JP2017095106A - 蓋材 - Google Patents

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Masato Yuno
政人 油野
植木 貴之
Takayuki Ueki
貴之 植木
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Abstract

【課題】 本発明は、容器の開口部に蓋材をヒートシールする際に生じる発泡による外観不良の問題を解決する蓋材を提供することを目的とする。【解決手段】 少なくとも4層の共押出し積層フィルムと蓋材基材層を積層して得られる蓋材であって、少なくとも4層の共押出し積層フィルムが少なくとも1層のポリアミド樹脂層を10〜40μmの厚みで含む、蓋材を提供する。【選択図】 図1

Description

本発明は、主に食品、化成品等の包装容器のイージーピール性(易開封性)蓋材であって、詳しくは、イージーピール蓋材を容器の開口部にヒートシールする際に共押出し積層フィルムで生じる発泡を防ぐことができる蓋材、および包装容器に関する。
近年、包装容器は内容物保護や保存のために密封性を十分に満足するだけでなく、さらに消費時に容易に開封できるイージーピール性が要求されている。そして、実用的な密封性とイージーピール性を兼ね備えた包装フィルムとして各種の提案がされている。
例えば、イージーピール性を目的としたフィルムとして、各種アクリル酸共重合体とポリエチレン等とのブレンド層の2層からなるヒートシール性積層フィルム(特許文献1参照)、ポリプロピレンからなる基材層に、ポリブテン、ポリプロピレン、ポリエチレンの3成分系ブレンド層を積層したフィルム(特許文献2参照)、メタクリル酸共重合体とポリプロピレンとの混合物からなる層とポリエチレンのシーラント層を有する多層フィルム(特許文献3参照)、ポリプロピレンよりなる基材層、およびポリブテンとポリエチレンとポリプロピレンとのブレンド層の2層からなるイージーピールフィルム(特許文献4参照)が知られている。
従来のイージーピール性を目的としたフィルムは、共押出し積層フィルムと基材層とから構成される積層体であり、共押出し積層フィルムには、輸送や店舗陳列時、または消費者の扱いにより、破れ、穴空きが発生しないよう、耐衝撃、ピンホール性を有するフィルム、例えば、ポリアミドフィルムが積層される。このようなフィルムは、通常、ヒートシール処理により容器に接着されるが、この時、加熱により溶融する共押出し積層フィルムに発泡を生じることがある。
発泡は、外観不良を生じ、特に、フィルムが透明である場合に目立つことから問題となる。また、発泡は、フィルムの層間のラミネート強度を低下させ、層間剥離(デラミネーション)を起こすおそれがあることから、これを防止する必要がある。
特開平5−212835号公報 特開平6−328639号公報 特開2002−283513号公報 特開平6−328639号公報
本発明は、上記発泡による外観不良の問題を解決すると共に、容器を密封する際に、耐衝撃、ピンホール性、良好な密封性、イージーピール性を示す蓋材を提供することを目的とする。
本発明者は、種々検討した結果、少なくとも4層の共押出し積層フィルムにおいて少なくとも1層のポリアミド樹脂層を使用することにより、上記目的を達成することを見出した。
すなわち、本発明の蓋材は、以下の点を特徴とする。
1.少なくとも4層の共押出し積層フィルムと蓋材基材層を積層して得られる蓋材であって、少なくとも4層の共押出し積層フィルムが少なくとも1層のポリアミド樹脂層を10〜40μmの厚みで含む、蓋材。
2.少なくとも4層の共押出し積層フィルムが、順に、ポリアミド樹脂層、接着樹脂層、ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂層およびシール樹脂層からなる4層共押出し積層フィルム、ポリアミド樹脂層、接着樹脂層、ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂層、ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂層およびシール樹脂層からなる5層共押出し積層フィルム、または、ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂層、接着樹脂層、ポリアミド樹脂層、接着樹脂層およびシール樹脂層からなる5層共押出し積層フィルムであることを特徴とする、1.に記載の蓋材。
