JP3585445B2 - 施肥装置付き乗用型田植機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、機体横方向に並ぶ複数の苗植付機構を有する苗植付装置を自走機体の後部に連結し、前記各苗植付機構による苗植付け箇所の近くに各別にペースト肥料を供給する複数の施肥ポンプを備えてある施肥装置付き乗用型田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記乗用型田植機において、施肥ポンプを苗植付装置に取付けると、苗植付装置の重量が施肥ポンプのために重くなる。このため、施肥ポンプの重量が苗植付装置に掛らないように、しかも、各施肥ポンプから苗植付機構の近くへの肥料供給が経路などの面から行いやすいように施肥ポンプを自走機体の後部に機体横方向に並べて取付けたものがあった。
【0003】
この種の田植機においては、隣接し合う一対の施肥ポンプの肥料取入れ筒部どうしを接続して複数の施肥ポンプを連通させるとともに、最も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部に肥料タンクを接続することにより、各施肥ポンプに肥料を供給するように構成される。また、苗植付機構の数が異なる苗植付装置を自走機体に連結して植え付け可能な条数が異なる施肥装置付き田植機を構成されることがあるが、従来、苗植付機構の数が少ない苗植付装置を連結する場合も、苗植付機構の数が多い苗植付装置を連結する場合も、装備される施肥ポンプの全てにわたって、隣接し合うポンプの肥料取入れ筒部どうしを直接に接続することにより、全てのポンプの肥料取入れ筒部を連通させるようになっていた。
【0004】
また、この種の田植機において、苗植付装置の苗載せ台に苗を補給する作業が行いやすいように自走機体の後部に作業用ステップを設けられることがある。この場合、施肥ポンプを自走機体の後部に取付けると、施肥ポンプが作業用ステップの上方近くに位置することになる。
【0005】
また、この種の田植機において、従来、施肥ポンプに動力伝達すると、苗植付機構にも動力伝達されるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のポンプ連通技術では、5条など奇数条植え田植機を構成する場合、施肥ポンプの駆動を入り切りするポンプクラッチの操作構造の面で問題があった。
すなわち、複数の苗植付機構の二つずつを纏めて入り切り操作する少数条植えクラッチを採用すると、施肥ポンプも2個ずつ纏めて入り切り操作するポンプ操作機構を採用することになる。
奇数条植え田植機を構成する場合、たとえば5条植えの場合、横方向に並ぶ5個の施肥ポンプのうち、両端の2個ずつを纏めて入り切り操作し、中央の1個だけを単独で入り切り操作するように構成することになる。
ところが、奇数の施肥ポンプの肥料取り入れ筒部を従来の連通技術で連通させると、中央に位置する1個の施肥ポンプにおいては、このポンプの両横側のいずれにも隣の施肥ポンプが接近して存在することになる。この結果、2個の施肥ポンプを纏めて入り切り操作するように作成したポンプ操作機構を、中央の1個の施肥ポンプを入り切り操作するものに兼用するべく設置するスペースが中央ポンプの付近に得られず、中央の1個の施肥ポンプを入り切り操作するための専用でかつ小型な操作機構を作成する必要が生じていた。
【0007】
作業用ステップを設けたものの場合、従来、この作業用ステップを使用する際、足元に施肥ポンプが位置することになり、施肥ポンプに足が当るとか泥が付着する事態が発生しやすくなっていた。
【0008】
従来、施肥装置を点検や修理した際など施肥ポンプを試運転する場合、苗植付機構も駆動される問題があった。
【0009】
本発明の目的は、施肥ポンプの操作機構の面からコストダウンを図りながら施肥ポンプを自走機体に装備できる施肥装置付き乗用型田植機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0011】
〔構成〕
機体横方向に並ぶ複数の苗植付機構を有する苗植付装置を自走機体の後部に連結し、前記各苗植付機構による苗植付け箇所の近くに各別にペースト肥料を供給する複数の施肥ポンプが装備された施肥装置を備えてある施肥装置付き乗用型田植機において、前記複数の施肥ポンプを前記自走機体の後部に機体横方向に並べて取り付けるとともに、前記複数の施肥ポンプにおける一部の複数の施肥ポンプを有する第1ポンプ群と、残りの複数の施肥ポンプを有する第2ポンプ群とにおいて、隣接し合う一対の施肥ポンプの肥料取入れ筒部どうしを直接に接続して連通させ、前記第1ポンプ群において最も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部と、前記第2ポンプ群において最も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部とを連通管を介して接続して連通させ、前記第1ポンプ群又は前記第2ポンプ群において前記連通管が接続している施肥ポンプとは反対側の最も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部に肥料タンクを接続してある。
