JP2004210730A - 油性液体化粧料 - Google Patents

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拓道 杉山
Kenkichi Matsubara
顕吉 松原
Tadamitsu Uramoto
忠光 浦本
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Abstract

【課題】水馴染みの少ない化粧料であって、使用時の物理的刺激の少ない液状の紫外線防護用の化粧料の提供する。
【解決手段】1気圧25℃の条件に於いて、流動性を有する油性化粧料であって、1)二酸化チタンや酸化亜鉛などの金属酸化物30〜60重量%と、2)イソステアリン酸などの分岐脂肪酸0.1〜5重量%とを紫外線防護用の化粧料に含有させる。前記金属酸化物はハイドロジェンメチルポリシロキサン等の表面処理剤で表面処理されていることが好ましい。又、その平均粒径は、1μm以下が好ましい。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧料に関し、更に詳細には、サンケア化粧料に好適な油性化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧料に於いて、二酸化チタン或いは酸化亜鉛と言った金属酸化物は、紫外線から肌を防護したり、或いは皮膚のシミなどをカバーして、目立たなくさせる目的で使用される。この様な場合に注意すべきは、かかる金属酸化物の比重が4〜6と非常に大きく、これを1以下のオイル乃至は水などで沈降しないように分散安定化しなければならいことである。この為、化粧料であって、粘性液体乃至はクリーム状の化粧料に於いては、石けんなどのゲル構造を利用して分散安定化するのが常であった。しかしながら、この様な系に於いては、粉体が水に良く馴染むように設計されている為、汗などで流されやすく、夏用の化粧料としては、その使用勝手に着目すれば、あまり向かないものと言わざるを得なかった。その一方、紫外線防護化粧料などは、紫外線が強くなる夏の時期に必要であり、この意味で適切な紫外線防護用の化粧料が存在していないと言える。一方、前記の化粧持ちの面に着目すると、オイルゲル剤形或いは固形白粉剤形のものとなるが、紫外線の照射や強い可視光の影響で炎症などが生じやすくなっている肌に於いては、固形のものの塗布は適したものとは言えない。ここに於いても、実態に適した剤形の紫外線防護用の化粧料、即ち、水馴染みの少ない化粧料であって、使用時の物理的刺激の少ない液状の紫外線防護用の化粧料が得られていないと言える。
【0003】
この様なニーズを背景にこれまで為されてきた、親水性の少ない液状紫外線化粧料の開発検討としては、次に挙げるような技術が存する。しかし、下記の如くこれらの何れもが、実態に適した剤形の紫外線防護用の化粧料、即ち、水馴染みの少ない化粧料であって、使用時の物理的刺激の少ない液状の紫外線防護用の化粧料の提供と言う目的に鑑みれば充分とは言えない。
1)デキストリン脂肪酸エステルと液状炭化水素のつくるゲル構造を利用した金属酸化物の分散安定化(特開2001−302484)
この系では、デキストリン脂肪酸エステルの使用感が全面的に欠点となる。即ち、デキストリン脂肪酸−液状炭化水素の構造が強固である為に、性状は液体であっても、のびが重く、使用感もベタツキ、当初の目的から逸脱したものと言わざるを得ない。
2)環状炭化水素側鎖を有するシリコーンのゲル形成能を利用した金属酸化物の分散安定化技術(特開2001−213966)
この系では、環状炭化水素側鎖を有するシリコーンが実用化するか否かにその実現性が委ねられている。工業的な意味での生産性と、安全性等の検討が残されていると言える。
3)用時混合して用いる、液体脂−粉体2層タイプの化粧料(特開2000−281552)
この系では、再分散性をどこまで高めるかという点と、粉体を多く含有すると、混合時に液状を呈さない場合があることに大きな課題が存する。この様な剤形は粉体の含有量としてはせいぜいが10重量%程度が適当であり、夏の紫外線からの防護を考えると充分とは言えない。
【0004】
一方、1気圧25℃の条件に於いて、流動性を有する油性化粧料であって、1)金属酸化物30〜60重量%と、2)分岐脂肪酸0.1〜5重量%とを含有する、化粧料と言う構成の化粧料は全く知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、水馴染みの少ない化粧料であって、使用時の物理的刺激の少ない液状の紫外線防護用の化粧料の提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】
本発明者らは、この様な状況に鑑みて、水馴染みの少ない化粧料であって、使用時の物理的刺激の少ない液状の紫外線防護用の化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、流動性を有する油性化粧料であって、1)金属酸化物30〜60重量%と、2)分岐脂肪酸0.1〜5重量%とを含有する、化粧料がその様な特性を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)1気圧25℃の条件に於いて、流動性を有する油性化粧料であって、1)金属酸化物30〜60重量%と、2)分岐脂肪酸0.1〜5重量%とを含有することを特徴とする、化粧料。
(2)金属酸化物が、二酸化チタン及び/又は酸化亜鉛であることを特徴とする、(1)に記載の化粧料。
(3)分岐脂肪酸がイソステアリン酸であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)金属酸化物の分散剤として、ソルビタン脂肪酸エステル及び/又はジメチコンコポリオールを含有することを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。
(5)更に、揮発性のシリコーンを30〜70重量%含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)実質的に、有機紫外線吸収剤を含有しないことを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料。
