JP2002233216A - 施肥装置付き乗用型田植機 - Google Patents

施肥装置付き乗用型田植機

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JP2002233216A
JP2002233216A JP2001030912A JP2001030912A JP2002233216A JP 2002233216 A JP2002233216 A JP 2002233216A JP 2001030912 A JP2001030912 A JP 2001030912A JP 2001030912 A JP2001030912 A JP 2001030912A JP 2002233216 A JP2002233216 A JP 2002233216A
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fertilizing
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善清 中川
Tetsuya Matsumura
哲也 松村
Kenichi Suda
健一 須田
Masanobu Asafuji
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施肥装置付き乗用型田植機において、肥料タ
ンクから施肥ポンプにペースト肥料を供給するホースの
揺れ動きを抑制しながら肥料タンクを収納スペースに対
して出し入れ出来るようにする。 【解決手段】 肥料タンク21は、支持レール105に
摺動自在に支持させてあり、予備苗収容装置3の苗載せ
棚3bの下方の収納スペースに入り込んだ位置と、この
収納スペースから出た位置とに切り換えられる。肥料タ
ンク21に接続しているホース80の途中を、予備苗収
容装置3の苗棚支柱3fに設けた支持部3cによって支
持させてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走機体の後部に
苗植付装置を昇降操作自在に連結するとともに、前記苗
植付装置が有する施肥ノズルにペースト肥料を供給する
施肥ポンプを備えてある施肥装置付き乗用型田植機に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記田植機において、たとえば、特開2
000−23519号公報に示されるように、肥料タン
クを予備苗収容装置の苗載せ棚の下方の収納スペースに
入り込んだ取付け位置と、この収納スペースから取り出
した取付け位置とに切り換え自在に取付けると、肥料タ
ンクに肥料を投入する際、肥料タンクを収納スペースか
ら取り出すことによって苗載せ棚が肥料投入の障害物に
なりにくくなり、作業時など走行する際、肥料タンクを
収納スペースに入り込ませることによってタンクが前方
視界の障害物になりにくくなる。
【0003】また、上記田植機にあっては、肥料ポンプ
が肥料タンクから肥料を取り出していくに伴って肥料タ
ンクが自ずと吸気するように、肥料タンクにブレザー手
段を装備される。
【0004】また、上記田植機において、特開2000
−23519号公報に示されるように、自走機体の両横
側に肥料タンクを設けるとともに、この左右一対の肥料
タンクから施肥ポンプに肥料供給するように構成する
と、ペースト肥料の重量が自走機体の両横側に分散した
重量バランスの良い状態で肥料搭載できる。
【0005】また、上記田植機において、点検や搬送な
どのために、苗植付装置を地面上や荷台上などに下降さ
せて支持させることがある。この場合、施肥ノズルが接
地フロートから下方に突出していて地面や荷台に当れば
苗植付装置の荷重が掛って破損することから、地面上や
荷台上に支持台を置き、この支持台の上に接地フロート
が載るようにして苗植付装置を下降させることにより、
施肥ノズルの破損を回避されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】肥料タンクを収納スペ
ースから出せるようにするには、肥料タンクから施肥ポ
ンプに肥料供給するホースをその部だけ長くする必要が
ある。このため、ホースを適切な箇所で支持させない
と、タンクを出し入れするとか走行する際にホースが大
きく揺れ動きやすくなる。
【0007】肥料タンクのブレザー手段に雨水などかか
ると、肥料タンクが吸気する際に空気と共に吸引される
事態が発生しやすくなる。
【0008】肥料タンクを自走機体の両横側に設けた場
合、一方のタンクの肥料が他方のタンクの肥料よりも速
く消費されることになると、作業が進むに伴い、機体の
左右重量のバランスが悪くなっていく。
【0009】従来、苗植付装置を地面上や荷台上などに
下降させる際、施肥ノズルが破損しないように接地フロ
ートの下に置く支持台を準備するという煩わしい手間が
掛っていた。殊に、作業を行う際には、支持台を持参す
るとか取りに帰る必要があり、手間が掛っていた。
【0010】上記田植機において、肥料タンクから施肥
ポンプに肥料を供給する肥料供給管路を、自走機体に装
備されるエンジン燃料タンクの機体内方側の横側を通る
ようにして装備することがある。この場合、前記肥料供
給管路の肥料タンクから施肥ポンプに至るまでの全体
を、施肥装置の組付けを行う際に組付けるように構成す
ると、その組付けの作業能率が悪くなる。
【0011】すなわち、燃料タンクは、自走機体の組み
立てを行う際に組付けられ、施肥装置の組付けを行う際
には既に機体に取付けられている。このため、肥料供給
管路を全体にわたって施肥装置の組付けを行う際に組付
けねばならないと、燃料タンクの機体内方側における横
側の狭いスペースに管路を配設したり固定せねばなら
