JP2020158446A - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents
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Abstract
Description
[1](A)疎水化表面処理された微粒子金属酸化物と、
(B)アルキル未変性かつポリエーテル変性シリコーンと、
(C)ポリグリセリン脂肪酸エステルと、
(D)トリエステルと
を含有し、かつ、前記成分(B)の含有量が3.0質量%以上である、油中水型乳化化粧料。
[2](A)疎水化表面処理された微粒子金属酸化物と、
(B)アルキル未変性かつポリエーテル変性シリコーンと、
(C)ポリグリセリン脂肪酸エステルと、
(D)トリエステルと
を含有し、かつ、前記成分(C)の含有量が0.01質量%〜1.4質量%である、油中水型乳化化粧料。
[3](A)疎水化表面処理された微粒子金属酸化物と、
(B)アルキル未変性かつポリエーテル変性シリコーンと、
(C)ポリグリセリン脂肪酸エステルと、
(D)トリエステルと
を含有し、かつ、前記成分(C)に対する前記成分(B)の割合(成分(B)/成分(C))が2.0以上である、油中水型乳化化粧料。
[4]前記成分(C)が、HLB値が3〜6のポリグリセリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれるポリグリセリン脂肪酸エステルである、[1]〜[3]のいずれか1項にに記載の油中水型乳化化粧料。
[5]前記成分(B)が、HLB値が3〜6のアルキル未変性かつポリエーテル変性シリコーンからなる群から選ばれるアルキル未変性かつポリエーテル変性シリコーンである、[1]〜[4]のいずれか1項に記載の油中水型乳化化粧料。
[6]前記成分(D)が、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル及びトリエチルヘキサノインからなる群から選ばれるトリエステルである、[1]〜[5]のいずれか1項に記載の油中水型乳化化粧料。
[7]前記成分(D)の含有量が、1質量%〜8.5質量%である、[1]〜[6]のいずれか1項に記載の油中水型乳化化粧料。
[8]前記成分(A)の含有量が1質量%〜20質量%である、[1]〜[7]のいずれか1項に記載の油中水型乳化化粧料。
[9]さらに、水の含有量が30質量%〜59質量%である、[1]〜[8]のいずれか1項に記載の油中水型乳化化粧料。
表1に示した処方に従い、以下の手順により、実施例1〜9及び比較例1〜6の油中水型乳化化粧料を調製した。なお、表中の数値は、質量%(wt%)を表わす。
表中の「表面処理酸化亜鉛(微粒子)」は、含水シリカ及びハイドロゲンジメチコンにより表面処理された、平均粒子径が一次粒子径について100nm以下である酸化亜鉛を表す。
表中の「表面処理酸化チタン(顔料)」及び「表面処理酸化鉄(顔料)」は、それぞれ疎水表面処理化された、平均粒子径が一次粒子径について150nm以上である酸化チタン及び酸化鉄を表す。
(2−1)経時安定性
被験化粧料について、以下の手順により、調製直後の粘度と所定期間保管後の粘度を測定し、調製直後の粘度に対する保管後の粘度の変動率(%)を求め、以下の基準により経時安定性を評価した。
○:粘度変動率が40%未満
△:粘度変動率が40%以上60%未満
×:粘度変動率が60%以上
化粧品の官能評価について訓練を受けたパネラー5名を対象として、被験化粧料を直接的に皮膚へ塗布することにより、皮膚への「うるおい」及び「べたつき」について、下記の基準により点数をつけてパネラー間の平均点及び標準偏差を求めた。
5:うるおいがよく感じられ、かつ、べたつきが感じられない
4:うるおいが感じられ、かつ、べたつきが感じられない
3:うるおいが感じられ、かつ、べたつきがわずかに感じられる
2:うるおいがわずかに感じられ、かつ、べたつきがわずかに感じられる
1:うるおいが感じられず、かつ、べたつきが感じられる
経時安定性及び使用感の評価結果より、以下の基準により総合的な評価をした。
○:経時安定性及び使用感のいずれの評価も「○」であったもの
△:経時安定性及び/又は使用感の評価が「△」であり、かつ、いずれの評価でも「×」がなかったもの
×:経時安定性又は使用感の評価が「×」であったもの
実施例1〜9の油中水型乳化化粧料及び比較例1〜6の油中水型乳化化粧料について、経時安定性及び使用感の評価結果並びに総合評価結果を表1に示す。
表2に記載されている成分について、成分(1)〜成分(13)を加温し均一混合して油相を得た。成分(14)〜成分(17)を加温し均一混合した後、50℃に加温した油相に投入し、次いで撹拌することで乳化液を得た。得られた乳化液を30℃まで緩やかに撹拌し、化粧下地を得た。
表3に記載されている成分について、成分(1)〜成分(15)を加温し均一混合して油相を得た。成分(16)〜成分(19)を加温し均一混合した後、50℃に加温した油相に投入し、次いで撹拌することで乳化液を得た。得られた乳化液を30℃まで緩やかに撹拌し、ファンデーションを得た。
表4に記載されている成分について、成分(1)〜成分(11)を加温し均一混合して油相を得た。成分(12)〜成分(15)を加温し均一混合した後、50℃に加温した油相に投入し、次いで撹拌することで乳化液を得た。得られた乳化液を30℃まで緩やかに撹拌し、サンスクリーンを得た。
Claims (9)
- (A)疎水化表面処理された微粒子金属酸化物と、
(B)アルキル未変性かつポリエーテル変性シリコーンと、
(C)ポリグリセリン脂肪酸エステルと、
(D)トリエステルと
を含有し、かつ、前記成分(B)の含有量が3.0質量%以上である、油中水型乳化化粧料。 - (A)疎水化表面処理された微粒子金属酸化物と、
(B)アルキル未変性かつポリエーテル変性シリコーンと、
(C)ポリグリセリン脂肪酸エステルと、
(D)トリエステルと
を含有し、かつ、前記成分(C)の含有量が0.01質量%〜1.4質量%である、油中水型乳化化粧料。 - (A)疎水化表面処理された微粒子金属酸化物と、
(B)アルキル未変性かつポリエーテル変性シリコーンと、
(C)ポリグリセリン脂肪酸エステルと、
(D)トリエステルと
を含有し、かつ、前記成分(C)に対する前記成分(B)の割合(成分(B)/成分(C))が2.0以上である、油中水型乳化化粧料。 - 前記成分(C)が、HLB値が3〜6のポリグリセリン脂肪酸エステルからなる群から選ばれるポリグリセリン脂肪酸エステルである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の油中水型乳化化粧料。
- 前記成分(B)が、HLB値が3〜6のアルキル未変性かつポリエーテル変性シリコーンからなる群から選ばれるアルキル未変性かつポリエーテル変性シリコーンである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の油中水型乳化化粧料。
- 前記成分(D)が、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル及びトリエチルヘキサノインからなる群から選ばれるトリエステルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の油中水型乳化化粧料。
- 前記成分(D)の含有量が、1質量%〜8.5質量%である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の油中水型乳化化粧料。
- 前記成分(A)の含有量が1質量%〜20質量%である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の油中水型乳化化粧料。
- さらに、水の含有量が30質量%〜59質量%である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の油中水型乳化化粧料。
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