JP2002233215A - 施肥装置付き乗用型田植機 - Google Patents

施肥装置付き乗用型田植機

Info

Publication number
JP2002233215A
JP2002233215A JP2001030911A JP2001030911A JP2002233215A JP 2002233215 A JP2002233215 A JP 2002233215A JP 2001030911 A JP2001030911 A JP 2001030911A JP 2001030911 A JP2001030911 A JP 2001030911A JP 2002233215 A JP2002233215 A JP 2002233215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fertilizer
pump
seedling planting
pumps
planting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001030911A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3585445B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Sonoda
義昭 園田
Yoshikiyo Nakagawa
善清 中川
Tetsuya Matsumura
哲也 松村
Kenichi Suda
健一 須田
Masanobu Asafuji
昌伸 浅藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2001030911A priority Critical patent/JP3585445B2/ja
Publication of JP2002233215A publication Critical patent/JP2002233215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3585445B2 publication Critical patent/JP3585445B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)
  • Fertilizing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のペースト施肥ポンプを備えている施肥
装置付き乗用型田植機を、施肥ポンプの操作機構の面か
らコストダウンを図りながら施肥ポンプを自走機体に装
備できるようにする。 【解決手段】 複数の施肥ポンプ23を機体横方向に並
べて自走機体の後部に取付けてある。複数の施肥ポンプ
23の一部の複数の施肥ポンプ23の肥料取入れ筒部4
3どうしを直接に接続して連通させ、他の複数の施肥ポ
ンプ23の肥料取入れ筒部43どうしを直接に接続して
連通させてある。一方のポンプ群の施肥ポンプ23の肥
料取入れ筒部43と、他方のポンプ群の施肥ポンプ23
の肥料取入れ筒部43とを連通管50を介して接続して
連通させてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体横方向に並ぶ
複数の苗植付機構を有する苗植付装置を自走機体の後部
に連結し、前記各苗植付機構による苗植付け箇所の近く
に各別にペースト肥料を供給する複数の施肥ポンプを備
えてある施肥装置付き乗用型田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記乗用型田植機において、施肥ポンプ
を苗植付装置に取付けると、苗植付装置の重量が施肥ポ
ンプのために重くなる。このため、施肥ポンプの重量が
苗植付装置に掛らないように、しかも、各施肥ポンプか
ら苗植付機構の近くへの肥料供給が経路などの面から行
いやすいように施肥ポンプを自走機体の後部に機体横方
向に並べて取付けたものがあった。
【0003】この種の田植機においては、隣接し合う一
対の施肥ポンプの肥料取入れ筒部どうしを接続して複数
の施肥ポンプを連通させるとともに、最も横端に位置す
る施肥ポンプの肥料取入れ筒部に肥料タンクを接続する
ことにより、各施肥ポンプに肥料を供給するように構成
される。また、苗植付機構の数が異なる苗植付装置を自
走機体に連結して植え付け可能な条数が異なる施肥装置
付き田植機を構成されることがあるが、従来、苗植付機
構の数が少ない苗植付装置を連結する場合も、苗植付機
構の数が多い苗植付装置を連結する場合も、装備される
施肥ポンプの全てにわたって、隣接し合うポンプの肥料
取入れ筒部どうしを直接に接続することにより、全ての
ポンプの肥料取入れ筒部を連通させるようになってい
た。
【0004】また、この種の田植機において、苗植付装
置の苗載せ台に苗を補給する作業が行いやすいように自
走機体の後部に作業用ステップを設けられることがあ
る。この場合、施肥ポンプを自走機体の後部に取付ける
と、施肥ポンプが作業用ステップの上方近くに位置する
ことになる。
【0005】また、この種の田植機において、従来、施
肥ポンプに動力伝達すると、苗植付機構にも動力伝達さ
れるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のポンプ連通技術
では、5条など奇数条植え田植機を構成する場合、施肥
ポンプの駆動を入り切りするポンプクラッチの操作構造
の面で問題があった。すなわち、複数の苗植付機構の二
つずつを纏めて入り切り操作する少数条植えクラッチを
採用すると、施肥ポンプも2個ずつ纏めて入り切り操作
するポンプ操作機構を採用することになる。奇数条植え
田植機を構成する場合、たとえば5条植えの場合、横方
向に並ぶ5個の施肥ポンプのうち、両端の2個ずつを纏
めて入り切り操作し、中央の1個だけを単独で入り切り
操作するように構成することになる。ところが、奇数の
施肥ポンプの肥料取り入れ筒部を従来の連通技術で連通
させると、中央に位置する1個の施肥ポンプにおいて
は、このポンプの両横側のいずれにも隣の施肥ポンプが
接近して存在することになる。この結果、2個の施肥ポ
ンプを纏めて入り切り操作するように作成したポンプ操