ず、この作業が行いにくくなっていた。
【0012】肥料タンクから施肥ポンプに肥料供給する
管路の途中にドレン孔を設けると、このドレン孔にドレ
ンバルブ付きのドレン管を接続しておくことにより、肥
料タンクに残ったペースト肥料をドレン管から取り出せ
る。この場合、植付作業を行う際、肥料タンクから供給
管路に流入したペースト肥料の一部がドレン孔からドレ
ン管の方に流出し、ドレン管の肥料供給管路に接続して
いる端からドレンコックが位置する部分までの間に流入
することになる。このようにドレン管に流入したペース
ト肥料が、作業終了後においてもドレン管から取り出さ
れないでドレン管に滞留したままになって長時間が経過
することがあると、そのペースト肥料がドレン管内で固
化し、その取り出しが困難になったり、ドレン管が詰ま
ったりする。
【0013】本発明の目的は、肥料タンクを収納スペー
スに対して出し入れできながらもホースのゆれ動きを構
造簡単に抑制できるとか、肥料タンクの吸気に伴う吸水
を構造簡単に回避できるとか、作業の開始当初において
も作業が進んでからもペースト肥料の重量が自走機体の
両横側に極力バランスよく分散するようにして肥料を搭
載できるとか、苗植付装置を地面や荷台上に下降させて
支持させる際の施肥ノズルの破損防止が手早くできると
か、肥料供給管路が燃料タンクの横側を通る割には施肥
装置の組付け作業が行いやすいとか、肥料がドレン管内
に残留することを回避しながら肥料のドレン取り出しが
できる施肥装置付き乗用型田植機を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0015】〔構成〕自走機体の後部に苗植付装置を昇
降操作自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有す
る施肥ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備
えてある施肥装置付き乗用型田植機において、肥料タン
クを予備苗収容装置における苗載せ棚の下方の収納スペ
ースに入り込んだ取付け位置と、前記収納スペースから
出た取付け位置とに切り換え自在に取付けるとともに、
前記肥料タンクを施肥ポンプに接続しているホースのた
めの支持部を前記予備苗収容装置における苗棚支柱に備
えてある。
【0016】〔作用〕ホースのための支持部を予備苗収
容装置における苗棚支柱に備えてあるものだから、タン
クを収納スペースから出すことを可能にする長さをホー
スに備えさせるのに、ホースを苗棚支柱によってタンク
の近くで支持させ、タンクを出し入れする際や走行する
際にホースが大きく揺れ動かないようにしながら備えさ
せられる。
【0017】〔効果〕タンクの出し入れを可能にするた
めの長さをホースに備えさせ、タンクを収納スペースか
ら出して肥料投入をしやすくしたり、収納スペースに戻
して操縦をしやすくしたりできる。その割には、ホース
の大きな揺れ動きを抑制してホースが周辺の部材に当る
などの事態を発生しにくくできるとともに、苗棚支柱を
ホース支持手段に利用して構造簡単に得られる。
【0018】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0019】〔構成〕自走機体の後部に苗植付装置を昇
降操作自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有す
る施肥ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備
えてある施肥装置付き乗用型田植機において、前記施肥
ポンプに接続している肥料タンクのブレザーパイプの開
口を、予備苗収容装置における苗載せ棚の下面付近に配
置してある。
【0020】〔作用〕ブレザーパイプの開口を苗載せ棚
の下面近くに配置してあるから、ブレザーパイプの開口
を雨水などが付着しにくいように苗載せ棚によって保護
させ、タンクに水が空気と共に吸引されることを回避し
ながら吸気させられる。
【0021】〔効果〕肥料タンクが空気と共に水を吸入
することを極力回避でき、水がタンク内肥料に混入する
などの事態が発生しにくくなる。しかも、苗載せ棚をブ
レザー開口の保護手段に利用して構造簡単に得られる。
【0022】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0023】〔構成〕自走機体の後部に苗植付装置を昇
降操作自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有す
る施肥ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備
えてある施肥装置付き乗用型田植機において、自走機体
の両横側に配置した肥料タンクのうち、エンジン排気マ
フラーから遠い方の肥料タンクを、この肥料タンクに一
端側が接続し、他端側が前記施肥ポンプに接続している
肥料供給主管路によって前記施肥ポンプに接続し、自走
機体の両横側に配置した肥料タンクのうち、エンジン排
気マフラーに近い方の肥料タンクを、この肥料タンクに
一端側が接続し、他端側が前記肥料供給主管路の途中に
接続している肥料供給枝管路と、前記肥料供給主管路と
によって施肥ポンプに接続してある。
【0024】〔作用〕エンジン排気マフラーから遠い肥
料タンクのペースト肥料は、肥料供給主管路によって施
肥ポンプに供給され、マフラーに近い肥料タンクのペー
スト肥料は、肥料供給枝管路によって肥料供給主管路の
途中に供給されて施肥ポンプに供給されるから、マフラ
ーに近い肥料タンクの肥料は、マフラーから遠い肥料タ
ンクの肥料より長い管路抵抗を受けながら施肥ポンプに
供給される。マフラー近くの肥料タンクのペースト肥料
