JPH10295130A - 移動農機における施肥駆動装置 - Google Patents

移動農機における施肥駆動装置

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JPH10295130A
JPH10295130A JP12652397A JP12652397A JPH10295130A JP H10295130 A JPH10295130 A JP H10295130A JP 12652397 A JP12652397 A JP 12652397A JP 12652397 A JP12652397 A JP 12652397A JP H10295130 A JPH10295130 A JP H10295130A
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JP
Japan
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power
fertilizer
machine
traveling
transmission path
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JP12652397A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Yokoyama
芳樹 横山
Shuji Tanaka
周二 田中
Hiromasa Kajitani
博正 梶谷
Kenichi Kondo
健一 近藤
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行機体に搭載したエンジンに連動する作業
機と施肥装置を設けた移動農機において、作業機の駆動
速度を作業条件等に応じていずれの状態にセットして
も、施肥装置による単位面積当りの施肥量を、作業機の
駆動速度に係わりなく常に一定に保持できる施肥駆動装
置を提供する。 【解決手段】 エンジン6からの動力伝達経路を、走行
部に動力を伝達する走行系の伝達経路Aと、作業機15
に動力を伝達する作業機系の伝達経路Bとに分岐して、
走行系の伝達経路Aから施肥装置21への動力を取出す
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体に搭載し
たエンジンからの動力によって駆動される作業機と施肥
装置を設けた移動農機における施肥駆動装置に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】田植機、播種機等の移動農機には、植付
作業等を行う作業機と、施肥作業を行う施肥装置を設け
て、植付作業等と同時に圃場に施肥するものが知られて
いる。このような移動農機は、走行機体に搭載したエン
ジンからの動力を、トランスミッションにより変速伝達
して機体を走行させるとともに作業機等を駆動してい
る。このため、従来の施肥装置は、トランスミッション
に設けた作業機への動力伝達経路から動力を取り出すよ
うにするのが一般的であった。ところが、作業条件に応
じて例えば株間調節等のため、作業機の植付速度を調節
すると、作業機への伝達経路から動力を取り出している
施肥装置は、この速度調節に連動して施肥量も変るの
で、圃場に対する単位面積当りの施肥量を一定に保持す
るためには、株間調節等を行う度にいちいち施肥量を調
節しなければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
実情に鑑み創作されたものであって、その目的とすると
ころは、作業機の駆動速度を作業条件等に応じていずれ
の状態にセットしても、施肥装置による単位面積当りの
施肥量を常に一定に保持することができる移動農機にお
ける施肥駆動装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、走行機体に搭載した
エンジンに連動する作業機と施肥装置を設けた移動農機
において、上記エンジンからの動力伝達経路を、走行部
に動力を伝達する走行系の伝達経路と、作業機に動力を
伝達する作業機系の伝達経路とに分岐して、走行系の伝
達経路から施肥装置への動力を取出したことを特徴と
し、また、走行機体に搭載したエンジンに連動する作業
機と施肥装置を設けた移動農機において、上記エンジン
からの動力伝達経路を、走行部に動力を伝達する走行系
の伝達経路と、作業機に動力を伝達する作業機系の伝達
経路とに分岐して、走行系の伝達経路から施肥装置への
動力を取出すと共に、上記施肥装置への動力を、作業機
のクラッチ操作に連繋して入切することを特徴とするも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、図面
に示された好適な実施例に基づいて詳細に説明する。ま
ず図1〜図2において、1は移動農機として例示した乗
用田植機の走行機体であって、該走行機体1は、前車輪
2および後車輪3を備えた機体フレーム4の前部に、ボ
ンネット5で覆われたエンジン6が搭載されており、そ
