JP2002234101A - ガスバリヤー性積層体およびその製造方法 - Google Patents

ガスバリヤー性積層体およびその製造方法

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JP2002234101A
JP2002234101A JP2001031520A JP2001031520A JP2002234101A JP 2002234101 A JP2002234101 A JP 2002234101A JP 2001031520 A JP2001031520 A JP 2001031520A JP 2001031520 A JP2001031520 A JP 2001031520A JP 2002234101 A JP2002234101 A JP 2002234101A
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film layer
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thin film
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JP2001031520A
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Masami Goto
優実 後藤
Akira Iwamori
暁 岩森
Takayuki Kajiwara
梶原  孝之
Mamoru Kagami
加々美  守
Hiroshi Tanaka
博士 田中
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスバリヤー性および透明性に優れ
た積層体、特に輸液などの医薬品容器として使用可能な
積層体を提供すること。 【解決手段】 プラスチックフィルム層の一方面に
ガスバリヤー性無機物薄膜層が設けられた層構成体の複
数が、一方の層構成体の無機物薄膜層と他方の層構成体
のプラスチックフィルム層とが重なり合うように接着剤
層を介して接合されており、さらにその表面に位置する
無機物薄膜層が接着剤層を介して保護フィルム層で被覆
されているガスバリヤー性積層体である。無機物薄膜層
としては、酸化珪素系薄膜、特に窒素原子を含む酸窒化
珪素薄膜が好ましく、この積層体は、その酸素透過率が
0.2(cc/m・day・atm)以下であること
が望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバリヤー性に
優れた積層体およびその製造方法に関し、より詳細に
は、医薬品等の収納・保存容器に使用可能な透明性およ
びガスバリヤー性を備えた積層体およびその製造方法に
関する。
【0002】
【発明の技術的背景】輸液等の医薬品の多くは、ガラス
製容器を用いて収納保存されて来たが、軽量化、コンパ
クト化あるいは耐衝撃性向上等の要請からプラスチック
製容器へと徐々に移行しつつある。しかし、プラスチッ
ク製容器は、ガラス製容器に比べて一般に酸素等のガス
や水蒸気の透過率が高いことから、より一層ガスバリヤ
ー性に優れた容器が求められている。
【0003】近年、プラスチック製品の酸素等のガスや
水蒸気の透過率を下げるために、特開平5−8318号
公報等には、真空蒸着法、スパッタリング法、あるいは
化学的気相蒸着法(CVD)を活用してシリカ(SiO
)やアルミナ(AlO)薄膜をポリエステルフィル
ム上に形成した種々のフィルムが提案されている。その
ようなフィルムの中には良好な透明性を持つものがある
ことから、医薬品、例えば輸液の保存状態の確認に適し
た透明性を有する容器がそれらから成形できる。しか
し、きわめて高いガスバリヤー性が要求されているアミ
ノ酸や重炭酸リンゲル液を主成分にした輸液容器は、そ
れらのフィルムから製造した容器を用いても、なお酸素
等のガスや水蒸気のバリヤー性能が十分とは言い難い。
【0004】アミノ酸を主成分にした輸液を2年間以上
の長期保存する場合には、容器の酸素透過率が0.2
(cc/m・day・atm)以下でないと、保管中
にL−システイン等のアミノ酸輸液成分に変質が起こり
やすいとも言われている。また、重炭酸リンゲル液を主
成分にした輸液の場合にも、同様に、容器の酸素透過率
が0.3(cc/m・day・atm)以下、より好
ましくは0.2(cc/m・day・atm)以下で