3.少なくとも4層の共押出し積層フィルムが、ポリプロピレン樹脂と低密度ポリエチレン樹脂または高密度ポリエチレン樹脂の混合物からなるシール樹脂層を含む、1.または2.に記載の蓋材。
4.ポリプロピレン樹脂がエチレン・プロピレンランダム共重合体またはエチレン・プロピレンブロック共重合体である、1.〜3.のいずれかに記載の蓋材。
5.蓋材基材層が延伸フィルムまたは無機金属酸化物を蒸着してなる蒸着膜が設けられたフィルムである、1.〜4.のいずれかに記載の蓋材。
6.蓋材が透明である、1.〜5.のいずれかに記載の蓋材。
7.1.〜6.のいずれかに記載の蓋材を用いる包装容器であって、蓋材のシール樹脂層がポリエチレンで形成された容器の開口部に接するように重ねられた状態でヒートシールされる、包装容器。
本発明の蓋材は、ヒートシール時の共押出し積層フィルムの発泡が防止され、外観不良の問題が解決されるほか、耐衝撃、ピンホール性、良好なイージーピール性、密封性も提供する。外観不良の問題は、蓋材が透明である場合に特に重要である。
本発明の蓋材はまた、共押出し積層フィルムの層間のラミネート強度の低下が防止され、層間剥離(デラミネーション)が防止される。
本発明の蓋材を構成する積層体の層構成およびその蓋材で密封される包装容器について、その一例を示す概略的断面図である。 基材が樹脂フィルム8、無機酸化物の蒸着膜9、ガスバリア性塗布膜10から構成される、本発明の蓋材の一例を示す概略的断面図である。
本発明の蓋材について、以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の蓋材を構成する積層体の層構成およびその蓋材Aで密封される包装容器Cについて、その一例を示す概略的断面図である。
図1に示されるように、本発明の蓋材は、ラミネート層(ポリアミド樹脂層)3、接着樹脂層4、中間ベース層((1)・(2))5・5’およびシール樹脂層6からなる共押出し積層フィルム7と、蓋材基材層1から構成される。両層は、接着剤層2を介して公知のドライラミネーション法により積層される。また、蓋材Aを用いて容器Bを密封し、包装容器Cを製造するには、共押出し積層フィルム7のシール樹脂層6を容器Bの被着面と対向するように重ね合せ、ヒートシールする。
次に、本発明の蓋材を構成する材料、その製造法等について説明する。
以下、本発明において使用される樹脂名は、業界において慣用されるものが用いられる
。また、本発明にいう密度は「JIS K7112」に準拠して測定したものを意味する。
<I>共押出し積層フィルム
本発明の蓋材において、共押出し積層フィルムは、少なくとも4層の共押出し積層フィルムであって、少なくとも1層のポリアミド樹脂層を10〜40μm、好ましくは20〜35μmの厚みで含む。
本発明において、共押出し積層フィルムは、順に、ラミネート層(蓋材基材層積層面)、中間ベース層およびシール樹脂層から構成されるが、ポリアミド樹脂層は、接着樹脂層を介してラミネート層または中間ベース層の任意の層とすることができる。中間ベース層は1層または2層以上であってもよく、好ましくは1層または2層である。図1は、ラミネート層がポリアミド樹脂層である5層(1層目:ラミネート層3、2層目:接着樹脂層4、3層目:中間ベース層(1)5、4層目:中間ベース層(2)5’、5層目:シール樹脂層6)の共押出し積層フィルムの例であり、図2は、中間ベース層がポリアミド樹脂層である5層(1層目:ラミネート層3、2層目:接着樹脂層(1)4、3層目:中間ベース層5、4層目:接着樹脂層(2)4’、5層目:シール樹脂層6)の共押出し積層フィルムの例である。
この少なくとも4層構造の共押出し積層フィルムは、Tダイ共押出機または共押出インフレーション製膜機等を使用し、公知の方法で共押出しすることにより製膜することができる。
(ポリアミド樹脂層)
本発明の蓋材において、ポリアミド樹脂層は、ε−カプロラクタム開環重合反応で得られるナイロン6、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸塩との重縮合反応で得られるナイロン66等の周知のポリアミド樹脂からなるものであり、好ましくは、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン6/66コポリマー、ナイロン6/12コポリマーである。