【0012】
〔作用〕
複数の施肥ポンプを自走機体の後部に機体横方向に並べて取り付け、一部の複数の施肥ポンプを有する第1ポンプ群と、残りの複数の施肥ポンプを有する第2ポンプ群とにおいては、隣接し合う一対の施肥ポンプの肥料取入れ筒部どうしを直接に接続して連通させ、第1ポンプ群において最も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部と、第2ポンプ群において最も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部とを連通管を介して接続して連通させてあるから、奇数条植えのもの場合、複数個の施肥ポンプを機体左端側に位置するものから2個ずつ、機体右端側に位置するものから2個ずつそれぞれ順次に選択して、2個の施肥ポンプを一組とした各組みの2個の施肥ポンプを1個の操作機構によって入り切り操作するように構成すると、ポンプ列の中央側に1個の施肥ポンプが単独で残ることになるが、この施肥ポンプの肥料取入れ筒部には連通管が連結していることになる。すると、本来2個の施肥ポンプを纏めて入り切り操作するように作成した操作機構を単独ポンプの入り切り操作に使用するべく設置するスペースを連通管の長さのためにその単独ポンプの付近に確保できる。これにより、奇数条植えの田植機を構成する場合でも、1個の施肥ポンプを操作するための専用の操作機構を不要にしながら、かつ、複数の施肥ポンプの肥料取入れ筒部を連通させるとともに最も端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部を肥料タンクに接続して各施肥ポンプに肥料供給する構成を採用しながら施肥ポンプを自走機体に取付けられる。
【0013】
〔効果〕
したがって、施肥ポンプを自走機体に装備して苗植付装置にポンプ重量が掛らないようにできるものでありながら、かつ、複数の施肥ポンプの肥料取入れ筒部を連通させて構造簡単な供給構造によって肥料タンクから各施肥ポンプに肥料供給できるものでありながら、奇数条植えの場合でも、2個の施肥ポンプを纏めて入り切り操作する操向機構を1個の施肥ポンプを単独で操作するための操作機構に利用して安価に得られる。
【0014】
請求項2による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0015】
〔構成〕
請求項1の構成において、施肥ポンプの機体前方側を覆うカバーを備えるとともに、前記カバーに、施肥ポンプの下方に回り込んで自走機体の作業用ステップと施肥ポンプとの間に入り込む部分を備えてある。
【0016】
〔作用〕
作業用ステップを使用する際、このステップに載せた足が施肥ポンプに近付いても、前記カバーの前記入り込み部分によって泥が施肥ポンプに付着したり、足が施肥ポンプに当ることを防止しながら使用できる。
【0017】
〔効果〕
したがって、施肥ポンプを自走機体に装備して苗植付装置にポンプ重量が掛らないようにできるものでありながら、かつ、苗植付装置に苗を補給するなどの作業を行う際には作業用ステップを使用して容易にできるものでありながら、作業用ステップを使用する際に施肥ポンプに泥が付いたり足が当ることを回避できる。
【0018】
請求項3による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0019】
〔構成〕
請求項1又は2の構成において、苗植付け装置及び施肥装置に対して動力伝達する作業クラッチからの出力を施肥動力と植付け動力とに分岐させる分岐手段を設けるとともに、この分岐手段からの施肥動力を前記複数の施肥ポンプに伝達するように構成し、前記分岐手段からの植付け動力を複数の苗植付機構に伝達するように構成し、前記分岐手段からの植付け動力を前記複数の苗植付機構に伝達する植付け伝動系に、前記複数の苗植付機構の駆動速度を変更して各苗植付け機構による苗植付け間隔を変更するとともに伝動切り状態に切り換え自在な植付け変速装置を備えてある。
【0020】
〔作用〕
植付け変速装置を伝動入り状態にしてあると、作業クラッチを入り切り操作すると、施肥ポンプ及び苗植付機構への伝動が入りや切りになって施肥ポンプと苗植付機構が共に駆動されたり停止する。植付け変速装置を伝動切り状態にしておいて作業クラッチを入り切り操作すると、苗植付機構への伝動が切りになったままで施肥ポンプへの伝動が入りや切りになり、苗植付機構が停止したままで施肥ポンプだけが駆動されたり停止したりする。
【0021】
〔効果〕
