JP3936283B2 - サンケア用の化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧料に関し、更に詳細には紫外線A及びBからの防護に有用なサンケア用の化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
紫外線が生物に与える悪影響の大きさは、現代に於いては、オゾンホール問題に代表される如くに、遍く認識されるに至っているところのものである。従来に於いては、生物に悪影響のある紫外線は、紫外線Bが主として取り上げられていたが、現在に於いては紫外線Aの累積曝露が生体に大いなる危険を及ぼすことは議論の余地がない。しかるに、紫外線Aからの保護を考えるに、その手段は僅かに、有機サンスクリーン剤によるか、酸化亜鉛によるかしかなく、有機サンスクリーン剤には起アレルギー性や内分泌攪乱の疑いなどの問題があり、酸化亜鉛には、真っ白く、のっぺりした仕上がりになるなどの光学的な問題があり、紫外線Bに対する二酸化チタンのような決定的な防御手段は存在していないと言わざるを得なかった。この為、二酸化チタンと酸化亜鉛と組み合わせて、紫外線A及びBの保護の目的で使用するにあたっても、酸化亜鉛の含有量はせいぜい25%程度でしかなく、その為、二酸化チタンの形状を変えて保護力を高める試みなどが為されていた。(特開平10−182395)又、前記のっぺり感を防ぐ目的では、酸化亜鉛或いは二酸化チタンなどの粉体を中核にして、シリカなどのコーティング層を設ける技術(特開200−219819)等が考案されている。しかしながら、この様な技術に於いては何れも紫外線Aの防御効果を損なうものであり、損なわれた防護効果を有機サンスクリーン剤で補う必要があった。
【0003】
加えて、サンスクリーン剤で知られている剤形の多くは、乳化製剤乃至は固形オイルゲル製剤、固形白粉製剤であり、非水液性製剤は知られていない。これは、酸化亜鉛や二酸化チタンなどの金属酸化物が多く含まれ、この様に重い金属酸化物を安定に分散させている非水液性製剤は知られていなかったからである。使用性を勘案すれば、非水液性製剤では塗布量のコントロール、化粧膜の持ち等、サンケア化粧料にとってのメリットは多く存在するが、製剤的な障壁が存在した。
【0004】
一方、サンケア用の化粧料であって、微粒子二酸化チタンと微粒子酸化亜鉛とポリエーテル変性メチルポリシロキサンとを含み、前記微粒子二酸化チタンの含有量が23〜28重量%であり、且つ、前記微粒子酸化亜鉛の含有量が7〜13重量%であるものは知られていないし、この様な化粧料が、紫外線A、Bに対して良好な防御効果を発揮することも知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、使用性に優れ、且つ、紫外線A、Bに対して優れた防護作用を有する化粧料を提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、使用性に優れ、且つ、紫外線A、Bに対して優れた防護作用を有する化粧料を求め、鋭意研究努力を重ねた結果、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理微粒子二酸化チタン23〜28重量%と、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理微粒子酸化亜鉛7〜13重量%とを含有し、且つその重量比が3:1〜2:1であり、さらにポリエーテル変性メチルポリシロキサンを含有することを特徴とする、非水液性のサンケア用の化粧料がその様な特性を備えていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理微粒子二酸化チタン23〜28重量%と、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理微粒子酸化亜鉛7〜13重量%とを含有し、且つその重量比が3:1〜2:1であり、さらにポリエーテル変性メチルポリシロキサンを含有することを特徴とする、非水液性のサンケア用化粧料。
(2)さらに、親油化処理を行っていないタルクを上記微粒子二酸化チタンの重量と微粒子酸化亜鉛の重量の和に対して5〜15重量%含有することを特徴とする、(1)に記載の非水液性のサンケア用化粧料。
【0007】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の化粧料の必須成分である微粒子二酸化チタンと微粒子酸化亜鉛
本発明の化粧料は、サンケア用であって、微粒子二酸化チタンと微粒子酸化亜鉛を含有する。ここで微粒子とは平均粒径が0.1μm以下のものを意味し、かかる微粒子の二酸化チタン或いは酸化亜鉛は既に市販されているものが存在する。又、かかる微粒子二酸化チタン或いは微粒子酸化亜鉛は、その表面が処理されていても良いし、されていなくても良い。表面処理としては、通常化粧料原料に於いて知られているものであれば特段の限定を受けずに適用することが出来、例えば、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理、ジメチルポリシロキサン焼き付け処理、アミノ変性シリコーン被覆処理、シランカップリング剤処理、脂肪酸金属石けん被覆処理、アシル化アミノ酸塩被覆処理、リン脂質被覆処理などが例示できる。処理は、処理剤を粉体に対して1〜10重量%作用させることによって行われる。適宜、100〜700℃で1〜72時間の加熱工程を経ても良い。特に好ましいものは、表面処理されたものであり、中でも特に好ましいものは、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理をしたものであり、かかる処理粉体は既に市販されているものを利用できる。市販品としては、親油化表面処理(ハイドロジェンメチルシロキサン焼き付け処理)微粒子二酸化チタンとしては、E097−2(テイカ株式会社製)が、親油化表面処理(ハイドロジェンメチルシロキサン焼き付け処理)微粒子酸化亜鉛としては、E096−2(テイカ株式会社製)が好ましく例示できる。本発明の化粧料に於ける、かかる微粒子二酸化チタン及び微粒子酸化亜鉛の好ましい含有量は、微粒子二酸化チタンが20〜30重量%であり、更に好ましくは23〜28重量%が好ましく、且つ、微粒子酸化亜鉛が5〜15重量%であり、更に好ましくは7〜13重量%である。前記微粒子二酸化チタンと微粒子酸化亜鉛の重量比が、3:1〜2:1であることが好ましい。これは、この割合に於いて、紫外線A、Bに対してともに有効な防護作用を発揮するからである。