作機構を、中央の1個の施肥ポンプを入り切り操作する
ものに兼用するべく設置するスペースが中央ポンプの付
近に得られず、中央の1個の施肥ポンプを入り切り操作
するための専用でかつ小型な操作機構を作成する必要が
生じていた。
【0007】作業用ステップを設けたものの場合、従
来、この作業用ステップを使用する際、足元に施肥ポン
プが位置することになり、施肥ポンプに足が当るとか泥
が付着する事態が発生しやすくなっていた。
【0008】従来、施肥装置を点検や修理した際など施
肥ポンプを試運転する場合、苗植付機構も駆動される問
題があった。
【0009】本発明の目的は、施肥ポンプの操作機構の
面からコストダウンを図りながら施肥ポンプを自走機体
に装備できるとか、施肥ポンプに足や泥が当ったり付着
することを回避しながら施肥ポンプを自走機体に装備で
きるとともに作業用ステップを使用できるとか、施肥ポ
ンプと苗植付機構の駆動を一挙に入り切りすることも、
施肥ポンプのみを駆動することも構造簡単に可能にしな
がら施肥ポンプを自走機体に装備できる施肥装置付き乗
用型田植機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0011】〔構成〕機体横方向に並ぶ複数の苗植付機
構を有する苗植付装置を自走機体の後部に連結し、前記
各苗植付機構による苗植付け箇所の近くに各別にペース
ト肥料を供給する複数の施肥ポンプを備えてある施肥装
置付き乗用型田植機において、前記複数の施肥ポンプを
前記自走機体の後部に機体横方向に並べて取り付けると
ともに、前記複数の施肥ポンプにおける一部の複数の施
肥ポンプを有する第1ポンプ群と、残りの複数の施肥ポ
ンプを有する第2ポンプ群とにおいて、隣接し合う一対
の施肥ポンプの肥料取入れ筒部どうしを直接に接続して
連通させ、前記第1ポンプ群において最も横端に位置す
る施肥ポンプの肥料取入れ筒部と、前記第2ポンプ群に
おいて最も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部
とを連通管を介して接続して連通させ、前記第1ポンプ
群又は前記第2ポンプ群において前記連通管が接続して
いる施肥ポンプとは反対側の最も横端に位置する施肥ポ
ンプの肥料取入れ筒部に肥料タンクを接続してある。
【0012】〔作用〕複数の施肥ポンプを自走機体の後
部に機体横方向に並べて取り付け、一部の複数の施肥ポ
ンプを有する第1ポンプ群と、残りの複数の施肥ポンプ
を有する第2ポンプ群とにおいては、隣接し合う一対の
施肥ポンプの肥料取入れ筒部どうしを直接に接続して連
通させ、第1ポンプ群において最も横端に位置する施肥
ポンプの肥料取入れ筒部と、第2ポンプ群において最も
横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部とを連通管
を介して接続して連通させてあるから、奇数条植えのも
の場合、複数個の施肥ポンプを機体左端側に位置するも
のから2個ずつ、機体右端側に位置するものから2個ず
つそれぞれ順次に選択して、2個の施肥ポンプを一組と
した各組みの2個の施肥ポンプを1個の操作機構によっ
て入り切り操作するように構成すると、ポンプ列の中央
側に1個の施肥ポンプが単独で残ることになるが、この
施肥ポンプの肥料取入れ筒部には連通管が連結している
ことになる。すると、本来2個の施肥ポンプを纏めて入
り切り操作するように作成した操作機構を単独ポンプの
入り切り操作に使用するべく設置するスペースを連通管
の長さのためにその単独ポンプの付近に確保できる。こ
れにより、奇数条植えの田植機を構成する場合でも、1
個の施肥ポンプを操作するための専用の操作機構を不要
にしながら、かつ、複数の施肥ポンプの肥料取入れ筒部
を連通させるとともに最も端に位置する施肥ポンプの肥
料取入れ筒部を肥料タンクに接続して各施肥ポンプに肥
料供給する構成を採用しながら施肥ポンプを自走機体に
取付けられる。
【0013】〔効果〕したがって、施肥ポンプを自走機
体に装備して苗植付装置にポンプ重量が掛らないように
できるものでありながら、かつ、複数の施肥ポンプの肥
料取入れ筒部を連通させて構造簡単な供給構造によって
肥料タンクから各施肥ポンプに肥料供給できるものであ
りながら、奇数条植えの場合でも、2個の施肥ポンプを
纏めて入り切り操作する操向機構を1個の施肥ポンプを
単独で操作するための操作機構に利用して安価に得られ
る。
【0014】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0015】〔構成〕機体横方向に並ぶ複数の苗植付機
構を有する苗植付装置を自走機体の後部に連結し、前記
各苗植付機構による苗植付け箇所の近くに各別にペース
ト肥料を供給する複数の施肥ポンプを備えてある施肥装
置付き乗用型田植機において、前記複数の施肥ポンプを
前記自走機体の後部に機体横方向に並べて取付けるとと
もに、前記施肥ポンプの機体前方側を覆うカバーに、施
肥ポンプの下方に回り込んで自走機体の作業用ステップ
と施肥ポンプとの間に入り込む部分を備えてある。
【0016】〔作用〕作業用ステップを使用する際、こ
のステップに載せた足が施肥ポンプに近付いても、前記
カバーの前記入り込み部分によって泥が施肥ポンプに付
着したり、足が施肥ポンプに当ることを防止しながら使
用できる。
【0017】〔効果〕したがって、施肥ポンプを自走機
体に装備して苗植付装置にポンプ重量が掛らないように
できるものでありながら、かつ、苗植付装置に苗を補給
するなどの作業を行う際には作業用ステップを使用して
容易にできるものでありながら、作業用ステップを使用
する際に施肥ポンプに泥が付いたり足が当ることを回避
できる。
【0018】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0019】〔構成〕機体横方向に並ぶ複数の苗植付機
構を有する苗植付装置を自走機体の後部に連結し、前記
各苗植付機構による苗植付け箇所の近くに各別にペース
ト肥料を供給する複数の施肥ポンプを備えてある施肥装
置付き乗用型田植機において、前記複数の施肥ポンプを
前記自走機体の後部に取り付け、作業クラッチからの出
力を施肥動力と植付け動力とに分岐させる分岐手段を設
けるとともに、この分岐手段からの植付け動力を前記複