したがって、作業を行う際には、苗植付機構と施肥ポンプを共に停止させて旋回走行したり共に駆動して作業走行することができるものでありながら、点検や修理などを行う際、苗植付機構を停止させながら施肥ポンプを駆動して施肥装置だけを試運転することができる。しかも、苗植付け間隔を変更するための植付け変速装置を、苗植付機構を停止状態に維持するクラッチ手段に利用して安価に得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1、図2、図3に示すように、左右一対の操向及び駆動自在な前車輪1、左右一対の駆動自在な後車輪2、原動部の両横側に位置する予備苗収容装置3、運転座席4を有する運転部のそれぞれを備えた自走機体の機体フレーム5の後端部にリンク機構6を介して苗植付装置10を連結するとともに、自走機体から回転軸7によって苗植付装置10に動力伝達するように構成し、かつ、リンク機構6をリフトシリンダ8によって機体フレーム5に対して上下に揺動操作することによって苗植付装置10を昇降操作するように構成してある。自走機体の原動部の両横側に配置した肥料タンク21、苗植付装置10に設けた複数本の側条施肥ノズル22を有する側条施肥装置20と、自走機体の運転座席4の横側に配置した肥料タンク31、苗植付装置10に設けた複数本の深層施肥ノズル32を有する深層施肥装置30を備えさせて、もって、施肥装置付き乗用型田植機を構成してある。
この施肥装置付き乗用型田植機は、自走機体を走行させることにより、苗植付装置10によって5条の苗植付けを行い、この苗植付け作業を行うと同時に側条施肥装置20と深層施肥装置30とによってペースト肥料を圃場に供給していくものであり、詳しくは次の如く構成してある。
【0023】
図2、図5などに示すように、苗植付装置10は、植付け機体フレームを形成するとともに植付け機体の横方向に並んでいる3個の植付け伝動ケース11それぞれの後端部に苗植付け機構12を駆動自在に取付け、この5個の苗植付機構12に各別に供給するマット状苗を機体横方向に並べて載置する苗載置部を備えた苗載せ台13を、植付け機体の前部の上側に機体横方向に摺動自在に取付けるとともに苗植付機構12が苗植え運動を行うのに連動して機体横方向に往復移送されて各苗植付機構12に苗供給するように構成し、植付け機体の下部に植付け機体の横方向に並ぶ複数個の接地フロート14を取付けることによって構成してある。
【0024】
図6、図8、図9などに示すように、側条施肥装置20は、自走機体に設けた前記左右一対の肥料タンク21と、この両肥料タンク21の肥料排出部に可撓性パイプなどで成る肥料供給管24によって肥料取入れ側が接続している状態で、自走機体の後部における横一端側の運転座席4より後側に位置する部分に自走機体の横方向に並んでいる5個の側条施肥ポンプ23と、この5個の側条施肥ポンプ23の吐出側に肥料供給ホース25によって各別に接続している状態で苗植付装置10に位置する5本の側条施肥ノズル22とによって構成してある。5本の側条施肥ノズル22は、苗植付装置10の各苗植付機構12の横側近くに1本ずつ位置するように配置して、かつ、先端側が接地フロート14の底面より下方に突出して圃場の泥土内に入り込むようにして接地フロート14に取付けてある。
【0025】
図6、図8、図9などに示すように、深層施肥装置30は、自走機体に設けた前記肥料タンク31と、この肥料タンク31の肥料排出部に可撓性パイプで成る肥料供給管34によって肥料取入れ側が接続している状態で、自走機体の後部の前記側条施肥ポンプ23が位置する側とは反対側の横側で、運転座席4より後側に位置する部分に自走機体の横方向に並んでいる3個の深層施肥ポンプ33と、この3個の深層施肥ポンプ33の吐出側に肥料供給ホース35によって各別に接続している状態で苗植付装置10に位置する3本の深層施肥ノズル32とによって構成してある。3本の深層施肥ノズル32は、苗植付装置10の苗植付け予定箇所どうしの間に1本ずつ位置するように配置して、かつ、先端側が接地フロート14の底面より下方に前記側条施肥ノズル22より長く突出して圃場の泥土内に入り込むようにして接地フロート14に取付けてある。
【0026】
これにより、側条施肥装置20も深層施肥装置30も、肥料タンク21,31にペースト肥料を投入しておくと、この肥料を各施肥ポンプ23,33によって肥料タンク21,31から取り出して施肥ノズル22,32に供給し、苗植付装置10の各苗植付機構12が苗植付けする箇所の近くの泥土内に施肥ノズル22,32によってこのノズル22,32の突入深さによって決まる深さで供給する。深層施肥装置30は、深層施肥ノズル32と側条施肥ノズル22の接地フロート14から下方に突出する長さの差によって、側条施肥装置20より深い箇所に肥料供給する。
【0027】
いずれの側条施肥ポンプ23も、いずれの深層施肥ポンプ33も図13に示す如く構成してある。
すなわち、ポンプ室40、このポンプ室40の一端側に吐出孔41aが連通している吐出部41、前記ポンプ室40の一端側に感圧検出部が臨んでいる詰まりセンサー42をそれぞれ一端側に備え、前記ポンプ室40の他端側に肥料取入れ室43aが連通している肥料取入れ筒部43、及び、取付け脚部44を中間部に備え、駆動ケース部45を他端側に備えているポンプケーシング46と、前記ポンプ室40に固定されているゴム製のポンプチューブ47と、このポンプチューブ47を回動自在に貫通している螺旋ポンプ体48と、前記駆動ケース部45に回動自在に支持されているポンプ駆動軸49とによって構成してある。
【0028】