特に二軸方向に任意に延伸されたものが、機械強度や寸法安定性に優れているので好ましく用いられる。このポリアミド樹脂層の表面に、周知の種々の添加剤や安定剤、例えば帯電防止剤、紫外線防止剤、可塑剤、滑剤等により薄膜層をさらに設けるようにしてもよい。また、薄膜との密着性を良くするために、前処理としてコロナ処理、低温プラズマ処理、イオンボンバード処理等を施しておいてもよく、薬品処理、溶剤処理等を施しておいてもよい。
本発明において好適に使用されるポリアミド樹脂としては、例えば宇部興産(株)製のUBEナイロン5033Bが挙げられる。
(接着樹脂層)
本発明の蓋材において、接着樹脂層は、ポリアミド樹脂層を共押出し積層フィルム中の他の層、すなわち、ラミネート層、中間ベース層またはシール樹脂層と接着させるための層である。
接着樹脂層を構成する樹脂は、無水マレイン酸変性およびカルボン酸変性の、ポリエチレンまたはポリプロピレンのいずれかからなり、酸性変性率は0.1%〜3%程度のものが好ましい。好ましくは、無水マレイン酸変性ポリエチレンまたはポリプロピレンである。
本発明において好適に使用される接着樹脂としては、例えば無水マレイン酸変性ポリエチレン樹脂である三井化学(株)製のアドマーQB520およびアドマーQB528が挙げられる。
(シール樹脂層)
本発明の蓋材において、シール樹脂層は、例えば、ポリプロピレン樹脂と低密度ポリエチレン樹脂または高密度ポリエチレンの混合物からなるものである。シール樹脂層は、例えばポリプロピレン容器の場合、通常160℃〜200℃程度、特に好ましくは170℃〜190℃程度でヒートシールされる。
(1)高密度ポリエチレン樹脂
本発明において、高密度ポリエチレン樹脂には、ホモポリマーやエチレン−α−オレフィン(1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンなど)共重合体が含まれる。高密度ポリエチレン樹脂は、「JIS K6748」に基づいて密度が0.942g/cm3以上のものを言い、本発明におけるシール樹脂層のベースレジンとしては、密度=0.945〜0.965g/cm3で、MFR(メルトマスフローレイト)が1〜7g/10分(190℃)の比較的溶融粘度の高い樹脂が適している。ここで、MFR(190℃)とは、「JIS K6922」に準拠して測定したものを意味する。
本発明において好適に使用される高密度ポリエチレン樹脂としては、日本ポリエチレン(株)ノバテックHF560等が挙げられる。
(2)低密度ポリエチレン樹脂
本発明において、低密度ポリエチレン樹脂には、ホモポリマーやエチレン−α−オレフィン(1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンなど)共重合体が含まれる。本発明におけるシール樹脂層のベースレジンとしては、密度=0.910〜0.929g/cm3で、MFR(メルトマスフローレイト)が1〜10g/10分の低密度ポリエチレン樹脂が適している。ここで、MFRとは、「JIS K6921」に準拠した手法から測定したものを意味する。
本発明において好適に使用される低密度ポリエチレンとしては、例えば日本ポリエチレン(株)製のLC520が挙げられる。
(3)ポリプロピレン樹脂
本発明において、ポリプロピレン樹脂にはホモポリマー以外に、他のオレフィン、特にエチレンが共重合されたものが含まれる。本発明におけるシール樹脂層のベースレジンとしては、密度=0.9g/cm3で、MFRが5〜30g/10分(230℃)の比較的溶融粘度の低い樹脂が適している。また、適度なシール強度が得られるためポリプロピレン樹脂としてエチレンとプロピレンのランダム共重合体またはブロック共重合体を使用することが好ましい。ここで、MFR(230℃)とは、「JIS K6921」に準拠して測定したものを意味する。
本発明において好適に使用されるポリプロピレン樹脂としては、例えば日本ポリプロ(株)製のノバテックFW4BTが挙げられる。
(4)ブレンド比率
シール樹脂層の高密度ポリエチレン樹脂とポリプロピレン樹脂のブレンド比率は、10〜70質量部、好ましくは20〜50質量部の高密度ポリエチレン樹脂と、90〜30質量部、好ましくは80〜50質量部のポリプロピレン樹脂とからなることが好ましい。