ないと、保管中に輸液のpHが上昇し易いと言われてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ガス
バリヤー性および透明性に優れた積層体の提供を目的に
する。また、本発明は、輸液などの医薬品容器として使
用可能な積層体の提供を目的にする。
【0006】さらに本発明の目的は、高いガスバリヤー
性および透明性を保持した積層体の製造方法を提供する
ことである。
【0007】
【発明を解決するための手段】すなわち本発明は、プラ
スチックフィルム層の一方の面にガスバリヤー性無機物
薄膜層が設けられた層構成体の少なくとも2個以上が、
一方の層構成体の無機物薄膜層と他方の層構成体のプラ
スチックフィルム層とが重なり合うように接着剤層を介
して接合されており、さらにその最外面に位置する無機
物薄膜層が接着剤層を介して保護フィルム層で被覆され
ているガスバリヤー性積層体に関する。この積層体は、
特にその酸素透過率が0.2(cc/m・day・a
tm)以下であることが望ましく、そのような積層体
は、輸液容器のような医薬品容器に好適である。
【0008】前記のプラスチックフィルム層としては、
ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、エチレン
・ビニルアルコール共重合体、およびポリイミドからな
る群から選ばれる少なくとも1種の樹脂のフィルム層が
好ましく、無機物薄膜層としては、酸化珪素系薄膜、特
に窒素原子を含む酸窒化珪素薄膜が好ましく、接着剤層
としては、エチレン・ビニルアルコール共重合体系樹
脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、およびポリエス
テル系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種のア
ンカーコート剤から形成されていることが好ましく、さ
らに保護フィルム層としては、エチレン系重合体または
プロピレン系重合体のフィルム層が好ましい。
【0009】また本発明は、プラスチックフィルムの一
方の面にガスバリヤー性無機物薄膜層が形成されたガス
バリヤー性フィルムを少なくとも2枚以上準備し、その
フィルムのプラスチックフィルム層面または無機物薄膜
層面に接着剤を塗布し、次いで一方のフィルムの無機物
薄膜層面と別のフィルムのプラスチックフィルム層面と
が接着剤層を介して重なり合うように配置し、かつフィ
ルム面を加圧することによって少なくとも2枚以上のガ
スバリヤー性フィルムが積層し一体化したフィルム積層
体を製造し、さらにそのフィルム積層体の最外面に位置
する無機物薄膜層の外面に接着剤層を介して保護フィル
ムを被覆積層し一体化するガスバリヤー性積層体の製造
方法に関する。その積層一体化工程は、ガスバリヤー性
フィルムおよびフィルム積層体に1〜8(kg/m)の
フィルム張力を加えた条件下で進めることが望ましい。
【0010】
【発明の具体的説明】次に本発明に係わるガスバリヤー
性積層体の構成、その製造方法および各構成要素につい
て具体的に説明する。
【0011】層 構 成 体 本発明に係わるガスバリヤー性積層体は、プラスチック
フィルム層の一方の面にガスバリヤー性無機物薄膜層が
設けられた層構成体を基本単位とし、それを少なくとも
2個以上積層し、かつ接合し一体化した積層体である。
図1は、その基本となる層構成体1の概略断面図であっ
て、基体となるプラスチックフィルム層10の一方の表
面上にガスバリヤー性無機物薄膜層20が形成されてい
る。
【0012】基体としてのプラスチックフィルム層は、
高い透明性を有するフィルム層が適しており、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ
ート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66等の
ポリアミド、エチレン・ビニルアルコール共重合体(エ
チレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物)、ポリエチレンや
ポリプロピレン等のポリオレフィン、あるいはポリイミ
ド等のフィルムから形成されていることが好ましい。
【0013】それらの中でも、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)、ポリエチレンナフタレート、ナイロン
6、エチレン・ビニルアルコール共重合体(商品名:エ
バール)から製造されたフィルム層は、透明性、ガスバ
リヤー性、機械的強度等の物性に優れていることからよ
り好ましい。これらのフィルム層は、延伸されていても
よいし、未延伸であってもよく、また、異なる2種のフ
ィルムを複合した積層フィルム層でもよく、さらにそれ
らの樹脂を混合したブレンドフィルム層であってもよ
い。フィルム層の厚みは、通常5〜200μm、好まし
くは10〜50μmである。
【0014】無機物薄膜層は、ガスバリヤー性を持ち、
かつ透明性の高い層であって、積層体中でガスバリヤー
層の働きをしている。ガスバリヤー性薄膜を形成する無
機物としては、酸化珪素、アルミナ等が好ましく、特に
酸化珪素が好ましい。酸化珪素の中でも窒素原子を含む
酸窒化珪素から形成した非晶質の薄膜は、透明性とガス
バリヤー性に優れていることから望ましい。
【0015】そのような酸窒化珪素薄膜は、その組成
が、酸素3〜72原子%、好ましくは5〜60原子%、
窒素3〜72原子%、好ましくは5〜50原子%であ
る。ここで、酸素と窒素の合計がが75原子%以下、好
ましくは30〜70原子%である。その組成は、X線光
電子分光法、オージェ電子分光法等の手法で分析するこ
とができる。組成が前記の範囲内にあると、薄膜は非晶
質であって、高いガスバリヤー性を示す。
【0016】この無機物薄膜層は、真空蒸着法、スパッ
タリング法、化学的気相蒸着法(CVD)等の手法でプ
ラスチックフィルム層上に形成することができ、その厚
みは通常5〜200nm、好ましくは10〜50nmが
適しており、この範囲内にあると層構成体は柔軟性を有
するので、薄膜に亀裂が入りにくく、高いガスバリヤー
効果を保つことができる。
【0017】積 層 体 本発明に係わるガスバリヤー性積層体は、前記の基本と
なる層構成体が少なくとも2個以上重ね合わされて接合
一体化した構造をとっており、さらに表面側にくる無機
物薄膜層が保護フィルム層で被覆されている。
【0018】図2は、図1に示したガスバリヤー性を持
つ層構成体が2個重ね合わされて一体化し、かつ保護フ
ィルム層が設けられた積層体の概略断面図を示してい
る。図2では、プラスチックフィルム層10の一方の面
上に無機物薄膜層20が形成された層構成体1が2個、
接着剤層30を介して積層一体化しており、外表面に現
れた無機物薄膜層20上にさらに保護フィルム層40が
接着剤層31を介して積層一体化し、積層体2を形成し
ている。すなわち、プラスチックフィルム層10/無機
物薄膜層20/接着剤層30/プラスチックフィルム層
10/無機物薄膜層20/接着剤層31/保護フィルム
層40なる7層の構成をとっている。
【0019】この際、一方の層構成体1の無機物薄膜層
20は、他方の層構成体1のプラスチックフィルム層1
0と接着剤層30を介して接合している。このような積
層構造をとると、2個の層構成体1の無機物薄膜層20
どうしを接合する場合よりも高いガスバリヤー性が得ら
れる。
【0020】接着剤層は、接合するフィルム層および薄
膜層の種類に応じて双方に良好な接着性を示す接着剤の
中から適宜選択して形成すればよく、好ましくはアンカ
ーコート剤と呼ばれているドライラミネーション用接着
剤の種類の中から選択して形成される。そのアンカーコ
ート剤の例としては、エチレン・ビニルアルコール共重
合体系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂が挙げられるが、臭気や耐熱性を考慮する
とウレタン系樹脂あるいはポリエステル系樹脂が好まし
い。ウレタン系アンカーコート剤の中では、ポリオール
と硬化剤としてのイソシアネート化合物とから構成され
るアンカーコート剤が好適である。
【0021】アンカーコート剤層の厚みは特に制限され
ないが、0.5μm〜50μmが好ましく、より好まし
くは、1μm〜20μmであって、この範囲内であれば
十分な接着強度が得られる。なお、無機物薄膜層とプラ
スチックフィルム層との接合に用いるアンカーコート剤
の種類と厚みは、無機物薄膜層と保護フィルム層との接
合に用いるアンカーコート剤の種類と厚みに対して、良
好な層間接着性が得られる限り、同じであってもよい
し、異なっていてもよい。
【0022】保護フィルム層は、無機物薄膜層を主に外
部衝撃から保護するための層であって、剛性等の機械的
強度および透明性に優れたフィルムの層が用いられる。
その上、ヒートシール性を有していると、積層体を例え
ば容器形状に変えたり、密封する等の後加工面で好都合
である。そのような観点から、保護フィルム層を形成す
る樹脂としては、ポリオレフィンが好ましい。
【0023】ポリオレフィンとしては、直鎖状低密度ポ
リエチレン、分岐状低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレンのようなエチレン系重合体、プロピレン・α−オ
レフィンランダム共重合体やプロピレン・α−オレフィ
ンブロック共重合体のようなプロピレン系重合体が好ま
しい。その保護フィルム層の厚さは特に制限されない
が、5〜500μm、好ましくは10〜200μmであ
る。なお、積層体中の無機物薄膜層が形成されていない
プラスチックフィルム層面にも、接着剤層を介して、あ
るいは接着剤層を介さずに直接ポリオレフィンフィルム
等の保護フィルム層を積層してもよい。
【0024】図2では、2個の層構成体を重ね合わせ、
全体として7層構成の積層体に成形した態様を示した
が、層構成体の使用個数は2個に限られることはなく、
2個以上の層構成体を重ね合わせて接合一体化した構造
の積層体に成形してもよく、それによって一層ガスバリ
ヤー性を高めることができる。
【0025】図3は、3個の層構成体1が、接着剤層3
0を介して接合し、さらに保護フィルム層40を接合し
た10層構造の積層体3の概略断面図を示している。す
なわち、プラスチックフィルム層10/無機物薄膜層2
0/接着剤層30/プラスチックフィルム層10/無機
物薄膜層20/接着剤層30/プラスチックフィルム層
10/無機物薄膜層20/接着剤層31/保護フィルム
層40なる10層の構成をとっている。この場合におい
ても、接着剤層30および31の形成に用いるアンカー
コート剤は、良好な層間接着性が得られるならばそれぞ
れ同一種類であっても、異なった種類のものであっても
よい。
【0026】接合に用いた接着剤層の酸素透過率は、層
構成体の酸素透過率よりも一般にかなり大きいので無視
することができる。従って、1個の層構成体Sの酸素
透過率をPとすると、計算上、層構成体Sを2個重
ね合わせた積層体Sの酸素透過率Pは、P/2と
考えられる。層構成体Sをn枚貼り合わせた積層体S
の酸素透過率Pは、P/nになると予想される。
しかし、本発明に係わる積層体の酸素透過率を実際に測
定してみると、酸素透過率P、P、・・・Pは、
計算上予想される値よりも小さい値を示し、すなわちガ
スバリヤー性が大きく向上することがわかった。
【0027】本発明に係わる積層体は、前記したように
十分に小さな酸素透過率を有するものであって、フィル
ム形状のままで各種物品の包装に利用することができる
し、また積層体を容器形状に成形して各種物品の収納、
保存に利用することもできる。その中でも酸素透過率が
0.2(cc/m/day/atm)以下の積層体が
好ましく、このように特に高いガスバリヤー性と優れた
透明性とを保持した積層体は、長期間の安定保存を必要
とする医薬品、特に各種輸液の収納容器に適している。
【0028】積層体の製造方法 本発明に係わるガスバリヤー性積層体の製造方法は、ま
ずプラスチックフィルムの一方の面にガスバリヤー性無
機物薄膜層が形成されたガスバリヤー性フィルムを複数
枚準備する。ガスバリヤー性のある無機物薄膜層の形成
は、無機物を真空蒸着法、スパッタリング法、化学的気
相蒸着法(CVD)等の薄膜形成方法によって行うこと
ができる。
【0029】次いで、そのフィルムのプラスチックフィ
ルム層面上にまたは無機物薄膜層面上に前記したアンカ
ーコート剤のような接着剤を塗布する。その後、一方の
フィルムの無機物薄膜層面と別のフィルムのプラスチッ
クフィルム層面とが向い合うように配置し、かつフィル
ム面を少なくとも一方の側から加圧して両者を積層し一
体化する。この接合方法は、通常ドライラミネーション
法と呼ばれる方法である。2枚以上のガスバリヤー性フ
ィルムの接合も、同様の方法で繰り返すことができ、フ
ィルム積層体を製造できる。
【0030】さらに、このようにして得られたフィルム
積層体には、前記したと同様のドライラミネーション法
によって保護フィルム層を被覆し積層することができ
る。すなわち、フィルム積層体の最外面に位置する無機
物薄膜層面または保護フィルム層の一方の面にアンカー
コート剤のような接着剤を塗布し、その後フィルム積層
体の最外面と保護フィルムとを少なくとも一方の側から
加圧して積層し、一体化することによってガスバリヤー
性積層体が製造できる。
【0031】図4は、フィルム積層体の製造装置の一例
を示す概略図である。あらかじめプラスチックフィルム
上に無機物薄膜層を形成したガスバリヤー性フィルム5
0のプラスチックフィルム面側にグラビアコーター51
を用いてアンカーコート剤52を塗布し、その後ドライ
ヤー53内へ供給してアンカーコート剤52を乾燥させ
る。ドライヤー53から出てきたガスバリヤー性フィル
ム50と別のガスバリヤー性フィルム54とを一対のロ
ーラー55へと供給し、このローラー55から加わる押
圧力によって両フィルムは貼り合わされ、フィルム積層
体56が製造される。なお、ローラー55へフィルムを
供給する際、ガスバリヤー性フィルム50のアンカーコ
ート剤52塗布面と、別のガスバリヤー性フィルム54
の無機物薄膜層とが接合するように、フィルムの供給方
向を規制する。
【0032】図5は、ガスバリヤー性積層体の製造装置
の一例を示す概略図である。図5に示した装置は、本質
的には図4と類似の装置であって、まずポリオレフィン
フィルムのような保護フィルム層を形成するフィルム6
0の一方の面にグラビアコーター51でアンカーコート
剤52を塗布した後、ドライヤー53にて乾燥する。次
に、前記した2枚のガスバリヤー性フィルムが積層した
フィルム積層体56と、ドライヤー53から出てきた保
護フィルム60とを、一対のローラー55に供給し、こ
のローラー55から加わる押圧力によって両フィルムが
貼り合わされてガスバリヤー性積層体57が製造され
る。
【0033】この製造方法において、積層一体化が行わ
れる一対のローラー55へ供給されるガスバリヤー性フ
ィルム50および54、またフィルム積層体56は、そ
のフィルム張力が1〜8(kg/m)、より好ましくは
3〜7(kg/m)の範囲になるように制御すると、最
終的に得られたガスバリヤー性積層体の酸素透過率は、
一枚のガスバリヤー性フィルムの持つ酸素透過率よりも
大幅に低下し、ガスバリヤー性は向上する。
【0034】
【実施例】次に、実施例を通して本発明を説明するが、
本発明はそれら実施例によって何ら限定されるものでは
ない。
【0035】(実施例1)厚さ25μmのポリエチレン
テレフタレート(PET)フィルム上に、直流電源を用
いたスパッタリング法によって厚さが12nmの酸窒化
珪素薄膜を形成した。すなわち、純度99.99%のシ
リコンをターゲットにした酸素と窒素との反応性スパッ
タリング法であって、成膜時の圧力0.2Pa、電流値
0.2Aで8分間成膜した。薄膜中の組成は、酸素が8
原子%、窒素が41原子%、珪素が51原子%であっ
た。
【0036】得られたガスバリヤー性フィルムを2分割
し、一方のガスバリヤー性フィルムの酸窒化珪素薄膜が
形成されていないPETフィルム面上にグラビアコータ
ーによってウレタン系アンカーコート剤(武田製薬製、
商品名:タケラックA−606(接着剤)、タケネート
A−10(硬化剤))が66(cm/m)になるよ
うに塗布し、その後80℃のドライヤーを用いて乾燥し
た。
【0037】そのガスバリヤー性フィルムと、アンカー
コート剤が塗布されていない別のガスバリヤー性フィル
ムの酸窒化珪素薄膜形成面とを重ね合わせて一対のロー
ラーへと供給し、その際フィルムに加わる張力が5(k
g/m)になるように制御しつつローラーによって貼り
合わせて積層体を得た。
【0038】他方、厚さ60μmの低密度直鎖状ポリエ
チレンフィルム上にグラビアコーターを用いて前記と同
じアンカーコート剤を66(cm/m)になるよう
に塗布し、その後80℃のドライヤーで乾燥した。この
ポリエチレンフィルムと前記の積層体の酸窒化珪素薄膜
面とを向かい合わせてローラーへと供給し、この際前記
積層体フィルムの張力が5(kg/m)になるように制
御してローラーによる押圧力によって貼り合わせ、図2
に示すような透明な積層体を製造した。
【0039】この実施例で使用したガスバリヤー性フィ
ルム、それを2枚積層したフィルム積層体、および保護
フィルム層を最終的に接合した積層体の各々について、
酸素透過率を測定し、その結果を表1に示した。酸素透
過率はMOCON社製のガス透過測定装置を用いて、4
0℃、0%RHの条件で測定した。
【0040】(実施例2)厚さ38μmのPETフィル
ム上に、直流電源を用いて純度99.99%のシリコン
をターゲットとした酸素との反応性スパッタリングを行
って酸化珪素薄膜を形成し、ガスバリヤー性フィルムを
得た。成膜時の圧力0.2Pa、電流値0.2Aの条件
で8分間成膜したところ、膜厚12nmの薄膜が形成さ
れた。薄膜中の組成は、酸素が60原子%、および珪素
が40原子%であった。
【0041】そのガスバリヤー性フィルムを三分割し、
実施例1と同様にして、アンカーコート剤を介してガス
バリヤー性フィルム3枚を貼り合わせてフィルム積層体
を得た。次に、実施例1と同様にして低密度直鎖状ポリ
エチレンフィルムとのドライラミネーションを行ない、
得られた透明な積層体の酸素透過率を測定した。この実
施例で使用したガスバリヤー性フィルム、それを3枚積
層したフィルム積層体、および保護フィルム層を最終的
に接合した積層体の各々について、酸素透過率の測定結
果を表1に併せて示した。
【0042】(比較例1)実施例2で作成したガスバリ
ヤーフィルム2枚を、酸化珪素形成面どうしを実施例1
と同様の方法で貼り合わせ、積層体を作成した。積層体
の酸化珪素非形成面に低密度直鎖状ポリエチレンフィル
ムを実施例1と同様にして貼り合わせ、積層体を作成し
た。この実施例で使用したガスバリヤー性フィルム、そ
れを2枚積層したフィルム積層体、および保護フィルム
層を最終的に接合した積層体の各々について、酸素透過
率の測定結果を表1に併せて示した。
【0043】
【表1】 (単位:cc/m・day・atm)
【0044】(参考例)実施例1、2および比較例2で
作成した積層体を用いて、各々の輸液容器を成形した。
次に容器中に2(g/L)濃度のL−トリプトファン/
L−システイン溶液(pH7.4)を入れ、40℃の恒
温漕中に1年間放置して呈色試験を行った。溶液の色を
観察し、その結果を表2に示した。
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】本発明に係わるガスバリヤー性積層体
は、透明性およびガスバリヤー性に優れている。またそ
の製造方法によれば、高い透明性とガスバリヤー性を有
する積層体を容易に製造することができる。
【0047】従って、このガスバリヤー性積層体は、フ
ィルムおよび容器等の形状で各種物品の包装材料として
使用することができる。特にこの積層体は、貯蔵時に高
いガスバリヤー性が求められる医薬品、例えば、抗生物
質等の薬品液、炭酸リンゲル液、ビタミン液、アミノ酸
液等を含む輸液の収納容器に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 層構成体の概略断面図である。
【図2】 ガスバリヤー性積層体の一例を示す概略断
面図である。
【図3】 ガスバリヤー性積層体の別の一例を示す概
略断面図である。
【図4】 フィルム積層体の製造装置の一例を示す概
略図である。
【図5】 ガスバリヤー性積層体の製造装置の一例を
示す概略図である。
【符号の説明】 1 層構成体 2、3 ガスバリヤー性積層体 10 プラスチックフィルム層 20 無機物薄膜層 30、31 接着剤層 40 保護フィルム層 50、54 ガスバリヤー性フィルム 51 グラビアコーター 52 アンカーコート剤 53 ドライヤー 55 ローラー 56 フィルム積層体 60 保護フィルム 57 ガスバリヤー性積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶原 孝之 千葉県市原市千種海岸3 三井化学株式会 社内 (72)発明者 加々美 守 千葉県市原市千種海岸3 三井化学株式会 社内 (72)発明者 田中 博士 千葉県市原市千種海岸3 三井化学株式会 社内 Fターム(参考) 3E086 BA04 BA15 BA40 BB02 BB05 CA28 4F100 AA00B AA00D AA12B AA12D AA20B AA20D AD05B AD05D AK01A AK01C AK03A AK03C AK04E AK07E AK25G AK41A AK41C AK41G AK42 AK46A AK46C AK49A AK49C AK51G AK62A AK62C AK63 AK66A AK66C AK69A AK69C AK69G BA04 BA05 BA07 BA10A BA10D BA10E BA13 CB00 DA01 EC182 EH012 EH46 EH66 EJ172 EJ19 GB16 GB66 JA12B JA12D JD02 JD03B JD03D JM02B JM02D JN01 YY00B YY00D

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルム層の一方の面にガス
    バリヤー性無機物薄膜層が設けられた層構成体の少なく
    とも2個以上が、一方の層構成体の無機物薄膜層と他方
    の層構成体のプラスチックフィルム層とが重なり合うよ
    うに接着剤層を介して接合されており、さらにその最外
    面に位置する無機物薄膜層が接着剤層を介して保護フィ
    ルム層で被覆されていることを特徴とするガスバリヤー
    性積層体。
  2. 【請求項2】前記の積層体は、その酸素透過率が0.2
    (cc/m・day・atm)以下であることを特徴
    とする請求項1に記載のガスバリヤー性積層体。
  3. 【請求項3】前記のプラスチックフィルム層が、ポリエ
    ステル、ポリアミド、ポリオレフィン、エチレン・ビニ
    ルアルコール共重合体、およびポリイミドからなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種の樹脂のフィルム層であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のガスバリヤー
    性積層体。
  4. 【請求項4】前記の無機物薄膜層が、酸化珪素系薄膜で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    ガスバリヤー性積層体。
  5. 【請求項5】前記の酸化珪素系薄膜が、窒素原子を含む
    酸窒化珪素薄膜であることを特徴とする請求項4に記載
    のガスバリヤー性積層体。
  6. 【請求項6】前記の酸窒化珪素薄膜は、その組成が酸素
    3〜72原子%、窒素3〜72原子%、かつ酸素と窒素
    の合計が75原子%以下の非晶質体であることを特徴と
    する請求項5に記載のガスバリヤー性積層体。
  7. 【請求項7】前記の接着剤層が、エチレン・ビニルアル
    コール共重合体系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹
    脂、およびポリエステル系樹脂からなる群から選ばれる
    少なくとも1種のアンカーコート剤から形成された層で
    あることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    ガスバリヤー性積層体。
  8. 【請求項8】前記の保護フィルム層が、エチレン系重合
    体またはプロピレン系重合体のフィルム層であることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のガスバリヤ
    ー性積層体。
  9. 【請求項9】前記の積層体が、医薬品容器であることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のガスバリヤ
    ー性積層体。
  10. 【請求項10】前記の積層体が、輸液容器であることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のガスバリヤ
    ー性積層体。
  11. 【請求項11】前記の積層体が、アミノ酸を主成分にし
    た輸液を収納する輸液容器であることを特徴とする請求
    項1〜8のいずれかに記載のガスバリヤー性積層体。
  12. 【請求項12】前記の積層体が、重炭酸リンゲル液を主
    成分にした輸液を収納する輸液容器であることを特徴と
    する請求項1〜8のいずれかに記載のガスバリヤー性積
    層体。
  13. 【請求項13】プラスチックフィルムの一方の面にガス
    バリヤー性無機物薄膜層が形成されたガスバリヤー性フ
    ィルムを少なくとも2枚以上準備し、そのフィルムのプ
    ラスチックフィルム層面または無機物薄膜層面に接着剤
    を塗布し、次いで一方のフィルムの無機物薄膜層面と別
    のフィルムのプラスチックフィルム層面とが接着剤層を
    介して重なり合うように配置し、かつフィルム面を加圧
    することによって少なくとも2枚以上のガスバリヤー性
    フィルムが積層し一体化したフィルム積層体を製造し、
    さらにそのフィルム積層体の最外面に位置する無機物薄
    膜層の外面に接着剤層を介して保護フィルムを被覆積層
    し一体化することを特徴とするガスバリヤー性積層体の
    製造方法。
  14. 【請求項14】前記の積層一体化工程は、ガスバリヤー
    性フィルムおよびフィルム積層体に1〜8(kg/m)
    のフィルム張力を加えた条件下で進められることを特徴
    とする請求項13に記載のガスバリヤー性積層体の製造
    方法。
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