ポンプ駆動軸49は、このポンプ駆動軸49とポンプ体48との肥料取入れ筒部43の内部に位置している端部どうしを一体回動自在に連結している連結具49aによってポンプ体48に一体回動自在に連結している。ポンプ駆動軸49及びポンプ体48の肥料取入れ筒部43の内部に位置する部分を、肥料取入れ筒部43に対して偏位するように配置してある。すなわち、ポンプ駆動軸49及びポンプ体48の肥料取入れ筒部43の内部に位置する部分が肥料取入れ室43a、及び、肥料取入れ室43aの両横側の肥料取入れ口43bに対して上方側に偏心して位置し、肥料取入れ筒部43の底側にペースト肥料が通り抜けやすい流路を形成するようにしてある。
【0029】
図10、図11などに示すように、5個の側条施肥ポンプ23も3個の深層施肥ポンプ33も、肥料取入れ筒部43の軸芯が自走機体の横向きになり、吐出部41の付いている方が後向きになる姿勢で自走機体の横方向に一列に並ぶように配置し、自走機体の機体フレーム5の後部に座席支持部材60を介して固定されているポンプ台61のポンプ支持部61bに各ポンプ23,33の前記取付け脚部44を取付けボルトによって固定することによって、自走機体に取付けてある。
【0030】
図11、図17などに示すように、側条施肥装置20においては、5個の側条施肥ポンプ23における2個のポンプ23を有する第1ポンプ群において、2個のポンプ23の肥料取入れ筒部43どうしを直接に接続して連通させてある。5個の側条施肥ポンプ23における3個のポンプ23を有する第2ポンプ群において、隣接し合う一対のポンプ23の肥料取入れ筒部43どうしを直接に接続して連通させてある。第1ポンプ群において第2ポンプ群の方の横端に位置するポンプ23の肥料取入れ筒部43と、第2ポンプ群において最も横端に位置するポンプ23の肥料取入れ筒部43とを、ポンプ23とは別部品に形成した連通管50を介して接続して連通させてある。これにより、5個のポンプ23の肥料取入れ筒部43は、1本の筒になっている。前記連通管50には、各ポンプ23の肥料取入れ筒部43の接続端面どうしの長さと等しい又はほぼ等しい長さ、及び、その肥料取入れ筒部43の連結部に直接連結できるようにその連結部の仕様と同一の仕様に形成した連結部を備えてある。
【0031】
図17に示すように、第1ポンプ群の第2ポンプ群側とは反対側に位置するポンプ23の肥料取入れ筒部43に取付けた筒体51が備えているフランジと、第2ポンプ群の第1ポンプ群側とは反対側に位置するポンプ23の肥料取入れ筒部43に取付けた筒体51が備えているフランジとにわたって取付けた連結ロッド52と、この連結ロッド52の一端側に装着したナットとによる締め付け力によって、各ポンプ23の肥料取入れ筒部43及び前記連通管50を連結状態に締め付け固定してある。前記一対の筒体51の一方に前記一対の肥料タンク21からの肥料供給管24を接続して各ポンプ23の肥料取入れ筒部43を一対の肥料タンク21に連通させ、他方の筒体51にキャップ53を取付けてある。
【0032】
図11に示すように、深層施肥装置30においては、3個の深層施肥ポンプ33の隣接し合う一対のポンプ33の肥料取入れ筒部43どうしを直接に接続して連通させてある。両端のポンプ33の肥料取入れ筒部43に取付けた筒体51が備えているフランジどうしにわたって取付けた連結ロッド52と、この連結ロッド52の一端側に装着したナットとによる締め付け力によって、各ポンプ33の肥料取入れ筒部43を連結状態に締め付け固定してある。前記一対の筒体51の一方に前記肥料タンク31からの肥料供給管34を接続して各ポンプ33の肥料取入れ筒部43を肥料タンク31に連通させ、他方の筒体51にキャップ53を取付けてある。
【0033】
これにより、各側条施肥ポンプ23も各深層施肥ポンプ33も、ポンプ駆動軸49を駆動することによってこの回動力によってポンプ体48が駆動され、このポンプ体48とポンプチューブ47とによるポンプ作用により、肥料タンク21,31から肥料取入れ筒部43に供給されるペースト肥料をポンプ室40に取り入れ、ポンプ室40から吐出部41に吐出して前記肥料供給ホース25,35に供給する。
【0034】
前記原動部に位置するエンジンEの出力を前後輪1,2、苗植付装置10、側条施肥ポンプ23、深層施肥ポンプ33に伝達する伝動構造を図7に示す如く構成してある。
すなわち、エンジンEの出力軸の回動力を自走機体の前部に位置するミッションケース70の内部の主クラッチ71に入力し、この主クラッチ71から出力される回動力を走行動力と作業動力とに分岐させ、走行動力をミッションケース70の内部の走行用変速装置72に伝達し、この走行用変速装置72から出力される回動力をミッションケース70から取り出して前後輪1,2に伝達するようにしてある。前記主クラッチ71からの作業動力をミッションケース70の内部の作業クラッチ73に伝達し、この作業クラッチ73から出力される回動力をミッションケース70から取り出して分岐手段74によって施肥動力と植付け動力とに分岐させ、分岐手段74からの施肥動力を、側条変速装置26を有する側条施肥伝動機構80によって各側条施肥ポンプ23の前記ポンプ駆動軸49に、かつ、深層変速装置36を有する深層施肥伝動機構90によって各深層施肥ポンプ33の前記ポンプ駆動軸49にそれぞれ伝達するようにしてある。分岐手段74からの植付け動力を、苗植付装置10の植付け機体フレームを形成している伝動ケース15の内部に位置する植付け変速装置16に入力し、この植付け変速装置16から出力される回動力を前記伝動ケース15の内部に位置する苗載せ台横送り機構17に伝達するとともに前記3個の植付け伝動ケース11のそれぞれに入力して各植付け伝動ケース11が支持する苗植付機構12に伝達するようにしてある。前記植付け変速装置16は、シフトギヤを所定の伝動ギヤに係合させることによって、所定の速度段階での伝動状態になり、シフトギヤを伝動ギヤから離脱させることによって、伝動切り状態になるように構成してある。