【0008】
(2)本発明の化粧料の好ましい成分
本発明の化粧料は好ましい成分として、タルク、マイカ、セリサイトなどの板状粉体を含有し、該板状粉体としては、タルクを特に好ましく含有する。この様な板状粉体は、前記必須成分である、微粒子二酸化チタン及び微粒子酸化亜鉛が作るぎらぎらした無機質の艶感或いは被膜感を、紫外線防護効果を損なうことなく緩和させる作用を有する。又、かかる板状粉体は、微粒子二酸化チタン乃至は微粒子酸化亜鉛として表面を処理されたものが使用される場合には、表面を処理されずに用いるのが好ましい。表面の処理状態が異なることにより、ぎらぎらした無機質の艶感或いは被膜感の緩和効果がより大きくなるためである。本発明の化粧料に於ける、かかる板状粉体の好ましい含有量は、微粒子二酸化チタンの重量と微粒子酸化亜鉛の重量の和に対して、5〜15重量%であり、更に好ましくは6〜10重量%である。これは多すぎると、効果が頭打ちになるばかりか、紫外線防護効果を阻害する場合が生じ、少なすぎると効果が発現しない場合があるからである。
【0009】
(3)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、サンケア用の化粧料であって、前記必須成分を含有し、好ましい形態に於いて、好ましい成分を含有することを特徴とする。本発明の化粧料に於いて特徴的な性質は、紫外線A、Bの両方に対して優れた防護作用を発揮することである。かかる作用を更に高めるためには、本発明の化粧料は非水性の製剤であることが好ましい。この様な形態を取ることにより、被膜の厚さを適度なものに調整し、紫外線防護作用を損なわずに自然な仕上がりを具現化できるためである。又、好ましい形態に於いては、表面処理をされていない板状粉体を含むため、液層との親和性の維持の観点から、液層になじみ、且つ、非表面処理粉体にもなじむ、1,3−ブタンジオールなどの多価アルコールを0.5〜3重量%程度含有することが好ましい。本発明の化粧料に於いては、かかる構成によって紫外線A及びBに対して防護作用を発揮するため、従来のように有機の紫外線吸収剤を含有させる必要が無く、かかる成分は含有させないことが出来る。この様な形態は、安全性の面からも好ましい。本発明の化粧料に於いては、本発明の効果を損なわない範囲に於いて、通常化粧料で使用されている任意成分を含有することが出来る。かかる任意成分としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン類、ホホバ油、カルナウバワックス、モクロウ、ミツロウ、ゲイロウ、オレイン酸オクチルドデシル、イソプロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアレートなどのエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、ベヘン酸、オレイン酸などの脂肪酸類、ベヘニルアルコール、セタノール、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、ヒマシ油、椰子油、水添椰子油、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、イソオクタン酸トリグリセライド、オリーブオイル等のトリグリセライド類、ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレート、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、スルホコハク酸エステル塩などのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、アルキルベタイン等の両性界面活性剤類、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉体等の有機粉体類、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト、シリカ等の表面処理されていても良い粉体類、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー及び/又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤、レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分、フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤などが好ましく例示できる。かかる必須成分、好ましい成分及び任意成分を常法に従って処理することにより、本発明の化粧料は製造することが出来る。
【0010】
【実施例】
以下に実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
【0011】
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明のサンケア用の化粧料を作成した。即ち、処方成分を良く混合し、しかる後、3本ロールにかけ、本発明のサンケア用の化粧料(非水分散タイプ)を得た。このものはボランティアを用いた紫外線保護試験に於いて、SPF50、PA+++であり、優れた紫外線A、Bに対する防護効果を示した。又、専門パネラーによる使用性の評価では、白さの目だたなさがスコア4、被膜閉塞感の無さがスコア4であった。尚、これらのスコアの基準は、スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:やや良い、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いを用いた。同時に、親油化微粒子二酸化チタンを親油化した通常の二酸化チタン(平均粒径1.2μm)に置換した比較例1、親油化微粒子酸化亜鉛を親油化した通常の酸化亜鉛(平均粒径1.5μm)に置換した比較例2、親油化微粒子二酸化チタンを親油化した通常の二酸化チタン(平均粒径1.2μm)に、且つ、親油化微粒子酸化亜鉛を親油化した通常の酸化亜鉛(平均粒径1.5μm)に置換した比較例3を作成したところ、比較例1は、SPF40、PA+++、白さの目だたなさスコア3、被膜閉塞感の無さスコア3であり、比較例2は、SPF44、PA++、白さの目だたなさスコア3、被膜閉塞感の無さスコア3であり、比較例3は、SPF40、PA++、白さの目だたなさスコア3、被膜閉塞感の無さスコア3であった。これより、本発明の化粧料が優れた紫外線防護効果と脂溶性を備えていることがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 24 重量部