は、マフラーから遠い肥料タンクの肥料に比し、マフラ
ーの放熱によって加温されやすくて流動しやすい状態に
なる。これにより、左右の肥料タンクに等量のペースト
肥料を投入し、機体の両横側に掛る肥料重量が等しくな
るようにして作業を開始しても、左側の肥料タンクに投
入した肥料と、右側の肥料タンクに投入した肥料とは、
左右タンクの肥料に作用する管路抵抗の差と、左右タン
クの肥料の流動性の差とのために両タンクの単位時間当
たりの消費量が極力等しくなる状態で施肥ポンプに供給
され、作業が進んで左右タンクの肥料残量が変化して
も、左右タンクに残る肥料の量が極力等しくなって機体
の両横側に掛る肥料重量が極力等しくなるようにしなが
ら作業を進められる。
【0025】〔効果〕したがって、作業を開始した当初
においても、作業が進んで左右タンクそれぞれの肥料量
が変化した後においても機体の両横側に極力等しい肥料
重量が掛かり、左右の重量バランスが良い状態を維持し
て蛇行しにくくしながら、容易に操縦しながら作業でき
る。
【0026】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0027】〔構成〕自走機体の後部に苗植付装置を昇
降操作自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有す
る施肥ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備
えてある施肥装置付き乗用型田植機において、前記苗植
付装置に、下降使用姿勢と上昇格納姿勢とに切り換え自
在な接地スタンドを取付けるとともに、下降使用姿勢に
取付けられた接地スタンドは、前記施肥ノズルが対地浮
上する状態で苗植付装置を対地支持するように構成して
ある。
【0028】〔作用〕苗植付装置を地面や荷台上に下降
させる際、接地スタンドを下降使用姿勢に切り換えてお
く。すると、苗植付装置が下降するに伴い、接地スタン
ドが地面や荷台に当接して施肥ノズルが対地浮上する状
態で苗植付装置を支持し、施肥ノズルに苗植付装置の荷
重が掛らないようにして苗植付装置を地面や荷台上に置
ける。
【0029】〔効果〕したがって、施肥ノズルが地面や
荷台に当って破損しないようにしながら苗植付装置を下
降させられるとともに、圃場などいずれの箇所において
も、接地スタンドを下降使用姿勢に切り換えるだけで操
作簡単にできる。
【0030】請求項5による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0031】〔構成〕自走機体の後部に苗植付装置を昇
降操作自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有す
る施肥ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備
えてある施肥装置付き乗用型田植機において、肥料タン
クからエンジン燃料タンクの両横側のうち、機体内方側
の横側を通って施肥ポンプに至る肥料供給管路を、エン
ジン燃料タンクの横側に位置する管路部分と、この管路
部分とは別部品に作成してこの管路部分に接続したその
他の管路部分とによって構成してある。
【0032】〔作用〕自走機体の組み立てを行う際に、
管路部分を燃料タンクの横側の所定の組付け位置に組付
ける。このとき、燃料タンクが障害物にならないよう
に、燃料タンクの組付けを行う前に組付ける。自走機体
の組み立てが終えて施肥装置の組付けを行う際、肥料供
給管路の前記管路部分とは別部品に作成した管路部分
を、既に機体に組付けられている管路部分に接続すると
いう組付け方法を採用し、肥料供給管路を燃料タンクの
横側を通る配管状態にして組付けることができる。
【0033】〔効果〕したがって、肥料供給管路を燃料
タンクの横側を通る配管状態にして組付ける割には、燃
料タンクが障害物にならないようにして能率よく組み付
け作業できる。
【0034】請求項6による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0035】〔構成〕自走機体の後部に苗植付装置を昇
降操作自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有す
る施肥ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備
えてある施肥装置付き乗用型田植機において、前記施肥
ポンプに肥料タンクを接続している肥料供給管路の途中
に、ドレン孔を水平又はほぼ水平方向に開口する状態で
設けてある。
【0036】〔作用〕ドレン管の少なくとも基端側がド
レン孔から水平又はほぼ水平向きに延出するようにして
ドレン管をドレン孔に接続できる。すると、作業時に肥
料タンクから供給管路に流入したペースト肥料の一部が
ドレン孔からドレン管に入り込んでも、供給管路の肥料
が施肥ポンプに取り入れられて肥料管路が空になってい
くに伴い、ドレン管に入り込んでいた肥料が供給管路の
ドレン孔から供給管路に逆流し、ドレン管の内部に肥料
が残留しにくくなるとか、残留してもわずかになる。
【0037】〔効果〕したがって、肥料タンクに肥料が
残った場合、ドレン孔から取り出すことができる。しか
も、供給管路からドレン管に流入した肥料が供給管路に
容易に逆流し、ドレン管に多量の肥料が残って取り出し
に手間が掛るとか、残留した肥料が固化して詰まるとい
うトラブルが発生しにくいようにできた。
【0038】
【発明の実施の形態】図1、図2に示すように、左右一
対の操向及び駆動自在な前車輪1、左右一対の駆動自在
な後車輪2、原動部の両横側に位置する予備苗収容装置
3、運転座席4を有する運転部のそれぞれを備えた自走