数の苗植付機構に伝達する植付け伝動系に、前記複数の
苗植付機構の駆動速度を変更して各苗植付け機構による
苗植付け間隔を変更するとともに伝動切り状態に切り換
え自在な植付け変速装置を備えてある。
【0020】〔作用〕植付け変速装置を伝動入り状態に
してあると、作業クラッチを入り切り操作すると、施肥
ポンプ及び苗植付機構への伝動が入りや切りになって施
肥ポンプと苗植付機構が共に駆動されたり停止する。植
付け変速装置を伝動切り状態にしておいて作業クラッチ
を入り切り操作すると、苗植付機構への伝動が切りにな
ったままで施肥ポンプへの伝動が入りや切りになり、苗
植付機構が停止したままで施肥ポンプだけが駆動された
り停止したりする。
【0021】〔効果〕したがって、作業を行う際には、
苗植付機構と施肥ポンプを共に停止させて旋回走行した
り共に駆動して作業走行することができるものでありな
がら、点検や修理などを行う際、苗植付機構を停止させ
ながら施肥ポンプを駆動して施肥装置だけを試運転する
ことができる。しかも、苗植付け間隔を変更するための
植付け変速装置を、苗植付機構を停止状態に維持するク
ラッチ手段に利用して安価に得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3に示すように、
左右一対の操向及び駆動自在な前車輪1、左右一対の駆
動自在な後車輪2、原動部の両横側に位置する予備苗収
容装置3、運転座席4を有する運転部のそれぞれを備え
た自走機体の機体フレーム5の後端部にリンク機構6を
介して苗植付装置10を連結するとともに、自走機体か
ら回転軸7によって苗植付装置10に動力伝達するよう
に構成し、かつ、リンク機構6をリフトシリンダ8によ
って機体フレーム5に対して上下に揺動操作することに
よって苗植付装置10を昇降操作するように構成してあ
る。自走機体の原動部の両横側に配置した肥料タンク2
1、苗植付装置10に設けた複数本の側条施肥ノズル2
2を有する側条施肥装置20と、自走機体の運転座席4
の横側に配置した肥料タンク31、苗植付装置10に設
けた複数本の深層施肥ノズル32を有する深層施肥装置
30を備えさせて、もって、施肥装置付き乗用型田植機
を構成してある。この施肥装置付き乗用型田植機は、自
走機体を走行させることにより、苗植付装置10によっ
て5条の苗植付けを行い、この苗植付け作業を行うと同
時に側条施肥装置20と深層施肥装置30とによってペ
ースト肥料を圃場に供給していくものであり、詳しくは
次の如く構成してある。
【0023】図2、図5などに示すように、苗植付装置
10は、植付け機体フレームを形成するとともに植付け
機体の横方向に並んでいる3個の植付け伝動ケース11
それぞれの後端部に苗植付け機構12を駆動自在に取付
け、この5個の苗植付機構12に各別に供給するマット
状苗を機体横方向に並べて載置する苗載置部を備えた苗
載せ台13を、植付け機体の前部の上側に機体横方向に
摺動自在に取付けるとともに苗植付機構12が苗植え運
動を行うのに連動して機体横方向に往復移送されて各苗
植付機構12に苗供給するように構成し、植付け機体の
下部に植付け機体の横方向に並ぶ複数個の接地フロート
14を取付けることによって構成してある。
【0024】図6、図8、図9などに示すように、側条
施肥装置20は、自走機体に設けた前記左右一対の肥料
タンク21と、この両肥料タンク21の肥料排出部に可
撓性パイプなどで成る肥料供給管24によって肥料取入
れ側が接続している状態で、自走機体の後部における横
一端側の運転座席4より後側に位置する部分に自走機体
の横方向に並んでいる5個の側条施肥ポンプ23と、こ
の5個の側条施肥ポンプ23の吐出側に肥料供給ホース
25によって各別に接続している状態で苗植付装置10
に位置する5本の側条施肥ノズル22とによって構成し
てある。5本の側条施肥ノズル22は、苗植付装置10
の各苗植付機構12の横側近くに1本ずつ位置するよう
に配置して、かつ、先端側が接地フロート14の底面よ
り下方に突出して圃場の泥土内に入り込むようにして接
地フロート14に取付けてある。
【0025】図6、図8、図9などに示すように、深層
施肥装置30は、自走機体に設けた前記肥料タンク31
と、この肥料タンク31の肥料排出部に可撓性パイプで
成る肥料供給管34によって肥料取入れ側が接続してい
る状態で、自走機体の後部の前記側条施肥ポンプ23が
位置する側とは反対側の横側で、運転座席4より後側に
位置する部分に自走機体の横方向に並んでいる3個の深
層施肥ポンプ33と、この3個の深層施肥ポンプ33の
吐出側に肥料供給ホース35によって各別に接続してい
る状態で苗植付装置10に位置する3本の深層施肥ノズ
ル32とによって構成してある。3本の深層施肥ノズル
32は、苗植付装置10の苗植付け予定箇所どうしの間
に1本ずつ位置するように配置して、かつ、先端側が接
地フロート14の底面より下方に前記側条施肥ノズル2
2より長く突出して圃場の泥土内に入り込むようにして
接地フロート14に取付けてある。
【0026】これにより、側条施肥装置20も深層施肥
装置30も、肥料タンク21,31にペースト肥料を投
入しておくと、この肥料を各施肥ポンプ23,33によ
って肥料タンク21,31から取り出して施肥ノズル2
2,32に供給し、苗植付装置10の各苗植付機構12
が苗植付けする箇所の近くの泥土内に施肥ノズル22,
32によってこのノズル22,32の突入深さによって
決まる深さで供給する。深層施肥装置30は、深層施肥
ノズル32と側条施肥ノズル22の接地フロート14か
ら下方に突出する長さの差によって、側条施肥装置20
より深い箇所に肥料供給する。
【0027】いずれの側条施肥ポンプ23も、いずれの
深層施肥ポンプ33も図13に示す如く構成してある。
すなわち、ポンプ室40、このポンプ室40の一端側に
吐出孔41aが連通している吐出部41、前記ポンプ室
40の一端側に感圧検出部が臨んでいる詰まりセンサー
42をそれぞれ一端側に備え、前記ポンプ室40の他端
側に肥料取入れ室43aが連通している肥料取入れ筒部
43、及び、取付け脚部44を中間部に備え、駆動ケー
ス部45を他端側に備えているポンプケーシング46
と、前記ポンプ室40に固定されているゴム製のポンプ
チューブ47と、このポンプチューブ47を回動自在に