【0035】
これにより、作業時には、作業クラッチ73を入り切り操作することにより、苗植付装置10の全ての苗植付機構12と、側条施肥装置20の全ての側条施肥ポンプ23と、深層施肥装置30の全ての深層施肥ポンプ33とを一挙に駆動したり、これらの駆動を停止したりできる。そして、植付け変速装置16の変速操作を行うと、この植付け変速装置16は苗植付機構12及び苗載せ台横送り機構17の駆動速度を変更し、各苗植付機構12による機体走行方向での苗植付け間隔を変更する。
【0036】
側条施肥装置20及び深層施肥装置30を試運転するなどの際、植付け変速装置16を伝動切り状態にしておいて作業クラッチ73を入りに操作すると、苗植付装置10の全ての苗植付機構12への伝動が切りになったままで側条施肥装置20及び深層施肥装置30の全ての施肥ポンプ23,33への伝動が入りになり、全ての苗植付機構12を停止させながら側条施肥装置20及び深層施肥装置30の全ての施肥ポンプ23,33を駆動できる。
【0037】
図4に示すように、前記分岐手段74は、前記ミッションケース70の出力軸を前記回転軸7に連結していて作業クラッチ73からの出力を苗植付装置10に伝達する回転軸75と、この回転軸75の途中に一体回転自在に取付けてあって回転軸75の回動力を側条施肥伝動機構80及び深層施肥伝動機構90の入力チェーン81に伝達するチェーンスプロケット76とによって構成してある。
【0038】
図10〜図11に示すように、前記側条施肥伝動機構80は、前記入力チェーン81と、自走機体の座席支持部材60に取付けた支持部材62によって一端側が回動自在に支持され、ポンプ台61の支柱部61aに取付けた支持部材63によって他端側が回動自在に支持されているとともに一端に前記入力チェーン81が巻回している機体前後向きの伝動軸82と、この伝動軸82の他端側に巻回している伝動チェーン83と、この伝動チェーン83が入力軸26aに巻回しているとともに前記ポンプ台61の変速装置支持部61cに固定してある前記側条変速装置26と、この側条変速装置26の出力軸26bをこの側条変速装置26の最も近くに位置する側条施肥ポンプ23のポンプ駆動軸49に備えてあるポンプクラッチ100の入力側回転体101に連動連結しているポンプ駆動チェーン84と、隣接し合う一対の側条施肥ポンプ23のポンプクラッチ100の入力側回転体101どうしを連動連結しているポンプ駆動チェーン85と、各側条施肥ポンプ23のポンプ駆動軸49に備えてある前記ポンプクラッチ100とによって構成してある。
【0039】
図10〜図11に示すように、前記深層施肥伝動機構90は、前記入力チェーン81と、前記伝動軸82と、この伝動軸82の他端側に巻回している伝動チェーン91と、この伝動チェーン91が入力軸36aに巻回しているとともに前記ポンプ台61のポンプ支持部61cに固定してある前記深層変速装置36と、この深層変速装置36の出力軸36bをこの深層変速装置36の最も近くに位置する深層施肥ポンプ33のポンプ駆動軸49に備えてあるポンプクラッチ100の入力側回転体101に連動連結しているポンプ駆動チェーン92と、隣接し合う一対の深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100の入力側回転体101どうしを連動連結しているポンプ駆動チェーン93と、各深層施肥ポンプ33のポンプ駆動軸49に備えてある前記ポンプクラッチ100とによって構成してある。
【0040】
これにより、側条施肥伝動機構80も深層施肥伝動機構90も、前記分岐伝動手段74のチェーンスプロケット76からの施肥動力を入力チェーン81と伝動軸82と伝動チェーン83,91とによって変速装置26,36に伝達して変速し、この変速装置26,36の出力をポンプ駆動チェーン84,85,92,93によって各ポンプ23,33のポンプクラッチ100の入力側回転体101に伝達し、このポンプクラッチ100を介してポンプ駆動軸49に伝達する。
【0041】
