5 (5)水酸化カリウム 0.2 (6)トリエタノールアミン 0.3 (7)酸化チタン 7 (8)酸化鉄 2 (9)タルク 2 (10)球状PMMA被覆マイカ(PMMA/マイカ=45/55) 10 (11)酸化鉄被覆雲母チタン 6 (12)合成マイカ(短径/長径=表3、厚さ/長径=1/30) 4 (13)パルミチン酸 0.8 (14)ステアリン酸 1.2 (15)モノステアリン酸グリセリン 1 (16)モノオレイン酸ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タン 0.5 (17)セチルアルコール 2 (18)流動パラフィン 5 (19)ジメチルポリシロキサン 3.5 (20)ホ゜リオキシアルキレン変性シリコーン 0.5 (21)ワセリン 1 (22)ハ゜ラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル 1 (23)トリイソオクタン酸グリセリン 2 (24)防腐剤 適量 (25)香料 適量
【0048】
【表3】
【0049】実施例6〜10、比較例3のファンデーシ
ョンの評価試験の結果を表4に示す。
【0050】
【表4】
【0051】表4から、合成マイカの短径/長径が1/
1〜1/20の範囲にある実施例6〜10は、肌上での
のびの軽さ、肌への密着性(フィット感)、肌の凹凸補
正効果、自然な透明感、「はり」・「つや」演出効果そ
れぞれいずれも優れた効果が得られることが分かる。特
に、1/1〜1/5の範囲で効果が顕著であることが分
かる。
【0052】一方、合成マイカの短径/長径が1/30
(比較例3)のファンデーションは、肌への密着性(フ
ィット感)、肌の凹凸補正効果、自然な透明感、「は
り」・「つや」演出効果が劣ることが分かる。
【0053】(実施例11〜14、比較例5);ファン
デーション 下記の処方を基本処方とする水中油型乳化ファンデーシ
ョンを、(1)〜(6)を均一に混合し、これに混合粉
砕した(7)〜(12)を加えて均一に分散させ、これ
に加熱溶解した(13)〜(25)を加えて均一に乳化
することにより調製した。 成分名 配合量(質量%) (1)精製水 残余 (2)1、3−ブチレングリコール 4 (3)グリセリン 2 (4)ベントナイト 1.5 (5)水酸化カリウム 0.2 (6)トリエタノールアミン 0.3 (7)酸化チタン 7 (8)酸化鉄 2 (9)タルク 2 (10)球状PMMA被覆マイカ(PMMA/マイカ=45/55) 10 (11)酸化鉄被覆雲母チタン 6 (12)合成マイカ(短径/長径=1/1、厚さ/長径=表5) 4 (13)パルミチン酸 0.8 (14)ステアリン酸 1.2 (15)モノステアリン酸グリセリン 1 (16)モノオレイン酸ホ゜リオキシエチレンソルヒ゛タン 0.5 (17)セチルアルコール 2 (18)流動パラフィン 5 (19)ジメチルポリシロキサン 3.5 (20)ホ゜リオキシアルキレン変性シリコーン 0.5 (21)ワセリン 1 (22)ハ゜ラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル 1 (23)トリイソオクタン酸グリセリン 2 (24)防腐剤 適量 (25)香料 適量
【0054】
【表5】
【0055】実施例11〜14、比較例4のファンデー
ションの評価試験の結果を表6に示す。
【0056】
【表6】
【0057】表6から、合成マイカの厚さ/長径が1/
10〜1/80の範囲にある実施例11〜14は、肌上
でののびの軽さ、肌への密着性(フィット感)、肌の凹
凸補正効果、自然な透明感、「はり」・「つや」演出効
果それぞれいずれも優れた効果が得られることが分か
る。特に、1/30〜1/50の範囲で効果が顕著であ
ることが分かる。
【0058】一方、合成マイカの厚さ/長径が1/3
(比較例4)のファンデーションは、肌への密着性(フ
ィット感)、肌の凹凸補正効果、自然な透明感、「は
り」・「つや」演出効果が劣ることが分かる。
【0059】(実施例15〜19、比較例5〜6);フ
ァンデーション 表7の組成の水中油型乳化ファンデーションを、(1)
〜(6)を均一に混合し、これに混合粉砕した(7)〜
(12)を加えて均一に分散させ、これに加熱溶解した
(13)〜(25)を加えて均一に乳化することにより