貫通している螺旋ポンプ体48と、前記駆動ケース部4
5に回動自在に支持されているポンプ駆動軸49とによ
って構成してある。
【0028】ポンプ駆動軸49は、このポンプ駆動軸4
9とポンプ体48との肥料取入れ筒部43の内部に位置
している端部どうしを一体回動自在に連結している連結
具49aによってポンプ体48に一体回動自在に連結し
ている。ポンプ駆動軸49及びポンプ体48の肥料取入
れ筒部43の内部に位置する部分を、肥料取入れ筒部4
3に対して偏位するように配置してある。すなわち、ポ
ンプ駆動軸49及びポンプ体48の肥料取入れ筒部43
の内部に位置する部分が肥料取入れ室43a、及び、肥
料取入れ室43aの両横側の肥料取入れ口43bに対し
て上方側に偏心して位置し、肥料取入れ筒部43の底側
にペースト肥料が通り抜けやすい流路を形成するように
してある。
【0029】図10、図11などに示すように、5個の
側条施肥ポンプ23も3個の深層施肥ポンプ33も、肥
料取入れ筒部43の軸芯が自走機体の横向きになり、吐
出部41の付いている方が後向きになる姿勢で自走機体
の横方向に一列に並ぶように配置し、自走機体の機体フ
レーム5の後部に座席支持部材60を介して固定されて
いるポンプ台61のポンプ支持部61bに各ポンプ2
3,33の前記取付け脚部44を取付けボルトによって
固定することによって、自走機体に取付けてある。
【0030】図11、図17などに示すように、側条施
肥装置20においては、5個の側条施肥ポンプ23にお
ける2個のポンプ23を有する第1ポンプ群において、
2個のポンプ23の肥料取入れ筒部43どうしを直接に
接続して連通させてある。5個の側条施肥ポンプ23に
おける3個のポンプ23を有する第2ポンプ群におい
て、隣接し合う一対のポンプ23の肥料取入れ筒部43
どうしを直接に接続して連通させてある。第1ポンプ群
において第2ポンプ群の方の横端に位置するポンプ23
の肥料取入れ筒部43と、第2ポンプ群において最も横
端に位置するポンプ23の肥料取入れ筒部43とを、ポ
ンプ23とは別部品に形成した連通管50を介して接続
して連通させてある。これにより、5個のポンプ23の
肥料取入れ筒部43は、1本の筒になっている。前記連
通管50には、各ポンプ23の肥料取入れ筒部43の接
続端面どうしの長さと等しい又はほぼ等しい長さ、及
び、その肥料取入れ筒部43の連結部に直接連結できる
ようにその連結部の仕様と同一の仕様に形成した連結部
を備えてある。
【0031】図17に示すように、第1ポンプ群の第2
ポンプ群側とは反対側に位置するポンプ23の肥料取入
れ筒部43に取付けた筒体51が備えているフランジ
と、第2ポンプ群の第1ポンプ群側とは反対側に位置す
るポンプ23の肥料取入れ筒部43に取付けた筒体51
が備えているフランジとにわたって取付けた連結ロッド
52と、この連結ロッド52の一端側に装着したナット
とによる締め付け力によって、各ポンプ23の肥料取入
れ筒部43及び前記連通管50を連結状態に締め付け固
定してある。前記一対の筒体51の一方に前記一対の肥
料タンク21からの肥料供給管24を接続して各ポンプ
23の肥料取入れ筒部43を一対の肥料タンク21に連
通させ、他方の筒体51にキャップ53を取付けてあ
る。
【0032】図11に示すように、深層施肥装置30に
おいては、3個の深層施肥ポンプ33の隣接し合う一対
のポンプ33の肥料取入れ筒部43どうしを直接に接続
して連通させてある。両端のポンプ33の肥料取入れ筒
部43に取付けた筒体51が備えているフランジどうし
にわたって取付けた連結ロッド52と、この連結ロッド
52の一端側に装着したナットとによる締め付け力によ
って、各ポンプ33の肥料取入れ筒部43を連結状態に
締め付け固定してある。前記一対の筒体51の一方に前
記肥料タンク31からの肥料供給管34を接続して各ポ
ンプ33の肥料取入れ筒部43を肥料タンク31に連通
させ、他方の筒体51にキャップ53を取付けてある。
【0033】これにより、各側条施肥ポンプ23も各深
層施肥ポンプ33も、ポンプ駆動軸49を駆動すること
によってこの回動力によってポンプ体48が駆動され、
このポンプ体48とポンプチューブ47とによるポンプ
作用により、肥料タンク21,31から肥料取入れ筒部
43に供給されるペースト肥料をポンプ室40に取り入
れ、ポンプ室40から吐出部41に吐出して前記肥料供
給ホース25,35に供給する。
【0034】前記原動部に位置するエンジンEの出力を
前後輪1,2、苗植付装置10、側条施肥ポンプ23、
深層施肥ポンプ33に伝達する伝動構造を図7に示す如
く構成してある。すなわち、エンジンEの出力軸の回動
力を自走機体の前部に位置するミッションケース70の
内部の主クラッチ71に入力し、この主クラッチ71か
ら出力される回動力を走行動力と作業動力とに分岐さ
せ、走行動力をミッションケース70の内部の走行用変
速装置72に伝達し、この走行用変速装置72から出力
される回動力をミッションケース70から取り出して前
後輪1,2に伝達するようにしてある。前記主クラッチ
71からの作業動力をミッションケース70の内部の作
業クラッチ73に伝達し、この作業クラッチ73から出
力される回動力をミッションケース70から取り出して
分岐手段74によって施肥動力と植付け動力とに分岐さ
せ、分岐手段74からの施肥動力を、側条変速装置26
を有する側条施肥伝動機構80によって各側条施肥ポン
プ23の前記ポンプ駆動軸49に、かつ、深層変速装置
36を有する深層施肥伝動機構90によって各深層施肥
ポンプ33の前記ポンプ駆動軸49にそれぞれ伝達する
ようにしてある。分岐手段74からの植付け動力を、苗
植付装置10の植付け機体フレームを形成している伝動
ケース15の内部に位置する植付け変速装置16に入力
し、この植付け変速装置16から出力される回動力を前
記伝動ケース15の内部に位置する苗載せ台横送り機構
17に伝達するとともに前記3個の植付け伝動ケース1
1のそれぞれに入力して各植付け伝動ケース11が支持
する苗植付機構12に伝達するようにしてある。前記植
付け変速装置16は、シフトギヤを所定の伝動ギヤに係
合させることによって、所定の速度段階での伝動状態に
なり、シフトギヤを伝動ギヤから離脱させることによっ
て、伝動切り状態になるように構成してある。