の後方に運転操作部7、運転座席8等が配設されてい
る。また運転操作部7の下方にトランスミッション9が
設けられ、走行機体1の前部両側にはペースト肥料等を
貯溜する肥料タンク10が配設されている。11は運転
座席8に設けた植付レバー、12は運転操作部7に設け
た主変速レバー、13は副変速レバーである。
【0006】また上記走行機体1の後部には、リンク機
構14を介して苗植付用の作業機15が昇降自在に装着
されている。16は作業機15のメインフレーム、17
はメインフレーム16に固定したプランタケースであっ
て、該プランタケース17の上方に往復横送りされる苗
載台18が前高後低状に配設されており、プランタケー
ス17の下方には田面を滑走するフロート19が上下動
自在に装着されている。そしてプランタケース17の後
端にプランタ20が装着されていて、機体の走行に伴っ
て植付作動するプランタ20が苗載台18から苗を掻取
って圃場に植付けるようになっている。
【0007】21は植付作業と同時に土中施肥する施肥
装置であって、該施肥装置21は、肥料タンク10,1
0の下方に設けた肥料繰出し部22,22を作業機15
側に設けた施肥ノズル23にホース24を介して連結し
た構成となっている。上記肥料繰出し部22は、駆動伝
動部25によって駆動される複数のロータポンプ26で
形成されており、左右の駆動伝動部25がポンプ駆動軸
27で連動連結されている。28はポンプ駆動軸27に
トランスミッション9からの動力を伝達する伝動機構で
ある。また29は走行機体1の前面を形成する前部カバ
ー、30は前部カバー29に設けた供給口であって、該
供給口30から供給したペースト肥料等が前部カバー2
9の中を通って左右の肥料タンク10に供給される。
【0008】そして上記作業機15と施肥装置21に
は、エンジン5からの動力がトランスミッション9を経
て伝達されるが、本発明のものは、トランスミッション
9の動力伝達経路を、走行部に動力を伝達する走行系の
伝達経路と、作業機15に動力を伝達する作業機系の伝
達経路とに分岐して、施肥装置21への動力を上記走行
系の伝達経路から取出すようになっている。
【0009】すなわち、図3〜図5において、エンジン
6の出力軸6aからの動力が無段変速ベルト31を介し
てトランスミッション9の第1シャフト32に伝達され
る。この無段変速は前記主変速レバー12の操作により
変速される。また第1シャフト32にはディスククラッ
チ33が設けてあってクラッチペダルの操作によって断
続するようになっている。
【0010】34はトランスミッション9の第2シャフ
トであって、該第2シャフト34には主変速ギヤ35と
副変速ギヤ36とが設けてあって、主変速レバー12の
左右操作によって前後進の切替を行い、また副変速レバ
ー13の操作により、作業、走行の2段に変速切替を行
うようになっている。上記第2シャフト34からの動力
は第3シャフト37にギヤ伝達され、ついで前車輪2を
駆動する第4シャフト38と第5シャフト39との間に
設けたデファレンシャル40に伝達され、デファレンシ
ャル40のリングギヤを介して第6シャフト41に伝達
される。そしてベベルギヤ42を経て走行PTOシャフ
ト43、プロペラシャフト44に動力が伝達されて後車
輪3を駆動する走行系の伝達経路Aが構成されている。
45は油圧ポンプ、46は爪クラッチである。
【0011】一方、作業機系の伝達経路Bは次のように
分岐して構成されている。すなわち、前記第1シャフト
32からの動力が株間変速ギヤ47を介して植付け第1
シャフト48に伝達され、ついで植付け第1シャフト4
8から植付け第2シャフト49を経てプランタPTOシ
ャフト50に伝達されて作業機15のプランタ20を駆
動するようになっている。51はプランタ20の動力を
入、切する作業機クラッチであって、該作業機クラッチ
51が前記植付レバー11の操作によって断続する。
【0012】そして走行系の伝達経路Aにある前記第2
シャフト34の一端をスプロケット52、チェン53か
らなる前記伝動機構28を介してポンプ駆動軸27に連
動連結することにより、施肥装置21への動力がトラン
スミッション9の走行系の伝達経路Aから取出されるよ
うになっている。
【0013】また54は肥料繰出し部22の駆動伝動部
25に設けた施肥クラッチであって、該施肥クラッチ5
4が施肥装置21への動力を入、切する。そして該施肥
クラッチ54が、作業機クラッチ51を断続する植付レ
バー11に連動機構を介して連繋されていて、植付レバ
ー11による作業機クラッチ51のクラッチ操作に連繋
して施肥装置21への動力と作業機15への動力とが同
時に入、切するようになっている。
【0014】上記の如き構成において、植付け作業時に
は、機体の走行に伴ってエンジン6からの動力がトラン
スミッション9を経て作業機15と施肥装置21とに伝
達されるので、植付け作動するプランタ20が苗載台1
8から掻取った苗を圃場に植付け、肥料繰出し部22が
繰出したペースト肥料を施肥ノズル23から土中施肥す
る。そして作業条件等に応じて株間調節等を行うため、