機体の機体フレーム5の後端部にリンク機構6を介して
苗植付装置10を連結するとともに、自走機体から回転
軸7によって苗植付装置10に動力伝達するように構成
し、かつ、リンク機構6をリフトシリンダ8によって機
体フレーム5に対して上下に揺動操作することによって
苗植付装置10を昇降操作するように構成してある。自
走機体の原動部の両横側に配置した肥料タンク21、苗
植付装置10に設けた複数本の側条施肥ノズル22を有
する側条施肥装置20と、自走機体の運転座席4の横側
に配置した肥料タンク31、苗植付装置10に設けた複
数本の深層施肥ノズル32を有する深層施肥装置30を
備えさせて、もって、施肥装置付き乗用型田植機を構成
してある。この施肥装置付き乗用型田植機は、自走機体
を走行させることにより、苗植付装置10によって複数
条の苗植付けを行い、この苗植付け作業を行うと同時に
側条施肥装置20と深層施肥装置30とによってペース
ト肥料を圃場に供給していく施肥作業ができるものであ
り、詳しくは次の如く構成してある。
【0039】図2、図6などに示すように、苗植付装置
10は、植付け機体フレームを形成するとともに植付け
機体の横方向に並んでいる複数個の植付け伝動ケース1
1それぞれの後端部の両横側に苗植付け機構12を駆動
自在に取付け、この複数の苗植付機構12に各別に供給
するマット状苗を機体横方向に並べて載置する苗載置部
を備えた苗載せ台13を、植付け機体の前部の上側に機
体横方向に摺動自在に取付けるとともに苗植付機構12
が苗植え運動を行うのに連動して機体横方向に往復移送
されて各苗植付機構12に苗供給するように構成し、植
付け機体の下部に植付け機体の横方向に並ぶ複数個の接
地フロート14を取付けることによって構成してある。
【0040】図8などに示すように、側条施肥装置20
は、自走機体に設けた前記左右一対の肥料タンク21
と、この両肥料タンク21の肥料排出部に可撓性パイプ
などで成る肥料供給管路24によって肥料取入れ部が接
続している状態で、自走機体の後部における横一端側の
運転座席4より後側に位置する部分に自走機体の横方向
に並んで位置している複数個の側条施肥ポンプ23と、
この複数個の側条施肥ポンプ23の吐出側に肥料供給ホ
ース25によって各別に接続している状態で苗植付装置
10に位置する複数本の側条施肥ノズル22とによって
構成してある。複数本の側条施肥ノズル22は、苗植付
装置10の各苗植付機構12の横側近くに1本ずつ位置
するように配置して、かつ、先端側が接地フロート14
の底面より下方に突出して圃場の泥土内に入り込むよう
にして接地フロート14に取付けてある。
【0041】図8などに示すように、深層施肥装置30
は、自走機体に設けた前記肥料タンク31と、この肥料
タンク31の肥料排出部に可撓性パイプで成る肥料供給
管路34によって肥料取入れ側が接続している状態で、
自走機体の後部の前記側条施肥ポンプ23が位置する側
とは反対側の横側の運転座席4より後側に位置する部分
に自走機体の横方向に並んでいる複数個の深層施肥ポン
プ33と、この複数個の深層施肥ポンプ33の吐出側に
肥料供給ホース35によって各別に接続している状態で
苗植付装置10に位置する複数本の深層施肥ノズル32
とによって構成してある。複数本の深層施肥ノズル32
は、苗植付装置10の苗植付け予定箇所どうしの間に1
本ずつ位置するように配置して、かつ、先端側が接地フ
ロート14の底面より下方に突出して圃場の泥土内に前
記側条施肥ノズル22より深く入り込むようにして接地
フロート14に取付けてある。
【0042】側条施肥ポンプ23を複数本の側条施肥ノ
ズル22に各別に接続している複数本の前記肥料供給ホ
ース25は、自走機体と苗植付装置10との間において
1本のコルゲートチューブによって纏めて束にするとと
もにカバーしてある。深層施肥ポンプ35を複数本の深
層施肥ノズル32に各別に接続している複数本の前記肥
料供給ホース35は、自走機体と苗植付装置10との間
において1本のコルゲートチューブによって纏めて束に
するとともにカバーしてある。
【0043】これにより、側条施肥装置20も深層施肥
装置30も、肥料タンク21,31にペースト肥料を投
入しておくと、この肥料を各施肥ポンプ23,33によ
って肥料タンク21,31から取り出して施肥ノズル2
2,32に供給し、苗植付装置10の各苗植付機構12
が苗植付けする箇所の近くの泥土内に施肥ノズル22,
32によってこのノズル22,32の突入深さによって
決まる深さで供給する。側条施肥装置20は、苗植付装
置10の複数個の苗植付機構12による複数条の植付け
苗それぞれの横側近くに肥料供給し、深層施肥装置30
は、苗植付装置10による植付け苗どうしの間に、深層
施肥ノズル32と側条施肥ノズル22の接地フロート1
4から下方に突出する長さの差によって、側条施肥装置
20より深い箇所に肥料供給する。
【0044】いずれの側条施肥ポンプ23も、いずれの
深層施肥ポンプ33も図12に示す如く構成してある。
すなわち、ポンプ室40、このポンプ室40の一端側に
吐出孔41aが連通している吐出部41、前記ポンプ室
40の一端側に感圧検出部が臨んでいる詰まりセンサー
42をそれぞれ一端側に備え、前記ポンプ室40の他端
側に肥料取入れ室43aが連通している肥料取入れ筒部
43、及び、取付け脚部44を中間部に備え、駆動ケー
ス部45を他端側に備えているポンプケーシング46
と、前記ポンプ室40に固定されているゴム製のポンプ
チューブ47と、このポンプチューブ47を回動自在に
貫通している螺旋ポンプ体48と、前記駆動ケース部4
5に回動自在に支持されているポンプ駆動軸49とによ
って構成してある。
【0045】ポンプ駆動軸49は、このポンプ駆動軸4
9とポンプ体48との肥料取入れ筒部43の内部に位置