(7)更に、多価アルコールを0.01〜1重量%含有することを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化粧料。
【0007】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の化粧料の必須成分である金属酸化物
本発明の化粧料は、1気圧25℃の条件に於いて、流動性を有する油性化粧料であって、金属酸化物30〜60重量%を、更に好ましくは、35〜55重量%を必須成分として含有することを特徴とする。前記金属酸化物としては、通常化粧料で使用されているものであれば特段の限定なく使用することが出来、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、無水珪酸、酸化アルミニウム、酸化鉄及びこれらの複合体が好ましく例示でき、特に好ましくは、二酸化チタン及び/又は酸化亜鉛であり、これらは紫外線防護剤として好適な性状を有する。勿論、二酸化チタン及び/又は酸化亜鉛において、少量の他の金属酸化物。具体的には20重量%以下の他の金属酸化物を複合酸化物の形態で含有することも出来る。又、二酸化チタンと酸化亜鉛については、これらのどちらか一種でも良いし、二種を組み合わせて含有させても良い。好ましい形態は、二酸化チタンと酸化亜鉛の比が、5:1〜5:2の割合である。この様な形態にすることにより、効率よく紫外線Aと紫外線Bとから肌を防護することが出来るからである。又、かかる二酸化チタンと酸化亜鉛においては、その粒子径は細かいものが好適であり、所謂微粒子二酸化チタン乃至は微粒子酸化亜鉛を用いることが好ましい。ここで、微粒子とは平均粒径が0.1μm以下のものを意味する。加えて、かかる微粒子二酸化チタン或いは微粒子酸化亜鉛は、その表面が処理されていても良いし、されていなくても良い。表面処理としては、通常化粧料原料に於いて知られているものであれば特段の限定を受けずに適用することが出来、例えば、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理、ジメチルポリシロキサン焼き付け処理、アミノ変性シリコーン被覆処理、シランカップリング剤処理、脂肪酸金属石けん被覆処理、アシル化アミノ酸塩被覆処理、リン脂質被覆処理などが例示できる。処理は、処理剤を粉体に対して1〜10重量%作用させることによって行われる。適宜、100〜700℃で1〜72時間の加熱工程を経ても良い。特に好ましいものは、表面処理されたものであり、中でも特に好ましいものは、ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理をしたものであり、かかる処理微粒子粉体は既に市販されているものを利用できる。市販品としては、親油化表面処理(ハイドロジェンメチルシロキサン焼き付け処理)微粒子二酸化チタンとしては、E097−2(テイカ株式会社製)が、親油化表面処理(ハイドロジェンメチルシロキサン焼き付け処理)亜鉛としては、E096−2(テイカ株式会社製)が好ましく例示できる。
【0008】
(2)本発明の化粧料の必須成分である分岐脂肪酸
本発明の化粧料は、1気圧25℃の条件に於いて、流動性を有する油性化粧料であって、分岐脂肪酸0.1〜5重量%を、更に好ましくは、0.5〜2重量%を含有することを特徴とする。かかる分岐の脂肪酸としては、炭素数8〜24のものが好ましく、例えば、イソオクタン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、ドデシルドデカン酸などが好適に例示できる。これらは唯一種を含有することも出来るし、二種以上組み合わせて含有することも出来る。好ましい形態はイソステアリン酸のみを含有する形態である。かかる分岐の脂肪酸は、前記の含有量の範囲に於いて、金属酸化物の分散安定性を損なうことなく、且つ、使用感に重さやベタツキを付与することなく、系の粘度を下げ、のびを良くする作用を発揮する。分岐の脂肪酸の含有量が前記の含有量より少なすぎると、粘度を低下させ、のびを良くする作用が得られない場合があり、多すぎると、系の安定性が損なわれる場合がある。
【0009】
(3)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、1気圧25℃の条件に於いて、流動性を有する油性化粧料であって、1)金属酸化物30〜60重量%と、2)分岐脂肪酸0.1〜5重量%とを含有することを特徴とする。本発明の化粧料としては、その分類に特段の限定はないが、例えば、紫外線防護化粧料、ファンデーションなどのベースメークアップ化粧料などが好適に例示できる。特に好ましいものは、夏用の紫外線防護化粧料である。本発明の化粧料に於いて、前記必須成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る、かかる任意成分としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン類、ホホバ油、カルナウバワックス、モクロウ、ミツロウ、ゲイロウ、オレイン酸オクチルドデシル、イソプロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアレートなどのエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、ベヘン酸、オレイン酸などの脂肪酸類、ベヘニルアルコール、セタノール、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、ヒマシ油、椰子油、水添椰子油、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、イソオクタン酸トリグリセライド、オリーブオイル等のトリグリセライド類、1,3−ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどの多価アルコール、ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリエキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレート、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、スルホコハク酸エステル塩などのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、アルキルベタイン等の両性界面活性剤類、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉体等の有機粉体類、タルク、マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト、シリカ等の表面処理されていても良い粉体類、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー及び/又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤、レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分、フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤などが好ましく例示できる。これらの内、特に好ましいものとして、シリコーンであって揮発性を有するものが挙げられる。かかるシリコーンとしては粘度が20パスカル・秒以下の低粘度ジメチコン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン或いはデカメチルシクロペンタシロキサン等のシクロメチコンなどが好適に例示できる。かかる揮発性のシリコーンは、唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。好ましい含有量は、化粧料全量に対して、総量で30〜70重量%であり、更に好ましくは、35〜65重量%である。
【0010】
又、必須成分である金属酸化物の化粧料中への分散を高める上で、非イオン界面活性剤を含有させることも好適である。かかる非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノオレイン酸エステル、ソルビタンセスキオレイン酸エステル、ソルビタンモノラウリン酸エステル、ソルビタンセスキオレイン酸エステルソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル及び/又はジメチコンコポリオールが好適に例示できる。この内、ソルビタン脂肪酸エステルとしては、ソルビタンセスキラウリン酸エステルが特に好適に例示できる。これら非イオン界面活性剤の好ましい含有量は、総量で5〜10重量%である。特に好ましい形態は、ソルビタンセスキラウリン酸エステルとジメチコンコポリオールとを1:5〜1:20の量比で、5〜10重量%含有する形態である。
【0011】
更に、本発明の化粧料に於いては、多価アルコールを0.01〜1重量%含有することが好ましい。これは、安定性を損なわずに粘度を適度に下げ、使用感を向上させることが出来るからである。かかる多価アルコールとしては、例えば、前述の如く、1,3−ブタンジオール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ヘキシレングリコール、1,2−ペンタンジオール、イソプレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール、ジグリセリンなどが例示できるが、1,3−ブタンジオールが特に好ましく例示できる。これら唯一種を含有させることも、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。
【0012】
本発明の化粧料は上記の必須成分、任意の成分、好ましい成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。本発明の化粧料の剤形としては、油性化粧料が好ましく、該油性化粧料としては、親水性の成分が2重量%以下、好ましくは1.5重量%以下のものが例示でき、実質的に水分を含有しない形態が特に好ましく例示できる。
【0013】
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明のサンケア用の化粧料を作成した。即ち、処方成分を良く混合し、しかる後、3本ロールにかけ、本発明のサンケア用の化粧料1(非水分散タイプ)を得た。このもののイソステアリン酸をジメチコン(10パスカル・秒)に置換した対照例1、オレイン酸に置換した比較例1、ステアリン酸に置換した比較例2も作成し、粘度、安定性、使用時ののびの良さを評価した。のびの良さは、専門パネラーにより、スコア5:非常にのびが良い、スコア4:のびがよい、スコア3:のびがやや重い、スコア2:のびが重い、スコア1:のびが非常に重いの基準で判定してもらった。結果を表1に示す。これより、本発明の化粧料が優れた使用性と安定性を有することがわかる。又。安定性は40℃で1ヶ月保存して分離があるかないかで判定した。粘度はB型粘度計で20℃1日後の測定値を用いた。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 27 重量部
親油化酸化亜鉛(E096−2) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 33 重量部
ジメチコン(10パスカル・秒) 13 重量部
1,3−ブタンジオール 0.2重量部
ソルビタンセスキラウリン酸エステル 0.8重量部
ジメチコンコポリオール 8 重量部
イソステアリン酸 1 重量部
注)親油化微粒子二酸化チタン(E097−2)の平均粒径は0.05μmであり、親油化酸化亜鉛(E096−2)の平均粒径は0.04μmである。
【0014】
【表1】
Figure 2004210730
【0015】