調製した。
【0060】
【表7】
【0061】実施例15〜19、比較例5〜6のファン
デーションの評価試験の結果を表8に示す。
【0062】
【表8】
【0063】表8から、(B)及び(C)の配合比
(B)/(C)(質量比)が60/40であり、
(A)、(B)、(C)の配合比(A)/[(B)+
(C)](質量比)が、10/90(実施例15)〜9
0/10(実施例19)の範囲にある実施例15〜19
は、肌上でののびの軽さ、肌への密着性(フィット
感)、肌の凹凸補正効果、自然な透明感、「はり」・
「つや」演出効果それぞれいずれも優れた効果が得られ
ることが分かる。特に、30/70(実施例16)、5
0/50(実施例17)、70/30(実施例18)の
場合に顕著な効果が見られることが分かる。
【0064】一方、(B)/(C)(質量比)が60/
40であっても、(A)/[(B)+(C)](質量
比)が5/95(比較例5)のファンデーションは、肌
上でののびの軽さ、肌の凹凸補正効果が劣ることが分か
る。また、95/5(比較例6)のファンデーション
は、肌への密着性(フィット感)、肌の凹凸補正効果、
自然な透明感、「はり」・「つや」演出効果が劣ること
が分かる。
【0065】(実施例20〜24、比較例7〜8);フ
ァンデーション 表9の組成の水中油型乳化ファンデーションを、(1)
〜(6)を均一に混合し、これに混合粉砕した(7)〜
(12)を加えて均一に分散させ、これに加熱溶解した
(13)〜(25)を加えて均一に乳化することにより
調製した。
【0066】
【表9】
【0067】実施例20〜24、比較例7〜8のファン
デーションの評価試験の結果を表10に示す。
【0068】
【表10】
【0069】表10から、(A)、(B)、(C)の配
合比(A)/[(B)+(C)](質量比)が50/5
0であり、(B)及び(C)の配合比(B)/(C)
(質量比)が、5/95(実施例20)〜95/5(実
施例24)の範囲にある実施例20〜24は、肌上での
のびの軽さ、肌への密着性(フィット感)、肌の凹凸補
正効果、自然な透明感、「はり」・「つや」演出効果そ
れぞれいずれも優れた効果が得られることが分かる。特
に、25/75(実施例21)、50/50(実施例2
2)、75/25(実施例23)の場合に、顕著な効果
が見られる。
【0070】一方、(A)/[(B)+(C)](質量
比)が50/50であっても、(B)/(C)(質量
比)が2/98(比較例7)のファンデーションは、肌
の凹凸補正効果、自然な透明感、「はり」・「つや」演
出効果が劣り、肌上でののびの軽さも充分でないことが
分かる。また、98/2(比較例8)のファンデーショ
ンは、肌への密着性(フィット感)、自然な透明感が充
分でないことが分かる。
【0071】以下、種々の処方の本発明メーキャップ化
粧料を実施例として示す。なお、上記の評価試験をこれ
らメーキャップ化粧料において行ったところ、いずれの
実施例の本発明メーキャップ化粧料においても優れた効
果が得られた。
【0072】 [実施例25] 固形パウダリーファンデーション 成分名 配合量(質量%) (1)タルク (短径/長径=1/2、厚さ/長径=1/10)(C) 15質量% (2)セリサイト(短径/長径=2/3、厚さ/長径=1/15)(C) 18 (3)マイカ (短径/長径=1/2、厚さ/長径=1/20)(C) 7 (4)球状スチレン樹脂被覆マイカ(スチレン/マイカ=30/70)(A) 7 (5)メチルシロキサン網状重合粉末 1 (6)酸化鉄被覆雲母チタン(B) 7 (7)硫酸バリウム(短径/長径=1/2、厚さ/長径=1/20)(C) 12 (8)二酸化チタン 10 (9)酸化鉄 6 (10)流動パラフィン 残余 (11)ジメチルポリシロキサン 3 (12)トリオクタン酸グリセリン 5 (13)セスキオレイン酸ソルビタン 2 (14)防腐剤 適量 (15)香料 適量
【0073】(製法)(1)〜(9)の各成分を混合粉
砕したところへ、(10)〜(15)の各成分を混合し
たものを加えて攪拌混合し、容器に成型して固形パウダ
リーファンデーションを得た。得られた固形パウダリー
ファンデーションは、成型性に優れていた。