している端部どうしを一体回動自在に連結している連結
具49aによってポンプ体48に一体回動自在に連結し
ている。ポンプ駆動軸49及びポンプ体48の肥料取入
れ筒部43の内部に位置する部分を、肥料取入れ筒部4
3に対して偏位するように配置してある。すなわち、ポ
ンプ駆動軸49及びポンプ体48の肥料取入れ筒部43
の内部に位置する部分が肥料取入れ室43a、及び、肥
料取入れ室43aの両横側の肥料取入れ口43bに対し
て上方側に偏心して位置し、肥料取入れ筒部43の底側
にペースト肥料が通り抜けやすい流路を形成するように
してある。
【0046】図9、図10などに示すように、複数個の
側条施肥ポンプ23も、複数個の深層施肥ポンプ33
も、肥料取入れ筒部43の軸芯が自走機体の横向きにな
り、吐出部41の付いている方が後向きになる姿勢で自
走機体の横方向に一列に並ぶように配置し、自走機体の
機体フレーム5の後部に座席支持部材60を介して固定
されているポンプ台61に各ポンプ23,33の前記取
付け脚部44を取付けボルトによって固定することによ
って、自走機体に取付けてある。
【0047】図10、図13などに示すように、側条施
肥ポンプ23においても、深層施肥ポンプ33において
も、隣接し合う一対のポンプ23,33の肥料取入れ筒
部43どうしを直接に接続して連通させてある。ポンプ
列の両端に位置するポンプ23,33の肥料取入れ筒部
43に取付けた筒体51が備えているフランジどうしに
わたって取付けた連結ロッド52と、この連結ロッド5
2の一端側に装着したナットとによる締め付け力によっ
て、各ポンプ23,33の肥料取入れ筒部43及び前記
連通管50を連結状態に締め付け固定してある。前記一
対の筒体51の一方に肥料タンク21,31からの肥料
供給管路24,34を接続して各ポンプ23,33の肥
料取入れ筒部43を肥料タンク21,31に連通させ、
他方の筒体51にキャップ53を取付けてある。
【0048】これにより、各側条施肥ポンプ23も各深
層施肥ポンプ33も、ポンプ駆動軸49を駆動すること
により、この回動力によってポンプ体48が駆動され、
このポンプ体48とポンプチューブ47とによるポンプ
作用により、肥料タンク21,31から肥料取入れ筒部
43に供給されるペースト肥料をポンプ室40に取り入
れ、ポンプ室40から吐出部41に吐出して前記肥料供
給ホース25,35に供給する。
【0049】各側条施肥ポンプ21も、各深層施肥ポン
プ31も、自走機体の前部に位置するミッションケース
70の出力軸の回動力を前記回転軸7に伝達する回転軸
75の回動力を図9、図10、図11に示す伝動構造に
よってポンプ駆動軸49に伝達することによって駆動す
るようにしてある。すなわち、側条施肥ポンプ21のた
めの伝動構造は、前記回転軸75の途中に一体回転自在
に取付けたチェーンスプロケットに巻回している入力チ
ェーン81と、自走機体の座席支持部材60に取付けた
支持部材62によって一端側が回動自在に支持され、ポ
ンプ台61の支柱部61aに取付けた支持部材63によ
って他端側が回動自在に支持されているとともに一端に
前記入力チェーン81が巻回している機体前後向きの伝
動軸82と、この伝動軸82の他端側に巻回している伝
動チェーン83と、この伝動チェーン83が入力軸26
aに巻回しているとともに前記ポンプ台61の変速装置
支持部61cに固定してある側条変速装置26と、この
側条変速装置26の出力軸26bをこの側条変速装置2
6の最も近くに位置する側条施肥ポンプ23のポンプ駆
動軸49に備えてあるポンプクラッチ100の入力側回
転体に連動連結しているポンプ駆動チェーン84と、隣
接し合う一対の側条施肥ポンプ23のポンプクラッチ1
00の入力側回転体どうしを連動連結しているポンプ駆
動チェーン85と、各側条施肥ポンプ23のポンプ駆動
軸49に備えてある噛合い式の前記ポンプクラッチ10
0とによって構成してある。
【0050】深層施肥ポンプ33のための伝動構造は、
前記入力チェーン81と、前記伝動軸82と、この伝動
軸82の他端側に巻回している伝動チェーン91と、こ
の伝動チェーン91が入力軸36aに巻回しているとと
もに前記ポンプ台61の変速装置支持部61cに固定し
てある深層変速装置36と、この深層変速装置36の出
力軸36bをこの深層変速装置36の最も近くに位置す
る深層施肥ポンプ33のポンプ駆動軸49に備えてある
ポンプクラッチ100の入力側回転体に連動連結してい
るポンプ駆動チェーン92と、隣接し合う一対の深層施
肥ポンプ33のポンプクラッチ100の入力側回転体ど
うしを連動連結しているポンプ駆動チェーン93と、各
深層施肥ポンプ33のポンプ駆動軸49に備えてある噛
合い式の前記ポンプクラッチ100とによって構成して
ある。
【0051】図8に示すように、前記左右一対の肥料タ
ンク21から各側条施肥ポンプ23に肥料供給する前記
肥料供給管路24は、左側の肥料タンク21と右側の肥
料タンク21のうち、エンジン排気マフラー71から遠
くに位置する方の肥料タンク21の肥料排出部から自走
機体の前ステップ72の後端側の下方に入り、自走機体
の運転ステップ73の横一端側の下方に位置するエンジ
ン燃料タンク74の両横側のうちの機体内側の横側を通
って自走機体の機体メインフレームの後端部の横外側に
至り、この部位から側条施肥ポンプ列の端に上昇してポ
ンプ列の端のポンプ23に接続している肥料供給主管路
24aと、エンジ排気マフラー71の近くに位置する方
の肥料タンク21の肥料排出部から自走機体の前ステッ
プ72の後端側の下方に入り、自走機体の運転ステップ
73の横他端側の下方を通って自走機体の機体メインフ
レームの後端部の横外側に至り、この部位から自走機体
の横方向に機体メインフレームの後端部の反対側の横外