【0035】これにより、作業時には、作業クラッチ7
3を入り切り操作することにより、苗植付装置10の全
ての苗植付機構12と、側条施肥装置20の全ての側条
施肥ポンプ23と、深層施肥装置30の全ての深層施肥
ポンプ33とを一挙に駆動したり、これらの駆動を停止
したりできる。そして、植付け変速装置16の変速操作
を行うと、この植付け変速装置16は苗植付機構12及
び苗載せ台横送り機構17の駆動速度を変更し、各苗植
付機構12による機体走行方向での苗植付け間隔を変更
する。
【0036】側条施肥装置20及び深層施肥装置30を
試運転するなどの際、植付け変速装置16を伝動切り状
態にしておいて作業クラッチ73を入りに操作すると、
苗植付装置10の全ての苗植付機構12への伝動が切り
になったままで側条施肥装置20及び深層施肥装置30
の全ての施肥ポンプ23,33への伝動が入りになり、
全ての苗植付機構12を停止させながら側条施肥装置2
0及び深層施肥装置30の全ての施肥ポンプ23,33
を駆動できる。
【0037】図4に示すように、前記分岐手段74は、
前記ミッションケース70の出力軸を前記回転軸7に連
結していて作業クラッチ73からの出力を苗植付装置1
0に伝達する回転軸75と、この回転軸75の途中に一
体回転自在に取付けてあって回転軸75の回動力を側条
施肥伝動機構80及び深層施肥伝動機構90の入力チェ
ーン81に伝達するチェーンスプロケット76とによっ
て構成してある。
【0038】図10〜図11に示すように、前記側条施
肥伝動機構80は、前記入力チェーン81と、自走機体
の座席支持部材60に取付けた支持部材62によって一
端側が回動自在に支持され、ポンプ台61の支柱部61
aに取付けた支持部材63によって他端側が回動自在に
支持されているとともに一端に前記入力チェーン81が
巻回している機体前後向きの伝動軸82と、この伝動軸
82の他端側に巻回している伝動チェーン83と、この
伝動チェーン83が入力軸26aに巻回しているととも
に前記ポンプ台61の変速装置支持部61cに固定して
ある前記側条変速装置26と、この側条変速装置26の
出力軸26bをこの側条変速装置26の最も近くに位置
する側条施肥ポンプ23のポンプ駆動軸49に備えてあ
るポンプクラッチ100の入力側回転体101に連動連
結しているポンプ駆動チェーン84と、隣接し合う一対
の側条施肥ポンプ23のポンプクラッチ100の入力側
回転体101どうしを連動連結しているポンプ駆動チェ
ーン85と、各側条施肥ポンプ23のポンプ駆動軸49
に備えてある前記ポンプクラッチ100とによって構成
してある。
【0039】図10〜図11に示すように、前記深層施
肥伝動機構90は、前記入力チェーン81と、前記伝動
軸82と、この伝動軸82の他端側に巻回している伝動
チェーン91と、この伝動チェーン91が入力軸36a
に巻回しているとともに前記ポンプ台61のポンプ支持
部61cに固定してある前記深層変速装置36と、この
深層変速装置36の出力軸36bをこの深層変速装置3
6の最も近くに位置する深層施肥ポンプ33のポンプ駆
動軸49に備えてあるポンプクラッチ100の入力側回
転体101に連動連結しているポンプ駆動チェーン92
と、隣接し合う一対の深層施肥ポンプ33のポンプクラ
ッチ100の入力側回転体101どうしを連動連結して
いるポンプ駆動チェーン93と、各深層施肥ポンプ33
のポンプ駆動軸49に備えてある前記ポンプクラッチ1
00とによって構成してある。
【0040】これにより、側条施肥伝動機構80も深層
施肥伝動機構90も、前記分岐伝動手段74のチェーン
スプロケット76からの施肥動力を入力チェーン81と
伝動軸82と伝動チェーン83,91とによって変速装
置26,36に伝達して変速し、この変速装置26,3
6の出力をポンプ駆動チェーン84,85,92,93
によって各ポンプ23,33のポンプクラッチ100の
入力側回転体101に伝達し、このポンプクラッチ10
0を介してポンプ駆動軸49に伝達する。
【0041】図13、図14に示すように、側条施肥ポ
ンプ23に備えてある前記ポンプクラッチ100も、深
層施肥ポンプ33に備えてある前記ポンプクラッチ10
0も、ポンプ駆動軸49の先端側に相対回動自在に取付
けたチェーンスプロケットで成るとともに一端側にクラ
ッチ爪101aを備えている前記入力側回転体101
と、ポンプ駆動軸49の前記入力側回転体101が付い
ている部分よりも基端側に位置する部分に摺動自在に外
嵌しているとともにキー102によって一体回動自在に
係合し、かつ、入力側回転体101のクラッチ爪101
aに係脱するクラッチ爪103aが一端側に付いている
出力側回転体103とで成る噛合いクラッチに構成して
ある。そして、出力側回転体103を入力側回転体10
1の方に摺動付勢しているクラッチばね104によって
入り側に付勢してあるとともに、ポンプケーシング46
のシフター支持部54,55に取付け部が連結ピン10
5,106によって回動自在に連結しいる揺動自在なシ
フター107のフォーク部107aによって出力側回転
体103を摺動操作して入り切り操作するようにしてあ
る。側条施肥ポンプ23の方のシフター107は、ポン
プケーシング46の上部に位置するシフター支持部54
の軸芯まわりで揺動し、深層施肥ポンプ33の方のシフ
ター107は、ポンプケーシング46の下部に位置する
シフター支持部55の軸芯まわりで揺動する。
【0042】各側条施肥ポンプ23に備えてあるポンプ
クラッチ100は、前記シフター107の先端側に基端
部が連結しているポンプクラッチレバー110によって
入り切り操作するように構成してある。すなわち、図1
3、図15、図16などに示すように、ポンプケーシン
グ46の上部の支持部56にレバー支持体111を介し
て取付けて各側条施肥ポンプ23及び各深層施肥ポンプ
33、並びに、側条変速装置26及び深層変速装置36
の上方を覆ってある上部カバー112に、各ポンプクラ
ッチレバー110のためのガイド溝113を設けてあ
る。ポンプクラッチレバー110を前記ガイド溝113
に沿わせて前記連結ピン105の軸芯まわりで揺動操作
し、ガイド溝113の一端側の切り位置offに操作す
ると、シフター107がレバー操作力のためにクラッチ
ばね104に抗して揺動して出力側回転体103を切り