図13、図14に示すように、側条施肥ポンプ23に備えてある前記ポンプクラッチ100も、深層施肥ポンプ33に備えてある前記ポンプクラッチ100も、ポンプ駆動軸49の先端側に相対回動自在に取付けたチェーンスプロケットで成るとともに一端側にクラッチ爪101aを備えている前記入力側回転体101と、ポンプ駆動軸49の前記入力側回転体101が付いている部分よりも基端側に位置する部分に摺動自在に外嵌しているとともにキー102によって一体回動自在に係合し、かつ、入力側回転体101のクラッチ爪101aに係脱するクラッチ爪103aが一端側に付いている出力側回転体103とで成る噛合いクラッチに構成してある。そして、出力側回転体103を入力側回転体101の方に摺動付勢しているクラッチばね104によって入り側に付勢してあるとともに、ポンプケーシング46のシフター支持部54,55に取付け部が連結ピン105,106によって回動自在に連結しいる揺動自在なシフター107のフォーク部107aによって出力側回転体103を摺動操作して入り切り操作するようにしてある。
側条施肥ポンプ23の方のシフター107は、ポンプケーシング46の上部に位置するシフター支持部54の軸芯まわりで揺動し、深層施肥ポンプ33の方のシフター107は、ポンプケーシング46の下部に位置するシフター支持部55の軸芯まわりで揺動する。
【0042】
各側条施肥ポンプ23に備えてあるポンプクラッチ100は、前記シフター107の先端側に基端部が連結しているポンプクラッチレバー110によって入り切り操作するように構成してある。
すなわち、図13、図15、図16などに示すように、ポンプケーシング46の上部の支持部56にレバー支持体111を介して取付けて各側条施肥ポンプ23及び各深層施肥ポンプ33、並びに、側条変速装置26及び深層変速装置36の上方を覆ってある上部カバー112に、各ポンプクラッチレバー110のためのガイド溝113を設けてある。
ポンプクラッチレバー110を前記ガイド溝113に沿わせて前記連結ピン105の軸芯まわりで揺動操作し、ガイド溝113の一端側の切り位置offに操作すると、シフター107がレバー操作力のためにクラッチばね104に抗して揺動して出力側回転体103を切り側に摺動操作し、ポンプクラッチ100が切りになる。このとき、ポンプクラッチレバー110をシフター107との間の連結融通を利用してガイド溝113に連通している上部カバー112の切欠き部に入り込ませると、上部カバー112のストッパー部112bがポンプクラッチレバー110をクラッチばね104に抗して切り位置に保持する。これにより、ポンプクラッチ100を切りに保持できる。
ポンプクラッチレバー110を前記ガイド溝113の他端側の入り位置onに操作すると、シフター107がクラッチばね104による操作力のために揺動して出力側回転体103を入り側に摺動操作し、ポンプクラッチ100が入りになる。
【0043】
側条施肥ポンプ23の前記第1ポンプ群を形成している2個のポンプ23の上方に左クラッチレバー115を設け、側条施肥ポンプ23の前記第2ポンプ群を形成している3個のポンプ23のうちの第1ポンプ群とは反対側に位置する2個のポンプ23の上方に右クラッチレバー116を設け、前記第2ポンプ群を形成している3個のポンプ23のうちの前記連通管50が連結している1個のポンプ23の上方に中クラッチレバー117を設けてある。
【0044】
左クラッチレバー115は、5個の苗植付機構12の機体左端側に位置する2個の苗植付機構12の駆動を停止させて作業する際、この2個の苗植付機構12の駆動を停止し、かつ、この2個の苗植付機構12による苗植付け箇所の近くに肥料供給する1個の深層施肥ポンプ33及び2個の側条施肥ポンプ23の駆動を停止するものであり、右クラッチレバー116は、5個の苗植付機構12の機体右端側に位置する2個の苗植付機構12の駆動を停止させて作業する際、この2個の苗植付機構12の駆動を停止し、かつ、この2個の苗植付機構12による苗植付け箇所の近くに肥料供給する1個の深層施肥ポンプ33及び2個の側条施肥ポンプ23の駆動を停止するものであり、中クラッチレバー117は、5個の苗植付機構12の中央に位置する1個の苗植付機構12の駆動を停止させて作業する際、この1個の苗植付機構12の駆動を停止し、この1個の苗植付機構12による苗植付け箇所の近くに肥料供給する1個の深層施肥ポンプ33及び1個の側条施肥ポンプ23の駆動を停止するものであり、詳しくは次の如く構成してある。
【0045】
すなわち、前記各クラッチレバー115,116,117は、前記上部カバー112に設けたガイド溝118に沿わせて、クラッチレバー115,116,117の基端部が前記レバー支持体111のレバー取付け部に回動自在に連結している軸芯まわりで機体前後方向に揺動操作するようにしてある。
【0046】
左クラッチレバー115の遊端側の前記上部カバー112より下側に位置する部分に、このクラッチレバー115の下方に位置する2個の側条施肥ポンプ23それぞれのポンプクラッチレバー110に対する操作バー119を固設してある。この左クラッチレバー115の遊端側に一端側が連結している操作ケーブル120aの他端側を、左側の2個の苗植付機構12による苗植付け箇所どうしの間に肥料供給する深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100のシフター107に連結し、前記左クラッチレバー115の遊端側に一端側が連結している操作ケーブル120bの他端側を、左端側の2個の苗植付機構12に対する前記植付変速装置16からの伝動を入り切りするように前記植付け伝動ケース11の内部に設けた少数条植えクラッチ121の操作部に連結してある。
【0047】
図13、図16などに示すように、右クラッチレバー116の遊端側の前記上部カバー112より下側に位置する部分に、このクラッチレバー116の下方に位置する2個の側条施肥ポンプ23それぞれのポンプクラッチレバー110に対する操作バー119を固設し、この右クラッチレバー116の遊端側も、左クラッチレバー115の前記操作ケーブル120a,120bと同様の操作ケーブル120a,120bにより、右端側の2個の苗植付機構12による苗植付け箇所どうしの間に肥料供給する深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100のシフター107と、右端側の2個の苗植付機構12に対する前記植付変速装置16からの伝動を入り切りするように前記植付け伝動ケース11の内部に設けた少数条植えクラッチ121の操作部とに連動させてある。
【0048】
中クラッチレバー117の遊端側の前記上部カバー112より下側に位置する部分に、このクラッチレバー117の下方に位置する1個の側条施肥ポンプ23のポンプクラッチレバー110に対する操作バー119を固設し、この中クラッチレバー117の遊端側も、左クラッチレバー115の前記操作ケーブル120a,120bと同様の操作ケーブル120a,120bにより、中央の1個の苗植付機構12による苗植付け箇所の近くに肥料供給する深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100のシフター107と、中央の1個の苗植付機構12に対する前記植付変速装置16からの伝動を入り切りするように前記植付け伝動ケース11の内部に設けた少数条植えクラッチ121の操作部とに連動させてある。
【0049】
つまり、左クラッチレバー115をガイド溝118に沿わせて揺動操作し、ガイド溝118の一端側の切り位置に操作すると、操作バー119がクラッチレバー115と共に移動し、このクラッチレバー115の下方に位置する2個の側条施肥ポンプ23それぞれのポンプクラッチレバー110を切り位置offに押し操作し、操作ケーブル120aと120bがレバー操作力のために引っ張り操作され、深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100のシフター107と、少数条植えクラッチ121の操作部とを切り側に操作する。このとき、左クラッチレバー115をレバー支持体111との間の連結融通を利用してガイド溝118に連通している上部カバー112の切欠き部に入り込ませると、上部カバー112のストッパー部112aが左クラッチレバー115をポンプクラッチ100や少数条植えクラッチ121の入り復元力に抗して切り位置に保持し、ポンプクラッチ100及び少数条植えクラッチ121を切りに保持できる。
左クラッチレバー115をガイド溝118の他端側の入り位置に操作すると、操作バー119がクラッチレバー115と共に移動して2本のポンプクラッチレバー110に対する押圧操作を解除し、この2本のポンプクラッチレバー110をクラッチばね104によって入り位置onに操作し、操作ケーブル120aと120bが緩み操作され深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100のシフター107と、少数条植えクラッチ121の操作部とを入り復元力によって入り側に操作する。
【0050】
右クラッチレバー116及び中クラッチレバー117の操作バー119及び操作ケーブル120a,120bも側条施肥ポンプ23のポンプクラッチレバー110と、深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100のシフター107と、少数条植えクラッチ121の操作部とに対して、左クラッチレバー115の操作バー119及び操作ケーブル120a,120bと同様に作用する。
【0051】
これにより、右クラッチレバー116をガイド溝118の一端側の切り位置に操作すると、右側の2個の苗植付機構12による苗植付け箇所の近くに肥料供給する2個の側条施肥ポンプ23及び1 個の深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100も、右側の2個の苗植付機構12に作用する少数条植えクラッチ121も切りになり、右クラッチレバー116をガイド溝118の他端側の入り位置に操作すると、その2個の側条施肥ポンプ23及び1 個の深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100も、その少数条植えクラッチ121も入りになる。
【0052】
中クラッチレバー117をガイド溝118の一端側の切り位置に操作すると、中央の1個の苗植付機構12による苗植付け箇所の近くに肥料供給する1個の側条施肥ポンプ23及び1 個の深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100も、中央の1個の苗植付機構12に作用する少数条植えクラッチ121も切りになり、中クラッチレバー117をガイド溝118の他端側の入り位置に操作すると、その1個の側条施肥ポンプ23及び1 個の深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100も、その少数条植えクラッチ121も入りになる。
