JPH0316794A - 耐カール性感熱孔版印刷用原紙の製造方法 - Google Patents

耐カール性感熱孔版印刷用原紙の製造方法

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JPH0316794A
JPH0316794A JP15061289A JP15061289A JPH0316794A JP H0316794 A JPH0316794 A JP H0316794A JP 15061289 A JP15061289 A JP 15061289A JP 15061289 A JP15061289 A JP 15061289A JP H0316794 A JPH0316794 A JP H0316794A
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JP
Japan
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film
paper
base paper
curling
stencil printing
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Pending
Application number
JP15061289A
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English (en)
Inventor
Tadao Sano
佐野 忠男
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は製造工程中及び使用時に発生するカールを防止
した感熱孔版印刷用原紙の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来より多孔質の紙を基材とし、その上に感熱孔版印刷
用に開発ざれた熱可塑性樹脂フィルムをラミネートした
感熱孔版印刷用原紙{以下これを原紙と略記する}が広
く用いられている。これらの原紙は通常、基材となる多
孔買の紙(以下これを単に紙と略記する)に接着剤等を
用いて感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィルム(以下これ
を単にフィルムと略記する)を接着積層(ラミネート〉
することによって製迄ざれている。そして、その接着性
を向上し、性能を高めた原紙を得るために接着剤の塗イ
iローラの表面形状を■大したり(特開昭58 − 1
88696@公報〉、基材側から接着剤液を浸透させる
方法(特公昭55−47999号公報〉等が提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、それらの従来方法によってlJaざれた
原紙はいずれも製aI程中及び使用時に力−ルが発生し
、多くの不都合生かじるという問題点を有していた。
すなわち、先ず製造工程上の問題点としてはラミネート
した後、印刷機にセッI一するため小巻(通常幅270
〜280 MX長120論のもの)にスリッ]ヘするが
、この際、巻始め、及び巻終り端の固定時に原紙かカー
ルし、セットに非常に時間がかかったり、又巻始め時に
カールによって原紙が折れ曲がって、巻きジワが発生す
るといった問題点があった。
一方、印刷に使用寸る場合の問題点としては、印刷用マ
スターを製版する際、■原紙搬送ロールに巻付く。■印
刷ドラムへのセットが不良となる。
■耐刷性が悪くなり、極端な場合フィルムと紙の界面剥
離を生じ、製版および印刷不能となる。といった問題点
があった。
本発明はこれらの問題点の原囚であるカールの発生が防
止された原紙の製造方法を確立することを課題とずるも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた
結果、問題のカール現象は紙及びフィルムの経時収縮差
によるものであり、夫々が製造工程中に受けた残留応力
(歪〉及びそれに伴なう収縮特性、並びに引張弾性等に
応じた適切な処理、すなわちラミネート前に予め紙及び
フィルムの湿度、温度をコントロールし、且つ張力を加
えて適度な伸縮を与えておくことによりカールが防止で
きることを見出し本発明を完或した。
すなわら本発明は、多孔質紙基材に感熱孔版印刷用熱可
塑性樹脂フィルムをラミネートでる工程において、横方
向のカールを防止するため該多孔貿紙の湿度と該フィル
ムの温度を制仰づるとともに縦方向のカールを防止する
ため該多孔質紙及び該フィルムの夫々の張力を制御する