側に摺動操作し、ポンプクラッチ100が切りになる。
このとき、ポンプクラッチレバー110をシフター10
7との間の連結融通を利用してガイド溝113に連通し
ている上部カバー112の切欠き部に入り込ませると、
上部カバー112のストッパー部112bがポンプクラ
ッチレバー110をクラッチばね104に抗して切り位
置に保持する。これにより、ポンプクラッチ100を切
りに保持できる。ポンプクラッチレバー110を前記ガ
イド溝113の他端側の入り位置onに操作すると、シ
フター107がクラッチばね104による操作力のため
に揺動して出力側回転体103を入り側に摺動操作し、
ポンプクラッチ100が入りになる。
【0043】側条施肥ポンプ23の前記第1ポンプ群を
形成している2個のポンプ23の上方に左クラッチレバ
ー115を設け、側条施肥ポンプ23の前記第2ポンプ
群を形成している3個のポンプ23のうちの第1ポンプ
群とは反対側に位置する2個のポンプ23の上方に右ク
ラッチレバー116を設け、前記第2ポンプ群を形成し
ている3個のポンプ23のうちの前記連通管50が連結
している1個のポンプ23の上方に中クラッチレバー1
17を設けてある。
【0044】左クラッチレバー115は、5個の苗植付
機構12の機体左端側に位置する2個の苗植付機構12
の駆動を停止させて作業する際、この2個の苗植付機構
12の駆動を停止し、かつ、この2個の苗植付機構12
による苗植付け箇所の近くに肥料供給する1個の深層施
肥ポンプ33及び2個の側条施肥ポンプ23の駆動を停
止するものであり、右クラッチレバー116は、5個の
苗植付機構12の機体右端側に位置する2個の苗植付機
構12の駆動を停止させて作業する際、この2個の苗植
付機構12の駆動を停止し、かつ、この2個の苗植付機
構12による苗植付け箇所の近くに肥料供給する1個の
深層施肥ポンプ33及び2個の側条施肥ポンプ23の駆
動を停止するものであり、中クラッチレバー117は、
5個の苗植付機構12の中央に位置する1個の苗植付機
構12の駆動を停止させて作業する際、この1個の苗植
付機構12の駆動を停止し、この1個の苗植付機構12
による苗植付け箇所の近くに肥料供給する1個の深層施
肥ポンプ33及び1個の側条施肥ポンプ23の駆動を停
止するものであり、詳しくは次の如く構成してある。
【0045】すなわち、前記各クラッチレバー115,
116,117は、前記上部カバー112に設けたガイ
ド溝118に沿わせて、クラッチレバー115,11
6,117の基端部が前記レバー支持体111のレバー
取付け部に回動自在に連結している軸芯まわりで機体前
後方向に揺動操作するようにしてある。
【0046】左クラッチレバー115の遊端側の前記上
部カバー112より下側に位置する部分に、このクラッ
チレバー115の下方に位置する2個の側条施肥ポンプ
23それぞれのポンプクラッチレバー110に対する操
作バー119を固設してある。この左クラッチレバー1
15の遊端側に一端側が連結している操作ケーブル12
0aの他端側を、左側の2個の苗植付機構12による苗
植付け箇所どうしの間に肥料供給する深層施肥ポンプ3
3のポンプクラッチ100のシフター107に連結し、
前記左クラッチレバー115の遊端側に一端側が連結し
ている操作ケーブル120bの他端側を、左端側の2個
の苗植付機構12に対する前記植付変速装置16からの
伝動を入り切りするように前記植付け伝動ケース11の
内部に設けた少数条植えクラッチ121の操作部に連結
してある。
【0047】図13、図16などに示すように、右クラ
ッチレバー116の遊端側の前記上部カバー112より
下側に位置する部分に、このクラッチレバー116の下
方に位置する2個の側条施肥ポンプ23それぞれのポン
プクラッチレバー110に対する操作バー119を固設
し、この右クラッチレバー116の遊端側も、左クラッ
チレバー115の前記操作ケーブル120a,120b
と同様の操作ケーブル120a,120bにより、右端
側の2個の苗植付機構12による苗植付け箇所どうしの
間に肥料供給する深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ
100のシフター107と、右端側の2個の苗植付機構
12に対する前記植付変速装置16からの伝動を入り切
りするように前記植付け伝動ケース11の内部に設けた
少数条植えクラッチ121の操作部とに連動させてあ
る。
【0048】中クラッチレバー117の遊端側の前記上
部カバー112より下側に位置する部分に、このクラッ
チレバー117の下方に位置する1個の側条施肥ポンプ
23のポンプクラッチレバー110に対する操作バー1
19を固設し、この中クラッチレバー117の遊端側
も、左クラッチレバー115の前記操作ケーブル120
a,120bと同様の操作ケーブル120a,120b
により、中央の1個の苗植付機構12による苗植付け箇
所の近くに肥料供給する深層施肥ポンプ33のポンプク
ラッチ100のシフター107と、中央の1個の苗植付
機構12に対する前記植付変速装置16からの伝動を入
り切りするように前記植付け伝動ケース11の内部に設
けた少数条植えクラッチ121の操作部とに連動させて
ある。
【0049】つまり、左クラッチレバー115をガイド
溝118に沿わせて揺動操作し、ガイド溝118の一端
側の切り位置に操作すると、操作バー119がクラッチ
レバー115と共に移動し、このクラッチレバー115
の下方に位置する2個の側条施肥ポンプ23それぞれの
ポンプクラッチレバー110を切り位置offに押し操
作し、操作ケーブル120aと120bがレバー操作力
のために引っ張り操作され、深層施肥ポンプ33のポン
プクラッチ100のシフター107と、少数条植えクラ
ッチ121の操作部とを切り側に操作する。このとき、
左クラッチレバー115をレバー支持体111との間の
連結融通を利用してガイド溝118に連通している上部
カバー112の切欠き部に入り込ませると、上部カバー
112のストッパー部112aが左クラッチレバー11
5をポンプクラッチ100や少数条植えクラッチ121
の入り復元力に抗して切り位置に保持し、ポンプクラッ
チ100及び少数条植えクラッチ121を切りに保持で
きる。左クラッチレバー115をガイド溝118の他端
側の入り位置に操作すると、操作バー119がクラッチ