また、シール樹脂層の低密度ポリエチレン樹脂とポリプロピレン樹脂のブレンド比率は、90〜30質量部、好ましくは90〜60質量部の低密度ポリエチレン樹脂と、10〜70質量部、好ましくは10〜40質量部のポリプロピレン樹脂とからなることが好ましい。
上記ブレンド比率は、被着材(ポリプロピレン)との要求接着強度によって変更することができる。ポリプロピレンの比率が高いと接着強度が高くなりすぎて良好なイージーピール性が得られず、また比率が低いと接着強度が出ず、包装体としての密封性が満足できない。
シール樹脂層内においては、高密度ポリエチレンまたは低密度ポリエチレンとポリプロピレンは非相溶性で、成分比率の高いほうが海、成分比率の低いほうが島を形成するような表面構造(海島構造)をとるが、MFRをコントロールすることで海島構造が制御でき、適当な凝集破壊強度を達成することができる。
(ラミネート層、中間ベース層)
本発明の蓋材において、ポリアミド樹脂層以外のラミネート層および中間ベース層は、例えば、ポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂である。ポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂には、ホモポリマー以外に、蓋材に透明性を付与できる点から、以下のものが好ましい。すなわち、本発明において、ラミネート層または中間ベース層として、エチレン−α−オレフィン共重合体を使用することができる。ここで、α−オレフィンには、例えばプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等が包含されるが、特に、メタロセン触媒またはマルチサイト触媒で重合したエチレン・プロピレン共重合体は、分子量分布がシャープであるため製膜安定性の点から好ましい。また、密度が0.900〜0.930g/cm3、好ましくは0.900〜0.925g/cm3であるものを使用することが透明性の観点から望ましい。
また、インフレーション製膜法により製造する場合、ラミネート層または中間ベース層を構成する樹脂は、MFR(230℃)が1〜10g/10分であることが好ましい。この範囲に規定することにより、インフレーション製膜法により本発明の蓋材を良好に製造することが可能となる。
また、ラミネート層の蓋材基材層積層面には、所望に応じて、コロナ放電処理、薬品処理、オゾン処理等の種々の表面処理を施してもよい。
本発明において好適に使用されるポリプロピレン樹脂としては、例えばBasell社製のMoplen EP310D、ポリエチレン樹脂としては、例えば日本ポリエチレン(株)ノバテックHF560、三井化学ハイゼックス(株)製の3300Fが挙げられる。また、エチレン・α−オレフィン共重合体としては、例えばエチレン・プロピレン共重合体のサンアロマー(株)製のPF380A、エチレン・α−オレフィン共重合体のプライムポリマー(株)製のエボリューSP2020が挙げられる。
(層厚)
本発明において、共押出し積層フィルムは、ラミネート層または中間ベース層において少なくとも1層のポリアミド樹脂層を10〜40μm、好ましくは20〜35μmの厚みで含む。また、ポリアミド樹脂層を他の層と接着させる接着樹脂層を5〜20μm、好ましくは5〜10μmの厚みで含む。
上記ポリアミド樹脂層以外のラミネート層の層厚は、10〜40μm、好ましくは20〜35μmであるものが望ましく、上記少なくとも1層のポリアミド樹脂層以外の中間ベース層の層厚は、1〜30μm、好ましくは5〜30μmであるものが望ましい。
また、シール樹脂層の層厚は、1〜20μm、好ましくは5〜20μmであるものが望ましい。上記範囲を超えると剥離層(凝集破壊層)が汚くなり、剥離面の美麗性に劣るものになり、さらにはコストが上昇する。また、1μm未満であると所望の接着性が得られない。
<II>蓋材基材層
本発明の蓋材のラミネート層の表面に、蓋材基材層として、各種包装材料を1層または2層以上ラミネートすることができる。
本発明おいて、蓋材基材層は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、6−ナフタレート等のポリエステル樹脂フィルム、ナイロン6
、ナイロン66等のポリアミド樹脂フィルム、アルミ箔等の金属箔等であり、透明性、機械的強度および包装適性に優れたポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6−66)等からなる延伸フィルムが特に好ましい。本発明の蓋材に各種延伸フィルムをラミネートすることにより、フィルムの物理的強度が向上し、また熱収縮性のような加熱処理に好ましい性質が付与される。