【0074】 [実施例26] 油中水型乳化ファンデーション 成分名 配合量(質量%) (1)ナイロン球状粉末被覆セリサイト(ナイロン/セリサイト=50/50)(A) 2質量% (2)窒化ホウ素(短径/長径=1/2、厚さ/長径=1/15)(C) 7 (3)シリコーン処理二酸化チタン 10 (4)シリコーン処理酸化鉄 5 (5)シリコーン処理低次酸化チタン被覆雲母チタン(B) 1 (6)板状アルミナ(短径/長径=1/3、厚さ/長径=1/20)(C) 1.5 (7)金属セッケン処理タルク 5.5 (8)精製水 残余 (9)ヒト゛ロキシメトキシヘ゛ンソ゛フェノンスルホン酸ナトリウム 3 (10)グリセリン 10 (11)ジプロピレングリコール 5 (12)デカメチルシクロペンタシロキサン 10 (13)流動パラフィン 3 (14)メチルフェニルポリシロキサン 1 (15)シリコーン樹脂 5 (16)モノイソステアリン酸ソルビタン 2 (17)ポリオキシエチレン変性シリコーン 0.5 (18)防腐剤 適量 (19)香料 適量
【0075】(製法)(12)〜(19)の各成分を均
一に混合溶解させたものへ、(1)〜(7)の各成分を
混合粉砕したものを加えて分散させた。次に均一に混合
攪拌した(8)〜(11)を加えて乳化し、容器に充填
して油中水型乳化ファンデーションを得た。
【0076】 [実施例27] 白粉 成分名 配合量(質量%) (1)タルク(短径/長径=1/2、厚さ/長径=1/10)(C) 38質量% (2)マイカ (短径/長径=2/3、厚さ/長径=1/20)(C) 17 (3)オルカ゛ノホ゜リシロキサンエラストマー球状粉末被覆タルク 10 (オルカ゛ノホ゜リシロキサンエラストマー/タルク=20/80) (A) (4)群青被覆魚鱗箔(B) 7 (5)合成タルク(短径/長径=1/2、厚さ/長径=1/20)(C) 10 (6)酸化鉄 3 (7)粉末状合成ポリエチレンワックス 3 (8)シ゛ンクミリステート (短径/長径=1/1、厚さ/長径=1/15)(C) 4 (9)N-ラウロイルリシ゛ン (短径/長径=1/1、厚さ/長径=1/10)(C) 2 (10)トリオクタン酸グリセリン 残余 (11)ポリオキシアルキレン変性シリコーン 1.5 (12)セスキオレイン酸ソルビタン 1 (13)防腐剤 適量 (14)香料 適量
【0077】(製法)(1)〜(9)の各成分を混合粉
砕したところへ、(10)〜(14)の各成分を混合し
たものを加えて混合攪拌し、容器に充填して白粉を得
た。
【0078】 [実施例28] アイシャドー 成分名 配合量(質量%) (1)タルク (短径/長径=1/2、厚さ/長径=1/15)(C) 30質量% (2)セリサイト(短径/長径=1/1、厚さ/長径=1/20)(C) 7 (3)マイカ (短径/長径=1/2、厚さ/長径=1/30)(C) 5 (4)球状PMMA粉末 3 (5)球状スチレン樹脂被覆硫酸ハ゛リウム (スチレン/硫酸ハ゛リウム=40/60)(A) 12 (6)酸化鉄被覆雲母チタン(B) 4.5 (7)酸化鉄 1.5 (8)N-アシル化リシ゛ン(短径/長径=1/2、厚さ/長径=1/10)(C) 5 (9)スクワラン 残余 (10)ジメチルポリシロキサン 2 (11)モノオレイン酸ソルビタン 0.5 (12)防腐剤 適量 (13)香料 適量
【0079】(製法)(1)〜(8)の各成分を混合粉
砕したところへ、(9)〜(13)の各成分を混合した
ものを加えて攪拌混合し、中皿に成型してアイシャドー
を得た。得られたアイシャドーは、成型性に優れてい
た。
【0080】 [実施例29] 油性口紅 成分名 配合量(質量%) (1)カルナウバロウ 1質量% (2)キャンデリラロウ 2 (3)セレシン 10 (4)スクワラン 残余 (5)トリイソオクタン酸グリセリン 9 (6)ジイソステアリン酸グリセリン 13 (7)シ゛メチルホ゜リシロキサン (粘度:90,000mPa・s at 25℃) 5 (8)シ゛メチルホ゜リシロキサン (粘度:1,000mPa・s at 25℃) 5 (9)シリコーン樹脂 8 (10)ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル-β-シクロテ゛キストリン 1 (11)マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル 3.5 (12)合成ケイ酸ナトリウムマグネシウム 0.5 (13)疎水性シリカ 0.5 (14)精製水 2 (15)球状シリコーン樹脂粉末被覆マイカ (シリコーン樹脂/マイカ=60/40)(A) 3 (16)酸化鉄被覆雲母チタン(B) 2 (17)合成マイカ(短径/長径=1/2、厚さ/長径=1/80)(C) 0.5 (18)色剤 適量 (19)防腐剤 適量 (20)香料 適量