親油化微粒子酸化亜鉛(E096−2) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 45 重量部
ジメチコン 13 重量部
1,3−ブタンジオール 1 重量部
【0012】
<実施例2>
以下に示す処方に従って、本発明のサンケア用の化粧料を作成した。即ち、処方成分を良く混合し、しかる後、3本ロールにかけ、本発明のサンケア用の化粧料(非水分散タイプ)を得た。このものはボランティアを用いた紫外線保護試験に於いて、SPF42、PA+++であり、優れた紫外線A、Bに対する防護効果を示した。又、専門パネラーによる使用性の評価では、白さの目だたなさがスコア4、被膜閉塞感の無さがスコア4であった。尚、これらのスコアの基準は、スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:やや良い、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いを用いた。これらより、微粒子二酸化チタンの量は少なくとも20重量%必要であることがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 20 重量部
親油化微粒子酸化亜鉛(E096−2) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 45 重量部
ジメチコン 17 重量部
1,3−ブタンジオール 1 重量部
【0013】
<実施例3>
以下に示す処方に従って、本発明のサンケア用の化粧料を作成した。即ち、処方成分を良く混合し、しかる後、3本ロールにかけ、本発明のサンケア用の化粧料(非水分散タイプ)を得た。このものはボランティアを用いた紫外線保護試験に於いて、SPF50、PA+++であり、優れた紫外線A、Bに対する防護効果を示した。又、専門パネラーによる使用性の評価では、白さの目だたなさがスコア3、被膜閉塞感の無さがスコア3であった。尚、これらのスコアの基準は、スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:やや良い、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いを用いた。これらより、微粒子二酸化チタンの量は多くとも30重量%であることがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 30 重量部
親油化微粒子酸化亜鉛(E096−2) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 45 重量部
ジメチコン 7 重量部
1,3−ブタンジオール 1 重量部
【0014】
<実施例4>
以下に示す処方に従って、本発明のサンケア用の化粧料を作成した。即ち、処方成分を良く混合し、しかる後、3本ロールにかけ、本発明のサンケア用の化粧料(非水分散タイプ)を得た。このものはボランティアを用いた紫外線保護試験に於いて、SPF47、PA++であり、優れた紫外線A、Bに対する防護効果を示した。又、専門パネラーによる使用性の評価では、白さの目だたなさがスコア4、被膜閉塞感の無さがスコア4であった。尚、これらのスコアの基準は、スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:やや良い、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いを用いた。これらより、微粒子酸化亜鉛の量は少なくとも5重量%必要であることがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 24 重量部
親油化微粒子酸化亜鉛(E096−2) 5 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 45 重量部
ジメチコン 17 重量部
1,3−ブタンジオール 1 重量部
【0015】
<実施例5>
以下に示す処方に従って、本発明のサンケア用の化粧料を作成した。即ち、処方成分を良く混合し、しかる後、3本ロールにかけ、本発明のサンケア用の化粧料(非水分散タイプ)を得た。このものはボランティアを用いた紫外線保護試験に於いて、SPF50、PA+++であり、優れた紫外線A、Bに対する防護効果を示した。又、専門パネラーによる使用性の評価では、白さの目だたなさがスコア3、被膜閉塞感の無さがスコア3であった。尚、これらのスコアの基準は、スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:やや良い、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いを用いた。これらより、微粒子酸化亜鉛の量は多くとも15重量%であることがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 24 重量部
親油化微粒子酸化亜鉛(E096−2) 15 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 45 重量部
ジメチコン 7 重量部
1,3−ブタンジオール 1 重量部
【0016】
<実施例6>
以下に示す処方に従って、本発明のサンケア用の化粧料を作成した。即ち、処方成分を良く混合し、しかる後、3本ロールにかけ、本発明のサンケア用の化粧料(非水分散タイプ)を得た。このものはボランティアを用いた紫外線保護試験に於いて、SPF50、PA+++であり、優れた紫外線A、Bに対する防護効果を示した。又、専門パネラーによる使用性の評価では、白さの目だたなさがスコア5、被膜閉塞感の無さがスコア5であった。尚、これらのスコアの基準は、スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:やや良い、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いを用いた。これらより、本発明の化粧料に於いてはタルクの様な板状粉体を含有することが好ましいことがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 24 重量部
親油化微粒子酸化亜鉛(E096−2) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 45 重量部
ジメチコン 10 重量部
タルク 3 重量部
1,3−ブタンジオール 1 重量部
【0017】
<実施例7>
以下に示す処方に従って、本発明のサンケア用の化粧料を作成した。即ち、処方成分を良く混合し、しかる後、3本ロールにかけ、本発明のサンケア用の化粧料(非水分散タイプ)を得た。このものはボランティアを用いた紫外線保護試験に於いて、SPF50、PA+++であり、優れた紫外線A、Bに対する防護効果を示した。又、専門パネラーによる使用性の評価では、白さの目だたなさがスコア5、被膜閉塞感の無さがスコア4であった。尚、これらのスコアの基準は、スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:やや良い、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いを用いた。これらより、本発明の化粧料に於いては、板状粉体としてセリサイトを含有しても効果があり、好ましいことがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 24 重量部
親油化微粒子酸化亜鉛(E096−2) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 45 重量部
ジメチコン 10 重量部
セリサイト 3 重量部
1,3−ブタンジオール 1 重量部
【0018】
<実施例8>
以下に示す処方に従って、本発明のサンケア用の化粧料を作成した。即ち、処方成分を良く混合し、しかる後、3本ロールにかけ、本発明のサンケア用の化粧料(非水分散タイプ)を得た。このものはボランティアを用いた紫外線保護試験に於いて、SPF48、PA+++であり、優れた紫外線A、Bに対する防護効果を示した。又、専門パネラーによる使用性の評価では、白さの目だたなさがスコア4、被膜閉塞感の無さがスコア5であった。尚、これらのスコアの基準は、スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:やや良い、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いを用いた。これらより、本発明の化粧料に於いてはタルクとしては、表面処理しないものの方が好ましいことがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 24 重量部
親油化微粒子酸化亜鉛(E096−2) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 45 重量部
ジメチコン 10 重量部
親油化タルク 3 重量部
1,3−ブタンジオール 1 重量部
【0019】
<実施例9>
以下に示す処方に従って、本発明のサンケア用の化粧料を作成した。即ち、処方成分を良く混合し、しかる後、3本ロールにかけ、本発明のサンケア用の化粧料(非水分散タイプ)を得た。このものはボランティアを用いた紫外線保護試験に於いて、SPF45、PA++であり、紫外線A、Bに対する防護効果を示したものの実施例1程ではないことがわかる。又、専門パネラーによる使用性の評価では、白さの目だたなさがスコア5、被膜閉塞感の無さがスコア5であった。尚、これらのスコアの基準は、スコア5:非常によい、スコア4:良い、スコア3:やや良い、スコア2:やや悪い、スコア1:悪いを用いた。これらより、本発明の化粧料に於いてはナイロンパウダーのような球状粉体は好ましくないことがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 24 重量部
親油化微粒子酸化亜鉛(E096−2) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 45 重量部
ジメチコン 10 重量部
ナイロンパウダー 3 重量部
1,3−ブタンジオール 1 重量部
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、使用性に優れ、且つ、紫外線A、Bに対して優れた防護作用を有する化粧料を提供することができる。

Claims (2)

  1. ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理微粒子二酸化チタン23〜28重量%と、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理微粒子酸化亜鉛7〜13重量%とを含有し、且つその重量比が3:1〜2:1であり、さらにポリエーテル変性メチルポリシロキサンを含有することを特徴とする、非水液性のサンケア用化粧料。
  2. さらに、親油化処理を行っていないタルクを上記微粒子二酸化チタンの重量と微粒子酸化亜鉛の重量の和に対して5〜15重量%含有することを特徴とする、請求項1に記載の非水液性のサンケア用化粧料。
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