側に至って前記肥料供給主管路24aの途中に接続して
いる肥料供給枝管路24bとによって構成してある。こ
れにより、左右一対の肥料タンク21のうち、エンジン
排気マフラー71から遠く離れている方の肥料タンク2
1は、肥料供給主管路24aによって側条施肥ポンプ2
3に接続していて、他方の肥料タンク21より短い管経
路を経て側条施肥ポンプ23に肥料供給する。左右一対
の肥料タンク21のうち、エンジン排気マフラー71に
近くて肥料がマフラー71の放熱による加温を受けやす
い肥料タンク21は、肥料供給枝管路24bと、肥料供
給主管路24aのポンプ側の一部分とによって側条施肥
ポンプ23に接続していて、他方の肥料タンク21より
長い管経路を経て側条施肥ポンプ23に肥料供給する。
【0052】前記肥料供給主管路24aは、エンジン燃
料タンク74の横側に位置する塩化ビニール管で成る管
路部分77と、この管路部分77とは別の配管部品に作
成した可撓性ホースで成り、一端側が前記管路部分77
に、他端側が肥料タンク21の肥料排出部にそれぞれ接
続しているタンク側の管路部分78と、前記管路部分7
7とは別の配管部品に作成した可撓性ホースや、前記肥
料供給枝管路24bが接続する接続管などで成り、一端
側が前記管路部分77に、他端側が側条施肥ポンプ23
にそれぞれ接続しているポンプ側管路部分79とによっ
て構成してある。
【0053】図3、図4などに示すように、前記左右一
対の予備苗収容装置3のそれぞれは、自走機体の機体フ
レーム5から横外向きに延出する前後一対の支持杆65
によって屈曲パイプで成る苗棚支柱3aを支持させ、こ
の苗棚支柱3aの上下方向での複数箇所で、苗棚支柱3
aの前側支柱部分3fと後側支柱部分3rとにわたって
苗載せ棚3bを取付けることによって構成してある。
【0054】図14〜図16に示すように、前記左右一
対の肥料タンク21のそれぞれは、肥料タンク21の底
部の外面側に連結ボルト101によって締め付け固定し
たタンク支持体102を有する取付け構造によって自走
機体に取り付けてある。
【0055】すなわち、自走機体が備える前記前側の支
持杆65に屈曲パイプで成る取付け杆103を介して前
端側が連結し、自走機体が備える前記後側の支持杆65
から延出している支持アーム104に後端側が連結して
いる左右一対の機体前後向きの支持レール105に、前
後一対のローラ支軸106を介して前記タンク支持体1
02を取付けてある。前記前後一対のローラ支軸106
のそれぞれは、タンク支持体102の左右一対のメイン
支持板102aに架設してあるとともに、前後一対のロ
ーラ支軸106それぞれのメイン支持板102aの上下
辺部から横外側に突出している両端部に、前記支持レー
ル105のガイド溝に入り込んでいるローラ107を回
動自在に取付けてある。
【0056】これにより、左右の各肥料タンク21は、
左右の支持レール105に沿わせて機体前後方向に移動
操作でき、この移動操作を行うことにより、図14に実
線で示す如く予備苗収容装置3の苗載せ棚3bの下方の
収納スペースに入り込んだ取付け位置と、図14に一点
鎖線で示す如く肥料タンク21の前端側に位置する肥料
投入口21aが前記収納スペースから前方側に出た取付
け位置とに位置変化する。
【0057】前記タンク支持体102の前後一対の支持
板102bに取付け軸110によってロック爪111を
回動自在に取付け、このロック爪111をロックばね1
12による付勢力によって一方の支持レール105の切
欠き部105aに入り込ませることによって、肥料タン
ク21を前記収容スペースに入り込んだ取付け位置に固
定するようにロック機構を構成してある。
【0058】つまり、肥料タンク21にペースト肥料を
投入する際、前記取付け軸110のタンク支持体102
から前方に突出している端部に一体回動自在に取付けて
ある回転式の操作具113によって取付け軸110を回
動操作し、ロック爪111を支持レール105の切欠き
部105aから離脱する側に揺動操作してロック機構を
解除状態に切り換えながら肥料タンク21を前記収納ス
ペースから前方側に移動操作し、肥料投入口21aを予
備苗収容装置3の苗載せ棚3bが肥料投入の障害になら
ないようにこの苗載せ棚3bの下方から前方に出して肥
料投入する。そして、作業を行うなど走行する際、肥料
タンク21を運転部から前方を見通すことの障害物にな
りにくいように予備苗収容装置3の苗載せ棚3bの下方
の収納スペースに戻し、この取付け位置にロック機構に
よって動かないように固定する。
【0059】前記左右一対の肥料タンク21それぞれに
おいて、タンク21の肥料排出部に接続して前記肥料供
給管路24の前記主管路24a、枝管路24bを形成し
ている可撓性ホース78,80の途中を、予備苗収容装
置3の苗棚支柱3aにおける前側支柱部分3fにロッド
製のホース受け金を取り付けて設けた支持部3cに引っ
掛けて支持させてある。タンク21の上部に位置するブ
レザーノズル115から延出している可撓性のブレザー
パイプ116の延出端側部を、ブレザーパイプ116の
開口116aが予備苗収容装置3の下から2段目の苗載
せ棚3bの下面付近に位置するように配置して苗棚支柱
3aにおける前側支柱部分3fに固縛具117によって
固定して支持させてある。
【0060】図18、図19に示すように、前記左右一
対の肥料タンク21を側条施肥ポンプ23に接続してい
る前記肥料供給管路24における肥料供給枝管路24
b、及び、前記肥料タンク31を深層施肥ポンプ33に
接続している肥料供給管路34のそれぞれに、ドレンコ
ック120が途中に付いているドレン管121を接続し
てある。肥料タンク21からの肥料供給枝管路24bに
接続しているドレン管121は、肥料供給枝管路24b