作業機15の植付け速度を調節しても、走行系の伝達経
路Aから動力が取出される施肥装置21は、機体の走行
速度に対応した一定速度で駆動される。このため作業機
15の駆動速度をいずれの状態にセットしても、施肥装
置15は走行速度に対応した施肥量で施肥作業を行うの
で、圃場に対する単位面積当りの施肥量を常に一定に保
持することができる。
【0015】また、植付レバー11の操作により作業機
クラッチ51を断続すれば、該植付レバー11のクラッ
チ操作に連繋して、施肥クラッチ54も断続するので、
施肥装置21への動力と作業機15への動力とが同時に
入、切する。このため植付作業の開始に合わせて自動的
に施肥作業が開始するので、適正な作業を能率よく行う
ことができる。また、調整作業等のため、機体を停止し
て施肥装置21のみを作動させさせる場合は、副変速ギ
ヤ36をニュートラル位置とすればよい。
【0016】なお、上記実施例では苗植付けと同時にペ
ースト肥料を施肥する乗用田植機について説明したが、
これに限定されるものではなく、たとえば施肥装置から
粒状肥料を繰出すようにした乗用播種機等についても同
様に適用することができる。
【0017】
【発明の効果】これを要するに本発明は、走行機体に搭
載したエンジンに連動する作業機と施肥装置を設けた移
動農機において、上記エンジンからの動力伝達経路を、
走行部に動力を伝達する走行系の伝達経路と、作業機に
動力を伝達する作業機系の伝達経路とに分岐して、走行
系の伝達経路から施肥装置への動力を取出し、また、走
行機体に搭載したエンジンに連動する作業機と施肥装置
を設けた移動農機において、上記エンジンからの動力伝
達経路を、走行部に動力を伝達する走行系の伝達経路
と、作業機に動力を伝達する作業機系の伝達経路とに分
岐して、走行系の伝達経路から施肥装置への動力を取出
すと共に、上記施肥装置への動力を、作業機のクラッチ
操作に連繋して入切することから、作業機の駆動速度を
変更しても、走行系の伝達経路から動力が伝達される施
肥装置は、走行速度に対応した施肥量で施肥作業を行う
ので、圃場に対する単位面積当りの施肥量を一定に保持
することができる。このため、植付作業の場合には株間
変速等を行っても、いちいち施肥量を調整する必要はな
い。
【0018】また、作業機のクラッチ操作に連繋して施
肥装置への動力を入切するものでは、作業の開始に合わ
せて自動的に施肥装置が作動するので適正な作業を能率
よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置を装備した乗用田植機の全体側面図で
ある。
【図2】同上平面図である。
【図3】トランスミッションの平面図である。
【図4】同上要部の拡大図である。
【図5】動力の伝達経路図である。
【符号の説明】
1 走行機体 2 エンジン 9 トランスミッション 11 植付レバー 15 作業機 21 施肥装置 51 作業機クラッチ 54 施肥クラッチ A 走行系の伝達経路 B 作業機系の伝達経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶谷 博正 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 近藤 健一 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行機体に搭載したエンジンに連動する作
    業機と施肥装置を設けた移動農機において、上記エンジ
    ンからの動力伝達経路を、走行部に動力を伝達する走行
    系の伝達経路と、作業機に動力を伝達する作業機系の伝
    達経路とに分岐して、走行系の伝達経路から施肥装置へ
    の動力を取出したことを特徴とする移動農機における施
    肥駆動装置。
  2. 【請求項2】走行機体に搭載したエンジンに連動する作
    業機と施肥装置を設けた移動農機において、上記エンジ
    ンからの動力伝達経路を、走行部に動力を伝達する走行
    系の伝達経路と、作業機に動力を伝達する作業機系の伝
    達経路とに分岐して、走行系の伝達経路から施肥装置へ
    の動力を取出すと共に、上記施肥装置への動力を、作業
    機のクラッチ操作に連繋して入切することを特徴とする
    移動農機における施肥駆動装置。
JP12652397A 1997-04-30 1997-04-30 移動農機における施肥駆動装置 Pending JPH10295130A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104067750A (zh) * 2014-06-30 2014-10-01 泰州樱田农机制造有限公司 撒肥机传动装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104067750A (zh) * 2014-06-30 2014-10-01 泰州樱田农机制造有限公司 撒肥机传动装置

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