ことを特徴とする耐カール性感熱孔版印刷用原紙の製造
方法を提供するものである。
以下本発明を詳細に説明する。
原紙がカールする場合、原紙の横方向及び縦方向のいず
れの方向にもカールは発生する。又、該カールの方向は
フィルム側ヘカールする場合と紙側にカーノレする場合
がある。よって、これらの力一ルの状態に応じた処理が
必要となる。
そこで、先ず原紙が横方向で且つフィルム側ヘカールす
る場合には、これを防止するために紙を加湿し、その幅
を広げるとともにフィルムを冷却し、その幅を縮めると
いう方法をとる必要がある。
具体的には紙を湿度調整器(この場合は水・温水等に浸
漬させたり、又はスプレーする型式の加湿器か超音波型
式等の加湿器になる〉に入れてh0湿せしめるが、目的
とする湿度にコントロールするには紙幅を精密に検出す
る装置を設置し、これにより設定ざれた紙幅になるよに
加湿器に送入する水蒸気等の量を$1御するといった方
法により行う。
一方、フィルムの冷却は同様にフィルム幅検出lmによ
りその幅を検出しつつ、設定された幅になるように温調
ロールの温度を制611−?t’る方法によって行われ
る。
次に、原紙が横方向で、且つ紙側にカールする場合には
、これを防止するために紙を乾燥してその幅を縮めると
ともにフィルムの方は加温してその幅を広げるという方
法が用いられる。
具体的には紙を湿度調整器(この場合は熱風もしくは赤
外線等を用いた乾燥器になる〉に入れて乾燥じしめるが
、目的とする湿度まで乾燥するには、前述の方法と同様
に紙幅を精密に検出して、これにより設定された紙幅に
なるように熱風等の熱量を制御する方法によって行われ
る。
又、フィルムの方も前述の方法と同様にフィルム幅を検
出しつつ、設定ざれた幅になるように温調ロールの温度
を制御する方法によって行う。
原紙の縦方向のカールに対しては、前述の横方向のカー
ル防止法とともにラミネート前の紙及びフィルムに加わ
った張力を制御する方法によって防止する。
具体的には紙に対する張力のコントロールは紙の張力検
出装置により張力を検出し、それをラミネート工程中の
各種ローラ(例えば紙フイードピンチロール、ガイドロ
ール、ラミネートロール等〉に伝達して制御する方法が
とられる。
又、フィルムに対する張力コントロールは同様にフィル
ム張力検出装置により該張力を検出し、これをラミネー
トロール等のロールに伝達してυ1御する方法がとられ
る。
以上に説明した横及び縦方向のカール防止方法を実施し
、接着剤を用いてラミネートされた原紙中間製品は通常
の乾燥機で乾燥された後、巻取機で巻取られることによ
って製品となる。この原紙はカール発生がないか、あっ
ても実用上問題にならない程度のカールしか発生しない
本発明に用いられる紙は天然繊維系の多孔質の紙(特に
薄菓紙〉、及び不織荀、紗等である。
又、その厚さは10〜100μのものがよく、特に15
〜40μの:bのが好ましい。
本発明に用いるフィルムは感熱孔版印刷用の熱可塑性樹
脂フィルムであればよく、例えばポリエステル系、塩化
ビニリデン共重合体系、ポリアミド系のフィルムが用い
られる。
その厚さは0.5〜20μがよく、好ましくは1.0〜
5μのものである。
本発明に用いられる接着剤は感熱孔版印刷用原紙に用い
られる接着剤、例えば酢酸ビニル系、アクリル系、エボ
キシ系等の接着剤を用いることができる。
又、その塗工面は紙及びフィルムのどちらでもよい。
(作用) 横方向でフィルム側にカールが起る場合を例にとると、
この場合本発明では紙を吸湿せしめ、伸ばされた状態と
し、一方フィルムは冷却して収縮した状態で両者をラミ
ネーするので、得られた原紙はそれを構成する紙が乾燥
するにつれて収縮づるのに対し、フィルムが常温に戻る
過程で伸びるので両者がバランスし、カールが防止され
る。
又、横方向、紙側カールの場合にも上記と同様の作用機
構によりカールが防止される。
さらに、縦方向のカールに対しても、本允明では紙とフ
ィルムの張力をコントロールすることにより原紙を構成
する両者の伸縮度をバランスさせカールを防止させてい
る。
(実施例) 以下実施例で本発明を説明するが、本発明はこれらの例
によって制限ざれるものではない。
実施例1 特開昭63−173694号公報に記載ざれた方法で製
造した幅920#Il+2、厚さ2μ扉の二輪延伸共重
合ポリエステルフィルム(片面にはエヂレン酢ビ共重合
体/エヂレンーα−オレフィンエラストマー/ポリプロ
ピレン層とポリプロピレン層からなる可剥離性支持フィ
ルムが残存している〉であって、40℃におCプる収縮
率が縦0.6%、横0.4%のものを幅900m、厚さ
31μ仇、見母密度0.29g/ca、水分率6%の多