の車体横向き部分の途中にドレン孔122を有する硬質
パイプを備えさせることによって設けた車体前方向きに
水平又はほぼ水平方向に開口する前記ドレン孔122に
接続してある。肥料タンク31からの肥料供給管路34
に接続しているドレン管121は、肥料供給管34の途
中にドレン孔122を有する硬質パイプを備えさせるこ
とによって設けた車体横外向きに水平又はほぼ水平方向
に開口する前記ドレン孔122に接続してある。
【0061】図7に示すように、苗植付装置10の機体
フレームを形成する機体横向きの角パイプ材16の2箇
所に接地スタンド125を取付けてある。図17に示す
ように、前記各接地スタンド125の基端側に位置する
取付け部125aが、前記角パイプ材16に支持部材1
26を固定して設けた支持部126aに連結ピン127
によって回動自在に連結している。これにより、各接地
スタンド125は、各パイプ材16に対して連結ピン1
27の機体横向きの軸芯まわりで揺動して昇降するよう
に操作でき、揺動操作することにより、図17(イ)に
示す如く前記支持部126aから機体後方向きに延出
し、接地スタンド125の全体にわたって接地フロート
14より上方に位置するとともに前記取付け部125a
よりやや遊端側に位置する部分が各接地フロート14の
後端側を高さ調節自在に支持しているフロート支持パイ
プ17に当接して受止め支持される上昇格納姿勢と、図
17(ロ)に示す如く前記支持部126aから機体下向
きに延出し、基端側が前記支持部材126のクッション
材で成る支持面126bに当接して支持部材126を介
して植付け機体フレームによって受け止め支持され、遊
端側が接地フロート14より下方に突出した下降使用姿
勢とに姿勢変化するように構成してある。
【0062】各接地スタンド125において、スタンド
125の基端側に設けたばね掛けピン128と、前記支
持部材126に設けたばね掛けピン129とにわたって
スタンドばね130を取付けてある。このスタンドばね
130は、接地スタンド125が昇降するに伴ってばね
掛けピン128が連結ピン127のまわりで移動するこ
とのために接地スタンド125を上昇側に揺動付勢する
状態と、接地スタンド125を下降側に揺動付勢する状
態とに切り換わる。これにより、接地スタンド125
は、前記上昇格納姿勢になった場合にはこの姿勢に、前
記下降使用姿勢になった場合にはこの姿勢にそれぞれス
タンドばね130によって保持される。
【0063】つまり、作業を行う際には、各接地スタン
ド125を作業の障害にならないように上昇格納姿勢に
切り換え、この姿勢にスタンドばね130によって保持
させておく。そして、苗植付装置10を地面や荷台上な
どに下降させて支持させる際、各接地スタンド125を
下降使用姿勢に切り換えておく。すると、各接地スタン
ド125は、スタンドばね130によって下降使用姿勢
に保持されており、苗植付装置10が下降していくに伴
い、各接地スタンド125の遊端側にゴム材を付設して
設けてある接地部125bが各深層施肥ノズル32及び
各側条施肥ノズル22に先立って地面や荷台上に到達
し、各接地スタンド125が各深層施肥ノズル32及び
各側条施肥ノズル22が地面や荷台から浮上する状態に
して苗植付装置10を支持する。これにより、深層施肥
ノズル32や側条施肥ノズル22に苗植付装置10の荷
重が掛らないようにしながら苗植付装置10を地面や荷
台上に降ろして支持させられる。
【0064】〔別の実施形態〕図21は、別の実施形態
を示す施肥装置付き乗用型田植機の施肥ポンプの配設部
を示し、この田植機にあっては、8条植えが可能な苗植
付装置を備えており、8個の側条施肥ポンプ23を有す
る側条施肥装置と、4個の深層施肥ポンプ33を深層施
肥装置とを備えてあるとともに、全ての側条施肥ポンプ
23、側条施肥変速装置26、全ての深層施肥ポンプ3
3、深層施肥変速装置36の上方を一つのカバー133
によって覆うように構成してある。
【0065】前記カバー133は、メインカバー133
aと、このメインカバー133aとは別部品に形成して
メインカバー133aの両横側に増設したサブカバー1
33bとによって構成してある。メインカバー133a
には、6個の側条施肥ポンプ23と、3個の深層施肥ポ
ンプ33と、1個の側条施肥変速装置26と、1個の深
層施肥変速装置36とを搭載した田植機のそれらの上方
を覆うためのカバーと同一の大きさ及び形状を備えてあ
る。すなわち、6条植え田植機に装着するカバーと、8
条植え田植機に装着するメインカバー133aとを兼用
できるようにしてある。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置付き乗用型田植機全体の側面図
【図2】施肥装置付き乗用型田植機全体の平面図
【図3】予備苗収容装置及び肥料タンクの配設部の側面
【図4】施肥装置付き乗用型田植機全体の正面図
【図5】施肥ポンプ搭載部の側面図
【図6】苗植付装置の側面図
【図7】施肥ノズル配設部の平面図
【図8】側条施肥装置及び深層施肥装置の概略平面図
【図9】施肥ポンプ及び施肥変速装置搭載部の正面図
【図10】施肥ポンプ及び施肥変速装置搭載部の平面図
【図11】施肥ポンプ搭載部の側面図
【図12】施肥ポンプの断面図
【図13】側条施肥ポンプの連結部の断面図
【図14】肥料タンク取付構造の断面図
【図15】肥料タンク取付構造の平面図
【図16】肥料タンクロック機構の後面図
【図17】接地スタンド配設部の側面図
【図18】側条施肥用の肥料供給管路におけるドレン部
の平面図
【図19】深層施肥用の肥料供給路におけるドレン部の
平面図
【図20】ドレン部の縦断面図
【図21】別の実施形態を備える田植機の施肥ポンプ配
設部の平面図
【図22】別の実施形態を備える田植機のカバーの斜視
【符号の説明】