また、本発明においては、さらにガスバリア性を向上させる目的で、上記フィルム上にガスバリア性層を設けたものを蓋材基材層として使用することが好ましい。このようなガスバリア性層として、無機金属酸化物、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、スズ(Sn)、ナトリウム(Na)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)等の酸化物、好ましくはアルミナ、シリカの蒸着膜が挙げられる。無機酸化物の蒸着膜の膜厚は、使用する金属、または金属の酸化物の種類等によって異なるが、ガスバリア性の観点から、例えば、50〜2000Å、好ましくは、100〜1000Åの範囲内で任意に選択することができる。また、上記無機酸化物の蒸着膜は、物理気相成長法や化学気相成長法により、延伸フィルム上に設けることができる。
さらに、本発明においては、一層ガスバリア性を向上させる目的で、本出願人により開発されたガスバリア性塗布膜、すなわち一般式:R1 nM(OR2m(式中、Mは金属原子、R1、R2が炭素数1〜8の有機基、nは0以上、mは1以上の整数、n+mはMの原子価を表す)で表される少なくとも1種以上のアルコキシド、ポリビニルアルコールおよび/またはエチレン・ビニルアルコールを含有する組成物をゾルゲル法によって重縮合して得られるガスバリア性組成物によるガスバリア性塗布膜10を樹脂フィルム8上に支持される上記無機酸化物の蒸着膜9上に設けてもよい(図2)。
上記のような包装材料は、例えばドライラミネーション法、無溶剤型ラミネーション法、押出ラミネーション法、共押出ラミネーション法等の公知の方法によりラミネートすることができる。
蓋材基材層の層厚は、用途に応じて、当業者が適宜に決定することができる。
また、蓋材基材層のラミネート層積層面には、所望に応じて、コロナ放電処理、薬品処理、オゾン処理等の種々の表面処理を施してもよい。
本発明において好適に使用される蓋材基材層は、例えば大日本印刷(株)製のアルミナ蒸着[IB−PET−PIR]、東洋紡(株)製の二軸延伸PETフィルム[E5100]、東洋紡(株)製の二軸延伸PETフィルム[E5200]、ユニチカ(株)製の二軸延伸Nyフィルム[ONBC]である。
<III>蓋材を構成する積層体の製造
本発明の蓋材を構成する、共押出し積層フィルムと蓋材基材層からなる積層体は、公知のドライラミネーション法により製造することができる。
ドライラミネート用接着剤としては、特に限定されるものではないが、ウレタン系接着剤、ビニル系接着剤、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤等を用いることができ、好適に使用される接着剤としては、ロックぺイント(株)製アドロックRU004/H1が挙げられる。
ドライラミネート用接着剤の塗工は、任意の塗工手段、例えばサイズプレスロールコーターやグラビアロールコーター等を用いるロールコーティング、スプレーコーティング、刷毛によるコーティング等の塗工手段により行うことができる。
上記接着剤層の厚さとしては、0.5〜10g/m2(乾燥時)、より好ましくは1〜5g/m2(乾燥時)である。
<VI>蓋材及び包装容器の製造
本発明の蓋材は、上記のようにして得られた積層体を、容器の開口部周辺に設けられたフランジ部の形状に合わせて打ち抜くことにより製造される。
実際の製造においては、容器の開口部の形状に合わせて予め打ち抜かれた枚葉の蓋材として製造されるほか、巻き取り状の蓋材を充填シール装置に供給して、内容物が充填された容器の開口部周縁のフランジ部にヒートシールした後、インラインで個々の形状に打ち抜く方法で製造される場合も多く、いずれの方法でも製造できる。
本発明の包装容器は、上記蓋材のシール層の面を、内容物を充填した容器のフランジ部と対向するように重ね合せ、ヒートシールすることにより製造することができる。ここで、容器のフランジ部は、ポリエチレン樹脂でコートされている。
本発明の包装容器中に封入される内容物としては、各種の飲食料品、液体洗剤等の化成品ないし化粧品、医薬品、雑貨品、産業部材等が挙げられるが、これらに限定されない。
