JP2005096792A - ピンホールの発生を抑制した積層包装材料および積層包装袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】易酸化性物質を収納する酸素バリア性を持つ積層包装材料10において、印刷基材層a、中間層c、熱融着可能なシーラント層eとがこの順序で積層され、印刷基材層aと中間層cとの間は押出ラミネーション法により積層され、中間層cとシーラント層eとの間はウレタン系接着剤dを用いたドライラミネーション法により積層されてなる。
【選択図】図1
Description
通常はアミノ酸などの高カロリー輸液が充填されたバックが上記した輸液外装袋に入れられ、さらにダンボールに積載梱包され輸送される。輸送工程中の振動により、輸液外装袋にピンホールが生じる事があり、そのため酸素バリア性が維持できなくなる。
請求項1に係る発明は、易酸化性物質を収納する酸素バリア性を持つ積層包装袋において、
印刷基材層、中間層、熱融着可能なシーラント層とがこの順序で積層され、印刷基材層
と中間層との間は押出ラミネーション法により積層され、中間層とシーラント層との間はウレタン系接着剤を用いたドライラミネーション法により積層されてなるを特徴とするピンホールの発生を抑制した積層包装材料である。
あれば30μm以下、ONyフィルムであれば10μm〜30μm程度が適当である。
下記の構成の本発明の積層包装材料を作成した。
(a)印刷基材層:2軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム(U1,東セロ(株)、
20μm)
(b)接着樹脂層:高機能性押し出しラミネート樹脂(JH607D、日本ポリオレフィン(株)、20μm)
(c)中間層:酸化アルミニウム蒸着2軸延伸ナイロンフィルム(GL−AEY、凸版印刷(株)、15μm)
(d)接着剤層:2液硬化型ウレタン系接着剤(乾燥塗布量3g/m2)
(e)シーラント層:未延伸多層ポリプロピレンフィルム(ET−20、昭和電工(株)、60μm)
<実施例2>
下記の構成の本発明の積層包装材料を作成した。
(a)印刷基材層:2軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム(U1,東セロ(株)、20μm)
(b)接着樹脂層:高機能性押し出しラミネート樹脂(JH607D、日本ポリオレフィン(株)、20μm)
(c)中間層:酸化アルミニウム蒸着2軸延伸ナイロンフィルム(GL−AEY、凸版印刷(株)、15μm)
(d)接着剤層:2液硬化型ウレタン系接着剤(乾燥塗布量3g/m2)
(e)シーラント層:未延伸多層ポリエチレンフィルム(タマポリ(株)、60μm)
(中間層側←LLDPE15μm/VLDPE30μm/MDPE15μm)
以下、本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
下記の構成の積層包装材料を作成した。
(a)印刷基材層:2軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム(U1,東セロ(株)、20μm)
(b)接着樹脂層:2液硬化型ウレタン系接着剤(乾燥塗布量3g/m2)
(c)中間層:酸化アルミニウム蒸着2軸延伸ナイロンフィルム(GL−AEY、凸版印刷(株)、15μm)
(d)接着剤層:2液硬化型ウレタン系接着剤(乾燥塗布量3g/m2)
(e)シーラント層:未延伸多層ポリプロピレンフィルム(ET−20、昭和電工(株)、60μm)
<比較例2>
下記の構成の積層包装材料を作成した。
(a)印刷基材層:2軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム(U1,東セロ(株)、20μm)
(b)接着樹脂層:高機能性押し出しラミネート樹脂(JH607D、日本ポリオレフィン(株)、20μm)
(c)中間層:酸化アルミニウム蒸着2軸延伸ナイロンフィルム(GL−AEY、凸版印刷(株)、15μm)
(d)接着剤層:押し出し用ポリエチレン樹脂(M14P、三井化学、15μm)
(e)シーラント層:未延伸多層ポリエチレンフィルム(タマポリ(株)、45μm)
(中間層側←LLDPE11μm/VLDPE22μm/MDPE11μm)
<比較例3>
下記の構成の市場品の積層包装材料を用いた。
なお、上記の2軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムは、東セロ(株)製の商品名「U1」、ポリビニルアルコール(PVA)フィルムは、日本合成化学(株)製の商品名「ボブロン」である。
(b)接着樹脂層
(c)中間層
(d)接着剤層
(e)シーラント層
10積層包装材料
20積層包装袋
21開口部シール部
22開口部
23シール部
30輸液バッグ
Claims (4)
- 易酸化性物質を収納する酸素バリア性を持つ積層包装材料において、
印刷基材層、中間層、熱融着可能なシーラント層とがこの順序で積層され、印刷基材層と中間層との間は押出ラミネーション法により積層され、中間層とシーラント層との間はウレタン系接着剤を用いたドライラミネーション法により積層されてなるを特徴とするピンホールの発生を抑制した積層包装材料。 - 前記印刷基材層および中間層が、2軸延伸フィルムからなり、少なくともいずれかの片側は、酸化アルミニウム、または、酸化珪素が蒸着されていることを特徴とする請求項1記載のピンホールの発生を抑制した積層包装材料。
- 前記シーラント層が、未延伸ポリオレフィンフィルムからなることを特徴とする請求項1または2記載のピンホールの発生を抑制した積層包装材料。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のピンホールの発生を抑制した積層包装材料を成形してなることを特徴とするピンホールの発生を抑制した積層包装袋。
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JP2003331386A JP2005096792A (ja) | 2003-09-24 | 2003-09-24 | ピンホールの発生を抑制した積層包装材料および積層包装袋 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007307783A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Toppan Printing Co Ltd | 線状押し出しラミネート方法を用いた耐ピンホール性包装フィルム及びその包装袋 |
JP2013028360A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Toppan Printing Co Ltd | 医薬品用包装袋 |
JP2017214143A (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | 共同印刷株式会社 | ブリスターパック用積層体、及びそれを用いたブリスターパック |
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2003
- 2003-09-24 JP JP2003331386A patent/JP2005096792A/ja active Pending
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