レバー115と共に移動して2本のポンプクラッチレバ
ー110に対する押圧操作を解除し、この2本のポンプ
クラッチレバー110をクラッチばね104によって入
り位置onに操作し、操作ケーブル120aと120b
が緩み操作され深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ1
00のシフター107と、少数条植えクラッチ121の
操作部とを入り復元力によって入り側に操作する。
【0050】右クラッチレバー116及び中クラッチレ
バー117の操作バー119及び操作ケーブル120
a,120bも側条施肥ポンプ23のポンプクラッチレ
バー110と、深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ1
00のシフター107と、少数条植えクラッチ121の
操作部とに対して、左クラッチレバー115の操作バー
119及び操作ケーブル120a,120bと同様に作
用する。
【0051】これにより、右クラッチレバー116をガ
イド溝118の一端側の切り位置に操作すると、右側の
2個の苗植付機構12による苗植付け箇所の近くに肥料
供給する2個の側条施肥ポンプ23及び1 個の深層施肥
ポンプ33のポンプクラッチ100も、右側の2個の苗
植付機構12に作用する少数条植えクラッチ121も切
りになり、右クラッチレバー116をガイド溝118の
他端側の入り位置に操作すると、その2個の側条施肥ポ
ンプ23及び1 個の深層施肥ポンプ33のポンプクラッ
チ100も、その少数条植えクラッチ121も入りにな
る。
【0052】中クラッチレバー117をガイド溝118
の一端側の切り位置に操作すると、中央の1個の苗植付
機構12による苗植付け箇所の近くに肥料供給する1個
の側条施肥ポンプ23及び1 個の深層施肥ポンプ33の
ポンプクラッチ100も、中央の1個の苗植付機構12
に作用する少数条植えクラッチ121も切りになり、中
クラッチレバー117をガイド溝118の他端側の入り
位置に操作すると、その1個の側条施肥ポンプ23及び
1 個の深層施肥ポンプ33のポンプクラッチ100も、
その少数条植えクラッチ121も入りになる。
【0053】図2、図4などに示すように、自走機体の
運転座席4の両横側に後輪フェンダーに兼用の作業用ス
テップ122を設けてある。図13などに示すように、
ポンプ台61の機体横方向での複数箇所から機体前方側
に延出している支持部材123に下端側を取付けて支持
させてあるとともに前記上部カバー112の下端部の内
側に上端側が入り込んでいて全ての側条施肥ポンプ23
及び全ての深層施肥ポンプ33、並びに、側条変速装置
26及び深層変速装置36の前方を覆っている下部カバ
ー124に、側条施肥ポンプ23や深層施肥ポンプ33
の下方に回り込んで側条施肥ポンプ23や深層施肥ポン
プ33と前記作業用ステップ122の後端部との間に入
り込んで側条施肥ポンプ23や深層施肥ポンプ33を保
護する部分124aを備えてある。
【0054】すなわち、自走機体から苗植付装置10の
苗載せ台13に苗供給する際、作業用ステップ122を
使用することにより、苗載せ台13に手が届きやすくな
って作業しやすくなるとともに、このとき、作業用ステ
ップ122に載せた足が側条施肥ポンプ23や深層施肥
ポンプ33に近付いても、ポンプ23,33に泥が付着
したり足が当ることを前記カバー部分124aによって
防止しながら作業用ステップ122を使用できる。
【0055】〔別実施形態〕本発明は、側条施肥装置2
0と深層施肥装置30の両方を備える田植機の他、いず
れか一方の施肥装置のみを備える田植機の場合にも適用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置付き乗用型田植機全体の側面図
【図2】施肥装置付き乗用型田植機全体の平面図
【図3】施肥装置付き乗用型田植機全体の正面図
【図4】施肥ポンプ搭載部の側面図
【図5】苗植付装置の側面図
【図6】側条施肥装置及び深層施肥装置の概略平面図
【図7】伝動系統図
【図8】施肥ノズル配設部の側面図
【図9】接地フロートの平面図
【図10】施肥ポンプ及び施肥変速装置搭載部の正面図
【図11】施肥ポンプ及び施肥変速装置搭載部の平面図
【図12】施肥ポンプ搭載部の側面図
【図13】側条施肥ポンプの断面図
【図14】深層施肥ポンプの断面図
【図15】クラッチレバーのガイド溝を示す平面図
【図16】クラッチレバーの配設部の正面図
【図17】側条施肥ポンプの連結部の断面図
【符号の説明】
10 苗植付装置 12 苗植付機構 16 植付け変速装置 21 肥料タンク 23,33 施肥ポンプ 43 肥料取入れ筒部 50 連通管 73 作業クラッチ 74 分岐手段 122 作業ステップ 124 カバー 124a カバー部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 哲也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 須田 健一 山形県酒田市両羽町332 株式会社斎藤農 機製作所内 (72)発明者 浅藤 昌伸 山形県酒田市両羽町332 株式会社斎藤農 機製作所内 Fターム(参考) 2B052 BC05 BC07 BC09 BC16 EB03 EC02 2B060 AA02 AC03 AD09 BA04 BA07 BA09 BB07 CA01 CA07 CA13 2B062 AA14 AB01 AB07 BA06 BA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体横方向に並ぶ複数の苗植付機構を有
    する苗植付装置を自走機体の後部に連結し、前記各苗植
    付機構による苗植付け箇所の近くに各別にペースト肥料
    を供給する複数の施肥ポンプを備えてある施肥装置付き
    乗用型田植機であって、 前記複数の施肥ポンプを前記自走機体の後部に機体横方
    向に並べて取り付けるとともに、前記複数の施肥ポンプ
    における一部の複数の施肥ポンプを有する第1ポンプ群
    と、残りの複数の施肥ポンプを有する第2ポンプ群とに
    おいて、隣接し合う一対の施肥ポンプの肥料取入れ筒部
    どうしを直接に接続して連通させ、前記第1ポンプ群に