<実施例2>
金属酸化物を化粧料1の微粒子から通常の粒子に代えて検討を行った。粘度は20000パスカル・秒であり、40℃1ヶ月間で安定であり、のびはスコア4であった。微粒子の金属酸化物を用いる方が好ましいことがわかる。
親油化二酸化チタン(平均粒径0.6μm) 27 重量部
親油化酸化亜鉛(平均粒径0.3μm) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 33 重量部
ジメチコン(10パスカル・秒) 13 重量部
1,3−ブタンジオール 0.2重量部
ソルビタンセスキラウリン酸エステル 0.8重量部
ジメチコンコポリオール 8 重量部
イソステアリン酸 1 重量部
*粉体の親油化処理は3重量%ハイドロジェンメチルポリシロキサン焼き付け処理
【0016】
<実施例3>
下記に示す如く、化粧料1のイソステアリン酸の量を変化させて化粧料3を作成した。このものの粘度は23000で。のびはスコア4であった。40℃1ヶ月の保存では安定であった。これよい、イソステアリン酸の量としては、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは0.5重量%以上であることがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 27 重量部
親油化酸化亜鉛(E096−2) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 33.5重量部
ジメチコン(10パスカル・秒) 13 重量部
1,3−ブタンジオール 0.2重量部
ソルビタンセスキラウリン酸エステル 0.8重量部
ジメチコンコポリオール 8 重量部
イソステアリン酸 0.5重量部
【0017】
<実施例4>
下記に示す如く、化粧料1のイソステアリン酸の量を変化させて化粧料4を作成した。このものの粘度は11000で。のびはスコア5であった。40℃1ヶ月の保存では僅かな分離を見た。これよい、イソステアリン酸の量としては、5重量%以下が好ましく、より好ましくは2重量%以下であることがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 27 重量部
親油化酸化亜鉛(E096−2) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 29 重量部
ジメチコン(10パスカル・秒) 13 重量部
1,3−ブタンジオール 0.2重量部
ソルビタンセスキラウリン酸エステル 0.8重量部
ジメチコンコポリオール 8 重量部
イソステアリン酸 5 重量部
【0018】
<実施例5>
化粧料1の分岐脂肪酸の種類を変えて、化粧料5〜7を作成し、実施例1と同様の検討を行った。結果を表2に示す。これより、他の分岐脂肪酸も使用可能であるが、イソステアリン酸が特に好ましいことがわかる。
親油化微粒子二酸化チタン(E097−2) 27 重量部
親油化酸化亜鉛(E096−2) 9 重量部
ポリエーテル変性メチルポリシロキサン 8 重量部
デカメチルシクロペンタシロキサン 33 重量部
ジメチコン(10パスカル・秒) 13 重量部
1,3−ブタンジオール 0.2重量部
ソルビタンセスキラウリン酸エステル 0.8重量部
ジメチコンコポリオール 8 重量部
表2に記載の分岐脂肪酸 1 重量部
【0019】
【表2】
Figure 2004210730
【0020】
<実施例6>
化粧料1と対照例1の紫外線防護用の化粧料を用いて、使用テストを行った。使用テストは7月末から8月中旬までの4週間を用いて行った。パネラーは無作為に抽出した26〜51歳までの男女20名(平均38,6歳)を用いた。使用テストは、前記2種のサンプルを両方ともパネラーに渡し、半顔使用での比較を行ってもらった。評価項目は、化粧持ち、使用感の優しさ(刺激感の少なさ)、紫外線防護効果で、これらについては、個人個人の絶対尺度で、非常によい(スコア5)〜普通(スコア3)〜悪い(スコア1)の感覚で、スコアを付してもらった。最後に化粧料1と対照例1のどちらの方が良いかを聞いた。結果を平均スコアと支持率として表3に示す。対照例1も化粧持ちなどの点でオイルゲルの良さが出ているが、化粧料1はこれの使用性を著しく改善したものであることがわかる。
【0021】
【表3】
Figure 2004210730
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、水馴染みの少ない化粧料であって、使用時の物理的刺激の少ない液状の紫外線防護用の化粧料の提供することができる。

Claims (7)

  1. 1気圧25℃の条件に於いて、流動性を有する油性化粧料であって、1)金属酸化物30〜60重量%と、2)分岐脂肪酸0.1〜5重量%とを含有することを特徴とする、化粧料。
  2. 金属酸化物が、二酸化チタン及び/又は酸化亜鉛であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  3. 分岐脂肪酸がイソステアリン酸であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
  4. 金属酸化物の分散剤として、ソルビタン脂肪酸エステル及び/又はジメチコンコポリオールを含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。
  5. 更に、揮発性のシリコーンを30〜70重量%含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
  6. 実質的に、有機紫外線吸収剤を含有しないことを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料。
  7. 更に、多価アルコールを0.01〜1重量%含有することを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料。
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