【0053】
図2、図4などに示すように、自走機体の運転座席4の両横側に後輪フェンダーに兼用の作業用ステップ122を設けてある。図13などに示すように、ポンプ台61の機体横方向での複数箇所から機体前方側に延出している支持部材123に下端側を取付けて支持させてあるとともに前記上部カバー112の下端部の内側に上端側が入り込んでいて全ての側条施肥ポンプ23及び全ての深層施肥ポンプ33、並びに、側条変速装置26及び深層変速装置36の前方を覆っている下部カバー124に、側条施肥ポンプ23や深層施肥ポンプ33の下方に回り込んで側条施肥ポンプ23や深層施肥ポンプ33と前記作業用ステップ122の後端部との間に入り込んで側条施肥ポンプ23や深層施肥ポンプ33を保護する部分124aを備えてある。
【0054】
すなわち、自走機体から苗植付装置10の苗載せ台13に苗供給する際、作業用ステップ122を使用することにより、苗載せ台13に手が届きやすくなって作業しやすくなるとともに、このとき、作業用ステップ122に載せた足が側条施肥ポンプ23や深層施肥ポンプ33に近付いても、ポンプ23,33に泥が付着したり足が当ることを前記カバー部分124aによって防止しながら作業用ステップ122を使用できる。
【0055】
〔別実施形態〕
本発明は、側条施肥装置20と深層施肥装置30の両方を備える田植機の他、いずれか一方の施肥装置のみを備える田植機の場合にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置付き乗用型田植機全体の側面図
【図2】施肥装置付き乗用型田植機全体の平面図
【図3】施肥装置付き乗用型田植機全体の正面図
【図4】施肥ポンプ搭載部の側面図
【図5】苗植付装置の側面図
【図6】側条施肥装置及び深層施肥装置の概略平面図
【図7】伝動系統図
【図8】施肥ノズル配設部の側面図
【図9】接地フロートの平面図
【図10】施肥ポンプ及び施肥変速装置搭載部の正面図
【図11】施肥ポンプ及び施肥変速装置搭載部の平面図
【図12】施肥ポンプ搭載部の側面図
【図13】側条施肥ポンプの断面図
【図14】深層施肥ポンプの断面図
【図15】クラッチレバーのガイド溝を示す平面図
【図16】クラッチレバーの配設部の正面図
【図17】側条施肥ポンプの連結部の断面図
【符号の説明】
10 苗植付装置
12 苗植付機構
16 植付け変速装置
21 肥料タンク
23,33 施肥ポンプ
43 肥料取入れ筒部
50 連通管
73 作業クラッチ
74 分岐手段
122 作業ステップ
124 カバー
124a カバー部分
Claims (3)
- 機体横方向に並ぶ複数の苗植付機構を有する苗植付装置を自走機体の後部に連結し、前記各苗植付機構による苗植付け箇所の近くに各別にペースト肥料を供給する複数の施肥ポンプが装備された施肥装置を備えてある施肥装置付き乗用型田植機であって、
前記複数の施肥ポンプを前記自走機体の後部に機体横方向に並べて取り付けるとともに、前記複数の施肥ポンプにおける一部の複数の施肥ポンプを有する第1ポンプ群と、残りの複数の施肥ポンプを有する第2ポンプ群とにおいて、隣接し合う一対の施肥ポンプの肥料取入れ筒部どうしを直接に接続して連通させ、前記第1ポンプ群において最も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部と、前記第2ポンプ群において最も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部とを連通管を介して接続して連通させ、前記第1ポンプ群又は前記第2ポンプ群において前記連通管が接続している施肥ポンプとは反対側の最も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部に肥料タンクを接続してある施肥装置付き乗用型田植機。 - 施肥ポンプの機体前方側を覆うカバーを備えるとともに、前記カバーに、施肥ポンプの下方に回り込んで自走機体の作業用ステップと施肥ポンプとの間に入り込む部分を備えてある請求項1記載の施肥装置付き乗用型田植機。
- 苗植付け装置及び施肥装置に対して動力伝達する作業クラッチからの出力を施肥動力と植付け動力とに分岐させる分岐手段を設けるとともに、この分岐手段からの施肥動力を複数の施肥ポンプに伝達するように構成し、前記分岐手段からの植付け動力を複数の苗植付機構に伝達するように構成し、前記分岐手段からの植付け動力を前記複数の苗植付機構に伝達する植付け伝動系に、前記複数の苗植付機構の駆動速度を変更して各苗植付け機構による苗植付け間隔を変更するとともに伝動切り状態に切り換え自在な植付け変速装置を備えてある請求項1又は2記載の施肥装置付き乗用型田植機。
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