3 予備苗収容装置 3b 苗載せ棚 3f 苗棚支柱 10 苗植付装置 21,31 肥料タンク 22,32 施肥ノズル 23,33 施肥ポンプ 24a,24b,34 肥料供給管路 71 エンジン排気マフラー 74 エンジン燃料タンク 77 管路部分 78,79 管路部分 80 ホース 116 ブレザーパイプ 116a ブレザーパイプの開口 122 ドレン孔 125 接地スタンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 哲也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 須田 健一 山形県酒田市両羽町332 株式会社斎藤農 機製作所内 (72)発明者 浅藤 昌伸 山形県酒田市両羽町332 株式会社斎藤農 機製作所内 Fターム(参考) 2B052 BC05 BC07 BC09 BC16 DA04 EA06 EA14 EC02 EC07 2B060 AA02 AC03 AD09 BA04 BA07 BA09 BB07 2B064 AA05 AA07 AB01 AC01 BA26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走機体の後部に苗植付装置を昇降操作
    自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有する施肥
    ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備えてあ
    る施肥装置付き乗用型田植機であって、 肥料タンクを予備苗収容装置における苗載せ棚の下方の
    収納スペースに入り込んだ取付け位置と、前記収納スペ
    ースから出た取付け位置とに切り換え自在に取付けると
    ともに、前記肥料タンクを施肥ポンプに接続しているホ
    ースのための支持部を前記予備苗収容装置における苗棚
    支柱に備えてある施肥装置付き乗用型田植機。
  2. 【請求項2】 自走機体の後部に苗植付装置を昇降操作
    自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有する施肥
    ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備えてあ
    る施肥装置付き乗用型田植機であって、 前記施肥ポンプに接続している肥料タンクのブレザーパ
    イプの開口を、予備苗収容装置における苗載せ棚の下面
    付近に配置してある施肥装置付き乗用型田植機。
  3. 【請求項3】 自走機体の後部に苗植付装置を昇降操作
    自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有する施肥
    ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備えてあ
    る施肥装置付き乗用型田植機であって、 自走機体の両横側に配置した肥料タンクのうち、エンジ
    ン排気マフラーから遠い方の肥料タンクを、この肥料タ
    ンクに一端側が接続し、他端側が前記施肥ポンプに接続
    している肥料供給主管路によって前記施肥ポンプに接続
    し、自走機体の両横側に配置した肥料タンクのうち、エ
    ンジン排気マフラーに近い方の肥料タンクを、この肥料
    タンクに一端側が接続し、他端側が前記肥料供給主管路
    の途中に接続している肥料供給枝管路と、前記肥料供給
    主管路とによって施肥ポンプに接続してある施肥装置付
    き乗用型田植機。
  4. 【請求項4】 自走機体の後部に苗植付装置を昇降操作
    自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有する施肥
    ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備えてあ
    る施肥装置付き乗用型田植機であって、 前記苗植付装置に、下降使用姿勢と上昇格納姿勢とに切
    り換え自在な接地スタンドを取付けるとともに、下降使
    用姿勢に取付けられた接地スタンドは、前記施肥ノズル
    が対地浮上する状態で苗植付装置を対地支持するように
    構成してある施肥装置付き乗用型田植機。
  5. 【請求項5】 自走機体の後部に苗植付装置を昇降操作
    自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有する施肥
    ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備えてあ
    る施肥装置付き乗用型田植機であって、 肥料タンクからエンジン燃料タンクの両横側のうち、機
    体内方側の横側を通って施肥ポンプに至る肥料供給管路
    を、エンジン燃料タンクの横側に位置する管路部分と、
    この管路部分とは別部品に作成してこの管路部分に接続
    したその他の管路部分とによって構成してある施肥装置
    付き乗用型田植機。
  6. 【請求項6】 自走機体の後部に苗植付装置を昇降操作
    自在に連結するとともに、前記苗植付装置が有する施肥
    ノズルにペースト肥料を供給する施肥ポンプを備えてあ
    る施肥装置付き乗用型田植機であって、 前記施肥ポンプに肥料タンクを接続している肥料供給管
    路の途中に、ドレン孔を水平又はほぼ水平方向に開口す
    る状態で設けてある施肥装置付き乗用型田植機。
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