また、上記容器としては、その目的、用途等により、各種の角型、丸型、角錐型、円錐型等の種々の形状からなる容器を使用することができ、また、フランジ部の被着面がポリエチレン樹脂でコートされているものであれば、それ以外の部分はいかなる材料からなるものであってもよい。
なお、本発明において、蓋材と容器とのヒートシールの方法としては、例えば、バーシール、回転ロールシール、ベルトシール、インパルスシール、高周波シール、超音波シール等の公知の方法で行うことができる。
次に、本発明について下記に具体例を例示して更に詳しく説明する。
[実施例1]
5層共押出し製膜機を用いて、4種5層の共押出し積層フィルムを作成した。詳細は下記に記す。
(1層目:ラミネート層)
ポリアミド樹脂層:UBEナイロン5033B(密度=1.14)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(2層目:接着樹脂層)
無水マレイン酸変性ポリエチレン樹脂層:三井化学アドマーNF528(密度=0.910、MFR=2.5)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(3層目:中間ベース層)
ポリエチレン樹脂層:日本ポリエチレン(株)ノバテックHF560(密度=0.96
3、MFR=7.0)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(4層目:中間ベース層)
ポリエチレン樹脂層:日本ポリエチレン(株)ノバテックHF560(密度=0.96
3、MFR=7.0)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(5層目:シール樹脂層)
ブレンド層:日本ポリエチレン(株)ノバテックHF560(密度=0.963、MF
R=7.0)を30質量部、)日本ポリプロピレンFW4BT(密度=0.900、MFR=6.5)を70質量部用いた樹脂層を準備した。
上記レジンを準備し、5層共押し製膜機により、230度の加工温度にて、1層/2層/3層/4層/5層=25MC/5MC/25MC/10MC/5MCの比率で製膜した。
その後、印刷機材としてのアルミナ透明蒸着PET12MC(東洋紡績(株)エコシアール VE706 12μm)と、ウレタン系接着剤ロックペイント(株)製RU004/H1を用いて貼り合わせ、2種フィルム構成のイージーピール蓋材を作成した。
[実施例2]
5層共押出し製膜機を用いて、4種5層の共押出し積層フィルムを作成した。詳細は下記に記す。
(1層目:ラミネート層)
ポリアミド樹脂層:UBEナイロン5033B(密度=1.14)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(2層目:接着樹脂層)
無水マレイン酸変性ポリエチレン樹脂層:三井化学アドマーQB520(密度=0.900、MFR=1.8)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(3層目:中間ベース層)
ポリプロピレン樹脂層:Basell社Moplen EP310D(密度=0.900、MFR=0.7)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(4層目:中間ベース層)
ポリプロピレン樹脂層:Basell社Moplen EP310D(密度=0.900、MFR=0.7)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(5層目:シール樹脂層)
ブレンド層:日本ポリエチレン(株)ノバテックHF560(密度=0.963、MF
R=7.0)を30質量部、日本ポリプロピレンFW4BT(密度=0.900、MFR=6.5)を70質量部用いた樹脂層を準備した。
上記レジンを準備し、5層共押し製膜機により、230度の加工温度にて、1層/2層/3層/4層/5層=25MC/5MC/25MC/10MC/5MCの比率で製膜した。
その後、印刷機材としてのアルミナ透明蒸着PET12MC(東洋紡績(株)エコシアール VE706 12μm)と、ウレタン系接着剤ロックペイント(株)製RU004/H1を用いて貼り合わせ、2種フィルム構成のイージーピール蓋材を作成した。
[実施例3]
5層共押出し製膜機を用いて、4種5層の共押出し積層フィルムを作成した。詳細は下記に記す。
(1層目:ラミネート層)
ポリアミド樹脂層:UBEナイロン5033B(密度=1.14)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(2層目:接着樹脂層)
無水マレイン酸変性ポリエチレン樹脂層:三井化学アドマーQB520(密度=0.900、MFR=1.8)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(3層目:中間ベース層)
ポリプロピレン樹脂層:Basell社Moplen EP310D(密度=0.900、MFR=0.7)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(4層目:中間ベース層)
ポリプロピレン樹脂層:Basell社Moplen EP310D(密度=0.900、MFR=0.7)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(5層目:イージーピール層)
ブレンド層:日本ポリエチレン(株)ノバテックHF560(密度=0.963、MF
R=7.0)、日本ポリプロピレンFW4BT(密度=0.900、MFR=6.5)を70質量部用いた樹脂層を準備した。
上記レジンを準備し、5層共押し製膜機により、230度の加工温度にて、1層/2層/3層/4層/5層=30MC/5MC/25MC/5MC/5MCの比率で製膜した。
その後、印刷機材としてのアルミナ透明蒸着PET12MC(東洋紡績(株)エコシアール VE706 12μm)と、ウレタン系接着剤ロックペイント(株)製RU004/H1を用いて貼り合わせ、2種フィルム構成のイージーピール蓋材を作成した。
[実施例4]
5層共押出し製膜機を用いて、4種5層の共押出し積層フィルムを作成した。詳細は下記に記す。
(1層目:ラミネート層)
ポリプロピレン樹脂層:Basell社Moplen EP310D(密度=0.900、MFR=0.7)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(2層目:接着樹脂層)
無水マレイン酸変性ポリエチレン樹脂層:三井化学アドマーQB520(密度=0.900、MFR=1.8)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(3層目:中間ベース層)
ポリアミド樹脂層:UBEナイロン5033B(密度=1.14)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(4層目:接着樹脂層)
無水マレイン酸変性ポリエチレン樹脂層:三井化学アドマーQB520(密度=0.900、MFR=1.8)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(5層目:イージーピール層)
ブレンド層:日本ポリエチレン(株)ノバテックHF560(密度=0.963、MF
R=7.0)を30質量部、日本ポリプロピレンFW4BT(密度=0.900、MFR=6.5)を70質量部用いた樹脂層を準備した。
上記レジンを準備し、5層共押し製膜機により、230度の加工温度にて、1層/2層/3層/4層/5層=30MC/5MC/25MC/5MC/5MCの比率で製膜した。
その後、印刷機材としてのアルミナ透明蒸着PET12MC(東洋紡績(株)エコシアール VE706 12μm)と、ウレタン系接着剤ロックペイント(株)製RU004/H1を用いて貼り合わせ、2種フィルム構成のイージーピール蓋材を作成した。
[比較例1]
3層共押出し製膜機を用いて、3種3層の共押出し積層フィルムを作成した。詳細は下記に記す。
(1層目:ラミネート層)
ポリプロピレン樹脂層:Basell社Moplen EP310D(密度=0.900、MFR=0.7)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(2層目:中間ベース層)
ポリプロピレン樹脂層:Basell社Moplen EP310D(密度=0.900、MFR=0.7)を100質量部用いた樹脂層を準備した。
(3層目:シール樹脂層)
ブレンド層:日本ポリエチレン(株)ノバテックHB503(密度=0.962、MF
R=0.3)、日本ポリプロ(株)製ノバテックFA3EB(密度=0.900、MFR=10.5)を70質量部用いた樹脂層を準備した。
上記レジンを準備し、3層共押し製膜機により、230度の加工温度にて、1層/2層/3層=15MC/30MC/5MCの比率で製膜した。
その後、印刷機材としてのアルミナ透明蒸着PET12MC(東洋紡績(株)エコシアール VE706 12μm)/2軸延伸ナイロンフィルム25MC(東洋紡績(株) ハーデンフィルム N2100 25μm)とを、ウレタン系接着剤ロックペイント(株)製RU004/H1を用いて貼り合わせ、3種フィルム構成のイージーピール蓋材を作成した。
上記実施例1〜4および比較例1のピール強度および外観(発泡の有無)の結果を下表に示す。
ピール強度はヒートシールテスターを用いて、温度190℃、圧力1kgf/cm2
1秒の条件にて蓋材とCPPシート300μmをヒートシールし、作成したサンプル片を15mm幅で短冊状に切り、ヒートシールしなかった両端部を引張試験機に把持し、速度300mm/分、荷重レンジ50Nの条件にて180°剥離強度(N/15mm)を測定した。測定結果は下記の表1に示される通りであった。外観は、目視により確認した。
Figure 2017095106
1 蓋材基材層
2 接着剤層
3 ラミネート層
4 接着樹脂層(1)
4’ 接着樹脂層(2)
5 中間ベース層(1)
5’ 中間ベース層(2)
6 シール樹脂層
7 共押出し積層フィルム
8 樹脂フィルム
9 無機酸化物の蒸着膜
10 ガスバリア性塗布膜
A 蓋材
B 容器
C 包装容器

Claims (7)

  1. 少なくとも4層の共押出し積層フィルムと蓋材基材層を積層して得られる蓋材であって、少なくとも4層の共押出し積層フィルムが少なくとも1層のポリアミド樹脂層を10〜40μmの厚みで含む、蓋材。
  2. 少なくとも4層の共押出し積層フィルムが、順に、ポリアミド樹脂層、接着樹脂層、ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂層およびシール樹脂層からなる4層共押出し積層フィルム、ポリアミド樹脂層、接着樹脂層、ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂層、ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂層およびシール樹脂層からなる5層共押出し積層フィルム、または、ポリエチレンもしくはポリプロピレン樹脂層、接着樹脂層、ポリアミド樹脂層、接着樹脂層およびシール樹脂層からなる5層共押出し積層フィルムであることを特徴とする、請求項1に記載の蓋材。
  3. 少なくとも4層の共押出し積層フィルムが、ポリプロピレン樹脂と低密度ポリエチレン樹脂または高密度ポリエチレン樹脂の混合物からなるシール樹脂層を含む、請求項1または2に記載の蓋材。
  4. ポリプロピレン樹脂がエチレン・プロピレンランダム共重合体またはエチレン・プロピレンブロック共重合体である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓋材。
  5. 蓋材基材層が延伸フィルムまたは無機金属酸化物を蒸着してなる蒸着膜が設けられたフィルムである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓋材。
  6. 蓋材が透明である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓋材。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓋材を用いる包装容器であって、蓋材のシール樹脂層がポリエチレンで形成された容器の開口部に接するように重ねられた状態でヒートシールされる、包装容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021199636A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 大日本印刷株式会社 積層体、パウチおよび蓋材
JP2021155105A (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 有限会社静岡木工 盛り塩とそれを充填した容器の構成体

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