    おいて最も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部
    と、前記第2ポンプ群において最も横端に位置する施肥
    ポンプの肥料取入れ筒部とを連通管を介して接続して連
    通させ、前記第1ポンプ群又は前記第2ポンプ群におい
    て前記連通管が接続している施肥ポンプとは反対側の最
    も横端に位置する施肥ポンプの肥料取入れ筒部に肥料タ
    ンクを接続してある施肥装置付き乗用型田植機。
  2. 【請求項2】 機体横方向に並ぶ複数の苗植付機構を有
    する苗植付装置を自走機体の後部に連結し、前記各苗植
    付機構による苗植付け箇所の近くに各別にペースト肥料
    を供給する複数の施肥ポンプを備えてある施肥装置付き
    乗用型田植機であって、 前記複数の施肥ポンプを前記自走機体の後部に機体横方
    向に並べて取付けるとともに、前記施肥ポンプの機体前
    方側を覆うカバーに、施肥ポンプの下方に回り込んで自
    走機体の作業用ステップと施肥ポンプとの間に入り込む
    部分を備えてある施肥装置付き乗用型田植機。
  3. 【請求項3】 機体横方向に並ぶ複数の苗植付機構を有
    する苗植付装置を自走機体の後部に連結し、前記各苗植
    付機構による苗植付け箇所の近くに各別にペースト肥料
    を供給する複数の施肥ポンプを備えてある施肥装置付き
    乗用型田植機であって、 前記複数の施肥ポンプを前記自走機体の後部に取り付
    け、作業クラッチからの出力を施肥動力と植付け動力と
    に分岐させる分岐手段を設けるとともに、この分岐手段
    からの植付け動力を前記複数の苗植付機構に伝達する植
    付け伝動系に、前記複数の苗植付機構の駆動速度を変更
    して各苗植付け機構による苗植付け間隔を変更するとと
    もに伝動切り状態に切り換え自在な植付け変速装置を備
    えてある施肥装置付き乗用型田植機。
JP2001030911A 2001-02-07 2001-02-07 施肥装置付き乗用型田植機 Expired - Fee Related JP3585445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001030911A JP3585445B2 (ja) 2001-02-07 2001-02-07 施肥装置付き乗用型田植機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001030911A JP3585445B2 (ja) 2001-02-07 2001-02-07 施肥装置付き乗用型田植機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002233215A true JP2002233215A (ja) 2002-08-20
JP3585445B2 JP3585445B2 (ja) 2004-11-04

Family

ID=18895060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001030911A Expired - Fee Related JP3585445B2 (ja) 2001-02-07 2001-02-07 施肥装置付き乗用型田植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3585445B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015149901A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 株式会社クボタ 液状農用資材の散布装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015149901A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 株式会社クボタ 液状農用資材の散布装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3585445B2 (ja) 2004-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008173086A (ja) 水田作業機
JP2750679B2 (ja) 果樹園用総合管理機
JP2003219712A (ja) 田植機
JP3585445B2 (ja) 施肥装置付き乗用型田植機
CN105309094B (zh) 作业机
JP2005160405A (ja) 施肥装置付き乗用型作業機
JP6173970B2 (ja) 散布作業車
JP3971230B2 (ja) 田植機の施肥装置
JP3423556B2 (ja) 田植機の施肥装置構造
JP2004141098A (ja) 乗用田植機の機体フレーム構造
JPS61249307A (ja) 施肥装置におけるポンプ装置
JPH0742262Y2 (ja) 移動農機における施肥装置
JP3235254B2 (ja) 田植機
JPH0437388Y2 (ja)
JP2605661B2 (ja) 施肥装置付き乗用型田植機
JP2000324920A (ja) 乗用型田植機
JP2003325013A (ja) 施肥装置
JP2508850Y2 (ja) 施肥機におけるインジケ―タの取付構造
JP2015226523A (ja) 粒状体散布装置を備えた散布作業車
JP2511654Y2 (ja) 変速連動装置における伝動軸取付装置
JPH0317612Y2 (ja)
JPH10295130A (ja) 移動農機における施肥駆動装置
JP2002233216A (ja) 施肥装置付き乗用型田植機
JP2536363B2 (ja) 施肥装置付き乗用型田植機
JP2010213643A (ja) 田植機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040715

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees