JP2006504730A - 微小焼成アルミナの局所的使用 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚及び毛髪のサンブロックとして有用であると同時に皮膚及び毛髪をより滑らかで、均一で、光沢があり、健康にみえるようにすることができる分散体を提供する。
【解決手段】典型的には約5μ以下、より好ましくは約1μ以下の粒子サイズをもつ焼成アルミナ、ステンレススチール又金の微小粒子を化粧料上許容させるキャリア中に懸濁分散させて分散体とする。

Description

本発明は超微小焼成アルミナ、又はステンレススチールや金等の皮膚や毛髪用の日焼け止め剤や化粧料に用いるに適した他の医薬品グレードの超微小不活性粒子の新規有機分散体に関する。
皮膚が何らかの損傷をうけている多くの皮膚疾患は太陽光を直接又は間接に受けることで悪化することはよく知られており、これらは毛髪でも同様である。これらの例としては太陽光によって起こる紫外線誘発皮膚焼や皮膚の老化がある。長期間太陽光に露出すると、メラノーマを含む前癌や癌に進行するおそれもある。それ故、近年、露出した皮膚用の日焼け止め製品(サンスクリーン及びサンブロック)の開発が保健や化粧料分野での関心事となっている。
従来のサンスクリーンは典型的には危険な紫外線(UV)照射光を吸収及び/又は弱化する有機化合物、たとえばオキシベンゾン(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)、ドキシベンゾン(2,2’)−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)、アミノ安息香酸、シノキセート(2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート)、ジエタノールアミン−p−メトキシシンナメート、ジガロイルトリオレエートエチル−4−ビス(ヒドロキシプロピル)アミノベンゾエート、2−エトキシへキシルサリシレート、グリセリルアミノベンゾエート、ホモサレート(3,3,5−トリメチルシクロへキシルサリシレート、トリエタノールアミンサリシレート、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸、スルホベンゾン(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸)、パラジメート(Paradimate)A(アミルp−ジメチルアミノベンゾエート)、パラジメートO(オクチルジメチルp−アミノベンゾエート)、4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノンとジヒドロキシアセトンとメチルアンスラニレートとの組合せ、等を化粧料上許容されるローション、オイル、クリーム又はエマルジョンに、懸濁又は溶解することによってつくられる。
これとは異なり、サンブロック(太陽光遮断剤)は通常太陽光を反射する無機化合物を含有する。最も広く知られたサンブロックは酸化亜鉛であり、これは当初はよく日焼けした水泳場の看視員の鼻にぬって有名になった濃白色クリームとして調合されたが、それほどは著名でないものに淡色のついた酸化亜鉛があり、また使用者によりやさしいものとして二酸化チタン、カラミン、ヒュームドシリカを化粧料上許容されるキャリアに懸濁したものである(特許文献1、特許文献2)。
サンスクリーン中の活性成分として異なる有機化合物を用いると異なる波長の光を異なる効率で吸収するので、サンスクリーンはUVAとUVBの両方からの保護性は等しくなり、またわずかではあるがUV光よりも深く浸透して損傷を引き起こしうる可視光又は赤外線(IR)照射に対して保護するサンスクリーンもある。太陽光照射に対して最も有効な保護を与えるのはサンブロックであり、これらは全波長の照射に対して保護する。しかし酸化亜鉛や二酸化チタン等の無機粉末を分散させた多くのサンブロックは広がりにくく、皮膚に付与すると重くしずんだ感覚があり、また顔料であって、特に高濃度で、白/青色の残骸が残りやすいといった欠点をもっている。
0.01〜0.15μの超微細に粉砕した場合でも、二酸化チタンは化粧料用途には適さない大きな粒子サイズの塊に凝集しやすい。これらのサンブロック無機物を含有する組成物の特性を改良するために種々の分散剤や粉末予備処理法が提案されている。それらにはたとえば粒子を植物油、鉱油、脂肪酸のエステル又は塩、リン脂質、シリコーンポリマーフィルム、分枝鎖有機物等で被覆する方法等がある(特許文献3)より望ましい性質を示すサンブロックの開発が望まれる。
米国特許第4,801,445号 米国特許第4,822,600号 米国特許第5,468,471号
本発明の目的は皮膚及び毛髪用の新規サンブロック組成物を提供することにある。
本発明の更なる目的は付与した皮膚及び毛髪の滑らかさと表面均一性を増大する局所用組成物を提供することにある。
本発明の更なる目的は太陽への露出による有害作用から皮膚を保護しつつ、露出した皮膚領域に局所組成物を付与することにより同時にしわ、瘢痕、陥凹、拡大孔、その他の皮膚欠陥をマスキングする方法を提供することにある。
本発明の更なる目的は照射誘発の損傷から毛髪を保護し個々の毛髪をより滑らかで、扱い易く且つ光沢をもつようにする組成物を提供することにある。
本発明者等はまず微小な焼成アルミナが局所用組成物に分散し、サンブロックとして作用するだけでなく、皮膚上のしわや陥凹や拡大孔等の皮膚欠陥及び毛幹の円筒状ケラチン質の外側部の構造的な割れをマスキングすることを見出した。いかなる理由にも拘束されることを望むわけではないが、超微小焼成アルミナ粒子は皮膚又は毛髪の表面で小さい鏡のような作用をするものと思われる。これらはバック入射光を反射してサンブロックとして作用する。同時に、皮膚や外側毛幹の割れ目中にとどまっている粒子が表面を滑らかにして、バック反射した入射光の散乱を少なくし欠陥を見づらくする。このようにして皮膚と毛髪の顕著な保護効果及び化粧的効果が得られる。
かくして本発明の目的は、典型的には約25μ以下、好ましくは約10μ以下、さらに好ましくは約5μ以下又は1μ以下の粒子サイズをもつ焼成アルミナ、ステンレススチール及び/又は金の微小粒子を化粧料上許容されるキャリア中に分散させたエマルジョンを提供することによって達成される。
典型的なエマルジョンは、化粧料上許容されるキャリア中に約0.5〜約30%、より好ましくは約5〜約25%の粒子を分散懸濁している。後記するように、耐水性でフィルム形成性のあるシリコーンベースキャリア中に約3〜約10重量%の微小粒子を含有する組成物は皮膚への局所付与で多くの望ましい特性を示した。
本発明はまた微小粒子分散体を紫外線及び赤外線(特に前者)からの哺乳動物の皮膚や毛髪の保護に用いる方法及び皮膚や毛髪をより均一且つ滑らかにするために用いる方法も包含する。
本発明の実施において、焼成アルミナ、ステンレススチール及び/又は金の微小粒子の化粧料上許容されるキャリア中の分散体(ディスパージョン)をつくり、そして哺乳動物の皮膚又は毛髪に局所付与される。その際分散体はサンブロックとして作用して皮膚及び毛髪を紫外線及び赤外線から保護する。微小粒子分散体はまた皮膚及び毛髪をより均一且つ滑らかにし、より光沢があり且つ健康的な外観にする。
ここで用語「超微小」(ウルトラファイン)」及び「微小(ミクロファイン)」は同義語として用いる。本発明の組成物をつくるのに好ましい微小粒子は約25μ以下、典型的には、約10μ以下、好ましくは約5μ以下、さらに好ましくは約1μ以下の粒子サイズをもつ。有用な粒子は焼成アルミナ、ステンレススチール、金の微小粒子又はそれらの混合物である。特に好ましいのは約1μ以下の粒子サイズをもつ焼成シリカである。ここで「焼成シリカ」とは、粗製の金属酸化物サンプル中にみられるソーダ等の揮発性不純物を除くために高温、しばしば1000℃以上に加熱してあるアルミナであり、これは酸化アルミニウムAlであり、しばしば「α−コランダム」とも称される。「ステンレススチール」は、ニッケル、クロム又はそれらの両者を含有する鉄と炭素の強靭で弾性のある合金であり、強くそしてさびない特性をもっている。焼成アルミナ、ステンレススチール及び金の微小な特殊グレードの粒子は種々のユーザー用に、特に耐火材として市販されている。高級な純医療グレードの粒子が好ましく、また歯科グレードの焼成アルミナ又は金も好ましい。事実、医療及び歯科インプラント部材中やインプラント表面に用いられ、著しく安定で、化学的に不活性で、無毒、無刺激で、非感作性のキャスト可能な耐火材料である焼成アルミナ、ステンレススチール及び金は本発明で優れた効果を示す。これらは歯みがき、マウスオッシュ、歯研き剤、歯被覆材等として用いられている歯科グレードの焼成アルミナも同様である。下記の実施例では医療グレードの焼成アルミナ微小粒子を用いた。
上記の微小粒子を化粧料成分として許容されるキャリア中に分散して皮膚又は毛髪に局所付与するための懸濁液、エマルジョン又はミクロエマルジョンを形成する、ミクロエマルジョンが好ましい。「化粧料上許容されるキャリア」とは不活性で付与すべき皮膚又は毛髪上に悪影響を与えないキャリア(担体)をいう。典型的なキャリアには、ローション、クリーム、軟膏、ソープ等の局所付与に従来から用いられているものがある。特に皮膚又は毛髪上にフィルム又は層をつくり、付与位置を一定し水への浸漬や発汗で流れるのを防ぎ同時にサンブロックとして働くようなキャリアが好ましい。
多くのキャリア組成が、知られており、その一例としてオイル及び/又はアルコール及び皮膚軟化剤:植物油、炭化水素油及びワックス、シリコーンオイル、動物又は魚類油脂、グリセリド誘導体、脂肪酸又は脂肪酸エステル又はアルコール又はアルコールエーテル、レシチン、ラノリン及びその誘導体、多価アルコール又はエステル、ワックスエステル、ステロール、リン脂質、さらには通常乳化剤(ノニオン系、カチオン系又はアニオン系)(但し皮膚軟化剤のなかには乳化能をもつものもある)等を含むローションがある。これらの周知成分でクリームをつくることもでき、またこれらの成分の割合をかえたり、ガムや別の形の親水性コロイド等の増粘剤を加えたりしてゲルをつくることもできる。同様の成分を用いて、シャンプー、リンス、ゲル等の毛髪用組成物をつくることもできる。
後記する皮膚の局所用の好ましい態様ではサンスクリーン及び化粧料で安全であることが判っている1以上の耐水性、フィルム形性シリコーンベースを用いる。種々のこの種シリコーンが市販されており、シリコーン、シリコーンのコポリマー、ジメチルシリコーン、シロキサン又はシロキソン、それらのセチル又は他のアルキル又はシクロヘキシル誘導体等があり、非限定的な具体例としてはメチコン、ジメチコン、セチルジメチコン、セチルジメチコンコポリオール、シクロメチコン、ポリジメチルシロキサン及びそれらの混合物がある。エマルジョンは微小粒子をキャリア中で、所望により下記するような他の成分と共に混合及び/又は粉砕することによってつくられる。臨床的検討ではいかなる副作用も認められていない。
本発明の局所用分散体は皮膚及び/又は毛髪に有効な他の成分を含有しうる。特に照射誘発による皮膚や毛髪の損傷を防ぐのに有効とされる成分及び皮膚や毛髪処理剤に従来から用いられている成分、たとえば着色剤、皮膚軟化剤、コンディショニング剤、乳化剤、湿潤剤、防腐剤、耐酸化剤、香料、キレート化剤等を適宜用いうる。C12及びC14アルキルベンゾエート、たとえばFinsolve TN(商標)、等のサンスクリーンのSPFを高める化合物も本発明のサンブロックに添加しうる。
防腐剤の非限定的な例としては、C−Cアルキルパラベン及びフェノキシエタノールがあり、これらは典型的には金組成物の約0.5〜約2.0重量%用いられる。
皮膚軟化剤の非限定的な例としては、脂肪エステル、脂肪アルコール、鉱油、ポリエーテルシロキサンコポリマー等があり、これらは典型的には金組成物の約0.01〜5%用いられる。
潤滑剤の非限定的な例としては、多価アルコール、たとえばグリセロール、ポリアルキレングリコール(ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等)及びその誘導体、アルキレンポリオール及びその誘導体、ソルビトール、ヒドロキシソルビトール、へキシレングルコール、1,3−ジブチレングリコール、1,2,6−へキサントリオール、エトキシ化グリセロール、プロポキシ化グリセロール及びそれらの混合物があり、これらは典型的には金組成物の約0.1〜約5重量%用いられる。
乳化剤の非限定的な例としては、ステアリン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ステアレス2、ステアレス20、アクリレート/C10−30アルキルアクリレートクロスポリマー及びそれらの混合物があり、これらは典型的には金組成物の約1〜約10重量%用いられる。
キレート剤に非限定的な例としては、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)及びその誘導体及び塩、ジヒドロキシエチルグリシン、酒石酸及びそれらの混合物があり、これらは典型的には金組成物の約0.01〜約2重量%用いられる。
抗酸化剤の非限定的な例としては、ブチレート化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチレート化ヒドロキシアニソール(BHA)、フェニル−α−ナフチルアミン、ハイドロキノン、プロピルガレート、ノルジヒドロキアレット(nordihydroquiaretic)酸、緑茶エキス、混合ポリフェノール及びそれらの混合物があり、これらは典型的には金組成物の約0.02〜約0.5重量%用いられる。
バッファ剤も多くの組成物に用いられる。好ましいバッファ剤の量は、約4.5〜約8.5、より好ましくは約5.5〜約8.5、最も好ましくは約6.5〜約8.0の範囲のpHをもつ組成物を与える量である。典型的なバッファ剤は化粧料に一般的に用いられている化学的及び物理的に安定なバッファ剤であり、補助成分としても有効なクエン酸、リンゴ酸、グリコール酸等が例示される。
本発明で用いる微小粒子組成物は皮膚又は毛髪に付与すると実質的に透明になる点も本発明の利点である。これらの微小粒子はそのエマルジョンが感触に優れ塗布しやすいという利点ももつ。サンブロックとして、好ましい態様は少なくとも約15、好ましくは約25〜30、場合によっては約45以上のSPF(太陽光保護因子、sun protectant factor)を示す。広いスペクトルの照射を反射し、UVA及びUVB紫外線の両方、さらには可視及び赤外線に対する遮断を含め全波長の照射に対し、優れた保護効果を示す。
粗い皮膚や毛髪はくぼみや割れを強調するように光を散乱するが、本発明の微小粒子含有エマルジョンを塗布すると、より健康的で輝きのある皮膚及び毛髪となる。微小粒子が大きくなって孔、皮膚陥凹、瘢痕に充填され、しわ、隆起、瘢痕、その他の皮膚の欠点を滑らかにし、光反射のためのより滑らかで平らな表面をもたらし、皮膚の欠点がなくより魅力的に見えるようになる。
本発明の分散体は種々の化粧料に有効であり、その例としては、ファウンデーション、アイシャドー、口紅、顔パウダー等がある。同じように、本発明の分散体を付与した毛髪は物理的により滑らかになるだけでなく、より軟らかく、輝きがありまた扱いやすくなる。微小粒子とキャリアは不活性であり、悪い反応は全く観察されない。
実施例:
1μ以下の一次粒子サイズをもつ医療グレードの焼成アルミナの2バッチを次の非限定的な実施例で用いた。1ロットの化学分析の結果は次のとおり:Al含量99.60%、NaO0.42%、Fe0.01%、他のロットの結果は次のとおり:Al含量99.50%、NaO0.44%、Fe0.01%。%はいずれも重量基準である。
次の成分を乳化して3個のサンブロックをつくった。量はW/W%で示す。
Figure 2006504730
3個の組成物はいずれも優れた粘度特性及び流動特性をもち、皮膚に容易に気持ちよく塗布できた。ユーザーの反応は一定に優れているとするものであった。
次の成分を乳化して塗布した皮膚をより滑らか且つ均一な外観とするファウンデーションクリームをつくった。
Figure 2006504730
上記組成物はソフトクリームの軟度をもち、皮膚に高級感をもって広がり、より平らで完全な状態にみえるようになり化粧料としてより魅力的なものとなった。
上記の記載は当業者に本発明の実施方法を教示するためのものであり、それらの自明な変形を詳述することを意図したものではない。しかし、自明な変形は当然本発明に包含されるものである。請求項は、特に断りのない限り、本発明の目的を達成するために有効な成分や手段をカバーするものである。

Claims (30)

  1. 約25μ以下の粒子サイズをもつ焼成アルミナ、ステンレススチール又は金の粒子を化粧料上許容されるキャリアに分散させてなる分散体。
  2. 粒子サイズが約10μ以下である請求項1の分散体。
  3. 粒子サイズが約5μ以下である請求項2の分散体。
  4. 粒子サイズが約1μ以下である請求項3の分散体。
  5. 焼成アルミナ粒子を含有する請求項1の分散体。
  6. ステンレススチール粒子を含有する請求項1の分散体。
  7. 金粒子を含有する請求項1の分散体。
  8. キャリアがフィルム形成性シリコーンからなる請求項1の分散体。
  9. キャリアがメチコンからなる請求項8の分散体。
  10. 粒子の含有量が約0.5〜約30重量%である請求項1の分散体。
  11. 粒子の含有量が約5〜約25重量%である請求項10の分散体。
  12. サンブロックである請求項1の分散体。
  13. 少なくとも約15にSPFをもつ請求項12の分散体。
  14. 少なくとも約25にSPFをもつ請求項13の分散体。
  15. 皮膚に付与したとき皮膚をより均一且つ滑らかにする化粧料組成物である請求項1の分散体。
  16. ヘアトリートメント組成物である請求項1の分散体。
  17. シリコンーンを含有する化粧料上許容されるキャリアに約1μ以下の粒子サイズをもつ焼成アルミナを約5〜約25重量%懸濁させて含有する請求項1の分散体。
  18. 化粧料上許容されるキャリアに焼成アルミナ、ステンレススチール又は金の微小粒子を分散させた分散体を露出した哺乳動物の皮膚又は毛髪に付与することを特徴とする哺乳動物の皮膚又は毛髪を照射誘発損傷から保護する方法。
  19. 微小粒子が約10μ以下の粒子サイズをもつ請求項18の方法。
  20. 微小粒子が焼成アルミナからなる請求項18の方法。
  21. 微小粒子がステンレススチールからなる請求項18の方法。
  22. 微小粒子が金からなる請求項18の方法。
  23. 分散体中の微小粒子の含有量が約0.5〜約30重量%である請求項18の方法。
  24. 化粧料上許容されるキャリアに焼成アルミナ、ステンレススチール又は金の微小粒子を分散させた分散体を哺乳動物の皮膚又は毛髪に付与することを特徴とする哺乳動物の皮膚又は毛髪をより均一且つ滑らかにする方法。
  25. 微小粒子が約10μ以下の粒子サイズをもつ請求項24の方法。
  26. 分散体中の微小粒子の含有量が約0.5〜約30重量%である請求項24の方法。
  27. 微小粒子が焼成アルミナからなる請求項24の方法。
  28. 微小粒子がステンレススチールからなる請求項24の方法。
  29. 微小粒子が金からなる請求項24の方法。
  30. シリコーンを含有する化粧料上許容されるキャリアに約1μ以下の粒子サイズをもつ焼成アルミナを約5〜約25重量%懸濁させて含有する分散体を皮膚に付与する請求項24の方法。
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