【0081】(製法)60℃に加熱した(11)に(1
2)〜(13)を分散させ、これに均一溶解した(1
0)と(14)を加えて十分に攪拌する。別に加熱溶解
させておいた(1)〜(9)に、これを加えて十分攪拌
し、さらに(15)〜(20)を加えて分散攪拌し、そ
の後容器に充填して口紅を得た。
【0082】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
肌への密着性を損なわずに優れた、のびの軽い使用感触
を実現し、さらに肌質に自然な透明感と「はり」・「つ
や」を与える効果および肌の凹凸を補正する効果を付与
した、従来にない画期的なメーキャップ化粧料が得られ
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA071 AA122 AB032 AB152 AB221 AB222 AB231 AB232 AB241 AB242 AB361 AB362 AB382 AB431 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC122 AC241 AC242 AC342 AC422 AC442 AC542 AC661 AC792 AD021 AD022 AD071 AD072 AD091 AD151 AD152 AD162 AD252 AD492 BB23 BB24 BB25 BB26 CC12 CC13 CC14 DD21 DD32 EE06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(A)〜(C)を含有し、その配合
    比(質量比)が、(A)/[(B)+(C)]=10/
    90〜90/10であり、かつ(B)/(C)=5/9
    5〜95/5であることを特徴とするメーキャップ化粧
    料。 (A)薄片状粉末を基板として、その表面上に球状粉末
    を被覆せしめ、その組成比(質量比)が球状粉末/薄片
    状粉末=80/20〜20/80である複合粉末。 (B)有色顔料にて被覆せしめた真珠光沢顔料。 (C)粉末粒子の短径と長径の比(短径/長径)が1/
    1〜1/20であり、かつ厚さと長径の比(厚さ/長
    径)が1/10以下である粉末。
  2. 【請求項2】 前記(A)成分の薄片状粉末が、マイ
    カ、セリサイト、タルク及び硫酸バリウムからなる群よ
    り選ばれた1種または2種以上である請求項1記載のメ
    ーキャップ化粧料。
  3. 【請求項3】 前記(A)成分の球状粉末が、アクリル
    系高分子、ナイロン、スチレン、シリコーン、またはそ
    れらの共重合体からなる球状粉末からなる群より選ばれ
    た1種または2種以上である請求項1または2記載のメ
    ーキャップ化粧料。
  4. 【請求項4】 前記(B)成分の有色顔料が、酸化鉄あ
    るいは酸化鉄を主成分とする化合物、低次酸化チタン及
    び群青からなる群より選ばれた1種または2種以上であ
    る請求項1乃至3のいずれか一項に記載のメーキャップ
    化粧料。
  5. 【請求項5】 前記(B)成分の真珠光沢顔料が雲母チ
    タン、魚燐箔である請求項1乃至4のいずれか一項に記
    載のメーキャップ化粧料。
  6. 【請求項6】 前記(C)成分の粉末が体質顔料である
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のメーキャップ化
    粧料。
  7. 【請求項7】 前記体質顔料が、硫酸バリウム、アルミ
    ナ、マイカ、カオリン、タルク、合成マイカ、合成タル
    ク、N−アシル化リジン、脂肪酸金属塩、窒化ホウ素及
    びセリサイトからなる群より選ばれた1種または2種以
    上である請求項6記載のメーキャップ化粧料。
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