孔質薄菓紙に下記ラミネート条例でラミネートし、次い
で片面にある上記可剥離支持フィルムを剥離することに
より原紙を製造した。
(ラミネート条何) ■繰出張力:フィルム4.OKFJ/仝幅、紙    
4.5Ky/仝幅 ■ラミネート張力:フィルム2.8Ng/全幅、紙  
 4.SKV全幅 ■紙湿度制11+:K幅を0.25%伸びになるよう加
湿制tie(紙幅が902.2± 0.3mになるよう加湿iI11御) ■フィルム温調ロール:温調せず(室温23℃、相対湿
度50%〉 ■接 着 剤:エポキシ系接着剤29/rrt塗布■乾
燥機温度=40℃ ■巻取張力:5KI/全幅 ■ラミネート速度: 50TrL/min得られた原紙
をスリットし印刷用の小巻とした。
該スリット工程及び印刷時にカールに対づる問題の発生
はなく、表1に示すように優れた感熱孔版印刷用原紙が
得られた。
実施例2 実施例1と同じフィルム及び紙を用い下記ラミネート条
件にてラミネートを行い実施例1と同様にして原紙を製
造した。
〔ラミネート条例〕
■繰出張力:実施例1の■と同一 ■ラミネート張力:実施例1の■と同一■紙湿度制御二
紙幅を0.3%伸びになるよう加湿制御(紙幅が902
.7± 0.3m+になるよう加湿制御) ■フィルム温調ロール:表面10℃で制御■接 着 剤
:実施例1の■と同一 ■乾燥機温度:実施例1の■と同一 ■巻取張力:実施例1の■と同一 ■ラミネート速度:実施例1の■と同一得られた原紙を
実施例1と同一条件でスリットし印刷用の小巻とした。
実施例1と同様にカールによる問題はなく、表1に示す
ように優れた原紙が得られた。
比較例1 実施例1と同じフィルム及び紙を用い下記ラミネート条
付にてラミネートを行い実施例1と同様にして原紙を製
造した。
(ラミネート条何〕 ■繰出張力:実施例2の■と同一 ■ラミネート張力:実施例2の■と同・一■紙湿度it
III御:なし ■フィルム温調口−ル:温調せず{室温23℃、相対湿
度50%} ■接 着 剤:実施例2の■と同一 ■乾燥機温度:実施例2の■と同一 ■巻取張力:実施例2の■と同一 ■ラミネート速度:実施例2の■と同一得られた原紙を
実施例1と同一条件でスリットし印刷用の小巻とした。
表1に示すようにこのものは縦、横ともかなりのカール
が起り、スリット■稈において不良が発生するとともに
印刷時に問題が発生した。
(以下余白) 〔発明の効果〕 本発明により、従来から感熱孔版印刷用原紙がカールす
ることによって生じる工程上のトラブル例えば小巻スリ
ット工程におけるトラブルが回避され、且つ印刷時の不
良現象(フイードロール等への巻付き、印刷ドラムへの
セット不良、耐刷性の低下等)が防止された耐カール性
感熱孔版印刷用原紙が提供されることとなった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、多孔質紙基材に感熱孔版印刷用熱可塑性樹脂フィル
    ムをラミネートする工程において、横方向のカールを防
    止するため該多孔質紙の湿度と該フィルムの温度を制御
    するとともに縦方向のカールを防止するため該多孔質紙
    及び該フィルムの夫々の張力を制御することを特徴とす
    る耐カール性感熱孔版印刷用原紙の製造方法。
JP15061289A 1989-06-15 1989-06-15 耐カール性感熱孔版印刷用原紙の製造方法 Pending JPH0316794A (ja)

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JP15061289A JPH0316794A (ja) 1989-06-15 1989-06-15 耐カール性感熱孔版印刷用原紙の製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002234101A (ja) * 2001-02-07 2002-08-20 Mitsui Chemicals Inc ガスバリヤー性積層体およびその製造方法
JP2002234102A (ja) * 2001-02-07 2002-08-20 Mitsui Chemicals Inc 輸液容器用積層体およびその製造方法

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JP2002234101A (ja) * 2001-02-07 2002-08-20 Mitsui Chemicals Inc ガスバリヤー性積層体およびその製造方法
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